JP2015170638A - 撮像素子パッケージ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子基板と光学素子基板とを接合する接着剤の残留応力が低減され、基板間の平行度に優れ、高い光学性能と信頼性が得られる撮像素子パッケージを提供する。【解決手段】入射した光を受光する撮像素子11を有する撮像素子基板12と、撮像素子基板12と対向する面の一部に、所望の光学機能を付与する光学機能構造21が選択的に形成された領域を有する透明基板20とを備え、撮像素子基板12は、撮像素子11が配置されていない領域において透明基板20に向かって突出した支持部材14を有し、支持部材14は、撮像素子11よりも透明基板20よりも突出してなり、透明基板20は、支持部材14との接着部に凹部または当該透明基板が凹む方向の段差20aが設けられていることを特徴とする撮像素子パッケージ。【選択図】図2

Description

本発明は、撮像素子パッケージ及び該撮像素子パッケージを備える撮像装置に関する。
画像センサアレイとしてCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の撮像素子を備えた撮像装置が知られている。撮像素子は近年の半導体微細加工技術の進展に伴い、高画素化が進んでいる。
また、輝度情報のみを反映するCMOSセンサ、およびそのパッケージ構造は多くのメーカーから市場に供給されている。これらにおいては、撮像素子は基板に搭載され、撮像素子に対向した位置に設けられたガラス基板は撮像素子の汚染防止や損傷防止のためのカバーとして用いられていて、一部のガラス基板の表面には反射防止構造や紫外線フィルタが施されている。
撮像素子のカバーとなるガラス基板は可視光領域において透明であり、入射した光を透過する。撮像素子には集光のためにマイクロレンズが設けられており、該マイクロレンズ上にはガラス基板と接触しないようにギャップが設けられる。
また、ガラス基板表面上に光学機能を有する微細構造が形成された平板型光学素子が作製可能となり、利用が進んでいる。光学機能を有する微細構造を表面にもつガラス基板を撮像素子上に配置することで、通常の輝度情報以外に偏光、位相情報などを得ることができる。例えば、偏光情報を取得するためには、直交する二方向の縦横ワイヤグリッドパターン領域からなる領域分割素子(以下、混在型フィルタと呼ぶ)が利用される。
そしてさらに近年、光学機能を有する微細構造が形成されたガラス基板と撮像素子上に設けられたマイクロレンズとの間のギャップを制御することにより、光学性能を制御する製品が開発されている。
ガラス基板と撮像素子上に設けられたマイクロレンズとの間のギャップを均一に制御するためには、ガラス基板と撮像素子基板とを機械的に制御しながら接着する方法、及び、スペーサを用意することで物理的に制御しながら接着する方法とがある。
ところで、前述のとおり近年では撮像素子の高画素化が進み、これに伴い画素ピッチが数μmレベルのものが実現している。この高画素の撮像素子において前述の混在型フィルタなどを用いた場合、画素の中央部では、TM偏光とTE偏光の強度比である消光比が十分高くなるが、端部では散乱光が生じ、消光比が比較的低くなるという問題がある。高画素の撮像素子であっても消光比が低くならない撮像素子パッケージおよび撮像装置への要望が高まっている。
ここで、マイクロレンズに集光された光は撮像素子基板上に形成された受光部にて受光される。ガラス基板は撮像素子表面を保護し、汚染防止の役割を果たすが、基板表面に多層膜からなる反射防止膜や赤外線フィルタのような光学機能膜が設けられる場合がある。接着剤を用いて撮像素子基板の支持体と接着した場合には、ガラス基板と撮像素子基板裏面の平行度は高く、ほぼ厚み一定の接着剤層により、バランス良く接着される。撮像素子基板には、オンチップマイクロレンズ(以下、マイクロレンズとする)表面とガラス基板とが互いに接触しないように、端部には支持体が形成されている。
このような構成において、マイクロレンズ上に必要とされるギャップ(エアギャップ)を損なうことなくガラス基板を取り付ける技術が提案されている。
かかる技術として例えば特許文献1〜3には、輝度情報を取得するCMOS型イメージセンサを用いた撮像素子パッケージが開示されている。
特許文献1(特許4501130号公報)には、撮像素子を含む基板と、該基板上にあるレンズアレイと、該レンズアレイを取り囲む離間部材と、該離間部材とレンズアレイとの間にありレンズアレイを取り囲む障壁と、離間部材に取り付けられたレンズアレイ上を覆うカバーとを備える撮像装置が開示されている。また、離間部材及び障壁のそれぞれに通気孔が設けられ、通気孔からレンズアレイに至るまでに1回以上折れ曲がったチャネルを有することが記載されている。
特許文献2(US6744109B2)にも撮像素子を含む基板と、該基板上にあるレンズアレイと、該レンズアレイを取り囲む離間部材と、該離間部材とレンズアレイとの間にありレンズアレイを取り囲む障壁と、離間部材に取り付けられたレンズアレイ上を覆うカバーと、を備え、レンズアレイに至るまでの通気口を有する撮像装置が開示されている。
特許文献3(特許第4793618号公報)には、基板中及び基板上に形成された画素センサのアレイと、該基板に取り付けられ、該画素センサのアレイ上に横たわるスペーサープレートと、該スペーサープレート上にあり、前記スペーサープレート上の材料層に対するフォトリソグラフィによって前記画素センサのアレイの平面上に全体にわたって画像を形成するように配置されたファーフィールド・レンズとしての屈折率勾配レンズとを含んでなる構造体が開示されている。
一方、光学機能を有する微細構造をガラス基板20下面(撮像素子基板12対向面)に選択的に形成することにより、受光部11bの領域を分割し、異なる光学情報を領域ごとに取得する構成が検討されている。
図9は、従来の撮像素子パッケージ構造の一例を示す概略図である。
光学機能を有する微細構造としては、多層膜などの薄膜のほか、波長の半分程度のサイズの構造を周期的に配列したサブ波長構造が知られている。
選択的光学機能構造21を用いた構成では、ガラス基板20上面(撮像素子基板12との非対向面)に光学機能膜である選択的光学機能構造21を配置するよりもガラス基板20下面(撮像素子基板12との対向面)に配置した方がマイクロレンズ11bとの距離を上面に配置するより小さくでき、光学性能が良好になる。
なお、図9に示す構成においては、撮像素子基板12上に設けられた支持部材である有機膜14と、ガラス基板20と、が接着剤層30により接合されてなる。
しかしながら、図9に示す選択的光学機能構造21がガラス基板20下面に形成されている構成であっても、画素ピッチが小さい撮像素子の場合はマイクロレンズ11bとガラス基板20との距離が相対的に大きくなり、光散乱の影響により光学性能が低下するという問題がある。
そこで本発明は、上記従来技術における問題に鑑み為された発明であって、光散乱の影響による光学性能の低下を抑制し、異なる光学情報を微小領域ごとに取得することができる撮像素子パッケージを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る撮像素子パッケージは、入射した光を受光する撮像素子を有する撮像素子基板と、前記撮像素子基板と対向する面の一部に、光学機能を付与する光学機能構造が選択的に形成された領域を有する透明基板と、を備える撮像素子パッケージであって、前記撮像素子基板は、前記撮像素子が配置されていない領域に、前記透明基板に向かって突出した支持部材を有し、該支持部材は、前記撮像素子よりも前記透明基板に向かって突出してなり、前記透明基板は、前記支持部材との接着部に凹部または当該透明基板が凹む方向の段差が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、光散乱の影響による光学性能の低下を抑制し、異なる光学情報を微小領域ごとに取得することができる撮像素子パッケージを提供することができる。
本発明に係る撮像装置の概略構成の一例を示す説明図である。 本発明に係る撮像素子パッケージの第1の実施の形態における要部の構成を示す概略断面図である。 本発明の原理を説明するための説明図であって、(a)はマイクロレンズ11aと光学機能構造21とが離間配置された1画素の構成の拡大図であり、(b)はマイクロレンズ11aと光学機能構造21とが近接配置された1画素の構成の拡大図である。 (a)本発明に係る撮像素子パッケージの第1の実施の形態における構成を示す上面概略図である。(b)本発明に係る撮像素子パッケージの第1の実施の形態における光学機能構造21の構成を示す上面概略図である。(c)本発明に係る撮像素子パッケージの第1の実施の形態におけるマイクロレンズ11aの構成を示す上面概略図である。 本発明に係る撮像素子パッケージの第1の実施の形態における段差20a周辺の構成を示す拡大図である。 (a)本発明に係る撮像素子パッケージの第2の実施の形態における要部の構成を示す概略断面図である。(b)本発明に係る撮像素子パッケージの第2の実施の形態における構成を示す上面概略図である。 本発明に係る撮像素子パッケージの第2の実施の形態における段差20a周辺の構成を示す拡大図である。 本発明に係る撮像素子パッケージの構成の一例を示す断面概略図である。 従来の撮像素子パッケージの例を示す断面図である。
以下、本発明に係る撮像素子パッケージ及び撮像装置について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下に示す実施例の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
〔撮像装置〕
図1は、本発明に係る撮像装置の一実施の形態における概略構成を示す説明図である。
この撮像装置100は、主に、撮像レンズ40と、撮像素子基板12及び光学素子基板23を備える撮像素子パッケージ10と、信号処理手段50とから構成される。
撮像素子基板12には撮像素子11が実装され、撮像素子11は、入射する光(例えば、撮像レンズ40からの入射光)を受光する受光素子である。
光学素子基板23は、使用帯域の光に対して透明な基板(以下、「透明基板」という)20と、透明基板20の撮像素子基板12と対向する面の一部に選択的に形成され、所望の光学機能を付与する光学機能構造21とを有する。
選択的光学機能構造21(以下、単に光学機能構造21とも称する)としては特に限定されないが、例えば、所望の光学成分を選択的に透過させる偏光フィルタや多層膜などが挙げられる。
被検物からの光は、撮像レンズ40を通り、光学素子基板23を透過して撮像素子11で電気信号に変換される。信号処理手段50は、撮像素子11から出力される電気信号が入力され、この電気信号に対し輝度情報、分光情報、偏光情報、及び位相情報などの画像信号を生成する。撮像装置100は、信号処理手段50で生成した画像信号であるデジタル信号を、後続の出力機器(図示せず)へ出力する。
本発明に係る撮像装置によれば、輝度情報に加え、偏光、分光、位相情報などの他の情報を取得可能な撮像装置を提供することができる。
〔撮像素子パッケージ〕
<第1の実施形態>
図2は、本発明に係る撮像素子パッケージの第1の実施の形態における要部の構成を示す概略断面図であり、本実施の形態では偏光成分を画像として認識する偏光イメージングカメラの撮像素子パッケージの態様である。
撮像素子パッケージ10は、撮像素子11を有する撮像素子基板12と、光学素子基板23とを備え、例えば、図示しないインターポーザ基板上にダイボンディングを行い、ワイヤボンディングを行った後に樹脂封止を行うことにより得られる。
撮像素子11は、入射する光を受光するマイクロレンズ11aと、該マイクロレンズ11aを透過した光を受光する受光部11bと、からなる。光学素子基板23は、撮像素子基板12(撮像素子11)と対向する面の一部に、所望の光学機能を付与する混在フィルタである光学機能構造21が選択的に形成された領域を有する透明基板20を備える。
撮像素子基板12は、撮像素子11が配置されていない領域に、透明基板20の方向に突出して設けられ、有機材料(有機膜)からなる支持部材14を有し、この支持部材14が接着剤層30を介して透明基板20と接合されてなる。
そして本実施の形態の透明基板20には、支持部材14との接着部に詳細を後述する段差20aが設けられている。
ここで、この段差20aを用いた本発明について図3を用いてさらに詳しく説明する。
図3は本発明の原理を説明するための説明図であって、(a)はマイクロレンズ11aと光学機能構造21とが離間配置された1画素の構成の拡大図であり、(b)はマイクロレンズ11aと光学機能構造21とが近接配置された1画素の構成の拡大図である。
混在型フィルタである選択的光学機能構造21は、画素ごとにイメージセンサに光学機能を付与するものである。ここで入射光Lの光学機能構造21を透過した光は、多少散乱光が発生する。従って、図3(a)に示すように、光学機能構造21とマイクロレンズ11aとの間の距離が大きい場合には、一部の出射光Lは所望の画素領域であるマイクロレンズ11aに入射するが、散乱光L’は所望の画素領域に入射せず、近接した画素に入り込む。
一方、図3(b)に示すように、光学機能構造21とマイクロレンズ11aとの間の距離が小さい場合には、散乱光L’が近接した画素に入り込む量は少なく、大部分の出射光Lがマイクロレンズ11aに入射する。したがって、光学機能構造21とマイクロレンズ11aとの間の距離は小さい方が光特性は良好となる。
しかし、実際にはウェハ状の撮像素子の作製工程において、表面ではマイクロレンズ11aが最も高さが高くなり、そのままでは機械的損傷を受けやすい構造である。このため、受光部11b外に高さ調整用の有機膜からなる支持部材14を配置し、マイクロレンズより11aも高さを高くする構造が広く利用されている。このため、接着剤層30の厚みを小さくし、光学機能構造21とマイクロレンズ11aの間の距離を小さくする場合にも物理的な限界が発生する。
そこで本発明では、段差20a(あるいは凹部)を透明基板20に設けることにより、接着剤層30および支持部材14を設けるスペースを提供し、マイクロレンズ11aと光学機能構造21とを近接配置することができるため、良好な光学性能が得られる。
図4(a)は本発明に係る撮像素子パッケージの第1の実施の形態における構成を示す上面概略図であり、図4(b)は本発明に係る撮像素子パッケージの第1の実施の形態における光学機能構造21の構成を示す上面概略図であり、図4(c)は本発明に係る撮像素子パッケージの第1の実施の形態におけるマイクロレンズ11aの構成を示す上面概略図である。
本実施の形態の撮像素子パッケージは、図4(a)に示すように撮像素子基板12上に有機膜により形成された支持部材14が四辺を囲うように設けられ、支持部材14上には接着剤層30が形成されている。そして、支持部材により囲まれた領域にはマイクロレンズ11aが上面に配置された撮像素子11が複数備えられ、入射光がマイクロレンズ11aを透過し、マイクロレンズ11aの下面に配置された受光部11b(不図示)に到達し検出される。なお、図4(a)においては説明の便宜のため、選択的光学機能構造21を含めた光学素子基板23の図示を省略している。
撮像素子11の上面(透明基板20との対向面)には、図4(c)に示すような一辺が6μmのマイクロレンズ11aが二次元状に複数配列されている。なお、マイクロレンズ11aの各々についてその下面側に受光部11bが設けられている。
そして、この複数のマイクロレンズ11aの各々について、混在型フィルタである光学機能構造21が有する横方向ワイヤグリッド210aまたは縦方向ワイヤグリッド210bが対応した位置に設けられている。即ち、マイクロレンズ11aに対向して設けられている透明基板20の当該対向面に光学機能構造21が設けられていて、図4(b)に示すような一辺が6μmの横方向ワイヤグリッド210aおよび縦方向ワイヤグリッド210bが二次元状に複数配列されている。図示のごとく、横方向ワイヤグリッド210aと縦方向ワイヤグリッド210bとが隣接しないような(市松状の)配置構成となっている。
そして、透明基板20、光学機能構造21(横方向ワイヤグリッド210aまたは縦方向ワイヤグリッド210b)、マイクロレンズ11aの順で光が透過し、受光部11bに到達することで、所望の光学機能が付与された光を検出し、情報を得ることができる。
光学機能構造21の一領域(横方向ワイヤグリッド210a、縦方向ワイヤグリッド210b)の大きさ、1つのマイクロレンズ11aの大きさ、1つの受光部11bの大きさはそれぞれほぼ一致し、一画素の大きさとほぼ等しい。
次に、本発明に係る撮像素子パッケージの構成、各部材の詳細について説明する。
・撮像素子基板12、撮像素子11
撮像素子基板12は、ワイヤボンディングなどの手法によりPWB(printed wiring board)基板に撮像素子11が接合されて形成されている。
撮像素子11は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOSなどを用いたイメージセンサであり、フォトダイオードである受光部11bと、マイクロレンズ11aからなる。受光部11bは、画素ごとに2次元的にアレイ配置されており、受光部11bの集光効率を上げるために、各受光部11bの入射側にマイクロレンズ11aが設けられている。1個の受光部11bを単位画素とする。
・支持部材14
支持部材14は、撮像素子基板12の撮像素子11が配置されていない領域に、撮像素子基板から透明基板20側に向かって凸となるように突出して設けられている。
支持部材14の材料としては特に制限はないが、有機材料により形成することにより、接着剤との高い密着性が得られ、残留応力を低減させることができるため好ましく、例えばフォトリソグラフィ技術により形成することができる。
この支持部材14および撮像素子11を構成するマイクロレンズ11aは、いずれも撮像素子基板12上に設けられているが、マイクロレンズ11aよりも支持部材14の方が透明基板20に向かって突出してなる。すなわち、図2に示す上方向にあたる撮像素子基板12からの高さが、マイクロレンズ11aよりも支持部材14の方が高い構成となっている。このようにマイクロレンズ11aよりも支持部材14の方が高いことで、製造過程において他の部材がマイクロレンズ11aに接触し破損すること等を抑制することができる。
・透明基板20
光学機能構造21が形成される透明基板20は、使用帯域の光に対して透明な材料からなる基板であり、例えば、石英基板、ホウケイ酸ガラス基板、BK7などのガラス基板が好ましいものとして挙げられ、本実施の形態ではホウケイ酸ガラス基板が用いられている。また、ガラス基板に限定されず、例えば、透明な樹脂フィルムであってもよい。
透明基板20は、撮像素子基板12との対向面と反対側に反射防止膜を有することが好ましい。無反射構造を用いることで、選択的光学機能構造21が形成されている領域と他の箇所の透過率特性を向上させることができる。
・選択的光学機能構造21(混在型フィルタ)
本実施の形態における選択的光学機能構造21は、入射した光の第一の偏光成分を透過させる第一偏光領域と、前記第一の偏光成分に直交する第二の偏光成分を透過させる第二偏光領域とが、2次元配列されてなる光学機能膜であり、直交する二方向のワイヤグリッド構造を有する光学機能膜である。
即ち、図4(b)に示すような市松模様を形成し、隣り合う領域が異なる光学的機能を奏する領域となっている。
図4(b)に示す混在型フィルタとなる選択的光学機能構造21(偏光子配列体)を受光部11bの(光学的)前面に配置することにより、選択的光学機能構造21が形成されている領域では偏光情報を取得することが可能である。
混在型フィルタである選択的光学機能構造21は、4画素領域でひとつの偏光信号を処理し、偏光イメージングカメラとしての役割を果たし、選択的光学機能構造21が形成されていない領域では輝度情報を取得する。混在型フィルタの一領域(横方向ワイヤグリッド210a、縦方向ワイヤグリッド210b)に対して各々、マイクロレンズ11aが形成された一画素が対応する。
ワイヤグリッドはアルミニウム(Al)からなり、周期は150nm、高さは200nmである。
ワイヤグリッド素子を用いることにより、高コントラストかつ高透過率の画像を取得することが可能となる。
・段差20a(凹部)
ここで本実施の形態では、透明基板20の接着剤層30が設けられる位置(すなわち、撮像素子基板12が有する支持部材14との接着部)に当該透明基板20が凹む方向の段差20aが設けられている。図2に示す例で説明すると、撮像素子基板12の上面に配置されている板状の透明基板20は、その断面図における左下端部および右下端部が欠けた形状(矩形の切欠部)を有し、この欠けた形状が段差20aである。
なお、本実施の形態では一段の段差20aとして形成され端部まで欠いた形状を有しているが、本発明はこれに何ら限定されるものではなく、透明基板20の一部が欠けているように形成され、この欠けている部分に接着剤層30が設けられるようになっていればよい。例えば、接着剤層30が設けられる領域を凹部として形成し、当該接着剤層30の周囲を透明基板20の非凹部で囲うように形成してもよい。作製が容易であることから、一段の段差20aの形状で設けられていることが好ましい。
ただし、支持部材14との接着部となる凹部または段差のへこみ部分(図2中の上面部)は、透明基板20と撮像素子基板12とが平行に配置されるべく、平坦な面であることが好ましい。平坦な面で形成することにより、接着剤層30の厚みがほぼ一定となるため残留応力が低減し、信頼性が向上する。
さらに、図5を参照しながら撮像素子パッケージにおける高さ方向の相互関係を示し、段差20aについてより詳しく説明する。
図5は本発明に係る撮像素子パッケージの第1の実施の形態における段差20a周辺の構成を示す拡大図であるが、各構成の実際の高さ(厚さの具体的な数値)と図中の寸法とは一致せず、説明のため一部を拡大する等がなされている。
ガラスからなる透明基板20の厚みは400μmであり、透明基板20の上面には反射防止膜(不図示)が形成されている。透明基板20の接着部に相当する外枠領域に、10μmの高さの段差20aが設けられている。接着領域では段差20aの高さはほぼ均一であり、接着面(図5における段差20aの上面)はほぼ均一な平坦度である。
撮像素子基板12の受光部11bの形成領域外に設けられた有機膜からなる支持部材14の厚みは5μmであり、3μmの高さを有するマイクロレンズ11bのトップ(図5における最上部)よりも2μm高くなっている。混在型フィルタである光学機能構造21が形成されている透明基板20の下面(撮像素子基板12との対向面)の外枠領域の表面と、撮像素子基板12上に設けられた支持部材14の上面(透明基板20との対向面)とは、光硬化型の接着剤により形成された接着剤層30によって接着されている。接着剤層30の厚さは10μmである。
透明基板20の下面に設けられている混在型フィルタである光学機能構造21の厚さは0.2μmであり、この光学機能構造21とマイクロレンズ11bのトップ(図5における最上部)とのギャップは1.8μmである。
以上の結果、光学機能構造21とマイクロレンズ11bとの間の距離は2μmとなり、光学機能構造21とマイクロレンズ11bとが近接した構造を作製することが可能となった。図9に示す従来例と比較し、光散乱によるノイズを低減した。
≪各高さ:t11b、t14、t20a、t21、t30、g≫
図5に示す各高さ(厚さ)、t11b、t14、t20a、t21、t30およびtgについてさらに詳しく説明する。なお、高さとは図5における上下方向の長さを意味する。
マイクロレンズ11bの高さt11bは、2〜3μmであることが好ましく、2.5〜3μmであることがより好ましい。
段差20aの高さt20aは、0.5〜30μmであることが好ましく、2〜10μmであることがより好ましい。
支持部材14の高さt14は、2〜4μmであることが好ましく、3〜4μmであることがより好ましい。
段差20aの高さt20aは、1〜50μmであることが好ましく、作製上、1〜20μmであることがより好ましい。
接着剤層30の高さt30は、2〜30μmであることが好ましく、2〜20μmであることがより好ましい。
光学機能構造21の高さt21は、0.2〜12μmであることが好ましく、0.2〜6μmであることがより好ましい。
ここで、本実施の形態のように光学機能構造21としてワイヤグリッド素子を用いた場合には、前述のとおり光学機能構造21の高さt21は200nm(=0.2μm)と非常に薄いものとなる。このため、1〜10μmオーダーの厚みが基準になる場合(他の部材がその程度の厚みである場合)、設計上では光学機能構造21の厚みはほぼ0と無視し得るものであり、他の部材の機能的な制約や製造上の制約等が設計上の大きな問題となる。
一方、詳細を後述する第4の実施の形態のように、光学機能構造として、一次元フォトニック結晶多層膜を用いた場合には、厚みは6〜10μmとなり、その際には本実施の形態とは異なり、この一次元フォトニック結晶多層膜の高さが他の部材の設計に影響を及ぼす。このため、後述する第4の実施の形態では、接着剤層30の高さt30、段差20aの高さt20aは、本実施の形態とは異なるものとなる。
また、第2の実施形態においても同様であり、光学機能構造として、分光フィルタ21aを用いた場合には、厚みは6〜10μmとなり、その際には、接着剤層30の高さt30、段差20aの高さt20aは、本実施の形態とは異なるものとなる。
なお、マイクロレンズ11bに他の部材が接触しないようにするために支持部材14の高さt14はマイクロレンズ11bの高さt11bよりも大きくなるように設けられている。
また、マイクロレンズ11bと光学機能構造21との間にギャップgが形成されるように、「t14+t30<t20a+t21+11b」となっている。
マイクロレンズ11bと光学機能構造21との間の距離であるギャップgは、0.1〜10μmであることが好ましく、0.1〜2μmであることがより好ましい。
光学機能構造21とマイクロレンズ11bのトップとの間の距離を小さくし、接着剤層30の厚みは厚い方がよいが、透明基板20の段差20aを大きくするのは容易ではなく、接着剤層30の厚みとのトレードオフとなっている。
このような構造を有することで、混在型フィルタである選択的光学機能構造21とマイクロレンズ11aとの間の距離を十分小さくすることが可能である。また、必要な接着剤層30の厚みも確保でき、信頼性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では段差20aを設けたが、これに代えて凹部としてもよく、この凹部の大きさについては、上述した段差20aと同様の大きさとすることが好ましい。
段差20aまたは凹部の形成方法は、支持部材14との接着面が平坦に加工され寸法精度が良好に形成できればよく、フォトリソグラフィなどの周知慣用されている方法により形成することができる。
・接着剤層30
接着剤層30を形成する接着剤としては、光重合開始剤を含有し紫外線を照射することにより硬化する光(紫外線)硬化型樹脂や、一定温度以上の加熱工程を加えることで硬化する熱硬化型樹脂、またはそれらのハイブリッド型のもの等、周知慣用されているものを利用できる。しかしながら、これらをそのまま用いるのではなく、粘度や弾性率などの選定や調整は必要となる。
具体的な接着剤としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン系、有機・無機ハイブリッド、無機材料からなる接着剤が挙げられるが、有機材料からなる接着剤が好ましい。
本実施の形態では光硬化型接着剤を用い、接着剤層30を10μmの厚さ、80μmの幅にて、ほぼ均一にして形成することができる。接着剤厚み10μmは、接着剤剥離を発生させない十分な厚みである。
接着工程を容易にし、また接着剤層30の厚みの調整を容易にするために、接着剤は有機材料と充填剤を含む接着剤が好ましい。
前記充填剤としては、例えば、球状シリカ粒子、球状ポリスチレン粒子などが挙げられる。
上述のように、充填剤としてスペーサ球を含有した接着剤を用いることにより、接着剤層30の厚みをより均一にし、接着剤内部の残留応力を低減することができる。
また、塗布可能な性状の接着剤以外に、シート状物として積層し、その後の加熱工程により接着力を示す接着剤であってもよい。
接着剤層30の形成方法としては、例えば支持部材14に接着剤を塗布し、光学素子基板23を接合した後、紫外線照射及び加熱により接着剤を硬化させることで、均一な接着剤層30が得られる。なお、紫外線照射は適宜調整することができるが、例えば、照度10mW/cmにて、積算エネルギー6J/cmとなる照射量とすることができる。熱養生としての加熱工程も同様に適宜調整することができるが、例えば、80℃で30分間の加熱とすることができる。
以上の本実施の形態によれば、選択的光学機能構造21からマイクロレンズ11aに入射する光の強度が強まり、撮像素子11によって得られる画像のコントラストが向上する。
<第2の実施形態>
次いで、本発明に係る撮像素子パッケージの第2の実施の形態について図6を参照しながら説明する。図6(a)本発明に係る撮像素子パッケージの第2の実施の形態における要部の構成を示す概略断面図であり、図6(b)中のA−A’線部における断面図である。図6(b)本発明に係る撮像素子パッケージの第2の実施の形態における構成を示す上面概略図である。
なお、上述した第1の実施の形態と重複する点については適宜説明を省略する。
本実施の形態では、第1の実施の形態の選択的光学機能構造21に代えて、分光フィルタ21aと画像センシング領域22とを設け、光学機能を付与する光学機能構造を選択的に形成している。
即ち本実施の形態では、画像センシング領域22による前方視認機能と、分光フィルタ21aによる雨滴付着センシング機能とを一体化したカメラ用の撮像素子パッケージである。
複数の受光部11bは、画像センシング領域22および分光フィルタ21aを用いた雨滴付着センシング領域からの光をそれぞれ別個受光する。
分光フィルタ21aは、複数の受光部の約1/3の面積を覆う形で、透明基板20と対向して、撮像素子基板12上に形成されている。
画像センシング領域22では、4画素領域でひとつの偏光信号を処理し、輝度情報を画像とするカメラとしての役割を果たす。分光フィルタ21aは、可視光を反射し、波長950nmの赤外光を透過することにより、雨滴付着センシングを可能とする。
本実施の形態で用いられる分光フィルタ21aは、誘電体薄膜の積層構造からなる多層膜である。
高屈折率としてTiO2、低屈折率材料としてSiO2を用い、相互に積層することで可視光を反射し、赤外光を透過させる分光フィルタ21aとした。
さらに、図7を参照しながら本実施の形態の撮像素子パッケージにおける高さ方向の相互関係を示し、段差20aについてより詳しく説明する。
図7は、本発明に係る撮像素子パッケージの第2の実施の形態における段差20a周辺の構成を示す拡大図である。
ガラスからなる透明基板20の厚みは400μmであり、透明基板20の上面には反射防止膜(不図示)が形成されている。
なお、本実施の形態においても上記第1の実施の形態と同様に一画素は6μmである。
そして、透明基板20の接着部に相当する外枠領域に、10μmの高さの段差20aが設けられている。接着領域では段差20aの高さはほぼ均一であり、接着面(図7における段差20aの上面)はほぼ均一な平坦度である。
撮像素子基板12の受光部11bの形成領域外に設けられた有機膜からなる支持部材14の厚みは5μmであり、3μmの高さを有するマイクロレンズ11bのトップ(図5における最上部)よりも2μm高くなっている。厚み6μmの分光フィルタ21aが形成されている透明基板20の下面(撮像素子基板12との対向面)の外枠領域の表面と、撮像素子基板12上に設けられた支持部材14の上面(透明基板20との対向面)とは、光硬化型の接着剤により形成された接着剤層30によって接着されている。接着剤層30の厚さは16μmである。接着剤層30は上記第1の実施の形態と同様の方法により作製することができる。
以上の結果、混在型フィルタである分光フィルタ21aとマイクロレンズ11aとの間の距離は2μmとなり、分光フィルタ21aとマイクロレンズ11aとが近接した構造を作製することが可能となった。また、分光フィルタ21aが存在する境界領域の画像センシングにおいて、光散乱によるノイズを低減することができた。
<第3の実施形態>
本実施の形態では、上記第1の実施の形態における混在型フィルタである選択的光学機能構造21を用いた偏光イメージングカメラにて、透明基板20の段差20aの高さを20μmとし、接着剤層30の高さを20μmとした。なお、接着剤には直径20μmのシリカ球をスペーサとして散在し、接着剤層30の厚みを制御した。
以上の結果、混在型フィルタである選択的光学機能構造21とマイクロレンズ11aとの間の距離は1.8μmとなり、選択的光学機能構造21とマイクロレンズ11aとが近接した構造を作製することが可能となった。図9に示す従来例と比較し、光散乱によるノイズを低減することができた。
<第4の実施形態>
本実施の形態では、上記第1の実施の形態の選択的光学機能構造21の代わりに、オートクローニング法による多層膜が領域ごとに配列した偏光子配列体(直交する二方向の偏光方向の一次元フォトニック結晶多層膜)による混在型フィルタを用いた。
画素サイズ、および偏光子の一領域サイズは6μmとした。多層膜の厚みt21b(不図示)は6μmであった。接着剤層30の厚みt30は16μm、透明基板20の段差20aの高さt20aは10μmとした。
以上の結果、混在型フィルタとマイクロレンズ11aとの間の距離gは2μmとなり、混在型フィルタとマイクロレンズ11aとが近接した構造を作製することが可能となった。図9に示す従来例と比較し、光散乱によるノイズを低減できた。また、選択的光学機能膜である偏光子配列体が形成されていない領域では輝度情報を取得し、偏光子配列体が形成されている領域では偏光情報を取得するが、一次元フォトニック結晶を用いることにより高コントラスト、高透過率の画像を取得することが可能である。
また、オートクローニング法によれば、屈折率差を比較的容易に選択することが可能であり、構造の自由度も高く、透明基板20上に直接成膜する方法や成膜したものを接続する方法により形成することもできる。
第1〜第4の実施の形態の撮像素子パッケージは、上述の構造をインターポーザ基板60にダイボンディングを行って固定し、ワイヤ63とワイヤボンディングを行った後に封止樹脂62で樹脂封止を行うことにより得られる。また、インターポーザ基板60の下部にはハンダボール61が設けられている。
ここで図8は、本発明に係る撮像素子パッケージの構成の一例を示す断面概略図である。図8に示す撮像素子パッケージの構成例では、図2に示した撮像素子パッケージの第1の実施形態をその要部に採用したものである。
得られた撮像素子パッケージは、マザーボードに実装することにより、偏光画像及び輝度画像を分割して取得可能な撮像装置に利用することができる。
なお、撮像素子パッケージの封止の構成としては特に制限されるものではなく、樹脂封止を施す樹脂パッケージ構造とすることで廉価に作製可能であるが、信頼性が高いセラミック封止を施すセラミックパッケージ構造としてもよく、さらに他の構造としてもよい。
本発明の撮像素子パッケージは、上述の実施形態に限定されず、CMOS型イメージセンサ、CCD型イメージセンサ等の様々な撮像素子のパッケージ構造に適用することができ、輝度情報を画像として得るのみならず、領域によって偏光情報や赤外光情報などの情報を取得することができる。なお、受光部11bの分割される面積の比率は1:1に限定されず、光学機能構造21の形成面積により適宜選択することができる。
また、光学機能構造21として位相板を用いることもできる。さらに、サブ波長構造以外に、画素サイズと同等のサイズからなるマイクロレンズ配列体とすることもできる。
さらに、撮像素子と透明基板を接着する接着剤は、マイクロレンズと選択的光学機能膜の間を充填する形でもよいが、その場合、可視光領域にて透光性の高い接着剤を選定する必要がある。
10 撮像素子パッケージ
11 撮像素子
11a マイクロレンズ
11b 受光部
12 撮像素子基板
14 支持部材
20 ガラス基板
20a 段差
21 選択的光学機能構造(光学機能膜)
21a 分光フィルタ
22 画像センシング領域
23 光学素子基板
30 接着剤層
40 撮像レンズ
50 信号処理部
60 インターポーザ基板
61 ハンダボール
62 封止樹脂
63 ワイヤ
100 撮像装置
210a 横方向ワイヤグリッド
210b 縦方向ワイヤグリッド
特許第4501130号公報 US6744109B2 特許第4793618号公報

Claims (10)

  1. 入射した光を受光する撮像素子を有する撮像素子基板と、
    前記撮像素子基板と対向する面の一部に、光学機能を付与する光学機能構造が選択的に形成された領域を有する透明基板と、を備える撮像素子パッケージであって、
    前記撮像素子基板は、前記撮像素子が配置されていない領域に、前記透明基板に向かって突出した支持部材を有し、
    該支持部材は、前記撮像素子よりも前記透明基板に向かって突出してなり、
    前記透明基板は、前記支持部材との接着部に凹部または当該透明基板が凹む方向の段差が設けられていることを特徴とする撮像素子パッケージ。
  2. 前記透明基板に設けられた前記凹部または前記段差は、平坦な面を有し、
    前記透明基板が有する平坦な面と、前記支持部材と、が接着剤層を介して接合されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子パッケージ。
  3. 前記光学機能構造は、直交する二方向の偏光子配列体からなることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像素子パッケージ。
  4. 前記光学機能構造は、直交する二方向のワイヤグリッド素子からなることを特徴とする請求項3に記載の撮像素子パッケージ。
  5. 前記光学機能構造は、直交する二方向の一次元フォトニック結晶多層膜からなることを特徴とする請求項3に記載の撮像素子パッケージ。
  6. 前記支持部材は、有機材料からなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の撮像素子パッケージ。
  7. 前記透明基板は、前記撮像素子基板と対向する面とは反対側の面に、反射防止膜が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の撮像素子パッケージ。
  8. 樹脂パッケージであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の撮像素子パッケージ。
  9. セラミックパッケージであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の撮像素子パッケージ。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の撮像素子パッケージと、撮像レンズと、信号処理手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
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