JP5716547B2 - 結像レンズおよびカメラ装置および携帯情報端末装置 - Google Patents

結像レンズおよびカメラ装置および携帯情報端末装置 Download PDF

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この発明は、結像レンズおよびカメラ装置および携帯情報端末装置に関する。
結像レンズは「単焦点の結像レンズ」であり、カメラ装置は所謂銀塩カメラを含む各種のカメラ、特に、デジタルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ等として実施でき、このカメラ装置をカメラ機能部として有する携帯情報端末装置として実施できる。
近年、CCDやCMOS等の固体撮像素子を使用する撮像装置として、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラが普及し、特にデジタルスチルカメラは銀塩カメラに代わる撮像装置として広く普及している。
撮像装置に用いられる固体撮像素子の高画素化が進むに伴い、撮像レンズとしての結像レンズにも、光学性能の一段と高性能化が求められている。撮像装置の携帯性を考慮したコンパクト化も進み、撮像装置の市場では「高性能化とコンパクト化を両立させたもの」が主流を占め、撮像レンズにも高性能のみならずコンパクト化が求められている。
また、撮影速度も高速化が進み、撮像レンズとして「より明るいレンズ」が求められている。
デジタルカメラ用の撮像レンズの画角については、スナップ写真等で手軽に撮影できるある程度の広角が好まれており、35mm写真換算で「28mm相当の焦点距離」に相当する半画角:38度が画角の目安の一つとなっている。
「単焦点の広角レンズ」の代表的な例として知られたレトロフォーカスタイプは、前群が負の屈折力を有し、射出瞳位置を像面から遠ざけられることができるが、主点が全レンズ系の後方にあるので、屈折力配置の非対称性が大きくなり、コマ収差や歪曲収差、倍率色収差の補正が不完全となりがちである。レトロフォーカスタイプの撮像レンズとしては特許文献1、2を始め、種々のものが知られている。
また「前群が正の屈折力を有し、画角の広い撮像レンズ」も特許文献3、4等により知られている。
特許文献1の結像レンズは「負正2群タイプ」であるが、具体的に示された実施例では、レンズ全長が長く、歪曲収差が−3%程度ある。
特許文献2の結像レンズも「負正2群タイプ」でレンズ枚数も少ないが、やはり全長が長く、像面湾曲の補正の点でもなお改良の余地がある。
特許文献3の結像レンズは「正群先行の2群タイプ」で、コンパクト性もよく、収差も良好に補正されているが「コマ収差の色差」について十分な考慮がされていない。
特許文献4の結像レンズも「正群先行の2群タイプ」であるが、具体的な実施例において、歪曲収差が約−10%あり、収差補正の点でなお改良の余地がある。
ところで、結像レンズにより結像した像を固体撮像素子で撮像する場合、固体撮像素子の画素数が増加の一途をたどり、1000万画素以上という高画素数の固体撮像素子の使用が普及しつつある。
固体撮像素子の光導電性セルやその配列ピッチを大きくすると、固体撮像素子の光感度が高くなり、撮像画像に対する被写界深度も浅くなり、写真レンズの場合、メリットも大きい。
しかしながら、上記配列ピッチも大きく、撮像面サイズの大きい固体撮像素子を用いる場合、これに撮影画像を結像させる結像レンズは「光学全長が長く、レンズ径が大きくなりがち」であり、撮像装置をデジタルスチルカメラ等として実施した場合、装置サイズが大型化して携帯性が悪くなりがちである。
装置サイズをコンパクト化するために、結像レンズを撮像面に近づけると、撮像面のサイズが大きいために、撮像面に入射する光束の画角が大きくなって収差補正が困難になることも考えられる。
この発明は、良好な性能をもちコンパクト性に優れた新規な結像レンズ系を実現可能とし、これを撮像レンズとすることによりコンパクトで性能良好なカメラ装置・携帯情報端末装置の実現を課題とする。
この発明はまた、撮像面サイズが大きい高画素数の固体撮像素子を用いる場合においても、対固体撮像素子サイズで撮像装置を大型化することなく、良好な性能を持つ結像レンズの実現を課題とする。
請求項1記載の発明の結像レンズは「単焦点の結像レンズ」であって、物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を有する第1群、正の屈折力を有する第2群を配し、第1群と第2群との間に絞りを有してなり、以下の如き特徴を有する。
即ち、有限の物体距離への合焦を「第1群と第2群を異なる繰り出し量で変位」させて行う。
「第1群」は、2枚以上の負レンズと1枚の正レンズを含んで4枚以下のレンズで構成され、最も物体側の2枚のレンズは共に負レンズであり、最も物体側の負レンズは「凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ」である。
従って、第1群は、負レンズ2枚と正レンズ1枚とによる3枚構成、もしくは、これらのほかに1枚の負レンズを持つ4枚構成である。
「第2群」は、正・負レンズの接合レンズを少なくとも1組含む5枚のレンズで構成される。
即ち、請求項1記載の結像レンズは「正・正の2群構成」であり、レンズ枚数は8枚もしくは9枚である。
第1群の、最も物体側に位置する2枚の負レンズの空気間隔:d11−2、第1群の物体側から2番目に配置される負レンズと、絞りを介して、この負レンズの像側に隣接するレンズとの空気間隔:d12−3が、条件:
(1) 0.0 < d12−3/d11−2 < 0.4
を満足する。
請求項1記載の結像レンズは、上記構成に加えて、無限遠におけるレンズ全系の焦点距離:F、第1群の最も物体側に位置する負レンズの、焦点距離:f1および像面側の曲率半径:R1、第1群の物体側から2番目に位置する負レンズの物体側の曲率半径:R1が、条件:
(2) 1.2 < |f1/F| < 1.8
(3) −0.7 < R1/R1 ≦ 0.0
を満足することが好ましい(請求項2)。
請求項1または2記載の結像レンズはまた、第1群の、「最も物体側の負レンズ」の焦点距離:f1n1、「最も物体側の2枚の負レンズ」の合成焦点距離:f1n12が、条件:
(4) 0.7 < f1n1/f1n12 < 2.3
を満足することが好ましい(請求項3)。
請求項1〜3の任意の1に記載の結像レンズは、第1群の最も像側が「正・負レンズの接合レンズ」で、この接合レンズの「正の屈折力を持つレンズ」のd線の屈折率:Nd3およびアッベ数:νd3、上記接合レンズの「負の屈折力を持つレンズ」のd線の屈折率:Nd4およびアッベ数:νd4が、条件:
(5) 30 < Nd3・νd3−Nd4・νd4 < 50
を満足することが好ましい(請求項4)。
請求項1〜4の任意の1に記載の結像レンズは、第1群の正レンズが両凸レンズで、第2群の最も物体側が両凸レンズであり、「第1群の両凸レンズ」の焦点距離:f1、「第2群の最も物体側の両凸レンズ」の焦点距離:f2が、条件:
(6) 0.9 < f1/f2 < 2.2
を満足することが好ましい(請求項5)。
請求項1〜5の任意の1に記載の結像レンズは、第1群の「最も物体側の負レンズの物体側面」の曲率半径:R1と、第2群の「最も像側のレンズの像側面」の曲率半径:R2とが、条件:
(7) 0.5 < |R11/R2| < 1.5
を満足することが好ましい。
請求項1〜6の任意の1に記載の結像レンズはまた、第1群の「最も像側のレンズの像側面」の曲率半径:R1、第2群の「最も物体側のレンズの像側面」の曲率半径:R2が、条件:
(8) 1.4 < |R1/R2| < 34.0
を満足することが好ましい(請求項7)。
請求項1〜7の任意の1に記載の結像レンズは、第1群の「最も像側のレンズ面」と、第2群の「最も物体側のレンズ面」が、共に凸形状であることが好ましい(請求項8)。
請求項1〜8の任意の1に記載の結像レンズは、物体が無限遠の時の第1群と第2群の間のレンズ間隔:D1、基準最短撮像距離に合焦した時の第1群と第2群の間のレンズ間隔:D1、物体位置が無限遠の時の第2群と像面の間隔:D2、上記基準最短撮像距離に合焦した時の第2群と像面の間隔:D2が、Logを常用対数として、条件:
(9) −1.0<Log|(D1−D1)/(D2−D2)|<−0.4
を満足することが好ましい(請求項9)。
ここに「基準最短撮像距離」は、収差補正の面から「設計上の光学性能」を保ちつつ、撮像可能な最短撮像距離である。従って、基準最短撮像距離は設計条件として定まる。実際上は「基準最短撮像距離よりも短い撮像距離」で撮像を行なっても、実用上十分な撮影が可能である。
後述する実施例では、基準最短撮像距離は200mmに設定されている。
この発明のカメラ装置は、上記請求項1〜9の任意の1に記載の結像レンズを、撮影用光学系として有するカメラ装置である(請求項10)。
この発明の携帯情報端末装置は、請求項10記載のカメラ装置をカメラ機能部として有する(請求項11)。
上記の如く、この発明の結像レンズの第1群は、2枚以上の負レンズと1枚の正レンズを含んで4枚以下のレンズで構成されるので、具体的には、負レンズ2枚と正レンズ1枚の3枚構成、もしくは、負レンズ3枚と正レンズ1枚の4枚構成である。
そして、第1群の最も物体側の2枚のレンズは共に負レンズであり、最も物体側の負レンズは「凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ」である、この負メニスカスレンズの像側に隣接して配される負レンズは、後述の実施例に示すように「負メニスカスレンズ」とすることもできるし、「平凹レンズ」とすることもでき、さらには「両凹レンズ」とすることもできる。
第1群の最も物体側に2枚の負メニスカスレンズを配する場合には、これら負メニスカスレンズが「互いの凹面を対向させる」配置が好適である。
第1群をレンズ3枚で構成する場合、最も像側には正レンズが配置されるが、この正レンズは請求項5のように「両凸レンズ」とするのがよい。
第1群を4枚のレンズで構成する場合には、第1群の最も像側のレンズには、正レンズと負レンズを物体側からこの順序に配置するのが良く、この場合、正・負レンズを接合レンズとしても良い。これらの場合にも、正レンズは両凸レンズがよく、その像側に配置される負レンズは負メニスカスレンズとするのがよい。
なお、「絞り」の配置位置は「第1群と像面」との間が可能であるが、瞳収差の発生を抑え、前絞りや、後絞りによる第1群、第2群のレンズ径の極端な大型化を防ぎ、コンパクト化が可能である等の観点から、配置位置として最も好適なのは、請求項1記載の「第1群と第2群の間」である。
上記の如く、この発明の結像レンズでは、第1群の最も物体側に2枚の負レンズを配しているが、このように、2枚の負レンズを連続して配置することにより、特に、倍率色収差、コマ収差の良好な補正が可能となる。
また、物体側から数えて第1番目のレンズである「凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ」により大口径の実現が可能である。
第2群には、正・負レンズによる接合レンズが、少なくとも1組含まれる。この接合レンズにより「軸上色収差」の良好な補正が可能となる。第2群は5枚構成であるから、接合レンズの他に3枚のレンズを用いることができ、これらレンズにより「コマフレア、非点隔差、像面湾曲」を効果的に補正することが可能である。
なお、後述の実施例では、バックフォーカス確保の目的も含め、第2群を「接合レンズ・負レンズ・正レンズ・正レンズ」の組み合わせ配置により構成しているが、この組み合わせ以外でも「接合レンズの他に3枚のレンズ」を用いれば諸収差の補正が可能であり、第2群のレンズ構成は実施例のものに限定されない。
請求項1の結像レンズは前述の如く、有限物体距離の物体に合焦するときに、第1群と第2群の繰り出し量が異なり、物体距離に応じた合焦動作により、第1群と第2群との群間隔が異なる。
条件(1)は、このような「合焦動作に伴うレンズ間隔の変化」を考慮したものであり、条件(1)の範囲外では、レンズ間隔変化により発生する軸上色収差が過剰補正の傾向となり、コマ収差も大きく発生しやすい。
条件(2)は、第1群の最も物体側に位置する負メニスカスレンズの焦点距離:f1(<0)と、全系の焦点距離:F(>0)の大小関係の範囲を規制する条件である。
この発明の結像レンズは、第1群の最も物体側に「凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ」を配することにより「大口径」を可能としており、条件(2)の下限また上限を超えると、物体側から第1番目のレンズである負メニスカスレンズの屈折力が、全系の屈折力に対して、大きくもしくは小さくなりすぎ、入射光線束の入射角が大きく影響され、コマ収差が大きくなる。
また「大口径と言う条件」の下で、条件(3)の範囲外では、入射光線束の入射角が大きく影響され、球面収差、コマ収差が大きく発生する。
条件(4)は、第1群の最も物体側の2枚の負レンズの合成の屈折力に対する第1の負レンズ(凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ)の屈折力の大小関係の範囲を規制する条件である。
条件(4)の上限または下限を超えると、第1群内の最も物体側に配される2枚の負レンズの「屈折力バランス」が崩れ、軸上色収差が過剰補正となるほか、入射光線の角度も大きく変化してコマ収差が大きくなる
条件(5)は、軸上色収差を良好に補正する条件である。
第1群の最も像側を「正・負レンズの接合レンズ」とすることにより、この接合レンズに軸上色収差補正機能を持たせることができるが、条件(5)の範囲外では、軸上色収差の補正が過剰となってしまう。
後述する実施例で、第1群内に接合レンズを用いる例では、接合レンズの「正の屈折力を有するレンズ」には、Nd3=1.8以上、νd3≒40前後の「高屈折率・低分散ガラス」を用い、負の屈折力を有するレンズには、Nd4=1.8以上、νd4=23前後の「高屈折率・高分散ガラス」を用いて、軸上色収差を最適化している。
請求項5記載の結像レンズは、上記の如く、第1群の正レンズが両凸レンズで、第2群の最も物体側が両凸レンズである。第1群の像側は、両凸レンズ単独で構成することもできるし、両凸レンズとその像側に凹レンズを配して構成することもでき、両凸レンズの像側に凹レンズを配するときは、両凸レンズとこの凹レンズとを接合レンズとすることもできる。
また、第2群の最も物体側を両凸レンズとする場合、この両凸レンズの像側に負レンズを接合することができる。
条件(6)は、これら両凸レンズが単独であるいは接合レンズとして用いられる何れの場合にも、両凸レンズの屈折力の大小関係を規制する条件である。
この発明の結像レンズは、第1群の最も物体側が2枚の負レンズであるので、第1群の最も像側のレンズと第2群の最も物体側のレンズの位置が「光線束が最も大きく」なる部分であり、これらの部分での光線束の大小関係が、球面収差に大きく影響する。
条件(6)の上限または下限を超えると、球面収差のバランスが崩れ、像面の中心像性能に影響を及ぼす。
条件(7)は「非点収差、コマ収差、球面収差の補正」に関連した条件であり、下限を超えると、非点隔差が大きくなり、また、過大なコマ収差が発生し、光学全長も大きくなる。
条件(7)の上限を超えると、球面収差がアンダー側に大きく発生し、非点隔差も大きくなり、像性能に大きな影響をもたらす。
条件(8)は、歪曲収差、非点隔差の補正に関連した条件であり、下限または上限を超えると、歪曲収差がマイナスまたはプラスに大きく発生し、非点隔差も過大となる。
第1群の「最も像側のレンズ面」と、第2群の「最も物体側のレンズ面」とは、請求項8のように「共に凸形状」であることが好ましい。即ち、請求項8のように「第1群と第2群の間に配置される絞り」を介して隣接するレンズ面を対称系に近い形状にすることにより、特に倍率色収差の発生、非点収差、歪曲収差を抑制することが可能となる。
後述の実施例に示すように、上記条件(1)〜(8)を満足することにより、明るく、性能良好でコンパクトな結像レンズを実現できる。
この発明の結像レンズは、上述の如く、有限の物体距離への合焦を「第1群と第2群を異なる繰り出し量で変位」させて行う。
条件(9)は、このような「有限物体距離への合焦」に関連した条件である。
即ち、パラメータにおける|(D1−D1)/(D2−D2)|の部分は、無限遠合焦の状態から「基準最短撮像距離への合焦」の際の、第1群と第2群との繰り出し量の比であり、|(D1−D1)/(D2−D2)|が「0(D1=D1)」であれば、第1群と第2群の繰り出し量は同一であり、結像レンズが一体として物体側へ変位して合焦を行なうことになる。
条件(9)の下限を超えると「第1群の移動量(繰り出し量)」が小さくなり、各群の製造誤差感度が上昇し、レンズ組みつけの際に極めて高精度の組み付け作業が必要となり、製造コストの面から好ましくない。
また、基準最短撮像距離よりも長い物体位置に合焦させる場合に、第1群の「小さい繰り出し量」を正確に実現することも困難となりやすい。
条件(9)の上限を超えると、第1、第2群の「合焦のための移動量」が大きくなる。
合焦のための繰り出し量が大きくなると、カメラ装置や携帯情報端末装置の操作性や携帯性も悪くなり易く、また、高速撮像に必要な「高速のフォーカシング」の実現も困難となり易い。
以上に説明したように、この発明によれば、正・正の2群構造で、良好な性能とコンパクト性を実現可能な結像レンズを提供できる。この発明の結像レンズは、後述する実施例に示すように、半画角:35.6度〜41度という広角を実現でき、Fナンバ:2.51〜2.64と明るく、性能も良好である。
従って、かかる結像レンズを撮影レンズとすることにより性能良好なカメラ装置や携帯情報端末装置を実現できる。
また、後述する各実施例では、対角長:28.6mmの矩形形状の撮像面を持つ1000万画素の固体撮像素子に対し、光学全長(結像レンズの最も物体側のレンズ面から撮像面までの距離)が、上記対角長の略1.7倍(無限遠合焦状態)のコンパクトな撮像装置が可能になった。
実施例1の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例1に関する収差図である。 実施例2の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例2に関する収差図である。 実施例3の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例3に関する収差図である。 実施例4の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例4に関する収差図である。 実施例5の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例5に関する収差図である。 実施例6の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例6に関する収差図である。 実施例7の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例7に関する収差図である。 実施例8の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例8に関する収差図である。 実施例9の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例9に関する収差図である。 実施例10の結像レンズのレンズ構成を示す図である。 実施例10に関する収差図である。 携帯情報端末装置の実施の1形態を説明するための図である。 携帯情報端末装置のシステム図である。
以下、実施の形態を説明する。
図1、3、5、7、9、11、13、15、17、19に、結像レンズの実施の形態を10例示す。これらの図に示す形態は、結像レンズの「物体距離が無限遠」のときのレンズ配置を示している。
これらの実施の形態は順に、後述の実施例1〜10に対応するものである。
繁雑を避けるため、上記図1、3、5、7、9、11、13、15、17、19において、符号を共通化し、物体側である図の左方から数えてi番目のレンズに符号Liを付し、絞りは符号「Stop」で表す。また、レンズ系の物体側に配された透明平行平板は、撮像素子のカバーガラスや各種フィルタ等を「光学的に等価な透明平行平板」として表したものである。
また、絞りStopの面、上記透明平行平板の面を含む面に、通し番号1、2、3・・を付して「面番号」とする。
図1に示す実施の形態では、結像レンズは9枚のレンズL1〜L9で構成され、絞りStopの物体側に配されたレンズL1〜L4が第1群を構成し、絞りStopの像側(図の右方)に配されたレンズL5〜L9が第2群を構成している。
第1群を構成するレンズL1〜L4は、物体側から順に、凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズL1、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL2、両凸レンズL3、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL4である。両凸レンズL3と負メニスカスレンズL4は接合されている。
第2群を構成するレンズL5〜L9は、物体側から順に、両凸レンズL5、両凹レンズL6、負メニスカスレンズL7、正メニスカスレンズL8、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL9である。両凸レンズL5と両凹レンズL6は接合され、負メニスカスレンズL7と正メニスカスレンズL8も接合されている。
図3に示す実施の形態では、結像レンズは9枚のレンズL1〜L9で構成され、絞りStopの物体側に配されたレンズL1〜L4が第1群を構成し、絞りStopの像側(図の右方)に配されたレンズL5〜L9が第2群を構成している。
第1群を構成するレンズL1〜L4は、物体側から像側に向かって順に、凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズL1、像面側を平面とした平凹レンズL2、両凸レンズL3、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL4である。両凸レンズL3、負メニスカスレンズL4は接合されている。
第2群を構成するレンズL5〜L9は、物体側から、両凸レンズL5、両凹レンズL6、両凹レンズL7、両凸レンズL8、凸面を像側に向けた正メニスカスレンズL9である。両凸レンズL5と両凹レンズL6は接合され、両凹レンズL7と両凸レンズL8も接合されている。
図5に示す実施の形態では、結像レンズは8枚のレンズL1〜L8で構成され、絞りStopの物体側の第1群がレンズL1〜L3の3枚により構成され、第2群はレンズL4〜L8の5枚で構成されている。
第1群を構成する3枚のレンズL1〜L3は、物体側から順に、凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズL1、物体側を平面とした平凹レンズL2、両凸レンズL3である。
第2群を構成する5枚のレンズL4ないしL8は、両凸レンズL4、両凹レンズL5、両凹レンズL6,両凸レンズL7、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL8である。
レンズL4とL5は接合され、レンズL6とL7も接合されている。
図7に示す実施の形態では、結像レンズは8枚のレンズL1〜L8で構成され、絞りStopの物体側の第1群がレンズL1〜L3の3枚により構成され、第2群はレンズL4〜L8の5枚で構成されている。
第1群を構成する3枚のレンズL1〜L3は、物体側から順に、凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズL1、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL2、両凸レンズL3である。
第2群を構成する5枚のレンズL4ないしL8は、両凸レンズL4、両凹レンズL5、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL6、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL7、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL8である。
両凸レンズL4と両凹レンズL5は接合され、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL6と像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL7も接合されている。
図9に示す実施の形態では、結像レンズは9枚のレンズL1〜L9で構成され、絞りStopの物体側に配されたレンズL1〜L4が第1群を構成し、絞りStopの像側(図の右方)に配されたレンズL5〜L9が第2群を構成している。
第1群を構成するレンズL1〜L4は、図1の実施の形態と同じく、物体側から像側へ向かって、凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズL1、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL2、両凸レンズL3、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL4である。
両凸レンズL3と負メニスカスレンズL4は接合されている。
第2群を構成するレンズL5〜L9は、物体側から、両凸レンズL5、両凹レンズL6、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL7、両凸レンズL8、凸面を像側に向けた正メニスカスレンズL9である。両凸レンズL5と両凹レンズL6は接合されている。
図11に示す実施の形態では、結像レンズは9枚のレンズL1〜L9で構成され、絞りStopの物体側に配されたレンズL1〜L4が第1群を構成し、絞りStopの像側(図の右方)に配されたレンズL5〜L9が第2群を構成している。
第1群を構成するレンズL1〜L4は、物体側から像側へ向かって、凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズL1、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL2、両凸レンズL3、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL4である。負メニスカスレンズL4は両凸レンズL3の像側に近接しているが接合されてはいない。
第2群を構成するレンズL5〜L9は、物体側から、両凸レンズL5、両凹レンズL6、両凹レンズL7、両凸レンズL8、凸面を像側に向けた正メニスカスレンズL9である。両凹レンズL7と両凸レンズL8が接合されている。
図13に示す実施の形態では、結像レンズは9枚のレンズL1〜L9で構成され、絞りStopの物体側に配されたレンズL1〜L4が第1群を構成し、絞りStopの像側(図の右方)に配されたレンズL5〜L9が第2群を構成している。
第1群を構成するレンズL1〜L4は、物体側から像側へ向かって、凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズL1、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL2、両凸レンズL3、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL4である。負メニスカスレンズL4は両凸レンズL3の像側に近接しているが接合されてはいない。
第2群を構成するレンズL5〜L9は、物体側から、両凸レンズL5、両凹レンズL6、両凹レンズL7、両凸レンズL8、凸面を像側に向けた正メニスカスレンズL9である。両凸レンズL5と両凹レンズL6が接合され、両凹レンズL7と両凸レンズL8が接合されている。
図15に示す実施の形態では、結像レンズは9枚のレンズL1〜L9で構成され、絞りStopの物体側に配されたレンズL1〜L4が第1群を構成し、絞りStopの像側(図の右方)に配されたレンズL5〜L9が第2群を構成している。
第1群を構成するレンズL1〜L4は、物体側から像側へ向かって、凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズL1、両凹レンズL2、両凸レンズL3、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL4である。両凸レンズL3と負メニスカスレンズL4は接合されている。
第2群を構成するレンズL5〜L9は、物体側から、両凸レンズL5、両凹レンズL6、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL7、凸面を像側に向けた正メニスカスレンズL8、凸面を像側に向けた正メニスカスレンズL9である。両凸レンズL5と両凹レンズL6が接合されている。
図17に示す実施の形態では、結像レンズは9枚のレンズL1〜L9で構成され、絞りStopの物体側に配されたレンズL1〜L4が第1群を構成し、絞りStopの像側(図の右方)に配されたレンズL5〜L9が第2群を構成している。
第1群を構成するレンズL1〜L4は、物体側から像側へ向かって、凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズL1、両凹レンズL2、両凸レンズL3、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL4である。両凸レンズL3と負メニスカスレンズL4は接合されている。
第2群を構成するレンズL5〜L9は、物体側から、両凸レンズL5、両凹レンズL6、両凹レンズL7、両凸レンズL8、凸面を像側に向けた正メニスカスレンズL9である。両凸レンズL5と両凹レンズL6が接合され、両凹レンズL7と両凸レンズL8が接合されている。
図19に示す実施の形態では、結像レンズは8枚のレンズL1〜L8で構成され、絞りStopの物体側に配されたレンズL1〜L3が第1群を構成し、レンズL4〜L8が第2群を構成している。
第1群を構成するレンズL1〜L3は、物体側から像側へ向かって、凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズL1、凸面を像側に向けた負メニスカスレンズL2、両凸レンズL3である。
第2群を構成するレンズL4〜L8は、物体側から、両凸レンズL4、両凹レンズL5、両凹レンズL6、両凸レンズL7、凸面を像側に向けた正メニスカスレンズL8である。両凸レンズL4と両凹レンズL5が接合され、両凹レンズL6と両凸レンズL7が接合されている。
上に、図1、3、5、7,9,11、13、15、17、19に即して実施の形態を説明した結像レンズは何れも、物体側(図の左方)から像側(図の右方)へ向かって順に、正の屈折力を有する第1群、絞りStop、正の屈折力を有する第2群を配してなる。
第1群は、2枚以上の負レンズと1枚の正レンズを含んで4枚以下のレンズで構成され、最も物体側の2枚のレンズL1、L2は共に負レンズで、最も物体側の負レンズL1は凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズである。
第2群は、正・負レンズの接合レンズを少なくとも1組含む5枚のレンズで構成されている。
これらの実施の形態の結像レンズは「第1群と第2群を異なる繰り出し量で、それぞれ物体側へ変位させて有限の物体距離への合焦」を行い、後述する実施例1〜10に示すように、条件(1)〜(9)を満足する。
図21、22を参照して、携帯情報端末装置の実施の1形態を説明する。
図21はカメラ装置(携帯情報端末装置のカメラ機能部)の外観を示し、図22は携帯情報端末装置のシステム構成を示している。
図22に示すように、携帯情報端末装置30は、撮影レンズ31と受光素子(1000万画素〜1500万画素が2次元に配列された電子撮像素子)45を有し、撮影レンズ31によって形成される「撮影対象物の像」を受光素子45によって読み取るように構成されている。
撮影レンズ31としては請求項1〜9の任意の1に記載の「結像レンズ」、より具体的には後述の実施例1〜10の結像レンズが用いられる。
受光素子45からの出力は中央演算装置40の制御を受ける信号処理装置42によって処理され、デジタル情報に変換され、デジタル化された画像情報は、中央演算装置40の制御を受ける画像処理装置41において所定の画像処理を受けた後、半導体メモリ44に記録される。
液晶モニタ38には、画像処理装置41において画像処理された撮影中の画像を表示することもできるし、半導体メモリ44に記録されている画像を表示することもできる。また、半導体メモリ44に記録した画像は通信カード等43を使用して外部へ送信することができる。
画像処理装置41は「シェーディングの電気的な補正」や「画像中心部のトリミング」等を行なう機能も有する。
図21に示すように、撮影レンズ31は携帯時には、図21(a)に示すように沈胴状態にあり、ユーザが電源スイッチ36を操作して電源を入れると、(b)に示すように鏡胴が繰り出される。
このとき、鏡胴の内部でズームレンズの各群は「物体距離が無限遠の配置」となっており、シャッタボタン35の半押しにより「有限物体距離への合焦」がなされる。
合焦動作は「第1群と第2群を異なる繰り出し量で変位させて行なわれる。
半導体メモリ44に記録した画像を液晶モニタ38に表示したり、通信カード等を使用して外部へ送信したりする際は、図21(c)に示す操作ボタン37を使用して行う。半導体メモリおよび通信カード等は、それぞれ専用または汎用のスロット39A、39Bに挿入して使用される。
撮影レンズ31が沈胴状態にあるとき、各レンズ群は、必ずしも光軸上に並んでいなくても良く、例えば、第1群や第2群が光軸上から退避して、他のレンズ群と並列に収納されるような機構とすれば、携帯情報端末装置のさらなる薄型化を実現できる。
以上に説明したような「カメラ装置を撮影機部として有する携帯情報端末装置」には、実施例1〜10の結像レンズを撮影レンズ31として使用することができ、1000万画素を超える受光素子45を使用した高画質で小型のカメラ機能を持つ携帯情報端末装置を実現できる。
以下、結像レンズの具体的な実施例を10例挙げる。
各実施例における記号の意味は以下の通りである。
F:光学系全体の焦点距離
Fno:開口数(Fナンバ)
R:曲率半径
D:面間隔
Nd:屈折率(d線)
νd:アッベ数 。
非球面は、面の頂点を基準としたときの光軸からの高さ:Hの位置での光軸方向の変位:X、円錐係数:k、非球面係数:C4、C6、C8、C10、・・・、近軸曲率半径:Rを用いて、周知の式:
X=(H/R)/[1+{1−k(H/r)1/2
+C4H+C6H+C8H+C10H10+・・・
で表わす。
「実施例1」
実施例1のレンズ構成は図1に示した通りである。
F=18.3mm、Fno=2.51
実施例1のデータを表1に示す。
Figure 0005716547
表中の「INF」は「∞」を表し、「*」を付した面は非球面を表す。
また「D1」、「D2」は、合焦動作に伴う第1群、第2群の繰り出し量である。以下の実施例においても同様とする。
「非球面」
第16面の非球面データは以下のとおりである。
k=−2.67
C4=−8.187E−05
C6=−7.333E−08
C8=−8.469E−09
C10=−7.192E−11
C12=−1.399E−13
C14= 3.892E−15
C16= 2.779E−17
C18=−3.235E−19
上記において例えば「−3.235E−19」は「−3.235×10−19」を意味する。以下においても同様である。
「繰り出し量」
繰り出し量:D1、D2を表2に示す。繰り出し量の単位は「mm」である。以下の実施例においても同様である。
Figure 0005716547
「条件式のパラメータの値」
d12−3/d11−2=0.02
|f1/F|=1.6
R1/R1=−0.6
f1n1/f1n12=1.9
f1/f2=1.2
Nd3・νd3−Nd4・νd4=36.7
|R11/R2|=0.8
|R1/R2|=1.6
Log|(D1−D1)/(D2−D2)|=−0.51 。
「実施例2」
実施例2のレンズ構成は図3に示した通りである。
F=18.3mm、Fno=2.51
実施例2のデータを表3に示す。
Figure 0005716547
「非球面」
第2面
k=−0.583
C4= 7.816E−05
C6= 7.063E−07
C8= 1.411E−08
C10= −2.787E−10
C12= 4.589E−12
第16面
k=0.000
C4= 8.436E−05
C6=−1.864E−07
C8= 1.048E−08
C10=−9.852E−11
C12= 3.891E−13 。
「繰り出し量」
繰り出し量:D1、D2を表4に示す。
Figure 0005716547
「条件式のパラメータの値」
d12−3/d11−2=0.02
|f1/F|=1.8
R1/R1=−0.5
f1n1/f1n12=1.9
Nd3・νd3−Nd4・νd4=35.6
f1/f2=1.2
|R11/R2|=0.7
|R1/R2|=3.7
Log|(D1−D1)/(D2−D2)|=−0.76 。
「実施例3」
実施例3のレンズ構成は図5に示した通りである。
F=18.3mm、Fno=2.56
実施例3のデータを表5に示す。
Figure 0005716547
「非球面」
第1面
k=0.00
C4= 6.848E−05
C6=−1.392E−06
C8= 1.123E−08
C10=−4.372E−11
C12= 6.571E−14
第2面
k=−0.118
C4= 7.334E−05
C6= 5.982E−08
C8=−3.967E−08
C10= 5.909E−10
C12=−3.021E−12
第15面
k=0.00
C4= 8.333E−05
C6=−3.402E−07
C8= 1.633E−08
C10=−1.820E−10
C12= 8.154E−13 。
「繰り出し量」
繰り出し量:D1、D2を表6に示す。
Figure 0005716547
「条件式のパラメータの値」
d12−3/d11−2=0.1
|f1/F|=1.5
R1/R1=0.0
f1n1/f1n12=0.9
f1/f2=2.1
|R11/R2|=1.2
|R1/R2|=33.4
Log|(D1−D1)/(D2−D2)|=−0.63 。
「実施例4」
実施例4のレンズ構成は図7に示したとおりである。
F=18.3mm、Fno=2.56
実施例4のデータを表7に示す。
Figure 0005716547
「非球面」
第1面
k=3.782
C4= 2.119E−04
C6=−3.985E−06
C8= 3.189E−08
C10=−1.666E−10
第2面
k=0.235
C4= 2.716E−04
C6=−2.065E−06
C8=−3.073E−08
C10= 8.787E−10
C12=−9.428E−12
第14面
k=0.00
C4=−9.174E−05
C6= 9.423E−08
C8=−1.110E−08
C10= 1.830E−10
C12=−3.459E−12
C14= 3.667E−14
C16=−1.729E−16 。
「繰り出し量」
繰り出し量:D1、D2を表8に示す。
Figure 0005716547
「条件式のパラメータの値」
d12−3/d11−2=0.02
|f1/F|=1.6
R1/R1=−0.4
f1n1/f1n12=2.0
f1/f2=1.9
|R11/R2|=1.0
|R1/R2|=1.7
Log|(D1−D1)/(D2−D2)|=−0.85 。
「実施例5」
実施例5のレンズ構成は図9に示したとおりである。
F=18.3mm、Fno=2.53
実施例5のデータを表9に示す。
Figure 0005716547
「非球面」
第16面
k=0.00
C4=−9.824E−05
C6=−2.028E−07
C8=−1.981E−09
C10= 2.483E−12
C12=−1.441E−13 。
「繰り出し量」
繰り出し量:D1、D2を表10に示す。
Figure 0005716547
「条件式のパラメータの値」
d12−3/d11−2=0.02
|f1/F|=1.4
R1/R1=−0.4
f1n1/f1n12=1.6
Nd3・νd3−Nd4・νd4=36.7
f1/f2=1.1
|R11/R2|=0.7
|R1/R2|=2.7
Log|(D1−D1)/(D2−D2)|=−0.74 。
「実施例6」
実施例6のレンズ構成は図11に示したとおりである。
F=16.5mm、Fno=2.64
実施例6のデータを表11に示す。
Figure 0005716547
「非球面」
第2面
k=−0.562
C4= 9.683E−05
C6= 1.527E−06
C8= 9.114E−09
C10= 2.182E−11
C12= 4.684E−12
「第18面」
k=1.983
C4= 1.140E−04
C6=−2.788E−07
C8= 1.672E−08
C10=−2.084E−10
C12= 9.983E−13
C14= 4.464E−15
C16=−6.342E−17
C18= 1.700E−19 。
「繰り出し量」
繰り出し量:D1、D2を表12に示す。
Figure 0005716547
「条件式のパラメータの値」
d12−3/d11−2=0.02
|f1/F|=1.7
R1/R1=−0.4
f1n1/f1n12=2.1
f1/f2=1.0
|R11/R2|=0.7
|R1/R2|=1.6
Log|(D1−D1)/(D2−D2)|=−0.50 。
「実施例7」
実施例7のレンズ構成は図13に示したとおりである。
F=17.5mm、Fno=2.55
実施例7のデータを表13に示す。
Figure 0005716547
「非球面」
第2面
k=−0.347
C4= 4.050E−05
C6= 8.163E−07
C8=−6.620E−10
C10= 2.008E−10
第17面
k=0.00
C4= 8.836E−05
C6=−1.803E−07
C8= 1.093E−08
C10=−1.094E−10
C12= 4.348E−13 。
「繰り出し量」
繰り出し量:D1、D2を表14に示す。
Figure 0005716547
「条件式のパラメータの値」
d12−3/d11−2=0.02
|f1/F|=1.8
R1/R1=−0.4
f1n1/f1n12=2.2
f1/f2=1.3
|R11/R2|=0.7
|R1/R2|=1.8
Log|(D1−D1)/(D2−D2)|=−0.51 。
「実施例8」
実施例8のレンズ構成は図15に示したとおりである。
F=19.0mm、Fno=2.54
実施例8のデータを表15に示す。
Figure 0005716547
「非球面」
第17面
k=0.00
C4= 6.978E−05
C6= 1.618E−07
C8= 4.033E−10
C10=−1.563E−12
C12= 9.243E−15 。
「繰り出し量」
繰り出し量:D1、D2を表16に示す。
Figure 0005716547
「条件式のパラメータの値」
d12−3/d11−2=0.04
|f1/F|=1.4
R1/R1=−0.4
f1n1/f1n12=1.7
f1/f2=1.1
Nd3・νd3−Nd4・νd4=36.7
|R11/R2|=0.7
|R1/R2|=3.4
Log|(D1−D1)/(D2−D2)|=−0.69 。
「実施例9」
実施例9のレンズ構成は図17に示したとおりである。
F=20.3mm、Fno=2.55
実施例9のデータを表17に示す。
Figure 0005716547
「非球面」
第2面
k=0.395
C4=−4.702E−05
C6= 7.378E−07
C8=−4.847E−08
C10= 8.724E−10
C12=−7.929E−12
第17面
k= 0.00
C4= 7.896E−05
C6=−1.450E−06
C8= 7.390E−08
C10=−1.951E−09
C12= 3.221E−11
C14=−3.238E−13
C16= 1.815E−15
C18=−4.343E−18 。
「繰り出し量」
繰り出し量:D1、D2を表18に示す。
Figure 0005716547
「条件式のパラメータの値」
d12−3/d11−2=0.02
|f1/F|=1.8
R1/R1=−0.5
f1n1/f1n12=2.0
f1/f2=1.1
Nd3・νd3−Nd4・νd4=32.9
|R11/R2|=0.7
|R1/R2|=2.3
Log|(D1−D1)/(D2−D2)|=−0.62 。
「実施例10」
実施例10のレンズ構成は図19に示したとおりである。
F=19.0mm、Fno=2.53
実施例10のデータを表19に示す。
Figure 0005716547
「非球面」
第2面
k=−0.586
C4= 7.104E−05
C6= 8.861E−07
C8= 2.716E−09
C10=−7.117E−11
C12= 2.029E−12
第17面
k= 0.00
C4= 7.987E−05
C6=−3.354E−07
C8= 1.750E−08
C10=−2.011E−10
C12= 9.573E−13 。
「繰り出し量」
繰り出し量:D1、D2を表20に示す。
Figure 0005716547
「条件式のパラメータの値」
d12−3/d11−2=0.02
|f1/F|=1.5
R1/R1=−0.5
f1n1/f1n12=1.8
f1/f2=2.1
|R11/R2|=0.8
|R1/R2|=1.8
Log|(D1−D1)/(D2−D2)|=−0.54 。
実施例1〜10に関する収差図を順次、図2、4、6、8、10、12、14,16、18、20に示す。これらの図中「d」はd線、「g」はg線を表す。非点収差の図における実線の「Sag」はサジタル、破線の「Mer」はメリディオナルを表す。球面収差の図における破線は「正弦条件」である。
これら収差図から明らかなように、各実施例とも、性能は極めて良好であり、
各実施例の収差は、高いレベルで補正されており、球面収差、非点収差、像面湾曲、倍率色収差も十分に補正されており、歪曲収差も絶対値で2.0%以下となっている。
また、半画角も38度以上(実施例1〜7)の広画角も可能であり、Fnoも2.51〜2.64と明るく大口径でありながら、良好な結像性能を確保できている。
また、各実施例の結像レンズは上記の如く明るいレンズであり、条件(9)を満足することにより、合焦動作を短時間で行うことができるので、光束撮影も可能である。
実施例1〜10の結像レンズは何れも「基準最短撮像距離」が200mmに設定され、被写体に対して近接撮影も可能とされ、良好な性能を実現できる結像レンズである。
Li(i=1〜8、9) 物体側から数えて第i番目のレンズ
Stop 絞り
特許第2942280 特許第2991524 特開2006−349920 特許第3392964

Claims (11)

  1. 物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を有する第1群、絞り、正の屈折力を有する第2群を配してなり
    第1群と第2群を異なる繰り出し量で変位させて有限の物体距離への合焦を行い、
    第1群は、2枚以上の負レンズと1枚の正レンズを含んで4枚以下のレンズで構成され、最も物体側の2枚のレンズは共に負レンズで、最も物体側の負レンズは凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズであり、
    第2群は、正・負レンズの接合レンズを少なくとも1組含む5枚のレンズで構成され、
    第1群の、最も物体側に位置する2枚の負レンズの空気間隔:d11−2、第1群の物体側から2番目に配置される負レンズと、この負レンズの像側に隣接するレンズの空気間隔:d12−3が、条件:
    (1) 0.0 < d12−3/d11−2 < 0.4
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  2. 請求項1記載の結像レンズにおいて、
    無限遠におけるレンズ全系の焦点距離:F、第1群の最も物体側に位置する負レンズの焦点距離:f1および像面側の曲率半径:R1、第1群の物体側から2番目に位置する負レンズの物体側の曲率半径:R1が、条件:
    (2) 1.2 < |f1/F| < 1.8
    (3) −0.7 < R1/R1 ≦ 0.0
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  3. 請求項1または2記載の結像レンズにおいて、
    第1群の、最も物体側の負レンズの焦点距離:f1n1、最も物体側の2枚の負レンズの合成焦点距離:f1n12が、条件:
    (4) 0.7 < f1n1/f1n12 < 2.3
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  4. 請求項1〜3の任意の1に記載の結像レンズにおいて、
    第1群の最も像側が正・負レンズの接合レンズで、この接合レンズの正の屈折力を持つレンズのd線の屈折率:Nd3およびアッベ数:νd3、上記接合レンズの負の屈折力を持つレンズのd線の屈折率:Nd4およびアッベ数:νd4が、条件:
    (5) 30 < Nd3・νd3−Nd4・νd4 < 50
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  5. 請求項1〜4の任意の1に記載の結像レンズにおいて、
    第1群の正レンズが両凸レンズであり、
    第2群の最も物体側が両凸レンズであり、
    第1群の両凸レンズの焦点距離:f1、第2群の最も物体側の両凸レンズの焦点距離:f2が、条件:
    (6) 0.9 < f1/f2 < 2.2
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  6. 請求項1〜5の任意の1に記載の結像レンズにおいて、
    第1群の最も物体側の負レンズの物体側面の曲率半径:R1、第2群の最も像側のレンズの像側面の曲率半径:R2が、条件:
    (7) 0.5 < |R11/R2| < 1.5
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  7. 請求項1〜6の任意の1に記載の結像レンズにおいて、
    第1群の最も像側のレンズの像側面の曲率半径:R1、第2群の最も物体側のレンズの像側面の曲率半径:R2が、条件:
    (8) 1.4 < |R1/R2| < 34.0
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  8. 請求項1〜7の任意の1に記載の結像レンズにおいて、
    第1群の最も像側のレンズ面と、第2群の最も物体側のレンズ面が、共に凸形状であることを特徴とする結像レンズ。
  9. 請求項1〜8の任意の1に記載の結像レンズにおいて、
    物体が無限遠の時の第1群と第2群の間のレンズ間隔:D1、基準最短撮像距離に合焦した時の第1群と第2群の間のレンズ間隔:D1、物体位置が無限遠の時の第2群と像面の間隔:D2、上記基準最短撮像距離に合焦した時の第2群と像面の間隔:D2が、Logを常用対数として、条件:
    (9) −1.0<Log|(D1−D1)/(D2−D2)|<−0.4
    を満足することを特徴とする結像レンズ。
  10. 請求項1〜9の任意の1に記載の結像レンズを撮影用光学系として有するカメラ装置。
  11. 請求項10記載のカメラ装置をカメラ機能部として有する携帯情報端末装置。
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