JP2015174693A - スパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法及びサイドガセットパウチ - Google Patents

スパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法及びサイドガセットパウチ Download PDF

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Abstract

【課題】スパウト付きサイドガセットパウチ容器に内容物を充填包装する場合に適したスパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法及びその製造方法に使用されるサイドガセットパウチを提供する。
【解決手段】表裏一対の外装シート11と両外装シート11の両側部から内側に折り込まれてガセット部を形成する左右一対のガセットシート12とを有し、ガセットシート12の上端部がいずれか一方の外装シート11にポイントシールされたサイドガセットパウチ10を供給するパウチ供給工程と、パウチ10の側縁上部を把持した状態で充填口を開口するパウチ開口工程と、充填口からパウチ10に内容物を充填する内容物充填工程と、内容物が充填されたパウチ10の充填口にスパウト20を供給するスパウト供給工程と、外装シート11の上縁部をヒートシールすることで、スパウト20をパウチ10に装着すると共に充填口を閉塞するスパウト装着工程とを備えている。
【選択図】 図5

Description

この発明は、スパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法及びその製造方法に使用されるサイドガセットパウチに関する。
液体飲料等の食品を収容する容器としては、例えば、図8(a)〜(c)に示すように、表裏一対の外装シート52の両側部から内側に左右一対のガセットシート53を折り込んで、両ガセットシート53の両側縁部及び下縁部を外装シート52にヒートシールすると共に両外装シート52の下縁部同士をヒートシールすることで袋状に形成されたサイドガセットパウチ51の上縁部にスパウト54を装着したスパウト付きサイドガセットパウチ容器50があり、スパウト54はスクリューキャップ54a等によって口部54bを開閉することができるようになっている。
こういったスパウト付きサイドガセットパウチ容器50に液体飲料等の内容物を充填包装したスパウト付きサイドガセットパウチ包装体を製造する場合は、まず、図9(a)に示すように、スパウト54の口部54bに吸引ヘッド61を接続してサイドガセットパウチ51内の空気を吸引することでサイドガセットパウチ51内を一旦脱気した後に、同図(b)に示すように、充填ヘッド62をスパウト54の口部54bに接続して内容物を充填し、同図(c)に示すように、キャッピングヘッド63によってスパウト54の口部54bにスクリューキャップ54aを取り付けるといった方法が一般的に採用されている。
特開2001−58602号公報
しかしながら、充填しようとする内容物が、粘性の高い流動食品やゼリー等の半固形物の場合は、内容物の充填抵抗が大きくなるため、上述したようなスパウト充填を行うことができないといった問題がある。
このため、内容物が粘性の高い流動食品等の場合は、スパウト54を装着する前のサイドガセットパウチ51に内容物を充填した後に、スパウト54を装着することが考えられるが、こういったスパウト付きサイドガセットパウチ容器50では、内容物を充填したときに所定の形状に保持するため、図8(c)に示すように、サイドガセットパウチ51は、左右のガセットシート53、53における二つ折りされた状態の合わせ目縁側の上側角部に切除部53a、53aが形成されており、この切除部53a、53a部分においても外装シート52同士が相互にヒートシールされている。そのため、サイドガセットパウチ51を図10(a)に示す扁平な状態から、同図(b)に示すように、内容物を充填するために吸引パッドAPを用いて充填口を開口したとき、折り込まれたサイドガセットシート53、53が内側に張り出してくるので、内容物の充填ノズルを充填口に挿入しにくく、特に、流動食等の粘性の高い内容物の場合は、ある程度の充填速度を確保するために充填ノズルの口径が大きくなる傾向があるので、張り出したガセットシート53、53に充填ノズルが接触してしまい、円滑かつ確実にスパウト付きサイドガセットパウチ包装体を製造することができないといった問題がある。
そこで、この発明の課題は、スパウト付きサイドガセットパウチ容器に内容物を充填包装する場合に適したスパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法及びその製造方法に使用されるサイドガセットパウチを提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、表裏一対の外装シート及び両外装シートの両側部から内側に折り込まれてガセット部を形成する左右一対のガセットシートを有するサイドガセットパウチにスパウトが装着されたスパウト付きサイドガセットパウチ容器に内容物が充填されているスパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法において、折り込まれたガセットシートの上端部が対向するいずれか一方の外装シートにヒートシールされた、上端に内容物の充填口を有するサイドガセットパウチを供給するパウチ供給工程と、供給されたサイドガセットパウチの上縁シール部となる部分の下側を把持した状態で充填口を開口するパウチ開口工程と、開口された充填口からサイドガセットパウチに内容物を充填する内容物充填工程と、内容物が充填されたサイドガセットパウチの充填口にスパウトを供給するスパウト供給工程と、表裏一対の外装シートの上縁部をヒートシールすることによって、スパウトをサイドガセットパウチに装着すると共に充填口を閉塞するスパウト装着工程とを備えていることを特徴とするスパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法を提供するものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のスパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法に使用されるサイドガセットパウチであって、表裏一対の外装シートと、両外装シートの両側部から内側に折り込まれてガセット部を形成する左右一対のガセットシートとを有し、前記ガセットシートの両側縁部及び下縁部が前記外装シートにヒートシールされると共に前記外装シートの下縁部同士がヒートシールされることで袋状に形成されており、折り込まれた前記ガセットシートの上端部が対向するいずれか一方の前記外装シートにヒートシールされていることを特徴とするサイドガセットパウチを提供するものである。
以上のように、請求項1に係る発明のスパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法では、折り込まれたガセットシートの上端部が対向するいずれか一方の外装シートにヒートシールされたサイドガセットパウチを使用しているので、内容物を充填するためにサイドガセットパウチの充填口を開口したとき、折り込まれたサイドガセットシートの上端部がヒートシールされている一方の外装シートの内面に沿うように湾曲し、開口した充填口の中央部に張り出すことがないので、内容物の充填ノズルやスパウトを余裕をもって挿入することができる。
従って、開口したサイドガセットパウチの充填口に折り込まれたガセットシートの上端部が張り出すことがなく、サイドガセットパウチに内容物を充填する際やスパウトを装着する際に、内容物の充填ノズルやスパウトが折り込まれたガセットシートに接触することがなく、スパウト付きサイドガセットパウチ容器に内容物を確実に充填包装することができる。
特に、このスパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法は、充填口を開口したときのガセット部の張出量が大きくなるガセット幅の大きいサイドガセットパウチを使用する場合や、充填ノズルの口径が大きい流動食等の粘性の高い内容物を充填する場合に有効である。
また、内容物が充填され、胴部が膨らんだサイドガセットパウチにスパウトを装着する段階で、折り込まれたガセットシートの上端部が対向するいずれか一方の外装シートにヒートシールされているので、折り込まれたガセットシートの上縁と外装シートの上縁とが位置ずれすることがなく、ガセットシートの上縁と外装シートの上縁とを一致させた状態で綺麗に仕上げることができるという効果もある。
(a)はこの発明に係る製造方法により製造されるスパウト付きサイドガセットパウチ包装体を示す正面図、(b)は同上のパウチ包装体を示す側面図である。 同上のスパウト付きサイドガセットパウチ包装体を構成しているスパウト付きサイドガセットパウチ容器の折り畳んだ状態を示す正面図である。 同上のスパウト付きサイドガセットパウチ容器を構成している、スパウトを装着する前のサイドガセットパウチを示す正面図である。 (a)は同上のサイドガセットパウチを示す上端面図、(b)は同上のサイドガセットパウチの充填口を開口した状態を示す上端面図である。 (a)〜(e)は同上のスパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法を示す工程図である。 (a)〜(c)は同上のサイドガセットパウチの変形例を示す部分正面図である。 (a)は他の実施形態であるサイドガセットパウチを示す上端面図、(b)は同上のサイドガセットパウチの充填口を開口した状態を示す上端面図である。 (a)は従来のスパウト付きサイドガセットパウチ容器に内容物が充填包装されたスパウト付きサイドガセットパウチ包装体を示す斜視図、(b)は同上のスパウト付きサイドガセットパウチ容器を折り畳んだ状態を示す側面図、(c)は同上のスパウト付きサイドガセットパウチ容器を折り畳んだ状態を示す正面図である。 (a)〜(c)は同上のスパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法を示す工程図である。 (a)は同上のサイドガセットパウチを示す上端面図、(b)は同上のサイドガセットパウチの充填口を開口した状態を示す上端面図である。
以下、図1(a)、(b)に示すスパウト付きサイドガセットパウチ包装体PMの製造方法について、図面を参照して説明する。スパウト付きサイドガセットパウチ包装体PMは、図2に示すように、フレキシブルシートによって袋状に形成されたサイドガセットパウチ10と、このサイドガセットパウチ10に取り付けられるスパウト20とから構成されたスパウト付きサイドガセットパウチ容器1に内容物が充填包装されたものであり、スパウト付きサイドガセットパウチ包装体PMの製造過程において、図3に示す、スパウト20が装着される前のサイドガセットパウチ10にスパウト20が装着されるようになっている。
前記サイドガセットパウチ10を形成しているフレキシブルシートは、通常、単層又は複層の樹脂フィルムから構成されており、ベースフィルム層と、ヒートシール性を付与するシーラント層とを有する複層シートが好適であり、高いガスバリア性が要求される場合には、ベースフィルム層とシーラント層との間にガスバリア層を設けることが好適である。
前記ベースフィルム層を構成するフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ナイロン−6、ナイロン−66などのポリアミド及びエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが例示できる。
前記シーラント層を構成するフィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、エチレン−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが例示できる。
前記ガスバリア層としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)などの樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルム(例えば、ベースフィルム層であってもよい)に、アルミニウム、酸化アルミニウムやシリカ等の無機酸化物などを蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。
前記サイドガセットパウチ10は、図2に示すように、上述したフレキシブルシートによって形成された、表裏一対の外装シート11、11及び両外装シート11、11の両側部から内側に折り込まれて左右のサイドガセット部を形成する左右一対のガセットシート12、12から構成されており、折り込まれたガセットシート12、12の内面の周縁が外装シート11、11の内面に、外装シート11、11の下縁部同士がそれぞれヒートシールされると共に、外装シート11、11の上縁部同士または外装シート11の上縁部とスパウト20とがヒートシールされることで、袋状に形成されている。なお、図2における網掛け表示部分が、サイドガセットパウチ10のヒートシール部分を示している。
また、同図に示すように、ガセットシート12、12は、二つ折りされた状態の合わせ目縁側の上端コーナ部及び下端コーナ部に切除部12aがそれぞれ形成されており、この切除部12a部分において外装シート11同士が相互にヒートシール(ポイントシール)されている。このように、ガセットシート12に切除部12aを形成したのは、外装シート11の上縁部及び下縁部の両端を相互に固着することによって、内容物を充填したときのサイドガセットパウチ10を所定の形状(図1参照)に保持するためである。
前記スパウト20は、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱接着性樹脂によって形成され、サイドガセットパウチ10に取り付けられる固着部21と、この固着部21の上部に設けられた、スクリューキャップ22によって開閉可能な口部とから構成されており、固着部21が表裏一対の外装シート11、11の上縁部に挟み込まれた状態で、その側面が外装シート11、11の上縁部にヒートシールされている。
スパウト20が装着される前のサイドガセットパウチ10は、図3及び図4(a)、(b)に示すように、折り込まれた左右のガセットシート12の折目縁側の上端部が対向する一方の外装シート11にそれぞれ円形状にポイントシールされているだけで、外装シート11、11の内面の上縁部同士もヒートシールされておらず、上端に内容物の充填口FOが形成されている。なお、図3及び図4(a)、(b)における符号PSがポイントシール部を示している。
従って、図4(b)に示すように、外装シート11、11の幅方向の中央部を吸引パッドAP、APで吸引保持した状態で相互に離反させると、外装シート11、11の幅方向の中央部が離反して開口するが、その際、折り込まれた左右のガセットシート12が一方の外装シート11と共に他方の外装シート11から離反することになるので、左右のガセットシート12、12が開口部内に張り出すことがなく、有効な開口面積を確保することができる。
上述したスパウト付きサイドガセットパウチ包装体PMを製造するには、図5(a)に示すように、供給された図3に示すサイドガセットパウチ10の両側縁部における2点鎖線で示す上縁シール部の下縁よりも下側を左右一対のクランプ部材CP、CPによって把持した後、同図(b)に示すように、外装シート11、11の幅方向の中央部を吸引パッドAP、APで吸引保持した状態で相互に離反させながら、サイドガセットパウチ10の両側縁部を把持している左右一対のクランプ部材CP、CPを相互に接近させることによってサイドガセットパウチ10の充填口FOを開口する。
なお、クランプ部材CP、CPは、図3に示すように、二点鎖線で示したサイドガセットパウチ10の上縁シール部における両側部のシール幅をWとしたとき、サイドガセットパウチ10の上端縁から下方側に2×W〜3×Wの範囲内を把持することが望ましい。クランプ部材CPの把持位置をそのような範囲内に設定しておくと、サイドガセットパウチ10の内部がクランプ部材CPによる把持部で上下方向にある程度区画されるので、充填した内容物が把持位置よりも上側に侵入することを抑制することができる。特に、本発明においては充填工程後にスパウト装着工程があるため、仮に、内容物の飛沫等が外装シート11、11におけるスパウト装着位置に付着していた場合、ヒートシール強度が低下してスパウト装着位置からの内容物の漏れ等の原因となり得る。従って、把持部を上述の範囲に設定することで内容物が把持位置よりも上側に侵入することを抑制でき、このような問題の発生を防止することができる。
続いて、同図(c)に示すように、サイドガセットパウチ10の開口した充填口FOに内容物の充填ノズルFNを挿入してサイドガセットパウチ10内に内容物を充填する。このとき、上述したように、左右のガセットシート12、12が開口した充填口FO内に張り出すことがなく、充填口FOに有効な開口面積が確保されているので、充填ノズルFNを余裕をもって挿入することができる。
このようにしてサイドガセットパウチ10内に内容物が充填されると、続いて、同図(d)に示すように、充填口FOの開口状態を保持したまま、充填口FO内にスパウト20の固着部21が挿入される。このときも、図4(b)に示すように、左右のガセットシート12、12が開口した充填口FO内に張り出しておらず、充填口FOに有効な開口面積が確保されているので、左右のガセットシート12、12に接触することなく、スパウト20の固着部21を円滑かつ確実に充填口FO挿入することができる。
最後に、同図(e)に示すように、サイドガセットパウチ10の上縁をヒートシールすることによって、スパウト20をサイドガセットパウチ10に装着すると共に充填口FOを閉塞すると、スパウト付きサイドガセットパウチ容器1に内容物が充填されたスパウト付きサイドガセットパウチ包装体PMが出来上がる。
以上のように、このスパウト付きサイドガセットパウチ包装体PMの製造方法では、折り込まれた左右のガセットシート12の折目縁側の上端部が対向する一方の外装シート11にそれぞれポイントシールされたサイドガセットパウチ10を使用しているので、サイドガセットパウチ10に内容物を充填する際やスパウト20を装着する際に、内容物の充填ノズルFNやスパウト20が折り込まれたガセットシート12、12に接触することがなく、スパウト付きサイドガセットパウチ容器1に内容物を確実に充填包装することができる。
特に、このスパウト付きサイドガセットパウチ包装体PMの製造方法は、充填口FOを開口したときのサイドガセット部の張出量が大きくなるガセット幅の大きいサイドガセットパウチ10を使用する場合や、充填ノズルFNの口径が大きい流動食等の粘性の高い内容物を充填する場合に有効である。
また、サイドガセットパウチ10の上縁をヒートシールすることによって、スパウト20をサイドガセットパウチ10に装着すると共に充填口FOを閉塞する際、サイドガセットパウチ10は、充填された内容物によって胴部が膨らんだ状態となっているため、折り込まれたガセットシート12の上縁と外装シート11の上縁とを一致させにくいが、折り込まれた左右のガセットシート12、12の折目縁側の上端部が一方の外装シート11にそれぞれポイントシールされているので、折り込まれたガセットシート12の上縁と外装シート11の上縁とが位置ずれすることがなく、ガセットシート12の上縁と外装シート11の上縁とを一致させた状態で綺麗に仕上げることができる。
なお、上述したスパウト付きサイドガセットパウチ包装体PMの製造方法では、外装シート11とガセットシート12とが円形状にポイントシールされたサイドガセットパウチ10を使用しているが、ポイントシール部の形状は、これに限定されるものではなく、例えば、図6(a)に示すように、ガセットシート12の上縁に沿って横方向に延びる所定幅の直線形状のポイントシール部PS1、同図(b)に示すように、三角形状のポイントシール部PS2、同図(c)に示すように、ガセットシート12の折目縁に沿って縦方向に延びる所定幅の直線形状のポイントシール部PS3等を採用することができる。
また、外装シート11に対するガセットシート12のポイントシールは、内容物の充填時及びスパウト20の装着時にガセットシート12を外装シート11に一時的に保持するために行っているだけなので、ポイントシールのシール面積やシール強度は小さくてよく、最終的にポイントシールの痕跡が残らないようにするには、ポイントシールする際のシール圧力は、ポイントシール部以外の部分をヒートシールする際のシール圧力より小さくしておくことが望ましい。
ただし、ポイントシールのシール面積を小さくしすぎると、外装シート11やガセットシート12に局部的に大きなシール圧がかかってしまい、外装シート11やガセットシート12が損傷を受けるおそれがあることからサイドガセットパウチを製袋する上で問題が生じる可能性があり、逆に、ポイントシールのシール面積を大きくすると、充填口を開口する際、ガセットシート12、12がポイントシールされている一方の外装シート11の上縁部が硬くなって開口しにくくなって充填工程上で問題が生じる可能性があるので、そういった事情を考慮すると、図6(a)に示すように、ガセットシート12の上縁に沿って横方向に延びる所定幅の直線形状のポイントシール部PS1や、図6(c)に示すように、ガセットシート12の折目縁に沿って縦方向に延びる所定幅の直線形状のポイントシール部PS3のように、直線形状のポイントシール部を採用することが望ましい。このとき、直線形状のポイントシール部が延びる方向としては、特に限定されず、図6(a)や図6(c)に示すような縦方向或いは横方向の他、斜め方向であってもよいが、特に、ポイントシール部PS3は、ガセットシート12の折目縁に沿って縦方向に延びているので、外装シート11の上縁部がガセットシート12の先端部以外の部分が硬くなることがなく、開口性に優れているという点でより望ましい形態であるといえる。
また、上述したスパウト付きサイドガセットパウチ包装体PMの製造方法では、折り込まれた左右のガセットシート12、12の折目縁側の上端部が対向する一方の外装シート11にそれぞれポイントシールされたサイドガセットパウチ10を使用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、図7(a)、(b)に示すように、折り込まれた一方のガセットシート12の折目縁側の上端部が対向する一方の外装シート11に、折り込まれた他方のガセットシート12の折目縁側の上端部が対向する他方の外装シート11にそれぞれポイントシールされたサイドガセットパウチ10Aを使用することも可能である。
ただし、左右のガセットシート12の双方を一方の外装シート11にポイントシールすると、充填口FOを形成している一方の外装シート11側は剛性が高く、他方の外装シート11側は剛性が低くなるので、充填口FOを開口したときに、一方の外装シート11側と他方の外装シート11側とで開きやすさに差が生じるおそれがある。従って、上述したように、折り込まれた一方のガセットシート12を一方の外装シート11に、折り込まれた他方のガセットシート12を他方の外装シート11にそれぞれポイントシールしておくことが望ましい。
また、上述した実施形態では、折り込まれたガセットシート12、12の側縁及び下縁が外装シート11、11に、外装シート11、11の下縁部同士がそれぞれヒートシールされることで、袋状に形成されたサイドガセットパウチ10について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、1枚のフレキシブルシートを折り込むことによって、サイドガセット部を形成するサイドガセットパウチについては、折り込まれたガセットシートの上端部が対向するいずれか一方の外装シートにヒートシールされていれば、必ずしも、外装シートの側縁部がヒートシールされている必要はない。
本発明は、スパウト付きサイドガセットパウチ容器に内容物を充填包装する場合に利用することができる。
1 スパウト付きサイドガセットパウチ容器
10、10A サイドガセットパウチ
11 外装シート
12 ガセットシート
12a 切除部
20 スパウト
21 固着部
22 スクリューキャップ
AP 吸引パッド
CP クランプ部材
FN 充填ノズル
FO 充填口
PM スパウト付きサイドガセットパウチ包装体
PS、PS1、PS2、PS3 ポイントシール部

Claims (2)

  1. 表裏一対の外装シート及び両外装シートの両側部から内側に折り込まれてガセット部を形成する左右一対のガセットシートを有するサイドガセットパウチにスパウトが装着されたスパウト付きサイドガセットパウチ容器に内容物が充填されているスパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法において、
    折り込まれたガセットシートの上端部が対向するいずれか一方の外装シートにヒートシールされた、上端に内容物の充填口を有するサイドガセットパウチを供給するパウチ供給工程と、
    供給されたサイドガセットパウチの上縁シール部となる部分の下側を把持した状態で充填口を開口するパウチ開口工程と、
    開口された充填口からサイドガセットパウチに内容物を充填する内容物充填工程と、
    内容物が充填されたサイドガセットパウチの充填口にスパウトを供給するスパウト供給工程と、
    表裏一対の外装シートの上縁部をヒートシールすることによって、スパウトをサイドガセットパウチに装着すると共に充填口を閉塞するスパウト装着工程と
    を備えていることを特徴とするスパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法。
  2. 請求項1に記載のスパウト付きサイドガセットパウチ包装体の製造方法に使用されるサイドガセットパウチであって、
    表裏一対の外装シートと、両外装シートの両側部から内側に折り込まれてガセット部を形成する左右一対のガセットシートとを有し、
    前記ガセットシートの両側縁部及び下縁部が前記外装シートにヒートシールされると共に前記外装シートの下縁部同士がヒートシールされることで袋状に形成されており、
    折り込まれた前記ガセットシートの上端部が対向するいずれか一方の前記外装シートにヒートシールされていることを特徴とするサイドガセットパウチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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