JP2015176644A - 非水電解質二次電池用正極活物質及び非水電解質二次電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】空間群P63mcに属する結晶構造のリチウム含有遷移金属酸化物を正極活物質とした非水電解質二次電池において、更なる高容量化を実現する。
【解決手段】本発明の実施形態の一例である非水電解質二次電池に用いられる正極活物質は、空間群P63mcに属する結晶構造を有するリチウム含有遷移金属酸化物を主成分とする。当該リチウム含有遷移金属酸化物は、少なくともCo、Niを含有し、Co、Niの組成比が、Coα1Niβ1{0.9≦α1<1.0、0<β1<0.1}である。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の実施形態の一例である非水電解質二次電池に用いられる正極活物質は、空間群P63mcに属する結晶構造を有するリチウム含有遷移金属酸化物を主成分とする。当該リチウム含有遷移金属酸化物は、少なくともCo、Niを含有し、Co、Niの組成比が、Coα1Niβ1{0.9≦α1<1.0、0<β1<0.1}である。
【選択図】図3
Description
本発明は、非水電解質二次電池用正極活物質及び非水電解質二次電池に関する。
次世代の正極活物質の1つとして、空間群P63mcに属する結晶構造を有するリチウム含有遷移金属酸化物が研究されている(非特許文献1参照)。かかるリチウム含有遷移金属酸化物を正極活物質とした場合、現在実用化されている空間群R−3mに属する結晶構造のコバルト酸リチウム(LiCoO2)等に比べて優れた充放電特性を発現することが期待される。なお、非特許文献1では、酸化物中のリチウムが約80%引き抜かれても充放電が可能であることが示されている。
Solid State Ionics 144 (2001) 263
空間群P63mcに属する結晶構造のリチウム含有遷移金属酸化物は、上記の通り次世代正極活物質の有力な候補であるが、実用化に向けて更なる高容量化が求められている。
本発明に係る非水電解質二次電池用正極活物質は、非水電解質二次電池に用いられる正極活物質であって、空間群P63mcに属する結晶構造を有するリチウム含有遷移金属酸化物を含み、当該リチウム含有遷移金属酸化物は、少なくともCo、Niを含有し、Co、Niの組成比が、Coα1Niβ1{0.9≦α1<1.0、0<β1<0.1}であることを特徴とする。
本発明に係る非水電解質二次電池は、上記非水電解質二次電池用正極活物質を含む正極と、負極と、非水電解質とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、空間群P63mcに属する結晶構造のリチウム含有遷移金属酸化物を正極活物質とした非水電解質二次電池において、更なる高容量化を実現することができる。また、本発明に係る非水電解二次電池は、例えば充電電位を低下させても大きな放電容量を得ることができる。
以下、本発明の実施形態の一例について詳説する。
本発明の実施形態の一例である非水電解質二次電池は、正極と、負極と、非水電解質とを備える。正極と負極との間には、セパレータを設けることが好適である。非水電解質二次電池は、例えば、正極及び負極がセパレータを介して巻回されてなる巻回型の電極体と、非水電解質とが外装体に収容された構造を有する。或いは、巻回型の電極体の代わりに、正極及び負極がセパレータを介して積層されてなる積層型の電極体など、他の形態の電極体が適用されてもよい。また、非水電解質二次電池の形態としては、特に限定されず、円筒型、角型、コイン型、ボタン型、ラミネート型などが例示できる。
本発明の実施形態の一例である非水電解質二次電池は、正極と、負極と、非水電解質とを備える。正極と負極との間には、セパレータを設けることが好適である。非水電解質二次電池は、例えば、正極及び負極がセパレータを介して巻回されてなる巻回型の電極体と、非水電解質とが外装体に収容された構造を有する。或いは、巻回型の電極体の代わりに、正極及び負極がセパレータを介して積層されてなる積層型の電極体など、他の形態の電極体が適用されてもよい。また、非水電解質二次電池の形態としては、特に限定されず、円筒型、角型、コイン型、ボタン型、ラミネート型などが例示できる。
[正極]
正極は、例えば金属箔等の正極集電体と、正極集電体上に形成された正極活物質層とで構成される。正極集電体には、アルミニウムなどの正極の電位範囲で安定な金属の箔、当該金属を表層に配置したフィルム等を用いることができる。正極活物質層は、正極活物質の他に、導電材及び結着材を含むことが好適である。
正極は、例えば金属箔等の正極集電体と、正極集電体上に形成された正極活物質層とで構成される。正極集電体には、アルミニウムなどの正極の電位範囲で安定な金属の箔、当該金属を表層に配置したフィルム等を用いることができる。正極活物質層は、正極活物質の他に、導電材及び結着材を含むことが好適である。
導電材は、正極活物質層の電気伝導性を高めるために用いられる。導電材としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、黒鉛等の炭素材料が例示できる。これらは、1種類を使用してもよく、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。導電材の含有率は、正極活物質層の総質量に対して0.1〜30重量%が好ましく、0.1〜20重量%がより好ましく、0.1〜10重量%が特に好ましい。
結着材は、正極活物質及び導電材間の良好な接触状態を維持し、且つ正極集電体表面に対する正極活物質等の結着性を高めるために用いられる。結着剤には、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン、ポリビニルアセテート、ポリメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、又はこれらの2種以上の混合物等が用いられる。結着材は、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリエチレンオキシド(PEO)等の増粘剤と併用されてもよい。これらは、1種類を使用してもよく、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。結着剤の含有率は、正極活物質層の総質量に対して0.1〜30重量%が好ましく、0.1〜20重量%がより好ましく、0.1〜10重量%が特に好ましい。
以下、正極活物質について詳説する。
正極活物質は、空間群P63mcに属する結晶構造を有し、Liの他に、少なくともCo、Niを含有するリチウム含有遷移金属酸化物を主成分とする。当該リチウム含有遷移金属酸化物は、遷移金属としてCo、Niのみを含有する複合酸化物であってもよい。当該リチウム含有遷移金属酸化物におけるCo、Niの組成比(元素比)は、Coα1Niβ1{0.9≦α1<1.0、0<β1<0.1}である。以下では、当該リチウム含有遷移金属酸化物を「リチウム含有酸化物A」と称する。
正極活物質は、空間群P63mcに属する結晶構造を有し、Liの他に、少なくともCo、Niを含有するリチウム含有遷移金属酸化物を主成分とする。当該リチウム含有遷移金属酸化物は、遷移金属としてCo、Niのみを含有する複合酸化物であってもよい。当該リチウム含有遷移金属酸化物におけるCo、Niの組成比(元素比)は、Coα1Niβ1{0.9≦α1<1.0、0<β1<0.1}である。以下では、当該リチウム含有遷移金属酸化物を「リチウム含有酸化物A」と称する。
なお、正極活物質は、本発明の目的を損なわない範囲で、リチウム含有酸化物Aと組成や結晶構造が異なる他の金属化合物等を混合物や固溶体の形で含んでいてもよい。但し、リチウム含有酸化物Aは、正極活物質の総体積に対して50体積%以上含まれていることが好ましく、80体積%以上がより好ましい。
リチウム含有酸化物Aの主たる結晶構造は、空間群P63mcに属する構造であって、例えばO2構造で規定される。ここで、O2構造とは、リチウムが酸素8面体の中心に存在し、且つ酸素と遷移金属酸化物との重なり方が単位格子あたり2種類存在する構造である。リチウム含有酸化物Aの結晶構造は、X線回折測定により得られるX線回折パターン(図1参照)に基づいて解析することができる。
リチウム含有酸化物Aに含有されるCo、Ni以外の遷移金属としては、Mnが挙げられる。リチウム含有酸化物AがMnを含有する場合、Niの含有量はMnの含有量よりも多いことが好ましい。即ち、リチウム含有酸化物AにおけるCo、Ni、Mnの含有量は、Coの含有量>Niの含有量>Mnの含有量であることが好ましい。リチウム含有酸化物AにおけるCo、Ni、Mnの好適な組成比は、Coα1Niβ1Mn(1-α1-β1){0.9≦α1<1.0、0<β1<0.1、0.9<α1+β1<1.0}である。
Coの含有量α1が0.9未満である場合、放電容量が低下するため好ましくない。一方、α1が1.0(即ち、リチウム含有遷移金属酸化物Aの遷移金属がCoのみ)であると、高電位で充電する場合に安定な結晶構造が得られない。α1は、エネルギー密度向上等の観点から、0.90以上0.99以下であることがより好ましく、0.90以上0.95以下が特に好ましい。
リチウム含有酸化物AがNiを含有しない場合、放電容量が低下するため好ましくない。また、Niの含有量β1が0.1以上である場合も、放電容量が低下する傾向にあるため好ましくない。β1は、エネルギー密度向上等の観点から、0.001以上0.1未満が好ましく、0.005以上0.09以下がより好ましく、0.01以上0.08以下が特に好ましい。
Mnの含有量は、上記の通り1−α1−β1であり、α1及びβ1が共に下限値である場合に上限値である約0.1となる。Mnの含有量は、エネルギー密度向上等の観点から、0.09以下が好ましく、0.08以下がより好ましく、0.07以下が特に好ましい。
リチウム含有酸化物Aは、さらにNaを含有することが好ましい。リチウム含有酸化物Aの好適な例は、一般式Lix1Nay1Coα1Niβ1Mn(1-α1-β1)Mz1Oγ1{0<x1≦1.1、0<y1≦0.1、0≦z1≦0.25、1.9≦γ1≦2.1、Mは少なくとも1種の金属元素(Li、Na、Co、Ni、Mnを除く)}で表されるものである。なお、本明細書においてリチウム含有酸化物Aの組成比は、放電状態の組成比を示しており、好ましくは0.66≦x1≦1.1である。x1が1.1を超えると遷移金属サイトにリチウムが入り、容量が減少する傾向にある。
リチウム含有酸化物A中に一定量のNaが含有されていることで電池性能が向上する。具体的には、y1を上記範囲内、好ましくは0.02以下にすることで、リチウム含有酸化物Aの結晶構造が安定化して電池性能(例えば、サイクル特性)が向上する傾向にある。一方、y1が0.1を超えると、Naが挿入・脱離するときに結晶構造の破壊が起こり易く、また水分を吸収し易くなり構造変化が生じる可能性があるため好ましくない。なお、y1≦0.02であると、粉末X線回折測定でナトリウムを検出できない場合がある。
Mは、例えばMg、Zr、Mo、W、Al、Cr、V、Ce、Ti、Fe、K、Ga、In等から選ばれる少なくとも1種である。リチウム含有酸化物Aがこれらの金属元素を含有する場合、含有量z1は0.25以下であり、CoとNiの総モル量に対して10モル%以下であることが好ましい。
上記リチウム含有酸化物Aの表面は、酸化アルミニウム(Al2O3)等の酸化物、リン酸化合物、ホウ酸化合物等の無機化合物の微粒子で覆われていてもよい。
リチウム含有酸化物Aは、ナトリウム含有遷移金属酸化物のNaをLiにイオン交換することによって作製することが好適である。ナトリウム含有遷移金属酸化物は、例えば、Naのモル量を超えないLiを含む。ナトリウム含有遷移金属酸化物の好適な例は、一般式Lix2Nay2Coα2Niβ2Mn(1-α2-β2)Mz2Oγ2{0≦x2≦0.1,0.65≦y2≦1.0,0.9≦α2<1.0、0<β2<0.1、0≦z2≦0.25、1.9≦γ2≦2.1}で表されるものである。
NaをLiにイオン交換する方法としては、例えば硝酸リチウム、硫酸リチウム、塩化リチウム、炭酸リチウム、水酸化リチウム、ヨウ化リチウム、臭化リチウム、及び塩化リチウムからなる群より選ばれた少なくとも1種のリチウム塩の溶融塩床を、ナトリウム含有遷移金属酸化物に加える方法が挙げられる。他にも、これら少なくとも1種のリチウム塩を含む溶液中にナトリウム含有遷移金属酸化物を浸漬する方法が挙げられる。このようにして作製されるリチウム含有酸化物Aでは、上記イオン交換が完全には進行しないためNaが一定量残存する。
上記構成を備えた正極の満充電状態での正極電位は、4.0V(vs.Li/Li+)以上の高電位とすることができる。正極の充電終止電位は、高容量化の観点から、4.5V(vs.Li/Li+)以上が好ましく、4.6V(vs.Li/Li+)以上がより好ましく、4.8V(vs.Li/Li+)以上が特に好ましい。正極の充電終止電位の上限は、特に限定されないが、非水電解質の分解抑制等の観点から、5.0V(vs.Li/Li+)以下が好ましい。
[負極]
負極は、例えば金属箔等の負極集電体と、負極集電体上に形成された負極活物質層とを備える。負極集電体には、アルミニウムや銅などの負極の電位範囲で安定な金属の箔、当該金属を表層に配置したフィルム等を用いることができる。負極活物質層は、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な負極活物質の他に、結着剤を含むことが好適である。また、必要により導電材を含んでいてもよい。
負極は、例えば金属箔等の負極集電体と、負極集電体上に形成された負極活物質層とを備える。負極集電体には、アルミニウムや銅などの負極の電位範囲で安定な金属の箔、当該金属を表層に配置したフィルム等を用いることができる。負極活物質層は、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な負極活物質の他に、結着剤を含むことが好適である。また、必要により導電材を含んでいてもよい。
負極活物質としては、天然黒鉛、人造黒鉛、リチウム、珪素、炭素、錫、ゲルマニウム、アルミニウム、鉛、インジウム、ガリウム、リチウム合金、予めリチウムを吸蔵させた炭素並びに珪素、及びこれらの合金並びに混合物等を用いることができる。結着剤としては、正極の場合と同様にPTFE等を用いることもできるが、スチレン−ブタジエン共重合体(SBR)又はこの変性体等を用いることが好ましい。結着剤は、CMC等の増粘剤と併用されてもよい。
[非水電解質]
非水電解質は、非水溶媒と、非水溶媒に溶解した電解質塩とを含む。非水電解質は、液体電解質(非水電解液)に限定されず、ゲル状ポリマー等を用いた固体電解質であってもよい。非水溶媒には、例えばエステル類、エーテル類、アセトニトリル等のニトリル類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、及びこれらの2種以上の混合溶媒等を用いることができる。
非水電解質は、非水溶媒と、非水溶媒に溶解した電解質塩とを含む。非水電解質は、液体電解質(非水電解液)に限定されず、ゲル状ポリマー等を用いた固体電解質であってもよい。非水溶媒には、例えばエステル類、エーテル類、アセトニトリル等のニトリル類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、及びこれらの2種以上の混合溶媒等を用いることができる。
上記エステル類の例としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート等の環状炭酸エステル、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、メチルイソプロピルカーボネート等の鎖状炭酸エステル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、γ−ブチロラクトン等のカルボン酸エステル類などが挙げられる。
上記エーテル類の例としては、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、1,3,5−トリオキサン、フラン、2−メチルフラン、1,8−シネオール、クラウンエーテル等の環状エーテル、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、メチルフェニルエーテル、エチルフェニルエーテル、ブチルフェニルエーテル、ペンチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ベンジルエチルエーテル、ジフェニルエーテル、ジベンジルエーテル、o−ジメトキシベンゼン、1,2−ジエトキシエタン、1,2−ジブトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、1,1−ジメトキシメタン、1,1−ジエトキシエタン、トリエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチル等の鎖状エーテル類などが挙げられる。
非水溶媒は、上記各種溶媒の水素をフッ素等のハロゲン原子で置換したハロゲン置換体を含有することが好適である。特に、フッ素化環状炭酸エステル、フッ素化鎖状炭酸エステルが好ましく、両者を混合して用いることがより好ましい。これにより、負極はもとより正極においても良好な保護被膜が形成されてサイクル特性が向上する。フッ素化環状炭酸エステルの好適な例としては、4−フルオロエチレンカーボネート、4,5−ジフルオロエチレンカーボネート、4,4−ジフルオロエチレンカーボネート、4,4,5−トリフルオロエチレンカーボネート、4,4,5,5−テトラフルオロエチレンカーボネート等が挙げられる。フッ素化鎖状エステルの好適な例としては、2,2,2−トリフルオロ酢酸エチル、3,3,3−トリフルオロプロピオン酸メチル、ペンタフルオロプロピオン酸メチル等が挙げられる。
上記電解質塩は、リチウム塩であることが好ましい。リチウム塩の例としては、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiClO4、LiCF3SO3、LiN(FSO2)2、LiN(C1F2l+1SO2)(CmF2m+1SO2)(l,mは1以上の整数)、LiC(CPF2p+1SO2)(CqF2q+1SO2)(CrF2r+1SO2)(p,q,rは1以上の整数)、Li[B(C2O4)2](ビス(オキサレート)ホウ酸リチウム(LiBOB))、Li[B(C2O4)F2] 、Li[P(C2O4)F4]、Li[P(C2O4)2F2]等が挙げられる。これらのリチウム塩は、1種類を使用してもよく、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
[セパレータ]
セパレータには、イオン透過性及び絶縁性を有する多孔性シートが用いられる。多孔性シートの具体例としては、微多孔薄膜、織布、不織布等が挙げられる。セパレータの材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、セルロースなどが好適である。セパレータは、セルロース繊維層及びオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂繊維層を有する積層体であってもよい。
セパレータには、イオン透過性及び絶縁性を有する多孔性シートが用いられる。多孔性シートの具体例としては、微多孔薄膜、織布、不織布等が挙げられる。セパレータの材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、セルロースなどが好適である。セパレータは、セルロース繊維層及びオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂繊維層を有する積層体であってもよい。
以下、実施例により本発明をさらに詳説するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
[リチウム含有遷移金属酸化物A1(正極活物質)の作製]
ナトリウム含有遷移金属酸化物の合成において、Co0.92Ni0.03Mn0.05に調製された炭酸塩とNa2CO3を、Na0.8Co0.92Ni0.03Mn0.05O2の化学量論比になるように混合した。その後、この混合物を酸素気流中900℃で20時間保持することによって、ナトリウム含有遷移金属酸化物を得た。
[リチウム含有遷移金属酸化物A1(正極活物質)の作製]
ナトリウム含有遷移金属酸化物の合成において、Co0.92Ni0.03Mn0.05に調製された炭酸塩とNa2CO3を、Na0.8Co0.92Ni0.03Mn0.05O2の化学量論比になるように混合した。その後、この混合物を酸素気流中900℃で20時間保持することによって、ナトリウム含有遷移金属酸化物を得た。
硝酸リチウム(LiNO3)と水酸化リチウム(LiOH)をモル比が61:39となるように混合した溶融塩床を、得られたナトリウム含有遷移金属酸化物5gに対し5倍当量(25g)加えた。その後、当該混合物を190℃で2時間保持させることによって、ナトリウム含有遷移金属酸化物のナトリウムの一部をリチウムにイオン交換した。さらに、イオン交換後の物質を水洗して、リチウム含有遷移金属酸化物A1を得た。
リチウム含有遷移金属酸化物A1の結晶構造を、粉末X線回折法(リガク社製、粉末XRD測定装置RINT2200(線源Cu−Kα))により解析した。図1に、リチウム含有遷移金属酸化物A1の粉末X線回折パターンを示す。解析の結果、結晶構造は、空間群P63mcのO2構造であった。なお、図1では、リチウム含有遷移金属酸化物A1のイオン交換前(ナトリウム含有遷移金属酸化物)のX線回折パターンa1、実施例2のリチウム含有遷移金属酸化物A2のX線回折パターンA2、及び比較例1のリチウム含有遷移金属酸化物X1のX線回折パターンX1を併せて示す。
リチウム含有遷移金属酸化物A1の組成を、ICP発光分析(Thermo Fisher Scientific社製、ICP発光分光分析装置iCAP6300)により解析した。その結果、リチウム含有遷移金属酸化物A1の組成は、Li0.891Na0.047Co0.92Ni0.030Mn0.050O2であった。
なお、上記正極活物質には、イオン交換前のナトリウム含有遷移金属酸化物が若干(10体積%以下)混ざって入ることが確認された(図1参照)。
[試験セルの作製]
以下の手順により、図2に示す試験セルB1を作製した。
まず初めに、リチウム含有遷移金属酸化物A1を正極活物質、アセチレンブラックを導電材、ポリフッ化ビニリデンを結着剤として、正極活物質、導電材、結着剤を重量比で80:10:10となるように混合し、N−メチル−2−ピロリドンを用いてスラリー化した。次に、このスラリーを正極集電体であるアルミニウム箔集電体上に塗布し、110℃で真空乾燥して作用極1(正極)を作製した。
以下の手順により、図2に示す試験セルB1を作製した。
まず初めに、リチウム含有遷移金属酸化物A1を正極活物質、アセチレンブラックを導電材、ポリフッ化ビニリデンを結着剤として、正極活物質、導電材、結着剤を重量比で80:10:10となるように混合し、N−メチル−2−ピロリドンを用いてスラリー化した。次に、このスラリーを正極集電体であるアルミニウム箔集電体上に塗布し、110℃で真空乾燥して作用極1(正極)を作製した。
露点−50℃以下のドライエアー下で、上記作用極1、対極2(負極)、参照極3、セパレータ4、非水電解質5、これらを密閉する外装体6、及び各電極にそれぞれ取り付ける電極タブ7を用いて、非水電解質二次電池である試験セルB1を作製した。各構成要素の詳細は、以下の通りである。
対極2;リチウム金属
参照極3;リチウム金属
セパレータ4;ポリエチレン製セパレータ
非水電解質5;4−フルオロエチレンカーボネート(FEC)と、3,3,3−トリフルオロプロピオン酸メチル(FMP)とを体積比が25:75となるように混合して非水溶媒を得た。当該非水溶媒に、電解質塩としてLiPF6を1.0mol/lの濃度になるように溶解させて非水電解質を作製した。
対極2;リチウム金属
参照極3;リチウム金属
セパレータ4;ポリエチレン製セパレータ
非水電解質5;4−フルオロエチレンカーボネート(FEC)と、3,3,3−トリフルオロプロピオン酸メチル(FMP)とを体積比が25:75となるように混合して非水溶媒を得た。当該非水溶媒に、電解質塩としてLiPF6を1.0mol/lの濃度になるように溶解させて非水電解質を作製した。
<実施例2>
ナトリウム含有遷移金属酸化物の合成において、Co0.92Ni0.05Mn0.03に調製された炭酸塩とNa2CO3を、Na0.8Co0.92Ni0.05Mn0.03O2の化学量論比になるように混合した以外は、実施例1と同様にしてリチウム含有遷移金属酸化物A2を得た。リチウム含有遷移金属酸化物A2を用いた以外は、実施例1と同様にして試験セルB2を得た。
ナトリウム含有遷移金属酸化物の合成において、Co0.92Ni0.05Mn0.03に調製された炭酸塩とNa2CO3を、Na0.8Co0.92Ni0.05Mn0.03O2の化学量論比になるように混合した以外は、実施例1と同様にしてリチウム含有遷移金属酸化物A2を得た。リチウム含有遷移金属酸化物A2を用いた以外は、実施例1と同様にして試験セルB2を得た。
リチウム含有遷移金属酸化物A2の結晶構造は、粉末X線回折法により解析した結果、空間群P63mcのO2構造であった。リチウム含有遷移金属酸化物A2の組成は、ICP発光分析により解析した結果、Li0.928Na0.039Co0.920Ni0.049Mn0.030O2であった。
<比較例1>
NaNO3、Co3O4、Mn2O3、Ni2O3を、Na0.8Co0.83Ni0.01Mn0.16O2の化学量論比になるように混合した以外は、実施例1と同様にしてリチウム含有遷移金属酸化物X1を得た。リチウム含有遷移金属酸化物X1を用いた以外は、実施例1と同様にして試験セルY1を得た。
NaNO3、Co3O4、Mn2O3、Ni2O3を、Na0.8Co0.83Ni0.01Mn0.16O2の化学量論比になるように混合した以外は、実施例1と同様にしてリチウム含有遷移金属酸化物X1を得た。リチウム含有遷移金属酸化物X1を用いた以外は、実施例1と同様にして試験セルY1を得た。
リチウム含有遷移金属酸化物X1の結晶構造は、粉末X線回折法により解析した結果、空間群P63mcのO2構造であった。リチウム含有遷移金属酸化物X1の組成は、ICP発光分析により解析した結果、Li0.774Na0.050Co0.827Ni0.012Mn0.161O2であった。
<比較例2>
NaNO3、Co3O4、Mn2O3、Ni2O3を、Na0.8Co0.83Ni0.03Mn0.14O2の化学量論比になるように混合した以外は、実施例1と同様にしてリチウム含有遷移金属酸化物X2を得た。リチウム含有遷移金属酸化物X2を用いた以外は、実施例1と同様にして試験セルY2を得た。
NaNO3、Co3O4、Mn2O3、Ni2O3を、Na0.8Co0.83Ni0.03Mn0.14O2の化学量論比になるように混合した以外は、実施例1と同様にしてリチウム含有遷移金属酸化物X2を得た。リチウム含有遷移金属酸化物X2を用いた以外は、実施例1と同様にして試験セルY2を得た。
リチウム含有遷移金属酸化物X2の結晶構造は、粉末X線回折法により解析した結果、空間群P63mcのO2構造であった。リチウム含有遷移金属酸化物X2の組成は、ICP発光分析により解析した結果、Li0.793Na0.068Co0.823Ni0.036Mn0.141O2であった。
<比較例3>
NaNO3、Co3O4、Mn2O3を、Na0.8Co0.92Mn0.08O2の化学量論比になるように混合した以外は、実施例1と同様にしてリチウム含有遷移金属酸化物X3を得た。リチウム含有遷移金属酸化物X3を用いた以外は、実施例1と同様にして試験セルY3を得た。
NaNO3、Co3O4、Mn2O3を、Na0.8Co0.92Mn0.08O2の化学量論比になるように混合した以外は、実施例1と同様にしてリチウム含有遷移金属酸化物X3を得た。リチウム含有遷移金属酸化物X3を用いた以外は、実施例1と同様にして試験セルY3を得た。
リチウム含有遷移金属酸化物X3の結晶構造は、粉末X線回折法により解析した結果、空間群P63mcのO2構造であった。リチウム含有遷移金属酸化物X3の組成は、ICP発光分析により解析した結果、Li0.912Na0.034Co0.915Mn0.085O2であった。
[放電容量の評価]
各試験セル(25℃)について、0.2Itの定電流で正極の充電終止電位を4.65V(vs. Li/Li+)に設定して充電した。その後、0.2Itの定電流で正極電位が3.2V(vs. Li/Li+)に達するまで放電を行い、このときの放電容量を求めた。評価結果を表1に示す。また、試験セルB1,B2を25℃と45℃でそれぞれ20サイクルした際の放電容量を図5に示す。
各試験セル(25℃)について、0.2Itの定電流で正極の充電終止電位を4.65V(vs. Li/Li+)に設定して充電した。その後、0.2Itの定電流で正極電位が3.2V(vs. Li/Li+)に達するまで放電を行い、このときの放電容量を求めた。評価結果を表1に示す。また、試験セルB1,B2を25℃と45℃でそれぞれ20サイクルした際の放電容量を図5に示す。
図3は、試験セルB1、B2、Y2、Y3の2サイクル目の放電曲線を示す。図4は、図3の放電曲線のA部拡大図である。
図3,4及び表1に示すように、実施例の試験セルB1、B2では、比較例の試験セルY2、Y3と比較して、充電電位が低くなっているにも関わらず、放電容量が高くなっている。試験セルB1、B2の充電電位は、特に試験セルY4と比較すると、0.03〜0.04V程度低くなっている。つまり、実施例の試験セルB1、B2は、過電圧で充電されており、4.65Vからそれぞれ0.03V〜0.04V程度低い電位で充電しても、比較例の試験セルよりも高い放電容量を示すと考えられる。したがって、実施例の試験セルによれば、高電圧下における電解液の分解やセパレータの劣化を抑制することができると考えられる。
図5より、高電位の充電サイクルにおいても、試験セルB1、B2(リチウム含有遷移金属酸化物A1,A2)は高容量を維持することがわかる。
図3,4及び表1に示すように、実施例の試験セルB1、B2では、比較例の試験セルY2、Y3と比較して、充電電位が低くなっているにも関わらず、放電容量が高くなっている。試験セルB1、B2の充電電位は、特に試験セルY4と比較すると、0.03〜0.04V程度低くなっている。つまり、実施例の試験セルB1、B2は、過電圧で充電されており、4.65Vからそれぞれ0.03V〜0.04V程度低い電位で充電しても、比較例の試験セルよりも高い放電容量を示すと考えられる。したがって、実施例の試験セルによれば、高電圧下における電解液の分解やセパレータの劣化を抑制することができると考えられる。
図5より、高電位の充電サイクルにおいても、試験セルB1、B2(リチウム含有遷移金属酸化物A1,A2)は高容量を維持することがわかる。
1 作用極、2 対極、3 参照極、4 セパレータ、5 非水電解質、6 外装体、7 電極タブ
Claims (6)
- 非水電解質二次電池に用いられる正極活物質であって、
空間群P63mcに属する結晶構造を有するリチウム含有遷移金属酸化物を含み、
前記リチウム含有遷移金属酸化物は、少なくともCo、Niを含有し、Co、Niの組成比が、Coα1Niβ1{0.9≦α1<1.0、0<β1<0.1}である非水電解質二次電池用正極活物質。 - 請求項1に記載の非水電解質二次電池用正極活物質において、
前記リチウム含有遷移金属酸化物は、さらにMnを含有し、
当該酸化物におけるNiの含有量はMnの含有量よりも多い非水電解質二次電池用正極活物質。 - 請求項1又は2に記載の非水電解質二次電池用正極活物質において、
前記リチウム含有遷移金属酸化物は、さらにNa、Mnを含有し、
一般式Lix1Nay1Coα1Niβ1Mn(1-α1-β1)Mz1Oγ1{0<x1≦1.1、0<y1≦0.1、0≦z1≦0.25、1.9≦γ1≦2.1、Mは少なくとも1種の金属元素}で表される非水電解質二次電池用正極活物質。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用正極活物質において、
前記リチウム含有遷移金属酸化物は、一般式Lix2Nay2Coα2Niβ2Mn(1-α2-β2)Mz2Oγ2{0≦x2≦0.1、0.65≦y2≦1.0、0.9≦α2<1.0,0<β2<0.1、0≦z2≦0.25、1.9≦γ2≦2.1}で表されるナトリウム含有遷移金属酸化物に含まれるNaの一部をLiにイオン交換することによって得られる非水電解質二次電池用正極活物質。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用正極活物質を含む正極と、負極と、非水電解質と、を備える非水電解質二次電池。
- 請求項5に記載の非水電解質二次電池において、
前記正極の充電終止電位は、4.5V以上5.0V以下(vs.Li/Li+)である非水電解質二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014049781A JP2015176644A (ja) | 2014-03-13 | 2014-03-13 | 非水電解質二次電池用正極活物質及び非水電解質二次電池 |
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JP2014049781A Pending JP2015176644A (ja) | 2014-03-13 | 2014-03-13 | 非水電解質二次電池用正極活物質及び非水電解質二次電池 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023181703A1 (ja) * | 2022-03-25 | 2023-09-28 | 愛知製鋼株式会社 | 正極活物質、その製造方法及び非水電解質二次電池 |
WO2023184275A1 (zh) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | 宁德新能源科技有限公司 | 正极材料、电化学装置及用电设备 |
-
2014
- 2014-03-13 JP JP2014049781A patent/JP2015176644A/ja active Pending
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