JP2015158784A - インターネットショッピングシステム及びそれに使用されるギフトカード - Google Patents

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Abstract

【課題】受取人に商品を選択してもらう形態のインターネットショッピングであっても、送り主が贈答品の金額として指定した贈答金額を受取人に知られないインターネットショッピングシステムを提供する。
【解決手段】サーバ10は、出品受付手段11と、贈答金額及びその口数を取得する贈答金額取得手段11と、贈答金額に関連付けられるとともに贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードを、送り主の端末1に送信する金額コード発行手段11と、金額コードが入力されると、抽出された商品の価格は非表示の状態でその他の商品情報を表示させる商品表示手段11と、商品の選択を受け付け、選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段11と、受取人情報を取得する受取人情報取得手段11と、選択された商品の商品情報と商品を受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段11,12を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、贈答品の送り主の端末と、贈答品の受取人の端末と、商品の出品者の端末と、ショッピングサイトの運営者のサーバがネットワークを介して接続されたネットショッピングシステム及びそれに使用されるギフトカードに関するものである。
近年、一般家庭にもパソコンの普及が進み、それに伴い、インターネットショッピングも広く利用されている。
このインターネットショッピングには、例えば入学祝いや引き出物等の贈答品を送る場合に、送り主がショッピングサイト上で商品を購入して、ショッピングサイトの運営者等の下から送り主を経由させずに贈答品の受取人の自宅等に直接贈答品を発送できるサービスもある。
しかし、その贈答品が受取人の趣味に合わなかったり、受取人が既にその贈答品と同じ物を持っていたりすることがあるので、送り主が心を込めて選んだ贈答品であっても確実に受取人に喜んでもらえるとは限らない。
このような事態を避けるために、贈答品の送り主が事前にショッピングサイトの運営者に所定の金額を支払っておき、贈答品の受取人がその金額分の商品をショッピングサイトにある全商品の中から選択するというインターネットショッピングの形態もある(例えば、非特許文献1参照)。
アマゾンジャパン株式会社、"Amazonギフト券"、[online]、[平成24年9月10日検索]、インターネット〈URL:http://www.amazon.co.jp/gp/gc〉
しかしながら、贈答品の受取人が好みに合う商品を自ら選ぶこのようなインターネットショッピングでは、確実に受取人に喜んでもらえるが、一方で送り主が贈答品の金額として指定した贈答金額を受取人に知られてしまうので、送り主の中にはそれを快く思わない人も多いという問題もある。
そこで、本発明の目的とするところは、受取人に商品を選択してもらう形態のインターネットショッピングであっても、送り主が贈答品の金額として指定した贈答金額を受取人に知られないインターネットショッピングシステム及びそれに使用されるギフトカードを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のインターネットショッピングシステムは、贈答品の送り主の端末(1)と、贈答品の受取人の端末(2)と、商品の出品者の端末(3)と、ショッピングサイトの運営者のサーバ(10)がネットワーク(100)を介して接続されたネットショッピングシステムにおいて、前記サーバ(10)は、前記ショッピングサイトで出品される商品の名称,価格,画像等からなる商品情報を前記出品者の端末(3)から取得する出品受付手段(11)と、前記商品の価格帯ごとにそれぞれの前記商品を商品群としてグループ化するグループ化手段(11)と、前記送り主が贈答品の金額として指定した贈答金額及びその口数を前記送り主の端末(1)から取得する贈答金額取得手段(11)と、前記贈答金額に関連付けられるとともに前記贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードを、前記送り主用に発行する金額コード発行手段(11)と、前記金額コードが前記受取人の端末(2)から入力されると、前記金額コードに対応した前記グループ化された商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の前記商品情報を前記受取人の端末(2)で表示させる商品表示手段(11)と、前記抽出された商品の中から前記受取人の端末(2)による商品の選択を受け付け、前記選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段(11)と、前記受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を前記受取人の端末(2)から取得する受取人情報取得手段(11)と、前記選択された商品の商品情報と前記商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段(11,12)を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載のインターネットショッピングシステムは、贈答品の送り主の端末(1)と、贈答品の受取人の端末(2)と、商品の出品者の端末(3)と、ショッピングサイトの運営者のサーバ(10)がネットワーク(100)を介して接続されたネットショッピングシステムにおいて、前記サーバ(10)は、前記ショッピングサイトで出品される商品の名称,価格,画像等からなる商品情報を前記出品者の端末(3)から取得する出品受付手段(11)と、前記送り主が贈答品の金額として指定した贈答金額及びその口数を前記送り主の端末(1)から取得する贈答金額取得手段(11)と、前記贈答金額に関連付けられるとともに前記贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードを、前記送り主用に発行する金額コード発行手段(11)と、前記金額コードが前記受取人の端末(2)から入力されると、前記出品された商品の中から前記金額コードに対応した価格帯の商品群を抽出するとともに、それらの価格は非表示の状態でその他の前記商品情報を前記受取人の端末(2)で表示させる商品表示手段(11)と、前記抽出された商品の中から前記受取人の端末(2)による商品の選択を受け付け、前記選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段(11)と、前記受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を前記受取人の端末(2)から取得する受取人情報取得手段(11)と、前記選択された商品の商品情報と前記商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段(11,12)を備えることを特徴とする。
ここで、商品群を抽出するとは、複数の商品が全くグループ化やソート等されていない中から選択するということに加え、人が手作業でグループ化した複数の商品群から一つの商品群を選択するという二つのことを意味する。
また、請求項3に記載のインターネットショッピングシステムは、前記サーバ(10)は、前記商品選択受付手段において前記受取人の端末(2)から商品の選択を一旦受け付けた後、前記金額コードが再度入力された場合にはこれを無効にする金額コード無効手段(11)をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載のインターネットショッピングシステムは、前記サーバ(10)は、前記発注情報を、前記選択された商品を出品している前記出品者の端末(3)に送信する商品発送手段(11)をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載のインターネットショッピングシステムは、前記サーバ(10)は、前記発注情報を、前記選択された商品の在庫管理をしている在庫管理者の端末に送信する商品発送手段(11)をさらに備える。
また、請求項6に記載のインターネットショッピングシステムは、前記金額コード発行手段(11)において、前記金額コードを前記送り主の端末(1)に電子メールで送信することを特徴とする。
また、請求項7に記載のギフトカード(20)は、前記金額コード発行手段(11)において発行される前記金額コードが記載されたことを特徴とする。
また、請求項8に記載のギフトカード(20)は、表面又は裏面の少なくともいずれか一方が、前記送り主により指定されたデザインの外観であることを特徴とする。
また、請求項9に記載のギフトカード(20)は、贈答品の受取人の端末(2)と、商品の出品者の端末(3)と、ショッピングサイトの運営者のサーバ(10)がネットワーク(100)を介して接続され、前記サーバ(10)は、前記ショッピングサイトで出品される商品の名称,価格,画像等からなる商品情報を前記出品者の端末(3)から取得する出品受付手段(11)と、前記商品の価格帯ごとにそれぞれの前記商品を商品群としてグループ化するグループ化手段(11)と、贈答品の金額として指定される贈答金額に関連付けられるとともに前記贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが前記受取人の端末(2)から入力されると、前記金額コードに対応した前記商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の前記商品情報を前記受取人の端末(2)で表示させる商品表示手段(11)と、前記表示された商品群の中から前記受取人の端末(2)による商品の選択を受け付け、前記選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段(11)と、前記受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を前記受取人の端末(2)から取得する受取人情報取得手段(11)と、前記選択された商品の商品情報と前記商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段(12)を備えるインターネットショッピングシステムにおいて使用されるギフトカード(20)であって、前記金額コードが記載され、現実の店舗において既製品として販売されることを特徴とする。
また、請求項10に記載のギフトカード(20)は、贈答品の受取人の端末(2)と、商品の出品者の端末(3)と、ショッピングサイトの運営者のサーバ(10)がネットワーク(100)を介して接続され、前記サーバ(10)は、前記ショッピングサイトで出品される商品の名称,価格,画像等からなる商品情報を前記出品者の端末(3)から取得する出品受付手段(11)と、贈答品の金額として指定される贈答金額に関連付けられるとともに前記贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが前記受取人の端末(2)から入力されると、前記出品された商品の中から前記金額コードに対応した価格帯の商品群を抽出するとともに、それらの価格は非表示の状態でその他の前記商品情報を前記受取人の端末(2)で表示させる商品表示手段(11)と、前記表示された商品群から前記受取人の端末(2)による商品の選択を受け付け、前記選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段(11)と、前記受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を前記受取人の端末(2)から取得する受取人情報取得手段(11)と、前記選択された商品の商品情報と前記商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段(12)を備えるインターネットショッピングシステムにおいて使用されるギフトカード(20)であって、前記金額コードが記載され、現実の店舗において既製品として販売されることを特徴とする。
また、請求項11に記載のギフトカード(20)は、ポストカード形式であって郵送可能としたことを特徴とする。
また、請求項12に記載のギフトカード(20)は、前記金額コードを入力するためのホームページを前記受取人の端末(2)で表示させる識別子又はNFCタグ(23)が埋め込まれたことを特徴とする。
また、請求項13に記載のギフトカード(20)は、前記金額コードの情報を含むとともに、前記受取人の端末(2)では前記金額コードを表示することなく前記受取人の端末(2)に前記金額コードの情報を前記サーバ(10)へ送信させる識別子又はNFCタグ(23)が埋め込まれたことを特徴とする。
また、請求項14に記載のギフトカード(20)は、贈答品の受取人の端末(2)と、商品の出品者の端末(3)と、ショッピングサイトの運営者のサーバ(10)がネットワークを介して接続され、前記サーバ(10)は、前記ショッピングサイトで出品される商品の名称,価格,画像等からなる商品情報を前記出品者の端末(3)から取得する出品受付手段(11)と、前記商品の価格帯ごとにそれぞれの前記商品を商品群としてグループ化するグループ化手段(11)と、贈答品の金額として指定される贈答金額に関連付けられるとともに前記贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが前記受取人の端末(2)から入力されると、前記金額コードに対応した前記商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の前記商品情報を前記受取人の端末(2)で表示させる商品表示手段(11)と、前記表示された商品群の中から前記受取人の端末(2)による商品の選択を受け付け、前記選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段(11)と、前記受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を前記受取人の端末(2)から取得する受取人情報取得手段(11)と、前記選択された商品の商品情報と前記商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段(12)を備えるインターネットショッピングシステムにおいて使用されるギフトカード(20)であって、前記金額コードの情報を含むとともに、前記受取人の端末(2)では前記金額コードを表示することなく前記受取人の端末(2)に前記金額コードの情報を前記サーバ(10)へ送信させる識別子又はNFCタグ(23)が埋め込まれ、現実の店舗において既製品として販売されることを特徴とする。
また、請求項15に記載のギフトカード(20)は、贈答品の受取人の端末(2)と、商品の出品者の端末(3)と、ショッピングサイトの運営者のサーバ(10)がネットワークを介して接続され、前記サーバ(10)は、前記ショッピングサイトで出品される商品の名称,価格,画像等からなる商品情報を前記出品者の端末(3)から取得する出品受付手段(11)と、贈答品の金額として指定される贈答金額に関連付けられるとともに前記贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが前記受取人の端末(2)から入力されると、前記出品された商品の中から前記金額コードに対応した価格帯の商品群を抽出するとともに、それらの価格は非表示の状態でその他の前記商品情報を前記受取人の端末(2)で表示させる商品表示手段(11)と、前記表示された商品群の中から前記受取人の端末(2)による商品の選択を受け付け、前記選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段(11)と、前記受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を前記受取人の端末(2)から取得する受取人情報取得手段(11)と、前記選択された商品の商品情報と前記商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段(12)を備えるインターネットショッピングシステムにおいて使用されるギフトカード(20)であって、前記金額コードの情報を含むとともに、前記受取人の端末(2)では前記金額コードを表示することなく前記受取人の端末(2)に前記金額コードの情報を前記サーバ(10)へ送信させる識別子又はNFCタグ(23)が埋め込まれ、現実の店舗において既製品として販売されることを特徴とする。
ここで、上記括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に掲載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載のインターネットショッピングシステムによれば、例えば金額コードが記載されたギフトカードを受取人が受け取り、受取人の端末から、贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが入力されると、金額コードに対応した商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の商品情報を受取人の端末で表示させるので、送り主がショッピングサイトの運営者に贈答金額を支払い、その後で受取人に複数の商品の中から自分の好みに合う商品を選択してもらう形態のインターネットショッピングであっても、贈答金額がいくらであるかを受取人に知られずに済む。
また、金額コードが受取人の端末から入力される前に、サーバでは商品の価格帯ごとにそれぞれの商品を商品群としてグループ化しているので、金額コードが受取人の端末から入力されてからの処理が速い。
しかも、金額コードに対応した商品群の商品を表示するので、金額コードに対応した金額の商品のみを表示する場合に比べて表示される商品の数が多く、受取人の商品選択の幅が広い。
また、請求項2に記載のインターネットショッピングシステムによれば、例えば金額コードが記載されたギフトカードを受取人が受け取り、受取人の端末から、贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが入力されると、前記出品された商品の中から前記金額コードに対応した価格帯の商品群を抽出するとともに、それらの価格は非表示の状態でその他の商品情報を受取人の端末で表示させるので、送り主がショッピングサイトの運営者に贈答金額を支払い、その後で受取人に複数の商品の中から自分の好みに合う商品を選択してもらう形態のインターネットショッピングであっても、贈答金額がいくらであるかを受取人に知られずに済む。
また、金額コードに対応した商品群の商品を表示するので、金額コードに対応した商品のみを表示する場合に比べて表示される商品の数が多く、受取人の商品選択の幅が広い。
また、請求項3に記載のインターネットショッピングシステムによれば、請求項1又は2に記載の発明の作用効果に加え、サーバは、受取人の端末から商品の選択を一旦受け付けた後、金額コードが再度入力された場合にはこれを無効にするので、受取人が故意又は過失で再度同じ金額コードを入力しても贈答金額以上の買い物ができない。よって、送り主がショッピングサイトの運営者から二重に代金を請求されたり、運営者が二重に商品を発送したりといった損害が発生しない。
また、請求項4に記載のインターネットショッピングシステムによれば、請求項1乃至3に記載の発明の作用効果に加え、サーバは、発注情報を、選択された商品を出品している出品者の端末に送信するので、ショッピングサイトの運営者が直接商品の発送を行わなくて済み、また運営者が商品の在庫を抱えずに済む。
また、請求項5に記載のインターネットショッピングシステムによれば、請求項1乃至3に記載の発明の作用効果に加え、サーバは、発注情報を、選択された商品の在庫管理をしている在庫管理者の端末に送信するので、ショッピングサイトの運営者が直接商品の発送を行わなくて済む。また、商品を在庫管理者から直接受取人に発送することができるので、受取人が商品を選択してから商品を実際に受け取るまでの日数が短縮される。
また、請求項6に記載のインターネットショッピングシステムによれば、請求項1乃至5に記載の発明の作用効果に加え、金額コードを送り主の端末に電子メールで送信するので、金額コードを紛失する可能性が低く、また受取人が早く金額コードを手にすることができる。
また、請求項7に記載のギフトカードによれば、金額コードが記載されているので、そのギフトカードを送り主から受取人へ手渡ししたり、例えば請求項10に記載の発明のようにポストカードとして郵送したりすることで、インターネットショッピングシステムであっても送り主が受取人と直接やりとりでき、心のこもった贈り物となる。
また、請求項8に記載のギフトカードによれば、表面又は裏面の少なくともいずれか一方が、送り主により指定されたデザインの外観であるので、送り主の気持ちを受取人にさらに伝えることができる。
また、請求項9に記載のギフトカードによれば、受取人の端末から、贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが入力されると、金額コードに対応した商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の商品情報を受取人の端末で表示させるので、現実の店舗において既製品として販売されるギフトカードを受取人に送った場合であっても、ギフトカードに記載されている金額コードを入力することで、贈答金額がいくらであるかを受取人に知られずに済む。
また、そのギフトカードは現実の店舗で既製品として販売されているので、パソコンの操作が苦手な送り主であっても気軽にこのインターネットショッピングシステムを利用することができる。
また、金額コードが受取人の端末から入力される前に、サーバでは商品の価格帯ごとにそれぞれの商品を商品群としてグループ化しているので、金額コードが受取人の端末から入力されてからの処理が速い。
また、請求項10に記載のギフトカードによれば、受取人の端末から、贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが入力されると、金額コードに対応した商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の商品情報を受取人の端末で表示させるので、現実の店舗において既製品として販売されるギフトカードを受取人に送った場合であっても、ギフトカードに記載されている金額コードを入力することで、贈答金額がいくらであるかを受取人に知られずに済む。
また、そのギフトカードは現実の店舗で既製品として販売されているので、パソコンの操作が苦手な送り主であっても気軽にこのインターネットショッピングシステムを利用することができる。
また、請求項12に記載のギフトカードによれば、金額コードを入力するためのホームページを受取人の端末で表示させる識別子又はNFCタグが埋め込まれたので、受取人の端末がその識別子リーダーやNFCタグリーダーの機能を有していれば、金額コードの入力に手間が掛からない。
また、請求項13に記載のギフトカードによれば、金額コードの情報を含むとともに、受取人の端末では金額コードを表示することなく受取人の端末に金額コードの情報をサーバへ送信させる識別子又はNFCタグが埋め込まれたので、受取人の端末がその識別子リーダーやNFCタグリーダーの機能を有していれば、NFCタグ等を読み取らせるだけで商品表示手段によって商品情報が受取人の端末で表示される。よって、受取人の手間は非常に少ない。
また、請求項14に記載のギフトカードによれば、受取人の端末から、贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが入力されると、金額コードに対応した商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の商品情報を受取人の端末で表示させるので、現実の店舗において既製品として販売されるギフトカードを受取人に送った場合であっても、ギフトカードに記載されている金額コードを入力することで、贈答金額がいくらであるかを受取人に知られずに済む。
また、そのギフトカードは現実の店舗で既製品として販売されているので、パソコンの操作が苦手な送り主であっても気軽にこのインターネットショッピングシステムを利用することができる。
しかも、金額コードの情報を含むとともに、受取人の端末では金額コードを表示することなく受取人の端末に金額コードの情報をサーバへ送信させる識別子又はNFCタグが埋め込まれたので、受取人の端末がその識別子リーダーやNFCタグリーダーの機能を有していれば、NFCタグ等を読み取らせるだけで商品表示手段によって商品情報が受取人の端末で表示される。よって、受取人の手間は非常に少ない。
さらに、金額コードに対応した商品群の商品を表示するので、金額コードに対応した金額の商品のみを表示する場合に比べて表示される商品の数が多く、受取人の商品選択の幅が広い。
また、請求項15に記載のギフトカードによれば、受取人の端末から、贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが入力されると、金額コードに対応した商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の商品情報を受取人の端末で表示させるので、現実の店舗において既製品として販売されるギフトカードを受取人に送った場合であっても、ギフトカードに記載されている金額コードを入力することで、贈答金額がいくらであるかを受取人に知られずに済む。
また、そのギフトカードは現実の店舗で既製品として販売されているので、パソコンの操作が苦手な送り主であっても気軽にこのインターネットショッピングシステムを利用することができる。
しかも、金額コードの情報を含むとともに、受取人の端末では金額コードを表示することなく受取人の端末に金額コードの情報をサーバへ送信させる識別子又はNFCタグが埋め込まれたので、受取人の端末がその識別子リーダーやNFCタグリーダーの機能を有していれば、NFCタグ等を読み取らせるだけで商品表示手段によって商品情報が受取人の端末で表示される。よって、受取人の手間は非常に少ない。
なお、本発明のインターネットショッピングシステム及びそれに使用されるギフトカードのように、商品の価格は非表示の状態でその他の商品情報を受取人の端末で表示させる点は、上述した非特許文献1には全く記載されていない。
本発明の第一実施形態に係るインターネットショッピングシステムの通信構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態に係るインターネットショッピングシステムにおけるサーバの電気的構成概要を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態及び第二実施形態に係るインターネットショッピングシステムにおけるサーバの制御部が行う処理を示すフローチャートである。 本発明の第一実施形態及び第三実施形態に係るインターネットショッピングシステムにおけるサーバの制御部が行う処理を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係るインターネットショッピングシステムにおけるサーバの制御部が行う処理を示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態に係るインターネットショッピングシステムで使用されるギフトカードを示す平面図である。 本発明の第三実施形態に係るインターネットショッピングシステムにおけるサーバの制御部の処理を示すフローチャートである。 本発明の第四実施形態に係るインターネットショッピングシステムの通信構成を示すブロック図である。 本発明の第四実施形態に係るインターネットショッピングシステムにおけるサーバの制御部の処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るインターネットショッピングシステムで使用されるギフトカードを示す平面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るインターネットショッピングシステムで使用されるギフトカードを示す平面図である。
(第一実施形態)
図1乃至図4を参照して、本発明の第一実施形態に係るインターネットショッピングシステムを説明する。
このインターネットショッピングシステムは、贈答品の送り主の端末1と、贈答品の受取人の端末2と、商品の出品者の端末3と、ショッピングサイト(仮想ショッピングモール)の運営者のサーバ10がインターネット100を介して接続される。
そして、贈答品の送り主が事前にショッピングサイトの運営者に所定の金額を支払っておき、贈答品の受取人がその金額分の商品をショッピングサイトにある全商品の中から選択するものである。
特に、このインターネットショッピングシステムは入学祝い、卒業祝い、中元、歳暮、引き出物、香典返し等の贈答品を送る際に利用される。
送り主の端末1、受取人の端末2、及び出品者の端末3は、家庭や企業に広く普及している一般的なパソコンである。ウェブブラウザを使用してショッピングサイトにアクセス可能な性能を有していれば、それらの端末1,2,3はどのような性能のものであってもよい。
出品者は複数存在し、事前に運営者によってショッピングサイト上に出品(出店)可能かどうかの審査が行われる。
もちろん、送り主及び受取人も複数存在する。
運営者のサーバ10は、図2に示すように制御部11と、記憶部12と、出力用のディスプレイ等からなる出力部13と、入力用のキーボードやマウス等からなる入力部14を備えている。
制御部11は、記憶部12に記憶された制御プログラムに従ってシステム全体を制御するものであり、CPUからなる。
記憶部12は、ROMやRAMといった記憶媒体からなる。ROMには、システム全体を制御する制御プログラム等が記憶される。RAMには商品情報、発行された金額コード、送り主情報、受取人情報、発注情報等が記憶される。
なお、記憶部12として、HDD等の他の記憶媒体が、主に又は補助的に用いられてもよい。
以上のように構成されたインターネットショッピングシステムにおける、サーバ10の制御部11が行う制御について、図3及び図4に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、サーバ10の電源を入れた後、システムの初期化を行う(ステップS101(以下、「ステップ」という語を省略する))。
次に、出品者がどの商品をショッピングサイトで出品するかを決めると、その商品の名称,価格,画像、個数等からなる商品情報を出品者の端末3からショッピングサイトの運営者のサーバ10に送信する。制御部11はその商品情報を出品者の端末3から取得し記憶部12に記憶させる(S102)。
次に、制御部11は、商品の価格帯ごとにそれぞれの商品を商品群としてグループ化すし、どの商品がどの商品群に属するかを記憶部12に記憶させる(S103)。
その価格帯の幅をいくらにするかは事前に設定される。例えば、3000円分の金額コードに対して2500円以上3500円未満の価格の商品を一つの商品群に対応させるように設定される。
次に、送り主の端末1で贈答品の金額として送る贈答金額とその口数を指定すると、制御部11は、贈答金額及び口数を送り主の端末1から取得し記憶部12に記憶させる(S104)。この料金は例えばクレジットカードによって決済される。
次に、制御部11は、贈答金額に関連付けられるとともに贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードを発行し、送り主の端末1にその金額コードを電子メールで送信する(S105)。又は、制御部11がこの金額コードを送り主の端末1のウェブブラウザ上で表示させてもよい。一人の送り主が複数の口数の金額コードを購入する場合、それらの贈答金額が互いに同じであっても、互いに異なる金額コードが口数と同じ数だけサーバ10により用意されることが望ましい。
ここで金額コードは、例えば「QWERTYUI」や「ASDFGHJK」といったアルファベット(アルファベットと数字が混在していてもよい)をランダムに並べたものであり、贈答金額が3000円であったとしても金額コードの文字列を人間が見てもこれが3000円を意味するものとは理解できないものである。
この金額コードはその都度制御部11が作成して贈答金額に関連付けてもよいし、事前に金額コードと贈答金額が関連付けられた対応表を記憶部12に記憶させておき記憶部12から金額コードを読み出してもよい。
次に、送り主の端末1がサーバ10から金額コードを受け取ると、電子メールや手紙等の何らかの方法(デジタル、アナログを問わない)によって送り主から受取人に対して金額コードが知らされる。
そして、図4に示すようにショッピングサイト上で受取人の端末2から金額コードが入力されるまで待つ。
ここで、金額コードがサーバ10によって発行されてから例えば6ヶ月以内に受取人の端末2によって金額コードを入力しなければいけないといった入力期限を設けることもできる。
次に、受取人の端末2において、受け取った金額コードが入力されると(S106)、制御部11は、金額コードに対応した商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の商品情報を受取人の端末2で表示させる(S107)。
つまり、受取人の端末2では金額コードに係る額を含む価格帯の商品が一覧で表示され、商品の名称やその画像、機能の説明は表示されるが、受取人の端末2ではその商品の価格や価格帯は表示されない。もちろん、受取人の端末2でどのような操作を行っても価格が表示されることはない。
そして、制御部11は、抽出された商品の中から受取人の端末2による商品の選択を受け付け、受取人により選択された商品の商品情報を記憶部12の中から取得する(S108)。
次に、制御部11は、受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を受取人の端末2から入力させて、取得する(S109)。
最後に、制御部11は、受取人に選択された商品の商品情報と、商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する(S110)。
この発注情報に基づいて商品の発送の準備が行われる。
以上のように構成及び制御されたインターネットショッピングシステムによれば、金額コードが記載された電子メール等を受取人が受け取り、受取人の端末2から、贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが入力されると、金額コードに対応した商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の商品情報を受取人の端末2で表示させるので、送り主がショッピングサイトの運営者に贈答金額を支払い、その後で受取人に複数の商品の中から自分の好みに合う商品を選択してもらう形態のインターネットショッピングであっても、贈答金額がいくらであるかを受取人に知られずに済む。
また、金額コードが受取人の端末2から入力される前に、サーバ10では商品の価格帯ごとにそれぞれの商品を商品群としてグループ化しているので、金額コードが受取人の端末2から入力されてからの処理が速い。
しかも、金額コードに対応した商品群の商品を表示するので、金額コードに対応した金額の商品のみを表示する場合に比べて表示される商品の数が多く、受取人の商品選択の幅が広い。
また、金額コードを送り主の端末1に電子メールで送信するので、金額コードを紛失する可能性が低く、また受取人が早く金額コードを手にすることができる。
(第二実施形態)
次に図3及び図5を参照して、本発明の第二実施形態に係るインターネットショッピングシステムを説明する。なお、第一実施形態と同一部分には同一符号を付した。
本実施形態の第一実施形態との違いは、商品選択を受け付けた後の金額コードの扱いであり、その他の構成要素に関しては第一実施形態と同一である。
まず、サーバ10の電源を入れた後、システムの初期化を行う(S101)。
次に、制御部11はその商品情報を出品者の端末3から取得し記憶部12に記憶させる(S102)。
次に、制御部11は、商品の価格帯ごとにそれぞれの商品を商品群としてグループ化すし、どの商品がどの商品群に属するかを記憶部12に記憶させる(S103)。
次に、送り主の端末1で贈答品の金額として送る贈答金額とその口数を指定すると、制御部11は、贈答金額及び口数を送り主の端末1から取得し記憶部12に記憶させる(S104)。
次に、制御部11は金額コードを送り主の端末1に送信する(S105)。このとき、制御部11は有効情報を「True」とする(この金額コードは有効とする)とともに、これを金額コードに関連付けて記憶部12に記憶させる。
そして、図5に示すように受取人の端末2から金額コードが入力されると(S106)、制御部11は記憶部12から有効情報を読み出して、その金額コードが有効か否かの判断をする(S111)。
有効情報が「False」であれば、制御部11は、金額コードが無効であるとしてそれ以降の商品情報の表示等を行わない。つまり有効情報が「False」であるのは、受取人の端末2から商品の選択を一旦受け付けた後、同一の金額コードが再度入力された場合である。
S111において有効情報が「True」であれば(金額コードが有効であれば)、制御部11は、出品された商品の中から金額コードに対応した商品群の商品を、それぞれの価格は非表示の状態でその他の商品情報を受取人の端末2で表示させる(S107)。
次に、制御部11は抽出された商品の中から受取人の端末2による商品の選択を受け付け、選択された商品の商品情報を取得する(S108)。
そして、制御部11はこの金額コードに係る有効情報を「True」から「False」に書き換えて記憶部12に記憶させる(S112)。
次に、制御部11は、受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を受取人の端末2から入力させて、取得する(S109)。
最後に、制御部11は、選択された商品の商品情報と商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する(S110)。
以上のように構成及び制御されたインターネットショッピングシステムによれば、サーバ10は、受取人の端末2から商品の選択を一旦受け付けた後、金額コードが再度入力された場合にはこれを無効にするので、受取人が故意又は過失で再度同じ金額コードを入力しても贈答金額以上の買い物ができない。よって、送り主がショッピングサイトの運営者から二重に代金を請求されたり、運営者が二重に商品を発送したりといった損害が発生しない。
(第三実施形態)
次に図4、図6、及び図7を参照して、本発明の第三実施形態に係るインターネットショッピングシステム及びそれに使用されるギフトカードを説明する。なお、第一実施形態と同一部分には同一符号を付した。
本実施形態の第一実施形態との違いは、商品選択を受け付けた後の金額コードの発行が図6に示すギフトカードとして行われることであり、その他の構成要素に関しては第一実施形態と同一である。
このギフトカードは、図6に示すように本実施形態においては誕生日プレゼントとして贈られるものであって、誕生日用のデザインとなっており、誕生日用イラスト21と送り主から受取人へのメッセージ22が記載されている。
そして、ギフトカードには金額コードが記載されている。この金額コードをスクラッチ箔で覆い、コイン等でスクラッチ箔を削ったときに金額コードが表れるようにしてもよい。
次に、本実施形態に係るサーバ10の制御部11が行う制御について、図4及び図7に示すフローチャートを参照して説明する。
図7に示すように、S101からS104までは第一実施形態における制御と同一である。
S104の後(S104と同時であってもよい)、送り主の端末1でギフトカード20の外観(おもて面及び裏面)のデザインを指定すると、制御部11は、そのデザインのデータを送り主の端末1から取得し記憶部12に記憶させる(S113)。
この外観のデザインには、誕生日用やゴルフコンペでの景品用というように目的別のイラスト21、送り主が指定する写真、後で手書きメッセージ22を記入するための空白、印字済みのメッセージ22等が含まれる。そして、ギフトカード20は一枚ずつ異なる外観デザインとすることもできる。
また、ギフトカード20はおもて面が受取人の住所及び氏名を記入できるポストカード形式であって、郵送可能となっている。
次に、制御部11は、贈答金額に関連付けられるとともに贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードを発行し、送り主の端末1から取得した外観デザイン及び金額コードが記載されたギフトカード20を作成させる(S114)。
そして、出来上がったポストカードであるギフトカード20を送り主が受け取ると、送り主はメッセージを手書きする等した後にギフトカード20を郵送する。もちろん、送り主から受取人にギフトカード20を手渡ししてもよい。
受取人がギフトカード20、つまり金額コードを受け取った後にサーバ10の制御部11が行うS106以降の制御(図4参照)は第一実施形態と同一である。
以上のように制御されたインターネットショッピングシステム及びそれに使用されるギフトカードによれば、贈答金額がいくらであるかを受取人に知られずに済むだけでなく、ギフトカードとして贈るので、インターネットショッピングシステムであっても送り主が受取人と直接やりとりでき、心のこもった贈り物となる。
しかも、ギフトカード20の外観が、送り主に指定されたメッセージ22等を含むデザインであるので、送り主の気持ちをさらに伝えることができる。
(第四実施形態)
次に図8及び図9を参照して、本発明の第四実施形態に係るインターネットショッピングシステム及びそれに使用されるギフトカードを説明する。なお、第三実施形態と同一部分には同一符号を付した。
本実施形態では、第三実施形態と同様に金額コードが記載されたギフトカード20がやりとりされるが、第三実施形態ではギフトカード20がオンデマンドで個別に作成されたところ、本実施形態ではギフトカード20は現実の店舗(スーパー、デパート、コンビニ、金券ショップ等)において既製品として販売され、そのギフトカード20が手渡しや郵送によって受取人の元に届くものである。
これに伴い、本実施形態に係るインターネットショッピングシステムの通信構成としては、図8に示すように、送り主の端末はそのシステム上不要である。
次に、本実施形態に係るサーバ10の制御部11が行う制御について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、S101とS102は第三実施形態における制御と同一である。
そして、S102の後は受取人の端末3からギフトカード20に記載された金額コードの入力がなされるのを待つ(S106)。
本実施形態では金額コードが入力されると(S106)、制御部11は、出品された商品の中から金額コードに対応した価格帯の商品群を抽出するとともに、それらの価格は非表示の状態でその他の商品情報を受取人の端末2で表示させる(S115)。
つまり、第一乃至第三実施形態では金額コードが受取人の端末2で入力されるまでに、制御部11が商品を価格帯ごとにグループ化していたが、本実施形態では金額コードが入力されて初めて制御部11がその価格帯の商品群をピックアップする。
次に、制御部11は、受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を受取人の端末2から入力させて取得し(S109)、最後に、制御部11は、受取人に選択された商品の商品情報と、商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する(S110)。
以上のように制御されたインターネットショッピングシステム及びそれに使用されるギフトカード20によれば、現実の店舗において既製品として販売されるギフトカード20を受取人に送った場合であっても、ギフトカード20に記載されている金額コードを入力することで、贈答金額がいくらであるかを受取人に知られずに済む。
また、そのギフトカードは現実の店舗で既製品として販売されているので、パソコンの操作が苦手な送り主であっても気軽にこのインターネットショッピングシステムを利用することができる。
なお、第一、第二実施形態において、選択された商品の発送はショッピングサイトの運営者が行うとしたが、これに限られるものではない。つまり、サーバ10の制御部11は発注情報を、選択された商品を出品している出品者の端末3、又はその商品の在庫管理をしている在庫管理者の端末に送信するようにして、出品者や在庫管理者が商品発送を行ってもよい。
これにより、運営者が商品の発送を行わなくて済み、また運営者が商品の在庫を抱えずに済む。また、商品を出品者や在庫管理者から直接受取人に発送することができるので、受取人が商品を選択してから商品を実際に受け取るまでの日数が短縮される。
また、贈答品の送り主が事前にショッピングサイトの運営者に所定の金額を支払っておくとしたが、これに限られるものではなく、課金のタイミングはいつであってもよい。
例えば、サーバ10において金額コードを発行したにもかかわらず、受取人がショッピングサイト上で期限内にその金額コードを入力しなかった(商品を選択しなかった)場合には、受取人にはその金額コードに係る料金が課金されない、又は返金されるようにしてもよい。
また、第三実施形態において、ギフトカード20のデザインを指定したが、運営者がギフトカード20のデザインを一律に決めておき、送り主がギフトカード20のデザインを指定できなくてもよい。
また、第三、第四実施形態において、ギフトカード20を送り主から受取人に郵送や手渡ししたが、これに限られるものではなく、ギフトカード20を送り主が入手した後、それに記載されている金額コードを送り主の端末1から受取人の端末2へ電子メールで送信してもよい。
さらに、金額コードが記載されたギフトカード20はポストカード形式であるとしたが、これに限られるものではなく、通常の商品券のようにそれ単独で郵送できなくてもよい。
また、第一乃至第三実施形態において、電子メール又はギフトカード20によって金額コードの発行が送り主へなされたが、これに限られるものではなく、電子メール又はギフトカード20がショッピングサイトの運営者から直接受取人に送られてもよい。
また、ギフトカード20には金額コードを表示するだけでなく、図10に示すようにNFCタグ23を埋め込んでいてもよい。このNFCタグ23によって、その金額コードを入力するためのホームページを受取人の端末2で表示させることができる。
これにより、受取人の端末2が、例えばスマートフォンであって、NFCタグリーダーの機能を有していれば、金額コードの入力に手間が掛からない。
なお、NFCタグ23の代わりに、例えば二次元バーコードとすることもできるが、NFCタグ23の場合はカメラやアプリを起動させることなくかざすだけでブラウザが立ち上がるので、NFCタグ23のほうが便利である。
また、このような受取人の端末2における金額コードの入力を補助するための情報が埋め込まれるものは、二次元バーコードやNFCタグ23に限られず、他の識別子であってもよい。
さらに、図11に示すようにギフトカード20には金額コードを記載することなく(金額コードをスクラッチ箔で隠すことを含む)、NFCタグ23を埋め込んでいてもよい。この場合のNFCタグ23は、受取人の端末2では金額コードを表示することなく、受取人の端末2に金額コードの情報をサーバ10へ送信させるものである。
これにより、受取人の端末2がNFCタグリーダーの機能を有していれば、NFCタグ23を読み取らせるだけで金額コードに対応した価格又は価格帯の商品が抽出され、商品情報が受取人の端末2で表示される。よって、受取人の手間は非常に少ない。
図10や図11のようなNFCタグ23が埋め込まれたギフトカード20は、第三実施形態で示したオンデマンドタイプとしてもよいし、第四実施形態で示した現実の店舗において既製品として販売するものであってもよい。
また、金額コード入力前における商品のグループ化のタイミングは、S103のときに限られるものではなく、S102の商品情報の取得後であって受取人の端末2から金額コードが入力される前であれば、どのタイミングであってもよい。
1 送り主の端末
2 受取人の端末
3 出品者の端末
10 サーバ
11 制御部(出品受付手段、贈答金額取得手段、金額コード発行手段、商品表示手段、商品選択受付手段、受取人情報取得手段、発注情報保持手段、金額コード無効手段、商品発送手段)
12 記憶部(発注情報保持手段)
13 出力部
14 入力部
20 ギフトカード
21 イラスト
22 メッセージ
23 NFCタグ
100 ネットワーク(インターネット)

Claims (15)

  1. 贈答品の送り主の端末と、贈答品の受取人の端末と、商品の出品者の端末と、ショッピングサイトの運営者のサーバがネットワークを介して接続されたインターネットショッピングシステムにおいて、
    前記サーバは、
    前記ショッピングサイトで出品される商品の名称,価格,画像等からなる商品情報を前記出品者の端末から取得する出品受付手段と、
    前記商品の価格帯ごとにそれぞれの前記商品を商品群としてグループ化するグループ化手段と、
    前記送り主が贈答品の金額として指定した贈答金額及びその口数を前記送り主の端末から取得する贈答金額取得手段と、
    前記贈答金額に関連付けられるとともに前記贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードを、前記送り主用に発行する金額コード発行手段と、
    前記金額コードが前記受取人の端末から入力されると、前記金額コードに対応した前記グループ化された商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の前記商品情報を前記受取人の端末で表示させる商品表示手段と、
    前記表示された商品群から前記受取人の端末による商品の選択を受け付け、前記選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段と、
    前記受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を前記受取人の端末から取得する受取人情報取得手段と、
    前記選択された商品の商品情報と前記商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段を備えることを特徴とするインターネットショッピングシステム。
  2. 贈答品の送り主の端末と、贈答品の受取人の端末と、商品の出品者の端末と、ショッピングサイトの運営者のサーバがネットワークを介して接続されたインターネットショッピングシステムにおいて、
    前記サーバは、
    前記ショッピングサイトで出品される商品の名称,価格,画像等からなる商品情報を前記出品者の端末から取得する出品受付手段と、
    前記送り主が贈答品の金額として指定した贈答金額及びその口数を前記送り主の端末から取得する贈答金額取得手段と、
    前記贈答金額に関連付けられるとともに前記贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードを、前記送り主用に発行する金額コード発行手段と、
    前記金額コードが前記受取人の端末から入力されると、前記出品された商品の中から前記金額コードに対応した価格帯の商品群を抽出するとともに、それらの価格は非表示の状態でその他の前記商品情報を前記受取人の端末で表示させる商品表示手段と、
    前記表示された商品群から前記受取人の端末による商品の選択を受け付け、前記選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段と、
    前記受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を前記受取人の端末から取得する受取人情報取得手段と、
    前記選択された商品の商品情報と前記商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段を備えることを特徴とするインターネットショッピングシステム。
  3. 前記サーバは、
    前記商品選択受付手段において前記受取人の端末から商品の選択を一旦受け付けた後、前記金額コードが再度入力された場合にはこれを無効にする金額コード無効手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のインターネットショッピングシステム。
  4. 前記サーバは、
    前記発注情報を、前記選択された商品を出品している前記出品者の端末に送信する商品発送手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のインターネットショッピングシステム。
  5. 前記サーバは、
    前記発注情報を、前記選択された商品の在庫管理をしている在庫管理者の端末に送信する商品発送手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のインターネットショッピングシステム。
  6. 前記金額コード発行手段において、前記金額コードを前記送り主の端末に電子メールで送信することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載のインターネットショッピングシステム。
  7. 請求項1乃至6に記載のインターネットショッピングシステムにおいて使用されるギフトカードであって、
    前記金額コード発行手段において発行される前記金額コードが記載されたことを特徴とするギフトカード。
  8. 表面又は裏面の少なくともいずれか一方が、前記送り主により指定されたデザインの外観であることを特徴とする請求項7に記載のギフトカード。
  9. 贈答品の受取人の端末と、商品の出品者の端末と、ショッピングサイトの運営者のサーバがネットワークを介して接続され、
    前記サーバは、
    前記ショッピングサイトで出品される商品の名称,価格,画像等からなる商品情報を前記出品者の端末から取得する出品受付手段と、
    前記商品の価格帯ごとにそれぞれの前記商品を商品群としてグループ化するグループ化手段と、
    贈答品の金額として指定される贈答金額に関連付けられるとともに前記贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが前記受取人の端末から入力されると、前記金額コードに対応した前記グループ化された商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の前記商品情報を前記受取人の端末で表示させる商品表示手段と、
    前記表示された商品群から前記受取人の端末による商品の選択を受け付け、前記選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段と、
    前記受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を前記受取人の端末から取得する受取人情報取得手段と、
    前記選択された商品の商品情報と前記商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段を備えるインターネットショッピングシステムにおいて使用されるギフトカードであって、
    前記金額コードが記載され、現実の店舗において既製品として販売されることを特徴とするギフトカード。
  10. 贈答品の受取人の端末と、商品の出品者の端末と、ショッピングサイトの運営者のサーバがネットワークを介して接続され、
    前記サーバは、
    前記ショッピングサイトで出品される商品の名称,価格,画像等からなる商品情報を前記出品者の端末から取得する出品受付手段と、
    贈答品の金額として指定される贈答金額に関連付けられるとともに前記贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが前記受取人の端末から入力されると、前記出品された商品の中から前記金額コードに対応した価格帯の商品群を抽出するとともに、それらの価格は非表示の状態でその他の前記商品情報を前記受取人の端末で表示させる商品表示手段と、
    前記表示された商品群から前記受取人の端末による商品の選択を受け付け、前記選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段と、
    前記受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を前記受取人の端末から取得する受取人情報取得手段と、
    前記選択された商品の商品情報と前記商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段を備えるインターネットショッピングシステムにおいて使用されるギフトカードであって、
    前記金額コードが記載され、現実の店舗において既製品として販売されることを特徴とするギフトカード。
  11. ポストカード形式であって郵送可能としたことを特徴とする請求項7乃至10のうちいずれか一つに記載のギフトカード。
  12. 前記金額コードを入力するためのホームページを前記受取人の端末で表示させる識別子又はNFCタグが埋め込まれたことを特徴とする請求項7乃至11のうちいずれか一つに記載のギフトカード。
  13. 請求項1乃至6に記載のインターネットショッピングシステムにおいて使用されるギフトカードであって、
    前記金額コードの情報を含むとともに、前記受取人の端末では前記金額コードを表示することなく前記受取人の端末に前記金額コードの情報を前記サーバへ送信させる識別子又はNFCタグが埋め込まれたことを特徴とするギフトカード。
  14. 贈答品の受取人の端末と、商品の出品者の端末と、ショッピングサイトの運営者のサーバがネットワークを介して接続され、
    前記サーバは、
    前記ショッピングサイトで出品される商品の名称,価格,画像等からなる商品情報を前記出品者の端末から取得する出品受付手段と、
    前記商品の価格帯ごとにそれぞれの前記商品を商品群としてグループ化するグループ化手段と、
    贈答品の金額として指定される贈答金額に関連付けられるとともに前記贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが前記受取人の端末から入力されると、前記金額コードに対応した前記グループ化された商品群の商品を、それらの価格は非表示の状態でその他の前記商品情報を前記受取人の端末で表示させる商品表示手段と、
    前記表示された商品群から前記受取人の端末による商品の選択を受け付け、前記選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段と、
    前記受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を前記受取人の端末から取得する受取人情報取得手段と、
    前記選択された商品の商品情報と前記商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段を備えるインターネットショッピングシステムにおいて使用されるギフトカードであって、
    前記金額コードの情報を含むとともに、前記受取人の端末では前記金額コードを表示することなく前記受取人の端末に前記金額コードの情報を前記サーバへ送信させる識別子又はNFCタグが埋め込まれ、現実の店舗において既製品として販売されることを特徴とするギフトカード。
  15. 贈答品の受取人の端末と、商品の出品者の端末と、ショッピングサイトの運営者のサーバがネットワークを介して接続され、
    前記サーバは、
    前記ショッピングサイトで出品される商品の名称,価格,画像等からなる商品情報を前記出品者の端末から取得する出品受付手段と、
    贈答品の金額として指定される贈答金額に関連付けられるとともに前記贈答金額を秘匿して直接表示しない金額コードが前記受取人の端末から入力されると、それらの価格は非表示の状態でその他の前記商品情報を前記受取人の端末で表示させる商品表示手段と、
    前記表示された商品群から前記受取人の端末による商品の選択を受け付け、前記選択された商品の商品情報を取得する商品選択受付手段と、
    前記受取人の氏名,住所等からなる受取人情報を前記受取人の端末から取得する受取人情報取得手段と、
    前記選択された商品の商品情報と前記商品を選択した受取人の受取人情報とを関連付けて発注情報として保持する発注情報保持手段を備えるインターネットショッピングシステムにおいて使用されるギフトカードであって、
    前記金額コードの情報を含むとともに、前記受取人の端末では前記金額コードを表示することなく前記受取人の端末に前記金額コードの情報を前記サーバへ送信させる識別子又はNFCタグが埋め込まれ、現実の店舗において既製品として販売されることを特徴とするギフトカード。
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