JP2015168393A - ストラット式サスペンション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベアリング回転軸をショックアブソーバ軸に対して容易に傾かせる構造を有するストラット式サスペンション装置を提供する。【解決手段】サスペンション装置16において、ベアリング50が、アッパスプリングシート22とアッパサポート21の間に配置される。アッパサポート21は、ベアリングを支持するための支持面を有するベアリング取付部21cを備え、支持面は、ショックアブソーバ軸60の垂直面に対して傾斜している。支持面とキングピン軸62とのなす角度は略直角とされ、これによりキングピン軸62とベアリング回転軸とが略一致する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用のストラット式サスペンション装置に関する。
サスペンション装置の1つとして、ショックアブソーバがサスペンションの支柱を兼ねるストラット式サスペンション装置が知られている。ストラット式サスペンション装置は、ショックアブソーバ(ストラット)の上端側がアッパサポート等の支持部材を介して車体側に取り付けられ、下端側が連結部材を介して車輪側に取り付けられる構造を有する。
ストラット式サスペンション装置においては、コイルスプリングがショックアブソーバを取り巻くように配置される。コイルスプリングの下端は、ショックアブソーバのボディに固定されたロアスプリングシートにより支持され、コイルスプリングの上端は、アッパスプリングシートにより支持される。アッパスプリングシートは、アッパサポートにベアリングを介して回転可能に支持される。
従来は、ベアリングがショックアブソーバ軸(ストラット軸)に直交するように配置され、ベアリング回転軸とストラット軸とが揃っていることが通常であった。そのためアッパスプリングシートはベアリング回転軸を中心に回転するのに対し、ロアスプリングシートはキングピン軸を中心に回転することとなり、アッパスプリングシートとロアスプリングシートが同時に回転する場合には、キングピン軸まわりの回転モーメントが発生して、走行直進性が損なわれることがあった。
特許文献1は、ベアリングおよびアッパスプリングシートを角度調整部材を介してアッパサポートの下部に傾けて取り付けることで、キングピン軸とベアリング回転軸とを一致させるようにしたストラット式サスペンション装置を開示している。同様に特許文献2はキングピン軸とベアリング回転軸とを一致させるように、アッパサポートとベアリングとの間に円形の楔部材を介装したストラット式サスペンション装置を開示している。
特開2002−283820号公報 米国特許第5454585号明細書
特許文献1および2は、いずれも、キングピン軸とベアリング回転軸とを一致させるために、アッパサポートとベアリングの間に、傾斜をもつ傾斜部材を介装させている。この傾斜部材の使用は部品点数の増加につながり、傾斜部材を使用することによる重量アップおよびコストアップを招くため好ましくない。またサスペンション装置の組み立て工程において、キングピン軸にベアリング回転軸を一致させるためには、傾斜部材を所定位置に正確に組み付ける必要があり、組み立て作業が容易でないという側面もある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ベアリング回転軸をショックアブソーバ軸に対して容易に傾かせる構造を有するストラット式サスペンション装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のストラット式サスペンション装置は、アッパサポートと、アッパサポートに支持されるショックアブソーバと、アッパスプリングシートとロアスプリングシートの間にショックアブソーバを取り巻くように配置されるコイルスプリングと、アッパスプリングシートとアッパサポートの間に配置されるベアリングとを備える。アッパサポートは、ベアリングを支持するための支持面を有する取付部を有し、支持面はショックアブソーバ軸の垂直面に対して傾斜している。
この態様によると、ベアリングを支持するための支持面が、ショックアブソーバ軸の垂直面に対して傾斜していることで、ベアリングを支持面に取り付けたときに、ベアリングの回転軸をショックアブソーバ軸に対して傾かせることができる。これにより、ベアリングの回転軸がショックアブソーバ軸と一致する場合と比較すると、キングピン軸まわりの回転モーメントを抑制することが可能となる。
支持面とキングピン軸とのなす角度は、略直角であり、キングピン軸とベアリング回転軸とが略一致してもよい。これにより、キングピン軸まわりの回転モーメントを実質的にゼロに近づけることが可能となる。
取付部は、支持面と、支持面の内周端に周設される起立面とを有し、支持面と起立面とのなす角度は、直角より大きく形成されることが好ましい。また支持面と起立面とのなす角度は、直角よりもキングピン軸とショックアブソーバ軸のなす角度以上大きく形成されることが好ましい。これによりショックアブソーバをアッパサポートに組み付ける際に、ベアリングを取付部の支持面に容易に進入させることが可能となる。
本発明によれば、ベアリング回転軸をショックアブソーバ軸に対して容易に傾かせる構造を有するストラット式サスペンション装置を提供できる。
ストラット式サスペンション装置およびその周辺構成を示す斜視図である。 サスペンション装置の主要部を示す部分切欠断面図である。 アッパサポートの断面構造を示す図である。 ストラットアセンブリであるサスペンション装置の組み付け工程を説明するための図である。 本実施例のベアリング取付部と対比するための比較技術を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、ストラット式サスペンション装置およびその周辺構成を示す斜視図である。図1に関して、車輪支持装置におけるストラット式サスペンション装置と、その周辺構成との関係について説明し、本実施例のサスペンション装置の詳細については、図2〜図4に関連して説明する。
車輪支持装置は、車輪に回転駆動力を伝達するドライブシャフト10、車輪を回転自在に支持するナックル12、ナックル12を車体に連結するロアアーム14、およびサスペンション装置16を備える。
ナックル12の中央部には車輪を支持する図示しないアクスルハブが挿通されている。またナックル12には、ブレーキ装置を構成するキャリパ30が固定されている。キャリパ30は、作動用の液圧が導入されるホイールシリンダ、そのホイールシリンダに供給された液圧によって駆動されるブレーキパッド等を含み、そのブレーキパッドによりディスクロータ32を挟圧して制動力を発生させる。ロアアーム14の基端部は車体に枢支され、その基端部から車幅方向外側に延びる先端部がボールジョイントを介してナックル12に枢支されている。ナックル12には、車体に搭載された図示しないステアリング装置から延びるタイロッド18が接続されており、車輪を回転操作できるように構成されている。
サスペンション装置16は、作動液が封入されたハウジング45内に図示しないピストンを収容するショックアブソーバ20を備える。ショックアブソーバ20は、ピストンに形成されたオリフィスを作動液が通過する際の粘性抵抗によって減衰力を発生させる。ハウジング45の下端部は、ハウジング45に取り付けられたブラケットを介してナックル12に連結されている。ショックアブソーバ20のハウジング45から突出したピストンロッドは、アッパサポート21を介して車体に取り付けられている。アッパサポート21におけるショックアブソーバ20の取付中心点と、ボールジョイントを結ぶ線は、キングピン軸として設定される。
アッパサポート21に対してベアリングを介してアッパスプリングシート22が支持され、ハウジング45にはロアスプリングシート24が取り付けられている。アッパスプリングシート22とロアスプリングシート24との間には、圧縮されたコイルスプリング23が介装されている。本実施例のサスペンション装置16において、ベアリングは、その回転軸がキングピン軸に略一致するように、アッパサポート21とアッパスプリングシート22の間に配置される。
図示しないステアリングホイールから入力される操舵トルクは、図示しないステアリングコラムを介してギヤボックスに伝達される。ギヤボックスにおいては、ステアリングホイールの回転運動が車幅方向の直線運動に変換されて、タイロッド18に伝達される。タイロッド18は、連結部材を介してナックル12に結合されており、運転者がステアリングホイールを操舵すると、そのタイロッド18の運動によってナックル12が揺動し、車輪が転舵される。車体にはスタビライザリンク33を介してスタビライザ34が連結されており、そのねじれに対する復元力によって車体のロール剛性が高められ、車両旋回時のロールが抑制される。
本実施例のサスペンション装置16においては、ベアリング回転軸とキングピン軸とを略一致させることで、キングピン軸まわりに発生する回転モーメントを低減ないしはゼロにできる。以下、サスペンション装置16の具体的な構造について説明する。
図2は、サスペンション装置の主要部を示す部分切欠断面図である。
サスペンション装置16は、ショックアブソーバ20およびコイルスプリング23を備え、ストラット式サスペンション装置として構成される。ショックアブソーバ20は、そのハウジング45の上端部を封止するようにストッパプレート46が設けられており、そのストッパプレート46の上面中央からピストンロッド43を図示しないオイルシールを介して進退可能に突出させている。ピストンロッド43は、アッパサポート21を介して車体に接続され、ピストンロッド43には、退行時のストッパとして機能するバウンドストッパ44が設けられている。
アッパサポート21は、プレス成形して得られた複数の金属プレートをプロジェクション溶接により結合したモナカ構造を有する。具体的にアッパサポート21は、上板21aと下板21bとによってモナカ構造を形成し、下板21bの下面に、ベアリング50を支持するための支持面を有するベアリング取付部21cを備えている。アッパサポート21のモナカ構造は、ボルト35を介して車体に締結される。下板21bの底部中央には挿通孔が設けられ、ピストンロッド43の上端部に形成された雄ねじ部がこれを貫通している。この雄ねじ部にカラー(図示せず)を介してナットを螺合させ、加硫されたゴムが上板21aと下板21bに挟まれることにより、ショックアブソーバ20が、アッパサポート21に支持される。
コイルスプリング23は、アッパインシュレータ25を介してアッパスプリングシート22に支持され、ロアインシュレータ26を介してロアスプリングシート24に支持されて、アッパスプリングシート22とロアスプリングシート24の間にショックアブソーバ20を取り巻くように配置されている。アッパスプリングシート22は、アッパサポート21とベアリング50を介して対向配置されており、アッパサポート21に対して相対回転可能となっている。ロアスプリングシート24は、ショックアブソーバ20のハウジング45に溶接により固定されている。
バウンドストッパ44は、発泡ポリウレタンからなる円筒状の本体を有し、コイルスプリング23の内側においてアッパサポート21とストッパプレート46との間に配置されている。バウンドストッパ44は、下端に向かって薄肉形状となるように構成されており、その下端部が変形しやすくなっている。バウンドストッパ44には、その軸線に沿ってピストンロッド43が挿通されており、車両のバウンド時にショックアブソーバ20の変位を緩和する。バウンドストッパ44の上端部内周面には適度な圧入代が設けられており、バウンドストッパ44は、その上端部においてピストンロッド43に圧入嵌合されている。
ダストカバー42は、ゴムまたは樹脂等を射出成形して得た舵腹円筒状の本体を有し、コイルスプリング23の内側にてバウンドストッパ44およびショックアブソーバ20を外側から覆うように配置されている。ダストカバー42の上端はアッパスプリングシート22の内周縁に係止されて、ダストカバー42の上部からの粉塵等の異物の侵入が防止される。なおダストカバー42の上端部とアッパインシュレータ25とは一体成形されていてもよい。ダストカバー42の下端はストッパプレート46の外周面に接触して、異物の侵入を防止するが、下端は開口していてもよい。ダストカバー42の下端はロアスプリングシート24の近傍まで延設されているため、下端が開口していても、開口部からの異物の侵入は抑制される。
サスペンション装置16において、ベアリング50は、アッパスプリングシート22とアッパサポート21の間に配置され、アッパサポート21に対してアッパスプリングシート22を、回転可能に支持する。ベアリング50は、ベアリング取付部21cの支持面に取り付けられ、この支持面は、ショックアブソーバ軸60の垂直面に対して傾斜している。なおベアリング50は、たとえば加硫ゴム等により、ベアリング取付部21cの形状に合わせて形成される。ベアリング50は、その回転面64が、ベアリング取付部21cの支持面に平行となるように支持面に取り付けられ、すなわちベアリング50の回転軸がベアリング取付部21cの支持面に対して垂直となるように支持面に取り付けられる。ベアリング取付部21cの支持面と、キングピン軸62とのなす角度を略直角とし、キングピン軸62とベアリング50の回転軸とを略一致させることで、キングピン軸62まわりに発生する回転モーメントを抑制できる。
このようにベアリング取付部21cの支持面を、ショックアブソーバ軸60の垂直面に対して傾斜させることで、ベアリング50を支持面に取り付けたとき、ベアリング50の回転軸がショックアブソーバ軸60に対して傾くようになる。本実施例のアッパサポート21においては、アッパサポート21とベアリング50との間に別部品である傾斜部材を挿入する必要がなく、ベアリング50の回転軸をショックアブソーバ軸60に対して傾かせることができるため、コスト的および重量的にも優れたサスペンション装置16を提供できる。
なお、ベアリング取付部21cの支持面とキングピン軸62とのなす角度が直角となるように支持面を傾斜させることで、ベアリング50の回転軸とキングピン軸62とを一致させることができ、したがってキングピン軸62まわりに発生する回転モーメントを実質的にゼロとすることが可能となる。
図3は、アッパサポート21の断面構造を示す。既述したようにアッパサポート21は、上板21aおよび下板21bから構成されるモナカ構造と、ベアリング50を当接されて取り付けるためのベアリング取付部21cを備えている。ベアリング取付部21cは、ベアリング50を支持するための環状の支持面21dと、支持面21dの内周端に周設されて起立する起立面21eとを有して構成される。ベアリング取付部21cは支持面21dの裏面にて、下板21bに固定されている。
本実施例のアッパサポート21は、ベアリング50の回転軸がキングピン軸62に略一致するように、ベアリング50を取り付けるための支持面21dを、ショックアブソーバ軸60の垂直面に対して傾斜させている。ショックアブソーバ軸60とキングピン軸62のなす角度がθである場合、支持面21dは、ショックアブソーバ軸60の垂直面に対して略θ分だけ傾斜されることが好ましい。これによりキングピン軸62が、支持面21dを含む支持平面70に直交し、ベアリング50が支持面21dに取り付けられると、ベアリング50の回転軸がキングピン軸62に略一致するようになる。
なお、支持面21dと起立面21eとのなす角度αは、直角より大きいことが好ましく、さらに言えば、直角よりもキングピン軸62とショックアブソーバ軸60のなす角度θ以上大きいことが好ましい。以下に、その理由について説明する。
図4は、ストラットアセンブリであるサスペンション装置16の組み付け工程を説明するための図である。以下において、バウンドストッパ44およびダストカバー42の取り付け工程は、説明の便宜上省略する。
組み付け工程においては、まずショックアブソーバ20に固定されたロアスプリングシート24にロアインシュレータ26を置き、ロアインシュレータ26の上にコイルスプリング23の下端を配置する。次にコイルスプリング23の上端にアッパインシュレータ25、アッパスプリングシート22およびベアリング50を、この順に載せていく。このときコイルスプリング23は延びきった状態にあり、コイルスプリング23の上端はピストンロッド43の上端よりも突き出ている。この状態で、治具によりアッパスプリングシート22を下方に押し下げてコイルスプリング23を圧縮する。コイルスプリング23の上端を十分押し下げた状態でピストンロッド43の上端をアッパサポート21に対して固定し、それから治具による圧縮を徐々に緩めてコイルスプリング23を伸張し、挿入方向66にベアリング50を動かして、ベアリング取付部21cの支持面21dに取り付ける。この挿入方向66はコイルスプリング23の伸張方向であり、ショックアブソーバ軸60と略同一である。以上の工程により、ストラットアセンブリであるサスペンション装置16の組み付けが完了する。
図4に示す組み付け工程は、ピストンロッド43の上端がアッパサポート21に連結された後に、コイルスプリング23の圧縮を緩めて、ベアリング50をベアリング取付部21cに対して挿入方向66に動かして取り付ける過程を示している。このとき起立面21eが支持面21dに対して直角より大きく(鈍角)に開いていることで、ベアリング50が支持面21dに進入する際に、起立面21eが進入の障害とならない。すなわち起立面21eがベアリング50に干渉することなく、ベアリング50が支持面21dに容易に取り付けられることになる。
図5は、本実施例のベアリング取付部21cと対比するための比較技術を示す。この比較技術で示すベアリング取付部21gは、本実施例のベアリング取付部21cと比較すると、支持面21dと起立面21fとのなす角度βが略直角とされている。
図5に示す組み付け工程も、図4に示す組み付け工程と同じく、ピストンロッド43の上端がアッパサポート21に連結された後に、コイルスプリング23の圧縮を緩めて、ベアリング50をベアリング取付部21gに対して挿入方向66に近づける過程を示している。図示されるように、起立面21fと支持面21dとが直角をなすことで、ベアリング50が支持面21dに進入する前に、右側に図示する起立面21fがベアリング50に干渉することになる。そのためベアリング50を支持面21dに取り付けるためには、ベアリング50をショックアブソーバ軸60の垂直面に対して角度θだけ傾けてから、挿入方向68からベアリング50を支持面21dに進入させる必要がある。これは組み付け工程を複雑にし、好ましくない。
そこで図4に戻って、本実施例のベアリング取付部21cでは、支持面21dに対して起立面21eを角度α(90°+θ)分だけ傾斜させることで、ベアリング50が支持面21dに容易に進入できるようにして、簡単な組み付け工程を実現している。なお角度αは(90°+θ)以上であればよく、このように角度αを設定することで、組み付け工程において起立面21eがベアリング50の挿入方向66の動きに干渉しないようになる。
本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることも可能である。各図に示す構成は、一例を説明するためのもので、同様な機能を達成できる構成であれば、適宜変更可能である。実施例においては、ベアリング50の回転軸とキングピン軸62とが略一致する例を示したが、少なくともベアリング50の回転軸とキングピン軸62のなす角度γを、ショックアブソーバ軸60とキングピン軸62のなす角度θより小さくすることで、キングピン軸62まわりに発生する回転モーメントを低減することが可能となる。
16・・・サスペンション装置、20・・・ショックアブソーバ、21・・・アッパサポート、21a・・・上板、21b・・・下板、21c・・・ベアリング取付部、21d・・・支持面、21e・・・起立面、22・・・アッパスプリングシート、23・・・コイルスプリング、24・・・ロアスプリングシート、50・・・ベアリング、60・・・ショックアブソーバ軸、62・・・キングピン軸。

Claims (4)

  1. アッパサポートと、
    前記アッパサポートに支持されるショックアブソーバと、
    アッパスプリングシートとロアスプリングシートの間に前記ショックアブソーバを取り巻くように配置されるコイルスプリングと、
    前記アッパスプリングシートと前記アッパサポートの間に配置されるベアリングと、を備えたストラット式サスペンション装置であって、
    前記アッパサポートは、前記ベアリングを支持するための支持面を有する取付部を備え、
    前記支持面は、ショックアブソーバ軸の垂直面に対して傾斜していることを特徴とするストラット式サスペンション装置。
  2. 前記支持面とキングピン軸とのなす角度は、略直角であり、キングピン軸とベアリング回転軸とが略一致することを特徴とする請求項1に記載のストラット式サスペンション装置。
  3. 前記取付部は、前記支持面と、前記支持面の内周端に周設される起立面とを有し、
    前記支持面と前記起立面とのなす角度は、直角より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載のストラット式サスペンション装置。
  4. 前記支持面と前記起立面とのなす角度は、直角よりもキングピン軸とショックアブソーバ軸のなす角度以上大きいことを特徴とする請求項3に記載のストラット式サスペンション装置。
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