JP2015161862A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学シートをケースに確実に固定させることによって、振動による異音やゴミの発生を抑えることが可能な液晶表示装置を提供することができる。【解決手段】液晶表示パネル2と光学シート4とを支持するケース3と、液晶表示パネル2から接続されたフレキシブルプリント配線板21が電気的に接続され、液晶表示パネル2を背後から照明する光源6が実装された回路基板5と、を備えた液晶表示装置において、光学シート4は、ケース3に形成された係止部38に係止される係止片43を有し、ケース3は、光学シート4に形成された位置決め孔42に位置決めされる位置決め部を有していることによって、光学シート4は横方向のズレだけではなく前後方向にも固定されるため、より確実にケース3に固定することが可能となり、振動による異音やゴミの発生を抑えることが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示パネルを用いた液晶表示装置に関し、特に拡散板等の光学シートをケースに固定する液晶表示装置に関するものである。
従来から、拡散板をケースに固定する液晶表示装置として、例えば下記特許文献が知られている。
特許文献1に記載の液晶表示装置は、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルが支持されるホルダーと、このホルダーと液晶表示パネルとの間に配置された拡散板と、ホルダーの背後に配置され接続部材が接続される回路基板とを備え、ホルダーには拡散板が載置される載置部が設けられている。
特開2009−237220号公報
しかしながら、このような液晶表示装置では、拡散板はホルダーの載置面に載置されており、位置決め孔に位置決めピンを挿入することによって横方向のズレに対しては保持されるが、前後方向のズレに対する係止構造ではないため、拡散板が確実に保持されているとは言えず、拡散板がホルダーにこすれてしまうことで生じる異音やゴミの発生が懸念されていた。
そこで、本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、光学シートを確実に固定させることによって、振動による異音やゴミの発生を抑えることが可能な液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、液晶表示パネルと光学シートとを支持するケースと、前記液晶表示パネルを背後から照明する光源が実装された回路基板と、を備えた液晶表示装置において、前記光学シートは、前記ケースに形成された係止部に係止される係止片を有し、前記ケースは、前記光学シートに形成された位置決め孔に位置決めされる位置決め部を有しているものである。
また、本発明は、前記係止部は、前記光学シートが係止される差し込み方向とは逆方向に開口している鉤状であるものである。
また、本発明は、前記光学シートは、前記ケースに形成された差し込み部に差し込まれる凸部を有するものである。
また、本発明は、透過性のシート材からなり、前記液晶表示パネルを視認可能な窓部を有する前面パネルを更に備えたものである。
また、本発明は、前記光学シートは、前記ケースに形成された差し込み部に差し込まれる凸部を有すると共に、前記差し込み部と前記係止部とは、前記前面パネルが載置される載置面から同一の深さに形成されているものである。
また、本発明は、前記液晶表示パネルと前記回路基板とを電気的に接続する接続部材を更に備えたものである。
また、本発明は、前記位置決め部は、前記位置決め孔に圧入固定されているものである。
本発明によれば、光学シートをケースに確実に固定させることによって、振動による異音やゴミの発生を抑えることが可能な液晶表示装置を提供することができる。
本発明の実施形態による液晶表示装置の斜視図。 同上のケース及び拡散板の組み付け前を表す斜視図。 同上の拡散板を表す正面図。 同上の係止部を表す断面図。 同上のケース及び拡散板の組み付けを表す図。
図1に示すように、液晶表示装置は、前面パネル1と、液晶表示パネル2と、ケース3と、拡散板4と、回路基板5と、光源6と、から構成され、不透過性の樹脂からなる下ケース(図示せず)に収納されている。
前面パネル1は、透過性のシート材からなり、液晶表示パネル2を視認可能なように設けられた窓部1aを有している。窓部1aは、前面もしくは後面に液晶表示パネル2の可視範囲を定める不透過性の縁部が印刷された透過部でも良いし、貫通孔からなる開口でも良い。
液晶表示パネル2は、詳細は図示しないが、前側ガラス基板と後側ガラス基板との間に液晶分子を封入し、各々のガラス基板に偏光膜を貼ったものである。そして、各ガラス基板に設けた図示しない電極部に外部測定量に応じた信号(電圧)が印加されると、車両の作動状態(例えば車両の走行距離や燃料残量)などが表示される。
ケース3は白色の合成樹脂からなり、ケース3の側面である周壁31と、前面パネル1が載置される載置面32と、液晶表示パネル2および拡散板4を重ねて載置するための立ち壁を有した段差部33と、液晶表示パネル2のフレキシブルプリント配線板21に対応して設けられフレキシブルプリント配線板21が挿入される挿入孔34と、を有している。35は段差部33に設けられた差し込み部であり、ここに拡散板4に設けてある凸部41が差し込まれ、拡散板4がケース3に固定されている。また、周壁31の手前側には位置決め部36が設けてある。また、載置面32には、液晶表示パネル2を係合するフック係合部37が一体成形されている。
拡散板4は、光透過性の合成樹脂からなり、発光ダイオード6からの光が液晶表示パネル2を均一に照明する様に、例えば微細なシボ(凹凸)や調光印刷が施してある。また、拡散板4には、位置決め孔42が設けられており、この位置決め孔42にケース3の位置決め部36が入り、ケース3と拡散板4とが圧入などの方法により位置決めされている。また、拡散板4は、ケース3の周壁31に形成された係止部38に係止片43を撓ませながらスライドさせることで係止される。
係止部38は、図4(a)に示すように、前面側に突出した当接部38aと、当接部38aと直交するように形成された傘部38bとから構成されている。当接部38aは、差し込み方向の動きを規制し、傘部38bは、前後方向の動きを規制するものである。係止部38は、拡散板4の係止片43が差し込まれる方向とは逆方向に開口部38cを有する、一方向に曲がったL字形状になっている。拡散板4を撓ませながらスライドさせる方向は、拡散板4を手前に引くのか、奥側に押し出すのかで鉤状が異なるが、拡散板4の係止片43が差し込まれる方向とは逆方向に開口していればよい。この場合の手前とは、図1中のフレキシブルプリント配線板21が挿入される挿入孔34が形成されている側を意味し、奥側とは、挿入孔34と対向する側であって差し込み部35が形成されている側を意味する。撓ませられながらスライドされた拡散板4は、係止片43が当接部38aと当接して差し込み方向を遮られたことにより係止される。位置決め部36は、少なくとも差し込み方向に拡散板4を位置決めする。
また、係止部38は、図4(b)に示すような両方向に曲がった(T字)形状をしていてもよい。T字形状の場合、拡散板4の係止片43は係止部38よりもスライドする方向とは反対方向に位置するように固定される。そのため、係止部38は、係止片43を撓ませながらスライドさせる方向に係止部(T字)の中心があるように構成されている。
回路基板5には、前述した様に液晶表示パネル2を照明する発光ダイオード6の他に、図示しないが液晶表示パネル2を駆動する制御手段などが実装されている。また、回路基板5は、液晶表示パネル2のフレキシブルプリント配線板21に対応して設けられ、ケース3の挿入孔34を挿通したフレキシブルプリント配線板21の手前側が挿入される貫通孔51を有している。
フレキシブルプリント配線板21は、詳細は図示しないが、例えばポリイミド樹脂からなる合成樹脂製のベースフィルムに、液晶表示パネル2に設けられた電極部および回路基板5に設けられた回路と接続される銅箔からなる電極部を例えばエッチング法で形成した後、液晶表示パネル2および回路基板5と接続される箇所の電極部を除いて絶縁保護となる保護フィルムを貼り合わせたものである。このフレキシブルプリント配線板21の一方の端部は液晶表示パネル2の後側ガラス基板に固着され、他方の端部は回路基板5に実装されたコネクタに挿入される。なお、接続部材として、フレキシブルプリント配線板以外にも、金属製からなるピン状の接続部材を用いることも可能である。
本発明における拡散板4の固定方法を、拡散板4を奥側に差し込む場合を想定して説明する。図5(a)から(c)に示すように、凸部41を差し込み部35に差し込みながら、拡散板4を撓ませて係止片43が係止部38に係止されるようにスライドさせる。拡散板4には、凸部41のほかに、ケース3に形成された係止部38に係止される係止片43が設けられている。係止部38は、断面が鉤形状となっており、この鉤形状に係止片43が係止されることにより、拡散板4がケース3に保持される。係止片43が鉤状に開いている方向は、拡散板4を移動させる方向と逆方向となる。このように構成することによって、拡散板4の凸部41が差し込み部35に差し込まれると共に、係止片43が係止部38に係止される。また、拡散板4の位置決め孔42がケース3の位置決め部36に圧入などの方法により位置決めされることによって、拡散板4が確実にケース3に固定される。
係止部38が鉤状であることによって、拡散板4は横方向のズレだけではなく前後方向にも固定されるため、より確実にケース3に固定することが可能となり、振動による異音やゴミの発生を抑えることが可能となる。
また、差し込み部35と係止部38とは、載置面32から同一の深さの箇所に形成されている。これは、拡散板4がホルダー3との平行状態を維持したまま保持されるためであり、また、拡散板4を撓ませてケース3に配置する際に、平行に戻ろうとする力によって、拡散板4を確実にケース3に固定することができる。
このように、本発明によれば、液晶表示パネル2と拡散板4とを支持するケース3と、液晶表示パネル2を背後から照明する光源6が実装された回路基板5と、を備えた液晶表示装置において、拡散板4は、ケース3に形成された係止部38に係止される係止片43を有し、ケース3は、拡散板4に形成された位置決め孔42に位置決めされる位置決め部36を有していることによって、拡散板4は横方向のズレだけではなく前後方向にも固定されるため、より確実にケース3に固定することが可能となり、振動による異音やゴミの発生を抑えることが可能となる。
また、係止部38は、拡散板4が係止される方向とは逆方向に開口している鉤状であることによって、拡散板4をスライドするだけで係止することができるので、容易に組み付けすることができる。
また、差し込み部35と係止部38とが、ほぼ同一の深さに形成されていることによって、拡散板4を撓ませながら係止することで、より確実に組み付けすることができる。なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能であり、例えば、光学シートは調光板,着色板であっても良い。
1 前面パネル
1a 窓部
2 液晶表示パネル
3 ケース
4 拡散板
5 拡散板(光学シート)
6 光源
21 フレキシブルプリント配線板(接続部材)
31 周壁
32 載置面
33 段差部
34 挿入孔
35 差し込み部
36 位置決め部
38 係止部
41 凸部
42 位置決め孔
43 係止片

Claims (7)

  1. 液晶表示パネルと光学シートとを支持するケースと、
    前記液晶表示パネルを背後から照明する光源が実装された回路基板と、を備えた液晶表示装置において、
    前記光学シートは、前記ケースに形成された係止部に係止される係止片を有し、
    前記ケースは、前記光学シートに形成された位置決め孔に位置決めされる位置決め部を有していることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記係止部は、前記光学シートが係止される差し込み方向とは逆方向に開口している鉤状であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記光学シートは、前記ケースに形成された差し込み部に差し込まれる凸部を有することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 透過性のシート材からなり、前記液晶表示パネルを視認可能な窓部を有する前面パネルを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 前記光学シートは、前記ケースに形成された差し込み部に差し込まれる凸部を有すると共に、前記差し込み部と前記係止部とは、前記前面パネルが載置される載置面から同一の深さに形成されていることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記液晶表示パネルと前記回路基板とを電気的に接続する接続部材を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  7. 前記位置決め部は、前記位置決め孔に圧入固定されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
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