JP2015176332A - 安全装置及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鍵の管理を必要とせずに情報処理装置の非稼働時にデータファイルの盗難を防止できる安全装置を提供する。
【解決手段】 外部から接触できないよう機器を覆うカバー部と、前記カバー部の移動方向を一軸の前後方向のみに制限するカバー抑止部と、前記カバー部に設けられた貫通孔である係合孔と、常温時、前記係合孔を貫き、高温状態下で熱により屈曲し、前記係合孔から外れる構造の変形部とを含む安全装置。
【選択図】 図4

Description

本発明は、形状記憶金属を利用した安全装置及び情報処理装置に関する。
情報処理装置において、固有情報を格納したデータファイルの盗難を防止する安全装置が知られている。この安全装置は、図18の斜視図に示すように、鍵によって施錠される錠部174により取り外し不可に維持できるカバー部114で情報処理装置のデータファイル部224を覆う。
また、安全装置として、出願人は、特開2012−160508号公報(以下、特許文献1)において形状記憶金属を利用した安全装置を提案している。
特開2012−160508号公報
しかしながら、上述した背景技術では、鍵を設けて盗難防止を行うため、人手による施錠および開錠を必要とし、また、鍵の管理が必要となる。特許文献1に記載された技術は、情報処理装置の稼働時すなわち発熱体が高温時において保護カバーは開状態不可に維持され、情報処理装置の非稼働時すなわち発熱体が常温時において保護カバーは開状態可能にされる。したがって、特許文献1に記載された技術は、情報処理装置の稼働時にデータファイルの盗難を防止する。しかしながら、使用者が不在であることが多い情報処理装置の非稼働時にデータファイルの盗難を防止できないという課題がある。
本発明の目的の一例は、上述した問題点を解決できる安全装置、および情報処理装置を提供することにある。
本発明の一形態における第1の安全装置は、外部から接触できないよう機器を覆うカバー部と、前記カバー部の移動方向を一軸の前後方向に制限するカバー抑止部と、前記カバー部に設けられた貫通孔である係合孔と、常温時、前記係合孔を貫き、高温状態下で熱により屈曲し、前記係合孔から外れる構造の変形部とを含む。
本発明によれば、鍵の管理を必要とせずに情報処理装置の非稼働時にデータファイルの盗難を防止できるという効果が得られる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における安全装置100の構成を示す斜視図である。 図2は、第1の実施の形態における変形部150の、屈曲する方向の常温時における断面図である。 図3は、第1の実施の形態における変形部150の、図2と同方向の高温時における断面図である。 図4は、第1の実施の形態における非稼働時の情報処理装置200の構成を示す斜視図である。 図5は、第1の実施の形態における稼働時の情報処理装置200の構成を示す斜視図である。 図6は、本発明の第2の実施の形態における非稼働時の情報処理装置201の構成を示す斜視図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態における稼働時の情報処理装置201の構成を示す斜視図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態における非稼働時の情報処理装置201の断面図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態における稼働時の情報処理装置201の断面図である。 図10は、本発明の第3の実施の形態における非稼働時の情報処理装置202の構成を示す斜視図である。 図11は、本発明の第3の実施の形態における稼働時の情報処理装置202の構成を示す斜視図である。 図12は、本発明の第3の実施の形態における非稼働時の情報処理装置202の断面図である。 図13は、本発明の第3の実施の形態における稼働時の情報処理装置202の断面図である。 図14は、本発明の第4の実施の形態における非稼働時の情報処理装置203の構成を示す斜視図である。 図15は、本発明の第4の実施の形態における錠部170操作後の情報処理装置203の構成を示す斜視図である。 図16は、本発明の第4の実施の形態における非稼働時の情報処理装置203の断面図である。 図17は、本発明の第4の実施の形態における錠部170操作後の情報処理装置203の断面図である。 図18は、関連技術における情報処理装置の構成を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における安全装置100の構成を示す斜視図である。図1を参照すると、安全装置100は、カバー部110とカバー抑止部120a、120bと係合孔130と変形部150と、を備える。
次に、第1の実施の形態における安全装置100の構成について説明する。
カバー部110は、少なくとも図4におけるデータファイル部220を外部から接触できないよう覆う形状の部材である。前述の条件、すなわち、データファイル部220を外部から接触できないよう覆う形状が満足される限り、部材の形状、材料は図示のものに限定されない。
カバー抑止部120a、120bは、カバー部100の移動方向を図1のx軸に沿った前後方向のみに制限するために設けられる部材である。部材の形状、材料、数量は図示のものに限定されない。
係合孔130は、カバー部110に設けられた貫通孔である。その係合孔130は、後述する図4における発熱部230の上部に位置するよう形成される。
変形部150は、バイメタルからなる部材であり、高温状態下で屈曲する構造である。
図2を参照して、変形部150の構造を説明する。図2は、変形部150の、屈曲する方向の常温時における断面図である。変形部150は、熱膨張率の大きな金属板1500と熱膨張率の小さな金属板1501を貼り合わせた構造である。図3は、変形部150の、図2と同方向の高温時における断面図である。金属板1500と金属板1501との熱膨張率の違いに基づき、変形部150は屈曲する。この場合における高温時とは、図4における発熱部230からもたらされる熱により変形部150が十分温められる温度とする。
次に、図1に示す安全装置100を使用する第1の実施の形態における情報処理装置200の構成について説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態における非稼働時の情報処理装置200の構成を示す斜視図である。図4を参照すると、情報処理装置200は、基板210とデータファイル部220と発熱部230と安全装置100と、を備える。
基板210は、少なくともデータファイル部220が搭載、実装される回路基板部材である。
データファイル部220は、基板210に実装され、情報処理装置200の処理に必要な固有情報を格納する。
発熱部230は、基板210上に実装、固定され、情報処理装置200の稼働に伴い、発熱する。発熱部230は、情報処理装置200の図示しない回路デバイス、例えばプロセッサやメモリデバイス、インタフェース回路のほか、その回路デバイスの放熱を実施する図示しないヒートシンクなどにより実現する。また、本実施形態の変形部の変形を実現のために、回路デバイスは、情報処理装置200の稼働と連動して通電される、図示しない発熱器でもよい。
安全装置100は、前述のとおり、カバー部110を用いて少なくともデータファイル部220を覆い、基板210上に固定したカバー抑止部120a、120bを用いて、基板210上におけるカバー部100の移動方向をx軸の前後方向のみに制限する。また、安全装置100は、変形部150の端部を発熱部230に固定し、情報処理装置200の非稼働時において変形部150のもう一方の端部を係合孔130に貫通させる。
以上のように構成された安全装置100の動作について、図4に加えて図5の斜視図を追加し、参照して説明する。
図4、すなわち非稼働時の情報処理装置200において、カバー部110は、基板210上に固定されたカバー抑止部120a、120bにより、移動方向がx軸の前後方向のみに制限されている。さらに、基板210上に固定された発熱部230および発熱部230に固定された変形部150がカバー部110の係合孔130を貫通することにより、カバー部110は、x軸の前後方向の移動も阻害される。すなわち、安全装置100は、情報処理装置200の非稼働時、カバー部110の取り外し不可の状態を維持する。なお、カバー部110は、係合孔130のx軸方向の長さ分にほぼ相当するだけ、実質的に移動可能であるが、その移動長さはわずかで、カバー部110の取り外し不可の状態を維持する。
図5は、本発明の第1の実施の形態における稼働時の情報処理装置200の構成を示す斜視図である。
稼働時の情報処理装置200において、発熱部230は、情報処理装置200の稼働に伴い、発熱する。
次に、発熱部230に固定された変形部150は、発熱部230により加熱され、高温状態となる。そして、変形部150は、熱により変形し、屈曲する。
次に、変形部150は、屈曲によりカバー部110の係合孔130から外れ、係合孔130よりも下に向いて変形する。なお、変形部150の鉛直方向すなわちz軸方向の長さは、情報処理装置200の非稼働時(常温時)において係合孔130に貫通し、情報処理装置200の稼働時(高温時)において係合孔130から外れる長さにあらかじめ調整されることが望ましい。
このようにして情報処理装置200の稼働時に、カバー部110は、x軸の前後方向の移動を阻害されなくなるため、取り外し、交換が可能となり、データファイル部220に外部から接触することが可能となる。
変形部150の変形動作は可逆的であり、情報処理装置200の稼働が終了した場合、発熱部230の発熱は終了し、変形部150は、常温に戻るに従い、形状を元の状態に戻す。これにより、変形部150は、再度係合孔130に貫通し、安全装置100は、カバー部110の取り外し不可の状態に復帰する。
次に、本発明の第1の実施の形態の効果について説明する。
上述した本実施形態における安全装置100は、鍵を設けずに情報処理装置200の非稼働時にデータファイル部220の盗難を防止できる。
その理由は、以下のような構成を含むからである。即ち、第1にカバー部110は、基板210上に固定されたカバー抑止部120a、120bにより、移動方向がx軸の前後方向のみに制限されている。第2に、変形部150は、情報処理装置200が非稼働の時、カバー部110の係合孔130を貫通しカバー部110のx軸の前後方向の移動を阻害する。第3に、変形部150は、情報処理装置200が稼働している時、熱による変形に基づきカバー部110の係合孔130から外れ、カバー部110のx軸の前後方向の移動が可能となる。これにより、カバー部110は、情報処理装置200の稼働時のみ取り外しが可能となり、データファイル部220に外部から接触することが可能となる。このため、安全装置100は、鍵を設けずに情報処理装置200の非稼働時にデータファイル部220の盗難を防止できるという効果が得られる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図6は、本発明の第2の実施の形態における非稼働時の情報処理装置201の構成を示す斜視図である。
図6を参照すると、本実施形態における情報処理装置201は、第1の実施の形態のそれと比べて、安全装置100の代わりに安全装置101を備える。安全装置101は、第1の実施の形態のそれと比べて、変形部150の代わりに変形部151を備える。また、新たにロック部140を備える。
変形部151は、変形部150とは異なり、発熱部230に固定されていない端部のz軸方向上方にロック部140が設置される。ただし変形部151とロック部140は固定しない。
ロック部140は、z軸方向上方に突出部を備える凸状の部材であり、変形部151の熱変形に従って、z軸方向に上下に移動し、それ以外の方向には移動しないよう動きが規制される。たとえば、ロック部140の滑らかな上下移動のために、別途図示しないz軸方向に平行なレールを設け、レールに沿う方向だけロック部140を上下移動させてもよい。
以上のように構成された安全装置101の動作について、図6に加えて図7の斜視図、図8、図9の断面図を追加し、参照して説明する。
図7は、本発明の第2の実施の形態における稼働時の情報処理装置201の構成を示す斜視図である。
図8は、本発明の第2の実施の形態における非稼働時の情報処理装置201の断面図である。
図9は、本発明の第2の実施の形態における稼働時の情報処理装置201の断面図である。
図6および図8、すなわち非稼働時の情報処理装置201において、ロック部140は変形部151の一方の端部上に設置される。また、非稼働時の情報処理装置201においてロック部140の突出部は、カバー部110の係合孔130を貫通する。基板210と発熱部230と変形部151は固定されているため、安全装置101は、カバー部110の取り外し不可の状態を維持する。
図7および図9、すなわち稼働時の情報処理装置201において、発熱部230は、情報処理装置201の稼働に伴い、発熱する。
次に、発熱部230に固定された変形部151は、発熱部230により加熱され、高温状態となる。その結果、変形部151は、熱により変形し、屈曲する。
次に、ロック部140は、変形部151の屈曲と自重のため、z軸方向下方へ下がる。
次に、ロック部140の突出部は、カバー部110の係合孔130から外れる。なお、ロック部140の突出部の鉛直方向すなわちz軸方向の長さは、情報処理装置201の非稼働時(常温時)において係合孔130に貫通し、情報処理装置201の稼働時(高温時)において係合孔130から外れる長さにあらかじめ調整される。
このようにして、カバー部110は、x軸の前後方向の移動を阻害されなくなるため、取り外しが可能となり、データファイル部220に外部から接触することが可能となる。
この動作は可逆的であり、情報処理装置201の稼働が終了した場合、発熱部230の発熱は終了し、変形部151は、常温に戻るに従い、形状を元の状態に戻す。これにより、ロック部140はz軸方向上方へ押し上げられる。これに従い、ロック部140の突出部は、再度係合孔130に貫通し、安全装置101は、カバー部110の取り外し不可の状態に復帰する。
本発明の第2の実施の形態の効果は、第1の実施の形態の効果と同様である。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図10は、本発明の第3の実施の形態における非稼働時の情報処理装置202の構成を示す斜視図である。
図10を参照すると、本実施形態における情報処理装置202は、第2の実施の形態のそれと比べて、安全装置101の代わりに安全装置102を備える。また、発熱部230の代わりに発熱部232を備える。安全装置102は、第2の実施の形態のそれと比べて、カバー部110の代わりにカバー部112を備え、変形部151の代わりに変形部152を備える。また、新たに導熱部160を備える。
カバー部112は、カバー部111の機能を満たし、さらに係合孔130の位置が発熱部232と変形部152とロック部140を固定及び設置した時の鉛直方向(z軸方向)の高さよりも高く位置するような形状とする。
導熱部160は、例えばヒートパイプで構成され、導熱部160の一端が熱せられた場合、速やかに導熱部160全体に熱を伝導する。
発熱部232は、発熱部230とは異なり、変形部152ではなく導熱部160の端部が固定される。
変形部152は、発熱部232に固定されていない導熱部160の端部に固定される。すなわち、第3の実施の形態における変形部152は、発熱部232による加熱を、導熱部160を介して受容する。
以上のように構成された安全装置102の動作について、図10に加えて図11の斜視図、図12、図13の断面図を追加し、参照して説明する。
図11は、本発明の第3の実施の形態における稼働時の情報処理装置202の構成を示す斜視図である。
図12は、本発明の第3の実施の形態における非稼働時の情報処理装置202の断面図である。
図13は、本発明の第3の実施の形態における稼働時の情報処理装置202の断面図である。
図10および図12、すなわち非稼働時の情報処理装置202において、ロック部140は変形部152の一方の端部上に設置される。また、非稼働時の情報処理装置201においてロック部140の突出部は、カバー部110の係合孔130を貫通する。基板210と発熱部232と導熱部160と変形部152は固定されているため、安全装置101は、カバー部110の取り外し不可の状態を維持する。なお、カバー部110は、係合孔130のx軸方向の長さ分にほぼ相当するだけ、実質的に移動可能であるが、その移動長さはわずかで、カバー部110の取り外し不可の状態を維持する。
図11および図13、すなわち稼働時の情報処理装置202において、発熱部232は、情報処理装置202の稼働に伴い、発熱する。その結果、発熱部232に固定された導熱部160は、発熱部230により加熱される。
次に、導熱部160に固定された変形部152は、導熱部160により加熱され、高温状態となる。その結果、変形部152は、熱により変形し、屈曲する。
次に、ロック部140は、変形部152の屈曲と自重のため、z軸方向下方へ下がる。
次に、ロック部140の突出部は、カバー部112の係合孔130から外れる。なお、ロック部140の突出部の鉛直方向すなわちz軸方向の長さは、情報処理装置202の非稼働時(常温時)において係合孔130に貫通し、情報処理装置202の稼働時(高温時)において係合孔130から外れる長さにあらかじめ調整されることが望ましい。
このようにして情報処理装置202の稼働時に、カバー部112は、x軸の前後方向の移動を阻害されなくなるため、取り外し、交換が可能となり、データファイル部220に外部から接触することが可能となる。
変形部152の変形動作は可逆的であり、情報処理装置202の稼働が終了した場合、発熱部232の発熱は終了し、変形部152は、常温に戻るに従い、形状を元の状態に戻す。これにより、ロック部140はz軸方向上方へ押し上げられる。これに従い、ロック部140の突出部は、再度係合孔130に貫通し、安全装置102は、カバー部112の取り外し不可の状態に復帰する。
次に、本発明の第3の実施の形態の効果について説明する。
上述した本実施形態における安全装置102は、カバー部112の係合孔130と発熱部232との距離がある場合でも、鍵を設けずに情報処理装置202の非稼働時にデータファイル部220の盗難を防止できる。
その理由は、以下のような構成を含むからである。即ち、第1にカバー部112は、発熱部232と変形部152とロック部140を固定及び設置した時の鉛直方向(z軸方向)の高さよりも高い位置に係合孔130を備える。第2に、発熱部232と変形部152の間に導熱部160を固定した場合、ロック部140は、情報処理装置202の非稼働時(常温時)において係合孔130に貫通し、情報処理装置202の稼働時(高温時)において係合孔130から外れる。第3に、導熱部160は、導熱部160の一端が熱せられた場合、速やかに導熱部160全体に熱を伝導する。したがって、情報処理装置202が稼働している時、導熱部160を介して、変形部150が熱により変形する。このためカバー部112の係合孔130から外れ、カバー部112のx軸の前後方向の移動が可能となるので、カバー部112の係合孔130と発熱部232との距離がある場合でも、鍵を設けずに情報処理装置202の非稼働時にデータファイル部220の盗難を防止できるという効果が得られる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図14は、本発明の第4の実施の形態における非稼働時の情報処理装置203の構成を示す斜視図である。
図16は、本発明の第4の実施の形態における非稼働時の情報処理装置203の断面図である。
図14を参照すると、本実施形態における情報処理装置203は、第3の実施の形態のそれと比べて、安全装置102の代わりに安全装置103を備える。安全装置103は、第3の実施の形態のそれと比べて、導熱部160の代わりに導熱部163を、発熱部232の代わりに発熱部233を備える。また、新たに錠部170とシリンダー部180を備える。
錠部170は、特定の適合する鍵が挿入された場合のみ回転し、カバー部112内部に備えるシリンダー部180を回転させる。
シリンダー部180は、カバー部112内部にy軸方向に固定された円柱状の部材で、錠部170により回転する。また、円柱表面上に突起部を備える。
導熱部163と発熱部233は、第3の実施の形態のそれらの機能に加えて、互いにz軸方向に嵌合滑動する機構を有する。例えば導熱部163と発熱部233のどちらか一方にz軸方向の溝を設け、溝に嵌合する突出部をもう一方に設ける。また、導熱部163は、図16に示すように、シリンダー部180の突起部に嵌合する凹部をさらに備える。
以上のように構成された安全装置103の動作について、図14、図16に加えて図15の斜視図、図17の断面図を追加し、参照して説明する。
図15は、本発明の第4の実施の形態における錠部170操作後の情報処理装置202の構成を示す斜視図である。
図17は、本発明の第4の実施の形態における錠部170操作後の情報処理装置202の断面図である。
図14、すなわち非稼働時の情報処理装置203において、第3の実施の形態と同様、安全装置103は、カバー部112の取り外し不可の状態を維持する。なお、カバー部112は、係合孔130のx軸方向の長さ分にほぼ相当するだけ、実質的に移動可能であるが、その移動長さはわずかで、カバー部112の取り外し不可の状態を維持する。
錠部170は、作業員による鍵の操作に従い、シリンダー部180を回転させる。
次に、シリンダー部180は、回転に伴い、図16に示す突起部が回転し、嵌合する導熱部163の凹部を押し下げる。
次に、導熱部163は、導熱部163が押し下げられるに伴い、導熱部163に固定されている変形部152および変形部152に設置されているロック部140を押し下げる。
次に、ロック部140の突出部は、カバー部112の係合孔130から外れる。
このようにして、作業員による鍵の操作時に、カバー部112は、x軸の前後方向の移動を阻害されなくなるため、取り外し、交換が可能となり、データファイル部220に外部から接触することが可能となる。
シリンダー部180回転によるロック部140押し下げの動作は可逆的であり、作業員による鍵の操作に従い、錠部170がシリンダー部180を逆方向に回転させた場合、シリンダー部180は、回転に伴い、図17に示す突起部が回転する。回転に伴い、シリンダー部180は、嵌合する導熱部163の凹部を押し上げ、導熱部163に固定されている変形部152および変形部152に設置されているロック部140は押し上げられる。これに従い、ロック部140の突出部は、再度係合孔130に貫通し、安全装置103は、カバー部112の取り外し不可の状態に復帰する。
次に、本発明の第3の実施の形態の効果について説明する。
上述した本実施形態における安全装置103は、情報処理装置203の非稼働時においても、鍵を所持した作業員だけはカバー部112の取り外し、交換を可能とし、データファイル部220に外部から接触することを可能とする。
その理由は、以下のような構成を含むからである。即ち、第1に、鍵を所持した作業員だけがシリンダー部180を回転させることができる。第2にシリンダー部180は、回転に伴い、導熱部163を押し下げる。第3に、導熱部163は、変形部152およびロック部140を押し下げ、ロック部140の突出部は、カバー部112の係合孔130から外れる。したがって、情報処理装置203の非稼働時においても、鍵を所持した作業員はカバー部112の取り外しを可能とし、データファイル部220に外部から接触することが可能となる。
以上、各実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しえる様々な変更をすることができる。
100、101、102 安全装置
110、112、114 カバー部
120a、120b カバー抑止部
130 係合孔
140 ロック部
150、151、152 変形部
160、163 導熱部
170、174 錠部
180 シリンダー部
200、201、202、203 情報処理装置
210 基板
220、224 データファイル部
230、232、233 発熱部

Claims (6)

  1. 外部から接触できないよう機器を覆うカバー部と、
    前記カバー部の移動方向を一軸の前後方向に制限するカバー抑止部と、
    前記カバー部に設けられた貫通孔である係合孔と、
    常温時、前記係合孔を貫き、高温状態下で熱により屈曲し、前記係合孔から外れる構造の変形部と
    を含む安全装置。
  2. ロック部は、突出部を備える凸状の部材であり、前記変形部の熱変形に従って、上下に移動するロック部をさらに含み、
    前記ロック部の突出部が、常温時、前記係合孔を貫き、高温状態下で前記係合孔から外れる請求項1記載の安全装置。
  3. 一端が熱せられた場合、速やかに全体に熱を伝導する導熱部をさらに含み、
    前記変形部が前記導熱部に固定される請求項2に記載の安全装置。
  4. 特定の適合する鍵が挿入された場合のみ回転する錠部と、
    前記カバー部内部に固定され、前記錠部の回転に伴い回転し、少なくとも前記ロック部を押し下げるシリンダー部をさらに含む請求項2または3に記載の安全装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに1項に記載の安全装置と回路デバイスとを含む情報処理装置。
  6. 前記安全装置の前記変形部は、前記回路デバイスの一部に固定される請求項5に記載の情報処理装置
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