JP2015160289A - パイプカッタ - Google Patents

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昭司 岡田
Shoji Okada
昭司 岡田
政則 塚本
Masanori Tsukamoto
政則 塚本
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Kyokuto Kogyo KK
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TSUKAMOTO KUCHO SETSUBI KK
Kyokuto Kogyo KK
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Abstract

【課題】軟質層と硬質層とが混在するとともに硬質層が軟質層よりも内側に形成されたパイプを切断するためのパイプカッタにおいて、硬質層を切断する際にパイプに割れやクラック等が発生することを防止ないし抑制すること。
【解決手段】軟質層と硬質層とが混在するとともに硬質層が軟質層よりも内側に形成されたパイプを切断するためのパイプカッタ10であって、本体部20と、本体部20に設けられ、パイプを切断するときにパイプの外周面に当接されるローラ26と、パイプの外周面に当接されてパイプを切断する円盤状の切断刃12と、切断刃12を回転可能に支持し、パイプを切断するときにパイプの径方向に沿って本体部20に対して相対移動可能に設けられた軸状の軸部13と、軸部13が所定の距離を移動する毎に効果音を発生する効果音発生部30と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、軟質層と硬質層とが混在するとともに硬質層が軟質層よりも内側に形成されたパイプを切断するためのパイプカッタに関する。
従来、本体部に設けられたローラと、本体部に対して回転可能に支持された円盤状をなす切断刃と、を備え、金属製や樹脂製のパイプを切断するためのパイプカッタが知られている。この種のパイプカッタは、ローラおよび切断刃を切断対象となるパイプの外周面に当接させ、このパイプカッタをパイプの中心軸周りに回転させることで上記切断刃によって当該パイプを切断することができる。この種のパイプカッタが、例えば特許文献1に開示されている。
特開2007−98545号公報
ところで、上記特許文献1に開示されるようなパイプカッタは、通常、単一の層からなるパイプを切断するために用いられる。これに対し、空調設備等の配管として用いられるパイプは、例えば軟質層と硬質層とが混在するとともに硬質層が軟質層よりも内側に形成されたパイプが用いられることが多い。このようなパイプを切断する場合、軟質層を切断した後に切断刃を硬質層に切り込ませることになる。
しかしながら、切断刃を軟質層と同じような切り込み速度で硬質層に切り込ませると、例えば低温環境下においては、硬質層がさらに硬化することで、硬質層を切断する際にパイプに割れやクラック等が発生することがあった。また、切断刃が硬質層に到達した時点で切断刃の切り込み速度を変更しようとしても、硬質層の外側には軟質層が形成されているため、パイプに切り込ませた切断刃が硬質層に到達したのか否かを外部から視認によって判別することは困難であった。
本明細書で開示される技術は、上記の課題に鑑みて創作されたものであって、軟質層と硬質層とが混在するとともに硬質層が軟質層よりも内側に形成されたパイプを切断するためのパイプカッタにおいて、硬質層を切断する際にパイプに割れやクラック等が発生することを防止ないし抑制することを目的とする。
本明細書で開示される技術は、軟質層と硬質層とが混在するとともに前記硬質層が前記軟質層よりも内側に形成されたパイプを切断するためのパイプカッタであって、本体部と、前記本体部に設けられ、前記パイプを切断するときに該パイプの外周面に当接されるローラと、前記パイプの外周面に当接されて該パイプを切断する円盤状の切断刃と、前記切断刃を回転可能に支持し、前記パイプを切断するときに該パイプの径方向に沿って前記本体部に対して相対移動可能に設けられた軸状の軸部と、前記軸部が所定の距離を移動する毎に効果音を発生する効果音発生部と、を備えるパイプカッタに関する。
上記のパイプカッタでは、ローラをパイプの外周面に当接させるとともに切断刃をパイプの外周面に当接させた状態で、当該パイプカッタをパイプの軸周り方向に回転させながら軸部をパイプの径方向に沿って本体部に対して相対移動させることで、切断刃をパイプの外周面側から内周面側へと切り込ませることができる。このとき、効果音発生部によって軸部が所定の距離を移動する毎に効果音が発生する。即ち、切断刃をパイプの径方向に沿ってパイプの外周面側から内周面側へ所定の距離切り込ませる毎に効果音が発生する。このため作業者は、パイプの切断を開始してから発生する効果音の回数によって、パイプへの切断刃の切り込み深さを管理することができる。
従って、軟質層と硬質層とが混在するとともに硬質層が軟質層よりも内側に形成されたパイプを切断する際に、そのパイプの軟質層の厚みが予めわかっていれば、作業者は、軟質層の切断を開始してから効果音が何回発生すれば切断刃が硬質層に到達するのかを知ることができる。このため、切断刃が硬質層に到達した時点で切断刃の切り込み速度を遅くすることで、硬質層を軟質層よりも慎重に切断することができ、パイプに割れやクラック等が発生することを防止ないし抑制することができる。このように、軟質層と硬質層とが混在するとともに硬質層が軟質層よりも内側に形成されたパイプを切断するための上記のパイプカッタでは、パイプへの切断刃の切り込み深さを管理することができ、硬質層を切断する際にパイプに割れやクラック等が発生することを防止ないし抑制することができる。
上記のパイプカッタにおいて、前記軸部は、該軸部の軸線方向に沿って配された軸状ネジに螺合されるとともに該軸状ネジをその軸周りに回転させることで移動するものとされ、前記効果音発生部は、前記軸状ネジの軸周りに円板状に張り出す形で配されるとともにその端面に複数の溝が等間隔で設けられた回転板と、一端部が前記本体部に片持ち状に固定されるとともに他端部が弾性変形可能な形で前記溝に入り込む板ばねと、を有してもよい。
この構成によると、軸部が所定の距離を移動すると、回転板が軸状ネジの軸周りに所定の角度だけ回転する。また、回転板が回転することによって板ばねの他端部が回転板に等間隔で設けられた複数の溝に順に入り込み、当該他端部が溝に入り込む毎に当該他端部が溝に衝突して効果音が発生する。従って、切断刃がパイプをその外周面側から内周面側へ所定の距離切り込む毎に回転板が所定の角度だけ回転し、効果音が発生する。このように、効果音発生部について具体的な構成を提供することができる。
上記のパイプカッタにおいて、前記切断刃は、前記軸部に対して回転可能に支持された支持部と、該支持部から外側に一定の厚みをなして延びる切断部と、当該切断刃の刃先をなし、その断面が二等辺三角形状とされた刃先部と、を有し、前記切断部の厚みが1.0mmから1.2mmの範囲内とされるとともに、前記刃先部の先端の角度が20°から30°の範囲内の角度とされていてもよい。
パイプカッタでは、その切断刃の厚みが大き過ぎると、パイプの柔らかな層を切断する際に切断刃と層との接触面積が大きくなるため、切断刃に追従して変形する切断面の変形量が大きく、切断面を真円状に保持しながらパイプを切断することが難しい。また、切断刃の刃先の形状や角度によってはパイプの柔らかな層に切り込むことができない。一方、切断刃の厚みや刃先の角度が小さ過ぎると、パイプの硬い層を切断する際に切断刃がもたず、刃こぼれ等が発生することがある。上記の構成によると、刃先部の断面形状が二等辺三角形状とされるとともに刃先部の先端の角度が20°から30°の範囲内の角度とされていることで、パイプの柔らかな層に切断刃を切り込ませることができる。また、切断部の厚みが1.2mm以下とされていることで、柔らかな層を切断する際に切断刃に追従して変形する切断面の変形量を抑制することができる。さらに、切断部の厚みが1.0mm以上とされ、刃先部の先端の角度が20°から30°の範囲内の角度とされていることで、パイプの硬い層を切断する際に刃こぼれ等が発生することを防止ないし抑制することができる。
このように上記の構成では、切断刃における切断部の厚みや刃先部の形状、角度が、軟質層と硬質層とが混在するパイプを切断するために最適な構成、および値とされている。このため、軟質層と硬質層とが混在するパイプを、少ない変形量で切断することができ、その結果、円形の切断面を保持した状態で良好に切断することができる。なお、本明細書でいう軟質層と硬質層とが混在するパイプとは、軟質層と硬質層との両者のみによって構成されるパイプをいうものとする。また、刃先部の先端の角度について、下限の20°、上限の30°にはそれぞれ公差(下記参照)の範囲を含むものである。
上記のパイプカッタにおいて、前記切断刃は、前記刃先部の先端の角度が30°の公差内の角度とされていてもよい。なお、本明細書でいう公差内の角度とは、例えば刃先部の先端を研磨によって角度調整した場合の一般公差をいい、具体的には±20分以内の範囲のことをいう。
刃先部の先端の角度が30°の公差内の角度とされていると、刃先部の先端が耐久性に優れたものとなるため、パイプの硬い層を切断する際に刃こぼれ等が発生することを効果的に防止することができる。上記の構成によると、刃先部の先端の角度について、パイプの柔らかな層に切断刃を切り込ませることを可能としながら、パイプの硬い層を切断する際の耐久性に優れた角度を提供することができる。
上記のパイプカッタにおいて、前記切断刃は、前記刃先部の先端の角度が22.6°の公差内の角度とされていてもよい。
刃先部の先端の角度が22.6°の公差内の角度とされていると、パイプの柔らかな層に刃先部を極めて良好に切り込ませることができ、かつ、パイプの硬い層を切断する際に刃こぼれ等が発生することを効果的に防止することができる。上記の構成によると、刃先部の先端の角度について、パイプの柔らかな層への刃先部の切り込み易さとパイプの硬い層を切断する際の刃先部の耐久性とを兼ね備えた最適な角度を提供することができる。
上記のパイプカッタは、前記本体部に設けられ、前記切断刃における前記切断部の少なくとも一部をその厚み方向にぶれることを規制するとともに、該切断部との間の距離が0.5mm以下とされた規制部を備えてもよい。
切断刃がパイプの柔らかな層に切り込まれた状態でパイプカッタを当該パイプの軸周り方向に回転させた場合、切断刃が柔らかな層に食い込んで引っ張られ、パイプカッタの回転に伴って切断刃がその厚み方向にぶれることがある。このように切断刃がぶれた場合、パイプの外周面に形成される切り込み線がぶれ、パイプの延在方向に対して直交する形で真っ直ぐな切り込み線を入れることができず、良好な切断面を得られないことがある。上記の構成によると、本体部に設けられた規制部と切断刃における切断部との間の距離が0.5mm以下とされていることで、切断刃がパイプの柔らかな層に切り込まれた状態でパイプカッタをパイプの軸周り方向に回転させる際、当該規制部によって切断刃がその厚み方向にぶれることが良好に規制される。このため、パイプの柔らかな層を切断する場合であっても、パイプカッタの回転に伴って切断刃がぶれることを防止ないし抑制することができ、パイプの延在方向に対して直交するような形でパイプの外周面に沿って真っ直ぐに切り込み線を入れることができる。これにより、良好な切断面を得ることができる。
上記のパイプカッタにおいて、前記切断刃は、前記切断部の一部が窪んでなることでくびれ状とされていてもよい。
この構成によると、パイプを切断する際、切断刃における切断部のうちくびれ状とされた部位がパイプの切断面から逃げる形となって当該部位が切断面から受ける応力が低減されるので、切断刃と切断面との間に生じる摩擦抵抗が減少する。このため、パイプの柔らかな層に切断刃を滑らかに切り込ませることができ、切断されて分割されたパイプの各切断面を略均一な面とすることができる。
上記のパイプカッタにおいて、前記本体部は、前記ローラを回転可能に支持する第1本体部と、前記第1本体部から延伸するとともに該第1本体部に固定された第2本体部と、前記軸部が相対移動可能に設けられるとともに前記第2本体部の延伸方向に沿って該第2本体部に対して相対移動可能に設けられた第3本体部と、を有してもよい。
この構成によると、第2本体部が第1本体部に固定されていることで、第3本体部が第2本体部に対して相対移動すると、切断刃が支持される軸部が設けられた第3本体部が、ローラが設けられた第1本体部に対して相対移動する。このため、ローラをパイプの外周面に当接させた状態で切断刃の刃先をパイプの外周面に当接させることができ、パイプを切断する際に切断刃の刃先がパイプの切断部位を押圧する程度を調整し易いものとすることができる。
本明細書で開示される技術によれば、軟質層と硬質層とが混在するとともに硬質層が軟質層よりも内側に形成されたパイプを切断するためのパイプカッタにおいて、硬質層を切断する際にパイプに割れやクラック等が発生することを防止ないし抑制することができる。
実施形態1に係るパイプカッタの斜視図 パイプカッタの透過斜視図 パイプカッタの透過側面図 パイプカッタの正面図 板ばねが配されない状態の第3本体部の内部構成を示す斜視図 板ばねが配された状態の第3本体部の内部構成を示す斜視図 回転板の平面図 切断刃の正面図 切断刃の刃先を拡大した正面図 切断開始直後のパイプとパイプカッタの斜視図 切断途中のパイプとパイプカッタの斜視図 軟質層を切断する途中のパイプと切断刃の刃先の拡大断面図 軟質層と硬質層との境界部におけるパイプと切断刃の刃先の拡大断面図 硬質層を切断する途中のパイプと切断刃の刃先の拡大断面図 切断開始直後の実施形態2に係るパイプとパイプカッタの斜視図 実施形態3に係るパイプカッタの正面図 図16の要部拡大図 実施形態4に係るパイプカッタの正面図 図18の要部拡大図 実施形態5に係るパイプカッタの切断刃の正面図 図20に示す切断刃の刃先を拡大した正面図 切断後のパイプの正面図
<実施形態1>
図1乃至図14を参照して実施形態1を説明する。図1に示すように、実施形態1に係るパイプカッタ10は、本体部20と、本体部20に設けられたローラ26と、本体部20に設けられた円盤状の切断刃12と、切断刃12を回転可能に支持する軸状の軸部13と、効果音を発生する効果音発生部30と、を備えており、作業者が容易に持ち運べるサイズのものとされている。本体部20は、一端側に配されたフレーム状の第1本体部24と、他端側に配されたフレーム状の第3本体部18と、第1本体部24と第3本体部18との間を繋ぐ軸状の第2本体部22と、から構成される。
なお、各図面の一部にはX軸、Y軸およびZ軸を示しており、各軸方向が各図面で共通した方向となるように描かれている。このうちZ軸方向は、パイプカッタ10を用いてパイプ50(図10参照)の切断作業を行う際の当該パイプ50の軸方向と一致している。また、以下では、第1本体部24と第3本体部18との間に挟まれた空間を切断空間CSと称することとする。
本体部20を構成する第1本体部24には、その一部に円弧状に切り欠かれた切り欠き部24aが設けられている。切り欠き部24a内には、凹状に刳り抜かれた凹部24bが設けられている。上記ローラ26は、この凹部24b内においてY軸方向に並んだ形で一対配されており、Z軸方向に沿った軸周りに回転可能に取り付けられている。本体部20を構成する第2本体部22は、軸状をなして第1本体部24からX軸方向に沿って延伸するとともに第1本体部24に固定されている。本体部20を構成する第3本体部18は、第2本体部22に対してその延伸方向(X軸方向)に沿って相対移動可能に設けられている。
第2本体部22のうち第3本体部18に取り付けられた側の端部は、第3本体部18を貫通しており、その先端には第3本体部18から露出した形で取付板15(図3参照)が取り付けられている。この取付板15によって、第3本体部18が第2本体部22から外れることが防止されている。また、第3本体部18の外面には、図2および図3に示すように、その一端部が第3本体部18に対して回動可能に取り付けられた規制レバー16が配されている。規制レバー16を回動させることで、その一部が第3本体部18内において第2本体部22と係合され、第3本体部18のX軸方向に沿った方向への移動が規制される構成となっている。
規制レバー16と第3本体部18との間には、ねじりばね17が配されている。このねじりばね17は、その一端部が規制レバー16の回動部分に巻回された状態で取り付けられ、その他端が第3本体部18の内壁に取り付けられている。これにより、規制レバー16は、ねじりばね17の自然状態において、その一部がねじりばね17の弾性力によって第2本体部22に対して接圧を付与しながら第2本体部22と係合されるようになっている。作業者は、ねじりばね17の弾性力に抗って規制レバー16を回動させて当該規制レバー16を第2本体部22から離間させ、X軸方向に沿って第3本体部18を第2本体部22に対して相対移動させた後、ねじりばね17の弾性力によって規制レバー16の一部を第2本体部22と再び係合させることで、第1本体部24と第3本体部18との間の間隔を調整することができる。
軸部13は、X軸方向に沿って軸状に伸びる角柱状をなし、図2ないし図4に示すように、第3本体部18に対してその軸線方向(X軸方向)に沿って相対移動可能な形で第3本体部18内に配されている。軸部13の一端部13A(図2参照)には切断空間CSに露出する形で切断刃支持部19が設けられている(図3参照)。切断刃支持部19には、第1本体部24に取り付けられた一対のローラ26,26と所定の間隔を空けて対向した形で、円盤状の上記切断刃12が取り付けられている。切断刃12は、切断刃支持部19に対してZ軸方向に沿った軸周りに回転可能に支持されている。
一方、軸部13の内部にはその軸線方向に沿って貫通孔(不図示)が形成されており、その貫通孔の内壁にネジ溝(不図示)が形成されている。このネジ溝には、軸部13の軸線方向に沿って配されるとともに外周面にネジ溝が形成された軸状の軸状ネジ40が螺合されている。軸状ネジ40は、軸部13の軸線方向(X軸方向)に沿った移動が規制されるとともに軸部13の軸線周りに回転可能な形で配されている。軸状ネジ40は、図2に示すように、その一部が第3本体部18内において軸部13の他端部13B側から露出しており、軸状ネジ40をその軸周りに回転させることで軸部13がその軸線方向に沿って第3本体部18及び軸状ネジ40に対して相対移動する構成となっている。
また、軸状ネジ40のうち軸部13の他端部13B側から露出した部位の先端部は第3本体部18の外側に出ており、略円柱状の調整ハンドル14に固定されている。従って、この調整ハンドル14を軸状ネジ40の軸周りに回転させることによって、軸状ネジ40を介して、軸部13及び切断刃支持部19をX軸方向に沿って第3本体部18に対してゆっくりと相対移動させることが可能となっている。このため、パイプ50の切断作業を行う際に、X軸方向における切断刃12の位置を調整ハンドル14によって調整することができる。
続いて効果音発生部30の構成について説明する。効果音発生部30は、図2及び図3に示すように、回転板32と、板ばね34と、を有する構成とされる。回転板32は、金属製とされ、第3本体部18内において、軸状ネジ40のうち軸部13の他端部13B側から露出した部位の軸周りに同心円で円板状に張り出す形で配されている。回転板32は軸状ネジ40に対して固定されており、軸状ネジ40と共に回転するようになっている。また、回転板32の端面には、図7に示すように、軸状ネジ40の軸線方向(X軸方向)に沿って形成された8つの溝32Aが等間隔で設けられている。従って、隣り合う2つの溝について、回転板32の中心位置32Cと溝32Aとを結ぶ線分同士がなす角θ1は、45度とされる(図7参照)。
板ばね34は、厚みが0.2mmとされた金属製の板状のばね部材とされ、両板面がX−Y平面に沿った姿勢で、その一端部が第3本体部18に対して片持ち状に固定されている。詳しくは、板ばね34の一端部には挿通孔34A(図6参照)が設けられており、その挿通孔34A内に第3本体部18に留められたビスBの軸部分が挿通されることで、第3本体部18に対して固定されている(図2及び図3参照)。なお、第3本体部18は半割状に2つに分割できるようになっており、図5及び図6では、半割状とされた一方の第3本体部18のみを示している。
また板ばね34は、図6に示すように、その他端部が弾性変形可能な形で回転板32に設けられた溝32Aに入り込むように配されている。第3本体部18における板ばね34の他端部近傍には、図5に示すように、板ばね34の他端部の弾性変形を許容するための許容空間PSが形成されている。この許容空間PSは、2つに分割された第3本体部18のそれぞれについて形成されている。
このような構成とされた効果音発生部30では、調整ハンドル14(軸状ネジ40)の回転に伴って回転板32が回転すると、板ばね34の他端部が回転板32の回転に伴って弾性変形しながら回転板32の溝32Aから外れ、隣り合う溝32Aに入り込む。そして、板ばね34の他端部が一方の溝32Aから外れて隣り合う他の溝32Aに入り込む際に、板ばね34の他端部が板ばね34の弾性復帰力によって当該他の溝32Aと衝突し、効果音が発生する。このように効果音発生部30では、回転板32が回転することによって板ばね34の他端部が回転板32の溝32Aに入り込む毎に効果音が発生する。なお、このとき発生する効果音は、金属同士の衝突によって発生するものであるから、パイプ50の切断作業を行っている途中でも作業者が聞き分け易いものとされる。
このように本実施形態では、調整ハンドル14(軸状ネジ40)を回転させることで、軸部13が移動するとともに回転板32が回転し、軸部13が所定の距離移動する毎に(回転板32が所定の角度回転する毎に)効果音が発生する。なお効果音は、回転板32の回転速度に拘わらず、即ち軸部13の移動速度に拘らず、軸部13が所定の距離移動する毎に発生する。
続いて切断刃12の構成について説明する。円盤状をなす切断刃12は、真円状とされており、当該切断刃12の中心に位置し、切断刃支持部19に回転可能に支持された支持部12aと、支持部12aから外側に向かって延びており、パイプ50を切断する際に当該パイプ50に切り込まれる切断部12bと、切断刃12の刃先をなす刃先部12cと、から構成される。
切断刃12を構成する切断部12bは、図8に示すように、一定の厚みをなすものとされている。本実施形態において切断部12bの厚みW1は、1.0mmから1.2mmの範囲内とされている。一方、切断刃12を構成する刃先部12cは、図9に示すように、その断面が二等辺三角形状とされている、そして、刃先部12cの先端の角度θ2は、30°の公差内の角度とされている。なお、実施形態でいう公差内の角度とは、例えば刃先部の先端を研磨によって角度調整した場合の一般公差をいい、具体的には±20分以内の範囲のことをいう。
以上が本実施形態に係るパイプカッタ10の構成であり、続いてその作用について図10を参照して説明する。以下では、作業者が行う手順について説明する。本実施形態に係るパイプカッタ10を用いてパイプ50を切断する場合、まず、切断対象となるパイプ50の軸方向(Z軸方向)と本体部20を構成する第2本体部22の延伸方向(X軸方向)とが直交した形で、切断空間CS(図1参照)内にパイプ50の切断部位が配置されるように切断対象のパイプ50に対してパイプカッタ10を近づけ、一対のローラ26,26をパイプ50の外周面50aに当接させる。このとき、ローラ26及び切断刃12の回転軸の方向は、パイプ50の軸方向と一致する。また、軸部13の移動方向(X軸方向)は、パイプ50の径方向であって切断刃12の切り込み方向と一致する。
なお、図7に示すように、本実施形態において切断対象として例示するパイプ50は、軟質層と硬質層とが混在するとともに硬質層が軟質層よりも内側に形成されたパイプ50である。具体的には、パイプ50の外周をなす側壁52が、表層側から順に、軟質層である塩化ビニルスキン層52aと、軟質層である発泡塩化ビニル層52bと、硬質層である硬質塩化ビニル層52cと、の三層構造からなるパイプ50である。また、切断対象とされるパイプ50の側壁52の厚みやパイプ50の径は限定されない。
次に、第3本体部18を第2本体部22の延びる方向(X軸方向)に移動させるとともに、調整ハンドル14によって微調整を行いながら、切断刃12の刃先部12cの先端をパイプ50の切断部位に当接させ、この状態で切断刃12の位置を固定する(図10に示す状態)。このとき、パイプ50の切断部位が切断刃12によってわずかに押圧された状態となるように切断刃12の位置を調整する。次に、パイプカッタ10をパイプ50の軸周り方向(図7に示す矢印方向)に回転させる。パイプカッタ10をパイプ50の軸周り方向に回転させることで、図8に示すように、パイプ50の切断部位となる側壁52がある程度の深さまで切断される。なお、図8に示す符号CLは、パイプカッタ10によってパイプ50の切断部位に形成された切り込み線を示している。
図8に示すように、パイプ50の切断部位がある程度の深さまで切断されると、切断刃12のX軸方向における位置を調整ハンドル14によって微調整することで切断刃12の刃先部12cの先端をパイプ50の切断部位のさらに深い位置まで切り込ませる。そして、再びパイプカッタ10をパイプ50の軸周り方向に回転させる。以上のように、パイプカッタ10のパイプ50の軸周り方向への回転と、切断刃12の位置の調整と、を繰り返すことにつれて、パイプ50の切断部位となる側壁52の深い位置まで切断されていき、パイプ50の切断部位となる側壁52を切断することができる。
続いて、パイプカッタ10を用いてパイプ50を切断する際の、効果音の発生態様について説明する。パイプ50を切断する過程において、パイプに対する刃先部12cの先端の切り込み深さを調整するために調整ハンドル14を回転させると、それに伴って回転板32が回転するとともに軸部13がX軸方向(パイプ50の径方向であって切断刃12の切り込み方向)に沿って移動する。ここで本実施形態では、調整ハンドル14(軸状ネジ40)を軸状ネジ40の軸周りに1回転させることで、軸部13及び切断刃支持部19がX軸方向に沿って1.5mm移動するように調整されている。そして回転板32には8つの溝32Aが等間隔で形成されていることから、軸部13が1.5mm移動する間に8回の効果音が発生する。換言すれば、軸部13が1.5mmを8で割った約0.19mm移動する毎に効果音が1回発生する。
従って、例えば塩化ビニルスキン層52aと発泡塩化ビニル層52bとを合わせた軟質層の厚みが6mmとすると、パイプ50の切断を開始してから切断刃12が硬質層である硬質塩化ビニル層52cに到達するまでに回転板32が4回転することになり、効果音が計32回発生することとなる。このため、作業者は、パイプ50の切断を開始してから効果音が32回発生した時点で、切断刃12が硬質塩化ビニル層52cに到達したことを知ることができる(図13に示す状態)。このように、本実施形態では、パイプ50の切断を開始してから発生する効果音の回数によって、パイプ50への切断刃12の切り込み深さを管理することができる。
続いて、パイプカッタ10を用いてパイプ50を切断する際の、パイプ50の側壁52の切断態様について、図12ないし図14を参照して説明する。ここで、図12は、パイプ50の側壁52のうち、軟質層とされた発泡塩化ビニル層52bを切断する途中における、パイプ50と切断刃12の刃先の拡大断面図を示している。また、図13は、発泡塩化ビニル層52bの切断が終了し、硬質層とされた硬質塩化ビニル層52に到達した時点における(軟質層と硬質層との境界部における)、パイプ50と切断刃12の刃先の拡大断面図を示している。また、図14は、パイプ50の側壁52のうち、硬質層とされた硬質塩化ビニル層52cを切断する途中における、パイプ50と切断刃12の刃先の拡大断面図を示している。
切断刃12をパイプ50に切り込ませるのに際し、パイプ50の表層である塩化ビニルスキン層52aは軟質層であるため、刃先部12cの形状や先端の角度によっては切断刃12を塩化ビニルスキン層52aに切り込ませることが難しいことがある。具体的には、刃先部12cの先端の角度θ2が30°の公差内の角度より大きい場合、塩化ビニルスキン層52aに切断刃12を切り込ませることが不能となり得る。これに対し、本実施形態では、刃先部12cの断面形状が二等辺三角形状とされ、その先端の角度θ2が30°の公差内の角度とされていることで、パイプ50の切断部位に押圧された刃先部12cの先端を当該塩化ビニルスキン層52aに切り込ませることができる。
刃先部12cの先端を当該塩化ビニルスキン層52aに切り込ませ、軸部13を移動させながら軟質層である塩化ビニルスキン層52a及び発泡塩化ビニル層52bの切断を進めていくと、例えば発泡塩化ビニル層52bを切断する途中では、図12に示すように、発泡塩化ビニル層52bが軟質層であることから、切断刃12が深い位置まで切り込まれるのに追従して、発泡塩化ビニル層52bの切断面52b1が切断刃12に引っ張られることとなる。
ここで、切断刃12の切断部12bの厚みW1(図8参照)が大き過ぎると、切断刃12と発泡塩化ビニル層52bとの接触面積が大きいものとなり、発泡塩化ビニル層52bの切断面52b1の変形量が大きいものとなる。その結果、発泡塩化ビニル層52bを切断することが不能となる。具体的には、切断部12bの厚みW1が1.2mmより大きいと、発泡塩化ビニル層52bの切断面52b1の変形量が大きく、発泡塩化ビニル層52bを切断することが不能となり得る。これに対し、本実施形態のパイプカッタ10では、このような軟質層を切断するために切断刃12の切断部12bの厚みW1が大き過ぎない厚み、具体的には1.2mm以下とされている。このため、発泡塩化ビニル層52bの切断面52b1の変形量を抑えることができる。
このように発泡塩化ビニル層52bの切断面52b1の変形量を抑えることで、発泡塩化ビニル層52bを切断することができ、図13に示すように、切断刃12が硬質層である硬質塩化ビニル層52cに到達する。硬質塩化ビニル層52cを切断する途中では、図14に示すように、硬質塩化ビニル層52cが硬質層であることから、切断刃12に追従して引っ張られる硬質塩化ビニル層52cの切断面52c1の変形量は、軟質層を切断する場合と比べて小さい。
ここで、切断刃12における刃先部12cの先端の角度θ1や切断部12bの厚みW1(図5参照)が小さ過ぎると、硬質層である硬質塩化ビニル層52cを切断するときに刃の強度がもたず、刃の破断や刃こぼれ等が発生する。具体的には、刃先部12cの先端の角度θ2が30°の公差内の角度より小さい場合や、切断部12bの厚みW1が1.0mmより小さい場合、硬質塩化ビニル層52cを切断するときに刃の破断や刃こぼれ等が発生し得る。これに対し、本実施形態のパイプカッタ10では、このような硬質層を切断するために切断刃12の切断部12bの厚みW1が小さ過ぎない厚み、具体的には1.0mm以上とされている。このため、切断刃12の破断や刃こぼれ等が発生することなく、硬質塩化ビニル層52cを切断することができる。
このように、本実施形態のパイプカッタ10では、軟質層である発泡塩化ビニル層52bと硬質層である硬質塩化ビニル層52cとのいずれの層を切断する際においても、切断面52b1、52c1の変形量を抑えることができるため、切断後のパイプ50の切断面を真円状に保持することができる。
ところで従来のパイプカッタでは、その切断刃の厚みが大き過ぎると、パイプの柔らかな層を切断する際に切断刃と層との接触面積が大きくなるため、切断刃に追従して変形する切断面の変形量が大きく、切断面を真円状に保持しながらパイプを切断することが難しかった。また、切断刃の刃先の形状や角度によってはパイプの柔らかな層に切り込むことができない。一方、切断刃の厚みや刃先の角度が小さ過ぎると、パイプの硬い層を切断する際に切断刃がもたず、刃こぼれ等が発生することがあった。
これに対し、本実施形態に係るパイプカッタ10では、刃先部12cの断面形状が二等辺三角形状とされるとともに刃先部12cの先端の角度θ2が30°の公差内の角度とされていることで、パイプ50の軟質層に切断刃12を切り込ませることができる。また、切断部12bの厚みが1.2mm以下とされていることで、パイプ50の軟質層を切断する際に切断刃12に追従して変形する切断面52b1、52c1の変形量を抑制することができる。さらに、切断部12bの厚みが1.0mm以上とされ、刃先部12cの先端の角度θ2が30°の公差内の角度とされていることで、パイプ50の硬質層を切断する際に刃こぼれ等が発生することを防止ないし抑制することができる。
このように本実施形態のパイプカッタ10では、切断刃12における切断部12bの厚みや刃先部の形状、角度が、軟質層と硬質層とが混在するパイプ50を切断するために最適な構成、および値とされている。このため、軟質層と硬質層とが混在するパイプ50を、少ない変形量で切断することができ、その結果、円形の切断面を保持した状態で良好に切断することができる。
ここで、切断刃12における刃先部12cの先端の角度を18°から32°の範囲内の角度で変更した場合における、当該刃先部12cのパイプ50の軟質層への切り込み易さ、及び硬質層を切断する際の当該刃先部12cの耐久性を表にしたものを下記表1に示す。なお、表1では、○を優良、△を良、×を不良とする三段階評価で示している。また表1でいう耐久性とは、硬質層を切断する際の刃こぼれ等の発生し難さをいう。表1に示すように、軟質層への切り込み易さと硬質層を切断する際の耐久性とはトレードオフの関係とされ、刃先部12cの先端の角度が20°から30°の範囲内の角度である場合に、軟質層への切り込み易さと硬質層を切断する際の耐久性との両者を確保することができる。
Figure 2015160289
特に本実施形態のように刃先部12cの先端の角度が30°(公差の範囲内を含む)の角度とされていると、表1に示すように、刃先部12cの先端が耐久性に優れたものとなるため、パイプ50の硬質層を切断する際に刃こぼれ等が発生することを効果的に防止することができる。このように本実施形態のパイプカッタ10では、刃先部12cの先端の角度について、パイプ50の軟質層に切断刃12を切り込ませることを可能としながら、パイプ50の硬質層を切断する際の耐久性に優れた角度を提供することができる。
以上説明したように本実施形態のパイプカッタ10では、ローラ26をパイプ50の外周面50aに当接させるとともに切断刃12をパイプ50の外周面50aに当接させた状態で、当該パイプカッタ10をパイプ50の軸周り方向に回転させながら軸部13をパイプ50の径方向に沿って第3本体部18に対して相対移動させることで、切断刃12をパイプ50の外周面50a側から内周面側へと切り込ませることができる。このとき、効果音発生部30によって軸部13が所定の距離を移動する毎に効果音が発生する。即ち、切断刃12をパイプ50の径方向に沿ってパイプ50の外周面50a側から内周面側へ所定の距離切り込ませる毎に効果音が発生する。このため作業者は、パイプ50の切断を開始してから発生する効果音の回数によって、パイプ50への切断刃12の切り込み深さを管理することができる。
従って、本実施形態で例示するパイプ50のように軟質層と硬質層とが混在するとともに硬質層が軟質層よりも内側に形成されたパイプ50を切断する際に、そのパイプ50の軟質層の厚みが予めわかっていれば、作業者は、軟質層の切断を開始してから効果音が何回発生すれば切断刃12が硬質層に到達するのかを知ることができる。このため、切断刃12が硬質層に到達した時点で切断刃12の切り込み速度を遅くすることで、硬質層を軟質層よりも慎重に切断することができ、例えば低温環境下における作業であっても、硬質層を切断する際にパイプ50に割れやクラック等が発生することを防止ないし抑制することができる。
また、本実施形態に係るパイプカッタ10では、本体部20が、ローラ26を回転可能に支持する第1本体部24と、第1本体部24から延伸するとともに第1本体部24に固定された第2本体部22と、軸部13が相対移動可能に設けられるとともに第2本体部22の延伸方向(X軸方向)に沿って第2本体部22に対して相対移動可能に設けられた第3本体部18と、を有する構成とされている。このように第2本体部22が第1本体部24に固定されていることで、第3本体部18が第2本体部22に対して相対移動すると、切断刃12が支持される軸部13が設けられた第3本体部18が、ローラ26が設けられた第1本体部24に対して相対移動する。このため、ローラ26をパイプ50の外周面50aに当接させた状態で切断刃12の刃先部12cの先端をパイプ50の外周面50aに当接させることができ、パイプ50を切断する際に刃先部12cの先端がパイプ50の切断部位を押圧する程度を調整し易いものとすることができる。
また、本実施形態に係るパイプカッタ10は、作業者が容易に持ち運べるサイズのものとされている。このため、軟質層と硬質層とが混在するパイプ50を切断するために、大きな切断装置を準備する必要がない。本実施形態に係るパイプカッタ10を用いることで、軟質層と硬質層とが混在するパイプ50を、円形の切断面を保持した状態で良好かつ簡単に切断することができる。
また、本実施形態に係るパイプカッタ10では、軟質層と硬質層とが混在するパイプ50の外周面50aを切断刃12で削るのではなく当該外周面50aに切断刃12を切り込ませる形で当該パイプ50を切断できるため、切断に伴う削り屑やバリの発生を防止ないし抑制することができる。このため、切断後のパイプ50について、極めて良好な状態の切断面を得ることができる。
<実施形態2>
図15を参照して実施形態2を説明する。実施形態2は、切断対象となるパイプ60が実施形態1のものと異なっている。パイプ60を切断するためのパイプカッタ10の構成については、実施形態1のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。
図15に示すように、実施形態2において、パイプカッタ10の切断対象とするパイプ60は、その外周をなす側壁62が、表層側から順に、ポリエチレン層(軟質層の一例)62aと、強化アルミニウム層(硬質層の一例)62bと、ポリエチレン層(軟質層の一例)62cと、の三層構造からなるパイプ60である。
切断対象となるパイプ60がこのような構成であっても、本実施形態のパイプカッタ10では、軟質層であるポリエチレン層62a,62cを切断するために切断刃12の切断部12bの厚みW1が大き過ぎない厚みとされている。このため、ポリエチレン層62a,62cの切断面の変形量を抑えることができる。さらに、本実施形態のパイプカッタ10では、このような軟質層に切り込むために切断刃12の刃先部12cの形状や角度が最適な構成および値とされている。このため、刃先部12cの先端をポリエチレン層62a,62cに切り込ませることができる。
また、本実施形態のパイプカッタ10では、硬質層である強化アルミニウム層62bを切断するために切断刃12の切断部12bの厚みW1が小さ過ぎない厚みとされている。このため、切断刃12の破断や刃こぼれ等が発生することなく、強化アルミニウム層62bを切断することができる。
以上のように、本実施形態に係るパイプカッタ10では、実施形態1と同様に、切断刃12における切断部12bの厚みや刃先部12cの形状、角度が、軟質層と硬質層とが混在するパイプ60を切断するために最適な構成、および値とされている。このため、軟質層と硬質層とが混在するパイプ60を、少ない変形量で切断することができ、その結果、円形の切断面を保持した状態で良好に切断することができる。
<実施形態3>
図16および図17を参照して実施形態3を説明する。実施形態3は、切断刃支持部119の構成が実施形態1のものと異なっている。その他の構成については、実施形態1のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図16において、図4の参照符号に数字100を加えた部位は、実施形態1で説明した部位と同一である。
実施形態3に係るパイプカッタ110では、図16に示すように、本体部120における切断刃支持部119のうち、切断刃112と対向する内壁の一部が、切断刃112側にせり出した構成となっている。詳しくは、切断刃支持部119の内壁のうち軸部113側に位置する部分が切断刃112の一部を挟み込む形で当該切断刃112側にせり出している(以下、当該せり出した部分を規制部119aと称する)。これにより、切断刃112における切断部112bのうち軸部113側に位置する部分が切断刃支持部119における規制部119aと近接した状態となっており、当該切断刃112がその厚み方向(Z軸方向)にぶれることが規制部119aによって規制されている。
本実施形態において切断刃支持部119の内側に形成された隙間のうち規制部119aによって挟まれた隙間の距離W2(図17参照)は、1.5mmとされている。この隙間の真中に位置するように切断刃112の一部、具体的には切断刃112のうち、刃先部112cの一部と、厚みW3が1.2mmとされた切断部112bの一部と、が収まっている。従って、当該隙間内において切断刃支持部119における規制部119aと切断刃112における切断部112bとの間の距離W4は、0.15mmとされている。
ところで、切断刃がパイプの柔らかな層に切り込まれた状態でパイプカッタを当該パイプの軸周り方向に回転させた場合、切断刃が柔らかな層に食い込んで引っ張られ、パイプカッタの回転に伴って切断刃がその厚み方向にぶれることがある。このように切断刃がぶれた場合、パイプの外周面に形成される切り込み線がぶれ、パイプの延在方向に対して直交する形で真っ直ぐな切り込み線を入れることができず、良好な切断面を得られないことがある。
これに対し本実施形態のパイプカッタ110では、本体部120の切断刃支持部119における規制部119aと切断刃112における切断部112bとが近接しており、両者の間の距離が0.5mm以下とされている。このような構成とされていることで、切断刃112がその厚み方向にぶれかけた場合であっても、切断部112bが規制部119aと干渉し、切断刃112がぶれることが規制される。従って、切断刃112がパイプの柔らかな層に切り込まれた状態でパイプカッタ110をパイプの軸周り方向に回転させる際、当該規制部119aによって切断刃112がその厚み方向にぶれることが良好に規制される。
以上のように本実施形態に係るパイプカッタ110では、パイプの柔らかな層を切断する場合であっても、当該パイプカッタ110の回転に伴って切断刃112がその厚み方向にぶれることを防止ないし抑制することができ、パイプの延在方向に対して直交するような形でパイプの外周面に沿って真っ直ぐに切り込み線を入れることができる。その結果、パイプの切断後に良好な切断面を得ることができる。特に、本実施形態のようにパイプの外周面に切断刃112を切り込ませる形で当該パイプを切断するパイプカッタ110においては効果的である。
<実施形態4>
図18および図19を参照して実施形態4を説明する。実施形態4は、切断刃支持部219の構成が実施形態1のものと異なっている。その他の構成については、実施形態1のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図18において、図4の参照符号に数字200を加えた部位は、実施形態1で説明した部位と同一である。
実施形態4に係るパイプカッタ210では、図18に示すように、本体部220における切断刃支持部219の厚みが実施形態1のものと比べて薄くされており、当該切断刃支持部219の内側に略筒状をなす内側部材230が配された構成とされている。切断刃支持部219の厚みと内側部材230の厚みとの和は、実施形態1における切断刃支持部19の厚みとほぼ同等である。このように本実施形態では、切断刃212を支持する部位が切断刃支持部219と内側部材230との二層構造によりなるものとされている。また、切断刃支持部219と内側部材230には、両者を貫通する形で一対の貫通ネジ(規制部の一例)233が配されており、この貫通ネジ233によって切断刃支持部219に対して内側部材230が取り付けられている。そして、切断刃212は、切断刃支持部219および内側部材230に対して回転可能に支持されている。
図19に示すように、一対の貫通ネジ233の各々は、その先端が内側部材230を貫通しており、切断刃212のうち支持部212aに対して軸部213側に位置する切断部212bの一部を挟み込む形で当該切断部212bの一部と近接している。これにより、切断刃212がその厚み方向(Z軸方向)にぶれることが貫通ネジ233の先端によって規制されている。また、本実施形態では、一対の貫通ネジ233の間に厚みW5が1.2mmとされた切断部212bが収まっている。そして、一対の貫通ネジ233の先端と上記切断部212bの一部との間の距離W6は、それぞれ0.5mmとされている。
以上のように本実施形態のパイプカッタ210では、切断刃支持部219と内側部材230を貫通する貫通ネジ233の先端と切断刃112における切断部212bとが近接しており、両者の間の距離が0.5mm以下とされている。このような構成とされていることで、切断刃212がその厚み方向にぶれかけた場合であっても、切断部212bが貫通ネジ233の先端と干渉し、切断刃212がぶれることが規制される。従って、切断刃212がパイプの柔らかな層に切り込まれた状態でパイプカッタ210をパイプの軸周り方向に回転させる際、当該規制部219aによって切断刃212がその厚み方向にぶれることが良好に規制される。これにより、パイプの柔らかな層を切断する場合であっても、当該パイプカッタ210の回転に伴って切断刃212がその厚み方向にぶれることを防止ないし抑制することができ、パイプの延在方向に対して直交するような形でパイプの外周面に沿って真っ直ぐに切り込み線を入れることができる。その結果、パイプの切断後に良好な切断面を得ることができる。
<実施形態5>
図20ないし図22を参照して実施形態5を説明する。実施形態5は、切断刃312の構成が実施形態1のものと異なっている。その他の構成については、実施形態1のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図20、図21において、それぞれ図8、図9の参照符号に数字300を加えた部位は、実施形態1で説明した部位と同一である。
実施形態5に係るパイプカッタでは、図20及び図21に示すように、切断刃312における切断部312bのうち、刃先部312cとの境界近傍の部位の両側が滑らかに窪んでなることでくびれ状とされている(以下、くびれ状とされた部位をくびれ部312dと称する)。切断部312bの厚みは、実施形態1のものと同様に1.2mmとされている。一方、上記くびれ部312dは、切断部312bの両側がそれぞれ0.2mm窪むことにより設けられている。従って、くびれ部312dの厚みW7は、0.8mmとされている。
ここで本実施形態のように、切断刃312における切断部312bの一部にくびれ部312dが設けられていると、パイプを切断する際、切断部312bのくびれ部312dがパイプの切断面から逃げる形となって当該くびれ部312dが切断面から受ける応力が低減されるので、切断刃312bと切断面との間に生じる摩擦抵抗が減少する。このため、本実施形態のパイプカッタ310を用いて軟質層と硬質層とが混在する構造のパイプ350(図22参照)を切断すると、パイプ350の軟質層に対して切断刃312を滑らかに切り込ませることができる。そして、図22に示すように、切断されて二つに分割されたパイプ350の各切断面352a、352bは、それぞれパイプ350の外周面350aに対して直角となるように真っ直ぐに切り込まれた形となる。このように本実施形態のパイプカッタでは、パイプ350の軟質層に切断刃312を滑らかに切り込ませることができ、切断されて分割されたパイプ350の各切断面352a、352bを略均一な面とすることができる。
また本実施形態のパイプカッタ310では、図21に示すように、切断刃312における刃先部312cの先端の角度θ3が、22.6°の公差内の角度とされている。従って、本実施形態における切断刃312の刃先部312cは、実施形態1のものと比べてその先端がより尖った形状となっている。
本実施形態のように切断刃312における刃先部312cの先端の角度が22.6°の公差内の角度とされていると、上記表1に示すように、パイプ350の軟質層に対して刃先部312cを極めて良好に切り込ませることができ、かつ、パイプ350の硬質層を切断する際の刃先部312cの耐久性にも優れ、刃先部312cに刃こぼれ等が発生することを効果的に防止することができる。このように本実施形態のパイプカッタでは、刃先部312cの先端の角度θ3について、パイプ350の軟質層への刃先部312cの切り込み易さとパイプ350の硬質層を切断する際の刃先部312cの耐久性とを兼ね備えた最適な角度を実現することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記既述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記の各実施形態では、効果音発生部が回転板と板ばねとを有する構成とされた例を示したが、効果音発生部の構成については限定されない。
(2)上記の各実施形態では、塩化ビニルスキン層と、発泡塩化ビニル層と、硬質塩化ビニル層と、の三層構造からなるパイプ、および、ポリエチレン層と、強化アルミニウム層と、ポリエチレン層と、の三層構造からなるパイプを切断する例を示したが、切断対象とされるパイプはこれに限定されない。軟質層と硬質層とが混在するとともに硬質層が軟質層よりも内側に形成された構造のパイプであれば、実施形態に係るパイプカッタを用いて、円形の切断面を保持した状態で良好に切断することができる。
(3)上記の各実施形態では、パイプの硬質層が硬質塩化ビニル層または強化アルミニウム層とされた例を示したが、硬質層は樹脂で形成された層と金属で形成された層とのいずれであってもよく、限定されない。
(4)上記の各実施形態では、本体部が、第1本体部と、第2本体部と、第3本体部と、をそれぞれ有する構成を例示したが、本体部の構成については、適宜に変更可能である。
(5)上記の各実施形態では、調整ハンドルによって切断刃の位置を微調整可能な構成を例示したが、切断刃の位置を微調整するための構成については限定されない。
(6)上記の実施形態3および実施形態4以外にも、本体部に設けられる規制部の構成、配置等については、適宜に変更可能である。
(7)上記の実施形態5以外にも、切断部に設けられるくびれ部の厚みや形状等については、適宜に変更可能である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10、110、210…パイプカッタ、12、112、212、312…切断刃、12a、112a、212a、312a…支持部、12b、112b、212b、312b…切断部、12c、112c、212c、312c…刃先部、13、113、213…軸部、13A、113A、213A…(軸部の)一端部、13B、113B、213B…(軸部の)他端部、14、114、214…調整ハンドル、16…規制レバー、17…ねじりばね、18、118、218…第3本体部、19、119、219…切断刃支持部、20、120、220…本体部、22、122、222…第2本体部、24、124、224…第1本体部、24a、124a、224a…切り欠き部、24b…凹部、30…効果音発生部、32、132、232…回転板、32A…溝、34…板ばね、40、140、240…軸状ネジ、50、60…パイプ、119a…規制部、233…貫通ネジ、312d…くびれ部、CS…切断空間

Claims (8)

  1. 軟質層と硬質層とが混在するとともに前記硬質層が前記軟質層よりも内側に形成されたパイプを切断するためのパイプカッタであって、
    本体部と、
    前記本体部に設けられ、前記パイプを切断するときに該パイプの外周面に当接されるローラと、
    前記パイプの外周面に当接されて該パイプを切断する円盤状の切断刃と、
    前記切断刃を回転可能に支持し、前記パイプを切断するときに該パイプの径方向に沿って前記本体部に対して相対移動可能に設けられた軸状の軸部と、
    前記軸部が所定の距離を移動する毎に効果音を発生する効果音発生部と、
    を備えるパイプカッタ。
  2. 前記軸部は、該軸部の軸線方向に沿って配された軸状ネジに螺合されるとともに該軸状ネジをその軸周りに回転させることで移動するものとされ、
    前記効果音発生部は、前記軸状ネジの軸周りに円板状に張り出す形で配されるとともにその端面に複数の溝が等間隔で設けられた回転板と、一端部が前記本体部に片持ち状に固定されるとともに他端部が弾性変形可能な形で前記溝に入り込む板ばねと、を有する、請求項1に記載のパイプカッタ。
  3. 前記切断刃は、前記軸部に対して回転可能に支持された支持部と、該支持部から外側に一定の厚みをなして延びる切断部と、当該切断刃の刃先をなし、その断面が二等辺三角形状とされた刃先部と、を有し、前記切断部の厚みが1.0mmから1.2mmの範囲内とされるとともに、前記刃先部の先端の角度が20°から30°の範囲内の角度とされている、請求項1または請求項2に記載のパイプカッタ。
  4. 前記切断刃は、前記刃先部の先端の角度が30°の公差内の角度とされている、請求項3に記載のパイプカッタ。
  5. 前記切断刃は、前記刃先部の先端の角度が22.6°の公差内の角度とされている、請求項3に記載のパイプカッタ。
  6. 前記軸部に設けられ、前記切断刃における前記切断部の少なくとも一部をその厚み方向にぶれることを規制するとともに、該切断部との間の距離が0.5mm以下とされた規制部を備える、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のパイプカッタ。
  7. 前記切断刃は、前記切断部の一部が窪んでなることでくびれ状とされている、請求項3から請求項6のいずれか1項に記載のパイプカッタ。
  8. 前記本体部は、前記ローラを回転可能に支持する第1本体部と、前記第1本体部から延伸するとともに該第1本体部に固定された第2本体部と、前記軸部が相対移動可能に設けられるとともに前記第2本体部の延伸方向に沿って該第2本体部に対して相対移動可能に設けられた第3本体部と、を有する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のパイプカッタ。
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