JP2015175315A - 遮熱コーティング材、これを有するタービン部材及び遮熱コーティング方法 - Google Patents

遮熱コーティング材、これを有するタービン部材及び遮熱コーティング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】遮熱コーティング材において、遮熱性を安定して確保することができる。【解決手段】遮熱コーティング材20は、母材10上に積層される金属結合層としてのボンドコート層21と、ボンドコート層21上に積層されたセラミックを含むトップコート層22と、トップコート層22内において表面よりも内側に形成され、トップコート層22と同一の材料で形成されるとともに気孔率がトップコート層22よりも小さい緻密層23と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、遮熱コーティング材、これを有するタービン部材及び遮熱コーティング方法に関する。
ガスタービンでは、その効率を向上させるために、使用するガスの温度を高く設定している。このような高温のガスに晒されるタービン部材(動翼、静翼など)には、その表面に遮熱コーティング材(Thermal Barrier Coating:TBC)が施されている。遮熱コーティング材とは、被溶射物であるタービン部材の表面に、溶射により熱伝導率の小さい溶射材(例えば、熱伝導率の小さいセラミックス系材料)を被覆したものであり、タービン部材の遮熱性及び耐久性を向上させている。
一方、ガスタービンに用いられる燃料は多様化しており、従来のガスを用いるガスタービンだけでなく、重油を用いるガスタービンのニーズも高まっている。このような重油焚きのガスタービンでは、短時間の運転で遮熱コーティング材が損傷してしまうことが問題となっている。具体的には、重油焚きのガスタービンの場合、タービン部材が、重油に含有されるナトリウムや硫黄等によって生じる硫酸ナトリウムを含む溶融塩に曝されることで、その溶融塩が遮熱コーティング材の内部に浸透して遮熱コーティング材をタービン部材の表面から剥離させてしまう事象が発生することが知られている。そのため、溶融塩の存在する環境下において、高い信頼性を有する遮熱コーティング材が望まれている。
このような遮熱コーティング材が、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の遮熱コーティング材は、トップコート層である遮熱層の表面にシリカを主成分とする環境遮蔽層を形成し、溶融塩が遮熱層に接触することを妨げている。具体的には、安定化ジルコニアで形成される遮熱層の表面に、セラミック系の接着剤を塗布して加熱することで、溶融塩の浸透を妨げる環境遮蔽層を形成している。
また、特許文献2に開示されている遮熱コーティング材では、腐食成分浸透防止層をトップコート層であるセラミック層の表面に形成し、溶融塩等の腐食成分の浸透を防止している。
特開2012‐137073号公報 特許第4388466号公報
しかしながら、上記のような遮熱コーティング材は、トップコート層の表面に溶融塩の浸透を防ぐ層を形成している。そのため、ガスタービンの運転中に異物等が飛来して接触することで、溶融塩の浸透を妨げる層が剥離してしまうおそれがある。このような場合には、溶融塩の浸透を防ぐことができずに遮熱コーティング材の一部が剥離してしまい、遮熱性が損なわれてしまう。即ち、ガスタービンの運転中に遮熱コーティング材の遮熱性を安定して確保することができないおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、遮熱性を安定して確保することが可能な遮熱コーティング材、これを備えるタービン部材、及び遮熱コーティング方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の第一の態様に係る遮熱コーティング材は、母材上に積層される金属結合層としてのボンドコート層と、該ボンドコート層上に積層されたセラミックを含むトップコート層と、前記トップコート層内において表面よりも内側に形成され、該トップコート層と同一の材料で形成されるとともに気孔率が前記トップコート層よりも小さい緻密層と、を備える。
このような構成によれば、トップコート層内に、気孔率がトップコート層よりも小さい緻密層を形成することで溶融塩の浸透が緻密層によって妨げられる。即ち、緻密層をトップコート層の表面に形成しないことで、緻密層を露出させずに形成できる。そのため、緻密層を表面側に形成された一部のトップコート層によって保護することができる。これにより、異物が飛来して接触した場合であっても、緻密層が損傷してしまうことを抑制することができ、溶融塩以外の異物等によって緻密層が損傷してしまうことを抑制できる。
また、本発明の他の態様に係る遮熱コーティング材では、前記緻密層の気孔率が、1%以上4%未満の範囲内であってもよい。
このような構成によれば、気孔率が小さい緻密層を形成することで、トップコート層の内側への溶融塩の浸透を抑えることができる。
さらに、本発明の他の態様に係る遮熱コーティング材では、前記緻密層の膜厚が、0.1μm以上2μm以下の範囲内であってもよい。
このような構成によれば、膜厚が非常に薄いためにトップコート層内の緻密層側の表面の凹凸形状をほとんど変化させることがない。そのため、緻密層を形成しても、緻密層を形成しなかった場合と同様の層間強度をトップコート層として維持することができる。したがって、緻密層を形成したとしても、トップコート層を強固に接合することができ、異なる層との境界で剥離してしまうことを抑制することができる。
また、本発明の第二の態様に係るタービン部材では、前記遮熱コーティング材を表面に有する。
このような構成によれば、遮熱性を長期間にわたって確保することが可能な信頼性の高いタービン部材を形成することができる。
また、本発明の第三の態様に係るタービンでは、前記タービン部材を備える。
このような構成によれば、タービン部材が損傷し難くなり、メンテナンス性を向上することができる。そのため、メンテナンスのためのガスタービンの稼動停止時間を短縮することができる。
また、本発明の第四の態様に係る遮熱コーティング方法では、母材上に金属結合層としてのボンドコート層を積層するボンドコート層積層工程と、前記ボンドコート層積層工程の後に実施され、前記ボンドコート層上に、セラミックを含む第一トップコート層を積層する第一トップコート層積層工程と、前記第一トップコート層積層工程の後に実施され、前記第一トップコート層と同一の材料で形成されるとともに気孔率が前記第一トップコート層よりも小さい緻密層を形成する緻密層積層工程と、前記緻密層積層工程の後に実施され、前記緻密層上にセラミックを含む第二トップコート層を積層させる第二トップコート層積層工程とを含む。
このような構成によれば、トップコート層内に、気孔率がトップコート層よりも小さい緻密層を形成することで溶融塩の浸透を妨げることができる遮熱コーティング材を形成できる。
本発明によれば、溶融塩の浸透を妨げる緻密層をトップコート層内に形成することで、遮熱性を安定して確保することができる。
本発明の各実施形態に係るガスタービンの概略構成図である。 本発明の各実施形態に係る動翼の概略構成斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る動翼の要部断面拡大図である。 本発明の第一実施形態における遮熱コーティング方法の工程を説明する工程図である。 溶融塩が浸透した遮熱コーティング材を説明する拡大写真であって、同図(a)は、溶融塩が浸透前の遮熱コーティング材の拡大写真、同図(b)は溶融塩が浸透したことによって亀裂が生じた遮熱コーティング材の拡大写真である。 トップコート層における融塩の成分の一つである硫黄の浸透度合いを分析した結果を示す図であって、同図(a)は気孔率が10〜12%の場合の分析結果であり、同図(b)は気孔率が5〜8%の場合の分析結果である。 本発明の第二実施形態に係る動翼の要部断面拡大図である。 本発明の実施例における緻密層を説明する拡大写真である。
《第一実施形態》
以下、本発明に係る第一実施形態について図1から図6を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のガスタービン1は、多量の空気を内部に取り入れて圧縮する圧縮機2と、この圧縮機2にて圧縮された圧縮空気Aに燃料を混合して燃焼させる燃焼器3と、燃焼器3から導入された燃焼ガスGの熱エネルギーを回転エネルギーに変換するタービン本体4と、タービン本体4の回転する動力の一部を圧縮機2に伝達して圧縮機2を回転させるロータ5とを備えている。
タービン本体4は、ロータ5に設けられた動翼7に燃焼ガスGを吹き付けることで燃焼ガスGの熱エネルギーを機械的な回転エネルギーに変換して動力を発生する。タービン本体4には、ロータ5側の複数の動翼7の他に、タービン本体4のケーシング6に複数の静翼8が設けられる。タービン本体4では、これら動翼7と静翼8とが、ロータ5の軸方向に交互に配列されている。
本実施形態におけるタービン部材は、図2に示すように、タービン本体4の動翼7である。この動翼7は、タービン本体4のケーシング6内の燃焼ガスG流路内に配される動翼本体71と、この動翼本体71の基端に設けられたプラットホーム72と、このプラットホーム72から動翼本体71と反対側へ突出した翼根73と、動翼本体71の先端に設けられたシュラウド74と、を有している。
図3に示すように、動翼7は、Ni基合金等の耐熱合金製の母材10と、この母材10の表面に形成される遮熱コーティング材20とを有している。
遮熱コーティング材20は、母材10上に積層されるボンドコート層21と、ボンドコート層21の表面に積層されるトップコート層22と、トップコート層22内においてその表面よりも母材10側である内側に形成される緻密層23とを有している。
ボンドコート層21は、母材10とトップコート層22が剥離すること抑制し、耐食性及び耐酸化性に優れた金属結合層として形成される。ボンドコート層21は、例えば、溶射材としてMCrAlY合金の金属溶射粉を母材10の表面に対して溶射して積層される。ここで、ボンドコート層21を構成するMCrAlY合金の「M」は、金属元素を示し、例えば,NiCo,Ni、Co等の単独の金属元素又はこれらのうち2種以上の組み合わせを示している。
トップコート層22は、セラミックを含む溶射材をボンドコート層21の表面に対して溶射して形成される。トップコート層22は、緻密層23を挟んで、内側に形成される第一トップコート層22aと、表面側に形成される第二トップコート層22bとを有している。本実施形態における第一トップコート層22a及び第二トップコート層22bは、同一材料を用いて、同一条件によってそれぞれ形成されている。第一トップコート層22a及び第二トップコート層22bは、気孔率(単位体積当たりの気孔の占有率)が8〜15%の範囲に収まるように形成されることが好ましく、特に10%とされることが好ましい。トップコート層22を形成する際に用いられる溶射材は、例えば、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)や、酸化イッテルビウム(Yb)で部分安定化させたジルコニア(ZrO)であるイッテルビア安定化ジルコニア(YbSZ)が用いられる。
第一トップコート層22aは、ボンドコート層21上を完全に覆うことが可能な膜厚以上に形成されていればよい。具体的には、本実施形態の第一トップコート層22aは、200μm程度の膜厚で形成される。
第二トップコート層22bは、緻密層23上を完全に覆うことが可能な膜厚以上に形成されていればよい。具体的には、本実施形態の第二トップコート層22bは、第一トップコート層22aと同様に、200μm程度の膜厚で形成される。
緻密層23は、第一トップコート層22aと第二トップコート層22bとの間に配置されることで、トップコート層22内において表面よりも内側に形成される。緻密層23は、トップコート層22と同一の材料で形成されるとともに、気孔率がトップコート層22よりも小さく形成される。具体的には、本実施形態の緻密層23は、トップコート層22と同じYSZやYbSZを溶射材として溶射することで形成される。本実施形態の緻密層23は、気孔率が1%以上4%未満の範囲内となるよう形成される。緻密層23は、第一トップコート層22aと第二トップコート層22bとの膜厚を足したトップコート層22全体としての膜厚に対して、20%を超えないような膜厚に形成される。例えば、本実施形態では、緻密層23は、トップコート層22の膜厚が500μm程度である場合、10μm以下の膜厚で形成されることが好ましい。
次に、上記遮熱コーティング材20を母材10に積層させる遮熱コーティング方法S2について説明する。
まず、母材形成工程S1として、母材10を目的の形状(本実施形態においては動翼7形状)に形成する。本実施形態では、母材10には、前述したように、Ni基合金が用いられる。
遮熱コーティング方法S2は、母材形成工程S1後に実施される。遮熱コーティング方法S2は、ボンドコート層積層工程S21と、第一トップコート層積層工程S22と、緻密層積層工程S23と、第二トップコート層積層工程S24と、表面調整工程S25とを有する。
ボンドコート層積層工程S21は、母材形成工程S1後に実施される。ボンドコート層積層工程S21は、母材10の表面に対してボンドコート層21を積層させる。本実施形態のボンドコート層積層工程S21は、例えば、MCrAlY合金の金属溶射粉を用いて、低圧プラズマ溶射法により母材10の表面に溶射することで、ボンドコート層21を形成する。
第一トップコート層積層工程S22は、ボンドコート層積層工程S21後に実施される。第一トップコート層積層工程S22は、ボンドコート層21上に第一トップコート層22aを積層させる。本実施形態の第一トップコート層積層工程S22は、例えば、溶射材としてYSZの粉末を用いて、大気圧プラズマ溶射法(ATMOSPHERIC pressure Plasma Spray:APS)により、第一トップコート層22aをボンドコート層21上に形成する。
緻密層積層工程S23は、第一トップコート層積層工程S22後に実施される。緻密層積層工程S23は、第一トップコート層22aに緻密層23を積層させる。本実施形態の緻密層積層工程S23は、例えば、第一トップコート層積層工程S22で用いた溶射材を使用して、第一トップコート層積層工程S22とは異なる条件で、大気圧プラズマ溶射法を行うことで、緻密層23を形成する。具体的には、本実施形態の緻密層積層工程S23は、溶射材を噴射する不図示の溶射装置のノズルの先端と母材10との距離である溶射距離を第一トップコート層積層工程S22よりも近づけて実施する。例えば、第一トップコート層積層工程S22における溶射距離を150mmに設定した場合、緻密層積層工程S23における溶射距離を100mm程度まで徐々に近づけるよう設定する。
なお、本実施形態の緻密層積層工程S23では、溶射距離を近づけることで緻密層23を形成したが、これに限定されるものでなく、気孔率がトップコート層22よりも小さくなるように形成することができればよい。例えば、溶射装置の溶射電流を増加させることで気孔率を小さくするように形成してもよい。
第二トップコート層積層工程S24は、緻密層積層工程S23後に実施される。第二トップコート層積層工程S24は、緻密層23に第二トップコート層22bを積層させる。本実施形態の第二トップコート層積層工程S24は、第一トップコート層積層工程S22と同一の材料・条件で、実施され、第二トップコート層22bを緻密層23上に形成する。
第二トップコート層積層工程S24を実施後に、遮熱コーティング材20の表面の状態を調整する表面調整工程S25を実施する。表面調整工程S25は、形成した遮熱コーティング材20全体としての膜厚を調整したり、表面をより滑らかにして動翼7への熱伝達係数を低下させたりするために、第二トップコート層22bをわずかに削って遮熱コーティング材20の表面の状態を調整する。本実施形態の表面調整工程S25は、第二トップコート層22bを数μm削り、第二トップコート層22bの表面を滑らかにするとともに、遮熱コーティング材20全体としての膜厚が均一となるよう調整する。
上記のような遮熱コーティング材20や遮熱コーティング方法S2によれば、第一トップコート層22aと第二トップコート層22bの間に、気孔率が第一トップコート層22aや第二トップコート層22bよりも小さい緻密層23を形成することで、第一トップコート層22aへの溶融塩の浸透を妨げることができる。即ち、緻密層23を第二トップコート層22bの表面側に形成しないことで、緻密層23を表面に露出させずに形成できる。そのため、緻密層23を第二トップコート層22bによって保護することができる。これにより、ガスタービン1等の運転中に動翼7に対して異物が飛来して接触した場合や表面調整工程S25において遮熱コーティング材20全体としての膜厚を調整するために表面を一部削った場合であっても、緻密層23が損傷してしまうことを抑制することができる。したがって、溶融塩以外の異物等によって緻密層23が損傷してしまうことを抑制でき、長時間にわたって使用される動翼7等のタービン部材への遮熱性を安定して確保することができる。
また、従来、トップコート層22内には、図5(a)に示すように、遮熱性を確保するために10%程度の割合で気孔や層状欠陥が存在している。溶融塩が遮熱コーティング材20内に浸透すると、浸透した溶融塩がこの気孔や層状欠陥内に蓄積されてトップコート層22の強度が弱化する。そして、遮熱コーティング材20が表面に施された動翼7が高温高圧の環境下で使用されることで、トップコート層22に熱応力が働き、気孔や層状欠陥内に蓄積された溶融塩からき裂30が進展する。その後、進展したき裂30に溶融塩がさらに蓄積されて熱応力が働くことで、き裂30はより進展していく。これを繰り返すことで、トップコート層22内に大きなき裂30が形成され、図5(b)に示すように、トップコート層22の剥離を引き起こすと考えられている。
そして、図6は、トップコート層22における溶融塩の成分の一つである硫黄の浸透度合いを分析した結果である。図6(a)に示すように、気孔率が10〜12%の場合は図中の白点で表されるように硫黄の浸透が認められる。一方、図6(b)に示すように、気孔率が3〜8%まで低下することで、図中にもほとんど白点がなくなり、硫黄の浸透が抑制されていることがわかる。即ち、気孔率を8%以下にすることで、溶融塩の浸透が抑制することができる。そのため、気孔率が小さい緻密層23を形成することで、緻密層23よりも内側への溶融塩の浸透を抑えることができる。したがって、本実施形態のように気孔率が1%以上4%未満の範囲内に収まるように緻密層23を形成することで、溶融塩の浸透を効果的に抑制することができる。その結果、溶融塩が第二トップコート層22bに浸透してしまったとしても、緻密層23によって第一トップコート層22aへの浸透を防ぐことができる。したがって、第一トップコート層22aの剥離等の損傷を抑え、トップコート層22が完全に剥離して遮熱効果等のトップコート層22の性能が完全に失われてしまうことを防ぐことができる。
さらに、トップコート層22全体を緻密層23した場合、気孔率が小さいために十分な遮熱性を確保することが難しい。ところが、トップコート層22に対して緻密層23の膜厚が20%を超えないように形成することで、トップコート層22による遮熱性を確保しながら、溶融塩によるトップコート層22の剥離を抑えることができる。したがって、長期間にわたって損傷し難く、遮熱性を確保できるような信頼性の高い遮熱コーティング材20を形成することができる。
また、このような遮熱コーティング材20を使用することで、遮熱性を長期間にわたって確保することが可能な信頼性の高い動翼7等のタービン部材を形成することができる。
さらに、上記構成からなるガスタービン1によれば、タービン部材が損傷し難くなり、メンテナンス性を向上することができる。そのため、メンテナンスのためのガスタービン1の稼動停止時間を短縮することができる。
《第二実施形態》
次に、図7を参照して第二実施形態の遮熱コーティング材20aについて説明する。
第二実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。この第二実施形態の遮熱コーティング材20aは、緻密層23について第一実施形態と相違する。
即ち、第二実施形態では、第一実施形態の緻密層23よりも薄く密な構造の極薄緻密層230を形成する。極薄緻密層230は、その膜厚が0.1μm以上2μm以下の範囲内で形成される。極薄緻密層230は、サスペンションプラズマ溶射法(Suspension Plasma Spray :SPS)を利用して形成される。サスペンションプラズマ溶射法は、溶射材として粉末材料ではなく、ナノからサブミクロンの微粉末を溶媒に分散させた混濁液を直接プラズマ中に投入する方法である。
具体的には、第二実施形態で形成される極薄緻密層230は、トップコート層22を形成する際に用いた材料と同じ材料の粒子を用いて、サスペンションプラズマ溶射法によって形成される。例えば、極薄緻密層230は、YSZを分散させた混濁液を用いたサスペンションプラズマ溶射法によって、第一トップコート層22a上に形成される。極薄緻密層230は、気孔率がトップコート層22だけでなく第一実施形態の緻密層23よりも小さく形成される。そして、極薄緻密層230は、例えば、1μm程度の膜厚で形成される。
上記のような遮熱コーティング材20aによれば、膜厚が1μm程度の極薄緻密層230を第一トップコート層22a上に形成しても、膜厚が非常に薄いために第一トップコート層22aの極薄緻密層230側の表面の凹凸形状をほとんど変化させることがない。即ち、極薄緻密層230の第二トップコート層22b側の面の形状が、第一トップコート層22aの表面の凹凸を転写したような形状になる。そのため、第二トップコート層22bを極薄緻密層230上に形成しても、第一トップコート層22a上に極薄緻密層230を形成せずに第二トップコート層22bを直接形成した場合と同様の層間強度を、第一トップコート層22aと極薄緻密層230との間及び第一トップコート層22aと極薄緻密層230との間に生じさせることができる。したがって、第一トップコート層22aと第二トップコート層22bとを極薄緻密層230に強固に接合することができ、極薄緻密層230との境界で剥離してしまうことを抑制することができる。
さらに、極薄緻密層230は、膜厚が1μm程度と非常に薄いために、第一トップコート層22aと第二トップコート層22bとの間での熱伝導を阻害しない。したがて、第一トップコート層22aと第二トップコート層22bとの間に極薄緻密層230が形成されても、トップコート層22全体として遮熱性が低下してしまうことを抑えることができる。
また、サスペンションプラズマ溶射法によって形成されることで、層内に粒子が小さいことで非常に密な構造となり、気孔率のより小さな層として極薄緻密層230を形成できる。そのため、第一トップコート層22aへの溶融塩の浸透をより効果的に防ぐことができる。
[実施例]
以下、実施例によって第一トップコート層22aと第二トップコート層22bとの間に緻密層23を形成する方法を説明するが、本発明は以下の記載によって限定されない。
(実施方法)
本実施例では、第一トップコート層積層工程S22から第二トップコート層積層工程S24までを、溶射材としてYSZを用いる同一の溶射装置を使用して、大気圧プラズマ溶射法によって実施する。具体的には、本実施例では、溶射距離と溶射装置のノズルから母材10に対して溶射材を吹き付ける速度である溶射速度を変化させる。なお、溶射電流等のその他の溶射装置の設定を一定とする。そして、第一トップコート層積層工程S22から第二トップコート層積層工程S24までを溶射装置によって連続的に実施する。
(第一トップコート層積層工程S22の実施条件)
溶射距離:150[mm]
溶射速度:300[mm/sec]
(緻密層積層工程S23の実施条件)
溶射距離:150[mm]
溶射速度:100〜120[mm/sec]
(第二トップコート層積層工程S24の実施条件)
溶射距離:150[mm]
溶射速度:300[mm/sec]
上記条件で第一トップコート層積層工程S22から第二トップコート層積層工程S24までを実施した結果、図8に示すように、第一トップコート層22aや第二トップコート層22bよりも明らかに気孔率の小さい緻密層23が形成されていることが確認された。また、溶射装置等を変更しなくとも、条件を調整だけで、第一トップコート層22aと第二トップコート層22bとの間に緻密層23を積層させることができることが分かった。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
なお、第一トップコート層22a及び第二トップコート層22bは、本実施形態のように、同一の材料を用いて同じ条件で形成されることに限定されるものではなく、別々の構成として形成されてもよい。例えば、第一トップコート層22aと第二トップコート層22bとの気孔率をそれぞれ別に形成したり、異なる材料を用いて形成したりしてもよい。
また、ボンドコート層21やトップコート層22は、本実施形態以外の方法で形成されてもよい。例えば、大気圧プラズマ溶射以外の電気式溶射として減圧プラズマ溶射を用いてもよく、ガス式溶射として、フレーム溶射法、高速フレーム溶射を用いてよい。また、溶射法以外の方法で形成してもよく、例えば、電子ビーム物理蒸着法を用いてもよい。
さらに、第一トップコート層22aと第二トップコート層22bとは、本実施形態のように、同じ膜厚に形成されることに限定されるものではなく、使用される環境等の条件や遮熱コーティング材20において緻密層23を形成したい位置に応じて適宜設定されればよい。例えば、第二トップコート層22bを5μm程度と非常に薄く形成し、第一トップコート層22aを400μm程度と非常に厚く形成してもよく、また、この逆であってもよい。
さらに、上述した構成においては、動翼7に本発明を適用した場合について説明をしたが、他のタービン部材、例えば、ガスタービン1の静翼8や燃焼器3を構成するノズルや筒体等の部材に本発明を適用してもよい。
1…ガスタービン 2…圧縮機 3…燃焼器 4…タービン本体 A…圧縮空気 G…燃焼ガス 5…ロータ 6…ケーシング 7…動翼 71…動翼本体 72…プラットホーム 73…翼根 74…シュラウド 8…静翼 10…母材 20、20a…遮熱コーティング材 21…ボンドコート層 22…トップコート層 22a…第一トップコート層 22b…第二トップコート層 23…緻密層 S1…母材形成工程 S2…遮熱コーティング方法 S21…ボンドコート層積層工程 S22…第一トップコート層積層工程 S23…緻密層積層工程 S24…第二トップコート層積層工程 S25…表面調整工程 30…き裂 230…極薄緻密層

Claims (6)

  1. 母材上に積層される金属結合層としてのボンドコート層と、
    該ボンドコート層上に積層されたセラミックを含むトップコート層と、
    前記トップコート層内において表面よりも内側に形成され、該トップコート層と同一の材料で形成されるとともに気孔率が前記トップコート層よりも小さい緻密層と、
    を備える遮熱コーティング材。
  2. 前記緻密層の気孔率が、1%以上4%未満の範囲内である請求項1に記載の遮熱コーティング材。
  3. 前記緻密層の膜厚が、0.1μm以上2μm以下の範囲内である請求項1または請求項2に記載の遮熱コーティング材。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の前記遮熱コーティング材を表面に有するタービン部材。
  5. 請求項4に記載の前記タービン部材を備えるタービン。
  6. 母材上に金属結合層としてのボンドコート層を積層するボンドコート層積層工程と、
    前記ボンドコート層積層工程の後に実施され、前記ボンドコート層上に、セラミックを含む第一トップコート層を積層する第一トップコート層積層工程と、
    前記第一トップコート層積層工程の後に実施され、前記第一トップコート層と同一の材料で形成されるとともに気孔率が前記第一トップコート層よりも小さい緻密層を形成する緻密層積層工程と、
    前記緻密層積層工程の後に実施され、前記緻密層上にセラミックを含む第二トップコート層を積層させる第二トップコート層積層工程とを含む遮熱コーティング方法。
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