JP2009248393A - 接合構造及び接合方法 - Google Patents

接合構造及び接合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009248393A
JP2009248393A JP2008097194A JP2008097194A JP2009248393A JP 2009248393 A JP2009248393 A JP 2009248393A JP 2008097194 A JP2008097194 A JP 2008097194A JP 2008097194 A JP2008097194 A JP 2008097194A JP 2009248393 A JP2009248393 A JP 2009248393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin layer
joining
synthetic resin
resin
bonding material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008097194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4567764B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Sumiya
良明 角谷
Hiroshi Koyama
弘 小山
Takahiro Yamazaki
喬裕 山崎
Kazuya Kichijima
一也 吉島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2008097194A priority Critical patent/JP4567764B2/ja
Priority to US12/417,210 priority patent/US8105518B2/en
Publication of JP2009248393A publication Critical patent/JP2009248393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4567764B2 publication Critical patent/JP4567764B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14778Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the article consisting of a material with particular properties, e.g. porous, brittle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/02Sealings between relatively-stationary surfaces
    • F16J15/06Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
    • F16J15/10Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with non-metallic packing
    • F16J15/108Special methods for making a non-metallic packing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/02Sealings between relatively-stationary surfaces
    • F16J15/14Sealings between relatively-stationary surfaces by means of granular or plastic material, or fluid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14598Coating tubular articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2083/00Use of polymers having silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only, in the main chain, as moulding material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2621/00Use of unspecified rubbers for preformed parts, e.g. for inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2705/00Use of metals, their alloys or their compounds, for preformed parts, e.g. for inserts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】金属部品の凹部内に液状シール材を充填した状態で、金属部品上に樹脂部品を成形する際に、液状シール材が凹部内から流れ出すおそれを防止すること。
【解決手段】金属部品12と樹脂部品13とをシール材17を介在させて接合する。この場合、金属部品12上の凹部16内に液状シール材17Aを充填した後に、その液状シール材17Aの表面を硬化させることにより、スキン層22を形成する。続いて、シール材17の未硬化部17aの表面のスキン層22を覆うように、金属部品12上に樹脂材料13Aを供給して樹脂部品13を成形する。この樹脂材料13Aの供給圧力によりスキン層22を破壊して、樹脂材料13Aとシール材17の未硬化部17aとを一体化させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えばエンジンにおいて、金属製のオイルコントロールバルブを内蔵した合成樹脂(以下、主として樹脂という)製のシリンダヘッドカバーのように、金属部品と樹脂部品とをシール材の介在状態で接合した接合構造及び接合方法に関するものである。
従来、この種の金属部品と樹脂部品との接合構造としては、例えば以下のように実施されている。すなわち、金属部品の凹部内に液状シール材を充填した後に、金属部品上に樹脂材料を供給して樹脂部品を金属部品と一体成形するとともに、液状シール材を硬化させるものである。この構成により、金属部品と樹脂部品との接合部の間がシール材によってシールされる。
また、この種の金属部品と樹脂部品との接合構造としては、特許文献1に開示されるような技術が提案されている。この特許文献1の構造においては、電子制御回路等の電気部品を収容するケースの製造において、金属部品の凹部内に液状のシール材を充填して硬化させた後に、金属部品上に溶融状態の樹脂材料を供給して樹脂部品を金属部品と一体成形する。
特開2006−339403号公報
ところが、この前者の従来の接合構造においては、凹部内に液状シール材を充填した状態で、金属部品上に樹脂材料を供給する際に、樹脂材料の流動圧力により、液状シール材が凹部内から流れ出すことがあった。このため、金属部品と樹脂部品との接合部間におけるシール特性として所望の機能を得ることができないおそれがあった。
このような問題に対処するため、流れ出さない程度の高粘度の液状シール材を使用することも考えられる。しかしながら、このように高粘度の液状シール材を使用した場合には、金属部品の凹部内への液状シール材の充填作業の作業性が低下するばかりでなく、シール材と金属部品との間にエアが巻き込まれやすく、このような場合はシール性が低下するという問題が生じる。
また、前記特許文献1の構造においては、シール材が充分に硬化しない状態で溶融状態の樹脂材料の供給を行うと、前記と同様にシール材の流れ出しの問題が生じる。一方、シール材が硬化した後は、溶融状態の樹脂材料の供給に際して、シール材と金属部品との間における樹脂材料流動方向の下流側の隅部等に残留エアの溜まり部が形成されて、やはりシール性の問題が生じるおそれがある。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、例えば、金属部品の凹部内に液状のシール材を充填した状態で、金属部品上に樹脂部品を成形するような際に、液状のシール材が凹部内から流れ出すおそれを防止することができて、シール性向上を達成できる接合構造及び接合方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明の接合構造では、第1部材と第2部材とを接合するための接合構造において、第1部材に形成した凹部内に液状の接合材を充填するとともに、その接合材を覆うようにスキン層を形成し、第2部材により前記スキン層を破壊して、前記接合材により第1部材と第2部材とを接合したことを特徴とする。
従って、第1部材の凹部内に液状の接合材を充填した後、第1部材上に第2部材を供給するまでの間は、接合材の未硬化部の表面がスキン層にて覆われた状態にある。よって、例えば、第2部材を合成樹脂材料によって形成して、第1部材上に第2部材を成形する際に、樹脂材料の流動圧力が接合材の部分に作用しても、液状の接合材が凹部内から流れ出すおそれを防止することができて、第1部材と第2部材との接合部間に所望のシール特性等の接合作用を得ることができる。また、液状の接合材が凹部内から流れ出すおそれを防止できるため、低粘度の液状の接合材を用いることができる。従って、接合材の充填作業を効率よく行うことができるとともに、エアの巻き込みを防止できる。
前記の構成において、前記第1部材を金属部品により構成するとともに、第2部材を合成樹脂部品により構成し、前記接合材を弾性を有するシール材により構成することが好ましい。このようにすれば、合成樹脂部品の内部に金属部品をシール機能を介在させて装着する場合に都合がよい。
前記の構成において、前記凹部は環状をなす形状が好ましい。
また、この発明を、前記金属部品は円筒状のバルブケースであって、前記凹部がそのバルブケースの外周面に形成された構成において適用すると都合がよい。
さらに、この発明を、前記樹脂部品は前記バルブケースを埋設したシリンダヘッドカバーにおいて適用するとさらによい。
また、この発明の接合方法では、第1部材と第2部材とを接合材を介在させて接合する接合方法において、前記第1部材の凹部内に液状の接合材を充填した後、接合材の未硬化部の表面にスキン層を形成し、そのスキン層を覆うように前記第1部材上に溶融状態の合成樹脂材料を供給して、その合成樹脂材料の圧力により前記スキン層を破壊して、合成樹脂材料と前記接合材の未硬化部とを一体化させるとともに、合成樹脂材料を第2部材として成形することを特徴とする。
従って、この接合方法においても、前記接合構造に記載した作用と同様の作用を得ることができる。
さらに、前記の接合方法において、前記第2部材となる合成樹脂材料は射出成形されるようにするとよい。このようにした場合には、金属部品上に所定形状の樹脂部品を容易に一体成形することができる。
さらに、前記の接合方法において、前記スキン層は、第1部材の凹部内に液状の接合材を充填した後に、その接合材の表面を硬化させることにより形成するとよい。このようにした場合には、液状シール材の表面を硬化させることにより、スキン層を容易に形成することができる。
さらに、前記の接合方法において、前記スキン層は、金属部品の凹部内に液状シール材を充填した後に、その液状シール材の表面にフィルムを貼り付けることにより形成するとよい。このようにした場合には、凹部内に充填された液状シール材の表面にフィルムを貼り付けることにより、スキン層を容易に形成することができる。
以上のように、この発明によれば、金属部品の凹部内に液状シール材を充填した状態で、金属部品上に樹脂部品を成形する際に、液状シール材が凹部内から流れ出すおそれを防止することができる等の効果を発揮する。
(第1実施形態)
以下に、この発明を具体化した第1実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。この第1実施形態は、エンジンの合成樹脂製のシリンダヘッドカバー11にオイルコントロールバルブを内蔵した構成において具体化されたものである。
図1に示すように、ポリアミド樹脂(例えばナイロン66)等の耐熱性を有する材料よりなる合成樹脂部品としてのシリンダヘッドカバー11においては、筒状をなす金属部品としてのバルブケース12の外周に、合成樹脂部品としての外殻部13が一体に成形されて、この外殻部13内にバルブケース12が埋設されている。外殻部13はシリンダヘッドカバー11の一部を構成している。また、前記金属部品が第1部材、合成樹脂部品が第2部材を構成している。バルブケース12内には、オイルコントロールバルブのバルブ本体14が、そのバルブケース12の一端の開口部12aから挿入することにより組み付けられている。バルブケース12の開口部12aの近傍において、バルブケース12の内周面とバルブ本体14の外周面との間に介在されるように、バルブ本体14の外周には接合材としての合成樹脂製のシールリング15が設けられている。このシールリング15としては、シリコーン系樹脂等の耐熱性及び柔軟弾力性を有する発泡樹脂が用いられる。
前記バルブケース12の外周には、環状凹部(以下、単に凹部という)16が形成され、その凹部16内には、シール材17が充填されている。このシール材17としては、シリコーン系樹脂等の耐熱性及び柔軟弾力性を有する発泡樹脂が用いられる。そして、このシール材17を覆うようにバルブケース12の外周に外殻部13が接合状態で成形されて、バルブケース12と外殻部13との接合部がシール材17によりシールされている。このシールにより、金属からなる筒状のバルブケース12と合成樹脂からなる外殻部13との間における熱膨張係数の相違等に伴い、それらの接合部間に隙間が生じることがあっても、その隙間からオイル漏れを発生するおそれを防止することができる。
次に、前記のように構成されたシリンダヘッドカバー11において、金属部品としてのバルブケース12上に樹脂部品としての外殻部13を接合するための接合方法について説明する。
さて、バルブケース12上に外殻部13を形成する場合、言い換えればバルブケース12を外殻部13内に埋設する場合には、図2(a)に示すように、樹脂充填装置21を用いて、バルブケース12の凹部16内に液状シール材17Aを充填する。この場合、液状シール材17Aとしては、外殻部13の樹脂材料に対して良好な接着性を有する等の親和性を備えるとともに、硬化状態において弾性を有する材料を用いることが好ましい。
その後、図2(b)に示すように、凹部16内に充填された液状シール材17Aの表面を硬化させて、スキン層22を形成する。この場合、液状シール材17Aの表面に適切な温度の熱風23を当てることにより、スキン層22を形成することが好ましい。また、液状シール材17Aとして水分で硬化反応を開始する水分硬化型材料を使用しているときには、液状シール材17Aの表面に水滴が生じない程度の高湿度エアを吹き付けることにより、スキン層22を形成することが好ましい。
以上のようにして、凹部16内に充填されている液状シール材17Aの未硬化部17aの表面全体が、硬化したスキン層22により覆われる。よって、次工程への搬送中等において、凹部16内から液状シール材17Aの未硬化部17aが流れ出すおそれを防止することができる。
続いて、バルブケース12を射出成形型24内にセットした後、図2(c)に示すように、その射出成形型24内に合成樹脂材料13Aを射出することにより、液状シール材17Aの表面のスキン層22を含むバルブケース12の外周を覆うように、成形型24内に樹脂材料を供給する。そして、この場合、同図に示すように、樹脂材料13Aの射出圧力によりスキン層22が破壊されて、樹脂材料13Aと液状シール材17Aの未硬化部17aとが一体化される。そして、樹脂材料13Aの熱等により、前記未硬化部17aが硬化して、シール性が発揮される。このとき、破壊されたスキン層22は、その量が少ないため、シール性に悪影響を与えることはない。
よって、この第1実施形態においては、以下の効果がある。
(1) この実施形態においては、金属部品としてのバルブケース12の凹部16内に液状シール材17Aを充填した後、その液状シール材17Aの表面にスキン層22を形成して、そのスキン層22により液状シール材17Aの未硬化部17aの表面を覆っている。このため、バルブケース12上に樹脂材料13Aを供給して、樹脂部品としての外殻部13を成形するまでの間は、液状シール材17Aの未硬化部17aの表面がスキン層22にて覆われた状態に維持される。よって、バルブケース12を射出成形工程まで搬送したり、バルブケース12を射出成形型24内にセットしたり、バルブケース12上に樹脂材料13Aを供給したりする際に、液状シール材17Aの未硬化部17aが凹部16内から流れ出すおそれを防止することができる。シール材17にエアが混入されたりすることがなく、バルブケース12の外周に所定形状のシール材17を介在させた状態で外殻部13を接合形成することができて、バルブケース12と外殻部13との間の接合部に所望のシール特性を得ることができる。
(2) 液状シール材17Aが凹部16から流れ出ることを防止できるため、その液状シール材17Aとして、低粘度のものを用いることができる。従って、凹部16内に液状シール材17Aを注入する作業を容易に行うことが出来るばかりでなく、シール部に対するエアの巻き込みの可能性を低くすることができる。
(3) 液状シール材17Aの表面にスキン層が形成されるため、液状シール材17Aに塵埃等の異物が付着することを防止することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第2実施形態においては、図3に示すように、金属部品としてのバルブケース12の凹部16内に液状シール材17Aを充填した後に、その液状シール材17Aの表面にフィルム26を貼り付けることにより、このフィルム26によりスキン層22を形成するようになっている。このフィルム26としては、比較的剛性があって、割れやすい材質のものが好ましい。また、シール材17や外殻部13の樹脂材料と接着性等の親和性を有するものがさらに好ましい。そして、外殻部13を構成する樹脂材料の型内への射出による供給によって、射出圧力により前記フィルム26が破壊されて、シール材17Aと外殻部13とが一体化される。
従って、この第2実施形態においても、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様の効果を得ることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第1部材を構成する金属部品に代えて、その第1部材として樹脂部品を用いること。
・ 前記実施形態の接合構造及び接合方法を前記実施形態とは異なる部位、例えば、ヒューズ等を内装した電気接続箱(第2部材)と、その電気接続箱の壁部を貫通する金属ブッシュ(第1部材)とを備えた部位において具体化すること。
・ 前記実施形態とは逆に、金属部品の内周面の凹部にシール材を設けるとともに、その金属部品の内周側に樹脂部品が設けられる構成においてこの発明を具体化すること。
・ 環状のシール部以外のシール部、例えば平面状のシール部においてこの発明を具体化すること。
・ 液状の接合材としての液状シール材に代えて、液状接着剤を用いること。
・ 金属製または樹脂製の固体よりなる第2部材に先鋭状の突起を設け、第2部材に第1部材を接触させたときに、前記突起が第1部材側の接合材(接着剤,シール材等)の表面スキン層を破ることにより、第1部材と第2部材とを接合材を介して接合させること。
この発明を具体化したシリンダヘッドカバーを示す部分断面図。 (a)〜(c)は第1実施形態の接合方法を順に示す部分断面図。 第2実施形態の接合方法の一部を示す部分断面図。
符号の説明
11…シリンダヘッドカバー、12…金属部品としてのバルブケース、13…樹脂部品としての外殻部、13A…合成樹脂材料、16…凹部、17…シール材、17A…液状シール材、17a…未硬化部、21…樹脂充填装置、22…スキン層、23…熱風、24…射出成形型、26…フィルム。

Claims (9)

  1. 第1部材と第2部材とを接合するための接合構造において、
    第1部材に形成した凹部内に液状の接合材を充填するとともに、その接合材を覆うようにスキン層を形成し、第2部材により前記スキン層を破壊して、前記接合材により第1部材と第2部材とを接合したことを特徴とする接合構造。
  2. 前記第1部材を金属部品により構成するとともに、第2部材を合成樹脂部品により構成し、前記接合材を弾性を有するシール材により構成したことを特徴とする請求項1に記載の接合構造。
  3. 前記凹部が環状をなすことを特徴とする請求項2に記載の接合構造。
  4. 前記金属部品は円筒状のバルブケースであって、前記凹部はそのバルブケースの外周面に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の接合構造。
  5. 前記合成樹脂部品は前記バルブケースを埋設したシリンダヘッドカバーであることを特徴とする請求項4に記載の接合構造。
  6. 第1部材と第2部材とを接合材を介在させて接合する接合方法において、
    前記第1部材の凹部内に液状の接合材を充填した後、接合材の未硬化部の表面にスキン層を形成し、そのスキン層を覆うように前記第1部材上に溶融状態の合成樹脂材料を供給して、その合成樹脂材料の圧力により前記スキン層を破壊して、合成樹脂材料と前記接合材の未硬化部とを一体化させるとともに、合成樹脂材料を第2部材として成形することを特徴とする接合方法。
  7. 前記第2部材となる合成樹脂材料は射出成形されることを特徴とする請求項6に記載の接合方法。
  8. 前記スキン層は、第1部材の凹部内に液状の接合材を充填した後に、その接合材の表面を硬化させることにより形成することを特徴とする請求項6または7に記載の接合方法。
  9. 前記スキン層は、第1部材の凹部内に液状の接合材を充填した後に、その接合材の表面にフィルムを貼り付けることにより形成することを特徴とする請求項6または7に記載の接合方法。
JP2008097194A 2008-04-03 2008-04-03 接合方法 Expired - Fee Related JP4567764B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008097194A JP4567764B2 (ja) 2008-04-03 2008-04-03 接合方法
US12/417,210 US8105518B2 (en) 2008-04-03 2009-04-02 Method for joining first and second members to each other through a joint material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008097194A JP4567764B2 (ja) 2008-04-03 2008-04-03 接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009248393A true JP2009248393A (ja) 2009-10-29
JP4567764B2 JP4567764B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=41132538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008097194A Expired - Fee Related JP4567764B2 (ja) 2008-04-03 2008-04-03 接合方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8105518B2 (ja)
JP (1) JP4567764B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102159858B (zh) * 2008-09-18 2014-03-26 日本密封垫株式会社 气缸盖衬垫
JP4801720B2 (ja) * 2008-12-09 2011-10-26 トヨタ紡織株式会社 複合部材の固定構造
CN103344390B (zh) * 2013-06-09 2015-09-30 温州瑞明工业股份有限公司 一种发动机缸盖罩的气密性检测装置
AU2016212695B2 (en) * 2015-01-30 2020-07-30 The University Of Western Australia A device and a method for evaluating a mechanical property of a material
CN111043358A (zh) * 2019-12-31 2020-04-21 新乡市新华液压机械有限公司 一种三位三通阀

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005162998A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Masstech:Kk 金型内接着用接着剤
JP2005262870A (ja) * 2004-02-17 2005-09-29 Katazen:Kk 金属部材とウレタン系熱可塑性エラストマー部材との接合方法
JP2006152969A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Toyota Motor Corp シリンダヘッドカバー
JP2006339403A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Tokai Kogyo Co Ltd ケース部品及びその製造方法
JP2007136868A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Toyota Motor Corp 成形体の製造方法及び成形体
JP2007198601A (ja) * 1997-03-31 2007-08-09 Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd 変換継手とその製造方法
JP2007332763A (ja) * 2006-05-19 2007-12-27 Toyota Motor Corp シール構造
JP2008272984A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Toyota Boshoku Corp 金属と合成樹脂との接合構造及び接合方法
JP2008293000A (ja) * 2007-04-26 2008-12-04 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置、及び液晶表示装置の作製方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3890679A (en) * 1973-11-09 1975-06-24 Athlone Ind Inc Garment fastener subassembly and method for making the same

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198601A (ja) * 1997-03-31 2007-08-09 Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd 変換継手とその製造方法
JP2005162998A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Masstech:Kk 金型内接着用接着剤
JP2005262870A (ja) * 2004-02-17 2005-09-29 Katazen:Kk 金属部材とウレタン系熱可塑性エラストマー部材との接合方法
JP2006152969A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Toyota Motor Corp シリンダヘッドカバー
JP2006339403A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Tokai Kogyo Co Ltd ケース部品及びその製造方法
JP2007136868A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Toyota Motor Corp 成形体の製造方法及び成形体
JP2007332763A (ja) * 2006-05-19 2007-12-27 Toyota Motor Corp シール構造
JP2008272984A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Toyota Boshoku Corp 金属と合成樹脂との接合構造及び接合方法
JP2008293000A (ja) * 2007-04-26 2008-12-04 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置、及び液晶表示装置の作製方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20090250883A1 (en) 2009-10-08
US8105518B2 (en) 2012-01-31
JP4567764B2 (ja) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4567764B2 (ja) 接合方法
JP6011392B2 (ja) 防水筺体及び防水筺体の製造方法
US8784715B2 (en) Structure of parts made from plural composite pieces and method of building those parts
JP5539814B2 (ja) 基板露出面を備えた樹脂封止成形品の製造方法及び装置
JP6041053B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2008545080A (ja) プラスチック製冷媒ポンプハウジング内/面においてポンプベアリングを配置するための構造および方法
CN101089411A (zh) 球窝接头装置及其制备方法和设备
JP2006339403A (ja) ケース部品及びその製造方法
JP7259658B2 (ja) 高圧タンク
US20170266899A1 (en) Breast prosthesis having a closure stopper for a filling passage
JP4967787B2 (ja) 金属と合成樹脂との接合構造及び接合方法
JP2005125757A (ja) チューブ樹脂継手の製造方法及びその製造方法により製造されたチューブ樹脂継手
JP5896556B2 (ja) シール付きプレートの製造方法及びキャビプレート
WO2004052614A1 (ja) 基体一体型ゴムの製造方法
JP4287714B2 (ja) ホース接続構造およびホース接続方法
JP2011187697A (ja) 半導体パッケージの組立方法
JP5437853B2 (ja) 翼構造部上に除氷マットを組み付ける方法
JP5202360B2 (ja) ガスケット構造体及びその製造方法
JP3142506B2 (ja) 樹脂コーティングパイプおよびその製造方法
JPH02240460A (ja) インサート成形品及びその成形方法
WO2021145047A1 (ja) 成形金型およびシール部品
JP5015830B2 (ja) 感知器
WO2007029312A1 (ja) 金属-ゴム複合品の製造方法及び成形型
EP1221005A1 (en) Method to create a hot melt form for use with an air induction assembly
KR101200431B1 (ko) 열융착구조물 및 이를 구비한 이동단말기

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees