JP2015171033A - 照明装置および紙葉類識別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被照明体にライン状の光を照射する光源ユニットの小型化を図ることを目的とする。【解決手段】原稿Pにライン状の光を照射する光源ユニット20であって、光を発する光源31、32と、棒状に形成され光源31、32からの光を原稿Pへと導く導光体25と、光源31、32および導光体25を収容するフレーム21と、導光体25から原稿Pへ照射される光を透過させ、フレーム21を原稿P側から覆うカバー部材41と、を有し、カバー部材41の導光体25側の面に光源31、32を導通させるための導通部42を設けたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、被照明体にライン状の光を照射する照明装置および紙葉類識別装置に関する。
被照明体に対してライン状の光を照射する照明装置が知られている。特許文献1に開示されたライン照明装置は、導光体の両端に発光ユニットが配置され、発光ユニットのパッケージの側面から突出されたリード端子が回路基板に嵌合されることにより電気的に接続されている。
特開2007−299775号公報
上述した特許文献1に開示されたライン照明装置は、発光ユニットを電気的に接続させるために回路基板を用いている。したがって、回路基板を配置するスペースが必要になるために照明装置が大型化してしまうという問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、被照明体にライン状の光を照射する照明装置の小型化を図ることを目的とする。
本発明の照明装置は、被照明体にライン状の光を照射する照明装置であって、光を発する光源と、棒状に形成され前記光源からの光を被照明体へと導く導光体と、前記光源および前記導光体を収容する筐体と、前記導光体から前記被照明体へ照射される光を透過させ、前記筐体を前記被照明体側から覆うカバー部材と、を有し、前記カバー部材の前記導光体側の面に前記光源を導通させる導通部を設けたことを特徴とする。
本発明の紙葉類識別装置は、前記被照明体としての紙葉類の識別を行う紙葉類識別装置であって、上述した照明装置と、前記照明装置により前記紙葉類を照射して透過した光を結像する集光体と、前記集光体によって結像された光を電気信号に変換するイメージセンサと、を備えるイメージセンサユニットと、前記紙葉類を搬送する搬送手段と、前記紙葉類を識別する基準となる基準データを記憶する記憶手段と、前記電気信号に変換された画像データと、前記記憶手段に記憶されている前記基準データとを比較して前記紙葉類の真贋を判定する比較手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、被照明体にライン状の光を照射する照明装置の小型化を図ることができる。
図1は、カバー部材41の下面の構成を示す斜視図である。 図2は、紙葉類識別装置100の構成を示す断面図である。 図3は、光源ユニット20の分解斜視図である。 図4は、第2の光源32側から見た光源ユニット20の断面図である。 図5は、第1の光源31側から見た光源ユニット20の断面図である。
以下、本発明を適用できる実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態は、照明装置と、この照明装置が適用される紙葉類識別装置100である。以下の説明においては、三次元の各方向を、X,Y,Zの各矢印で示す。X方向が主走査方向であり、Y方向が主走査方向に直角な副走査方向であり、Z方向が垂直方向(上下方向)である。
本実施形態では、照明装置としての光源ユニット20と、この光源ユニット20が適用される紙葉類識別装置100について説明する。紙葉類識別装置100は、紙幣、有価証券などの紙葉類の真贋を判定するものである。光源ユニット20は、紙葉類としての原稿P(被照明体)に透過読み取り用の光を照射するものである。
図2は、紙葉類識別装置100の構成の一例を示す断面図である。紙葉類識別装置100は紙葉類読取部10を備えている。紙葉類読取部10の所定部には、原稿Pの副走査方向に沿って、対をなして原稿Pを挟みながら搬送するための搬送手段としての搬送ローラ101a、101bと搬送ローラ102a、102bとが間隔をあけて配置される。搬送ローラ101a、101bおよび搬送ローラ102a、102bは、駆動機構により回転駆動されるようになっており、原稿Pは所定の搬送速度で搬送方向(図2に示す矢印F方向)に搬送される。
紙葉類読取部10は、搬送ローラ101a、101bと搬送ローラ102a、102bとの間にて原稿Pの搬送路上に配置され、搬送される原稿Pの画像を読み取る。本実施形態の紙葉類読取部10は、搬送路すなわち原稿Pを挟んで下側に配置された光源ユニット20と上側に配置されたイメージセンサユニット60とを備えている。
光源ユニット20は、原稿Pに対して透過読み取り用の光を下方向から照射する。
イメージセンサユニット60は、原稿Pに対して反射読み取り用の光を上方向から照射すると共に原稿Pからの反射光および光源ユニット20から原稿Pに照射され原稿Pを透過した透過光を読み取る。
比較部103は、比較手段の一例であって、イメージセンサユニット60により読み取られた画像データを取得する。また、比較部103は記憶部104に記憶されている基準データを読み出し、取得した画像データと比較して原稿Pの真贋を判定する。
記憶部104は、記憶手段の一例であって、原稿Pを識別する基準となる基準データを記憶している。
次に、光源ユニット20およびイメージセンサユニット60の基本動作について説明する。
まず、搬送ローラ101a、101bおよび搬送ローラ102a,102bは所定の搬送速度で搬送方向に原稿Pを搬送する。イメージセンサユニット60は、フレーム61内に配置された図示しない光源を発光させることにより集光体62を挟んで配置された導光体63から原稿Pの上面に対して矢印L1に示す反射読み取り用の光を照射する。したがって、原稿Pには読取ラインS(主走査方向)に亘ってライン状に光が照射される。この光は原稿Pによって反射されることで、集光体62を介して反射光がイメージセンサ64上に結像される。イメージセンサ64は結像された反射光を電気信号に変換することで、原稿Pの上面の画像を読み取ることができる。
続いて、光源ユニット20のフレーム21内に配置された後述する第1の光源31、第2の光源32を発光させることにより導光体25から原稿Pの下面に対して矢印L2に示す透過読み取り用の光を照射する。したがって、原稿Pには読取ラインS(主走査方向)に亘ってライン状に光が照射される。この光は原稿Pを透過することで、イメージセンサユニット60の集光体62を介して透過光がイメージセンサ64上に結像される。イメージセンサ64は、結像された透過光を電気信号に変換することで、原稿Pの下方向から照射して原稿Pを透過した画像を読み取ることができる。
このようにしてイメージセンサ64が反射光および透過光を1走査ライン分読み取ることで、原稿Pの主走査方向における1走査ラインの読み取り動作を完了する。1走査ラインの読み取り動作終了後、原稿Pの副走査方向への移動に伴い、上述する動作と同様に次の1走査ライン分の読み取り動作が行われる。このように原稿Pを副走査方向に搬送しながら1走査ライン分ずつ読み取り動作を繰り返すことで、原稿Pの全面が順次走査されて反射光および透過光により画像の読み取りが行われる。
次に、本実施形態に係る光源ユニット20の構成について図3〜図5を参照して説明する。図3は、光源ユニット20の構成部材を示す分解斜視図である。図4は、第2の光源32側から見た光源ユニット20の断面図である。図5は、第2の光源31側から見た光源ユニット20の断面図である。
光源ユニット20は全体として略直方体の外観を呈し、長手方向が主走査方向である。
図3に示すように、光源ユニット20は、フレーム21、導光体25、第1の光源31、第2の光源32、カバー部材41、コネクタ51を備えている。上述した構成部材のうち、フレーム21、導光体25およびカバー部材41は、読み取る原稿Pの主走査方向の寸法に応じた長さに形成されている。
フレーム21は、光源ユニット20の筐体であり、導光体25、第1の光源31、第2の光源32を収容する。本実施形態のフレーム21は、主走査方向を長手方向とする略直方体であって、上下が開口して形成されている。なお、図示は省略するが、フレーム21の内部には導光体25、第1の光源31および第2の光源32を位置決めして保持できるように形成されている。フレーム21を構成する4つの側面のうち長手方向に沿った一つの側面には、コネクタ51を嵌め込む切欠部22が形成されている。
導光体25は、第1の光源31および第2の光源32が発光する光を原稿Pへと導くものであり、主走査方向を長手方向とする棒状に形成されている。導光体25は、アクリルやポリカーボネートなどの透明樹脂により形成される。導光体25は、フレーム21の長手方向と平行になるようにフレーム21内で保持される。
導光体25は、主走査方向における両端面のうち一端面が第1の光源31からの光を入射させる第1の入射面26であり、他端面が第2の光源32からの光を入射させる第2の入射面27である。また、導光体25は、原稿Pと対面する面に導光体25内に入射した光を原稿Pに向かって出射させる光出射面28が形成される。また、導光体25は、光出射面28と対向する面に、第1の入射面26および第2の入射面27から入射した光を反射および拡散させる拡散面29が形成される。拡散面29には、例えばシルク印刷などによる光反射性の塗料からなる光拡散パターンが形成されている。第1の入射面26および第2の入射面27から入射した光は光拡散パターンによって拡散されることで、光出射面28から出射され原稿Pに照射される。光出射面28および拡散面29以外の面は、それぞれ入射された光を反射させる反射面として機能する。
第1の光源31および第2の光源32は、原稿Pに透過読み取り用の光を照射するための光源である。第1の光源31および第2の光源32は、外形および構造が略同様のLEDモジュール33が用いられる。具体的には、図4および図5に示すように、第1の光源31のLEDモジュール33と第2の光源32のLEDモジュール33とは、幅方向(図4、図5に示すWs)における中心線に対して線対称の構成である。
LEDモジュール33は、略矩形状に形成された支持体34と、支持体34から突出する複数のリード端子37とを備えている。支持体34は平坦状の発光面35が形成され、発光面35には発光素子としてのLEDチップ36を透明樹脂によって封止した状態で支持している。
図4および図5に示すように、本実施形態のLEDモジュール33はLEDチップとして、赤、緑、青、赤外の発光波長を有するLEDチップ36r、36g、36b、36irを用いている。赤外の発光波長を有するLEDチップ36irを用いるのは、原稿Pにセキュリティのために不可視インクが施されているものがあり、このような原稿Pを読み取るためである。
また、本実施形態のLEDモジュール33はリード端子として、コモン端子37aと、独立端子37b〜37eとを有している。コモン端子37aは、支持体34内でLEDチップ36r、36g、36b、36ir全てに対して電気的に接続される。独立端子37b〜37eは、支持体34内でそれぞれLEDチップ36r、36g、36b、36irに独立して電気的に接続される。
なお、上述したLEDチップ36の種類や数は、読み取る原稿Pなどに応じて変更することができる。例えば、赤外の発光波長を有するLEDチップに代えて紫外の発光波長を有するLEDチップにしたり、紫外の発光波長を有するLEDチップを追加したりしてもよい。
また、第1の光源31のLEDモジュール33と第2の光源32のLEDモジュール33は、同一のLEDチップ36の組合せに限られず、異なるLEDチップ36の組み合わせにしてもよい。異なるLEDチップ36の組み合わせとは、第1の光源31のLEDモジュール33には例えば緑、青の発光波長を有するLEDチップ36g、36bを配置し、第2の光源32のLEDモジュール33には例えば赤および赤外の発光波長を有するLEDチップ36r、36irを配置する場合などを意味する。
カバー部材41は、フレーム21内に紙片や異物が侵入するのを防止する。カバー部材41は、フレーム21の上端に例えば両面テープや接着剤などを用いて固定することで、フレーム21を上方向、すなわち原稿P側から覆う。カバー部材41は、主走査方向を長手方向とする略平板状であって、導光体25の光出射面28から出射された光が原稿Pに向かって透過される材質、具体的にはガラスやアクリル樹脂などにより形成されている。
なお、以下では、説明を容易にするために、カバー部材41のうち、図3に示すA部を一方の長端部、B部を他方の長端部、C部を一方の短端部、D部を他方の短端部というものとする。
カバー部材41は、一方の長端部側であって下面にコネクタ51が結合されている。コネクタ51は、例えばイメージセンサユニット60から光源ユニット20のLEDチップ36に電力を供給するためのケーブルを接続するためのものである。カバー部材41がフレーム21の上端に固定された状態では、コネクタ51はフレーム21の切欠部22に嵌め込まれる。
ここで、本実施形態の光源ユニット20は小型化を図るために、カバー部材41の下面にLEDチップ36を導通させるための導通部42を設けている。
図1は、カバー部材41の下面の構成を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態の導通部42は、カバー部材41の下面の略全面に亘って形成されている。また、図1に示すように、カバー部材41の下面に結合されるコネクタ51は複数の接続端子52a〜52iを有し、カバー部材41の一方の長端部側かつ下面に形成された、導通部42の各接点と接合されている。
具体的には、導通部42は、コモン導通部43、第1の光源31側のLEDチップ36を導通させるための第1群の導通部44a〜44d、第2の光源32側のLEDチップ36を導通させるための第2群の導通部46a〜46dを有している。
コモン導通部43は、コネクタ51の接続端子52eが接合される接点から、他方の長端部側に向かって副走査方向に延出する延出部43aと、延出部43aから一方の短端部側および他方の短端部側に延出して形成される幅広部43bとを有している。幅広部43bは、他方の長端部側に偏倚した位置で、一方の短端部側から他方の短端部側に亘って主走査方向に沿って形成される。幅広部43bは他の導通部42と比較して幅広に形成され、本実施形態ではカバー部材41の幅寸法(図1に示すWc)に対して略1/2の幅寸法を有している。また、幅広部43bは、幅方向における中央に主走査方向に沿ったスリット43cが形成される。スリット43cの主走査方向の長さは、読み取る原稿Pの主走査方向の寸法よりも長く形成される。また、幅広部43bのうち、一方の短端部側および他方の短端部側には、接点43d、43eが形成される。後述するように、接点43dには第1の光源31のLEDモジュール33のコモン端子37aが接合され、接点43eには第2の光源32のLEDモジュール33のコモン端子37aが接合される。
第1群の導通部44a〜44dは、コネクタ51の接続端子52a〜52dが接合される接点から、それぞれ一方の長端部に向かって延出されて、屈曲された後に接点45a〜45dが形成されている。図1に示すように、一方の短端部側に形成される接点43d、45a〜45dは副走査方向に沿って直線状に配置され、隣り合う接点同士は所定の間隔を有している。接点45a〜45dにはそれぞれ第1の光源31のLEDモジュール33の独立端子37b〜37eが接合される。
第2群の導通部46a〜46dは、コネクタ51の接続端子52f〜52iが接合される接点から、それぞれ他方の長端部に向かって延出されて、屈曲された後に接点47a〜47dが形成されている。図1に示すように、他方の短端部側に形成される接点43e、47a〜47dは副走査方向に沿って直線状に配置され、隣り合う接点同士は所定の間隔を有している。接点47a〜47dにはそれぞれ第2の光源32のLEDモジュール33の独立端子37b〜37eが接合される。
本実施形態の導通部42は第1の光源31および第2の光源32から発光される光を透過させない材質により形成されている。加えて、導通部42は光を吸収できる材質を含んで形成されている。具体的には、導通部42は、光を吸収する色素を混合した導通性を有するシリコーン樹脂や光を吸収する色素を混合した導通性を有するテープなどを用いることができる。導通部42は、カバー部材41の下面に対して接着剤などを用いて接着される。
なお、光源ユニット20の小型化を図ることを主な目的とする場合には、カバー部材41に導通部42を形成することでその目的を達成できるために、導通部42は光を透過させる材質を用いてもよく、光を反射させる材質を用いてもよい。例えば、光を反射させる材質として、金属配線をカバー部材41の下面に施してもよい。金属配線を施す方法として、例えば、以下のような方法を用いることができる。
第1の方法として、カバー部材41の下面に金属めっきを形成することで、金属めっきを金属配線として機能させる。
第2の方法として、カバー部材41の下面に半田付けすることで、半田自体を金属配線として機能させる。
第3の方法として、カバー部材41の下面に金属配線としてのリード線を半田付けする。
第4の方法として、カバー部材41の下面に金属配線としてのリード線をシリコーン樹脂で固定する。
光を反射させる材質を用いることで、導通部42により遮光された光を導光体25側に反射させて再度、導光体25内に入射させることができる。導光体25内に入射された光は内部で拡散することで光出射面28から出射され、スリット43cを通して原稿Pに照射される。したがって、光出射面28から照射される光量を増やすことができる。
次に、光源ユニット20を組み付けたときの構成部材の設置状態について説明する。
光源ユニット20が組み付けられた場合には、図3に示すように、導光体25の主走査方向における両端面に第1の光源31および第2の光源32が配置される。具体的には、導光体25の第1の入射面26には第1の光源31の発光面35が所定の間隔をあけて対面し、導光体25の第2の入射面27には第2の光源32の発光面35が所定の間隔をあけて対面する。このとき、図4および図5の二点鎖線で示すように、導光体25は主走査方向から見て各入射面26、27の領域内にLEDチップ36が収まる位置でフレーム21により保持される。
また、第1の光源31および第2の光源32は、LEDモジュール33のリード端子37が支持体34からカバー部材41側に向かって突出する向きでフレーム21により保持される。
カバー部材41がフレーム21に固定された状態では、上述したようにカバー部材41の下面に形成された導通部42の接点43d、45a〜45dに、それぞれ第1の光源31のLEDモジュール33のコモン端子37a、独立端子37b〜37eが接合され、導通部42の接点43e、47a〜47dに、それぞれ第2の光源32のLEDモジュール33のコモン端子37a、独立端子37b〜37eが接合される。接点と端子とは、例えば半田付けにより接合することができる。
また、カバー部材41がフレーム21に固定された状態では、導光体25の光出射面28から光が出射される方向、すなわち光出射面28の上側には導通部42における幅広部43bが位置している。
このように構成される光源ユニット20によれば、LEDチップ36を発光させるための電力はカバー部材41の下面に設けられた導通部42を介して供給される。すなわち、カバー部材41の下面に回路パターンとして機能する導通部42を設けたことにより、LEDチップを電気的に接続させるための回路基板を省略することができ、光源ユニット20の小型化を図ることができる。具体的には、本実施形態の光源ユニット20によれば省略した回路基板の厚み分だけ上下方向の寸法を薄くすることができる。
次に、光源ユニット20が原稿Pの下面に対して透過読み取り用の光を照射するときの導通部42の作用について説明する。光源ユニット20では、導通部42を介して供給される電力に応じて第1の光源31および第2の光源32のLEDモジュール33のLEDチップ36r、36g、36b、36irが順次、発光する。LEDチップ36r、36g、36b、36irからの光は、導光体25の入射面26、27から入射された後、光出射面28から原稿Pに向かって出射される。
ここで、光出射面28から光が出射する方向にはカバー部材41の下面に形成された導通部42の幅広部43cが位置している。導通部42は光を透過させない材質であるものの、幅広部43cには長手方向に沿ったスリット43cが形成されている。したがって、光出射面28から出射された光は幅広部43bのスリット43cを通して原稿Pに照射される。このとき、導通部42のスリット43cを通して光源ユニット20から光を出射させることで、光源ユニット20から照射される光の方向を所望する方向、ここでは原稿Pの読取ラインSに指向させることができる。換言すると、光源ユニット20から照射させたくない方向の光を導通部42の幅広部43cにより遮光することができる。
また、光源ユニット20に入射される外乱光は、導光体25に入射されて迷光になり画像の読み取り精度を低下させる場合がある。本実施形態の導通部42は、外乱光が導光体25に入射されるのを防止することができる。すなわち、光源ユニット20に入射される外乱光を導通部42の幅広部43cにより遮光することができる。
このように導通部42は一部の光を遮光する遮光部材としても機能することから、別部材で遮光部材を追加する必要がないために、光源ユニット20の部品点数を削減でき、製造コストを低減することができる。
また、導通部42は光を吸収できる材質を含んで形成されていることから、導通部42で遮光した際に導通部42による光の反射を抑制することができる。このように、導通部42で光が反射されることを抑制することで反射された光が迷光になり画像の読み取り精度が低下することを防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
上述した実施形態では、原稿Pを挟んで下側に光源ユニット20を配置し、上側にイメージセンサユニット60を配置する場合について説明したが、上下を入れ替えて配置してもよい。
また、光源ユニット20とイメージセンサユニット60との組み合わせを更に一組、副走査方向に隣接して配置してもよい。この場合、隣接する光源ユニット20とイメージセンサユニット60とは、上下を入れ替えて配置することで、一度の搬送で原稿Pの表裏面の画像を読み取ることができる。
また、上述した実施形態では、導光体25の長手方向の両端面に光源31、32を設置する場合について説明したが、この場合に限られず、導光体25の一方の端面にのみ光源を配置してもよい。例えば、第1の光源31のみを配置した場合には、カバー部材41の下面に設けた導通部42のうち第2の光源32側のLEDチップ36を導通させるための第2群の導通部46a〜46dを省略することができる。
また、上述した実施形態では、導通部42のうちコモン導通部43にスリット43cを形成する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、第1群の導通部44a〜44d、第2群の導通部46a〜46dのうち何れかの導通部に幅広部を形成し、幅広部の中央にスリットを形成してもよい。また、導通部と導通部との間をスリットとして形成してもよい。
20:光源ユニット(照明装置) 21:フレーム(筐体) 25:導光体 31:第1の光源 32:第2の光源 34:支持体 37:リード端子 36:LEDチップ(発光素子) 41:カバー部材 42:導通部 43c:スリット 51:コネクタ 60:イメージセンサユニット 64:イメージセンサ 100:紙葉類識別装置 101a、101b、102a、102b:搬送ローラ(搬送手段) 103:比較部(比較手段) 104:記憶部(記憶手段)

Claims (7)

  1. 被照明体にライン状の光を照射する照明装置であって、
    光を発する光源と、
    棒状に形成され前記光源からの光を被照明体へと導く導光体と、
    前記光源および前記導光体を収容する筐体と、
    前記導光体から前記被照明体へ照射される光を透過させ、前記筐体を前記被照明体側から覆うカバー部材と、を有し、
    前記カバー部材の前記導光体側の面に前記光源を導通させる導通部を設けたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記導通部は、前記導光体の長手方向に沿ったスリットが形成され、
    前記導光体からの光が前記スリットを通して前記被照明体に照射されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記導通部は、光を透過しないように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記導通部は、光を吸収するように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記光源は、発光素子と、前記発光素子を支持する支持体と、前記支持体から突出されるリード端子とを有し、
    前記カバー部材は、前記発光素子に電力を供給するためのケーブルが接続されるコネクタを有し、
    前記導通部は、前記コネクタから前記リード端子までを導通させることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の照明装置。
  6. 透過読み取り用の光を前記被照明体へ照射し、前記被照明体を挟んで配置されたイメージセンサユニットのイメージセンサに前記被照明体を透過した光を結像させることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の照明装置。
  7. 前記被照明体としての紙葉類の識別を行う紙葉類識別装置であって、
    請求項1ないし6の何れか1項に記載の照明装置と、
    前記照明装置により前記紙葉類を照射して透過した光を結像する集光体と、前記集光体によって結像された光を電気信号に変換するイメージセンサと、を備えるイメージセンサユニットと、
    前記紙葉類を搬送する搬送手段と、
    前記紙葉類を識別する基準となる基準データを記憶する記憶手段と、
    前記電気信号に変換された画像データと、前記記憶手段に記憶されている前記基準データとを比較して前記紙葉類の真贋を判定する比較手段と、を有することを特徴とする紙葉類識別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7447501B2 (ja) 2020-01-24 2024-03-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置、画像形成装置、原稿サイズ検出方法

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