JP2015161998A - 入力装置 - Google Patents

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隆幸 源川
Takayuki Minagawa
隆幸 源川
本西 道治
Michiharu Motonishi
道治 本西
高橋 潤
Jun Takahashi
潤 高橋
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Abstract

【課題】光学粘着層と接続部材との間の引出配線の腐食を防止するとともに、基材の浮きや気泡の発生を防止することが可能な入力装置を提供する。【解決手段】表面パネル12と、基材20と、表面パネル12と基材20とを貼り合わせる光学粘着層30とを有し、基材20の表面パネル12と対向する面には、複数の電極と、複数の前記電極から引き出された引出配線27とが形成され、引出配線27には接続部材41が接続されており、光学粘着層30は、表面パネル12と基材20とを貼り合わせる第1の部分30aと、第1の部分30aから延出し、第1の部分30aよりも薄い第2の部分30bとを有し、第1の部分30aは接続部材41と間隔を有して設けられており、第2の部分30bは第1の部分30aと接続部材41との間に位置する引出配線27を覆っている。【選択図】図4

Description

本発明は、入力装置に関し、特に、引出配線にFPC等の接続部材が接続される入力装置に関する。
下記特許文献1には、防水仕様に適した静電容量式の入力装置に関する発明が開示されている。特許文献1に記載の入力装置は、センサ部から引き出された引出配線にFPC(Flexible Printed Circuit)等の接続部材が接続されており、引出配線は、FPCに接続される端子を除き、透明粘着材によって全て覆われる構造となっている。
しかしながら、FPCに対して隙間なく透明粘着材を設けることが困難であり、透明粘着材はFPCに対して間隔を有して設けられ、またはFPCの一部に重なって透明粘着材が設けられる。透明粘着材とFPCとの間に露出する引出配線は、外気に晒されて湿度等により腐食が生じる。また、FPCと重なって透明粘着材を設ける場合には引出配線を覆うことはできるが、センサ基材を表面パネルに貼り合わせる際に、FPCの厚みのためセンサ基材の浮きやセンサ基材と透明粘着材との間に気泡が発生してしまうという課題が生じる。
下記特許文献2には、光学粘着層に覆われていない引出配線の腐食を防止することが可能な入力装置について記載されている。図7は、特許文献2に記載されている従来例の入力装置の断面図である。
図7に示すように、従来例の入力装置110は、表面パネル112と基材120とを有し、表面パネル112と基材120とは光学粘着層151によって貼り合わされている。基材120の表面パネル112と対向する面には、複数の電極(図示しない)と、複数の電極から引き出された引出配線127が形成されている。そして、引出配線127は接続端子128に接続されて、FPC等の接続部材141と電気的に接続される。
図7に示すように、光学粘着層151は、接続部材141に対して間隔を有して設けられており、光学粘着層151と接続部材141との間の引出配線127は、樹脂161により封止されている。
特開2013−125496号公報 特開2012−190087号公報
特許文献2では、表面パネル112と基材120とを貼り合わせた後に樹脂161により封止する工程が開示されている。しかし、封止樹脂を導入するための空間を設けることが難しいため上記の工程を適用できない場合があり、樹脂161により封止した後に表面パネル112と基材120と貼り合わせることが検討された。この場合、樹脂161の塗布量を制御することは困難であり、樹脂161が光学粘着層151よりも厚く形成されると、基材120を表面パネル112に対して平坦に貼り合わせることが困難になる。よって、基材120が表面パネル112に対して密着せず浮きが発生したり、基材120と光学粘着層151との間、または表面パネル112と光学粘着層151との間に気泡が発生する等の課題が生じる。
また、図8には比較例の入力装置の断面図を示す。図8に示す比較例の入力装置210では、引出配線227の上に樹脂262を印刷形成して、樹脂262の一部と重なって光学粘着層251を設けている。こうすれば、塗布形成する場合に比べて樹脂262の量を制御することが容易であり、基材220の浮きの発生を抑制できる。
しかしながら、樹脂262の一部と重なって光学粘着層251が設けられており、樹脂262と引出配線227との段差、または、樹脂262と基材220との段差に気泡が発生し易いという課題がある。
本発明は、光学粘着層と接続部材との間の引出配線の腐食を防止するとともに、基材の浮きや基材と光学粘着層との間の気泡の発生を防止することが可能な入力装置を提供することを目的とする。
本発明の入力装置は、表面パネルと、前記表面パネルと対向して配置された基材と、前記表面パネルと前記基材とを貼り合わせる光学粘着層とを有し、前記基材の前記表面パネルと対向する面には、複数の電極と、複数の前記電極から引き出された引出配線とが形成され、前記引出配線には接続部材が接続されており、前記光学粘着層は、前記表面パネルと前記基材とを貼り合わせる第1の部分と、前記第1の部分から延出して前記第1の部分よりも薄い第2の部分とを有し、前記第1の部分は前記接続部材と間隔を有して設けられており、前記第2の部分は前記第1の部分と前記接続部材との間に位置する前記引出配線を覆って設けられていることを特徴とする。
これによれば、光学粘着層の第1の部分と接続部材との間の引出配線が第2の部分により覆われているため、引出配線の腐食を防止することができる。また、樹脂を用いて封止する場合に比べて、光学粘着層の厚さを制御することが容易であるため、光学粘着層の第2の部分により引出配線を覆うことにより、基材の浮きや気泡を抑制できる。また、第2の部分は、第1の部分から延出して第1の部分よりも薄く形成されているため、第1の部分と重なる位置に段差が発生することを抑制し、気泡の発生を確実に防止することができる。
したがって、本発明の入力装置によれば、光学粘着層と接続部材との間の引出配線の腐食を防止するとともに、基材の浮きや基材と光学粘着層との間の気泡の発生を防止することが可能である。
前記光学粘着層は、第1の光学粘着層と第2の光学粘着層とを有し、前記第2の光学粘着層は前記基材に貼り合わされ、前記第1の光学粘着層は、前記第2の光学粘着層と前記表面パネルとの間に設けられており、前記第1の部分は前記第1の光学粘着層と前記第2の光学粘着層との積層構造を有し、前記第2の部分は前記第2の光学粘着層から構成されていることが好ましい。これによれば、第1の部分と第2の部分とに亘って第2の光学粘着層で構成され、第2の光学粘着層が前記基材に貼り合わされるため、光学粘着層と基材との間に段差が形成されることを抑制して気泡の発生を確実に抑制することができる。
前記第2の光学粘着層は、前記第1の光学粘着層よりも薄いことが好ましい。これによれば、第2の部分を第1の部分よりも確実に薄く形成することができ、第2の部分により引出配線を覆って腐食を防止するとともに、基材の浮きを防止することができる。
前記第1の光学粘着層の外周が、前記第2の光学粘着層の外周よりも内方に位置していることが好ましい。これによれば、第1の光学粘着層と第2の光学粘着層との段差が表面パネル側に向けられるため、基材の浮きの発生、及び基材と光学粘着層の段差による気泡の発生を防止できる。
前記接続部材は導電性接着材を介して前記引出配線に接続されており、前記導電性接着材は、前記引出配線及び前記光学粘着層の前記第2の部分に跨がって設けられていることが好ましい。これによれば、接続部材と光学粘着層の第2の部分との間の引出配線が導電性接着材により覆われるため、引出配線の腐食を確実に防止することができる。
本発明の入力装置によれば、光学粘着層と接続部材との間の引出配線の腐食を防止するとともに、基材の浮きや基材と光学粘着層との間の気泡の発生を防止することが可能である。
本発明の第1の実施形態における入力装置の分解斜視図である。 本実施形態の入力装置を構成する基材の平面図である。 引出配線と接続部材との接続部分を透過させて示す部分拡大平面図である。 図3のIV−IV線で切断して矢印方向から見たときの入力装置の部分拡大断面図である。 第2の変形例の入力装置を構成する基材の平面図である。 第2の実施形態における入力装置の部分拡大断面図である。 従来例の入力装置の部分拡大断面図である。 比較例の入力装置の部分拡大断面図である。
以下、図面を参照して、具体的な実施形態の入力装置について説明をする。なお、各図面の寸法は適宜変更して示している。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態における入力装置の分解斜視図である。図2は、本実施形態の入力装置を構成する基材の平面図である。図1に示すように、本実施形態の入力装置10は、表面パネル12と、表面パネル12と対向して配置された基材20と、表面パネル12と基材20とを貼り合わせる光学粘着層30とを有して構成される。また、接続部材41は基材20に接続されて、表面パネル12と基材20との間から外部に延出する。
本実施形態において、表面パネル12は透光性の樹脂材料やガラスを用いて平板状に形成されている。表面パネル12の表面側(図1のZ1方向を向く面)は入力操作を行う操作面であり、操作者は、指等を操作面に接触させ、若しくは操作面に接触させずに近づけた状態で入力操作を行うことができる。また、表面パネル12の裏面側(図1のZ2方向を向く面)には着色された加飾層(図1では省略して示す)が設けられている。加飾層は表面パネル12の外周部において枠状に設けられており、加飾層と重なる領域が非入力領域17である。また、加飾層によって区分けされ、非入力領域17に囲まれた領域が、入力操作を行う入力領域16である。なお、表面パネル12は、平板状に限定されず、曲面形状であってもよい。
図1に示すように、基材20の表面パネル12と対向する面には、複数の第1の電極21、第2の電極22、及び引出配線27が形成されている。複数の第1の電極21及び第2の電極22は、入力領域16に形成されており、また、引出配線27は第1の電極21及び第2の電極22から引き出されて、入力領域16の外側の非入力領域17を引き回されている。
図2に示すように、第1の電極21及び第2の電極22は、それぞれ菱形形状に形成されて入力領域16に配列されている。第1の電極21は、X1−X2方向に間隔を設けて配置されており、X1−X2方向に隣り合う第1の電極21同士はブリッジ部23によって接続される。接続された複数の第1の電極21は、X1−X2方向に延在するとともに、Y1−Y2方向に間隔を設けて複数本配列されている。また、第2の電極22はY1−Y2方向において間隔を設けて配列されており、Y1−Y2方向に隣り合う第2の電極22同士は幅細の連結部24によって接続されている。接続された複数の第2の電極22は、Y1−Y2方向に延在するとともに、X1−X2方向に間隔を設けて複数本配列されている。
図2に示すように、ブリッジ部23は連結部24と交差して形成されている。連結部24とブリッジ部23とが交差する部分において、連結部24を覆うように絶縁層(図示しない)が設けられており、連結部24とブリッジ部23とは絶縁層(図示しない)を介して電気的に絶縁されている。
本実施形態において、基材20は、フィルム状の樹脂材料を用いて形成されており、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)等の透光性樹脂材料が用いられる。また、第1の電極21、及び第2の電極22は、ITO(Indium Tin Oxide)、SnO、ZnO等の透明導電材料を用いて形成されており、スパッタや蒸着等の薄膜法により形成される。
本実施形態の入力装置10において、操作者が入力操作を行う際に、表面パネル12の表面の入力領域16に、指などの被検出体を接触させて、または接触させずに近づけた場合に、第1の電極21と第2の電極22との間の静電容量と、各電極部と被検出体との間に形成される静電容量とが結合する。この静電容量変化に基づいて入力位置情報が検出される。
また、図2に示すように第1の電極21及び第2の電極22に接続された複数の引出配線27は、基材20の非入力領域17を引き回されて、接続部材41(図2には省略して示す)と接続するための端子28に接続される。なお、引出配線27及び端子28は、表面パネル12の加飾層(図示しない)と重なる位置に配置されているため外部から視認されない。引出配線27及び端子28は、Cu、Ag等の金属材料やCuNi等の合金材料を用いて形成される。
図1に示すように、端子28にはFPC(Flexible Printed Circuit)等の接続部材41が接続される。引出配線27は接続部材41を介してIC(Integrated Circuit)等の外部回路に接続される。また、表面パネル12と基材20とは光学粘着層30を介して貼り合わされている。本実施形態において、光学粘着層30は、第1の光学粘着層31と第2の光学粘着層32とを有し、第2の光学粘着層32は基材20に貼り合わされ、第1の光学粘着層31は、第2の光学粘着層32と表面パネル12との間に設けられている。第1の光学粘着層31及び第2の光学粘着層32は、アクリル系粘着剤や両面粘着テープ等である。
次に図3及び図4を参照して、引出配線27と接続部材41との接続部分について詳細に説明する。図3は、引出配線と接続部材との接続部分を透過させて示す部分拡大平面図である。また、図4は、図3のIV−IV線で切断して矢印方向から見たときの入力装置の部分拡大断面図である。なお、図3では第1の電極21及び第2の電極23は省略して示している。
図3は、基材20に第1の光学粘着層31と第2の光学粘着層32とを積層したときの平面図を示しており、第1の光学粘着層31と第2の光学粘着層32にはそれぞれ斜線を施して示している。図1及び図3に示すように、第1の光学粘着層31及び第2の光学粘着層32にはそれぞれ切り欠き35、36が形成されており、切り欠き35、36が形成された箇所で端子28が露出して、端子28と接続部材41とが接続される。
第1の光学粘着層31の切り欠き35は、第2の光学粘着層32の切り欠き36よりも入力領域16側(図3のY1側)に大きく形成されており、第2の光学粘着層32の一部が第1の光学粘着層31よりも端子28側に延出している。また、図1及び図3に示すように、第2の光学粘着層32は、第1の光学粘着層31と重なる領域全体と、第1の光学粘着層31と接続部材41との間に連続して形成されている。
図4に示すように、接続部材41は、表面パネル12と基材20との間に配置されて、導電性接着材47を介して引出配線27に接続されている。接続部材41は、ベース基板42と、カバーフィルム44、45との積層構造を有しており、ベース基板42に形成された接続電極43が、導電性接着材47を介して端子28と対向して配置される。接続部材41は例えば熱圧着されて、接続電極43と端子28とが電気的に接続される。
導電性接着材47として、例えば異方性導電フィルム(Anisotropic Conduntive Film、ACF)や異方性導電ペースト(Anisotropic Conduntive Paste、ACP)等を用いることができる。なお、接続部材41、導電性接着材47等は、表面パネル12に形成された加飾層14と重なる位置で端子28と接続されるため、外部から視認されない。
本実施形態において、図4に示すように、光学粘着層30のうち第1の光学粘着層31と第2の光学粘着層32との積層構造を有する部分を第1の部分30aとし、第1の光学粘着層31から露出する第2の光学粘着層32により構成される部分を第2の部分30bとする。表面パネル12と基材20とは第1の部分30aにより貼り合わされており、第2の部分30bは第1の部分30aから連続して延出し、第1の部分30aよりも薄く形成されている。
本実施形態において、図4に示すように、第1の光学粘着層31(第1の部分30a)は接続部材41と間隔を有して設けられており、第2の光学粘着層32(第2の部分30b)は、第1の光学粘着層31と接続部材41との間の引出配線27を覆って設けられている。したがって、第1の光学粘着層31と接続部材41との間の引出配線27の腐食を防止することができる。
このように、引出配線27を第2の光学粘着層32(第2の部分30b)で覆うことにより、樹脂を用いて封止する場合に比べて、第2の光学粘着層32の厚さを制御して薄く形成することが容易であるため、基材20の浮きや気泡の発生を抑制できる。また、第2の光学粘着層32は、第1の部分30aから第2の部分30bに亘って連続して設けられて基材20と貼り合わされている。そのため、第1の光学粘着層31と第2の光学粘着層32との段差は表面パネル12側に向けられ、基材20と貼り合わされる第2の光学粘着層32は平坦な面となる。よって、基材20と光学粘着層30との間に段差が形成されることを抑制して、気泡の発生を確実に防止することができる。
したがって、本実施形態の入力装置10によれば、第1の光学粘着層31と接続部材41との間の引出配線27の腐食を防止するとともに、基材20の浮きや基材20と光学粘着層30との間の気泡の発生を防止することが可能である。
図4に示すように、第2の光学粘着層32は、第1の光学粘着層31よりも薄く形成することが好ましい。本実施形態において、第1の光学粘着層31の厚さは、50μm〜200μm程度とし、第2の光学粘着層32の厚さは、例えば25μm以下とすることができる。こうすれば、第2の光学粘着層32の厚みばらつきを10%以内に抑えて形成することができ、基材20の浮きや気泡の発生を確実に防止できる。
さらに、図4に示すように、接続部材41と端子28とを接続する導電性接着材47は、端子28、引出配線27及び第2の光学粘着層32(第2の部分30b)に跨がって設けられている。これにより、接続部材41と第2の光学粘着層32(第2の部分30b)との間の引出配線27が導電性接着材47により覆われるため、引出配線27の腐食を確実に防止することができる。
また、図3及び図4に示すように、第1の光学粘着層31の外周が、第2の光学粘着層32の外周と重なる位置、若しくは第2の光学粘着層32の外周よりも内方に位置して、第1の光学粘着層31と第2の光学粘着層32とが積層されている。こうすれば、第1の光学粘着層31と第2の光学粘着層32との段差が表面パネル12側に向けられるため、基材20の浮きや、基材20と光学粘着層30との段差に発生する気泡を防止できる。また、第2の光学粘着層32は、第1の部分30a及び第2の部分30bに連続して設けられているため、入力領域16における気泡の発生を防止するとともに、入力領域16における均一な視認性を得ることができる。
本実施形態の入力装置10において、引出配線27は、配線下地層27aと金属層27bとが積層された構造となっている。配線下地層27aは、第1の電極21(図4では省略して示す。)または第2の電極22から連続して形成されており、第1の電極21または第2の電極22と同一のITO等の透明導電材料が用いられる。金属層27bは、配線下地層27aの上に形成され、Cu、Ag、Au等の金属材料を有して構成される。
このように金属層27bを形成することで引出配線27の低抵抗化が可能となり、また、第1の光学粘着層31と接続部材41との間の金属層27bは第2の光学粘着層32により覆われるため、金属層27bの腐食を防止することができる。また、配線下地層27aの上に金属層27bを設けることにより、金属層27bと基材20との密着性を向上させることができる。なお、Cu等の金属層27bの上に保護層としてCuNi等の合金層を積層して複数層の積層構造としてもよい。
本実施形態の入力装置10は、図2に示すように、第1の電極21がブリッジ部23によって接続された構成であるが、入力操作を検出するための複数の電極のパターンはこれに限定されない。
図5には、変形例の入力装置を構成する基材の平面図を示す。図5に示すように、本変形例において、複数の矩形状の電極61が、互いに離間して入力領域63に配列されている。電極61のそれぞれに引出配線67が接続されており、引出配線67は電極61の間を引き回されて入力領域63から非入力領域64に向かって引き出される。引出配線67は、それぞれ端子68に接続されて、FPC等の接続部材(図5には図示しない)と電気的に接続される。
本変形例においても、図3及び図4と同様に、基材20の表面に第1の光学粘着層31と第2の光学粘着層32とが積層される。第1の光学粘着層31は接続部材41と間隔を設けて配置され、第1の光学粘着層31と接続部材41との間で露出する引出配線67は、第2の光学粘着層32により覆われる。これにより、引出配線67の腐食が防止される。特に、図5に示すように引出配線67が多く形成される場合には、各配線幅及び配線間距離が微細化されるため、第2の光学粘着層32により引出配線67の腐食を防止して耐環境性を向上させることはより有効となる。
<第2の実施形態>
図6は、第2の実施形態の入力装置の部分拡大断面図であり、図4に示す入力装置10の部分拡大断面図と同じ箇所について示している。本実施形態の入力装置11は、表面パネル12と基材20とが1枚の光学粘着層30で貼り合わされている点が異なっている。
図6に示すように、光学粘着層30は、表面パネル12と基材20とを貼り合わせる第1の部分30aと、第1の部分30aから連続して延出し、第1の部分30aよりも薄い第2の部分30bとを有する。第1の部分30aと第2の部分30bとの段差は、光学粘着層30の表面パネル12側に形成されており、基材20側に対向する面は、第1の部分30aと第2の部分30bとが連続して同一面を構成している。
本実施形態において、第1の部分30aは接続部材41と間隔を設けて配置されており、第1の部分30aと接続部材41との間の引出配線27は、第2の部分30bによって覆われている。このような態様であっても、引出配線27の腐食を防止するとともに、基材20の浮きや基材20と光学粘着層30との間の気泡の発生を防止することが可能である。
10〜11 入力装置
12 表面パネル
16、63 入力領域
17、64 非入力領域
20、60 基材
21 第1の電極
22 第2の電極
23 ブリッジ部
24 連結部
27、67 引出配線
27a 配線下地層
27b 金属層
28、68 端子
30 光学粘着層
30a 第1の部分
30b 第2の部分
31 第1の光学粘着層
32 第2の光学粘着層
35、36 切り欠き
41 接続部材
47 導電性接着材
61 電極

Claims (5)

  1. 表面パネルと、前記表面パネルと対向して配置された基材と、前記表面パネルと前記基材とを貼り合わせる光学粘着層とを有し、
    前記基材の前記表面パネルと対向する面には、複数の電極と、複数の前記電極から引き出された引出配線とが形成され、前記引出配線には接続部材が接続されており、
    前記光学粘着層は、前記表面パネルと前記基材とを貼り合わせる第1の部分と、前記第1の部分から延出し、前記第1の部分よりも薄い第2の部分とを有し、
    前記第1の部分は前記接続部材と間隔を有して設けられており、前記第2の部分は前記第1の部分と前記接続部材との間に位置する前記引出配線を覆って設けられていることを特徴とする入力装置。
  2. 前記光学粘着層は、第1の光学粘着層と第2の光学粘着層とを有し、前記第2の光学粘着層は前記基材に貼り合わされ、前記第1の光学粘着層は、前記第2の光学粘着層と前記表面パネルとの間に設けられており、
    前記第1の部分は前記第1の光学粘着層と前記第2の光学粘着層との積層構造を有し、前記第2の部分は前記第2の光学粘着層から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記第2の光学粘着層は、前記第1の光学粘着層よりも薄いことを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記第1の光学粘着層の外周が、前記第2の光学粘着層の外周よりも内方に位置していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の入力装置。
  5. 前記接続部材は導電性接着材を介して前記引出配線に接続されており、前記導電性接着材は、前記引出配線及び前記光学粘着層の前記第2の部分に跨がって設けられていることを特徴とする請求項1から請求4のいずれか1項に記載の入力装置。
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