JP2015160419A - 孔版印刷装置、孔版印刷方法及びプログラム - Google Patents

孔版印刷装置、孔版印刷方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】第一給紙トレイにセットされた用紙が無くなるまで、倍速モードによる印刷処理の実行が可能な孔版印刷装置を提供する。
【解決手段】用紙少量検知センサ17により第一給紙トレイ6の用紙残量が少量(所定量以下)であることを検知すると、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ26より縦搬送用紙先端検知センサ35に検知されるまで印刷用紙27を搬送し、縦搬送用紙先端検知センサ35に検知されると印刷用紙27を待機させる。そして、用紙有無検知センサ16により第一給紙トレイ6の用紙切れを検知すると、孔版印刷装置100は、第一給紙トレイ6から給紙された最終用紙(印刷用紙4)が円筒状版胴3に巻装された孔版原紙1に形成された製版画像の1面目に対応することを条件に、待機させておいた印刷用紙27を円筒状版胴3に巻装された孔版原紙1に形成された製版画像の2面目に合わせて搬送するよう制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、版胴が1回転する間に2枚の印刷物を出力すること、つまり倍速モードによる印刷処理が可能な孔版印刷装置、孔版印刷方法及びプログラムに関し、特に給紙トレイにセットされた用紙が無くなるまで倍速モードによる印刷処理を実行できる孔版印刷装置、孔版印刷方法及びプログラムに関する。
従来から、感熱デジタル式の孔版印刷装置が知られている。この孔版印刷装置では、先ず、熱可塑性樹脂フィルムと、和紙繊維、合成繊維等からなる多孔質支持体とを貼り合わせたラミネート構造の孔版原紙を用意する。次に、この孔版原紙をサーマルヘッドの発熱素子に接触させて加熱穿孔・製版して樹脂あるいは金属網体製のメッシュスクリーンを作成する。さらに、作成したメッシュクリーンを複数巻着した構成の回転可能な版胴に巻装し、版胴内部に設けられたインキ供給部材よりインキを供給する。その状態でプレスローラ等の押圧手段で版胴に巻装された孔版原紙に用紙を連続的に押し付け、孔版原紙の穿孔部分よりインキを滲み出させて印刷を行う。
また、孔版印刷装置には、孔版原紙に2面の製版画像を形成し、版胴の回転するタイミングに合わせて、2枚の印刷用紙を各製版画像に対応するように連続的に搬送し、版胴が1回転する間に2枚の印刷物を出力すること、つまり倍速モードによる印刷処理が可能なものが知られている(特許文献1)。
倍速モードによる印刷処理では、孔版原紙に製版画像を2面に並べて製版する。そのため、印刷可能な用紙サイズとして最大でA4サイズまでしか許容されないが、最高印刷速度は240枚/分(版胴の回転速度が120rpm)になる。一方、版胴が1回転する間に1枚の印刷物を出力する、通常モードによる印刷処理では、印刷が可能な用紙サイズとして最大でA3サイズまで許容されるが、最高印刷速度は120枚/分(版胴の回転速度が120rpm)となり、倍速モードによる印刷処理と比べると印刷速度が遅くなる(一定時間における印刷可能枚数が少なくなる)。
ところで、倍速モードによる印刷処理の製版工程では、1枚のA4サイズの画像をメモリから取り出して、製版画像の1面目及び2面目として並べて製版することが一般的であるが、文書等を印刷する際に、1ページ目のA4画像を製版画像の1面目として製版し、2ページ目のA4画像を製版画像の2面目として製版することも可能である。この場合、孔版印刷装置は、印刷した用紙をページ順に丁合いして排紙台に積載する。
この従来の孔版印刷装置では、版胴の回転に同期して回転する印圧カムを用いて、版胴が1回転すると、プレスローラが版胴の開口部の全域にわたって押圧するようにプレスローラの版胴に対する切離を制御している。また、この押圧は途中で解除することはできない。
そのため、孔版原紙に2面の製版画像が形成されている場合であって、かつ給紙トレイに印刷用紙が1枚しかセットされていない場合(孔版原紙に形成された製版画像の2面目に対応する印刷用紙を給紙することができない場合)には、プレスローラは、版胴に巻装された孔版原紙に接触することになり、その結果、孔版原紙表面に供給されたインキにより汚れるという問題があった。
そこで、上記問題を解消するため、孔版原紙に形成された製版画像の2面目に対応する印刷用紙が供給されていないことを検知すると、プレスローラによる押圧を緊急的に解除する緊急押圧解除手段を備えた孔版印刷装置が提案された(特許文献2)。
特許文献2に記載された孔版印刷装置では、孔版原紙に形成された製版画像の2面目に対応する印刷用紙が供給されていない場合、プレスローラの押圧を緊急的に解除するので、プレスローラが孔版原紙に接触して汚れるという問題は解消される。
しかしながら、特許文献2に記載された孔版印刷装置では、給紙トレイから搬送される最終用紙が孔版原紙に形成された製版画像の1面目に対応する場合(孔版原紙に形成された製版画像の2面目に対応する印刷用紙が供給されない場合)、他の給紙トレイに適合する用紙が収容されているか否かに関わらず、プレスローラの押圧を緊急的に解除し、印刷処理を一時的に中断する。そのため、仮に、他の給紙トレイに適合する用紙があったとしても、当該給紙トレイに製版画像の2枚目に対応する印刷用紙が供給されるまでは、倍速モードでの印刷は完了しない。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、倍速モードによる印刷処理において、給紙トレイにセットされた最後の印刷用紙が製版画像の1面目に対応する場合であっても、印刷処理を中断することなく倍速モードによる印刷処理を実行できるようにすることである。
本発明は、版胴を備え、倍速モードによる印刷処理が可能な孔版印刷装置であって、用紙をセットするための第1及び第2の給紙手段と、前記第1の給紙手段にセットされる用紙の所定量以下の残量を検知する用紙残量検知手段と、倍速モードにおいて、前記第1の給紙手段から搬送される最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目に対応して印刷されるか否かを判定する製版印刷面判定手段と、前記用紙残量検知手段が所定量以下の用紙の残量を検知したとき、前記第2の給紙手段にセットされた用紙を所定の待機位置まで搬送し、前記製版印刷面判定手段が、前記第1の給紙手段から搬送される最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目に対応して印刷されると判定したとき、前記所定の待機位置の用紙を、版胴1回転における製版画像の2面目に対応する印刷位置に搬送するよう制御する搬送制御手段と、を有する孔版印刷装置に関する。
本発明によれば、倍速モードによる印刷処理において、給紙トレイにセットされた最後の印刷用紙が製版画像の1面目に対応する場合であっても、印刷処理を中断することなく倍速モードによる印刷処理を実行することができる。
本発明の実施形態に係る孔版印刷装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る孔版印刷装置の給紙可否の判定処理に関するフロー図である。 本発明の実施形態に係る孔版印刷装置の給紙準備動作処理に関するフロー図である。 本発明の実施形態に係る孔版印刷装置の倍速モードにおける印刷処理に関する第二給紙トレイ搬送経路上に待機させておいた用紙の取り扱い手順を説明するフロー図である。 本発明の実施形態に係る孔版印刷装置の倍速モードにおける印刷処理を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、孔版印刷装置の概略構成を示す図である。
孔版印刷装置100は、図1に示すように、第一給紙部200、第二給紙部300、印刷部400、及び排紙部500から主に構成される。なお、画像読み取り部、及び製版部に関しては、説明を簡略にするため図示していない。
孔版印刷装置100の図示右部に配置されている第一給紙部200は、第一給紙トレイ6、ピックアップコロ7、給紙フィードコロ8、分離パッド9、下レジストレーションローラ(以下、レジストローラ)11、上レジストローラ12、固定上ガイド板13、固定下ガイド板14、用紙先端検知センサ15、用紙有無検知センサ16、用紙少量検知センサ17等を有している。
上面に印刷用紙4を積載する第一給紙トレイ6は、図示しない昇降手段により上下動可能に支持されており、第一給紙トレイ6の位置が最上段に位置すると、用紙少量検知センサ17により第一給紙トレイ6の用紙残量が少ないことが検知される。
また、第一給紙トレイ6には、第一給紙トレイ6上に積載された印刷用紙4の有/無(用紙切れ)を検知するための用紙有無検知センサ16が設けられている。
第一給紙トレイ6の上方には、印刷用紙4を搬送するためのピックアップコロ7及び給紙フィードコロ8、並びに印刷用紙4を1枚ずつに分離するための分離パッド9が配置されている。
分離パッド9の左方には下レジストローラ11及び上レジストローラ12が対向するように配置され、さらに、そのレジストローラ対11及び12の搬送経路前後には、印刷用紙4(及び、印刷用紙27)をガイド(案内)するための固定上ガイド板13及び固定下ガイド板14が所定の間隔を設けて平行に配置されている。
また、レジストローラ対11及び12の直前には、レジストローラ(11及び12)に印刷用紙4(又は、印刷用紙27)が到達したことを検知するための用紙先端検知センサ15が配置されている。
孔版印刷装置100の下部に配置されている第二給紙部300は、第二給紙トレイ26、ピックアップコロ28、給紙フィードコロ29、分離パッド30、第一搬送ローラ31及び32、第二搬送ローラ33及び34、縦搬送用紙先端検知センサ35、縦搬送ガイド板36等を有している。
また、第二給紙部300は、第一給紙部200の用紙切れに応じて印刷部400に補助的に搬送する用紙をセットするために設置されている。
第二給紙トレイ26は、第一給紙トレイ6と同様に、図示しない昇降手段により上下動可能に支持されており、その上面に印刷用紙27を積載する。
第二給紙トレイ26の上方には、印刷用紙27を搬送するためのピックアップコロ28及び給紙フィードコロ29、並びに印刷用紙27を1枚ずつに分離するための分離パッド30が配置されている。
分離パッド30の上方には、さらに、第一搬送ローラ31及び32、第二搬送ローラ33及び34、並びに分離パッド30から第一搬送ローラ31及び32に印刷用紙27をガイドする縦搬送ガイド板36が配置されている。
また、第一搬送ローラ対31及び32から第二搬送ローラ対33及び34までの搬送経路途中には、第二給紙トレイ26から搬送された印刷用紙27を検知するための縦搬送用紙先端検知センサ35が設置されている。
第一給紙部200の左方には、印刷部400が配置されている。印刷部400は、円筒状版胴3、押圧部材としてのプレスローラ5等を有している。
孔版原紙1が外周面に巻装される円筒状版胴3は、図示しない版胴駆動手段により回転駆動される。
インキ溜まり2は、円筒状版胴3の支軸(不図示)から滴下されるインキにより断面楔状に形成され、インキローラ19とドクターローラ20との間隙を通過する際に薄層化され、インキローラ19の外周面を介して円筒状版胴3の内周面に供給される。
プレスローラ5は、孔版原紙1を円筒状版胴3の外周面の凸部(孔版原紙1を原紙クランパ18によりクランプしたときに円筒状版胴3の外周面に形成される凸部)との衝突を回避するために、不図示のカム機構により上下方向に往復して搖動される。
プレスローラ5が上方向に揺動されると、印刷部400に搬送された印刷用紙4(又は、印刷用紙27)が円筒状版胴3の外周面に押圧される。
印刷部400の左方には、排紙部500が配置されている。排紙部500は、剥離爪10、エアー吸引ベルト式排紙搬送装置21により主に構成される。
剥離爪10は、その先端部が円筒状版胴3の外周面に近接する位置と離間する位置に搖動可能に設けられ、印刷用紙4(又は、印刷用紙27)を円筒状版胴3上の製版済みの孔版原紙1から剥離する。
エアー吸引ベルト式排紙搬送装置21は、2本のローラ22及び23と、ローラ22及び23に掛け渡された複数本の無端穴あきベルト24と、無端穴あきベルト24の穴から印刷用紙4の裏面を吸引するためのエアー吸引装置25とからなる。
エアー吸引ベルト式排紙搬送装置21は、印刷用紙4(又は、印刷用紙27)を不図示の排紙トレイに排紙する。
また、本実施形態に係る孔版印刷装置100は、1ドラム2面製版による両面印刷機能を有しており、その機能に関連する切替爪部材43及び両面印刷用反転トレイ部44は印刷部400の左下方に配置されている。
切替爪部材43は、両面印刷時の印刷後の用紙搬送経路を切り替えるための部材であり、(不図示の機構により)揺動可能になっている。
両面印刷用反転トレイ部44は、2本のローラ37及び38と、ローラ37及び38に掛け渡された複数本の無端穴あきベルト39と、無端穴あきベルト39の穴から印刷用紙4(又は、印刷用紙27)の裏面を吸引するためのエアー吸引装置40と、再給紙コロ41とからなる。
切替爪部材43は、印圧部において片面が印刷された印刷用紙4(又は、印刷用紙27)を両面印刷用反転トレイ部44に搬送方向を切り替える。
切替爪部材43により、搬送方向が両面印刷用反転トレイ部44に切り替えられると、無端穴あきベルト39は、印刷用紙4(又は、印刷用紙27)の先端がストッパ42により停止させられるまで、印刷用紙4(又は、印刷用紙27)を搬送する。
ストッパ42により停止させられた印刷用紙4(又は、印刷用紙27)は、もう片方の面を印刷する円筒状版胴3が回転するタイミングに合わせて、再給紙コロ41を不図示のソレノイドによりプレスローラ5に接触させることで、ガイド板45によりガイドされながらプレスローラ5の外周に沿って搬送される。
なお、図中には理解を補助するために印刷用紙4、及び/又は印刷用紙27の搬送経路に符号「A」〜「G」を付している。ここで、「A」は第一給紙トレイ6から搬送される用紙経路を示し、「B」は第二給紙トレイ26から搬送される用紙経路を示し、「C」はレジストローラ対11及び12から搬送される用紙経路を示し、「D」は両面印刷時に両面印刷用反転トレイ部44に搬送される用紙経路を示し、「E」は両面印刷用反転トレイ部44からプレスローラ5外周に沿って搬送される用紙経路を示し、「F」は排出トレイに排出される用紙経路を示す。
次に、孔版印刷装置100の倍速モードにおける印刷処理を説明する。
孔版印刷装置100は、第一給紙部200において、第一給紙トレイ6にセットされた印刷用紙4を、ピックアップコロ7と給紙フィードコロ8を回転駆動することにより搬送し、さらに分離パッド9により重送しないように1枚ずつに分離する。
ここで、孔版印刷装置100は、円筒状版胴3に巻装された孔版原紙1に形成された製版画像の1面目に対応する印刷用紙4を分離パッド9により分離すると、ピックアップコロ7を回転駆動して、円筒状版胴3に巻装された孔版原紙1に形成された製版画像の2面目に対応する印刷用紙4の搬送を開始する。
そして、分離パッド9により分離された印刷用紙4がレジストローラ対11及び12の直前に設置された用紙先端検知センサ15により検知されると、孔版印刷装置100は、円筒状版胴3が回転するタイミングに合わせて(円筒状版胴3に巻装された孔版原紙1に形成された製版画像の1面又は2面に合わせて)印刷用紙4が搬送されるように、下レジストローラ11の回転駆動タイミングを制御する。
なお、上レジストローラ12は、下レジストローラ11を回転駆動すると、下レジストローラ11に押し付けられながら従動回転する。
レジストローラ対11及び12を回転駆動することにより搬送された印刷用紙4は、固定上ガイド板13と固定下ガイド板14により、印刷部400にガイドされる。印刷用紙4が印刷部400にガイドされると、プレスローラ5は、印刷用紙4を円筒状版胴3の外周面に押圧することにより、円筒状版胴3の内部から孔版原子1の穿孔部を通過させたインキを印刷用紙4に転移させて印刷画像を形成させる。
なお、印刷画像を形成させる前に(インキを供給する前に)、スキャナで読み取られた画像情報に従って(不図示の)製版装置のサーマルヘッドにより穿孔製版された孔版原紙1を、円筒状版胴3の外周面の一部に設けられた原紙クランパ18によりクランプした上で、円筒状版胴3の外周面に巻装しておく。
印刷画像が形成されると、印刷用紙4は、剥離爪10により円筒状版胴3から剥離され、エアー吸引ベルト式排紙搬送装置21により図示しない排紙台に搬送される。
孔版印刷装置100は、以上に示した倍速モードにおける印刷処理を、ユーザにより指定された印刷部数が完了するまで、繰り返し実行する。
印刷処理が継続して実行されることに伴い、第一給紙トレイ6の印刷用紙4が消費される。用紙少量検知センサ17により第一給紙トレイ6の用紙残量が少量(予め定めた所定量以下)であることが検知されると、孔版印刷装置100は、所定の条件下で、第二給紙トレイ26にセットされている印刷用紙27の給紙準備動作に移行する。(なお、給紙準備動作に移行する条件は、図2を用いて後述する。)
具体的には、用紙少量検知センサ17により第一給紙トレイ6の用紙残量が少量であることを検知すると、孔版印刷装置100は、先ず、第二給紙部300において、第二給紙トレイ26にセットされた印刷用紙27を、ピックアップコロ28と給紙フィードコロ29を回転駆動することにより搬送し、分離パッド30により重送しないように1枚に分離する。
分離パッド30により印刷用紙27を1枚に分離すると、孔版印刷装置100は、次に、印刷用紙27を縦搬送ガイド板36により第一搬送ローラ対31及び32にガイドし、さらに印刷用紙27の先端が縦搬送用紙先端検知センサ35により検知されるまで第一搬送ローラ対31及び32を回転駆動させる。
印刷用紙27の先端を縦搬送用紙先端検知センサ35により検知すると、孔版印刷装置100は、第一搬送ローラ対31及び32を停止させ、印刷用紙27を搬送経路上に待機させる。
そして、用紙有無検知センサ16により第一給紙トレイ6の用紙切れを検知すると、孔版印刷装置100は、第一給紙トレイ6から搬送された最終用紙(印刷用紙4)が、円筒状版胴3に巻装された孔版原紙1に形成された製版画像の1面目に対応することを条件に、待機させておいた印刷用紙27を、円筒状版胴3に巻装された孔版原紙1に形成された製版画像の2面目に合わせて、第二搬送ローラ33及び34、並びにレジストローラ対11及び12を回転駆動させることにより搬送する。
なお、印刷用紙27がレジストローラ対11及び12に搬送された後の孔版印刷装置100における処理は、第一給紙トレイ6から搬送される印刷用紙4に対する処理と同様の処理となる。
次に、図2から図4を用いて、倍速モードにおける印刷処理に関連する第二給紙トレイ26からの給紙動作と、給紙された印刷用紙27の取り扱いに関して、フロー図を用いて説明する。
図2は、倍速モードが設定されたときの第二給紙トレイ26からの給紙可否に関する判定処理を示すフロー図である。
ユーザにより倍速モードが設定されると(S101 Yes)、孔版印刷装置100は図2に示される判定処理を開始する。
倍速モードが設定された状態(S101 Yes)で、第一給紙トレイ6内の用紙残量が、(第一給紙トレイ6の位置が最上段に位置(到達)することで)用紙少量検知センサ17により「少量」と検知されると(S102 Yes)、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ26内にセットされている用紙のサイズから第二給紙トレイ26からの給紙が可能であるか否かを判定する(S103)。
具体的には、孔版印刷装置100は、ステップS103において、倍速モードにおける印刷処理時に設定されている用紙サイズ(第1給紙トレイ6から搬送されている用紙サイズ)と第二給紙トレイ26にセットされている用紙サイズを比較し、第二給紙トレイ26にセットされている用紙サイズが、倍速モードにおける印刷処理時に設定されている用紙サイズと同等、又はそれよりも大きい場合であって、かつ、倍速モードにおける印刷処理に使用可能な最大サイズを超えない場合に、第二給紙トレイ26からの給紙が可能であると判定する(S103 Yes)。
逆に、第二給紙トレイ26にセットされている用紙サイズが、倍速モードにおける印刷処理時に設定されている用紙サイズよりも小さい場合には、第二給紙トレイ26より用紙を搬送してもプレスローラ等の押圧手段が押圧時にインキ等で汚れる。したがって、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ26からの給紙ができないと判定する。また、第二給紙トレイ26にセットされている用紙サイズが倍速モードによる印刷処理に使用可能な最大サイズを超える場合は、孔版印刷装置100は、同様に第二給紙トレイ26からの給紙ができないと判定する(S103 No)。
なお、倍速モードが設定されていない場合(S101 No)、また、倍速モードが設定されていても(S101 Yes)、第一給紙トレイ6内の用紙残量が「少量」であると検知されていない場合(S102 No)には、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ26からの給紙可否に関する判定(S103)を保留する。
孔版印刷装置100は、ステップS103において、第二給紙トレイ26からの給紙が可能であると判定すると(S103 Yes)、第二給紙トレイ26からの給紙準備の要否を示す第二給紙トレイ給紙準備フラグをセットする(S104)。(なお、給紙準備に関する動作の詳細は、図3を用いて後述する。)
また、孔版印刷装置100は、ステップS103において、第二給紙トレイ26からの給紙ができないと判定すると(S103 No)、倍速モードの設定を解除し(S105)、通常モードによる印刷処理に切り替える。
図3は、第二給紙トレイ26からの給紙準備動作処理の手順を説明するフロー図であり、第二給紙トレイ給紙準備フラグがセットされると(図2 S104(図3 S201))、孔版印刷装置100は図3に示される準備動作処理を開始する。
第二給紙トレイ給紙準備フラグがセットされると(S201 Yes)、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ26から給紙される印刷用紙27の先端が縦搬送用紙先端検知センサ35により検知されるまで(S203)、第一搬送ローラ対31及び32を回転駆動させ、(孔版印刷装置100の内部に実装される搬送制御手段により)第二給紙トレイ26にセットされた印刷用紙27を搬送するよう制御する(給紙準備動作を実行する)(S202)。
なお、第二給紙トレイ給紙準備フラグがセットされていない場合には(S201 No)、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ26からの給紙準備動作を行うことなく、処理を終了する。
縦搬送用紙先端検知センサ35により、第二給紙トレイ26から給紙される用紙の先端が検知されると(S203 Yes)、孔版印刷装置100は、第一搬送ローラ対31及び32の給紙搬送動作を停止させ(S204)、第二給紙トレイ26から給紙される用紙を搬送経路上に待機させる。
即ち、第二給紙トレイ26から搬送した用紙を搬送経路上の所定の位置に待機させておくことで、既存の孔版印刷機装置において給紙トレイ(第一給紙トレイ6)の用紙切れを検知してからでも、第二給紙トレイ26からの給紙を版胴1回転における製版画像の2面目に間に合わせて搬送することができる。
また、本実施形態において、第二給紙トレイ26から印刷用紙27の搬送を開始し、印刷用紙27を搬送経路上に待機させるまでを、給紙準備動作とする。
なお、第二給紙トレイ26から給紙される用紙を搬送経路上に待機させる理由は、図1に示すように第二給紙トレイ26の搬送経路が第一給紙トレイ6の搬送経路に比べて長いからである。即ち、第二給紙トレイ26より印刷用紙27を給紙するトリガとして、第一給紙トレイ6の用紙切れの検知を設定したのでは、第二給紙トレイ26からの給紙を版胴1回転における製版画像の2面目の印刷に間に合わせることができないという問題が生じるためである。
孔版印刷装置100は、第一搬送ローラ対31及び32の給紙準備動作を停止させると(S204)、セットされていた第二給紙トレイ給紙準備フラグ(図1 S104)をクリアし(S205)、第二給紙トレイ26からの印刷用紙27が搬送経路上に待機状態にあるか否かを示す第二給紙トレイ給紙動作フラグをセットする(S206)。
図4は、倍速モードにおける印刷処理に関連する第二給紙トレイ搬送経路上に待機させておいた用紙の取り扱い処理の手順を説明するフロー図であり、第二給紙トレイ給紙動作フラグがセットされると(図3 S206(図4 S301))、孔版印刷装置100は図4に示される取り扱い処理を開始する。
ここで、第二給紙トレイ搬送経路上で待機させておいた用紙は、第一給紙トレイ6から搬送される最終用紙と版胴(1回転における製版画像の1面目/2面目)との関係により異なる取り扱いが必要なので、図4に示される処理手順を説明する前に、その点について、簡単に触れておく。(なお、詳細は図5を用いて後述する。)
倍速モードにおいては、第二給紙トレイ搬送経路上で待機させておいた用紙の取り扱いに関して、第一給紙トレイ6から搬送された最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目にあたる場合と第一給紙トレイ6から搬送された最終用紙が版胴1回転における製版画像の2面目にあたる場合の2つのケース(ケース1及び2)を想定(考慮)しておく必要がある。
ケース1では、第一給紙トレイ6から搬送された最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目にあたる場合で、第二給紙トレイ搬送経路上に待機させておいた用紙は、用紙有無検知センサ16により第一給紙トレイの用紙切れが検知されると、孔版印刷装置100により版胴1回転における製版画像の2面目に合わせて搬送される。
ケース2では、第一給紙トレイ6から搬送された最終用紙が版胴1回転における製版画像の2面目にあたる場合で、第二給紙トレイ搬送経路上に待機させておいた用紙は、孔版印刷装置100により印刷完了時に使用されることなく排出される。また、この場合、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ搬送経路上に待機させておいた用紙を排出することなく、次回の印刷時に使用してもよい。
以下、倍速モードにおける印刷処理に関連する第二給紙トレイ搬送経路上に待機させておいた用紙の取り扱い処理を、図4を参照して説明する。
第二給紙トレイ給紙動作フラグがセットされると(S301)、孔版印刷装置100は、印刷処理が継続されるか否かを判定し(S302)、印刷処理が継続される場合(S302 Yes)には、第一給紙トレイ6内の用紙切れの有無を確認する(S303)。
他方、印刷処理が継続されない場合には(S302 No)、印刷処理の完了後に第二給紙トレイ搬送経路上に待機させておいた用紙を排出(S314)、又は次回の印刷時まで保持する(S313 「保持」)。なお、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ搬送経路上に待機させておいた印刷用紙27を排出すると(S314)、第二給紙トレイ給紙動作フラグをクリアする(S312)。
孔版印刷装置100は、ステップS303において、第一給紙トレイ6が用紙切れでないことを検知すると(S303 No)、ステップS302に戻り、印刷処理が継続されるか否かを再び判定する(S302)。
このように、印刷処理が継続される場合であって(S302 Yes)、かつ第一給紙トレイ6内が用紙切れでないことを検知した場合には(S303 No)、孔版印刷装置100は、印刷処理の継続可否(S302)と第一給紙トレイ6内の用紙の有無(S303)を継続して交互に繰り返し確認する。
ステップS303において、第一給紙トレイ6内が用紙切れであることを検知すると(S303 Yes)、孔版印刷装置100は、第一給紙トレイ6から搬送される最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目、又は2面目のどちらにあたるかを判定する(S304)。
なお、判定するにあたり、孔版印刷装置100は、用紙有無検知センサ16により用紙切れを検知したタイミングと、円筒状版胴3の回転角度より、第一給紙トレイ6から搬送される最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目、又は2面目のどちらに対応して印刷されるか(製版画像の1面目に対応して印刷されるか否か)を判定する判定手段を有している。
判定の結果、第一給紙トレイ6から搬送される最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目にあたると判定された場合(S304 「版胴 1面目」)、孔版印刷装置100は、版胴1回転における製版画像の2面目を印刷するタイミングに合うように(S305)、第二給紙トレイ搬送経路上に待機させていた用紙を搬送するよう制御する(S306)。第二給紙トレイ搬送経路上に待機させていた用紙を版胴1回転における製版画像の2面目に合うように搬送するよう制御すると(S306)、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ給紙動作フラグをクリアする(S307)。
孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ給紙動作フラグをクリアすると(S307)、印刷処理が継続されるか否かを判定する(S308)。そして、印刷処理が継続されると判定した場合(S308 Yes)、孔版印刷装置100は、倍速モードの設定を解除し(S309)、ユーザによる印刷命令に従って、通常モードにて印刷処理を継続する。一方、印刷処理が継続されないと判定した場合(S308 No)、孔版印刷装置100は、印刷処理を終了する。
また、ステップS304において、第一給紙トレイ6から搬送される最終用紙が版胴1回転における製版画像の2面目にあたると判定された場合(S304 「版胴 2面目」)、孔版印刷装置100は、印刷処理が継続されるか否かを判定する(S310)。そして、印刷処理が継続されると判定した場合(S310 Yes)、孔版印刷装置100は、倍速モードの設定を解除し(S311)、第二給紙トレイ給紙動作フラグをクリアする(S312)。
ステップS310で印刷処理が継続されないと判定した場合(S310 No)、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ搬送経路上に待機させていた用紙を排出するか、又は第二給紙トレイ搬送経路上に待機させた状態で保持するか判定する(S313)。第二給紙トレイ搬送経路上に待機させていた用紙を排出する場合(S313 「排出」)、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ搬送経路上に待機させていた用紙を排出(S314)した後に、第二給紙トレイ給紙動作フラグをクリアする(S312)。
一方、用紙を第二給紙トレイ搬送経路上に待機させた状態で保持する場合、孔版印刷装置100は、その用紙を保持した状態(S313 「保持」)で、印刷処理を終了する。
第二給紙トレイ搬送経路上に待機させた用紙が保持されている場合(S313 「保持」)、その用紙が次回の倍速モードにおける印刷処理時に、版胴1回転における製版画像の2面目として使用可能であれば、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ搬送経路上に保持されている用紙を搬送する。一方、その用紙が(異なる用紙サイズが選択された場合等)版胴1回転における製版画像の2面目として使用することができなければ、第二給紙トレイ搬送経路上に保持されている用紙を排出、又は継続して保持する。
用紙を継続して保持する場合、次の印刷時までに印刷サイズが変わることが有り得る。そのため、その用紙サイズが印刷サイズに適合するか否か再度判定する必要がある。具体的には、先ず、図2のステップS103における判定の結果から、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ搬送経路上に保持されている用紙が倍速モードにおける印刷処理時に設定されている用紙サイズよりも大きいか否かを判定する。そして、倍速モードにおける印刷処理時に設定されている用紙サイズよりも大きい(第二給紙トレイ26からの給紙が可能である)と判定すると(S103 Yes)、孔版印刷装置100は、図4のステップS302より処理を続行する。
また、ステップS103において、第二給紙トレイ搬送経路上に保持されている用紙が倍速モードにおける印刷処理時に設定されている用紙サイズよりも小さい(第二給紙トレイ26からの給紙ができない)と判定すると(S103 No)、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ搬送経路上に保持されている用紙を排出する。なお、この場合、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ搬送経路上に保持されている用紙を排出せずに、保持状態を継続してもよい。
なお、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ搬送経路上に待機させた用紙(又は、待機状態で保持された用紙)を印刷に使用するか否かを判定する判定手段を有していてもよい。判定手段は、印刷処理が中断、又は終了した場合以外にも、待機状態で保持されている用紙が倍速モードにおける印刷処理時に設定されている用紙サイズよりも小さい場合等に、待機状態で保持されている用紙を不要と判定する。判定手段により不要と判定されると、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ搬送経路上に待機させた用紙(又は、待機状態で保持された用紙)を排出するか、又は第二給紙トレイ搬送経路上に待機させた状態で保持する。
図5(図5(A)〜(D))に、孔版印刷装置100の倍速モードにおける印刷処理(及び、第二給紙トレイ搬送経路上で待機させておいた用紙に関する取り扱い)を示す。
各図5(A)〜(D)に関して、上欄は第一給紙トレイ6、下欄は第二給紙トレイ26を示し、また第一給紙トレイ6内にセットされた印刷用紙4、及び第二給紙トレイ26内にセットされた印刷用紙27に付された番号1又は2は、版胴1回転における製版画像の1面目、又は2面目により印刷されることを示している。また、第二給紙トレイ26内の破線により示される印刷用紙27は、第二給紙トレイより給紙され、第二給紙トレイ搬送経路上に待機させる用紙を示している。
図5(A)は第一給紙トレイ6から搬送された最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目にあたる場合(第二給紙トレイ搬送経路上に待機させておいた用紙を版胴1回転における製版画像の2面目として搬送する場合)(図4 S304 「版胴1面目」)であって、かつ印刷処理が継続される場合(図4 S308 Yes)を示している。
図5(A)に示すように、第一給紙トレイ6が用紙切れになると(第一給紙トレイ6の用紙切れを用紙有無検知センサ16により検知すると(図4 S303 Yes))、孔版印刷装置100は、版胴1回転における製版画像の2面目に合わせて(図4 S305)第二給紙トレイ搬送経路上で待機させておいた用紙を搬送し(図4 S306)、倍速モードの設定を解除した上で(通常モードによる印刷処理に切り替えた上で)(図4 S309)印刷処理を継続する。
なお、倍速モードの設定を解除した後に継続される印刷処理では、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ26より用紙を搬送する。
図5(B)は第一給紙トレイ6から搬送された最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目にあたる場合(第二給紙トレイ搬送経路上に待機させておいた用紙を版胴1回転における製版画像の2面目として搬送する場合)(図4 S304 「版胴1面目」)であって、かつ第二給紙トレイ搬送経路上に待機させておいた用紙の印刷により印刷処理が終了される場合(図4 S308 No)を示している。
図5(B)に示すように、第一給紙トレイ6が用紙切れになると(第一給紙トレイ6の用紙切れを用紙有無検知センサ16により検知すると(図4 S303 Yes))、孔版印刷装置100は、版胴1回転における製版画像の2面目に合わせて(図4 S305)第二給紙トレイ搬送経路上で待機させておいた用紙を搬送し(図4 S306)、印刷処理を終了する(図4 S308 No)。
図5(C)は第一給紙トレイ6から搬送された最終用紙が版胴1回転における製版画像の2面目にあたる場合(図4 S304 「版胴2面目」)であって、かつ印刷処理が継続される場合(図4 S310 Yes)を示している。
図5(C)に示すように、版胴1回転における製版画像の2面目として第一給紙トレイ6から最終用紙が給紙されると(図4 S304 「版胴2面目」)、第一給紙トレイは用紙切れ(図4 S303 Yes)になることから、孔版印刷装置100は、倍速モードの設定を解除し(図4 S311)、第二給紙トレイ26より用紙を搬送した上で印刷処理を継続する。
図5(D)は第一給紙トレイ6から搬送された最終用紙が版胴1回転における製版画像の2面目にあたる場合(図4 S304 「版胴2面目」)であって、かつ第一給紙トレイ6から搬送された最終用紙の印刷により印刷処理が終了される場合(図4 S310 No)を示している。
図5(D)に示すように、版胴1回転における製版画像の2面目として第一給紙トレイ6から最終用紙が搬送されると(図4 S304 「版胴2面目」)、孔版印刷装置100は、印刷処理を終了する(図4 S310 No)。この場合、孔版印刷装置100は、第二給紙トレイ搬送経路上で待機させておいた用紙を排出(図4 S314)、又は第二給紙トレイ搬送経路上に待機させた状態で保持する(図4 S313 「保持」)。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る孔版印刷装置によれば、第一給紙トレイ6にセットされた用紙が無くなるまで(第一給紙トレイ6にセットされた最後の1枚まで)、倍速モードによる印刷処理を実行することができる。
即ち、孔版印刷装置100は、第一給紙トレイ6から搬送された最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目の印刷にあたる場合であっても、適合したサイズの印刷用紙27を第二給紙トレイ26から予備的に搬送させ、搬送経路上に待機させておくことで、版胴1回転における製版画像の2面目の印刷に間に合わせて搬送することができる。
これにより、プレスローラ5が孔版原紙1に接触し、孔版原紙表面に供給されたインキにより汚れるという問題も解消される。
また、孔版印刷装置100は、ユーザにより命令された部数の印刷が完了する前に、第一給紙トレイ6が用紙切れになった場合であっても、第二給紙トレイ26より印刷用紙27を搬送することで、ユーザの操作を介在させることなく印刷処理を継続させることができる。
1…孔版原紙、3…円筒状版胴、5…プレスローラ、6…第一給紙トレイ、11…下レジストローラ、12…上レジストローラ、16…用紙有無検知センサ、17…用紙少量検知センサ、26…第二給紙トレイ、35…縦搬送用紙先端検知センサ、100…孔版印刷装置、200…第一給紙部、300…第二給紙部、400…印刷部、500…排紙部。
特許公開2002−192825号公報 特許公開2003−237030号公報

Claims (8)

  1. 版胴を備え、倍速モードによる印刷処理が可能な孔版印刷装置であって、
    用紙をセットするための第1及び第2の給紙手段と、
    前記第1の給紙手段にセットされる用紙の所定量以下の残量を検知する用紙残量検知手段と、
    倍速モードにおいて、前記第1の給紙手段から搬送される最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目に対応して印刷されるか否かを判定する製版印刷面判定手段と、
    前記用紙残量検知手段が所定量以下の用紙の残量を検知したとき、前記第2の給紙手段にセットされた用紙を所定の待機位置まで搬送し、前記製版印刷面判定手段が、前記第1の給紙手段から搬送される最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目に対応して印刷されると判定したとき、前記所定の待機位置の用紙を、版胴1回転における製版画像の2面目に対応する印刷位置に搬送するよう制御する搬送制御手段と、
    を有する孔版印刷装置。
  2. 請求項1に記載された孔版印刷装置において、
    前記搬送制御手段は、印刷処理が中断、又は終了することを条件に、前記所定の待機位置にある用紙を、排出するよう制御する孔版印刷装置。
  3. 請求項2に記載された孔版印刷装置において、
    前記搬送制御手段は、前記所定の待機位置で待機状態にある用紙を、次回の印刷処理時であって、かつ前記製版印刷面判定手段により、前記第1の給紙手段から搬送される最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目に対応して印刷されると判定したとき、版胴1回転における製版画像の2面目に対応する印刷装置に搬送するよう制御する孔版印刷装置。
  4. 請求項2に記載された孔版印刷装置において、
    前記所定の待機位置で待機させた用紙の印刷要否を判定する用紙要否判定手段を有し、
    前記搬送制御手段は、前記所定の待機位置で待機状態にある用紙を、次回の印刷処理時であって、かつ前記用紙要否判定手段により不要と判定したとき、排出するよう制御する孔版印刷装置。
  5. 請求項1または3に記載された孔版印刷装置において、
    前記搬送制御手段は、設定された印刷部数の印刷完了前に、前記第1の給紙手段が用紙切れになったとき、前記第2の給紙手段から用紙を印刷位置に搬送するよう制御する孔版印刷装置。
  6. 請求項1に記載された孔版印刷装置において、
    前記搬送制御手段は、前記第2の給紙手段にセットされた用紙サイズが、倍速モードによる印刷処理時に前記第1の給紙手段から搬送される用紙サイズと同等、又はそれより大きい場合であって、かつ倍速モードにおける印刷処理に使用可能な最大サイズを超えない場合に、前記第2の給紙手段にセットされた用紙を前記所定の待機位置まで搬送するよう制御する孔版印刷装置。
  7. 版胴と、用紙をセットするための第1及び第2の給紙手段と、を有する、倍速モードによる印刷処理が可能な孔版印刷装置における孔版印刷方法であって、
    前記第1の給紙手段にセットされる用紙の所定量以下の残量を検知する用紙残量検知工程と、
    前記用紙残量検知工程において所定量以下の用紙残量を検知したとき、前記第2の給紙手段にセットされた用紙を所定の待機位置まで搬送するよう制御する第1の搬送制御工程と、
    倍速モードにおいて前記第1の給紙手段から搬送される最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目に対応して印刷されるか否かを判定する製版印刷面判定工程と、
    前記製版印刷面判定工程において前記第1の給紙手段から搬送される最終用紙が版胴1回転における製版画像の1面目に対応して印刷されると判定したとき、前記所定の待機位置の用紙を、版胴1回転における製版画像の2面目に対応する印刷位置に搬送するよう制御する第2の搬送制御工程と、
    を有する孔版印刷方法。
  8. 孔版印刷装置のコンピュータに、請求項7に記載された孔版印刷方法の用紙残量検知工程、製版印刷面判定工程、並びに第1及び第2の搬送制御工程を実行させるためのプログラム。
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