JP2015176636A - 中空箱状筐体の封止構造および該封止構造の形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、中空箱状筐体を構成する筐体の封止のための寸法精度を緩和でき、かつ、中空箱状筐体の内部空間の寸法や形状への影響を抑制できる中空箱状筐体の封止構造および該封止構造の形成方法を提供する。
【解決手段】一面が開口した一つの筐体(上箱1)と、この開口に嵌合されたもう一つの筐体(下箱2)とから、封止前の中空箱状筐体3が形成され、封止前の内部空間31が形成された状態でホットメルト材4によって封止される。上箱1と下箱2の各々は、各々の開口縁部の周方向に周状に形成された外側嵌合部10と内側嵌合部20とを有し、それぞれ嵌合時に互いに接触するテーパ面1a,2aを有する。この封止構造によれば、テーパ面1a,2aを接触させて封止するので、封止のための寸法精度を緩和でき、外側嵌合部10と内側嵌合部20とをより確実に接触させて内部空間31へのホットメルト材4の侵入を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、中空箱状筐体の封止構造および該封止構造の形成方法に関する。
従来から、樹脂製の筐体を組み合わせて成る中空箱状筐体に封止空間を形成する封止構造として、筐体間にパッキンを挟んで固定する封止構造、筐体同士を溶着する封止構造、筐体同士を接着する封止構造、などが知られている。封止構造は、中空箱状筐体の封止空間の防水や内部環境維持などのために用いられる。これらの封止構造のうち、パッキンを用いる封止構造は、パッキンの収納構造やねじ止め等の固定構造の作り込み設計、パッキンや固定用ねじの部品管理などの付帯業務が不可避的に発生するので、開封が予定されない封止などには不向きと考えられる。溶着による封止構造は、溶着部分に沿って連続的に熱エネルギを付与する作業が必要であり、生産性が悪い。また、筐体同士をレーザ光によって溶着する場合、筐体間の互いの接触面において溶着させるには、一方の筐体をレーザ光透過樹脂とするなど、溶着のために特別な材料や構造を設計する必要がある。
接着による封止構造の形成に関し、例えば、中空箱状筐体を金型内に収納し、中空箱状筐体を構成する筐体の係合部と金型と間の空間に低圧成形法によって樹脂製シール材を充填する密封型電気機器の製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−264294号公報
しかしながら、上述した特許文献1に示されるような、金型を用いる封止構造の形成においては、中空箱状筐体内にシール材を流入させないように、その構成部材である筐体同士を金型内で互いに確実に接触させる寸法精度が要求される。例えば、金型の収納空間に対し組み合わされた筐体の寸法が小さい場合、筐体間に隙間ができるためシール材が中空箱状筐体内に侵入する。また、金型の収納空間に対し組み合わされた筐体の嵌合寸法が大きい場合、金型からの過大の圧力によって中空箱状筐体が押し潰されたり割れが発生したりする。
また、中空箱状筐体の封止空間は、精密機械部品や精密電機部品などを内蔵して封止するものにおいては、その内部空間の寸法や形状が厳密に形成されている旨要求されるものがある。従って、封止構造の形成時に金型を使用するか否かに拘わらず、このような中空箱状筐体の封止構造は、組み合わされる筐体の寸法形状の管理に加え、封止構造形成に起因する封止空間の寸法形状の変形が発生しないように形成する必要がある。例えば、封止構造形成に用いているシール材からの応力が中空箱状筐体の寸法形状を変形させたり、封止構造形成時にシール材が封止空間に侵入し、その侵入したシール材が封止空間の形状変動や体積変動を起こしたりすることを回避する必要がある。
本発明は、上記課題を解消するものであって、中空箱状筐体を構成する筐体の封止のための寸法精度を緩和でき、かつ、中空箱状筐体の内部空間の寸法や形状への影響を抑制できる中空箱状筐体の封止構造および該封止構造の形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、本発明の中空箱状筐体の封止構造は、一面が開口した筐体と、この開口に嵌合されたも他の筐体とから成る中空箱状筐体の封止構造において、複数の筐体の各々は、これらの嵌合状態において互いに接触するテーパ面を持つ嵌合部を有し、嵌合部の外周面において該嵌合部間をホットメルト材によって封止したことを特徴とする。
この中空箱状筐体の封止構造において、中空箱状筐体は、互いに接触するテーパ面に連通する凹部を嵌合部の外周に有し、ホットメルト材が凹部に充填されていてもよい。
この中空箱状筐体の封止構造において、ホットメルト材は、ホットメルト材の剛性が中空箱状筐体の剛性よりも低く設定されていることが望ましい。
本発明の中空箱状筐体の封止構造の形成方法は、一面が開口した筐体と、この開口に嵌合された他の筐体とから成る中空箱状筐体の封止構造の形成方法において、複数の筐体の各々は、これらの嵌合状態において互いに接触するテーパ面を持つ嵌合部を有し、嵌合部同士を嵌合させた状態の中空箱状筐体を成形金型内に収納する収納ステップと、中空箱状筐体と成形金型との隙間にホットメルト材を圧入する封止ステップと、を備え、封止ステップは、互いに接触するテーパ面間に成形金型からの圧力がかかる状態で行うことを特徴とする中空箱状筐体の封止構造の形成方法。
本発明の中空箱状筐体の封止構造によれば、互いにテーパ面を接触させて嵌合する嵌合部を用いて嵌合して封止するので、筐体の封止のための寸法精度を緩和でき、かつ、内部へのホットメルト材の侵入を防止できるので、封止空間の寸法形状の変化を防止できる。
(a)は本発明の一実施形態に係る中空箱状筐体の封止構造を示す中空箱状筐体の分解断面図、(b)は封止状態の同中空箱状筐体の断面図。 本発明の一実施形態に係る中空箱状筐体の封止構造の形成方法を示すフローチャート。 同形成方法の嵌合ステップを説明する断面図。 同形成方法の収納ステップを説明する断面図。 同形成方法の封止ステップを説明する断面図。 同形成方法によって形成された封止構造を有する中空箱状筐体の断面図。 (a)は他の封止構造の断面図、(b)はさらに他の封止構造の断面図。
(中空箱状筐体の封止構造)
以下、本発明の実施形態に係る中空箱状筐体の封止構造および該封止構造の形成方法について、図面を参照して説明する。図1(a),(b)は、一実施形態に係る中空箱状筐体の封止構造を示す。一面が開口した一つの筐体(上箱1)と、この開口に嵌合されたもう一つの筐体(下箱2)とから、封止前の中空箱状筐体3が形成され、封止前の内部空間31が形成される。中空箱状筐体3は、上箱1と下箱2とを互いに嵌合方向xに沿って組み合わされ、嵌合された状態で、ホットメルト材4によって封止される。上箱1と下箱2とは、例えば、樹脂成形品である。中空箱状筐体3は、例えば、電磁リレーなどの可動機構や電気接点などを有する電子部品や電気部品を防水し封止内蔵するために用いられる。
上箱1は外側嵌合部10を有し、下箱2は内側嵌合部20を有する。外側嵌合部10と内側嵌合部20とは、それぞれ、上箱1と下箱2の各々の開口縁部の周方向に周状に形成されている。外側嵌合部10はその内面にテーパ面1aを有し、内側嵌合部20はその外面にテーパ面2aを有する。テーパ面1aは、嵌合方向xに対して角度αの傾斜を有し、テーパ面1aは、嵌合方向xに対して角度βの傾斜を有する。ここで、例えば、理想的に角度α=βの場合、上箱1と下箱2とを嵌合方向xに沿って互いに接近させ、嵌合方向x上のある位置において、テーパ面1aの内周長とテーパ面2aの外周長とが一致したところで、テーパ面1a,2aが互いに全面で接触する。
一般には、角度α,βは、各テーパ面1a,2aにおいて一定とは限らず、例えば、テーパ面が凸面となるように段階的に、または連続的に変化する複数の角度とすることができる。これらの角度α,βは、従って、平均角度、または、典型的な角度を表すものと解釈される。また、テーパ面1a,2aの嵌合方向xの下部や上部には、各テーパ面1a,2aから退行した逃げ面が適宜形成されている。いずれにしても、テーパ面1a,2aは、上箱1と下箱2の嵌合状態において互いに接触する面形状を有するものであればよい。上箱1と下箱2とは、互いのテーパ面1a,2aを接触させて嵌合され、外側嵌合部10と内側嵌合部20とが嵌合部30を形成する。テーパ面1a,2aが互いに接触している接触点Pは、少なくとも線状に上箱1と下箱2の各々の開口縁部の周方向に連続し、通常は、面状に周方向に連続している。
外側嵌合部10は、上箱1の側壁の厚み内における外方寄りの位置に、その内側の根本部に段差を持って形成され、内側嵌合部20は、下箱2の側壁の厚み内における内方寄りの位置に、その外側の根本部に段差をもって形成されている。上箱1と下箱2の各側壁の厚みは互いに等しく、上箱1と下箱2との嵌合状態において、嵌合部30は、各側壁の厚みと略同じ厚みとなる。また、嵌合状態において、外側嵌合部10の先端と、内側嵌合部20の外側の根本部の段差部とは、互いに接触することなく、凹部3aを形成している。また、同様に、嵌合状態において、内側嵌合部20の先端と、外側嵌合部10の内側の根本部の段差部とは、互いに接触していない。これらの、外側嵌合部10の先端と、内側嵌合部20の先端とが、いずれも他の部材に接触していないことにより、テーパ面1a,2a同士の接触が保証されている。
上述の、凹部3aは、嵌合部30の外周面に形成されており、上箱1と下箱2の各々の開口縁部の周方向に周状に存在する。この凹部3aは、互いに接触するテーパ面1a,2aに連通する凹部である。その凹部3aにホットメルト材4が充填されている。すなわち、嵌合部30の外周面において、外側嵌合部10と内側嵌合部20との間が、ホットメルト材4によって封止されている。この凹部3aは、外側嵌合部10と内側嵌合部20の互いに対向する表面を側壁とする溝を形成し、ホットメルト材4は、その溝に、Oリングなどのパッキンと同様の形態で充填されている。これらの嵌合部30とホットメルト材4等により、内部空間31を封止した封止空間が形成され、中空箱状筐体3の封止構造が形成される。
ホットメルト材4は、例えば、一般にホットメルト接着剤として知られる樹脂と同様の樹脂を用いることができる。ホットメルト接着剤は、常温で固形の樹脂でできており、熱をかけて溶かすことができ、冷えれば接着力が出る熱可塑性樹脂である。中空箱状筐体3の封止構造の形成は、加熱道具(アプリケータ、押出機など)を用いてホットメルト材4を加熱して流動性を付与(ホットメルト)し、嵌合部30の外周面に塗布し、冷却して硬化させればよい。ホットメルト材4を塗布し冷却する際には、上箱1と下箱2とを互いに嵌合させた状態で、嵌合方向xに沿って適宜の圧力をかけて所定の間隔間に挟持してテーパ面1a,2a同士の接触を維持しておく。
本実施形態の封止構造によれば、互いにテーパ面1a,2aを接触させる嵌合部30を用いて嵌合して封止するので、嵌合方向xにおける封止のための寸法精度を緩和できる。また、テーパ面1a,2aが接触する嵌合により、中空箱状筐体3を構成する筐体の封止前の外側嵌合部10と内側嵌合部20とを互いにより確実に接触させることができ、中空箱状筐体3の内部空間31へのホットメルト材4の侵入を防止できる。また、中空箱状筐体3の内部空間31(封止空間)へのホットメルト材4の侵入を防止できるので、ホットメルト材の侵入による空間体積減少などという、封止空間の寸法形状の変化を防止できる。また、凹部3aにホットメルト材4が充填されているので、中空箱状筐体3の外表面から突出することがなく、中空箱状筐体3の外観形状の維持や、ホットメルト材4の保護が図られる。
さらに、ホットメルト材4が、互いに接触するテーパ面1a,2aに連通する凹部3aから成る溝にパッキンと同様の形態で充填されていることにより、中空箱状筐体3の使用時にホットメルト材4に圧力をかけることにより、封止機能を向上させることができる。これは、外側嵌合部10と内側嵌合部20とがテーパ面1a,2aを有するので、上箱1と下箱2とを互いに接近させるように嵌合方向xに沿った圧力をかけることができ、従って、凹部3a内のホットメルト材4に圧力をかけることができることによる。
(封止構造の形成方法)
図2乃至図6は、本発明の一実施形態に係る中空箱状筐体の封止構造の形成方法を示す。本形成方法は、上述の中空箱状筐体3の封止構造におけるホットメルト材4による封止を、成形金型を用いるホットメルト成形によって行うものである。図2に示すように、本形成方法は、筐体から中空箱状筐体3を形成する嵌合ステップ(S1)と、中空箱状筐体3を成形金型内に収納する収納ステップ(S2)と、中空箱状筐体と成形金型との隙間にホットメルト材を圧入する封止ステップ(S3)と、を備える。
嵌合ステップ(S1)は、図1(a)に示した、上箱1と下箱2とを互いに嵌合方向xに沿って組み合わせて嵌合させて、封止前の中空箱状筐体3を形成するステップである。
収納ステップ(S2)は、図3に示すように、上側の成形金型5と下側の成形金型6とから成るホットメルト成形用の成形金型5,6の各キャビティ5a,6aによって形成される収納空間に、封止前の中空箱状筐体3を収納するステップである。
封止ステップ(S3)は、図4、図5に示すように、中空箱状筐体3と成形金型5,6との隙間にホットメルト材4を圧入するステップである。この封止ステップ(S3)において、中空箱状筐体3は、成形金型5,6から嵌合方向xに沿った圧力Fをかけて挟持され、上箱1と下箱2とが接触点Pにおいて互いに圧接された状態になる。また、中空箱状筐体3は、その外周に、成形金型5,6のキャビティ5a,6a内壁との隙間を有して収納されている。従って、成形金型5,6の合わせ面に形成される樹脂導入口7から溶融したホットメルト材4を圧入すると、凹部3aへのホットメルト材4の充填を行うことができる。このホットメルト材4の充填は、成形金型5,6からの圧力Fが、互いに接触するテーパ面間の接触点Pにかかった状態で行われる。
ホットメルト材4は、成形金型5,6と中空箱状筐体3とで形成された隙間の空間に充填されるので、嵌合部30の凹部3aに充填されるだけでなく、中空箱状筐体3の側壁外周の全面に付着している。このような構成の成形金型5,6は、安価に容易に製造することができ、至便である。なお、成形金型5,6の構成を適宜に変更することにより、凹部3aだけ、または凹部3aとその近傍などの所望の位置だけに、ホットメルト材4を充填したり付着させたりすることができる。また、中空箱状筐体3の上下の面(嵌合方向xの両端面)が平面である旨図示しているが、これらは任意の面形状とすることができ、成形金型5,6をその形状に対応させるものとすればよい。
ホットメルト材4は、封止ステップ終了後の硬化状態で、ホットメルト材4の剛性が中空箱状筐体3の剛性よりも低くなるように設定すると好適である。また、ホットメルト材4が、嵌合部30の凹部3aに充填されるだけでなく、中空箱状筐体3の側壁外周の全面に付着している場合に、特に望ましい。これは、例えば、ホットメルト材4の圧入時に中空箱状筐体3に外圧(成形圧)がかかって中空箱状筐体3に変形(たわみ)が発生するが、その変形から復元する際に、ホットメルト材4がその復元を阻害しないようにするためである。剛性の高いホットメルト材4では、ホットメルト成形時の中空箱状筐体3の変形が固定されてしまい、内部空間31の寸法や形状が変わってしまうことになる。
硬化状態におけるホットメルト材4の剛性が中空箱状筐体3の剛性よりも低く設定されていることにより、ホットメルト成形時の成形圧がかからなくなった際に、中空箱状筐体3の弾性によって元の形状に戻ることができる。また、このようなホットメルト材4の剛性の設定は、ホットメルト成形時の変形対策に有効であるばかりでなく、成形封止後における中空箱状筐体3の内部空間の寸法や形状への影響抑制に有効である。これは、ホットメルト材4に発生する応力によって中空箱状筐体3が変形する事態を抑制できることによる。このような剛性の調整は、中空箱状筐体3とホットメルト材4の各々の弾性率などの物性値、厚みや形状などの材料力学的要因などを考慮して行えばよい。
本実施形態の中空箱状筐体の封止構造の形成方法によれば、互いに接触するテーパ面間に成形金型5,6からの圧力Fがかかった状態で封止するので、筐体の封止のための寸法精度を緩和でき、かつ、内部へのホットメルト材の侵入を防止できる。また、内部空間31へのホットメルト材4の侵入を防止できるので、封止空間の寸法形状の変化を防止できる。ホットメルト材4と中空箱状筐体3の各々の剛性を相互に調整するので、ホットメルト材4の圧入時に中空箱状筐体3に変形(たわみ)が発生しても、変形を残すことなく、元の形状に復帰させることができ、設計が容易であり、精度良い封止空間を形成できる。
(封止構造の他の例)
図7(a),(b)は、それぞれ封止構造の他の例を示す。図7(a)は、上述の図1(b)に示した中空箱状筐体3の嵌合部30における凹部3aが、V溝状に形成されている例を示す。また、図7(b)は、上述の図1(b)に示した中空箱状筐体3の嵌合部30における凹部3aが、非常に狭い例を示す。いずれの場合においても、接触点Pが存在して、良好な封止が実現できる。
なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、上述した各実施形態の構成を互いに組み合わせた構成とすることができる。中空箱状筐体3を構成する筐体1,2は、3個以上の複数とすることができる。例えば、1つの下箱2に、2つの上箱1並列配置して中空箱状筐体3とすることができる。
1 上箱(筐体)
1a テーパ面
2 下箱(筐体)
2a テーパ面
3 中空箱状筐体
3a 凹部
30 嵌合部
31 内部空間
4 ホットメルト材
5 成形金型
6 成形金型
F 圧力
P 接触点

Claims (4)

  1. 一面が開口した筐体と、この開口に嵌合された他の筐体とから成る中空箱状筐体の封止構造において、
    前記複数の筐体の各々は、これらの嵌合状態において互いに接触するテーパ面を持つ嵌合部を有し、
    前記嵌合部の外周面において該嵌合部間をホットメルト材によって封止したことを特徴とする中空箱状筐体の封止構造。
  2. 前記中空箱状筐体は、前記互いに接触するテーパ面に連通する凹部を前記嵌合部の外周に有し、前記ホットメルト材が前記凹部に充填されていることを特徴とする請求項1に記載の中空箱状筐体の封止構造。
  3. 前記ホットメルト材は、該ホットメルト材の剛性が前記中空箱状筐体の剛性よりも低く設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の中空箱状筐体の封止構造。
  4. 一面が開口した筐体と、この開口に嵌合された他の筐体とから成る中空箱状筐体の封止構造の形成方法において、
    前記複数の筐体の各々は、これらの嵌合状態において互いに接触するテーパ面を持つ嵌合部を有し、
    前記嵌合部同士を嵌合させた状態の中空箱状筐体を成形金型内に収納する収納ステップと、
    前記中空箱状筐体と前記成形金型との隙間にホットメルト材を圧入する封止ステップと、を備え、
    前記封止ステップは、前記互いに接触するテーパ面間に前記成形金型からの圧力がかかる状態で行うことを特徴とする中空箱状筐体の封止構造の形成方法。
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