JP2015164755A - ロボット装置、ロボット装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

ロボット装置、ロボット装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】嵌合部品を被嵌合部品に嵌合する嵌合作業時に嵌合部品が被嵌合部品に引っ掛かった際に引っ掛かり状態を解消すること。【解決手段】ロボットハンド202の各フィンガー220には、嵌合部品W1に接触する位置に振動子240が取り付けられている。制御装置300は、嵌合作業の開始以前に、各振動子240の振動を開始させるよう電源500を制御し、嵌合作業中に力覚センサ203のZ方向の力の検出値が閾値を上回っているか下回っているかを判断する。制御装置300は、嵌合作業中に力覚センサ203のZ方向の力の検出値が閾値を上回っていると判断した場合には、各振動体240について、振動の振幅、周波数及び位相を変更するように電源500を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、嵌合部品を被嵌合部品に嵌合する嵌合作業を行うロボット装置、ロボット装置の制御方法、プログラム及び記録媒体に関する。
ロボット装置を用いて、部品同士の接触を伴う部品組立の作業、具体的には嵌合部品を被嵌合部品に嵌合する嵌合作業を実施する場合、力覚センサを利用したコンプライアンス制御を行うのが一般的である。コンプライアンス制御は、嵌合部品を把持したロボットハンドが受ける力(力及び力のモーメントを含む)に対し、ロボットアームに仮想的なばね性や粘性を持たせ、反力に対して柔軟にする制御である。コンプライアンス制御によって、ロボットアームの位置決め誤差や被嵌合部品の位置誤差、ロボットハンドの把持繰り返し性等を補正した嵌合作業が実施できる。しかし、嵌合途中に引っ掛かりが発生すると、その状態を解消するためにより強力な反力が必要となり、力覚センサの許容検出力を超えてしまう場合があり、コンプライアンス制御のみで引っ掛かりを解消すること困難であった。
嵌合作業中の嵌合部品の引っ掛かりに対して、振動を利用して引っ掛かりを解消しようとする方法が特許文献1及び特許文献2に開示されている。特許文献1では、力制御による嵌合作業を実施中に、引っ掛かりが発生したと判断した場合には、力制御のフィードバック目標値を周期的に変化させることによって振動力を与えて引っ掛かりを解消しようとするものである。特許文献2では、ハンドの根元部分に切り込みと圧電素子等からなる振動子を設け、振動子の振動によって、ハンドに振動を付加する方法で引っ掛かりを解消しようとするものである。
特許第4793694号公報 特開平4−322994号公報
しかしながら、特許文献1では、力制御を利用して嵌合部品に振動を与えているため、与えられる振動の周波数が、力制御の応答周波数やロボットアームの固有値によって制限され、嵌合部品の引っ掛かりを解消することができない場合があった。一方、特許文献2では、振動子を用いて被嵌合部品に振動を付与している。しかし、特許文献2では、大きな質量を有するハンド全体を振動子で加振しており、振動が減衰しやすいため、嵌合部品に振動を効率よく与えることができず、嵌合部品の引っ掛かりを解消することができない場合があった。
そこで、本発明は、嵌合部品が被嵌合部品に引っ掛かりが生じた場合に引っ掛かり状態を解消することを目的とする。
本発明のロボット装置は、ロボットアームと、嵌合部品を把持する複数のフィンガーを有し、前記ロボットアームに取り付けられたロボットハンドと、嵌合部品を被嵌合部品に嵌合する嵌合方向に前記ロボットハンドに加わる力を検出する力検出部と、前記複数のフィンガーのうち2つ以上のフィンガーに、把持した嵌合部品に接触する位置に設けられた振動体と、前記各振動体を振動させる駆動源と、前記ロボットアーム及び前記ロボットハンドを制御すると共に、前記駆動源を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、嵌合作業を実行するとともに前記各振動体の振動を開始させるよう前記駆動源を制御し、前記嵌合作業中に前記力検出部の検出値が閾値を上回っているか下回っているかを判断し、前記嵌合作業中に前記力検出部の検出値が前記閾値を上回っていると判断した場合には、前記2つ以上の振動体のうち少なくとも1つの振動体について、振動の振幅、周波数及び位相のうち少なくとも1つを変更するように前記駆動源を制御することを特徴とする。
また、本発明のロボット装置の制御方法は、ロボットアームと、嵌合部品を把持する複数のフィンガーを有し、前記ロボットアームに取り付けられたロボットハンドと、嵌合部品を被嵌合部品に嵌合する嵌合方向に前記ロボットハンドに加わる力を検出する力検出部と、前記複数のフィンガーのうち2つ以上のフィンガーに、把持した嵌合部品に接触する位置に設けられた振動体と、前記各振動体を振動させる駆動源と、前記ロボットアーム及び前記ロボットハンドを制御すると共に、前記駆動源を制御する制御部と、を備えたロボット装置の制御方法であって、前記制御部が、嵌合作業を実行するとともに前記各振動体の振動を開始させるよう前記駆動源を制御する振動開始工程と、前記制御部が、前記嵌合作業中に前記力検出部の検出値が閾値を上回っているか下回っているかを判断する判断工程と、前記制御部が、前記嵌合作業中に前記力検出部の検出値が前記閾値を上回っていると判断した場合には、前記2つ以上の振動体のうち少なくとも1つの振動体について、振動の振幅、周波数及び位相のうち少なくとも1つを変更するように前記駆動源を制御する変更工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、複数のフィンガーにより嵌合部品を把持した際には、嵌合部品に各振動子が接触するので、各振動子の振動が嵌合部品に効率よく伝わる。そして、力覚センサの検出値により各振動子の振動を制御しているので、嵌合部品が被嵌合部品に引っ掛かりが生じた場合には、引っ掛かり状態を効果的に解消することができる。
第1実施形態に係るロボット装置の概略構成を示す模式図である。 第1実施形態に係るロボット装置のロボットハンドを示す断面模式図である。 第1実施形態に係るロボット装置の制御装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るロボット装置の制御装置による制御方法を示すフローチャートである。 各振動子の振動を説明するための図である。 第2実施形態に係るロボット装置の制御装置による制御方法を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るロボット装置のロボットハンドを示す断面模式図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボット装置の概略構成を示す模式図である。ロボット装置100は、嵌合部品W1を被嵌合部品W2に嵌合させる嵌合作業を行う生産ロボットである。ロボット装置100は、ロボット200と、ロボット200の動作を制御する制御部としての制御装置300と、ユーザの操作によりロボット200の動作を教示する教示部としての操作盤400と、を備えている。ロボット200は、垂直多関節型のロボットアーム201と、ロボットアーム201の先端に取り付けられた、エンドエフェクタとしてのロボットハンド202と、を有している。ロボットアーム201の基端は、架台600の上面601に固定されている。なお、被嵌合部品W2は、架台600の上面601に載置されている。
ロボットアーム201は、複数のリンクが関節で旋回又は回転可能に連結されて構成されている。ロボットアーム201は、各関節に設けられ、リンクを駆動する回転駆動部230と、回転駆動部230の回転角度又は関節角度を検出するロータリエンコーダ(エンコーダ)231と、を有している。なお、図1では、1つの関節のみに回転駆動部230及びエンコーダ231を図示したが、別の関節にも同様に回転駆動部230及びエンコーダ231が配置されている。回転駆動部230は、電動モータである回転モータと、回転モータの回転を減速する減速機とを有して構成されている。
ロボットハンド202は、ロボットアーム201の先端リンクに取り付けられている。ロボットハンド202は、ハンド本体210と、ハンド本体210に開閉可能に配置された複数(第1実施形態では3つ)のフィンガー220を有する。ハンド本体210は、複数のフィンガー220を駆動する不図示の駆動部を有している。複数のフィンガー220を閉動作させることにより、嵌合部品W1を把持することができ、複数のフィンガー220を開動作させることにより、嵌合部品W1の把持を解放することができる。
複数のフィンガー220は、ハンド本体210の中心軸を中心に360°をフィンガー数で割った角度(第1実施形態では120°)で回転対称に配置されている。第1実施形態では、フィンガー220は関節がない把持爪であるが、関節を有するものであってもよい。複数のフィンガー220に把持される嵌合部品W1は、円筒形状の部品であり、被嵌合部品W2は、円柱形状の部品である。
ロボットアーム201の先端には、力検出部としての力覚センサ203が設けられており、ロボットハンド202は、力覚センサ203を介してロボットアーム201の先端に取り付けられている。力覚センサ203は、ロボットハンド202(即ちロボットハンド202が把持した嵌合部品W1)に加わる力(モーメントを含む)を検出するものである。
ロボットアーム201の設置面側から見て一番目の関節軸の回転中心とロボットアーム201の設置面が交わる位置を、ロボット座標系Σの基準原点Oとする。ロボット座標系Σは、ロボットアーム201の前方向を正としたX軸、ロボットアーム201の左方向を正としたY軸、ロボットアーム201の上方向を正としたZ軸、各軸の右回りを正としたtX軸、tY軸、tZ軸で定義される。
ロボット装置100は、複数のフィンガー220のうち2つ以上のフィンガー、第1実施形態では全てのフィンガー220に設けられた、振動体として振動子240と、これら振動子240を振動させる駆動源である電源500とを備えている。各振動子240は、圧電素子からなり、各フィンガー220に固定され、不図示の電力線により電源500に接続されている。なお、振動子240は、外部に露出して配置されているのが効果的であるが、これに限定するものではなく、振動子240と、振動子240を保護するゴム等の被覆部材(保護部材)とを有して振動体が構成されていてもよい。
制御装置300は、複数のフィンガー220により嵌合部品W1を把持させて被嵌合部品W2に嵌合させる嵌合作業を行うに際し、ロボットアーム201及びロボットハンド202の動作を制御すると共に、電源500の駆動を制御するものである。
図2は、本発明の第1実施形態に係るロボット装置100のロボットハンド202を示す断面模式図である。ここで、3つのフィンガー220をそれぞれフィンガー220,220,220とする。また、フィンガー220に設けられた振動子240を振動子240、フィンガー220に設けられた振動子240を振動子240、フィンガー220に設けられた振動子240を振動子240とする。図2に示すように、各振動子240〜240は、把持した嵌合部品W1に接触する位置に設けられている。具体的に説明すると、各振動子240〜240は、各フィンガー220〜220において嵌合部品W1を把持する把持位置(領域)Pに設けられている。つまり、各振動子240〜240は、各フィンガー220〜220において、嵌合部品W1に接触する位置に配置されている。第1実施形態では、各振動子240〜240は、各フィンガー220〜220の略先端に設けられている。
図3は、本発明の第1実施形態に係るロボット装置100の制御装置300の概略構成を示すブロック図である。制御装置300は、コンピュータで構成され、演算部としてのCPU(Central Processing Unit)301を備えている。また、制御装置300は、記憶部として、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304を備えている。また、制御装置300は、記録ディスクドライブ305及び各種のインタフェース311〜315を備えている。更に、制御装置300は、力覚センサ信号処理部322及びエンコーダ信号処理部323を有する。
CPU301には、ROM302、RAM303、HDD304、記録ディスクドライブ305、力覚センサ信号処理部322、エンコーダ信号処理部323、及び各種のインタフェース311,314,315が、バス316を介して接続されている。なお、力覚センサ信号処理部322にはインタフェース312、エンコーダ信号処理部323にはインタフェース313が接続されている。
ROM302には、BIOS等の基本プログラムが格納されている。RAM303は、CPU301の演算処理結果等、各種データを一時的に記憶する記憶装置である。
HDD304は、CPU301の演算処理結果や外部から取得した各種データ等を記憶する記憶装置であると共に、CPU301に、後述する各種演算処理を実行させるためのプログラム330を記録するものである。CPU301は、HDD304に記録(格納)されたプログラム330に基づいてロボット装置の制御方法の各工程を実行する。
記録ディスクドライブ305は、記録ディスク331に記録された各種データやプログラム等を読み出すことができる。
教示部である操作盤400は、可搬式のものであり、インタフェース311に接続されている。操作盤400は、ユーザの操作により、ロボット200を教示する教示点、即ちロボットアーム201の各関節の目標関節角度(角度指令値)を示す教示点やロボットハンド202のフィンガー220の目標位置を示す教示点を出力する。また、操作盤400は、ユーザが操作することにより、動作プログラムの作成及び編集をすることができる。
力覚センサ203は、インタフェース312に接続されている。力覚センサ信号処理部322は、力覚センサ203からの検出信号に基づき、ロボットハンド202(嵌合部品W1)が受ける力を求める。具体的に説明すると、力覚センサ信号処理部322は、力覚センサ203からの検出信号に基づき、嵌合部品W1を被嵌合部品W2に嵌合する嵌合方向(Z方向)の力と、嵌合方向の力と直交(交差)する方向(X方向及びY方向)の力とを求める。
エンコーダ231は、インタフェース313に接続されている。エンコーダ231からは、検出した角度検出値に対応するパルス信号が出力される。エンコーダ信号処理部323は、エンコーダ231からのパルス信号を入力し、角度情報(データ)に変換する。
回転駆動部230は、インタフェース314に接続されている。CPU301は、動作指令に基づき、回転駆動部230の回転角度の制御量を示す駆動指令の信号を所定時間間隔でバス316及びインタフェース314を介して回転駆動部230に出力する。なお、回転駆動部230は、駆動指令の信号を入力して、不図示のモータへ電流を供給する不図示の駆動回路基板を有する。
電源500は、インタフェース315に接続されている。CPU301は、操作盤400からの動作指令を受け、力覚センサ信号処理部322及びエンコーダ信号処理部323からの情報に基づき、電源500に、各振動子240,240,240を駆動するための駆動指令を送る。電源500は、CPU301の駆動指令により、各振動子240,240,240に、所定の周波数、所定の振幅、所定の位相の電圧波形となる駆動電力を供給する。
なお、バス316には、不図示のインタフェースを介して、書き換え可能な不揮発性メモリや外付けHDD等の不図示の外部記憶装置が接続されていてもよい。
次に、ロボット装置100の制御方法について詳細に説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係るロボット装置100の制御装置300による制御方法を示すフローチャートである。図4に示す各工程は、CPU301がプログラム330に従って実行する。
まず、CPU301は、ロボットハンド202のフィンガー220〜220の駆動を制御することで、振動子240〜240を介して、フィンガー220〜220に嵌合部品W1を把持させる(S101)。
次に、CPU301は、フィンガー220〜220により把持させた嵌合部品W1が被嵌合部品W2の上方に移動するように、ロボットアーム201の動作を制御する(S102)。被嵌合部品W2の上方の位置は、予め操作盤400等を用いて、嵌合部品W1と被嵌合部品W2の中心位置ずれが0.1[mm]以内になるように教示した位置である。嵌合部品W1の内周面又は被嵌合部品W2の外周面にテーパーを設けることにより、中心位置ずれがテーパー量以下の場合はコンプライアンス制御による位置補正が可能となる。
次に、CPU301は、嵌合作業の開始以前(具体的には開始時)に、各振動子240〜240の振動を開始させるよう電源500に駆動指令を送信して電源500を制御する。つまり、嵌合作業を実行するとともに、すなわち嵌合作業の実行中に振動を開始すればよい。例えば嵌合作業の初期に振動を開始しても良い。その場合は嵌合部品W1と被嵌合部品W2同士の結合が推移する一連の嵌合工程の初期に振動を開始するとなお良い。(S103:振動開始工程)。電源500は、CPU301からの駆動指令に基づき、各振動子240〜240に周期的に変化する駆動電圧波形を付加し、振動子240〜240を振動させる。これにより、嵌合部品W1には、引っ掛かりが生じていないときに振動が付与されることになる。
具体的には、電源500は、各振動子240〜240に、振動するのに必要な交流電圧を印加する。なお、第1実施形態では、交流電圧の波形が正弦波である場合について説明するが、これに限定するものではなく、三角波や台形波等、周期的に変化する波形であればよい。各振動子240,240,240に印加する電圧の振幅をV,V,V、電圧の周波数をf,f,f、電圧の位相をθ,θ,θとする。振動子240には電圧v(t)=V×sin(2×π×f×t−θ)を印加する。振動子240には電圧v(t)=V×sin(2×π×f×t−θ)を印加する。振動子240には電圧v(t)=V×sin(2×π×f×t−θ)を印加する。ここで、tは時刻である。これにより、振動子240〜240は、電圧v(t)〜v(t)に対応して振動する。
振動子240,240,240の振動の振幅をVm1,Vm2,Vm3、振動の周波数をfm1,fm2,fm3、振動の位相をθm1,θm2,θm3とする。振動子240の振動vm1(t)は、vm1(t)=Vm1×sin(2×π×fm1×t−θm1)となる。振動子240の振動vm2(t)は、vm2(t)=Vm2×sin(2×π×fm2×t−θm2)、振動子240の振動vm3(t)は、vm3(t)=Vm3×sin(2×π×fm3×t−θm3)となる。振動の振幅Vm1,Vm2,Vm3は、電圧の振幅V,V,Vに比例し、振動の周波数fm1,fm2,fm3は、電圧の周波数f,f,fと等しく、振動の位相θm1,θm2,θm3は、電圧の位相θ,θ,θと等しい。振動子240〜240の振動の波形は、振動子240〜240に印加する電圧の波形に対応しており、電圧の振幅、周波数、位相を制御することで、振動子240〜240の振動の振幅、周波数、位相を制御することができる。
このとき、各振動子240,240,240に与える駆動電圧の周波数f,f,fは、コンプライアンス制御の応答周波数である数十[Hz]より十分大きな1[kHz]〜10[kHz]程度とするのが好ましい。こうすることで、次ステップ以降で実施するコンプライアンス制御に影響を与えずに振動力を付与することができる。振動子240,240,240を振動させることにより、嵌合部品W1に振動力が付加される。
各振動子240,240,240には、各々の伸縮量の合計が0になるように各振動子240,240,240が振動する電圧が印加される。この振動方法について、図5を用いて説明する。図5は、各振動子240,240,240の振動を説明するための図である。図5(a)は3つのフィンガー220,220,220で嵌合部品W1を把持している状態を、ロボットハンド202のフィンガー220,220,220の取り付け面からみた断面図である。図5(b)は各振動子240,240,240の伸縮量を示すグラフであり、縦軸は伸縮量ΔR、横軸は時間tを表す。
図5(a)に示すように、フィンガー220,220,220は、ハンド本体210の軸線Cを中心に120°で回転対称に配置されており、軸線Cに対して離間する開方向と軸線Cに対して近接する閉方向に移動可能に構成されている。各振動子240,240,240は、軸線Cの方向(半径方向)に振動するよう構成されている。図5(b)に示す3つの波形が、各振動子240,240,240の半径方向の伸縮量の変化を表している。図5(b)中実線がフィンガー220に設置された振動子240の伸縮量ΔR1を示している。図5(b)中破線がフィンガー220に設置された振動子240の伸縮量ΔR2を示している。図5(b)中点線がフィンガー220に設置された振動子240の伸縮量ΔR3を示している。
CPU301は、ステップS103にて各振動子240,240,240の振動を開始させるときには、各振動子240,240,240の振動の位相が360°を等分割した位相差となる第1位相モードで電源500を制御する。第1実施形態においては、各振動子240,240,240に2π[rad]を一周期とした正弦波振動する交流電圧を、各々2π/3[rad]ずらして付与する。
ここで、各振動子240,240,240に印加する交流電圧の位相モード(θ,θ,θ)、各振動子240,240,240の振動の位相モード(θm1,θm2,θm3)とする。第1実施形態では、電圧の位相モード(θ,θ,θ)を第1位相モード(0°,120°,240°)とすることで、振動の位相モード(θm1,θm2,θm3)を、第1位相モード(0°,120°,240°)としている。なお、第1実施形態では、電圧の振幅をV=V=Vとして振動の振幅をVm1=Vm2=Vm3とし、電圧の周波数をf=f=fとして振動の周波数をfm1=fm2=fm3としている。これにより、付与された電圧に応じて変化する各振動子240,240,240の伸縮量の合計ΔR1+ΔR2+ΔR3を0としている。
このように各振動子240,240,240で振動の位相をずらすことで、図5(a)に点線で示した、振動子240,240,240の先端を通る円の外径が変化しない。そのため、嵌合部品W1に与える把持力を一定に保ったまま、嵌合部品W1に振動力を付与することができる。このことにより、嵌合部品W1に振動を付与しても、フィンガー220,220,220が嵌合部品W1を落下させたり、嵌合部品W1を把持する位置がずれたりすることなく、ロボットハンド202で嵌合部品W1を移動させることが可能となる。
次に、CPU301は、コンプライアンス制御による嵌合作業(嵌合動作)を実施する(S104)。この嵌合作業は、各振動子240,240,240を振動させたまま実施する。これにより、嵌合部品W1と被嵌合部品W2との引っ掛かりの発生を抑制した状態で、嵌合作業を実施することができる。コンプライアンス制御とは、力覚センサ203において検出された嵌合方向(Z方向)に交差(直交)する方向(X方向及びY方向)の力成分が小さくなるようにロボットアーム201の動作をフィードバック制御することである。CPU301は、嵌合作業中、コンプライアンス制御を実行する。このコンプライアンス制御と振動子240,240,240の振動により、嵌合作業における引っ掛かりの発生をより効果的に抑制している。
次に、CPU301は、嵌合作業中に力覚センサ203のZ方向の力の検出値が閾値を上回っているか下回っているかを判断する(S105:判断工程)。第1実施形態では、CPU301は、力覚センサ203のZ方向の力の検出値が閾値以上であるか否かを判断する。検出値が閾値を下回っている場合は、引っ掛かりが発生しておらず、検出値が閾値を上回っている場合は、引っ掛かりが発生しているか、又は嵌合作業が完了している。閾値は引っ掛かりが発生していない場合に検出される検出値の上限値に設定されている。この閾値は、実験等で予め求めておけばよい。
CPU301は、検出値が閾値を下回っていると判断した場合(S105:No)、ステップS104の処理に戻り、嵌合作業を継続する。
CPU301は、力覚センサ203のZ方向の力の検出値が閾値を上回っていると判断した場合(S105:Yes)、ロボット座標系Σにおけるロボットハンド202のZ方向の位置が、嵌合作業が完了した位置に達したか否かを判断する(S106)。嵌合作業が完了したときにも力覚センサ203のZ方向の力の検出値が閾値を上回る。このため、ステップS106により、検出値が閾値を上回ったのが、引っ掛かりの発生に起因するのか、又は嵌合作業の完了に起因するのかを判別している。
CPU301は、ロボットハンド202のZ方向の位置が完了位置に達したと判断した場合(S106:Yes)、つまり嵌合作業が完了した場合には、各振動子240,240,240の振動を停止させるよう電源500を制御する(S107)。
CPU301は、ロボットハンド202のZ方向の位置が完了位置に達していないと判断した場合(S106:No)、振動子240,240,240の位相、振幅、周波数を変更する(S108:変更工程)。即ち、CPU301は、ステップS108では、振動子240〜240のうち少なくとも1つ、第1実施形態では全ての振動子240〜240について、振動の振幅、周波数及び位相のうち少なくとも1つを変更するように電源500を制御する。なお、ステップS106にて、ロボットハンド202のZ方向の位置が完了位置に達していないと判断した場合は、嵌合作業中であり、ステップS108の処理は、嵌合作業中に行うことになる。
ここで、位相モードは、3つのパラメータ(θm1,θm2,θm3)で表される。つまり、初期状態の位相モード(θm1,θm2,θm3)は、上述したように、第1位相モード(0°,120°,240°)である。
ステップS108では、引っ掛かりを解消するために、位相モード(θm1,θm2,θm3)を変更する。具体的には、CPU301は、第1位相モード(0°,120°,240°)から、振動子240〜240の振動の位相が同一となる第2位相モード(0°,0°,0°)へ変更する。各振動子240〜240の振動の位相を同位相とすることにより、嵌合部品W1の変形が第1位相モードよりも大きくなり、嵌合部品W1と被嵌合部品W2とのクリアランスが増えるため、引っ掛かりが解消しやすい。なお、第2位相モード(0°,0°,0°)に変更するのが最も効果的であるが、振動の位相(位相モード)を任意に変更してもよく、この場合、嵌合部品W1の振動状態が変わるため、引っ掛かりが解消しやすくなる。
ここでいう振動の位相の変更とは、1つの位相に対して他の位相を相対的に変更することである。例えば、位相θm1に対して位相θm2,θm3のうちの少なくとも1つを相対的に変更することである。
また、ステップS108において、CPU301は、振動の振幅Vm1,Vm2,Vm3の変更として、振幅Vm1,Vm2,Vm3を変更前よりも大きくしている。振動の振幅を大きくすることにより、振動力の大きさを強くすることができ、引っ掛かりが解消しやすくなる。
また、ステップS108において、CPU301は、振動の周波数fm1,fm2,fm3の変更として、周波数fm1,fm2,fm3を変更前よりも高くしている。例えば、振動の周波数fm1,fm2,fm3を、10[kHz]から50[kHz]の超音波振動にする。これにより、嵌合部品W1が伸縮を繰り返し、嵌合部品W1と被嵌合部品W2のとの間にクリアランスが増大し、嵌合部品W1と被嵌合部品W2の中心軸の傾きが修正する効果が得られ、引っ掛かりが解消しやすくなる。なお、位相、振幅、周波数を全て一度に変更すれば、より効果的に引っ掛かりを解消することができ、変更回数を減らすことができる。
CPU301は、ステップS108の処理後、ステップS104の処理に戻り、嵌合作業を継続する。
以上、第1実施形態によれば、複数のフィンガー220,220,220により嵌合部品W1を把持した際には、嵌合部品W1に各振動子240,240,240が接触する。したがって、各振動子240,240,240の振動が嵌合部品W1に効率よく伝わる。よって、振動を与える振動子240,240,240の質量を小さくでき、大きな振動力を与えなくても引っ掛かりの抑制または解消に十分な振動を与えることができる。そして、力覚センサ203のZ方向の力の検出値により各振動子240,240,240の振動を制御しているので、嵌合部品W1が被嵌合部品W2に引っ掛かりが生じた場合には、引っ掛かり状態を効果的に解消することができる。
また、第1実施形態によれば、クリアランスが小さい部品W1,W2同士の嵌合作業を実施する際に、嵌合作業の開始以前に振動子240,240,240を振動させているので、嵌合作業途中に生じやすい引っ掛かりの発生を抑制することができる。つまり、引っ掛かりが発生する前から振動力を嵌合部品W1に付与しているので、嵌合作業の開始時より、引っ掛かりの発生を抑制することができる。
そして、引っ掛かりが発生した場合も、振動子240〜240の振動の位相、振幅、周波数のうち少なくとも1つを変更することで特定の引っ掛かり方向のみでなく、嵌合部品全周の引っ掛かりに対して解消の効果が得られる。更に、引っ掛かりを解消して嵌合作業を継続することが可能となり、嵌合作業の成功率が上がる。
また、ロボット装置100の停止回数が減るため、ロボット装置100の稼動率が上がり、単位時間当たりの生産数が増加する。
また、嵌合作業が失敗した場合に必要であった、ロボットハンド202を退避することや、嵌合部品W1を取り除くといった復旧のために実施する作業が必要なくなるため、ロボット装置100のユーザの負担が減る。
なお、ステップS105において、力覚センサ203のZ方向の力の検出値=閾値の場合は、“Yes”と判断したが、境界の判断はどちらでもよく、閾値の設定値によっては“No”と判断してもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るロボット装置について説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係るロボット装置の制御装置による制御方法を示すフローチャートである。なお、第2実施形態において上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。第2実施形態のロボット装置の構成は、上記第1実施形態のロボット装置100の構成と同一であり、制御装置300のCPU301が実行するプログラム330の内容が異なる。以下、制御方法の各工程について説明する。図6に示す各工程は、CPU301がプログラム330に従って実行する。
まず、CPU301は、ロボットハンド202のフィンガー220〜220の駆動を制御することで、振動子240〜240を介して、フィンガー220〜220に嵌合部品W1を把持させる(S201)。
次に、CPU301は、フィンガー220〜220により把持させた嵌合部品W1が被嵌合部品W2の上方に移動するように、ロボットアーム201の動作を制御する(S202)。被嵌合部品W2の上方の位置は、予め操作盤400等を用いて、嵌合部品W1と被嵌合部品W2の中心位置ずれが0.1[mm]以内になるように教示した位置である。嵌合部品W1の内周面又は被嵌合部品W2の外周面にテーパーを設けることにより、中心位置ずれがテーパー量以下の場合はコンプライアンス制御による位置補正が可能となる。なお、第2実施形態におけるコンプライアンス制御は、上記第1実施形態におけるコンプライアンス制御と同様である。
次に、CPU301は、コンプライアンス制御による嵌合作業(嵌合動作)を実施する(S203)。上記第1実施形態では、嵌合部品W1の引っ掛かりが生じていないときに嵌合部品W1に振動を付与していた。具体的には、上記第1実施形態では、嵌合作業の開始以前より、嵌合部品W1に振動を付与していた。第2実施形態では、嵌合部品W1に振動を付与せずにコンプライアンス制御のみで嵌合作業を開始する。
次に、CPU301は、嵌合作業中に力覚センサ203のZ方向の力の検出値が閾値を上回っているか下回っているかを判断する(S204:判断工程)。第2実施形態では、CPU301は、力覚センサ203のZ方向の力の検出値が閾値以上であるか否かを判断する。検出値が閾値を下回っている場合は、引っ掛かりが発生しておらず、検出値が閾値を上回っている場合は、引っ掛かりが発生しているか、又は嵌合作業が完了している。閾値は引っ掛かりが発生していない場合に検出される検出値の上限値に設定されている。この閾値は、実験等で予め求めておけばよい。
CPU301は、力覚センサ203のZ方向の力の検出値が閾値を上回っていると判断した場合(S204:Yes)、ロボット座標系Σにおけるロボットハンド202のZ方向の位置が、嵌合作業が完了した位置に達したか否かを判断する(S205)。嵌合作業が完了したときにも力覚センサ203のZ方向の力の検出値が閾値を上回る。このため、ステップS205により、検出値が閾値を上回ったのが、引っ掛かりの発生に起因するのか、又は嵌合作業の完了に起因するのかを判別している。
CPU301は、ロボットハンド202のZ方向の位置が完了位置に達したと判断した場合(S205:Yes)、つまり嵌合作業が完了した場合には、各振動子240,240,240の振動を停止させるよう電源500を制御する(S206)。
CPU301は、検出値が閾値を下回っていると判断した場合(S204:No)、引っ掛かりは発生していないか、引っ掛かりは解消されているので、振動子240〜240を振動させているか否か(振動を付与中であるか否か)を判断する(S207)。CPU301は、振動を付与中であれば(S207:Yes)振動子240〜240の振動を停止し(S208:振動停止工程)、振動を付与中でなければ(S207:No)そのまま、ステップS203の処理に戻って嵌合作業を継続する。
CPU301は、ロボットハンド202のZ方向の位置が完了位置に達していないと判断した場合(S205:No)、引っ掛かりが発生しているので、振動子240〜240を振動させているか否か(振動を付与中であるか否か)を判断する(S209)。
CPU301は、振動を付与中ではない場合(S209:No)、各振動子240〜240の振動を開始させるよう電源500に駆動指令を送信して電源500を制御し(S210:振動開始工程)、ステップS203に戻って嵌合作業を継続する。電源500は、CPU301からの駆動指令に基づき、各振動子240〜240に周期的に変化する駆動電圧波形を付加し、振動子240〜240を振動させる。各振動子240〜240に印加する駆動電圧の波形は、上記第1実施形態と同様、正弦波とする。
このとき、各振動子240,240,240に与える駆動電圧の周波数f,f,fは、コンプライアンス制御の応答周波数である数十[Hz]より十分大きな1[kHz]〜10[kHz]程度とするのが好ましい。こうすることで、ステップS203のコンプライアンス制御に影響を与えずに振動力を付与することができる。振動子240,240,240を振動させることにより、嵌合部品W1に振動力が付加される。
各振動子240,240,240には、上記第1実施形態と同様、各々の伸縮量の合計が0になるように各振動子240,240,240が振動する電圧が印加される。具体的には、電圧の位相モード(θ,θ,θ)を第1位相モード(0°,120°,240°)とすることで、振動の位相モード(θm1,θm2,θm3)を、第1位相モード(0°,120°,240°)としている。なお、第1実施形態では、電圧の振幅をV=V=Vとして振動の振幅をVm1=Vm2=Vm3とし、電圧の周波数をf=f=fとして振動の周波数をfm1=fm2=fm3としている。これにより、付与された電圧に応じて変化する各振動子240,240,240の伸縮量の合計を0としている。
このように各振動子240,240,240で振動の位相をずらすことで、図5(a)に点線で示した、振動子240,240,240の先端を通る円の外径が変化しない。そのため、嵌合部品W1に与える把持力を一定に保ったまま、嵌合部品W1に振動力を付与することができる。このことにより、嵌合部品W1に振動を付与しても、フィンガー220,220,220が嵌合部品W1を落下させたり、嵌合部品W1を把持する位置がずれたりすることなく、ロボットハンド202で嵌合部品W1を移動させることが可能となる。
CPU301は、振動を付与中である場合(S209:Yes)、振動子240,240,240の位相、振幅、周波数を変更する(S211:変更工程)。即ち、CPU301は、ステップS211では、振動子240〜240のうち少なくとも1つ、第2実施形態では全ての振動子240〜240について、振動の振幅、周波数及び位相のうち少なくとも1つを変更するように電源500を制御する。なお、ステップS205にて、ロボットハンド202のZ方向の位置が完了位置に達していないと判断した場合は、嵌合作業中であり、ステップS211の処理は、嵌合作業中に行うことになる。
ステップS211では、引っ掛かりを解消するために、位相モード(θm1,θm2,θm3)を変更する。具体的には、CPU301は、第1位相モード(0°,120°,240°)から、振動子240〜240の振動の位相が同一となる第2位相モード(0°,0°,0°)へ変更する。各振動子240〜240の振動の位相を同位相とすることにより、嵌合部品W1の変形が第1位相モードよりも大きくなり、嵌合部品W1と被嵌合部品W2とのクリアランスが増えるため、引っ掛かりが解消しやすい。なお、第2位相モード(0°,0°,0°)に変更するのが最も効果的であるが、振動の位相(位相モード)を任意に変更してもよく、この場合、嵌合部品W1の振動状態が変わるため、引っ掛かりが解消しやすくなる。
ここでいう振動の位相の変更とは、1つの位相に対して他の位相を相対的に変更することである。例えば、位相θm1に対して位相θm2,θm3のうちの少なくとも1つを相対的に変更することである。
また、ステップS211において、CPU301は、振動の振幅Vm1,Vm2,Vm3の変更として、振幅Vm1,Vm2,Vm3を変更前よりも大きくしている。振動の振幅を大きくすることにより、振動力の大きさを強くすることができ、引っ掛かりが解消しやすくなる。
また、ステップS211において、CPU301は、振動の周波数fm1,fm2,fm3の変更として、周波数fm1,fm2,fm3を変更前よりも高くしている。例えば、振動の周波数fm1,fm2,fm3を、10[kHz]から50[kHz]の超音波振動にする。これにより、嵌合部品W1が伸縮を繰り返し、嵌合部品W1と被嵌合部品W2のとの間にクリアランスが増大し、嵌合部品W1と被嵌合部品W2の中心軸の傾きが修正する効果が得られ、引っ掛かりが解消しやすくなる。なお、位相、振幅、周波数を全て一度に変更すれば、より効果的に引っ掛かりを解消することができ、変更回数を減らすことができる。
CPU301は、ステップS211の処理後、ステップS203の処理に戻り、コンプライアンス制御による嵌合作業を継続する。
以上、第2実施形態によれば、複数のフィンガー220,220,220により嵌合部品W1を把持した際には、嵌合部品W1に各振動子240,240,240が接触する。したがって、各振動子240,240,240の振動が嵌合部品W1に効率よく伝わる。よって、振動を与える振動子240,240,240の質量を小さくでき、大きな振動力を与えなくても引っ掛かりの抑制または解消に十分な振動を与えることができる。そして、力覚センサ203のZ方向の力の検出値により各振動子240,240,240の振動を制御しているので、嵌合部品W1が被嵌合部品W2に引っ掛かりが生じた場合には、引っ掛かり状態を効果的に解消することができる。
また、第2実施形態によれば、クリアランスが小さい部品W1,W2同士の嵌合作業を実施する際に、引っ掛かりが発生した場合も、引っ掛かりを解消して嵌合作業を継続することが可能となり、嵌合作業の成功率が上がる。
また、上記第1実施形態と同様に、ロボット装置の停止回数が減るため、ロボット装置の稼動率が上がり、単位時間当たりの生産数が増加する。
また、上記第1実施形態と同様に、嵌合作業が失敗した場合に必要であった、ロボットハンド202を退避することや、嵌合部品W1を取り除くといった復旧のために実施する作業が必要なくなるため、ロボット装置のユーザの負担が減る。
また、第2実施形態によれば、引っ掛かりが発生している間のみ、嵌合部品W1に振動を付与することができるので、嵌合作業を短期間で繰り返し実施する場合などにおいて、振動子240の発熱量を抑制することができる。よって、冷却等の手段を用いなくても、ロボット装置の連続稼働が可能になる。
なお、ステップS204において、力覚センサ203のZ方向の力の検出値=閾値の場合は、“Yes”と判断したが、境界の判断はどちらでもよく、閾値の設定値によっては“No”と判断してもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るロボット装置について説明する。図7は、本発明の第3実施形態に係るロボット装置のロボットハンドを示す断面模式図である。なお、第3実施形態におけるロボット装置のロボットハンドの構成が、上記第1、第2実施形態と異なるものであり、それ以外の構成は、上記第1、第2実施形態と同様である。また、第3実施形態における制御装置の制御動作も、上記第1、第2実施形態と同様である。第3実施形態において上記第1、第2実施形態と同様の構成については同一符号を付してその説明を省略する。
ロボットハンド202Aは、ハンド本体210Aと、ハンド本体210Aに開閉可能に配置された複数(第3実施形態では3つ)のフィンガー220A,220A,220Aを有する。ハンド本体210Aは、複数のフィンガー220A,220A,220Aを駆動する不図示の駆動部を有している。複数のフィンガー220A,220A,220Aを閉動作させることにより、嵌合部品W1を把持することができ、複数のフィンガー220A,220A,220Aを開動作させることにより、嵌合部品W1の把持を解放することができる。
複数のフィンガー220A,220A,220Aは、ハンド本体210の中心軸を中心に360°をフィンガー数で割った角度(第3実施形態では120°)で回転対称に配置されている。第3実施形態では、フィンガー220A,220A,220Aは関節がない把持爪であるが、関節を有するものであってもよい。
複数のフィンガー220A,220A,220Aのうち2つ以上のフィンガー、第3実施形態では全てのフィンガー220A,220A,220Aのそれぞれに、振動体として振動子240A,240A,240Aが設けられている。
各振動子240A〜240Aは、圧電素子からなり、各フィンガー220A〜220Aに固定され、不図示の電力線により電源500(図1参照)に接続されている。なお、振動子240A〜240Aは、外部に露出して配置されているのが効果的であるが、これに限定するものではない。振動子240A〜240Aと、振動子240A〜240Aを保護するゴム等の被覆部材(保護部材)とを有して振動体が構成されていてもよい。
各フィンガー220A〜220Aは、把持した嵌合部品W1に相対する段差部221A〜221Aを有している。具体的に説明すると、段差部221A〜221Aを形成する補助部材223A〜223Aがフィンガー本体222A〜222Aに固定されて、フィンガー220A〜220Aが構成されている。
各振動子240A〜240Aは、把持した嵌合部品W1に接触する位置に設けられている。具体的に説明すると、各振動子240A〜240Aは、各フィンガー220A〜220Aにおける段差部221A〜221Aに設けられている。第3実施形態では、各補助部材223A〜223Aの端部に、各振動子240A〜240Aが設置されている。
各振動子240A〜240Aの振動方向は、嵌合部品W1の把持方向と垂直な嵌合方向、即ちロボット座標系ΣのZ方向となる。なお、第3実施形態においては、フィンガー本体222A〜222Aとは別部材の補助部材223A〜223Aを設けて段差部221A〜221Aを形成しているが、フィンガー本体222A〜222Aに段差部を形成してもよい。
以上の構成であっても、振動子240A〜240Aの振動を効率よく伝達して、嵌合部品W1に振動を付与することができる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
上記実施形態の各処理動作は具体的にはCPU301により実行されるものである。従って上述した機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を制御装置300に供給し、制御装置300のコンピュータ(CPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって達成されるようにしてもよい。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラム自体及びそのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、上記実施形態では、コンピュータ読み取り可能な記録媒体がHDD304であり、HDD304にプログラム330が格納される場合について説明したが、これに限定するものではない。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、プログラムを供給するための記録媒体としては、図3に示すROM302、記録ディスク331、不図示の外部記憶装置等を用いてもよい。具体例を挙げて説明すると、記録媒体として、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、書き換え可能な不揮発性のメモリ(例えばUSBメモリ)、ROM等を用いることができる。
また、上記実施形態におけるプログラムを、ネットワークを介してダウンロードしてコンピュータにより実行するようにしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施形態の機能が実現されるだけに限定するものではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、上記実施形態では、コンピュータがHDD等の記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、画像処理を行う場合について説明したが、これに限定するものではない。プログラムに基づいて動作する演算部の一部又は全部の機能をASICやFPGA等の専用LSIで構成してもよい。なお、ASICはApplication Specific Integrated Circuit、FPGAはField-Programmable Gate Arrayの頭字語である。
100…ロボット装置、201…ロボットアーム、202…ロボットハンド、203…力覚センサ(力検出部)、220…フィンガー、240…振動子(振動体)、300…制御装置(制御部)、500…電源(駆動源)

Claims (17)

  1. ロボットアームと、
    嵌合部品を把持する複数のフィンガーを有し、前記ロボットアームに取り付けられたロボットハンドと、
    嵌合部品を被嵌合部品に嵌合する嵌合方向に前記ロボットハンドに加わる力を検出する力検出部と、
    前記複数のフィンガーのうち2つ以上のフィンガーに、把持した嵌合部品に接触する位置に設けられた振動体と、
    前記各振動体を振動させる駆動源と、
    前記ロボットアーム及び前記ロボットハンドを制御すると共に、前記駆動源を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    嵌合作業を実行するとともに前記各振動体の振動を開始させるよう前記駆動源を制御し、
    前記嵌合作業中に前記力検出部の検出値が閾値を上回っているか下回っているかを判断し、
    前記嵌合作業中に前記力検出部の検出値が前記閾値を上回っていると判断した場合には、前記2つ以上の振動体のうち少なくとも1つの振動体について、振動の振幅、周波数及び位相のうち少なくとも1つを変更するように前記駆動源を制御することを特徴とするロボット装置。
  2. 前記制御部は、前記各振動体の振動を開始させるときには、前記各振動体の振動の位相が360°を等分割した位相差となる第1位相モードで前記駆動源を制御することを特徴とする請求項1に記載のロボット装置。
  3. 前記制御部は、前記位相の変更として、前記第1位相モードから、前記各振動体の振動の位相が同一となる第2位相モードへ変更することを特徴とする請求項2に記載のロボット装置。
  4. 前記制御部は、前記振幅の変更として、前記振幅が大きくなるように前記駆動源を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロボット装置。
  5. 前記制御部は、前記周波数の変更として、前記周波数が高くなるように前記駆動源を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のロボット装置。
  6. ロボットアームと、
    嵌合部品を把持する複数のフィンガーを有し、前記ロボットアームに取り付けられたロボットハンドと、
    嵌合部品を被嵌合部品に嵌合する嵌合方向に前記ロボットハンドに加わる力を検出する力検出部と、
    前記複数のフィンガーのうち2つ以上のフィンガーに、把持した嵌合部品に接触する位置に設けられた振動体と、
    前記2つ以上の振動体を振動させる駆動源と、
    前記ロボットアーム及び前記ロボットハンドを制御すると共に、前記駆動源を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    嵌合作業中に前記力検出部の検出値が閾値を上回っているか下回っているかを判断し、
    前記嵌合作業中に前記力検出部の検出値が前記閾値を上回っていると判断した場合には、前記各振動体の振動を開始させるよう前記駆動源を制御することを特徴とするロボット装置。
  7. 前記制御部は、
    前記各振動体を振動させた状態での前記嵌合作業中に、前記力検出部の検出値が前記閾値を上回っていると判断した場合には、前記2つ以上の振動体のうち少なくとも1つの振動体について、振動の振幅、周波数及び位相のうち少なくとも1つを変更するように前記駆動源を制御することを特徴とする請求項6に記載のロボット装置。
  8. 前記制御部は、前記各振動体の振動を開始させるときには、前記各振動体の振動の位相が360°を等分割した位相差となる位相モードで前記駆動源を制御することを特徴とする請求項6又は7に記載のロボット装置。
  9. 前記嵌合作業中に前記力検出部の検出値が前記閾値を下回っていると判断した場合には、前記各振動体の振動を停止させるよう前記駆動源を制御することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載のロボット装置。
  10. 前記制御部は、前記嵌合作業が完了した場合には、前記各振動体の振動を停止させるよう前記駆動源を制御することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のロボット装置。
  11. 前記力検出部は、前記嵌合方向と交差する方向の力を更に検出し、
    前記制御部は、前記嵌合作業中、前記力検出部において検出された前記嵌合方向と交差する方向の力成分が小さくなるように前記ロボットアームの動作をフィードバック制御することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のロボット装置。
  12. 前記各振動体は、前記フィンガーにおいて嵌合部品を把持する把持位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のロボット装置。
  13. 前記各フィンガーは、嵌合部品に相対する段差部を有し、
    前記各振動体は、前記段差部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のロボット装置。
  14. ロボットアームと、
    嵌合部品を把持する複数のフィンガーを有し、前記ロボットアームに取り付けられたロボットハンドと、
    嵌合部品を被嵌合部品に嵌合する嵌合方向に前記ロボットハンドに加わる力を検出する力検出部と、
    前記複数のフィンガーのうち2つ以上のフィンガーに、把持した嵌合部品に接触する位置に設けられた振動体と、
    前記各振動体を振動させる駆動源と、
    前記ロボットアーム及び前記ロボットハンドを制御すると共に、前記駆動源を制御する制御部と、を備えたロボット装置の制御方法であって、
    前記制御部が、嵌合作業を実行するとともに前記各振動体の振動を開始させるよう前記駆動源を制御する振動開始工程と、
    前記制御部が、前記嵌合作業中に前記力検出部の検出値が閾値を上回っているか下回っているかを判断する判断工程と、
    前記制御部が、前記嵌合作業中に前記力検出部の検出値が前記閾値を上回っていると判断した場合には、前記2つ以上の振動体のうち少なくとも1つの振動体について、振動の振幅、周波数及び位相のうち少なくとも1つを変更するように前記駆動源を制御する変更工程と、を備えたことを特徴とするロボット装置の制御方法。
  15. ロボットアームと、
    嵌合部品を把持する複数のフィンガーを有し、前記ロボットアームに取り付けられたロボットハンドと、
    嵌合部品を被嵌合部品に嵌合する嵌合方向に前記ロボットハンドに加わる力を検出する力検出部と、
    前記複数のフィンガーのうち2つ以上のフィンガーに、把持した嵌合部品に接触する位置に設けられた振動体と、
    前記2つ以上の振動体を振動させる駆動源と、
    前記ロボットアーム及び前記ロボットハンドを制御すると共に、前記駆動源を制御する制御部と、を備えたロボット装置の制御方法であって、
    前記制御部が、嵌合作業中に前記力検出部の検出値が閾値を上回っているか下回っているかを判断する判断工程と、
    前記嵌合作業中に前記力検出部の検出値が前記閾値を上回っていると判断した場合には、前記各振動体の振動を開始させるよう前記駆動源を制御する振動開始工程と、を備えたことを特徴とするロボット装置の制御方法。
  16. コンピュータに請求項14又は15に記載のロボット装置の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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