JP4890870B2 - 撮影レンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルスチルカメラ(以下、DSCという)をはじめとする携帯電話や監視カメラ、車載カメラのようなCCD等の固体撮像素子を使用した小型の撮像装置に適した、高性能且つコンパクトな撮影レンズに関するものである。
近年、DSCは急速に高機能化及び高画質化がなされている。
つい最近までDSCは、銀塩フィルム用のカメラに較べて撮影画像の解像度が低い為、CCD等の固体撮像素子に対し、解像度、ダイナミックレンジ等の向上が指摘されていた。
しかしながら最近、周波数特性の高い駆動回路、信号増幅回路の開発によりDSCは、例えば解像力の点で、銀塩フィルム用のカメラの解像力と略同程度になっている。又DSCは、フォーカス(ピント)、光量(絞り、シャッタ)、ホワイトバランス(色温度)の自動化が容易であり、更に手ぶれ補正、逆光補正などの技術が加わり、高画質の画像が容易に撮れるようになってきた。
最近、DSCにおいては、CCDの受光面直前に、カラー画像を得るためのカラーフィルターや高感度化のためのマイクロレンズなどが置かれている。
一般に撮影レンズから受光面の周辺部には、光束が斜めに入射するため、画面中心と画面周辺では、カラーフィルターやマイクロレンズの光学作用の違いによって画像が偽色したり、又、光量不足などが起こることがある。
このCCDの画面周辺部分へ斜めに入射する光束の角度に対応する撮影レンズに対する条件が射出瞳条件(テレセントリック条件)である。この条件は射出瞳位置のCCDからの光軸方向の距離または主光線のCCD面への入射角度で表現される。
入射光の条件がCCDに設けたマイクロレンズなどのレイアウトと一致することが必要で、各CCDに推奨される射出瞳距離または主光線の入射角度が存在する。
従来はこの入射角度の制限が厳しく画面全体において8〜10度以内となっていたため撮影レンズの小型化が非常に困難であった。
しかし、最近ではCCDの改良が進みDSCでも入射角度が20°程度、携帯電話では25〜30度程度まで許容されるようになり、撮影レンズの小型化が容易になっている。
小型の撮影レンズとして、従来DSCに好適でテレセントリック性が良く、しかもレンズ枚数が4枚程の撮影レンズが提案されている。
このうち物体側から像側へ順に、開口絞り、正レンズ、負レンズ、正レンズ、負レンズの4群4枚で構成した撮影レンズが知られている(特許文献1)。
又撮影レンズとして製作性の容易性から、樹脂より成るレンズを用いた4群4枚で構成した小型の撮影レンズが知られている(特許文献2)。
特開2002−365530号公報 特開2005−208236号公報
固体撮像素子を用いた撮像装置では、像面から射出瞳までの距離が極端に短いと軸外光線の受光面(像面)への入射角度が大きくなる。
光線が像面に対して斜めに入射した場合、シェーディングによる開口効率の減少が生じる。このため、DSCに用いる撮影レンズには像側でのテレセントリック性(射出瞳位置が像面から十分に離れていること)を良好にすることが望まれる。
特に固体撮像素子を用いた撮像装置では、軸上主光線と軸外主光線のなす角度がある値以上の角度を持つとシェーディングが多く発生してくる。
この為、固体撮像素子を用いた撮像装置に用いるレンズ系には、最終レンズから最大像高へ向かう軸外主光線と軸上主光線との角度がある範囲にあることが必要条件となっている。
テレセントリックな光学系にするために、射出瞳を像面から極端に離すレンズ構成になると多くの場合、レンズ全長が長くなり、又レンズの屈折力が極端に強くなり、コンパクトで高性能な光学系を構成するのが難しくなってくる。
一方、携帯性を重視して小型で薄型のカメラとする為には、撮影レンズのレンズ全長を短縮化する必要がある。レンズ全長を短縮化するには出来るだけ構成レンズ枚数を少なくすることが必要である。
しかしながらレンズ枚数を単に少なくすると高い光学性能を得るのが難しくなってくる。又、撮影レンズの製造の容易性からすると、レンズの材料に硝材を用いるよりも樹脂材料を用いるのが効果的である。
しかしながら、一般に樹脂材料の屈折率は低いため、レンズ形状を適切に設定しないと、収差補正を良好に行うのが難しくなる。
本発明は、十分なテレセントリック特性を確保しつつ、レンズ系全体が小型で光学性能の良好で、製作が容易な撮影レンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明の撮影レンズは、物体側より像側へ順に、開口絞り、両凸形状の正の屈折力の第1レンズ、像側が凸面でメニスカス形状の負の屈折力の第2レンズ、両凸形状の正の屈折力の第3レンズ、負の屈折力の第4レンズで構成され、各レンズの少なくとも1面は非球面形状であり、各レンズの材料は、樹脂であり、該第1レンズの材料の屈折率とアッベ数を各々N1,ν1、該第2レンズの材料のアッベ数をν2、前記第1,第2レンズの焦点距離を各々f1,f2、レンズ系全体の焦点距離をfとするとき、
N1 < 1.54
ν1 > ν2
0.80 < f1/f < 1.00
0.60 < |f2|/f < 0.80
なる条件を満足することを特徴としている。
この他、本発明の撮影レンズは、物体側より像側へ順に、開口絞り、両凸形状の正の屈折力の第1レンズ、像側が凸面でメニスカス形状の負の屈折力の第2レンズ、両凸形状の正の屈折力の第3レンズ、負の屈折力の第4レンズで構成され、各レンズの少なくとも1面は非球面形状であり、各レンズの材料は、樹脂であり、該第1レンズの材料の屈折率とアッベ数を各々N1,ν1、該第2レンズの材料のアッベ数をν2、前記第2レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をr3、前記第3レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をr5、レンズ系全体の焦点距離をfとするとき、
N1 < 1.54
ν1 > ν2
0.30 < |r3|/f < 0.50
0.80 < r5/f < 1.20
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、十分なテレセントリック特性を確保しつつ、小型で光学性能の良好で、製作が容易な撮影レンズ及びそれを有する撮像装置を達成することができる。
以下、本発明の撮影レンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。
図1,図2は本発明の実施例1の撮影レンズのレンズ断面図と収差図である。
図3,図4は本発明の実施例2の撮影レンズのレンズ断面図と収差図である。
図5,図6は本発明の実施例2の撮影レンズのレンズ断面図と収差図である。
図7は本発明の撮影レンズを有するデジタルスチルカメラ(撮像装置)の要部概略図である。各実施例の撮影レンズは撮像装置に用いられるレンズ系であり、レンズ断面図において左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。
レンズ断面図において、OBは撮影レンズである。
G1は物体側と像側の面が凸形状(両凸形状)の正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズである。
G2は像側の面が凸(凸面)でメニスカス形状の負の屈折力の第2レンズである。
G3は物体側と像側の面が凸形状の正の屈折力の第3レンズである。
G4は物体側の面が凸でメニスカス形状の負の屈折力の第4レンズである。
尚、各レンズの形状は近軸曲率半径を基に表した形状である。STOは開口絞りであり、第1レンズL1の物体側に位置している。
i(i=0〜10)は物体側からの面(開口絞りSTOを含む)の順番を示す。Ri(i=1〜8)は各レンズのレンズ面であり、後述する数値実施例では曲率半径の値を示している。Diは第i面と第i+1面との間の間隔である。Gは光学フィルター(水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等)、フェースプレート等に相当する光学ブロックである。
IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影レンズ系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当している。
各実施例において、各レンズは全て樹脂材料より成っている。各レンズの物体側と像側の面は非球面形状より成っている。これによって収差補正を容易にしている。尚、各レンズは、少なくとも一面が非球面形状であれば良く、これによれば収差補正が容易になる。
収差図において、d,g,C,Fは各々d線,g線,C線,F線を表している。又、ΔM,ΔSはメリディオナル像面,サジタル像面、ωは半画角を表わしている。
無限遠物体から近距離物体へのフォーカスは、開口絞りSTO及びレンズ系全体を物体側へ繰り出すことによって行っている。
次に各実施例の特徴について順次説明する。
第1レンズG1の材料の屈折率とアッベ数を各々N1,ν1、第2レンズG2の材料のアッベ数をν2とするとき
N1 < 1.54 ‥‥‥(1)
ν1 > ν2 ‥‥‥(2)
なる条件を満足している。
条件式(1)は第1レンズG1の材料の屈折率に関し、条件式(1)を満足する樹脂材料を用いることによって物体側と像側の面が凸形状より成る第1レンズG1の製作を容易にしている。
条件式(2)は第1,第2レンズG1,G2の材料のアッベ数に関し、第1レンズG1に第2レンズG2の材料のアッベ数より大きいアッベ数の材料を用いることにより、色収差の補正を良好に行っている。
第4レンズG4の像側の面から像面までの空気換算距離(バックフォーカス)をbf、開口絞りSTOから像面までの空気換算距離をTL、開口絞りSTOから第4レンズG4の像側の面までの距離をML、レンズ系全体の焦点距離をfとするとき、
bf/TL > 0.2 ‥‥‥(3)
0.8<ML/f<1.2 ‥‥‥(4)
なる条件を満足している。
尚、空気換算距離とは最終レンズから像面までの間に屈折力のない光学ブロックを光路中から除去したときの状態で測った距離である。
条件式(3)の下限値を越えてバックフォーカスbfが小さくなりすぎると、カバーガラスやオプティカルローパスフィルター(OLPF)の挿入スペースが確保できなくなる。更に、射出瞳距離が短くなり像面に入射する光線角度が大きくなりシェーディングの影響を受けやすくなってくるので良くない。
条件式(4)はモジュール長に関する条件式である。条件式(4)の上限を超えると球面収差、色収差の補正は容易となるが、レンズ系全体の小型化が困難になる。逆に、下限を超えると色収差の補正が難しくなり、コマ収差が悪化するので良くない。
第1,第2レンズG1,G2の焦点距離を各々f1,f2とするとき
0.80 < f1/f < 1.00 ‥‥‥(5)
0.60 < |f2|/f < 0.80 ‥‥‥(6)
なる条件を満足している。
条件式(5)は第1レンズG1の屈折力(パワー)に関する。
条件式(5)の下限を越えると、第1レンズG1の屈折力が過大となり、球面収差、色収差が大きく発生してくる。
反対に上限を越えると、単色収差の補正には有利であるが、レンズ系全長が大きくなってしまい、コンパクト化が難しくなる。
条件式(6)は第2レンズG2の屈折力に関する。第2レンズG2の負の屈折力の値は正の屈折力である第1レンズG1及び第3レンズG3で発生する色収差、球面収差を補正するために適切に設定する必要がある。
条件式(6)の下限を越えて、第2レンズ群G2の負の屈折力が過大になると(強くなると)色収差の補正が過剰となり、かつレンズ系全体の小型化が難しくなる。
反対に上限を越えて、第2レンズ群G2の負の屈折力が弱くなると、色収差の補正が不足となり、球面収差、コマ収差の補正も難しくなる。
又、条件式(5),(6)を満足することによってテレセントリック性の良いレンズ系としている。
第2レンズG2の物体側のレンズ面の曲率半径をr3、第3レンズG3の物体側のレンズ面の曲率半径をr5とするとき
0.30 < |r3|/f < 0.50 ‥‥‥(7)
0.80 < r5 /f < 1.20 ‥‥‥(8)
なる条件を満足している。
条件式(7)は第2レンズG2のレンズ形状に関する。条件式(7)の上限を超えると球面収差が劣化し、色収差においてコマ収差の影響が顕著になる。また、下限を超えるとコマ収差が多く発生し光学性能が劣化してくる。
条件式(8)は第3レンズG3のレンズ形状に関する。上限を超えると像面湾曲がマイナス方向に大きく劣化し、色収差においてはハロの影響が顕著になる。また、下限を超えると上限と逆方向に収差が劣化するので良くない。
開口絞りSTOから第1レンズG1の物体側の面までの距離をD0とするとき
D0/f>0.10 ‥‥‥(9)
なる条件を満足している。
条件式(9)は第1レンズG1の物体側にメカニカルシャッタを挿入するため及び良好なるテレセントリック性を得るために必要な間隔に関する。メカニカルシャッタを設けることで物理的に光を遮り、必要以上の光量が撮像素子にあたることはないようにして撮像素子の劣化を防いでいる。又、それと同時にノイズを低減することが出来る。
条件式(9)を満足するように開口絞りSTOから第1レンズG1の物体側の面までの間隔を十分に確保することでメカニカルシャッタの挿入を容易にしつつ、テレセントリック性の良いレンズ系としている。
各実施例の撮像レンズでは、開口絞りSTOの絞り径が小さくなると回折現象による光学性能の劣化が顕著になる。このため、被写体が明るいときにはNDフィルターを光路中より挿脱可能に装着して撮影レンズのFナンバーがあまり大きくならないようにするのが良い。
尚、各実施例において、更に好ましくは条件式(1)〜(9)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
N1 < 1.535 ‥‥‥(1a)
ν1 > 1.5・ν2 ‥‥‥(2a)
bf/TL > 0.25 ‥‥‥(3a)
0.9 < ML/f < 1.1 ‥‥‥(4a)
0.85< f1/f < 0.97 ‥‥‥(5a)
0.65< |f2|/f < 0.75 ‥‥‥(6a)
0.35 < |r3|/f < 0.45 ‥‥‥(7a)
0.90 < r5/f < 1.16 ‥‥‥(8a)
D0/f>0.12 ‥‥‥(9a)
尚、以上の各実施例において、第1レンズG1の物体側又は/及び第4レンズG4の像側に屈折力の小さなレンズを付加しても良い。
各実施例によれば構成レンズ枚数が少なく、レンズ系全体がコンパクトであるにもかかわらず、高性能で且つ、製造容易な撮影レンズが得られる。また、最も物体側に開口絞りを配置することで、物体側からみたときレンズ系が目立つことがない構造的特徴があり、例えば携帯電話や監視カメラにも容易に使用することができる。
更に、高性能且つレンズ系全体がコンパクトであるため、小型の撮影装置に用いるのに適している。
又、前述の如く第1〜第4レンズG1〜G4のレンズ形状及び条件式(3),(9)を特定することによってテレセントリック性の良い撮影レンズを得ている。
以下に、本発明の実施例1〜3に各々対応する数値実施例1〜3を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順番を示し、Riは各面の曲率半径、Diは第i面と第(i+1)面との間の部材肉厚又は空気間隔、Ni,νiはそれぞれd線に対する屈折率,アッベ数を示す。
又、最も像側の2つの面はガラスブロックGである。非球面形状は光軸からの高さh
の位置での光軸方向の変位を面頂点に基準にしてXとするとき、
で表される。但しRは近軸曲率半径、kは円錐定数、A,B,C,D,Eは非球面係数である。
又、「E−0X」は「×10−X」を意味している。fは焦点距離、FnoはFナンバー、ωは半画角、bfはバックフォーカスを示す。又、前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表−1に示す。
数値実施例1
実施例1
f 5.712
Fno 3.5
2ω 61.5
bf 2.68


面No. R D N ν
STO(絞り) ∞ 0.720
1 3.36599 1.300 1.5300 55.9
2 -17.40477 0.500
3 -2.38903 0.724 1.5855 30.0
4 43477 0.100
5 6.56010 1.574 1.5300 55.9
6 -2.05744 0.100
7 3.53596 1.051 1.5300 55.9
8 1.41508 1.210
9 ∞ 0.690 1.5168 64.2
10 ∞ 1.012

非球面係数
第1面 K=-0.790073 A=-3.27139E-03 B= 3.72297E-03
C=-4.61151E-03 D= 2.31462E-03 E=-5.36359E-04
第2面 K=64.485389 A=-2.02480E-02 B=-1.69249E-03
C=-4.82393E-03 D= 1.56128E-03 E=-2.11052E-04
第3面 K=0.129172 A= 8.12431E-04 B=-3.55268E-03
C=-3.36970E-03 D= 9.91749E-04 E= 1.03755E-05
第4面 K=-0.242976E14 A=-2.10068E-03 B=-3.14650E-04
C=-3.03485E-04 D=-1.37330E-05 E= 2.36487E-06
第5面 K=3.739393 A=-4.39385E-03 B=-4.44742E-04
C=-7.95994E-05 D= 1.28469E-05 E=-3.48245E-06
第6面 K=-2.686347 A=-1.07631E-04 B= 6.50231E-04
C= 9.35934E-05 D= 4.78264E-06 E= 8.53142E-06
第7面 K=-12.774900 A=-1.65944E-02 B=-6.62897E-04
C= 1.90354E-04 D= 6.04888E-05 E=-7.01547E-06
第8面 K=-3.388239 A=-1.75570E-02 B= 1.74511E-03
C=-5.83296E-05 D=-3.00199E-07 E=-4.11635E-08

数値実施例2
実施例2
f 5.711
Fno 3.5
2ω 61.5
bf 2.67


面No. R D N ν
STO(絞り) ∞ 0.720
1 3.42488 1.300 1.5300 55.9
2 -13.39253 0.513
3 -2.30610 0.724 1.5855 30.0
4 870131 0.100
5 6.46139 1.608 1.5300 55.9
6 -1.97266 0.100
7 3.45765 1.010 1.5300 55.9
8 1.34494 1.217
9 ∞ 0.690 1.5168 64.2
10 ∞ 1.000


非球面係数
第1面 K=-0.807425 A=-3.14154E-03 B= 2.56293E-03
C=-4.04431E-03 D= 2.04099E-03 E=-4.62191E-04
第2面 K=50.961982 A=-1.96355E-02 B=-1.38202E-03
C=-4.82704E-03 D= 1.53782E-03 E=-1.36313E-04
第3面 K= 0.060327 A= 1.05900E-03 B=-2.97126E-03
C=-3.28167E-03 D= 1.02882E-03 E= 3.96662E-05
第4面 K=-0.980764E19 A=-1.16039E-03 B=-3.48792E-04
C=-2.87951E-04 D=-7.75874E-06 E= 2.79060E-06
第5面 K= 4.190301 A=-4.29705E-03 B=-3.01845E-04
C=-5.71921E-05 D= 1.97528E-05 E=-1.78677E-06
第6面 K=-2.791550 A=-7.71678E-04 B= 7.06330E-04
C= 1.34399E-04 D= 1.29449E-05 E= 9.55996E-06
第7面 K=-13.980042 A=-1.67681E-02 B=-6.74702E-04
C= 1.95564E-04 D= 6.20491E-05 E=-6.88396E-06
第8面 K=-3.497806 A=-1.73250E-02 B= 1.72395E-03
C=-6.18347E-05 D=-3.80972E-07 E= 5.06294E-08

数値実施例3
実施例3
f 5.710
Fno 3.5
2ω 61.5
bf 2.77


面No. R D N ν
STO(絞り) ∞ 0.720
1 3.41591 1.300 1.5300 55.9
2 -15.09078 0.500
3 -2.30572 0.724 1.5855 30.0
4 -236529 0.100
5 6.50758 1.549 1.5300 55.9
6 -2.24712 0.100
7 2.85616 1.000 1.5300 55.9
8 1.39445 1.317
9 ∞ 0.690 1.5168 64.2
10 ∞ 1.000

非球面係数
第1面 K=-0.861977 A=-2.96673E-03 B= 3.30303E-03
C=-4.18785E-03 D= 2.34862E-03 E=-5.59514E-04
第2面 K=38.578174 A=-1.74403E-02 B= 6.34287E-04
C=-4.21635E-03 D= 1.69737E-03 E=-1.85545E-04
第3面 K=-0.323243 A= 9.43014E-03 B=-1.18937E-03
C=-2.75970E-03 D= 1.04230E-03 E= 1.26720E-05
第4面 K=-0.741781E-16 A= 2.41592E-03 B= 6.93275E-05
C=-2.74475E-04 D=-4.59681E-06 E= 5.18916E-06
第5面 K= 3.738054 A=-4.63153E-03 B=-7.09457E-04
C=-7.41587E-05 D= 2.49171E-05 E= 5.78896E-07
第6面 K=-3.388744 A=-2.00306E-04 B= 1.34418E-04
C=-1.61083E-06 D= 6.53255E-06 E= 1.21241E-05
第7面 K=-5.242881 A=-1.47356E-02 B=-8.83803E-04
C= 1.42003E-04 D= 5.76310E-05 E=-5.73199E-06
第8面 K=-2.890194 A=-1.75329E-02 B= 1.76527E-03
C=-7.37248E-05 D=-4.91887E-07 E= 2.45820E-07
次に実施例1〜3に示したような撮影レンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施例を図7を用いて説明する。
図7において、20はカメラ本体、21は実施例1〜3で説明したいずれかの撮影レンズによって構成された撮影光学系である。
22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。23は固体撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
このように本発明の撮影レンズをデジタルスチルカメラ等の撮像素子に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置が実現できる。
実施例1のレンズ構成図 実施例1の諸収差図 実施例2のレンズ構成図 実施例2の諸収差図 実施例3のレンズ構成図 実施例3の諸収差図 本発明の撮像装置の実施例の要部概略図
符号の説明
G1 第1レンズ
G2 第2レンズ
G3 第3レンズ
G4 第4レンズ
STO 絞り
IP 像面
d d線
g g線
C C線
F F線
ΔS サジタル像面
ΔM メリディオナル像面
G ガラスブロック

Claims (7)

  1. 物体側より像側へ順に、開口絞り、両凸形状の正の屈折力の第1レンズ、像側が凸面でメニスカス形状の負の屈折力の第2レンズ、両凸形状の正の屈折力の第3レンズ、負の屈折力の第4レンズで構成され、各レンズの少なくとも1面は非球面形状であり、各レンズの材料は、樹脂であり、該第1レンズの材料の屈折率とアッベ数を各々N1,ν1、該第2レンズの材料のアッベ数をν2、前記第1,第2レンズの焦点距離を各々f1,f2、レンズ系全体の焦点距離をfとするとき、
    N1 < 1.54
    ν1 > ν2
    0.80 < f1/f < 1.00
    0.60 < |f2|/f < 0.80
    なる条件を満足することを特徴とするレンズ。
  2. 物体側より像側へ順に、開口絞り、両凸形状の正の屈折力の第1レンズ、像側が凸面でメニスカス形状の負の屈折力の第2レンズ、両凸形状の正の屈折力の第3レンズ、負の屈折力の第4レンズで構成され、各レンズの少なくとも1面は非球面形状であり、各レンズの材料は、樹脂であり、該第1レンズの材料の屈折率とアッベ数を各々N1,ν1、該第2レンズの材料のアッベ数をν2、前記第2レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をr3、前記第3レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をr5、レンズ系全体の焦点距離をfとするとき、
    N1 < 1.54
    ν1 > ν2
    0.30 < |r3|/f < 0.50
    0.80 < r5/f < 1.20
    なる条件を満足することを特徴とする撮影レンズ。
  3. 前記第4レンズの像側の面から像面までの空気換算距離をbf、前記開口絞りから像面までの空気換算距離をTL、該開口絞りから該第4レンズの像側の面までの距離をML、レンズ系全体の焦点距離をfとするとき、
    bf/TL > 0.2
    0.8 < ML/f < 1.2
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2の撮影レンズ。
  4. 前記第1,第2レンズの焦点距離を各々f1,f2、レンズ系全体の焦点距離をfとするとき、
    0.80 < f1/f < 1.00
    0.60 < |f2|/f < 0.80
    なる条件を満足することを特徴とする請求項2の撮影レンズ。
  5. 前記開口絞りから前記第1レンズの物体側の面までの距離をD0、レンズ系全体の焦点距離をfとするとき、
    D0/f>0.10
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項の撮影レンズ。
  6. 固体撮像素子に像を形成するための光学系であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項の撮影レンズ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項の撮影レンズと、該撮影レンズによって形成された像を光電変換する為の固体撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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