JP2010214602A - 液状樹脂成形品及びその成形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液状樹脂での成形では、毛細管現象で部品間の隙間に液状樹脂が浸透して硬化し、突き出しが旨くいかず成形品が得られない、若しくは取出しが面倒になりサイクルに長時間を要するなどの不具合があったため、低粘度液状樹脂を使った成形品を精度良く且つ効率的に製造する方法を提供する。
【解決手段】液状樹脂をシールする為、弾性を持つ樹脂成形品3をキャビティの一部として使用し、金属のレンズ駒1,2と圧接させ液状樹脂6のリークを防止する。又硬化収縮を抑える為、樹脂の補充口を設け且つ其の部分の硬化を遅らせるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】液状樹脂をシールする為、弾性を持つ樹脂成形品3をキャビティの一部として使用し、金属のレンズ駒1,2と圧接させ液状樹脂6のリークを防止する。又硬化収縮を抑える為、樹脂の補充口を設け且つ其の部分の硬化を遅らせるようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は液体樹脂材料を使用し成形品を得る際の成形装置及びその成形品の形状に関する。
液状樹脂の用途としては、接着剤、光学ディスクの保護膜、各種成形品等を其々ディスペンサー塗布、スピンコート、射出成形機などを使い製造に寄与している。材質としてはUV硬化樹脂であったり熱硬化性樹脂であったりする。最近では耐熱性レンズなどに応用範囲を広げており。その結果として、有用な成形製造技術の開発が望まれている。
従来液状樹脂での成形では、毛細管現象で部品間の隙間に液状樹脂が浸透してしまい、その後固化し突出し等が使えず成形品が得られない、若しくは取出しが面倒になり1サイクルに長時間を要するなどの不具合があった。又、液状樹脂は硬化する際概ね5%以上の体積収縮を示し、硬化前に金型から部分的な剥離等が生じ、金型からの精密転写・成形と言う観点では充分に満足のいく事はなかった。
本発明は上記問題に鑑み、低粘度液状樹脂を使った成形品を精度良く且つ効率的に製造することを目的とするものである。
前記不具合を解決する為、
請求項1に係る発明は、液状樹脂を注入する手段と、
キャビティの一部はインサート物で構成されるキャビティを有する金型と、
液状樹脂の硬化手段を持つ成形装置である。
請求項1に係る発明は、液状樹脂を注入する手段と、
キャビティの一部はインサート物で構成されるキャビティを有する金型と、
液状樹脂の硬化手段を持つ成形装置である。
請求項2に係る発明は、
インサート物は弾性体で、金型部材との圧接で液状樹脂のシール性を保持する為に使用する。 インサート物は液状樹脂を注入するゲート口を有すると同時に成形品のキャビティの役目を果たす。ゲート口内に滞留した樹脂は空気との接触面積が多い為受熱による硬化が遅れる。その結果キャビティ内樹脂が硬化収縮する際、ゲート内の未硬化樹脂が収縮分を補填する役目をする。
インサート物は弾性体で、金型部材との圧接で液状樹脂のシール性を保持する為に使用する。 インサート物は液状樹脂を注入するゲート口を有すると同時に成形品のキャビティの役目を果たす。ゲート口内に滞留した樹脂は空気との接触面積が多い為受熱による硬化が遅れる。その結果キャビティ内樹脂が硬化収縮する際、ゲート内の未硬化樹脂が収縮分を補填する役目をする。
請求項3に係る発明は、
液状樹脂は例えば、熱硬化樹脂もしくは紫外線硬化型樹脂であり、通常10Pa・s以下の粘度を有する。
前者は受熱により硬化し、後者は紫外線受光により硬化する。
液状樹脂は例えば、熱硬化樹脂もしくは紫外線硬化型樹脂であり、通常10Pa・s以下の粘度を有する。
前者は受熱により硬化し、後者は紫外線受光により硬化する。
請求項4に係る発明は、
上記手段により製作される成形品は、インサート物と接合した状態で使用される場合と、インサート物より分離して使用する場合とがある。
上記手段により製作される成形品は、インサート物と接合した状態で使用される場合と、インサート物より分離して使用する場合とがある。
本発明によれば、低粘度液状樹脂を使った成形品を精度良く且つ効率的に製造する事が出来る
以下に本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本実施例では、光学レンズの製造として熱硬化性樹脂を使用した場合である。
図1では筐体付きレンズユニットの製作例で、液体注入にディスペンサーを使用する。インサート物(筐体)は耐熱性熱可塑樹脂製である。筐体の内径に対し型部品が圧入気味に嵌合し、液体のリークを防止している。ゲート口部の液は空気に曝され且つ熱伝導性の低い樹脂で囲われているので、受熱・硬化に遅れが生じ結果として製品部の体積収縮時の液補充の役目を果たす。製品突き出しは筐体部を突き出せば良いので、取出しは容易である。
図1では筐体付きレンズユニットの製作例で、液体注入にディスペンサーを使用する。インサート物(筐体)は耐熱性熱可塑樹脂製である。筐体の内径に対し型部品が圧入気味に嵌合し、液体のリークを防止している。ゲート口部の液は空気に曝され且つ熱伝導性の低い樹脂で囲われているので、受熱・硬化に遅れが生じ結果として製品部の体積収縮時の液補充の役目を果たす。製品突き出しは筐体部を突き出せば良いので、取出しは容易である。
低粘度樹脂材料成形全般に利用可能であるが、インサート物を使用しなければならないので、其れがコストアップに繋がる可能性もある。又、金属インサートの場合シールが難しいので、樹脂の弾性体をインサート物として選択する事が望ましい。
1 レンズ駒A
2 レンズ駒B
3 筐体(インサート物)
4 突き出し
5 ディスペンサー
6 液状樹脂(成形品)
7 ゲート口
8 シール部
2 レンズ駒B
3 筐体(インサート物)
4 突き出し
5 ディスペンサー
6 液状樹脂(成形品)
7 ゲート口
8 シール部
Claims (4)
- 液状樹脂を注入する手段と、少なくとも一部がインサート物で構成されるキャビティを有する金型と、前記液状樹脂の硬化手段を持つことを特徴とする成形装置。
- 前記インサート物は弾性体であり、金型部材との圧接で液状樹脂とのシール性を有し、 前記インサート物は前記液状樹脂を注入するゲート口を有し、前記インサート物は前記液状樹脂が注入されるキャビティの一部を構成することを特徴とする請求項1記載の成形装置。
- 前記液状樹脂は熱硬化型樹脂もしくは紫外線硬化型樹脂であり、10Pa・s以下の粘度
を有することを特徴とする請求項1又は2記載の成形装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の成形装置で成形された成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009060542A JP2010214602A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 液状樹脂成形品及びその成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009060542A JP2010214602A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 液状樹脂成形品及びその成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010214602A true JP2010214602A (ja) | 2010-09-30 |
Family
ID=42973987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009060542A Pending JP2010214602A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 液状樹脂成形品及びその成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010214602A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113146954A (zh) * | 2021-04-12 | 2021-07-23 | 湖南维迩医疗科技有限公司 | 一种医疗注塑模具成型用延迟脱模装置 |
-
2009
- 2009-03-13 JP JP2009060542A patent/JP2010214602A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113146954A (zh) * | 2021-04-12 | 2021-07-23 | 湖南维迩医疗科技有限公司 | 一种医疗注塑模具成型用延迟脱模装置 |
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