JP2015158587A - 実像結像レンズ系および撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】新規な実像結像レンズ系を実現する。【解決手段】物体の実像を結像する実像結像レンズ系であって、物体側に正の屈折力の第1群I、像側に正の屈折力の第2群IIを配してなり、第1群Iと第2群IIの間に物体の中間像を実像として結像させ、第2群IIの像側に前記物体の実像を結像させるものである。【選択図】図1
Description
この発明は、実像結像レンズ系および撮像装置に関する。
物体の実像を結像する実像結像レンズ系は、通常の撮影カメラに広く用いられ、近来は、監視カメラや車載カメラ等にも用いられるようになってきている。
比較的近年に提案された実像結像レンズ系に関する特許文献として、特許文献1〜10を挙げる。
実像結像レンズ系には、画角が広いことや、諸収差が良好に補正されていること、Fナンバが小さく明るいことが、一般的に要請されている。
この発明は、新規な実像結像レンズ系の実現を課題とする。
この発明の実像結像レンズ系は、物体の実像を結像する実像結像レンズ系であって、物体側に正の屈折力の第1群、像側に正の屈折力の第2群を配してなり、第1群と第2群の間に物体の中間像を実像として結像させ、第2群の像側に前記物体の実像を結像させるものである。
この発明によれば、新規な実像結像レンズ系を実現できる。
以下、実施の形態を説明する。
図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15に、実施の形態を8例示す。これらは、この順序で、後述する具体的な実施例1〜8に対応する。
これらの図における左方が物体側であり、右方が像側である。
煩雑を避けるため、これらの図において、符号を共通化する。すなわち、物体側に配される第1群を符号Iで表し、像側に配される第2群を符号IIで表す。
符号STにより「開口絞り」を表す。図中における符号F1、F2は「ダミーガラス」を示し、符号Imは「像面」を示す。
上記各図に示す実施の形態の実像結像レンズは「CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子を用いる撮像装置」に用いることが想定されている。
従って、上記各図に示す実施の形態はまた「この発明の実像結像レンズ系を用いて、撮像対象の実像を、撮像素子の受光面上に結像させて撮像を行う撮像装置」の実施の形態をも示すものである。
ダミーガラスF1、F2は、赤外光カットフィルタ等の各種のフィルタや撮像素子のカバーガラスを、これらに「光学的に等価」な平行平板ガラスで置換したものである。
レンズに関しては、第i群(i=1〜2)を構成するレンズのうち、物体側から数えてj番目のレンズを符号Lijで示す。
図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15に示すように、撮像対象である物体からの光は、第1群Iに入射する。
第1群Iに入射した光は、第1群Iにより、第1群Iと第2群IIとの間に中間像として結像したのち、第2群IIにより像面Im上に実像として結像する。
第1群Iと第2群IIとの間に結像する中間像は、撮像対象である物体の倒立像であり、像面Imに結像する実像は、撮像対象である物体の正立像である。
説明を補足する。
上記各図に示された実施の形態の実像結像レンズ系は、半画角が30度以上、歪曲収差が±4%以内で、Fナンバが略2である。
上記各図に示された実施の形態の実像結像レンズ系は、半画角が30度以上、歪曲収差が±4%以内で、Fナンバが略2である。
この発明の実像結像レンズ系は、第1群と第2群の間に「中間像」を形成する構成とすることにより、広画角と歪曲収差の良好な補正と、明るさの実現を容易にしている。
この発明の実像結像レンズ系は、以下の条件(1)〜(3)の1以上を満足することが好ましい。
(1) −3.1 < fG1/f < −2.0
(2) 0.01 < n凸−n凹 < 0.07
(3) 1.2 < ν凸−ν凹 < 9.0 。
(2) 0.01 < n凸−n凹 < 0.07
(3) 1.2 < ν凸−ν凹 < 9.0 。
条件(1)〜(3)におけるパラメータの記号の意味は以下の通りである。
「f」は、全系のe線に対する焦点距離:f、「fG1」は、第1群のe線に対する合成焦点距離である。
「f」は、全系のe線に対する焦点距離:f、「fG1」は、第1群のe線に対する合成焦点距離である。
「n凸」は、全系における2枚以上の正レンズの、d線に対する屈折率の平均値、「n凹」は、2枚以上の負レンズの、d線に対する屈折率の平均値である。
「ν凸」は、全系における2枚以上の正レンズのアッベ数の平均値、「ν凹」は、全系における2枚以上の負レンズのアッベ数の平均値である。
なお、アッベ数は「d線に関するもの」である。
上記の如く、条件(2)及び(3)は、実像結像レンズ系が、2枚以上の正レンズ、2枚以上の負レンズを有することが前提である。
条件(1)は、全系の屈折力に対する第1群の屈折力の好適な範囲を規定するものである。
条件(1)のパラメータが上限を超えると、第1群の屈折力が過大になりやすく、諸収差の良好な補正が困難になり易い。
条件(1)のパラメータが下限を超えると、第1群の屈折力が不足気味となり易く、レンズが大きくなってコストアップを招来しやすい。
実像結像レンズのコンパクト化・低コスト化や「諸収差の良好な補正」のためには、条件(1)が満足されることが好ましい。
条件(2)は、実像結像レンズ系を構成する凸レンズと凹レンズの屈折率の範囲を定めるものである。
条件(2)の上限を超えると、ペッツバール和が過小となって「像面が正の側に倒れる像面湾曲」が大きくなり易い。
条件(2)の下限を超えると、逆にペッツバール和が過大となり「像面が負の側に倒れる像面湾曲」が大きくなり易い。
説明中の実施の形態や、後述の実施例では、前述のように、撮像素子の受光面上に実像を結像することを想定している。
撮像素子の受光面は平面であるから、結像する実像の像面が受光面に良好にフィットするために、条件(2)を満足することが好ましい。
条件(3)は、軸上の色収差を良好に補正するのに好ましい条件である。
条件(3)の上限を超えると「軸上の色収差が補正過剰」となり易く、主波長より短波長側で軸上の色収差が正の側に大きくなり易い。
また、上限(3)の下限を超えると「軸上の色収差が補正不足」となり易く、主波長より短波長側で負の側に軸上の色収差が大きくなり易い。
カラー画像の結像のためには、条件(3)を満足することが好ましい。
上記の如く、条件(1)〜(3)を満足することによる効果は、互いに別箇であるから、これらを個別に満足することにより、条件に応じた効果が得られる。
また、条件(1)〜(3)を同時に満足させることにより、これらの条件による全ての効果を期待できる。
第1群は、少なくとも2枚の正レンズを有し、最も物体側のレンズは正レンズであり、第2群は、少なくとも「2枚の正レンズと、2枚の負レンズ」を有し、最も物体側と最も像側のレンズは共に負レンズであり、群内に開口絞りを有するものであることができる。
第1群はまた「2枚の正レンズと、1枚の負レンズまたは正レンズと」で構成することができる。
第2群は「2枚または3枚の正レンズと、2枚の負レンズと」で構成することができる。
この場合、第2群の最も像側を「正レンズと負レンズの接合レンズ」とし、開口絞りを「該接合レンズの物体側に隣接」して配置することができる。
この発明の実像結像レンズ系では、第1群によって物体の中間像を「第1群と第2群の間」に結像させる。
この場合、第1群のレンズ径の小径化を考慮すると、第1群を射出する光線の主光線が光軸に略平行になる「所謂テレセントリック性」を第1群に持たせるのが良い。
第1群のレンズ径の小径化には、第1群の最も物体側のレンズを正レンズとするのがよい。
さらに、第1群にテレセントリック性を持たせるために、上記正レンズの像側にさらに1枚の正レンズを配する。
従って、第1群を「2枚の正レンズで構成」することは、第1群の小径化とテレセントリック性の実現のための最小のレンズ構成となる。
上記の如く、第1群を「2枚の正レンズと、1枚の負レンズまたは正レンズと」で構成すると、第1群の小径化とテレセントリック性を実現し易い。
そして、第2群は「2枚または3枚の正レンズと、2枚の負レンズと」で構成することができる。
この場合、最も像側を「正レンズと負レンズの接合レンズ」とし、開口絞りを該接合レンズの物体側に隣接して配置することができる。
そして、3枚のレンズで構成される第1群に対して、第2群を「2枚または3枚の正レンズと、2枚の負レンズと」で構成し、最も像側を正レンズと負レンズの接合レンズとし、開口絞りを前記接合レンズの物体側に隣接して配置する。
このようにすると、後述の実施例のように、良好な性能が実現され易い。
上に説明した条件(1)〜(3)の各パラメータは、上記(1)〜(3)よりも若干狭い以下の条件(1A)、(2A)、(3A)の1以上を満足するようにできる。
(1A) −2.9 < fG1/f < −2.0
(2A) 0.06 < n凸−n凹 < 0.07
(3A) 1.2 < ν凸−ν凹 < 3.4 。
(2A) 0.06 < n凸−n凹 < 0.07
(3A) 1.2 < ν凸−ν凹 < 3.4 。
条件(1A)、(2A)、(3A)は、上述の条件(1)、(2)、(3)に対応するものである。
これらの条件(1A)〜(3A)は、条件(1)〜(3)よりも厳しいが、これらを満足することにより、第1群を「2枚の正レンズ」で構成しつつ、良好な性能と、広い画角と、Fナンバ:2程度の明るさを実現できる。
このように、第1群を2枚の正レンズで構成する場合、第2群は「2枚または3枚の正レンズと、2枚の負レンズ」で構成することができる。
従って、この場合、第2群を構成するレンズの最小枚数は4枚であり、実像結像レンズ系全体を6枚のレンズで構成できる。
以下、具体的な実施例を8例挙げる。
各実施例において用いられる記号の意味は以下の通りである。
各実施例において用いられる記号の意味は以下の通りである。
f:全系のe線に対する合成焦点距離
F:Fナンバ
S:物体面からレンズ第1面までの距離
ω:半画角(度)
Y’:像高
ri(i=1〜14、c1〜c4):物体側から数えてi番目の面(開口絞りの面及びダミーガラスの面(c1〜c4)を含む)の曲率半径
di(i=1〜13、c1〜c3):物体側から数えてi番目とi+1番目の面の間隔
nd:レンズ及びダミーガラスの材料のd線に対する屈折率
νd:レンズ及びダミーガラスの材料のd線に対するアッベ数
ne:e線に対する屈折率
n凸:正の屈折力を有するレンズのndの平均
n凹:負の屈折力を有するレンズのndの平均
ν凸:正の屈折力を有するレンズのνdの平均
ν凹:負の屈折力を有するレンズのνdの平均 。
F:Fナンバ
S:物体面からレンズ第1面までの距離
ω:半画角(度)
Y’:像高
ri(i=1〜14、c1〜c4):物体側から数えてi番目の面(開口絞りの面及びダミーガラスの面(c1〜c4)を含む)の曲率半径
di(i=1〜13、c1〜c3):物体側から数えてi番目とi+1番目の面の間隔
nd:レンズ及びダミーガラスの材料のd線に対する屈折率
νd:レンズ及びダミーガラスの材料のd線に対するアッベ数
ne:e線に対する屈折率
n凸:正の屈折力を有するレンズのndの平均
n凹:負の屈折力を有するレンズのndの平均
ν凸:正の屈折力を有するレンズのνdの平均
ν凹:負の屈折力を有するレンズのνdの平均 。
また、各実施例とも、非球面が採用されている。
非球面は、光軸からの高さ:Y、光軸から高さYにおける非球面の非球面頂点における接平面からの距離:X、近軸曲率半径:R、円錐定数:K、非球面係数:
A4,A6,A8,A10として、周知の次式(A)で表現される。
A4,A6,A8,A10として、周知の次式(A)で表現される。
X=(1/R)×Y2/[1+√{1−(1+K)×(Y/R)2)}]
+A4・Y4+A6・Y6+A8・Y8+A10・Y10 (A)
なお、以下にあげる実施例1〜8は何れも、監視カメラ用の実像結像レンズ系として想定され、物体面から第1群の最も物体側のレンズ面までの距離:Sを1400mmに設定されている。
+A4・Y4+A6・Y6+A8・Y8+A10・Y10 (A)
なお、以下にあげる実施例1〜8は何れも、監視カメラ用の実像結像レンズ系として想定され、物体面から第1群の最も物体側のレンズ面までの距離:Sを1400mmに設定されている。
即ち、第1群の最も物体側のレンズ面から、光軸上で1400mmの位置にある物体が、実像結像レンズ系により像面(撮像素子の受光面)に実像として結像する。以下、上記Sを簡単に「物体距離」と称する。
なお、「長さの次元」を有するものの単位は、特に断らない限り「mm」である。
「実施例1」
実施例1は、図1に示した実施の形態の具体例である。
実施例1は、図1に示した実施の形態の具体例である。
実施例1の第1群Iは、物体側から2枚のレンズL11、L12を配して構成されている。
レンズL11は両凸レンズ、レンズL12は凸面を物体側に向けた正メニスカスレンズである。
第2群IIは、物体側から5枚のレンズL21、L22、L23、L24、L25を配してなる。
レンズL21は凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ、レンズL22は両凸レンズ、レンズL23は両凸レンズである。
レンズL24とレンズL25とは接合され、接合レンズとして正の屈折力を持つ。レンズL24は両凸レンズ、レンズL5は凹面を物体側に向けた負メニスカスレンズである。
第2群IIには、開口絞りSTが、レンズL23とレンズL24との間に配置されている。
実施例1における全系の焦点距離:f、Fナンバ:F、物体距離:S、最大像高:Y’、半画角:ωは以下の通りである。
f=-4.25 、F=2.0 、S=1400.0 、Y’=3.0 、ω=35.0゜
実施例1のデータを表1に示す。
実施例1のデータを表1に示す。
「非球面データ」
非球面のデータを表2に示す。
非球面のデータを表2に示す。
非球面のデータにおいて、例えば「-3.69953E-03」は「-3.69953×10-3」を意味する。以下の実施例においても同様である。
図2に、実施例1の実像結像レンズ系の収差図を示す。
球面収差の図で、破線は正弦条件を示し、非点収差の図で、実線はサジタル光線、点線はメリディオナル光線を示す。
また「e」はe線(波長:546.07nm)、「C」はC線(波長:656.27nm)、「F」はF線(波長:486.13nm)に関するものであることを示す。
これらの表記は、実施例2以下の他の実施例の収差図においても同様である。
「実施例2」
実施例2は、図3に示した実施の形態の具体例である。
実施例2は、図3に示した実施の形態の具体例である。
実施例2の第1群Iは、物体側から2枚のレンズL11、L12を配して構成されている。
レンズL11は両凸レンズ、レンズL12は凸面を物体側に向けた正メニスカスレンズである。
第2群IIは、物体側から5枚のレンズL21、L22、L23、L24、L25を配してなる。
レンズL21は凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ、レンズL22は凹面を物体側に向けた正メニスカスレンズである。
レンズL23、レンズL24は共に両凸レンズ、レンズL25は両凹レンズである。
レンズL24とレンズL25とは接合され、接合レンズとして正の屈折力を持つ。
第2群IIには、開口絞りSTが、レンズL22とレンズL23との間に、レンズL23に近接して配置されている。
実施例2における全系の焦点距離:f、Fナンバ:F、物体距離:S、最大像高:Y’、半画角:ωは以下の通りである。
f=-4.25 、F=2.0 、S=1400.0 、Y’=3.0 、ω=35.0゜
実施例2のデータを表3に示す。
実施例2のデータを表3に示す。
「非球面データ」
非球面のデータを表4に示す。
非球面のデータを表4に示す。
図4に、実施例2の実像結像レンズ系の収差図を図2に倣って示す。
「実施例3」
実施例3は、図5に示した実施の形態の具体例である。
実施例3は、図5に示した実施の形態の具体例である。
実施例3の第1群Iは、物体側から2枚のレンズL11、L12を配して構成されている。
レンズL11は両凸レンズ、レンズL12も両凸レンズである。
第2群IIは、物体側から5枚のレンズL21、L22、L23、L24、L25を配してなる。
レンズL21は凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ、レンズL22は両凸レンズである。
レンズL23、レンズL24は共に両凸レンズ、レンズL25は凹面を物体側に向けた負メニスカスレンズである。
レンズL24とレンズL25とは接合され、接合レンズとして正の屈折力を持つ。
第2群IIには、開口絞りSTが、レンズL23とレンズL24との間に配置されている。
実施例3における全系の焦点距離:f、Fナンバ:F、物体距離:S、最大像高:Y’、半画角:ωは以下の通りである。
f=-4.25 、F=2.0 、S=1400.0 、Y’=3.0 、ω=35.0゜
実施例3のデータを表5に示す。
実施例3のデータを表5に示す。
「非球面データ」
非球面のデータを表6に示す。
非球面のデータを表6に示す。
図6に、実施例3の実像結像レンズ系の収差図を図2に倣って示す。
「実施例4」
実施例4は、図7に示した実施の形態の具体例である。
実施例4は、図7に示した実施の形態の具体例である。
実施例4の第1群Iは、物体側から2枚のレンズL11、L12を配して構成されている。
レンズL11は両凸レンズ、レンズL12は凸面を物体側に向けた正メニスカスレンズである。
第2群IIは、物体側から4枚のレンズL21、L22、L23、L24を配してなる。
レンズL21は凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ、レンズL22は両凸レンズである。
レンズL23は両凸レンズ、レンズL24は凹面を物体側に向けた負メニスカスレンズである。
レンズL23とレンズL24とは接合され、接合レンズとして正の屈折力を持つ。
第2群IIには、開口絞りSTが、レンズL22とレンズL23との間に、レンズL23に近接して配置されている。
このように、実施例4の実像結像レンズ系は、第1群、第2群を合わせて6枚のレンズで構成され、全実施例1〜8の中で最も構成枚数が少ない。
実施例4における全系の焦点距離:f、Fナンバ:F、物体距離:S、最大像高:Y’、半画角:ωは以下の通りである。
f=-4.25 、F=2.0 、S=1400.0 、Y’=3.0 、ω=35.0゜
実施例4のデータを表7に示す。
実施例4のデータを表7に示す。
「非球面データ」
非球面のデータを表8に示す。
非球面のデータを表8に示す。
図8に、実施例4の実像結像レンズ系の収差図を図2に倣って示す。
「実施例5」
実施例5は、図9に示した実施の形態の具体例である。
実施例5は、図9に示した実施の形態の具体例である。
実施例5の第1群Iは、物体側から3枚のレンズL11、L12、L13を配して構成されている。
レンズL11は両凸レンズ、レンズL12は凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ、レンズL13は両凸レンズである。
第2群IIは、物体側から5枚のレンズL21、L22、L23、L24、L25を配してなる。
レンズL21は凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ、レンズL22は凹面を物体側に向けた正メニスカスレンズである。
レンズL23とレンズL24は共に両凸レンズ、レンズL25は両凹レンズである。
レンズL24とレンズL25とは接合され、接合レンズとして正の屈折力を持つ。
第2群IIには、開口絞りSTが、レンズL23とレンズL24との間に配置されている。
実施例5における全系の焦点距離:f、Fナンバ:F、物体距離:S、最大像高:Y’、半画角:ωは以下の通りである。
f=-4.25 、F=2.0 、S=1400.0 、Y’=3.0 、ω=35.0゜
実施例5のデータを表9に示す。
実施例5のデータを表9に示す。
「非球面のデータ」
非球面のデータを表10に示す。
非球面のデータを表10に示す。
図10に、実施例5の実像結像レンズ系の収差図を図2に倣って示す。
「実施例6」
実施例6は、図11に示した実施の形態の具体例である。
実施例6は、図11に示した実施の形態の具体例である。
実施例5の第1群Iは、物体側から3枚のレンズL11、L12、L13を配して構成されている。
レンズL11は両凸レンズ、レンズL12は凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ、レンズL13は両凸レンズである。
第2群IIは、物体側から5枚のレンズL21、L22、L23、L24、L25を配してなる。
レンズL21は凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ、レンズL22は凹面を物体側に向けた正メニスカスレンズである。
レンズL23とレンズL24は共に両凸レンズ、レンズL25は両凹レンズである。
レンズL24とレンズL25とは接合され、接合レンズとして正の屈折力を持つ。
第2群IIには、開口絞りSTが、レンズL23とレンズL24との間に配置されている。
実施例6における全系の焦点距離:f、Fナンバ:F、物体距離:S、最大像高:Y’、半画角:ωは以下の通りである。
f=-4.25 、F=2.0 、S=1400.0 、Y’=3.0 、ω=35.0゜
実施例6のデータを表11に示す。
実施例6のデータを表11に示す。
「非球面データ」
非球面のデータを表12に示す。
非球面のデータを表12に示す。
図12に、実施例6の実像結像レンズ系の収差図を図2に倣って示す。
「実施例7」
実施例7は、図13に示した実施の形態の具体例である。
実施例7は、図13に示した実施の形態の具体例である。
実施例7の第1群Iは、物体側から3枚のレンズL11、L12、L13を配して構成されている。
レンズL11は両凸レンズ、レンズL12は両凸レンズ、レンズL13は凹面を物体側に向けた負メニスカスレンズである。
第2群IIは、物体側から5枚のレンズL21、L22、L23、L24、L25を配してなる。
レンズL21は凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ、レンズL22は凹面を物体側に向けた正メニスカスレンズである。
レンズL23とレンズL24は共に両凸レンズ、レンズL25は凹面を物体側に向けた負メニスカスレンズである。
レンズL24とレンズL25とは接合され、接合レンズとして正の屈折力を持つ。
第2群IIには、開口絞りSTが、レンズL23とレンズL24との間に配置されている。
実施例7における全系の焦点距離:f、Fナンバ:F、物体距離:S、最大像高:Y’、半画角:ωは以下の通りである。
f=-4.25 、F=2.0 、S=1400.0 、Y’=3.0 、ω=35.0゜
実施例7のデータを表13に示す。
実施例7のデータを表13に示す。
「非球面データ」
非球面のデータを表14に示す。
非球面のデータを表14に示す。
図14に、実施例7の実像結像レンズ系の収差図を図2に倣って示す。
「実施例8」
実施例8は、図15に示した実施の形態の具体例である。
実施例8は、図15に示した実施の形態の具体例である。
実施例8の第1群Iは、物体側から3枚のレンズL11、L12、L13を配して構成されている。
レンズL11は両凸レンズ、レンズL12は両凸レンズ、レンズL13は凹面を物体側に向けた負メニスカスレンズである。
レンズL12とレンズL13とは接合されている。
第2群IIは、物体側から5枚のレンズL21、L22、L23、L24、L25を配してなる。
レンズL21は凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ、レンズL22は凹面を物体側に向けた正メニスカスレンズである。
レンズL23とレンズL24は共に両凸レンズ、レンズL25は凹面を物体側に向けた負メニスカスレンズである。
レンズL24とレンズL25とは接合され、接合レンズとして正の屈折力を持つ。
第2群IIには、開口絞りSTが、レンズL23とレンズL24との間に配置されている。
実施例8における全系の焦点距離:f、Fナンバ:F、物体距離:S、最大像高:Y’、半画角:ωは以下の通りである。
f=-4.25 、F=2.0 、S=1400.0 、Y’=3.0 、ω=35.0゜
実施例8のデータを表15に示す。
実施例8のデータを表15に示す。
「非球面データ」
非球面のデータを表16に示す。
非球面のデータを表16に示す。
図16に、実施例8の実像結像レンズ系の収差図を図2に倣って示す。
「各条件のパラメータの値」
上に挙げた実施例1〜8の実像結像レンズ系の、各条件のパラメータの値を一覧として、表17に示す。
上に挙げた実施例1〜8の実像結像レンズ系の、各条件のパラメータの値を一覧として、表17に示す。
表17に示すように、実施例1〜8の実像結像レンズ系は何れも、条件(1)〜(3)を満足している。
また、実施例1〜4の実像結像レンズ系は何れも、条件(1A)〜(3A)を満足している。
実施例1〜4を通じて、第1群Iは2枚の正レンズにより構成され、実施例5〜8を通じて第1群Iは3枚のレンズにより構成されている。
実施例1〜4を通じて、第1群Iは2枚の正レンズにより構成され、実施例5〜8を通じて第1群Iは3枚のレンズにより構成されている。
そして、実施例1〜8を通じて、第2群IIの最も物体側のレンズは「凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ」であり、その像側の面は非球面である。
収差図に示すように、各実施例の実像結像レンズ系は何れも、諸収差が良好に補正され、性能良好である。
また各実施例の実像結像レンズとも、半画角が30度以上と広画角で、歪曲収差が±4%以内で像の変形が小さく、Fナンバが略2と明るいレンズ系である。
即ち、実施例1〜8の実像結像レンズ系は、半画角:35度、Fナンバ:2.0であり、歪曲収差は何れも±2%以内に補正されている。
撮像素子により画像を取得する撮像装置においては、画像は電気信号の形で取得されるものである。
従って、歪曲収差については電子的なデータ処理による補正が可能である。
このため、歪曲収差については十分な補正を行わず「大きな歪曲収差」を許容した実像結像レンズ系も従来から提案されている。
しかし、歪曲収差が大きくなると、電子的なデータ処理で補正した画像は、補正に伴う「画質の劣化」、例えば、解像度の低下等が発生しやすい。
しかし、歪曲収差が大きくなると、電子的なデータ処理で補正した画像は、補正に伴う「画質の劣化」、例えば、解像度の低下等が発生しやすい。
従って、歪曲収差を電子的なデータ処理で補正することを前提としても、実像結像レンズ系自体の歪曲収差は小さいに超したことはない。
この点を鑑みると、実像結像レンズの歪曲収差は±4%以内、好ましくは±3%以内であるのが良い。
上に説明した各実施例では、歪曲収差は±2%以内に補正されているので、電子的な補正を必要としないレベルである。
仮に電子的に補正をする場合でも、補正後の画像の画質の劣化は実質上無視できるレベルであり、また、補正そのものも容易である。
仮に電子的に補正をする場合でも、補正後の画像の画質の劣化は実質上無視できるレベルであり、また、補正そのものも容易である。
また実施例1〜8の何れも、実像結像レンズ系を構成する全てのレンズは、鉛、砒素などの有害物質を含有していないガラス材料によるガラスレンズである。
このように、全てのレンズを化学的に安定で、鉛や砒素等の有害物質を含まない光学ガラスで構成することにより、材料のリサイクル化が可能となる。
即ち、リサイクル加工時の廃液による水質汚染が無く、省資源化や加工時に発生するCO2等を低減でき、地球環境を考慮した実像結像レンズ系を実現できる。
実施例1〜8として、撮像素子を用いる撮像装置に用いる実像結像レンズ系を示したが、この発明の実像結像レンズ系は、このような撮像装置に限らず、通常の銀塩カメラやデジタルカメラ、車載用撮像装置やビデオカメラ等の撮影用レンズ系として用い得ることは言うまでもない。
上述の如く、この発明によれば、以下のごとき実像結像レンズ系および撮像装置を提供できる。
[1]
物体の実像を結像する実像結像レンズ系であって、物体側に正の屈折力の第1群、像側に正の屈折力の第2群を配してなり、第1群と第2群の間に物体の中間像を実像として結像させ、第2群の像側に物体の実像を結像させるものである実像結像レンズ系。
物体の実像を結像する実像結像レンズ系であって、物体側に正の屈折力の第1群、像側に正の屈折力の第2群を配してなり、第1群と第2群の間に物体の中間像を実像として結像させ、第2群の像側に物体の実像を結像させるものである実像結像レンズ系。
[2]
[1]に記載の実像結像レンズ系において、半画角が30度以上、歪曲収差が±4%以内で、Fナンバが略2である実像結像レンズ系。
[1]に記載の実像結像レンズ系において、半画角が30度以上、歪曲収差が±4%以内で、Fナンバが略2である実像結像レンズ系。
[3]
[1]または[2]に記載の実像結像レンズ系において、全系のe線に対する焦点距離:f、第1群のe線に対する合成焦点距離:fG1が、条件:
(1) −3.1 < fG1/f < −2.0
を満足する実像結像レンズ系。
[1]または[2]に記載の実像結像レンズ系において、全系のe線に対する焦点距離:f、第1群のe線に対する合成焦点距離:fG1が、条件:
(1) −3.1 < fG1/f < −2.0
を満足する実像結像レンズ系。
[4]
[1]〜[3]の何れか1に記載の実像結像レンズ系において、全系は、正レンズと負レンズとをそれぞれ2枚以上有し、2枚以上の正レンズの、d線に対する屈折率の平均値:n凸、2枚以上の負レンズの、d線に対する屈折率の平均値:n凹が、条件:
(2) 0.01 < n凸−n凹 < 0.07
を満足する実像結像レンズ系。
[1]〜[3]の何れか1に記載の実像結像レンズ系において、全系は、正レンズと負レンズとをそれぞれ2枚以上有し、2枚以上の正レンズの、d線に対する屈折率の平均値:n凸、2枚以上の負レンズの、d線に対する屈折率の平均値:n凹が、条件:
(2) 0.01 < n凸−n凹 < 0.07
を満足する実像結像レンズ系。
[5]
[1]〜[4]の何れか1に記載の実像結像レンズ系において、全系は、正レンズと負レンズとをそれぞれ2枚以上有し、2枚以上の正レンズのアッベ数の平均値:ν凸、2枚以上の負レンズのアッベ数の平均値:ν凹が、条件:
(3) 1.2 < ν凸−ν凹 < 9.0
を満足する実像結像レンズ系。
[1]〜[4]の何れか1に記載の実像結像レンズ系において、全系は、正レンズと負レンズとをそれぞれ2枚以上有し、2枚以上の正レンズのアッベ数の平均値:ν凸、2枚以上の負レンズのアッベ数の平均値:ν凹が、条件:
(3) 1.2 < ν凸−ν凹 < 9.0
を満足する実像結像レンズ系。
[6]
[1]〜[5]の何れか1に記載の実像結像レンズ系において、第1群は、少なくとも2枚の正レンズを有し、最も物体側のレンズは正レンズであり、第2群は、少なくとも、2枚の正レンズと、2枚の負レンズを有し、最も物体側と最も像側のレンズは共に負レンズであり、群内に開口絞りを有するものである実像結像レンズ系。
[1]〜[5]の何れか1に記載の実像結像レンズ系において、第1群は、少なくとも2枚の正レンズを有し、最も物体側のレンズは正レンズであり、第2群は、少なくとも、2枚の正レンズと、2枚の負レンズを有し、最も物体側と最も像側のレンズは共に負レンズであり、群内に開口絞りを有するものである実像結像レンズ系。
[7]
[6]に記載の実像結像レンズ系において、第1群が、2枚の正レンズと、1枚の負レンズまたは正レンズとで構成され、第2群が、2枚または3枚の正レンズと、2枚の負レンズで構成され、最も像側は正レンズと負レンズの接合レンズであり、開口絞りが前記接合レンズの物体側に隣接して配置されているものである実像結像レンズ系。
[6]に記載の実像結像レンズ系において、第1群が、2枚の正レンズと、1枚の負レンズまたは正レンズとで構成され、第2群が、2枚または3枚の正レンズと、2枚の負レンズで構成され、最も像側は正レンズと負レンズの接合レンズであり、開口絞りが前記接合レンズの物体側に隣接して配置されているものである実像結像レンズ系。
[8]
[6]に記載の実像結像レンズ系において、第1群が、2枚の正レンズで構成され、第2群が、2枚または3枚の正レンズと、2枚の負レンズで構成され、最も像側は正レンズと負レンズの接合レンズである実像結像レンズ系。
[6]に記載の実像結像レンズ系において、第1群が、2枚の正レンズで構成され、第2群が、2枚または3枚の正レンズと、2枚の負レンズで構成され、最も像側は正レンズと負レンズの接合レンズである実像結像レンズ系。
[9]
[8]に記載の実像結像レンズ系において、第2群が、2枚の正レンズと、2枚の負レンズで構成され、開口絞りが前記接合レンズの物体側に隣接して配置されているものである実像結像レンズ系。
[8]に記載の実像結像レンズ系において、第2群が、2枚の正レンズと、2枚の負レンズで構成され、開口絞りが前記接合レンズの物体側に隣接して配置されているものである実像結像レンズ系。
[10]
[8]または[9]に記載の実像結像レンズ系において、全系のe線に対する焦点距離:f、第1群のe線に対する合成焦点距離:fG1、全系における正レンズの、d線に対する屈折率の平均値:n凸及びアッベ数の平均値:ν凸、負レンズの、d線に対する屈折率の平均値:n凹及びアッベ数の平均値:ν凹が、条件:
(1A) −2.9 < fG1/f < −2.0
(2A) 0.06 < n凸−n凹 < 0.07
(3A) 1.2 < ν凸−ν凹 < 3.4
の1以上を満足する実像結像レンズ系。
[8]または[9]に記載の実像結像レンズ系において、全系のe線に対する焦点距離:f、第1群のe線に対する合成焦点距離:fG1、全系における正レンズの、d線に対する屈折率の平均値:n凸及びアッベ数の平均値:ν凸、負レンズの、d線に対する屈折率の平均値:n凹及びアッベ数の平均値:ν凹が、条件:
(1A) −2.9 < fG1/f < −2.0
(2A) 0.06 < n凸−n凹 < 0.07
(3A) 1.2 < ν凸−ν凹 < 3.4
の1以上を満足する実像結像レンズ系。
[11]
[1]〜[10]の何れか1に記載の実像結像レンズ系において、全てのレンズが、鉛、砒素などの有害物質を含有していないガラス材料によるガラスレンズである実像結像レンズ系。
[1]〜[10]の何れか1に記載の実像結像レンズ系において、全てのレンズが、鉛、砒素などの有害物質を含有していないガラス材料によるガラスレンズである実像結像レンズ系。
[12]
撮像対象の実像を、実像結像レンズ系により撮像素子の受光面上に結像させて撮像を行う撮像装置であって、実像結像レンズ系として、[1]〜[11]の何れか1に記載の実像結像レンズを用いた撮像装置。
撮像対象の実像を、実像結像レンズ系により撮像素子の受光面上に結像させて撮像を行う撮像装置であって、実像結像レンズ系として、[1]〜[11]の何れか1に記載の実像結像レンズを用いた撮像装置。
I 第1群
II 第2群
Lij 第i群において物体側からj番目に配置されるレンズ
S 開口絞り
F1、F2 ダミーガラス
Im 実像が結像する像面
II 第2群
Lij 第i群において物体側からj番目に配置されるレンズ
S 開口絞り
F1、F2 ダミーガラス
Im 実像が結像する像面
Claims (12)
- 物体の実像を結像する実像結像レンズ系であって、
物体側に正の屈折力の第1群、像側に正の屈折力の第2群を配してなり、
第1群と第2群の間に物体の中間像を実像として結像させ、第2群の像側に前記物体の実像を結像させるものである実像結像レンズ系。 - 請求項1記載の実像結像レンズ系において、
半画角が30度以上、歪曲収差が±4%以内で、Fナンバが略2である実像結像レンズ系。 - 請求項1または2記載の実像結像レンズ系において、
全系のe線に対する焦点距離:f、第1群のe線に対する合成焦点距離:fG1が、条件:
(1) −3.1 < fG1/f < −2.0
を満足する実像結像レンズ系。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の実像結像レンズ系において、
全系は、正レンズと負レンズとをそれぞれ2枚以上有し、
2枚以上の正レンズの、d線に対する屈折率の平均値:n凸、2枚以上の負レンズの、d線に対する屈折率の平均値:n凹が、条件:
(2) 0.01 < n凸−n凹 < 0.07
を満足する実像結像レンズ系。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の実像結像レンズ系において、
全系は、正レンズと負レンズとをそれぞれ2枚以上有し、
2枚以上の正レンズのアッベ数の平均値:ν凸、2枚以上の負レンズのアッベ数の平均値:ν凹が、条件:
(3) 1.2 < ν凸−ν凹 < 9.0
を満足する実像結像レンズ系。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載の実像結像レンズ系において、
第1群は、少なくとも2枚の正レンズを有し、最も物体側のレンズは正レンズであり、
第2群は、少なくとも、2枚の正レンズと、2枚の負レンズを有し、最も物体側と最も像側のレンズは共に負レンズであり、群内に開口絞りを有するものである実像結像レンズ系。 - 請求項6記載の実像結像レンズ系において、
第1群が、2枚の正レンズと、1枚の負レンズまたは正レンズとで構成され、
第2群が、2枚または3枚の正レンズと、2枚の負レンズで構成され、最も像側は正レンズと負レンズの接合レンズであり、開口絞りが前記接合レンズの物体側に隣接して配置されているものである実像結像レンズ系。 - 請求項6記載の実像結像レンズ系において、
第1群が、2枚の正レンズで構成され、
第2群が、2枚または3枚の正レンズと、2枚の負レンズで構成され、最も像側は正レンズと負レンズの接合レンズである実像結像レンズ系。 - 請求項8記載の実像結像レンズ系において、
第2群が、2枚の正レンズと、2枚の負レンズで構成され、開口絞りが前記接合レンズの物体側に隣接して配置されているものである実像結像レンズ系。 - 請求項8または9記載の実像結像レンズ系において、
全系のe線に対する焦点距離:f、第1群のe線に対する合成焦点距離:fG1、全系における正レンズの、d線に対する屈折率の平均値:n凸及びアッベ数の平均値:ν凸、負レンズの、d線に対する屈折率の平均値:n凹及びアッベ数の平均値:ν凹が、条件:
(1A) −2.9 < fG1/f < −2.0
(2A) 0.06 < n凸−n凹 < 0.07
(3A) 1.2 < ν凸−ν凹 < 3.4
の1以上を満足する実像結像レンズ系。 - 請求項1〜10の何れか1項に記載の実像結像レンズ系において、
全てのレンズが、鉛、砒素などの有害物質を含有していないガラス材料によるガラスレンズである実像結像レンズ系。 - 撮像対象の実像を、実像結像レンズ系により撮像素子の受光面上に結像させて撮像を行う撮像装置であって、
実像結像レンズ系として、請求項1〜11の何れか1項に記載の実像結像レンズを用いた撮像装置。
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JP2014033103A JP2015158587A (ja) | 2014-02-24 | 2014-02-24 | 実像結像レンズ系および撮像装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014033103A JP2015158587A (ja) | 2014-02-24 | 2014-02-24 | 実像結像レンズ系および撮像装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2014033103A Pending JP2015158587A (ja) | 2014-02-24 | 2014-02-24 | 実像結像レンズ系および撮像装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10502931B2 (en) | 2017-01-04 | 2019-12-10 | Largan Precision Co., Ltd. | Image picking-up system, image capturing apparatus and electronic device |
US11314050B2 (en) | 2019-11-27 | 2022-04-26 | Largan Precision Co., Ltd. | Photographing optical system, image capturing unit and electronic device |
WO2023243154A1 (ja) * | 2022-06-16 | 2023-12-21 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 光学系、画像投写装置および撮像装置 |
US11971609B2 (en) | 2019-11-27 | 2024-04-30 | Largan Precision Co., Ltd. | Photographing optical system |
-
2014
- 2014-02-24 JP JP2014033103A patent/JP2015158587A/ja active Pending
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US11215797B2 (en) | 2017-01-04 | 2022-01-04 | Largan Precision Co., Ltd. | Image picking-up system, image capturing apparatus and electronic device |
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WO2023243154A1 (ja) * | 2022-06-16 | 2023-12-21 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 光学系、画像投写装置および撮像装置 |
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