JP2015169805A - 採光具及び採光窓付きパネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明に係る採光具は、光が入射する第1面と、前記第1面に対向し光が出射する第2面とを有し、前記第1面と前記第2面との間に存在し、前記第1面から入射した光を前記第2面に向けて偏向する反射面と、を備えた光制御部材と、前記光制御部材の前記第2面側に配置され、内部で光を拡散する光拡散層と、を備え、前記光拡散層のヘーズの値が30%以上80%以下であることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
次に、本発明の一実施形態に係る採光具について説明をする。図3は、本発明の一実施形態に係る採光具を説明する断面図である。採光具100は、光制御部材10と、前記光制御部材10の前記第2面10b側に配置され、内部で光を拡散する光拡散層20と、を備え、前記光拡散層20のヘーズの値が30%以上80%以下である。
さらに本発明の一実施形態に係る採光具の別の態様について説明をする。図4は、本発明の一実施形態に係る採光具を説明する断面図である。第1実施形態に示す採光具と異なる点は、光拡散層が光制御部材の高屈折率媒質部に直接接して支持層の役割を担う点にあり、共通部分の同一符号を付し、その説明は省略する。
さらに本発明の一実施形態に係る採光具の別の態様について説明をする。図5は、本発明の一実施形態に係る採光具を説明する断面図である。第1実施形態に示す採光具と異なる点は、第1ガラス基材と第2ガラス基材とで、光制御部材10及び光拡散層20を挟むように構成されている点にあり、共通部分の同一符号を付し、その説明は省略する。
さらに本発明の一実施形態に係る採光窓付きパネルについて説明をする。図6は、本発明の一実施形態に係る建築用窓ガラスを説明する模式図である。図6(a)は、本発明の一実施形態に係る採光窓付きパネルを説明する平面図であり、図6(b)は、図6(a)のX−X線における断面図である。採光窓付きパネル1000は、開口を有する枠部1010と、前記枠部1010の開口に固定され、室外と室内を隔てる窓ガラス1020と、前記窓ガラスの室内側に配置された採光具と、を備える。採光具としては、例えば、上記の採光具100〜300を用いることができ、図示例では、採光具100を採用している。
上述した採光具は、以下のようにして設置することができる。すなわち、本発明の一実施形態に係る採光具の設置方法は、前記採光具を準備する工程と、前記採光具を窓ガラスに貼り合わせる工程と、を含む。
上述した採光窓付パネルは、以下のようにして設置することができる。すなわち、本発明の一実施形態に係る採光窓付パネルの設置方法は、前記採光窓付パネルを準備する工程と、前記採光窓付きパネルを窓枠に取付ける工程と、を含むことを特徴とする。
(1−A.光制御部材準備)
高屈折率媒質部形成用組成物を以下のように作成した。ビスフェノールAエチレンオキシド:キシリレンジイソシアネート:フェノキシエチルアクリレート:2−ヒドロキシエチルアクリレート:ビスマストリ(2−エチルヘキサノエート)=30:15:50:5:0.02(以上、重量比)で混合し、80℃で10時間反応させて光硬化性プレポリマーP1を作製した。
次に光拡散層として、内部拡散型の試料1〜6と、表面凹凸を有する外部拡散型の試料7を次のように準備した。内部拡散型の試料1〜6は、トリアセチルセルロース(TAC)フィルム(富士写真フイルム製 TD80U 厚さ80μm)に光散乱成分を添加した紫外線硬化性樹脂を、コーティング用巻線ロッド(メイヤーズバー #10)を用いて塗布して塗膜L1を形成し、70℃のオーブン中で1分間加熱乾燥し、窒素パージ下で紫外線を照射線量14mJで照射して塗膜L1を硬化させた。次に、表面調整成分を含む紫外線硬化性樹脂を、コーティング用巻線ロッド(メイヤーズバー #8)を用いて塗布し塗膜L2を形成し、70℃のオーブン中で1分間加熱乾燥し、窒素パージ下で、紫外線を照射線量100mJで照射して塗膜L2を硬化させ、先に作製した塗膜L1に積層した。本実施例では、光散乱成分の添加量を調整することにより、内部拡散型の試料1〜6とした。また、外部拡散型の試料は、ヘーズフィルム(恵和株式会社製)を準備し、これを試料7とした。
光拡散層を光制御部材の支持層側に接着剤を用いて貼り合せることにより、採光具を作製した。なお、採光具に用いた光拡散層(試料1〜7)に対応して、以下、実施例1〜3、比較例1〜4と呼ぶこととする。
次のようにして、ヘーズの値を測定し、また、プライバシー性及び採光性を評価した。
光拡散層のヘーズの値を自動ヘーズコンピューター(スガ試験機製 HZ−2)で測定した。
採光具の後ろ(光の出射側)に被写体を10cm間隔で設置し、採光具の前に立つ人が目視で採光具を介して被写体を観察し、被写体の輪郭が分からないと感じるレベルを「○」、分かると感じるレベルを「×」と評価した。
採光具から3m離れた机上の照度を、照度計(コニカミノルタ株式会社製 T−10MA)を用いて測定し、採光具の配置の有無による照度比から採光性を評価した。照度比が0.9以上であれば「○」とし、照度比が0.9未満であれば「×」と評価した。
さらに光拡散層の表面を水で濡らした状態で、採光具の後ろに被写体を10cm間隔で設置し、被写体の輪郭が分からないと感じるレベルを「○」、分かると感じるレベルを「×」とし、水で濡らす前後でプライバシー性が変化するか否かを評価した。
Claims (9)
- 光が入射する第1面と、前記第1面に対向し光が出射する第2面とを有し、前記第1面と前記第2面との間に存在し、前記第1面から入射した光を前記第2面に向けて偏向する反射面と、を備えた光制御部材と、
前記光制御部材の前記第2面側に配置され、内部で光を拡散する光拡散層と、を備え、
前記光拡散層のヘーズの値が30%以上80%以下である、採光具。 - 前記光拡散層は、球状粒子を有する、請求項1記載の採光具。
- 前記光拡散層は、内部に空隙を有する、請求項1又は2記載の採光具。
- 前記光制御部材は、
前記第1面に平行な第1方向に沿って延在し、かつ前記第1方向に交わる第2方向に沿って並列した複数の低屈折率媒質部と、
隣接する前記低屈折率媒質部を離隔する高屈折率媒質部と、を備え、
前記低屈折率媒質部と前記高屈折率媒質部との界面が前記反射面として構成されており、
前記第1面と前記第2面とを含む前記光制御部材の断面視において、
前記低屈折率媒質部の幅が、前記第1面から前記第2面側に向かうにしたがって漸次小さくなっている部位を含む、請求項1乃至3の何れか1項記載の採光具。 - 前記光拡散層と前記高屈折率媒質部とが直接接している、請求項4記載の採光具。
- 前記光制御部材の前記第1面側に配置された第1ガラス基材と、
前記光制御部材の前記第2面側であって、前記光拡散層を前記光制御部材とで挟むように配置された第2ガラス基材と、
をさらに有する、請求項1乃至5の何れか1項記載の採光具。 - 開口を有する枠部と、
前記枠部の開口に固定され、室外と室内を隔てる窓ガラスと
前記窓ガラスの室内側に配置された採光具と、を備え、
前記採光具は、
光が入射する第1面と、前記第1面に対向し光が出射する第2面とを有し、前記第1面と前記第2面との間に存在し、前記第1面から入射した光を前記第2面に向けて偏向する反射面と、を備えた光制御部材と、
前記光制御部材の前記第2面側に配置され、内部で光を拡散する光拡散層と、を備え、
前記光拡散層のヘーズの値が30%以上80%以下である、採光窓付きパネル。 - 請求項1乃至5の何れか1項記載の採光具を準備する工程と、
前記採光具を窓ガラスに貼り合わせる工程と、を含む、採光具の設置方法。 - 請求項7記載の採光窓付パネルを準備する工程と、
前記採光窓付きパネルを窓枠に取付ける工程と、を含む、採光窓付きパネルの設置方法。
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