JP2015165591A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の相補トランジスタ対(CMOS対)を同相駆動するような回路を実現するためのスタンダードセルのスペース削減、コスト低減を図る。
【解決手段】所望の回路を形成するためのセルに相補対を同相駆動するタイプのスタンダードセルを含む。例えばダブルハイトの場合、CMOS対を複数(ここでは7対)含み、その少なくとも一部(ここでは7対とも)同相駆動される。このスタンダードセルは、CMOS対の1対分に対応した基本セル長のM(ここではM=2)倍のM倍セル長で、規格化されたセル長(縦)のサイズが規定されている。同相駆動される少なくとも2対分の共通ゲート電極21,22,23が規格セル長(縦)の方向に直線配置され、少なくとも相補トランジスタ対間で出力が分離されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ゲート電極を有するトランジスタを含むスタンダードセルを複数、組み合わせて配置し相互に接続することにより所望の回路が形成された半導体集積回路に関する。
一般に、スタンダードセルでは、直交する2方向(いわゆる縦方向と横方向)の少なくとも一方のサイズは数種類、例えば3種類程度に規格化されている。いわゆる縦方向のサイズは、スタンダードセルの“高さ”と呼ばれ、この高さが3種類程度に規格化、統一化されている。ここでは、このセルのサイズ(高さ)が半導体基板と垂直方向の構造的な高さと混同し誤解を生むため、当該セルのサイズを“高さ”とは呼ばない。その代わり、以下では、このサイズを“規格セル長”と便宜的に呼ぶ。
スタンダードセルの規格セル長はLSI全体では数種類の場合でも、効率的なセル敷き詰めのために、同じ回路ブロック内など局所的に見ると同じ長さのものが用いられる。
したがって、同じ規格セル長をもつ様々な種類のスタンダードセルが用意され、ライブラリ登録される。一般に、スタンダードセルの内部配線等のパターンは規格セル長方向に配置スペースが限られている。
これに対し、スタンダードセルの共通セル長方向と直交する方向(いわゆる横方向)のサイズは、ゲート回路の規模に応じて様々な大きさが存在する。以下、共通セル長と直交する方向のセルサイズを、“任意セル長”と便宜的に呼ぶ。
スタンダードセル方式を用いて設計されるロジック回路は、通常、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタをVDD線とVSS線間に直列接続して、ゲートを共有するインバータを最も基本的な回路構成とする。ロジック回路の最も基本的なスタンダードセルは、VDD線とVSS線を交互に並行配置したときに、VDD線中心とVSS線中心との距離を規格セル長とし、VDD線やVSS線に沿った方向を任意セル長方向とする。そして、任意セル長のサイズをスタンダードセルの回路規模に応じて適宜増減することで、この最も基本的なスタンダードセルが設計される。このような基本スタンダードセルは、NMOSとPMOSのゲートの長さ合計に対応したCMOS対1つ分の規格セル長を有する。このような基本セルは、単一のCMOS対に対応する高さを有することから、以下、これを“シングルハイトセル”と呼ぶ。
このようなCMOS対1つ分の規格セル長を有するスタンダードセルのレイアウトは、例えば特許文献1に記載されている。
特開H10−173055号公報
ところが、スタンダードセルで実現しようとする回路がインバータやNAND回路といった基本的なロジックゲート回路であれば問題ないが、回路の規模によってはシングルハイトセル構成が適さない場合がある。
例えば幾つものCMOS対の共通ゲートを同相駆動する必要がある回路構成のスタンダードセルが存在する。
このスタンダードセルでは、個々のCMOS対のPMOSトランジスタゲートとNMOSトランジスタゲートはポリシリコン等のゲート線自身でつながっているが、幾つかのゲート線同士をさらに短絡する必要がある。そのため、上層配線(通常、第1層目のメタル配線)でゲート線同士を接続する。しかし、スタンダードセル内には、トランジスタのゲートを他のトランジスタのソースやドレインと接続する内部配線が他にも多数必要となり、ゲート線同士を上層配線で接続するスペースが確保できない場合がある。
仮にスペースを確保できたとしても、複雑に屈曲した配線設計が必要となり、設計やマスク作製の作業性を低下させ、コスト増加を招くことが考えられる。
スペース確保ができない場合、スタンダードセル仕様で規格セル長を大きくして余裕を持たせるか、さらに上層の配線を利用するしかない。
しかしながら、規格セル長を大きくすると、当該セルのCMOS対以外の部分や、インバータ等の小規模な基本回路に無駄が生じる。また、さらに上層の配線、例えば2層目のメタル配線層を利用すると、このことが、2層目のメタル配線層で形成することが決められている他の配線の配置スペースを圧迫する。
本発明は、複数の相補トランジスタ対(例えば、CMOS対)を同相駆動するような回路を実現するためのスタンダードセルを含む場合に、スペースの無駄が生じ難くコスト的にも有利なセル配置構成の半導体集積回路を提供するものである。
本発明に関わる半導体集積回路においては、一対の対向辺の間隔であるセル長が規格化されたスタンダードセルを複数、組み合わせて配置し相互に接続することにより所望の回路が形成され、そのための複数のスタンダードセルに相補同相駆動型のスタンダードセルを含む。相補同相駆動型のスタンダードセルは、相補の導電型を有しゲート電極が相互接続される相補トランジスタ対を複数含み、相補トランジスタ対のN(≧2)対が同相駆動されるセルである。また、相補同相駆動型のスタンダードセルは、前記相補トランジスタ対の1対分に対応した基本セル長のM(N≧M≧2)倍のM倍セル長で、前記規格化されたセル長のサイズが規定されている。そして、相補同相駆動型のスタンダードセルにおいて、同相駆動されるN対の相補トランジスタ対の少なくともM対分の共通ゲート電極が前記M倍セル長の方向に直線配置されている。
本発明では、好適に、前記基本セル長のスタンダードセルであるシングルハイトセルと、前記M倍セル長の前記相補同相駆動型のスタンダードセルであるマルチハイトセルとが、前記所望の回路を形成するために隣接して配置されている。また、好適に、隣接配置されたときに前記シングルハイトセルと電源線が共有可能な電源線配置構造を、前記マルチハイトセルが有する。
本発明の半導体集積回路が有する上記構成によれば、同相駆動のために電気的に短絡する必要がある場合、その同相駆動される複数の相補トランジスタ対分のゲート電極が、共通ゲート線自身で一体形成されている。したがって、その分だけゲート線短絡のための内部配線数が削減され、無駄なスペースも生じない。また、複雑な形状の内部配線の形成も必要ない。
上記好適な構成によれば、隣接するシングルハイトセルと電源線共有構造を有するため、スタンダードセル配置方式の利点を阻害しない。このときシングルハイトセルは小規模回路に適した必要最小限の基本セル長としておけばよい。マルチハイトセルの規格セル長は、その基本セル長の複数倍となるため、マルチハイトセルの規格セル長は大きくしても周囲の他のセルとの電源共有構造は確保できる。また、この場合、シングルハイトセルは小規模回路に適した必要最小限の大きさを有するため、その意味でもスペース的な無駄が生じない。
本発明によれば、複数の相補トランジスタ対(例えば、CMOS対)を同相駆動するような回路を実現するためのスタンダードセルを含む場合に、スペースの無駄が生じにくくコスト的にも有利なセル配置構成の半導体集積回路を提供することができる。
第1〜第3の実施形態に関わる集積回路の平面を、セル配置に着目して模式的に示す図である。 シングルハイトのレイアウト手法の不都合を説明するためのレイアウト図である。 第1の実施形態における第1適用例の等価回路図である。 第1の実施形態における第1適用例の第1のレイアウト図である。 第1の実施形態における比較例1のレイアウト図である。 第1の実施形態における第2適用例の等価回路図である。 第1の実施形態における第2適用例の第1のレイアウト図である。 第1の実施形態における第2適用例の第2のレイアウト図である。 第1の実施形態における比較例2のレイアウト図である。 第1の実施形態における第3適用例の等価回路図である。 第1の実施形態における第3適用例のレイアウト図である。 第1の実施形態における第4適用例の等価回路図である。 第1の実施形態における第4適用例のレイアウト図である。 第2の実施形態におけるレイアウト図である。 第3の実施形態におけるレイアウト図である。 変更例の第1のレイアウト図である。 変更例の第2のレイアウト図である。
本発明の実施形態を、ダブルハイトとトリプルハイトの回路セルを主な例として図面を参照して説明する。
1.第1の実施の形態:本発明が適用されたダブルハイトセルを4つの適用例(回路例)によって示す実施形態。適用例1と2では比較例1と2を用いて本発明適用の効果を説明する。
2.第2の実施の形態:本発明が適用されたトリプルハイトセルの実施形態。
3.第3の実施の形態:本発明が適用されたL字セル(トリプルハイトセルと同じ機能をダブルハイトで実現したもの)の実施形態。
4.変形例:基板コンタクトに関する変形例を2つ説明する。
<1.第1の実施の形態>
[1.全体のレイアウト]
図1は、実施形態に関わる集積回路の平面を、セル配置に着目して模式的に示す図である。
図1において四角の領域の各々をセルと呼ぶ。符号“SC”で示すセルがスタンダードセルである。スタンダードセルSCとは、予め設計され標準化されライブラリ登録されている、インバータやNANDゲート等の機能回路セルである。スタンダードセルSCはデータの集合であるが、当該データを基に製造されたデバイスの一部を指す場合もある。詳細は後述するが、半導体集積回路の設計では、ライブラリ登録されているスタンダードセルを組み合わせて配置する。その配置によって電源電圧線や基準電圧線(例えばGND線)はデータ上で相互にほぼ繋がる。配置後に信号線等を接続することによって所望の回路を得る。ここまでの配置配線は、設計支援装置によるデータ上の作業である。
図1は半導体集積回路のセル配置に着目する模式平面図であるが、データ上のセル配置図としても通用する。
図1に示す半導体集積回路1内に、様々な大きさのスタンダードセルSCが組み合わせて配置され、所望の回路が実現されている。ここで所望の回路は、個々のスタンダードセルSCの機能回路が何であるか、どのように組み合わせるかによって、論理回路であれば任意に実現できる。図1は一般化された図であり、所望の回路自体が何であるかは任意である。
スタンダードセル設計方式は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やASSP(Application Specific Standard Product)などの設計で用いられる。ASICは、顧客ごとに特定の用途に特化して開発・製造されたICであり、ASSPは複数の顧客に汎用部品として開発・製造されたICである。
ここでスタンダードセルSCのサイズについて説明する。
スタンダードセルSCは、一般的に、直交する2辺の一方に沿った方向のセル長が規格化、統一化されている。このセル長方向を、以下“規格セル長方向”と呼ぶ。規格セル長方向のサイズ(規格セル長)は、IC全体でみると1種類とは限らず数種類、例えば3種類とすることもある。ただし、今までは、1つの回路ブロックや所望の機能を達成する回路など、局所的にみれば規格セル長は1つに揃えられていた。本発明の実施形態では、1つの回路ブロックや所望の機能を達成する回路など、局所的な回路において、この規格セル長が複数存在することが大きな特徴のひとつである。
この特徴に関し、図1の例ではスタンダードセルSCとして、通常のシングルハイト・スタンダードセルSHSCと、マルチハイト・スタンダードセルMHSCとが混在している。ここではマルチハイト・スタンダードセルMHSCとして、規格セル長がシングルハイト・スタンダードセルSHSCの2倍のダブルハイト・スタンダードセルWHSCと、3倍のトリプルハイト・スタンダードセルTHSCとを例示する。
規格セル長方向と直交する方向では、任意にセルサイズを決めることができる。ただし、設計効率や整合性上の要請から、任意といっても離散的にとり得るサイズ(グリッド数で規定)が決められていることが一般的である。以下、規格セル長方向と直交する方向を“任意セル長方向”と呼ぶ。
図1に示すように回路ブロック内では、任意セル長方向に長いVDD線とVSS線が、規格セル長方向に交互に配置されている。VDD線とVSS線の間隔は、シングルハイト・スタンダードセルSHSCの高さに対応している。
さらに、ダブルハイト・スタンダードセルWHSCは、規格セル長方向の両端辺に沿って2本のVSS線が配置され、その間の中央をVDD線が貫く符号“WHSC1”で示すタイプを含む。また、ダブルハイト・スタンダードセルWHSCは、これとは逆に、両端辺にそって2本のVDD線が配置され、その間の中央をVSS線が貫く符号“WHSC2”で示すタイプを含む。この2つのタイプのどちらかに統一してもよいが、ここでは配置効率の観点から2つのタイプが混在させている。
[シングルハイト・レイアウト]
次に、シングルハイト・スタンダードセルSHSCとマルチハイト・スタンダードセルMHSCを同一回路ブロック内で混在させる理由を、シングルハイトセルだけで設計する主手法の不利益を述べて明らかにする。
図2(A)〜図2(C)は、CMOSロジック回路を形成するにシングルハイトのレイアウト手法で設計されたシングルハイト・スタンダードセルを3種類示している。
これらのシングルハイト・スタンダードセルSHSC_1,SHSC_2,SHSC_3は、PMOSトランジスタのソースまたはドレインとなるP型不純物領域13Pと、NMOSトランジスタのソースまたはドレインとなるN型不純物領域13Nが、VDD線とVSS線間に並列配置されている。これは、CMOSロジック回路がインバータを基本とするためである。インバータ入力を成すポリシリコン・ゲート電極20A,20Bが、P型不純物領域13Pを含む矩形領域(以下、P型不純物領域13Pと同一符号を付して“PMOS活性領域13P”と呼ぶ)と直交するように直線配線されている。また、このポリシリコン・ゲート電極20A,20Bは、N型不純物領域13Nを含む矩形領域(以下、N型不純物領域13Nと同一符号を付して“NMOS活性領域13N”と呼ぶ)に対しても直交するように直線配置されている(図2(A)および(C))。したがって、シングルハイト・スタンダードセルは、相補トランジスタ対(NMOSとPMOSのペア)に対応した高さ(規格セル長)を有する。
このようなスタンダードセル構成では、相補トランジスタ対の縦に長い共通ゲート電極(以下、CMOSゲート線)が横並びになる。このため、CMOSゲート線同士、または、CMOSゲート線と他のノード(トランジスタのソースやドレイン等)を接続する内部配線の本数が増大する。また、数多い内部配線を限られたスペースに配置する必要から、どうしても配線パターンが複雑になる。そのため、メタルやポリシリコンのレイアウト図形において頂点や屈折部分が多くなり、形状が複雑になる。
先端プロセスにおいては、パターン形状が複雑になればなるほど、デザインルールの制約を受ける。また、パターン形状が複雑だとマスク製作における光学近接補正(OPC)処理に時間がかかり、あるいは、生産向けデザイン(DFM)の観点で不利になる。ここでDFM(Design For Manufacturing)とは、LSI製造時の問題を設計段階で解消するための技術であり、セルレイアウトでは形状がシンプルであれば、より製造時ばらつきが少ないデバイスを実装できるため、この観点は重要である。
さらに、OPC補正の難しさ等に起因して、このことが実デバイスの歩留まりを低下させる原因にもなりかねない。
以上が、シングルハイト・スタンダードセルSHSCだけでロジック回路を設計する際に蒙る第1の不利益である。
第2の不利益としては、スペースの無駄が生じやすいことを挙げることができる。
クロックツリーなどに使用されるスタンダードセルは、クロック遅延が同じになるようにPMOSとNMOSとのサイズ比を変えてレイアウトされる場合がある。例えば、通常のスタンダードセル(SHSC_1:図2(A))に対して、PMOSサイズを大きくしたスタンダードセル(SHSC_2:図2(B))が存在する場合がある。あるいは、NMOSトランジスタサイズを小さくしたスタンダードセル(SHSC_3:図2(C))が存在する場合がある。
この場合、PMOS活性領域13Pを横方向に大きくすると、図2(B)のようにNMOSトランジスタの形成領域に空きが生じる。逆にNMOS活性領域13Nを縦に小さくすると、スタンダードセルSC自体の面積増加はないが、面積使用効率自体は低下する。これらは必要な機能に対するスペースの無駄であり、高密度実装ができない理由のひとつとなっている。
本発明の実施形態では、この2つの不利益を解消することが可能な相補トランジスタ対(例えばCMOS対)型スタンダードセルの構成を提案する。本発明が適用されるのは、相補トランジスタ対型スタンダードセルのうち、複数の相補トランジスタ対が同相駆動される相補同相駆動型のスタンダードセルである。
以下、本発明が適用される相補同相駆動型のダブルハイト・スタンダードセルWHSCのレイアウト構成を回路例とともに3例示す。
[第1の適用例]
図3に、本発明を適用するスタンダードセルSCの回路例として、半加算器セルの等価回路を示す。図3に示す半加算器は、キャリーアウト部(CO部)と1ビット加算部(Sum部)に大別される。半加算器は、第1および第2入力ビット(A1,A2)を入力して、1桁目の半加算結果である半加算ビット(S)と、桁上がりを示すキャリーアウトビット(以下、桁上げビット(CO))とを出力する回路である。
なお、図3において同じ入力等が与えられるCMOS対のゲートを双方向矢印で指し示している。
キャリーアウト部(CO)は、2つのPMOSトランジスタP1,P2と2つのNMOSトランジスタN1,N2からなるNAND回路と、1つのPMOSトランジスタP3と1つのNMOSトランジスタN3からなるインバータとを有する。両者は符合“31”により示す配線(内部配線31)で接続され、そこに反転桁上げビット(NCO)が出現する。“P1とN1”のCMOS対に第1入力ビットA1が与えられ、“P2とN2”のCMOS対に第2入力ビットA2が与えられる。
1ビット加算部(Sum)は、4つのPMOSトランジスタP4〜P7と、4つのNMOSトランジスタN4〜N7で構成され、反転桁上げビット(NCO)と第1および第2入力ビット(A1,A2)を入力とする。1ビット加算部(Sum)は、1ビットの加算を行う回路であるが出力も1ビットである。このため1ビット加算部(Sum)は、第1入力ビットA1と第2入力ビットA2が共に“1(例えばHレベル)”の場合は、“0(例えばLレベル)”である反転桁上げビット(NCO)の助けを借りて出力を“0”とする半加算動作を行う。
このような構成において、入力ビット対(A1,A2)=(L,L)の場合は、PMOSトランジスタP1とP2がオンするため、“NCO=H、CO=L”となって桁上がりは生じない。また、PMOSトランジスタP5とP6が共にオンするため、最終段のインバータの入力ノードを形成する内部接続線33の電位である反転半加算ビット(NS)=“H”となり、内部接続線34から半加算ビット(S)=“L”が出力される。
入力ビット対(A1,A2)=(H,L)の場合は、PMOSトランジスタP1はオフするが、PMOSトランジスタP2がオンするため、同様に、“NCO=H、CO=L”となって桁上がりは生じない。また、NMOSトランジスタN4とN5が共にオンするため、反転半加算ビット(NS)=“L”となり、半加算ビット(S)=“H”が出力される。
入力ビット対(A1,A2)=(L,H)の場合は、PMOSトランジスタP2はオフするが、PMOSトランジスタP1がオンするため、同様に、“NCO=H、CO=L”となって桁上がりは生じない。また、NMOSトランジスタN4とN6が共にオンするため、反転半加算ビット(NS)=“L”となり、半加算ビット(S)=“H”が出力される。
そして、入力ビット対(A1,A2)=(H,H)の場合は、今までとは逆にロー側のNMOSトランジスタN1とN2が共にオンするため、“NCO=L、CO=H”となって桁上がりが発生する。一方、“NCO=L”となる影響で、PMOSトランジスタP5とP6がオフでも、それと並列なPMOSトランジスタP4がオンするため、反転半加算ビット(NS)=“H”となり、半加算ビット(S)=“L”が出力される。
図4は、本発明を適用することによって設計された図3の回路のレイアウト図である。
図4に図解するスタンダードセルは、中央にVDD線が配置されるダブルハイト・スタンダードセルWHSC1(図1)の例である。
このダブルハイト・スタンダードセルWHSC1は、規格セル長方向(縦方向)の中央を任意セル長方向(横方向)に長くVDD線30Dが配置されている。また、横方向の一方のセル外枠短辺を幅中心として通るVSS線30S1と、他方のセル外枠短辺を幅中心として通るVSS線30S2とが、互いに並行に、かつVDD線30Dと並行に配線されている。VDD線30Dと2本のVSS線30S1,30S2は、第1層目の配線層(1M)をパターニングして形成されている。
図3で説明した桁上げビット(CO)を発生する回路(CO部)が、VSS線30S1とVDD線30Dを共有してセル下半分に配置されている。また、半加算ビット(S)を発生する回路(Sum部)が、VSS線30S2とVDD線30Dを共有してセル上半分に配置されている。
セル内部を通る電源線(VDD線30D)の中心線を対称軸として、同じ導電型の活性領域、ここではPMOS活性領域11Pと12Pが線対称配置されている。また、PMOS活性領域11PとVSS線30S1との間に、NMOS活性領域11Nが配置され、PMOS活性領域12PとVSS線30S2との間に、NMOS活性領域12Nが配置されている。
これらの4つの活性領域は、周囲を素子分離絶縁層10に囲まれて孤立して配置され、その配置形状が電源線と並行な横長となっている。
なお、CO部のトランジス多数が6であるのに対して、Sum部では8であるため、PMOS活性領域12PとNMOS活性領域12Nは、NMOS活性領域11NやPMOS活性領域11Pより長い形状となっている。
これら4つの活性領域を縦(規格セル長方向)に貫いて3本の共通ゲート電極21〜23が直線配置されている。
共通ゲート電極21は、図3で第1入力ビットA1を入力するトランジスタ(P1,N1,P5,N5)の共通ゲートを構成しており、図4では、同一符号を付して各トランジスタの形成位置を示している。
共通ゲート電極22は、図3で第2入力ビットA2を入力するトランジスタ(P2,N2,P6,N6)の共通ゲートを構成しており、また、共通ゲート電極23は、図3で反転桁上げビット(NCO)を入力するトランジスタ(P3,N3,P4,N4)の共通ゲートを構成している。これらのトランジスタについても、図4で同一符号を付して各形成位置を示している。
一方、残る2つのトランジスタ(P7,N7)の共通ゲート電極24は、Sum部内で反転半加算ビット(NS)を入力させる必要から、PMOS活性領域12PとNMOS活性領域12Nを貫いて他の共通ゲート電極より短く配置されている。
図3に示す内部配線31〜35は、同一符号を付した第1層目の配線層(1M)の配線として図4のような形状で、適宜、異なるトランジスタのソース、ドレイン、ゲートを接続するために配置されている。具体的な接続関係は、図3を参照すれば明らかなため省略する。
[発明適用によるレイアウトの特徴]
このようなレイアウトの特徴の第1は、シングルレイアウトの電源線配置との接続ルールが維持されていることである。つまり、VSS線30S1とVDD線30Dとの関係、VSS線30S2とVDD線30Dとの関係は、シングルハイト・スタンダードセルSHSC(図1)の規格セル長に対応している。この対応関係は、シングルハイトセルをダブルハイトセルに隣接させたときに電源線を共有化することを可能としている。そのために、当該ダブルハイト・スタンダードセルWHSC1は、シングルハイトセルの規格セル長を基本セル長として、その複数M(≧2、ここではM=2)の規格セル長を有する。
第2の特徴として、同相駆動される相補トランジスタ対の複数M(ここではM=2)対分のゲート電極が共通ゲート電極として直線配置されている。
このゲート電極の共通化は、内部配線の数を減らし、他の内部配線に配線の余裕を生じさせる。内部配線層の配置に余裕があると、複雑な形状にしなくても配線できる場合があり、歩留まりや製造のし易さが向上するという利点をもたらし得る。また、上層配線を利用してゲート間接続を行う必要がないため上層配線の配置にも余裕が生まれる。特に本回路例の場合、後述する比較例のようにさらに上層の第2層目の配線層でゲート間接続を行う必要がなくなり、その分、多層配線リソースの有効利用が図れ、コスト低減効果も伴う。
第3の特徴として、中間を通る(M−1)本の電源線、ここではM=2であるから1本のVDD線30Dを中心に、同じ導電型の活性領域(11Nと12N)が線対称配置されている。
さらに第4の特徴として、2つの活性領域の離間幅内に位置する素子分離絶縁層10の部分において、これに重なるゲート電極全てが、上記同相駆動される相補トランジスタ対の共通ゲート電極21〜23となっていることである。これに対し、共通ゲート電極24は、複数の相補トランジスタ対の共通電極ではなく、1つの相補トランジスタ対内のNMOSトランジスタとPMOSトランジスタの共通電極である。このような電極は、2つの活性領域の離間幅内に位置する素子分離絶縁層10の部分とは重なっていない(この素子分離領域部分より外側の部分で素子分離領域と重なっている)。
この第4の特徴の意味は、そうでない場合を考えると明らかである。つまり、この活性領域離間幅内に、上方と下方のそれぞれから入る2つのゲート電極が延在し活性領域離間幅内で分離されているとする。その場合、フォトマスクずれを考慮して各ゲート電極を確実に活性領域と重ねるための合わせ余裕(トレランス)に加えて、電極自身の分離スペースが必要である。そのため、活性領域間を縮小することに限界がある。
一方、本発明が適用された図4のレイアウトの場合、ゲート電極が分離されていないため、この部分で上記トレランスを考慮する必要もないし、もちろん分離スペースも必要ない。必要なのは素子分離のために必要な離間幅であるが、それさえ確保できれば2つの活性領域をぎりぎりまで近づけることができ、その分、規格セル長方向に余裕が生まれる。規格セル長はシングルハイトセルのM倍と決められているため基本セル長を見直す以外に変更の方法はない。この余裕の発生は、定められた規格セル長の方向内でチャネル幅(一般にはゲート幅とも呼ばれる)を大きくしてトランジスタサイズを拡大することに寄与し、あるいは、他の内部配線層の配置に余裕をもたらす。内部配線層の配置に余裕があると、複雑な形状にしなくても配線できる場合があり、歩留まりや製造のし易さが向上するという利点をもたらす。
以上の特徴は、後述するトリプルハイト以上でも同様である。
次に、以上の特徴と効果をさらに明確なものとするため、本発明が適用されていない比較例を説明する。
[比較例1]
図5は、図4と同じ回路(図3)を横長のシングルハイトセルで実現した場合の比較例1のレイアウト図である。
基本的にゲート電極の共通化以外は、図4と図5は非常に似ており、同一構成は同一符号を付して説明を省略化する。
図5において、CO部とSum部は、共通なVDD線30DとVSS線30Sの間に並列に配置され、両者から電源供給を受ける。
また、図4で1本であった直線配置の共通ゲート電極21が、図5では各々がCMOS1対分の2つの共通ゲート電極21A,21Bに分かれて左右に配置されている。同様に、1本の共通ゲート電極22が左右の2つの共通ゲート電極22A,22Bに分かれて配置され、1本の共通ゲート電極23が左右の2つの共通ゲート電極23A,23Bに分かれて配置されている。
共通ゲート線が2つに分かれて配置されているため、図5において双方向矢印で示すゲート電極間を電気的に短絡する必要がある。
これらの接続を達成するには、第1案として、共通ゲート電極自身(ゲート・ポリシリコン層)で横方向の接続を達成する方法が考えられる。
共通ゲート電極21A,21B同士を短絡するパターンとするには、例えば、PMOS活性領域11Pまたは12PとVDD線30Dとの間のスペースを規格セル長方向に拡げる必要がある。また、共通ゲート電極22A,22B同士を短絡するパターンとするには、例えば、NMOS活性領域11Nまたは12NとVSS線30Sとの間のスペースを規格セル長方向に拡げる必要がある。その場合でも、共通ゲート電極23A,23B同士を短絡することができないため、この残りの1対の共通ゲート電極は、第1層目の配線層(1M)を利用して短絡せざるを得ない。
第1案では、共通ゲート電極2本分の配置スペース確保のために、その分、規格セル長方向にセル長を拡大する必要があるが、このことはスタンダードセルアレイ全体でスペース的に大きな無駄が発生するため、到底採用できない。
そこで第2案として、第2配線層(2M)を利用する方法が考えられる。
図5において、電源線(30D,30S)や内部配線(31〜33)の活性領域コンタクトのための枝部を後退させれば、少なくとも1本程度は共通ゲート線の短絡のための第1層目の配線層(1M)の配置スペースを確保できそうである。しかし、3本とも接続するにはスペース的に無理があり、少なくとも1本は、さらに上層の第2配線層(2M)を利用せざるを得ない。
その一方、第1入力ビットA1、第2入力ビットA2および半加算ビット(S)は、図5では不図示の隣接セルとの接続を示していない。この隣接セルとの接続に第2配線層(2M)を利用してもよいが、図5のパターンではその必要もない。この3つのビットの入出力線を第1層目の配線層(1M)のパターンを変更して達成できる。
そのような場合でも、共通ゲート電極同士の接続のためだけに第2配線層(2M)を利用することを必須とする図5の配置は、配線層リソースを無駄に使用し、大幅なコスト増を招く不利益がある。
このように上記第1案、第2案の両方とも大幅なコスト増を招くおそれが高いという不利益がある。図4の配置はこのような不利益を招かない点で図5の比較例より優れている。
なお、図4ではCO部においてトランジスタが少ない分、空きスペースがあり、この空きスペースは図5においては生じていない。しかし、この空きスペースは任意セル長方向の空きスペースであり、図1からも分かるように任意セル長方向の空きスペースはもともと多数存在する。したがって、本発明の適用によって任意セル長方向のサイズが多少大きくなってもコスト増に与える影響はないか、あっても非常に軽微である。むしろ、規格セル長を拡大する必要がない、あるいは、上層配線を利用する必要がないという本発明適用により利益が、この任意セル長方向のサイズが大きくなるという不利益を補って余りあるため、本発明の適用はコスト削減に有効である。
また、本発明の適用によって、第1層目の配線層(1M)やポリシリコンの配線パターンのレイアウト図形において頂点や屈折部分が減少し、形状が単純化している。本発明の適用は、OPC処理を含むマスク作製工数、設計工数を減らし、その意味でも製造コストの削減や歩留まり向上がさらに進むという、生産向けデザイン(DFM)の観点からの利益をもたらすものである。
[第2適用例]
図6(A)と図6(B)に、別の適用例として、クロックバッファのセルの回路記号と等価回路図を示す。
クロックバッファは、図6(A)に示すようにインバータを偶数段、縦続接続させたセルであり、そのセルから出力されるクロックのデューティ比ができるだけ同じになるように設計される。このため、通常のバッファよりもPMOSサイズが大きいか、NMOSサイズが小さいのが一般的である。
具体的なクロックバッファの回路では、図6(B)に示すように、図6(A)の縦続接続されたインバータINV1,INV2の各々がインバータ2つを並列接続させて構成されている。このように、1段目、2段目それぞれのインバータINV1,INV2を、2つのインバータを並列接続した形で実現すると、インバータの駆動力が確保できる上、本発明を適用しやすくなる。
図7に、図6の回路図をダブルハイトでレイアウトした例を示す。
このレイアウト図では、VDD線31Dが規格セル長の中央を任意セル長方向に長く配線され、これと並行に、規格セル長両側の2つの短辺を幅中心とする2つのVSS線31S1,31S2が配置されている。これらの3本の電源線は、第2配線層(2M)を利用して形成されている。
具体的なセル内の回路構成、接続関係は、回路自体が簡単なものであるため説明を省略する。ここで第1適用例と同じ符号の構成として、素子分離絶縁層10、PMOS活性領域11P,12P、NMOS活性領域11N,12Nが第1適用例と同様に配置されている。活性領域へのコンタクトは、第1適用例では電源線の枝部を設けることで達成していたが、ここでは第1層目の配線層(1M)で形成された電源接続線39D1,39D2,39S1,39S2を設けることで、これを達成している。
内部配線36,37は、図6(B)に示すようにインバータINV1,INV2間の接続配線として、第1層目の配線層(1M)から形成されている。また、内部配線38は、インバータINV2の出力配線として、第1層目の配線層(1M)から形成され、VDD線31Dの下層を規格セル長方向に長く配線されている。
共通ゲート電極25,26は、第1適用例の共通ゲート電極21〜23(図4)と同様、規格セル長方向に長く互いに並行に配置されている。なお、この共通ゲート線の配置により形成されるCMOS対は、図6(B)と同一符号を付して図7のレイアウト図に示している。
このレイアウトにおいても、図4と同様、通常のシングルハイトセルでは使用できないVDD線付近の領域までPMOSトランジスタを形成することができる。また、第1層目の配線層(1M)までの配線層で規格セル長方向のサイズを拡大することなくシンプルな配線層パターンでレイアウト設計が可能である。そのため、セル面積の増加や空き領域増加を招かずにPMOSのサイズを大きくでき、歩留まりが高い低コストの半導体集積回路を実現できる。
図8は、規格セル長方向の中央を通って任意セル長方向に長いVSS線31Sを有するレイアウト図である。このようなレイアウトは、図4の第1適用例でも可能である。
図8が図7と異なる点として、中央にVSS線31Sが配線され、規格セル長方向の両側のセル短辺に沿ってVDD線31D1,31D2が配線されている。これに伴って、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタトランジスタの規格セル長方向の配置が図7とは逆である。その他の構成は、図8は図7と共通する。
[比較例2]
図9は、図7および図8に対する比較例となるセルのレイアウト図である。
図9の横方向のレイアウトでは、PMOS活性領域をVDD線に近づけることが図7のようにできず、またNMOS活性領域をVSS線に近づけることが図8のようにできない。図9では、この2点からトランジスタサイズが制約を受けて、その面積を大きくできない不利益がある。また、共通ゲート電極25,26の各々が、H形状となっているため直線形状の図7や図8の場合より、その配置面積が任意セル長方向に大きい不利益がある。さらに、符号“36+37”で示す、図7および図8の内部配線36,37の機能をあわせた内部配線、ならびに、内部配線38の形状が複雑である。このため、任意セル長のセルサイズがこの点でも大きくなっており、さらにセルを微細化したときにOPC処理が困難になり歩留まりを落とす可能性が高いという不利益がある。
言い換えると、図7や図8の本発明が適用されたレイアウトでは、これらの図9がかかえる不利益を解消している。
[第3適用例]
図10に、第2適用例の変形に関する第3適用例の等価回路図を示す。
図10に示すクロックバッファでは、図6(B)と比較すると、図6(B)のインバータINV1においてPMOSトランジスタP11とP12に代えて1つのサイズが大きいPMOSトランジスタP10aを設けている。このことはインバータINV2においても同様である。つまり、図6(B)のPMOSトランジスタP13とP14に代えて1つのサイズが大きいPMOSトランジスタP10bを設けている。
図11に、図10の回路を実現するセルの平面図を示す。
図11を図7と比較すると、図7では上下に分離されていたPMOS活性領域12Pと11Pが1つの縦長のPMOS活性領域13Pに置き換わっている。そのため、図7では必要であった活性領域間の分離領域(素子分離絶縁層10の一部)が不要となり、その分、PMOSトランジスタのサイズを大きくできる。あるいは、PMOSトランジスタのサイズが同じならば、NMOSトランジスタのサイズを大きくする余裕が生まれる。
なお、図7に対する図8の変形は、図11に対しても同様に可能である。
[第4適用例]
図12(A)と図12(B)に、図6を変形した別の適用例として、分岐出力可能なクロックバッファのセルの回路記号と等価回路図を示す。
図12の回路が図6の回路と異なる点は、後段のインバータINV2がインバータINV2AとインバータINV2Bとに分割して、それぞれに出力ノードを備えることである。図12(B)において、インバータINV2Aの出力ノードを構成する内部配線38Aと、インバータINV2Bの出力ノードを構成する内部配線38Bとが分離して設けられている。その他の構成は、図12と図6とは基本的に同じである。
図13に、図12の回路図をダブルハイトでレイアウトした例を示す。
分岐出力型のクロックバッファは、出力ノードが内部配線38Aと内部配線38Bで分離されていることに対応して、その出力ノードの内部配線を中央のVDD線31Dと交差させる必要がない。このため、図13に示すように、VDD線31D(およびVSS線31S1,31S2)を第1層目の配線層(1M)で形成できる。電源線と各活性領域との接続は、各電源線の幹線から延びる分岐線により達成されている。図13のその他の構成は、図7と共通する。
<2.第2の実施の形態>
本第2の実施形態は、規格セル長が基本セル長の3倍のトリプルハイトセルを、図7や図8の変形として示すものである。
図14に、第2の実施形態に関わるレイアウト図を示す。
例えば図14の上の2段のダブルハイト部分を図8と同様とみなした場合、最下段の部分が図8に付加されている。あるいは、下の2段のダブルハイト部分を図7と同様とみなした場合、最上段の部分が図7に付加されている。図14では、前者の見方で、追加部分に新たな符号を付して示している。
なお、図14のレイアウト図で実現される等価回路は、図6(B)のインバータINV1,INV2の各々を、3並列インバータ構成としたものである。
追加部分(最下段の部分)において、符号“10P”がPMOS活性領域を示し、符号“10N”がNMOS活性領域を示す。また、符号“31D0”で示すVSS線が新たに追加されている。このVSS線31D0とVDD線31D1にそれぞれ、第1層目の配線層(1M)で形成された電源接続線39S2と電源接続線39D2が設けられている。電源接続線39S2と電源接続線39D2は、それぞれNMOS活性領域10NとPMOS活性領域10Pを電源線に接続するための分岐線である。
なお、内部配線(36+37)は、規格セル長の3基本セル分に共通に長く配線されているが、このことは図7や図8でも2基本セル分での連結が可能なことであり、トリプルハイトセルの特別な特徴ではない。
その他の構成は、基本的に図7や図8のダブルハイトセルからの類推適用で説明できる。
なお、ダブルハイトセルからトリプルハイトセルへの修正は、トリプルハイト以上のマルチハイトにも同様な手法で展開できる。
また、ダブルハイトセルの利点は、トリプル以上のマルチハイトセルにも同様に踏襲されている。
<3.第3の実施の形態>
トリプル以上のマルチハイトセルでは、全体がL字に屈折した非矩形セルへの応用が可能である。
図1に示すようにスタンダードセル方式のレイアウト例では、一般に、任意セル長方向に多数の隙間ができやすいが、規格セル長方向への余裕がない場合も多い。そのため、規格セル長方向の高さを制限しつつも全体のCMOS対を多くしたい場合、その一部を任意セル長方向へのL字屈曲部に収容させると、配置面積に無駄が生じないことも多い。
本第3の実施の形態は、そのような要請に応えるものであり、例えば図15のようなレイアウトが採用できる。
図15においては、図7のダブルハイトセルと図9のシングルハイトセルの右側のCMOS対のレイアウトを合体することで、図14と同様な3つのCMOS対を有するセルを実現している。但し、メタル配線層の利用は、図9の2層メタル配線の利用に統一している。また、符号“27”により示す共通ゲート線は、VDD線31Dの下層で分岐して3CMOS対応とした平面形状を有する。これにより初段の3並列インバータが構成される。後段の3並列インバータは、共通ゲート電極28とH型の共通ゲート電極26(図9参照)とを、第1層目の配線層(1M)で形成される内部配線(36+37)で共通接続した3つのCMOS対を有する。その他、NMOS活性領域12Nに接続する電源分岐線を符号“39S0”で示し、PMOS活性領域12Pに接続する電源分岐線を符号“39D0”で示している。その他の構成の説明は、図7と図9で既に説明したので、ここでは省略する。
本実施の形態では、トリプルハイトセルと同様な機能をダブルハイトセルと同じ規格セル長で実現できる。このことは、トリプルハイトセルを多数配置する場合、その配置場所の周囲の状況に応じて図14のレイアウトとするか、図15のレイアウトとするかを自由に決めて、配置の自由度を高くできる。そのため、より効率的なレイアウトが可能となるという大きな利点をもたらす。但し、図15ではVDD線31Dとの交差部分で共通ゲート線27が分岐しているため、PMOS活性領域12PとPMOS活性領域11Pはあまり近づけることができない。しかし、それを補って余りある上記大きな利点があるため、図15のレイアウトは有用である。
なお、この第3の実施形態を含めると、同相駆動する相補トランジスタ対の数Nと、マルチハイトレイアウトの規格セル長が対応する相補トランジスタ対の数Mは必ずしも一致する必要はない。つまり、“N≧M≧2”の関係を満たす上記数NとMのマルチハイトレイアウトが可能である。
<4.変形例>
次に、基板コンタクトに関する変形例を示す。
上述した第1〜第3の実施形態では、そのレイアウト図において基板コンタクトを図示していない。
図16と図17に、基板コンタクトのとり方を2例示す。これらの図では、図4に基板コンタクト部分を詳示したものであるが、これと同様な基板コンタクト手法は、他のレイアウト図でも同様に適用できるものである。
本来、基板コンタクトがある場所にゲート・ポリシリコン層配線(共通ゲート線)を通す場合は、図14のように、ゲート・ポリシリコン層を通す場所だけ基板コンタクトSCHおよび不純物領域を適宜削除する。ここで基板コンタクトSCHは、タップ(Tap)とも呼ばれる。タップ構造は、より詳細にはPMOS活性領域12PおよびPMOS活性領域11Pと素子分離絶縁層10の基板深部側で接続されるタップ領域の表面部に、より高濃度のN型不純物領域14Nが形成されている。基板コンタクトSCHは、このN型不純物領域14Nと第1層目の配線層(1M)との接続プラグである。これにより、PMOS活性領域11Pと12Pにそれぞれ形成されるPMOSトランジスタは、そのチャネル形成領域が、VDD線30Dから供給されるVDD電圧に接続されて使用される。また、PMOSトランジスタのソース領域は、VDD線30Dからの枝と、その枝に接続されたコンタクトによって電源供給される。
一方、VSS線30S1,30S2においても、それぞれ、同様な趣旨で基板コンタクトSCHが多数配置される。この箇所の基板コンタクトSCHは、NMOS活性領域11Nまたは12NをVSS電圧に接続するために設けられている。厳密には、上記NMOS活性領域11Nまたは12Nに形成されるチャネル形成領域もしくは基板がVSS電圧に接続される。つまり、このタップ構造には、NMOS活性領域11NまたはNMOS活性領域12Nと素子分離絶縁層10の基板深部側で接続されるタップ領域の表面部に、より高濃度のP型不純物領域14Pが形成されている。基板コンタクトSCHは、このP型不純物領域14Pと第1層目の配線層(1M)との接続プラグである。これにより、NMOS活性領域11Nと12Nにそれぞれ形成されるNMOSトランジスタは、そのチャネル形成領域が、VSS電圧に接続されて使用される。また、NMOSトランジスタのソース領域はVSS線30S1または30S2からの枝と、その枝に接続されたコンタクトによって電源供給される。
あるいは、図17のように回路セルを、基板コンタクトSCH(タップと呼ばれる)を有しないタップレス(TapLess)セルとして、その代わりタップセル2を別に用意して併用する。
タップセル2は、図1の任意セル方向に適宜形成される隙間に適宜配置されるため、タップセル2を設けることにより回路セルの配置が影響されないように配慮される。
以上の第1〜第3の実施の形態では、以下の利益が得られる。
第1に、横方向(任意セル長方向)に配線していたメタル配線(内部配線)を減らすことができ、メタルの配線リソースが有効利用される。
第2に、メタルの配線リソースが増加することで、より上位層のメタルを使わなくて済むようになる。
第3に、本発明が非適用の場合では存在しない箇所にポリシリコン・ゲート配線(共通ゲート線)を配線するので、横方向に配線していたポリシリコン・ゲート配線がなくなり、ポリシリコンの配線リソースが増加する。
第4に、ポリシリコン・ゲート配線の形状がシンプルになる。
第5に、ポリシリコン・ゲート配線の形状がシンプルになることで、拡散領域(活性領域)においては、そのレイアウト領域が増え、あるいはレイアウトが容易になる。
第6に、メタルやポリシリコン、拡散領域のレイアウトがしやすくなることで、図形の複雑さが解消され、生産向けデザイン(DFM)の観点で有効になる。
第7に、回路セルをマルチハイトにしてVDD線を共有している箇所においてはPMOSサイズを大きくすることができ、トランジスタの実装面積効率を向上できる。
同様に、回路セルをマルチハイトにしてVSS線を共有している箇所においてはNMOSサイズを大きくすることができ、この点でもトランジスタの実装面積効率を向上できる。
以上の利点は、CMOS回路が、ある信号はペアになるPMOSトランジスタとNMOSトランジスタの各ゲート端子に接続されるのが普通であることを巧みに利用したものである。例えばインバータなら、1組のCMOSペアの各ゲート端子に対してある信号が接続される。上記第1〜第3の実施形態では、セルの入力信号やセル内部の信号が複数のCMOSペアのゲート端子に接続される場合に、意図的にマルチハイトでレイアウトすることで、これらCMOSペアを縦に配置するものである。
1…半導体集積回路、2…タップセル、10…素子分離絶縁層、11N,12N…NMOS活性領域、11P,12P,13P…PMOS活性領域、14N…N型不純物領域、14P…P型不純物領域、21,21A,21B,22,22A,22B,23,23A,23B,24,25,26,27,28…共通ゲート電極、30D等…VDD線、30S等…VSS線、31〜38…内部配線、39D1等…電源接続線、SHSC…シングルハイト・スタンダードセル、WHSC…ダブルハイト・スタンダードセル、MHSC…マルチハイト・スタンダードセル、THSC…トリプルハイト・スタンダードセル、1M…第1層目の配線層、2M…第2配線層

Claims (9)

  1. 一対の対向辺の間隔であるセル長が規格化されたスタンダードセルを複数、組み合わせて配置し相互に接続することにより所望の回路が形成され、
    相補の導電型を有しゲート電極が相互接続される相補トランジスタ対を複数含み、相補トランジスタ対のN(≧2)対が同相駆動される相補同相駆動型のスタンダードセルが、前記所望の回路を形成する複数のスタンダードセルに含まれており、
    前記相補同相駆動型のスタンダードセルは、前記相補トランジスタ対の1対分に対応した基本セル長のM(N≧M≧2)倍のM倍セル長で、前記規格化されたセル長のサイズが規定され、
    同相駆動されるN対の相補トランジスタ対の少なくともM対分の共通ゲート電極が前記M倍セル長の方向に直線配置され、
    前記共通ゲート電極を有するM対の相補トランジスタ対は、少なくとも相補トランジスタ対間で出力が分離している、
    半導体集積回路。
  2. 前記共通ゲート電極を有するM対の相補トランジスタ対は、
    チャネル導電型が同じ2つのトランジスタがスタンダードセル内で隣り合うように各相補トランジスタ対が配置されており、
    前記チャネル導電型が同じ2つのトランジスタが隣り合う箇所で、同じ導電型の不純物領域が当該2つのトランジスタ間で分離して配置されている、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記2つのトランジスタは、当該2つのトランジスタが隣り合う箇所で互いに分離された同じ導電型の2つの不純物領域に電圧を供給する電圧供給配線を共有しており、
    前記電圧供給配線が、第1層目のメタル配線層からなる、
    請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記共通ゲート電極を有するM対の相補トランジスタ対は、前記M倍セル長の方向で2つの相補トランジススタ対が隣接する箇所を通る電圧供給配線を共有しており、
    前記電圧供給配線が、第1層目のメタル配線層からなる、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  5. 前記基本セル長のスタンダードセルであるシングルハイトセルと、前記M倍セル長の前記相補同相駆動型のスタンダードセルであるマルチハイトセルとが、前記所望の回路を形成するために電圧供給配線を共有して隣接配置されている
    請求項1から4の何れか一項に記載の半導体集積回路。
  6. 前記マルチハイトセルは、前記M倍セル長を1/M等分した前記基本セル長の離間ピッチで、前記M倍セル長と直交する任意セル長方向に長く並行配置された(M−1)本の電圧供給配線と、前記M倍セル長の両側の2つのセル境界をそれぞれ幅中心として隣接セルと共有された2つの共有電圧供給配線との合計(M+1)本の電圧供給線を有し、
    前記(M+1)本の電圧供給線は交互に配置された電源電圧線と基準電圧線から構成され、
    隣接して並行配置された一対の前記電源電圧線と前記基準電圧線とに接続された前記シングルハイトセルが、前記任意セル長方向で前記マルチハイトセルに対して隣接配置されている、
    請求項5に記載の半導体集積回路。
  7. 前記(M−1)本の電圧供給配線の各々に対して、それぞれトランジスタが形成される同じ導電型の2つの不純物領域が各電源配線の幅中心線を軸として線対称配置され、
    前記共通ゲート電極が、一方の不純物領域、電圧供給配線および他方の不純物領域のそれぞれに交差して直線配置されている、
    請求項6に記載の半導体集積回路。
  8. 前記2つの不純物領域の間に存在する素子分離領域に重なるゲート電極の全てが、当該2つの不純物領域の一方側から前記素子分離領域と交差して他方の不純物領域側に延在する前記共通ゲート電極である、
    請求項7に記載の半導体集積回路。
  9. 前記(M+1)本の電圧供給線と全てのセル内部接続線が第1層目のメタル配線層からなり、
    セル間信号線が第2層目のメタル配線層からなる、
    請求項6に記載の半導体集積回路。
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