JP2015158343A - 加熱調理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱部に実行させる調理機能に関する設定情報を携帯情報端末から送信することが、簡単且つ便利に行える加熱調理システムを提供する。
【解決手段】加熱調理器と携帯情報端末とを備える加熱調理システムであって、端末側記憶部は、調理機能に関する仮設定情報を、調理機能を選択する選択情報と関連付けて記憶し、端末側動作制御部は、仮設定情報の表示指令を受け付けると、端末側記憶部から仮設定情報を読み出して端末側表示部に表示させる仮設定情報表示処理と、仮設定情報表示処理が行われることで表示された仮設定情報の一つに対して、加熱調理器への送信指令を受け付けると、送信指令を受けた一つの調理機能に関する仮設定情報を調理機能に関する実設定情報とし、その実設定情報及び調理機能の選択情報を操作情報として加熱調理器へ送信入力させる実設定情報送信処理とを行う。
【選択図】図15

Description

本発明は、被加熱物を加熱する加熱調理器と、その加熱調理器とワイヤレス通信網を介して通信可能な携帯情報端末とを備える加熱調理システムに関する。
コンロなどの加熱調理器の動作を、携帯情報端末からの遠隔指令によって制御する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、加熱調理器(3)と携帯情報端末(2)とが無線にて通信可能な加熱調理システムが記載されている。そして、携帯情報端末(2)が有するテンキー(11)を用いて、ユーザーが時間を入力することで、その入力された時間が経過すると、バーナーの燃焼が自動停止されるようなタイマー機能が記載されている。
特開2005−282920号公報(段落0022)
特許文献1に記載の加熱調理システムでは、ユーザーがタイマー機能を用いた調理を行う度に、設定情報(即ち、燃焼停止までの時間など)を入力しなければならないという問題がある。例えば、加熱調理器でパスタをゆでるときは「6分30秒」、餃子を焼くときは「5分」など、加熱調理器のタイマー機能を利用する料理は多数有るため、その料理を作る度に、特許文献1に記載のように携帯情報端末が有するテンキーを用いて調理時間を入力することはユーザーにとって面倒な作業となる。また、タイマー機能を利用する料理の数が増えると、ユーザー自身がそれぞれの調理時間を記憶することもできなくなる可能性がある。
また、上述したタイマー機能だけではなく、加熱調理器に、被加熱物の温度が設定温度に維持されるようにバーナーの動作を制御する温度キープ機能などの調理機能も搭載されている場合、その設定情報としての設定温度についても携帯情報端末から設定できるようになると便利である。
以上のように、特許文献1に記載の加熱調理システムでは、加熱調理器の調理機能に関する設定情報を携帯情報端末から送信することが、簡単且つ便利に行えているとは言い難かった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、加熱部に実行させる調理機能に関する設定情報を携帯情報端末から送信することが、簡単且つ便利に行える加熱調理システムを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る加熱調理システムの特徴構成は、被加熱物を加熱する加熱調理器と、当該加熱調理器とワイヤレス通信網を介して通信可能な携帯情報端末とを備える加熱調理システムであって、
前記加熱調理器は、
前記被加熱物を加熱する加熱部と、前記加熱部に実行させる調理機能を選択する選択情報及び前記調理機能に関する実設定情報を含む操作情報を取得する調理器側操作情報取得部と、前記加熱調理器の動作を制御する調理器制御部と、前記携帯情報端末との間での前記ワイヤレス通信網を介した情報通信を制御する調理器側通信制御部とを有し、
前記携帯情報端末は、
前記加熱調理器のユーザーが入力する情報を受け付ける端末側入力受付部と、情報を表示する端末側表示部と、前記携帯情報端末の動作を制御する端末側動作制御部と、前記加熱調理器との間での前記ワイヤレス通信網を介した情報通信を制御する端末側通信制御部と、情報を記憶する端末側記憶部とを有し、
前記端末側記憶部は、前記端末側入力受付部が前記ユーザーから受け付けた前記調理機能に関する仮設定情報を、前記調理機能を選択する前記選択情報と関連付けて記憶しており、
前記調理器制御部は、
前記調理器側操作情報取得部が、前記加熱調理器に対して入力される前記選択情報及び前記実設定情報を含む前記操作情報を取得すると、当該操作情報に基づいて前記加熱部の動作を制御する調理動作処理を行い、
前記端末側動作制御部は、
前記端末側入力受付部が前記ユーザーから前記調理機能に関する前記仮設定情報の表示指令を受け付けると、前記端末側記憶部から前記調理機能に関する前記仮設定情報を読み出して前記端末側表示部に表示させる仮設定情報表示処理と、
前記仮設定情報表示処理が行われることで前記端末側表示部に表示された前記調理機能に関する前記仮設定情報の一つに対して、前記加熱調理器への送信指令を前記端末側入力受付部が前記ユーザーから受け付けると、前記送信指令を受けた一つの前記調理機能に関する前記仮設定情報を前記調理機能に関する前記実設定情報とし、当該実設定情報及び当該実設定情報に関連付けられている前記調理機能の前記選択情報を、前記操作情報として前記ワイヤレス通信網を介して前記加熱調理器へ送信入力させる実設定情報送信処理とを行うように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、加熱調理器では、調理器側操作情報取得部が、加熱調理器に対して入力される選択情報及び実設定情報を含む操作情報を取得すると、その操作情報に基づいて加熱部の動作を制御する調理動作処理を行う。加えて、携帯情報端末が有する端末側記憶部には、ユーザーから受け付けた調理機能に関する仮設定情報が、調理機能を選択する選択情報と関連付けて記憶されており、端末側動作制御部は、ユーザーから調理機能に関する仮設定情報の表示指令を受け付けると、端末側記憶部から調理機能に関する仮設定情報を読み出して端末側表示部に表示させる仮設定情報表示処理と、その仮設定情報表示処理が行われることで端末側表示部に表示された調理機能に関する仮設定情報の一つに対して、加熱調理器への送信指令を端末側入力受付部が前記ユーザーから受け付けると、その送信指令を受けた一つの調理機能に関する仮設定情報を調理機能に関する実設定情報とし、その実設定情報及び実設定情報に関連付けられている調理機能の選択情報を、操作情報としてワイヤレス通信網を介して加熱調理器へ送信入力させる実設定情報送信処理とを行う。つまり、ユーザーが、携帯情報端末の端末側記憶部に記憶されている特定の調理機能に関する仮設定情報の中から一つの仮設定情報に対して加熱調理器への送信指令を行うと、その送信指令を受けた一つの調理機能に関する仮設定情報が調理機能に関する実設定情報として加熱調理器に送信され、加熱調理器ではその実設定情報に従った調理機能が実行されることになる。このように、ユーザーは、従来のように調理機能の実設定情報(例えば、タイマー機能の設定時間など)を逐一入力することは不要であり、携帯情報端末に表示される、予め記憶させていた仮設定情報の一つを選択して送信するだけでよい。その結果、例えば、加熱調理器の調理機能を利用する料理の数が増えたとしても、ユーザー自身がそれぞれ料理の自分好みの調理時間を記憶することや、毎回加熱調理器の設定を行う手間などがなくなる。
従って、加熱部に実行させる調理機能に関する設定情報を携帯情報端末から送信することが、簡単且つ便利に行える加熱調理システムを提供できる。
本発明に係る加熱調理システムの別の特徴構成は、前記調理機能は、前記加熱部を前記実設定情報としての連続加熱時間だけ連続加熱作動させた後で自動的に加熱停止させるタイマー機能、及び、前記被加熱物としての調理容器から調理物が吹きこぼれることを防止するべく前記加熱部の動作を制御しながら、前記加熱部を前記実設定情報としての連続加熱時間だけ連続加熱作動させた後で自動的に加熱停止させる吹きこぼれ防止機能、及び、前記被加熱物の温度が前記実設定情報としての設定温度に維持されるように前記加熱部の動作を制御する温度キープ機能、及び、湯を沸騰状態で前記実設定情報としての連続加熱時間だけ連続加熱作動させた後で自動的に加熱停止させる湯沸し保温機能の少なくとも何れか一つである点にある。
上記特徴構成によれば、タイマー機能及び吹きこぼれ防止機能及び温度キープ機能及び湯沸し保温機能などに関する実設定情報を、携帯情報端末から送信することが簡単且つ便利に行えるようになる。
本発明に係る加熱調理システムの更に別の特徴構成は、前記仮設定情報には、前記タイマー機能における前記連続加熱時間についての情報、前記吹きこぼれ防止機能における前記連続加熱時間についての情報、前記温度キープ機能における設定温度についての情報、前記湯沸し保温機能における前記連続加熱時間についての情報の少なくとも何れか一つが含まれる点にある。
上記特徴構成によれば、ユーザーは、タイマー機能における連続加熱時間についての情報、吹きこぼれ防止機能における連続加熱時間についての情報、温度キープ機能における設定温度についての情報、湯沸し保温機能における連続加熱時間についての情報の少なくとも何れか一つを、予め端末側記憶部に記憶させておくことができる。
本発明に係る加熱調理システムの更に別の特徴構成は、前記加熱調理器は、前記ユーザーにより手動操作される調理器操作部を有し、
前記調理器制御部は、
前記調理機能としての前記タイマー機能又は前記吹きこぼれ防止機能又は前記湯沸し保温機能に従って前記加熱部の動作を制御する前記調理動作処理を行うとき、前記調理機能に従った調理を開始してから前記ユーザーが前記調理器操作部を手動操作して前記加熱部を加熱停止させるまでの加熱継続時間を計測して、当該加熱継続時間に関する情報を前記ワイヤレス通信網を介して前記携帯情報端末へ送信する時間情報送信処理を行い、
前記端末側動作制御部は、
前記実設定情報送信処理を行った後、前記端末側通信制御部が前記加熱調理器から前記加熱継続時間に関する情報を前記ワイヤレス通信網を介して受信すると、受信した当該加熱継続時間を前記特定の調理機能に関する新たな仮設定情報として前記端末側記憶部に記憶させる仮設定情報更新処理を行う点にある。
加熱調理器においてタイマー機能又は吹きこぼれ防止機能又は湯沸し保温機能に従って加熱部の動作を制御する調理動作処理が行われているとき、実設定情報としての連続加熱時間に到達する前に、ユーザーが、調理器操作部を手動操作して加熱部を加熱停止させることもある。つまり、携帯情報端末の端末側記憶部に記憶されていた連続加熱時間(仮設定情報)と、実際に調理が行われた連続加熱時間とが異なることもある。
そのような場合であっても、本特徴構成では、加熱調理器の調理器制御部は、タイマー機能又は吹きこぼれ防止機能又は湯沸し保温機能に従って加熱部の動作を制御する調理動作処理を行うとき、その調理機能に従った調理を開始してからユーザーが調理器操作部を手動操作して加熱部を加熱停止させるまでの加熱継続時間を計測して、その加熱継続時間に関する情報を携帯情報端末へ送信する時間情報送信処理を行い、携帯情報端末の端末側動作制御部は、実設定情報送信処理を行った後、端末側通信制御部が加熱調理器から加熱継続時間に関する情報受信すると、受信した加熱継続時間を特定の調理機能に関する新たな仮設定情報として端末側記憶部に記憶させる仮設定情報更新処理を行う。つまり、調理器操作部を手動操作して加熱部を加熱停止させる行為に基づいて、携帯情報端末では、端末側記憶部に記憶してある仮設定情報を更新する仮設定情報更新処理が行われることになる。その結果、実際に調理が行われた連続加熱時間が、携帯情報端末の端末側記憶部に記憶されていた連続加熱時間(仮設定情報)へ自動的に反映されることになり、ユーザーの利便性が高まる。
本発明に係る加熱調理システムの更に別の特徴構成は、前記加熱調理器は、情報を表示する調理器側報知部を有し、前記調理器側報知部は、前記表示可能であり、
前記端末側記憶部で記憶されている前記調理機能としての前記タイマー機能に関する前記仮設定情報としての連続加熱時間、及び、前記調理機能としての前記吹きこぼれ防止機能に関する前記仮設定情報としての連続加熱時間、及び、前記調理機能としての前記湯沸かし保温機能に関する前記仮設定情報としての連続加熱時間は、1秒を最小単位として設定されている点にある。
上記特徴構成によれば、加熱調理器は、情報を表示する調理器側報知部を有し、調理器側報知部は実設定情報としての時間情報を1分を最小単位として時間表示が可能である。つまり、1分を最小単位で時間表示し、時間を秒単位で表示しないので、その時間表示のために大きな表示面積を用意する必要がなくなる。その結果、その分、加熱調理器には、必要なボタン類を出来るだけ多く又は出来るだけ大きく配置できるようになる。
加えて、携帯情報端末では、タイマー機能及び吹きこぼれ防止機能及び湯沸かし保温機能に関する仮設定情報としての連続加熱時間は1秒を最小単位として設定されている。つまり、タイマー機能及び吹きこぼれ防止機能及び湯沸かし保温機能といった調理機能を細かな時間設定で行うことができる。
本発明に係る加熱調理システムの更に別の特徴構成は、前記仮設定情報には、前記仮設定情報表示処理において併せて表示される画像の情報が付随し、前記端末側記憶部は、前記端末側入力受付部によって前記ユーザーから受け付けた、前記仮設定情報表示処理において前記仮設定情報と併せて表示される前記画像の情報を記憶する点にある。
上記特徴構成によれば、ユーザーは、仮設定情報に含める画像の情報を端末側入力受付部によって端末側記憶部に記憶させておくことができ、仮設定情報表示処理において、端末側記憶部に記憶されているその画像の情報を併せて表示させることができる。その結果、ユーザーは、仮設定情報表示処理において併せて表示された画像から、その仮設定情報が何の情報であるのかを認識できる。
加熱調理システムの構成例を模式的に示す図 ガスコンロの外観図 加熱調理システムの機能構成例を模式的に示すブロック図 ガスコンロの加熱部の構成例を模式的に示す図 ガスコンロ(バーナー)の操作部(操作パネル)の一例を示す図 ガスコンロ(バーナー)の操作部(操作シート)の一例を示す図 ガスコンロ(グリル)の操作部(操作シート)の一例を示す図 ガスコンロ(バーナー)の操作部(操作シート)の構造例を示す図 ガスコンロの天面表示部の外観の一例を示す図 天面表示部の表示例を示す図 スマートフォンのハードウェア構成を模式的に示すブロック図 HMI制御部の構成例を模式的に示すブロック図 表示操作部への表示形態の一例を示す図 表示操作部への表示形態の一例を示す図 表示操作部への表示形態の一例を示す図 表示操作部への表示形態の一例を示す図 表示操作部への表示形態の一例を示す図 表示操作部への表示形態の一例を示す図 表示操作部への表示形態の一例を示す図 表示操作部への表示形態の一例を示す図 表示操作部への表示形態の一例を示す図 表示操作部への表示形態の一例を示す図 表示操作部への表示形態の一例を示す図 表示操作部への表示形態の一例を示す図
〔システム概要〕
以下に図面を参照して、本発明に係る加熱調理システムについて説明する。
図1は、加熱調理システム9の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態において、加熱調理器1と、携帯情報端末5とは、ワイヤレス通信網Nを介して通信し、協働する。ワイヤレス通信網Nによる通信の1つの形態としては、符号“NA”で示すアドホック・モードやポイント・ツー・ポイント・モードなど、対応する加熱調理器1と携帯情報端末5とが直接一対一で通信する形態を採ることができる。
あるいは、図1に符号“NI”で示すインフラストラクチャー・モードと称される形態で、加熱調理器1と携帯情報端末5とが通信を行う形態を採ることもできる。具体的には、図1に示すように、加熱調理器1及び携帯情報端末5以外の機器も接続されるネットワークに、加熱調理器1及び携帯情報端末5がそれぞれ接続され、当該ネットワークを介して両者が通信する。当該ネットワークへは、アクセスポイントAPを介して接続される。このネットワークは、例えばユーザーの家庭内のローカルなネットワーク(構内LAN)であってもよいし、インターネットであってもよい。図1に示すように、構内用アクセスポイントA1を介して両者が構内LANに接続されてもよいし、外部用アクセスポイントA2,A3を介して両者がインターネットに接続されてもよい。当然ながら、構内用アクセスポイントA1及び構内LANを経由して、両者がインターネットに接続されてもよい。何れにしても、加熱調理システム9は、加熱調理器1と、携帯情報端末5とが、直接コネクタやケーブルによって有線により接続されることなく、ワイヤレス通信網Nを介して接続され、協働するシステムである。
本実施形態においては、加熱調理器1としてガスコンロを適用し、携帯情報端末5としてスマートフォンを適用した場合を例として説明する。ここで、スマートフォンとは、インターネットとの親和性が高く、パーソナルコンピュータの機能をベースとして作られた多機能携帯電話をいう。尚、加熱調理器1、携帯情報端末5は、ガスコンロやスマートフォンに限定されるものではない。加熱調理器1としてIHヒーターやホットプレートなどを適用することもできる。また、携帯情報端末5として、データ通信機能付きの携帯電話(フィーチャーフォン)や、データ通信機能付きの携帯型音楽プレーヤー、データ通信機能付きのカメラなどを適用することもできる。また、携帯情報端末5は、掌にすっぽり収まるような小型の携帯機器に限定されることなく、画面サイズが7〜9インチ以上のタブレット型端末も含まれる。
〔ガスコンロ(加熱調理器)〕
上述したように、本実施形態においては、加熱調理器1としてガスコンロを用いた形態を例示する。図2は、キッチンの調理テーブルのテーブルトップに組み込まれたガスコンロ1Aを示している。テーブルトップの下方には、ガスコンロ1Aの本体部(図2では不可視)が収容されている。当該本体部の上面には、当該上面よりも周囲にはみ出したフランジ部を有する平板状の天板TPが備えられている。天板TPは、例えば、耐熱性強化ガラスにより構成されている。ガスコンロ1Aの本体部は、テーブルトップをくり抜いた開口部を通ってテーブルトップの下方に収容され、フランジ部によってテーブルトップに支持されている。
ガスコンロ1Aは、加熱部Sとして、左バーナーBL、右バーナーBR、後バーナーBBの3つのバーナーBと、1つのグリルGとを有して構成されている。各バーナーBは、吐出される燃料ガスのブンゼン燃焼によって炎を出す炎口b7と、炎口b7の周囲を水平面(天板TP)に沿って取り囲む五徳b9とを備えている。炎口b7は、天板TPから上方に突き出すように設置されており、五徳b9は、天板TPの面上に設置されている。鍋やフライパンなどの被加熱物は、五徳b9の上に設置され、炎口b7から吹き出す炎によって加熱される。
グリルGは、被加熱物を収容する収容空間g0に引き出し式に出入りするグリル本体g1を備えて構成されている。グリル本体g1は、被加熱物が載置されるグリル焼き網g3と、グリル焼き網g3を支持する焼き網支持台g4と、グリル焼き網g3から滴る焼き汁等を受け止めるグリル受け皿g5と、グリル本体g1を収容空間g0に収容する際にグリルGの扉となるグリル扉g6と、グリルGの内部(閉空間となった収容空間g0)をグリルGの外部から視認できるようにグリル扉g6に設けられたグリル扉ガラスg7とを有して構成されている。収容空間g0には、スライドレールg2が備えられ、グリル本体g1は、このスライドレールg2をスライドすることによって収容空間g0に対して引き出し式に出入りする。グリルGにおいて炎を出す炎口(図2では不図示)は、収容空間g0の上下に設けられている。
図3は、加熱調理システム9の機能構成例を模式的に示すブロック図である。図3の模式的ブロック図に示すように、加熱部S(バーナーB及びグリルG)の運転は、ガスコンロ1Aに備えられた調理器制御部11によって制御される。ガスコンロ1Aには、マイクロコンピュータなどの論理演算プロセッサを中核とする調理器制御装置10が備えられている。調理器制御部11は、調理器制御装置10を構成するハードウェア及びプログラムなどのソフトウェアとの協働によって実現される機能部である。後述する調理器側操作情報取得部12、運転状態情報生成部13、調理器側報知制御部14、調理器側通信制御部19等も同様の機能部である。従って、これら各機能部は、一部又は全てが共通のハードウェアやソフトウェアによって構成される場合がある。以下、調理器制御装置10による加熱部Sの運転制御について説明する。バーナーB及びグリルGの基本的な構造及び制御形態は同様であるから、ここでは1つのバーナーBを代表として説明する。
図4は、ガスコンロ1A(1)の加熱部Sの構成例を模式的に示す図である。図4の模式的構成図に示すように、バーナーBのバーナー本体b6には、燃料ガスFを供給する供給管b8が接続されている。供給管b8には、燃料ガスFの供給量を調整する調整弁b1と、バーナーBへの燃料ガスの供給を遮断可能な遮断弁b2とが配置されている。また、炎口b7付近には、炎の有無を検出する火炎センサーb3と、燃料ガスFを火花点火可能な点火栓b4が配置されている。さらに、五徳b9に載置された被加熱物Pの底面に当接してこの被加熱物Pの温度を検出する温度センサーb5が配置されている。調整弁b1、遮断弁b2、火炎センサーb3、点火栓b4、温度センサーb5は、調理器制御部11に接続されている。
上述したように、調理器制御装置10は、ハードウェア及びプログラムなどのソフトウェアとの協働によって実現される機能部を有して構成されている。図3及び図4に示すように、調理器制御装置10は、機能部として、調理器制御部11と、調理器側操作情報取得部12と、運転状態情報生成部13と、調理器側報知制御部14とを有している。調理器制御部11は、加熱部Sに対する複数種の特定機能の夫々に対応する制御を行う機能部である。調理器側操作情報取得部12は、特定機能の選択情報及び特定機能における実設定情報の少なくとも一方を含む操作情報を取得する機能部である。運転状態情報生成部13は、ガスコンロ1A(加熱調理器1)の運転状態を示す情報であって、選択情報、実設定情報、特定機能の実行状態を示す実行状態情報の少なくとも1つを含む運転状態情報を生成する機能部である。調理器側報知制御部14は、特定機能の実行状態をユーザーに報知するための調理器側報知情報を生成して調理器側報知部4を介してユーザーに報知する機能部である。
図5は、ガスコンロ(バーナー)の操作部(操作パネル)の一例を示す図であり、図6は、ガスコンロ(バーナー)の操作部(操作シート)の一例を示す図であり、図7は、ガスコンロ(グリル)の操作部(操作シート)の一例を示す図であり、図8は、ガスコンロ(バーナー)の操作部(操作シート)の構造例を示す図である。
調理器側操作情報取得部12は、図5から図7に一例を示すコンロ操作部3(調理器操作部)に対するユーザーの操作を操作情報(調理器側操作情報)として取得する。図5は、ガスコンロ1Aの主電源ボタン31、3つのバーナーBを夫々個別に点火・消火・火炎調整することができる3つのバーナー用ダイヤルスイッチ32、ガスコンロ1Aの操作を制限するロック機能ボタン39が備えられた操作パネル3mを示している。図8に示すように、バーナー用ダイヤルスイッチ32は、バーナーBが停止状態(消火状態)の際には、操作パネル3mのパネル面とほぼ同一面まで押し込まれている。バーナー用ダイヤルスイッチ32は押し戻し式のスイッチとなっており、ユーザーはバーナー用ダイヤルスイッチ32を押し込み、ロックを解除させて、バーナー用ダイヤルスイッチ32をパネル面よりも突出させる。突出した後は、バーナー用ダイヤルスイッチ32が回転可能となるので、ユーザーは回転に応じて火力を調整することができる。バーナーBを消火する場合には、ユーザーは、バーナー用ダイヤルスイッチ32を操作パネル3mのパネル面とほぼ同一面まで押し込む。
各バーナーBは、タイマー機能、及び、温度キープ機能、及び、湯沸し保温機能、炊飯、炒め調理などの調理機能種別に応じて、調理器制御部11によって火力や加熱時間を自動調整できるように構成されている。このため、このような調理種別をユーザーが指示できるように、操作パネル3mとは別に、図6に示すようなバーナー操作シート3b(操作シート3s)もガスコンロ1Aに備えられている。操作シート3sは、ユーザーによる操作の利便性を考慮して、図2等に示すように、操作時にはシート面が上向きとなるように設けられている。しかし、ガスコンロ1Aの正面から操作シート3sが突出することになるので、操作シート3sを使用しない場合には、ガスコンロ1Aの本体部に収納可能に構成されている。具体的には、図8に示すように、操作シート3sは、押し戻し式のロック機構により通常時は、本体部に収容されている。ユーザーが操作シート3sの壁面を押圧することで押し戻し式のロック機構が解除され、操作シート3sが突出するように構成されている。
図6に示すように、バーナー操作シート3bには、各バーナーBに割り当て可能な調理種別や調節機能に対応したキーが、バーナーBごとに区分されて設けられている。本実施形態では、左バーナーBLと右バーナーBRとは同じ調理種別、同じ調節機能が割り当てられている。左バーナーBL及び右バーナーBRは、調理種別として“湯沸かし保温機能”、“あぶり高温炒め”が割り当てられ、これらに対応した湯沸かしキーk1及びあぶり高温炒めキーk3が、バーナー操作シート3bに設けられている。後バーナーBBは、調理種別として“炊飯”が割り当てられ、これに対応した炊飯キーk2が、バーナー操作シート3bに設けられている。“あぶり高温炒め”とは、直火料理や、鍋を頻繁に上げるような動作を行う炒め料理などを行う際の動作モードであり、他のモードよりも高い温度まで調理が可能な動作モードである。
3つのバーナーBには、共通した調節機能として、“タイマー機能”が割り当てられている。タイマー機能は、設定された加熱時間の間、バーナーBを燃焼状態とし、加熱時間経過後にバーナーBを停止する(消火する)機能である。加熱時間を設定するために、プラスキーとマイナスキーとの一対のタイマー設定キーk5が設けられている。また、左バーナーBL及び右バーナーBRには、被加熱物Pの温度を一定に保持する“温度キープ機能”も割り当てられている。設定温度は、例えば10[℃]ごとなど、段階的に設定可能であり、温度設定キーk4を操作する度に、140[℃]から200[℃]の範囲で10[℃]間隔で設定温度が上昇し、最高温度までいくと最低温度に戻って巡回するように構成されている。尚、温度設定キーk4を操作するごとに設定温度が低下したり、最初にキー操作した際に設定される温度が中間の170[℃]〜180[℃]であったりしてもよい。設定された調理種別や調整機能などの設定パラメータは、取り消しキーk9(とりけし)によって取り消すことができる。
グリルGは、バーナーBよりもさらに多くの調理種別に対応可能である。ユーザーは、図7に示すグリル操作シート3g(操作シート3s)を介してグリルGに対する調理種別や調節機能を設定することができる。グリルGは、自動的に調理を行うオートモードに対応した調理機能と、ユーザーが火力や時間を設定して調理を行うマニュアルモードに対応した調理機能とを実行可能に構成されている。
オートモードに対応した調理機能としては、“あたため”、“魚焼き”、“焼き加減設定”、“アラカルト調理”の4つの機能が個別又は重複して利用可能である。それぞれの機能に対応して、あたためキーj1、魚キーj2、焼き加減キーj3、アラカルトキーj4が、グリル操作シート3gに設けられている。あたため機能は、被加熱物Pを自動的に温める機能であり、魚焼き機能は、被加熱物Pとしての魚を自動的に焼く機能である。焼き加減設定機能は、あたため機能や魚焼き機能を利用する際の火力調整を、温める対象物(揚げ物・焼き物など)や、魚の状態(切り身・姿焼き・干物など)によって設定できる機能である。アラカルト調理機能は、焼きいも、焼き鳥、ピザなど料理の種別を設定することによって自動的に調理を行う機能である。一旦設定した内容(設定パラメータ)は、設定変更キーj8で変更したり、取り消しキーj9(とりけし)で取り消したりすることができる。尚、グリルGには、バーナーBのように点火や消火を行う操作パネル3mが設けられていないので、グリル操作シート3gに点火/消火キーj0が設けられている。
マニュアルモードに対応した調理機能としては、“火力切り換え”、“タイマー機能”、“ダッチオーブン機能”が利用可能である。それぞれの機能に対応して、火力切替キーj5、タイマー設定キーk5、ダッチオーブンキーj6が、グリル操作シート3gに設けられている。上述したように、グリルGには、収容空間g0の上下に炎口が設けられている。収容空間g0の上部に備えられた炎口(上火)と、下部に備えられた炎口(下火)とは、個別に火力調整が可能である。上下それぞれが“強”と“弱”とに火力調整可能な場合には、4通りの組み合わせにより火力調節を行うことができる。ユーザーは、火力切替キーj5を操作するごとに、例えば、“上火強・下火強”、“上火強・下火弱”、“上火弱・下火強”、“上火弱・下火弱”というように火力調節を行うことができる。タイマー機能については、バーナーBと同様であるので説明は省略する。ダッチオーブン機能は、ダッチオーブンを収容空間g0に収容して調理を行う機能である。
調理器側操作情報取得部12は、図5から図7に示すコンロ操作部3(調理器操作部)に対するユーザーの操作を操作情報(調理器側操作情報)として取得する。調理器制御部11は、調理器側操作情報取得部12を介して、操作情報を受け取り、この操作情報に基づいて、バーナーBやグリルG、具体的には、調整弁b1、遮断弁b2、点火栓b4等を制御して、加熱部Sの特定機能を実現させる。
ユーザーによるコンロ操作部3への操作内容は、天板TPに設けられた天面表示部40(調理器側報知部4)に表示される。1つの態様として、調理器制御部11は、調理器側操作情報取得部12を介して受け取った操作情報を、運転状態情報生成部13に伝達する。運転状態情報生成部13は、操作情報を含む運転状態情報を調理器側報知制御部14に伝達する。調理器側報知制御部14は、運転状態情報に基づいて調理器側報知情報を生成して、天面表示部40に出力する。ユーザーは、天面表示部40を介してコンロ操作部3への操作内容を確認することができる。尚、調理器制御装置10に構成される各機能部は、共通のハードウェアやソフトウェアを利用して構築可能であるから、例えば、調理器側操作情報取得部12が取得した操作情報を用いて、直接に調理器側報知制御部14が調理器側報知情報を生成してもよい。
図9は、天面表示部40の一例を示している。天面表示部40は、液晶などのフラットディスプレイパネルにより構成されている。図9において“Y”方向は、天板TPに沿ってガスコンロ1Aの手前側から奥側へと向かう奥行き方向である。また、“X”方向は天板TPに沿ってガスコンロ1Aの左右方向である。天面表示部40の表示面は、初期状態では、図9に示すように領域区分されている。表示面は、奥行き方向Yにおける手前側と奥側とに2分割され、手前側にはグリル状態表示領域44が、奥側にはバーナー状態表示領域45が形成される。バーナー状態表示領域45は、さらに各バーナーBに対応するように左右方向Xに沿って3つの領域に分割されている。バーナー状態表示領域45には、図示左側から、左バーナー状態表示領域41、後バーナー状態表示領域42、右バーナー状態表示領域43が形成される。また、これらそれぞれの領域(41,42,43)に対応して、各バーナー(BL,BB,BR)の火力をイコライザー方式で点灯数によって示す火力インジケータ46が、奥行き方向Yにおける手前側に形成された火力表示領域47に設けられている。
図10は、天面表示部の表示例を示す図である。例えば、右バーナーBRが1分間のタイマー機能を設定されて点火された場合には、図10に示すように、右バーナー状態表示領域43に“鍋”の標章と共にタイマー設定時間の“1分”が表示される。図示は省略するが、バーナー操作シート3bの炊飯キーk2が操作され、後バーナーBBに、“炊飯”の機能が割り当てられている場合には、後バーナー状態表示領域42に、炊飯を示す“かまど”の標章が表示される。また、グリルGが、マニュアルモードで使用され、ユーザーが火力切替キーj5を操作して“上火強・下火強”を選択した場合には、グリルGがマニュアルモードであること、及びグリルGの火加減が、グリル状態表示領域44に表示される。
調理器側報知情報は、このような詳細な情報に限らず、単にバーナーBやグリルGが使用中であることを示すような情報であってもよい。また、その報知の方法についても、図10に例示したように、グラフィック(標章)や文字を用いることに限らず、単にLEDなどのインジケータを発光させるだけのものであってもよい。例えば、操作パネル3m(図5参照)の主電源ボタン31には、電源が入っている際に赤橙色に点灯する電源インジケータ36が内蔵されている。また、バーナー用ダイヤルスイッチ32にも、燃焼時に赤橙色に点灯するバーナーインジケータ37が内蔵されている。バーナー用ダイヤルスイッチ32がパネル面に対して突出し、バーナーBが点火されると、バーナーインジケータ37が点灯する。尚、自動的にバーナーBが停止された場合には、バーナー用ダイヤルスイッチ32が突出状態であってもバーナーインジケータ37は消灯する。また、グリルGには、グリル扉g6にグリルインジケータ4gが内蔵されている(図2参照)。グリルGに点火されると、グリルインジケータ4gが赤橙色に点灯し、グリルGが使用中であることがユーザーに報知される。
バーナーインジケータ37やグリルインジケータ4gの報知色は、さらに多様な形態を有していてもよい。例えば、バーナーインジケータ37は、鍋等の被加熱物PがバーナーBに設置されていないときには無色であり、被加熱物Pが設置されると白色に点灯し、燃焼時に赤橙色となり、自動停止(自動消火)等でバーナー用ダイヤルスイッチ32が突出状態の場合には、白色で点滅するような形態であってもよい。また、グリルインジケータ4gは、グリルGが未使用の場合には、無色であり、グリルGの機能選択を行っている際には白色に点灯し、燃焼時に赤橙色となり、自動停止(自動消火)等でグリルの火が消えた場合には、白色で点滅するような形態であってもよい。
ところで、上述したように、操作パネル3mには、ガスコンロ1Aの操作を制限するロック機能ボタン39が設けられている。ユーザーが、このロック機能ボタン39を所定時間(例えば3秒間)押し続けると、ロック機能が有効となり、ガスコンロ1Aの操作が制限される。操作パネル3mには、ロック機能が有効であることを示すロック機能インジケータ38も備えられている。これら、電源インジケータ36、バーナーインジケータ37、グリルインジケータ4g、ロック機能インジケータ38などのインジケータ49も、調理器側報知部4に相当する。
〔スマートフォン(携帯情報端末)〕
加熱調理システム9における携帯情報端末5は、図3に示すように、ワイヤレス通信網Nを介して加熱調理器1と通信する端末側通信制御部59と、文字情報及びグラフィック情報を表示可能であると共にユーザーによる操作入力を受け付け可能な表示操作部52と、加熱調理器1を利用するユーザーと加熱調理器1とのヒューマン・マシン・インターフェース機能に対する制御を行うHMI制御部51と、カメラ53と、を備えて構成されている。本実施形態では、携帯情報端末5としてスマートフォン5Aを例示しており、以下スマートフォン5Aの構成について説明する。
図11は、スマートフォン5Aのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。スマートフォン5Aの大部分のハードウェアは、メインボード50(マザーボード)と称される基板上に搭載される。アンテナ56やカメラ53、マイク55mなどの主要な周辺デバイスも当該メインボード50に接続される。スマートフォン5Aは、通常、固定的な電力線に接続されることなく使用されるので、リチウムイオン電池などの二次電池55bを備えており、メインボード50には、二次電池55bを介して各部に電力を供給する電源モジュール50pも搭載されている。
メインボード50には、スマートフォン5Aの中核となるメインプロセッサーMP、メインプロセッサーMPにおいて実行されるプログラム(ソフトウェア)が記憶されたフラッシュメモリー50f、プラグラム実行中の一時ファイルを記憶するメインメモリー50mが搭載されている。メインメモリー50mは揮発性メモリーでよく、例えばDRAMが用いられる。また、本実施形態では、スマートフォン5Aに対してメモリーカード55cも着脱可能に構成されている。メインプロセッサーMPは、メモリーカード55cに格納された、画像や音声を含む各種データや、アプリケーションプログラムなどを利用することも可能である。HMI制御部51、端末側通信制御部59は、これらメインプロセッサーMPやメモリー(50f,50m)などのハードウェアと、プログラム(ソフトウェア)との協働によって実現される機能部である。
スマートフォン5Aには、複数の方式に対応したワイヤレス通信モジュール50tが搭載されている。本実施形態では、ワイヤレス通信モジュール50tとして、携帯電話回線網との通信を制御するベースバンドプロセッサ59bと、無線LANによる通信を制御する無線LANモジュール59rとがメインボード50に搭載されている態様を例示している。ワイヤレス通信モジュール50tは、メインプロセッサーMPと共に、携帯情報端末5の端末側通信制御部59として機能する。また、スマートフォン5Aには、通話の際に利用されるマイク55mとスピーカー55sも備えられている。メインボード50には、ボイスモジュール50vやオーディオモジュール50aが搭載されている。マイク55mはボイスモジュール50vを介してメインプロセッサーMPに接続されている。また、スピーカー55sは、オーディオモジュール50a及びボイスモジュール50vを介してメインプロセッサーMPと接続されている。
携帯情報端末5の表示操作部52は、スマートフォン5Aにおいては、端末側表示部として機能するディスプレイパネル52dと、端末側操作部として機能するタッチパネル52tとにより構成されている。本実施形態では、表示操作部52は、ディスプレイパネル52dとタッチパネル52tとが一体化されたタッチディスプレイパネルとして構成されている。また、スマートフォン5Aには、カメラ53が搭載されている。カメラ53により撮影された撮影画像は、メインプロセッサーMPを介して、或いはDMA転送などによりメインボード50上に設けられたデータバスを介して直接に、メインメモリー50mやメモリーカード55c、フラッシュメモリー50f等に格納される。
また、スマートフォン5Aには、ジャイロセンサー、加速度センサー、気圧センサー、温度センサー、方向センサー、重力センサーなどの各種センサーが搭載されている。本実施形態では、メインボード50に加速度センサー50sが搭載されている形態を例示している。加速度センサー50sは、スマートフォン5Aの傾きや向きを検出する。つまり、加速度センサー50sによってスマートフォン5Aの上下方向を検出して、メインプロセッサーMPは、その上下方向に応じてディスプレイパネル52dへの表示方向を制御することができる。本実施形態では、加速度センサー50sを利用する形態を例示したが、重力センサーやジャイロセンサーを用いることも可能である。当然ながら、複数のセンサーが搭載されていてもよい。
図12のブロック図は、HMI制御部51の構成を模式的に示している。HMI制御部51は、ガスコンロ1Aから受信した情報を情報処理して表示操作部52を介してユーザーに報知するための機能部として、運転状態情報取得部61と、説明情報生成部62と、端末側報知情報生成部63とを備えている。情報処理された情報は、端末側報知制御部85を介して表示操作部52に伝達される。また、HMI制御部51は、ユーザーにより表示操作部52から入力される情報を情報処理して送信部57を介してワイヤレス通信網Nへ送信するための機能部として、端末側操作情報取得部71と、遠隔操作情報生成部73とを備えている。
また、HMI制御部51は、種々の標章を生成して表示操作部52を介してユーザーに報知するための機能部として、標章生成部83を備えて構成されている。本実施形態では、HMI制御部51に調理器データベース(DB)80を備え、この調理器データベース80から標章などのデータを取得可能に構成されている形態を例示している。この調理器データベース80は、固定的にスマートフォン5Aに備えられている必要はなく、適宜書き換えが可能なようにフラッシュメモリー50fなどに構築されていると好適である。あるいは、必要に応じて情報を取得して、一時的にメインメモリー50mなどの揮発性のメモリーに当該情報を格納するような形態であってもよい。
〔加熱調理システム〕
HMI制御部51に構築される各種機能部の詳細については、以下に詳述する加熱調理システム9の説明において適宜行う。1つの好適な態様として、加熱調理システム9は、ガスコンロ1Aの運転状態を、当該ガスコンロ1Aと離間したスマートフォン5Aにおいてユーザーが確認できるように構成されている。加えて、加熱調理システム9は、ガスコンロ1Aの加熱部Sに実行させる調理機能に関する実設定情報を、ユーザーが携帯情報端末5からガスコンロ1Aに送信して設定できるように構成されている。
加熱調理器1としてのガスコンロ1Aにおいて、調理器側操作情報取得部12は、加熱部Sに対する複数種の特定機能の選択情報及び特定機能における実設定情報を含む操作情報を取得し、調理器制御部11は、調理器側操作情報取得部12が、ガスコンロ1Aに対して入力される選択情報及び実設定情報を含む操作情報を取得すると、その操作情報に基づいて加熱部Sの動作を制御する調理動作処理を行う。この操作情報は、選択情報及び実設定情報を入力するためにユーザーにより操作されるコンロ操作部3(調理器操作部)への操作に伴って取得される情報である。但し、調理器側操作情報取得部12は、スマートフォン5Aから送信された遠隔操作情報を操作情報として取得することもできるように構成されており、操作情報には遠隔操作情報も含まれる。遠隔操作情報は、ワイヤレス通信網Nを介して調理器側通信制御部19の受信部18(調理器側受信部)により受信される。運転状態情報生成部13は、ガスコンロ1Aの運転状態を示す情報であって、選択情報、実設定情報、特定機能の実行状態を示す実行状態情報の少なくとも1つを含む運転状態情報を生成する。調理器側通信制御部19の送信部17(調理器側送信部)は、少なくとも運転状態情報を、ワイヤレス通信網Nを介して送信する。そして、携帯情報端末5としてのスマートフォン5Aにおいては、端末側通信制御部59の受信部58(端末側受信部)が、少なくともガスコンロ1Aからの運転状態情報を、ワイヤレス通信網Nを介して受信する。HMI制御部51の運転状態情報取得部61は、端末側通信制御部59を介して運転状態情報を取得する。また、説明情報生成部62は、運転状態情報に基づいてガスコンロ1Aの運転状態に関連する説明情報を生成する。
加えて、ガスコンロ1Aは、上述したように、被加熱物を加熱する加熱部Sと、加熱部Sに実行させる調理機能を選択する選択情報及び調理機能に関する実設定情報を含む操作情報を取得する調理器側操作情報取得部12と、ガスコンロ1Aの動作を制御する調理器制御部11と、携帯情報端末5との間でのワイヤレス通信網Nを介した情報通信を制御する調理器側通信制御部19とを有する。そして、携帯情報端末5は、ガスコンロ1Aのユーザーが入力する情報を受け付ける端末側入力受付部としてのタッチパネル52tと、情報を表示する端末側表示部としてのディスプレイパネル52dと、携帯情報端末5の動作を制御する端末側動作制御部としてのHMI制御部51と、ガスコンロ1Aとの間でのワイヤレス通信網Nを介した情報通信を制御する端末側通信制御部59と、情報を記憶する端末側記憶部としてのフラッシュメモリー50fとを有する。フラッシュメモリー50fは、タッチパネル52tがユーザーから受け付けた調理機能に関する仮設定情報を、調理機能を選択する選択情報と関連付けて記憶している。
次に、加熱部に実行させる調理機能に関する実設定情報を、ユーザーが携帯情報端末5から加熱調理器1に送信するときの手順について図13〜図23を参照して説明する。図13〜図23は、表示操作部52への表示形態の一例を示す図である。
図13に示す表示例では、携帯情報端末5の動作を制御する端末側動作制御部としてのHMI制御部51は、ディスプレイパネル(端末側表示部)52を、ガスコンロ1A(加熱調理器1)での複数の加熱部S同士の設置位置関係と対応するように複数の加熱部S毎の表示領域に分割した状態で、当該表示領域に対応する加熱部Sに関する端末側報知情報を表示する加熱調理器表示処理を行っている。本実施形態では、加熱調理器1が有している左バーナー(左コンロ)BLは領域100に表示され、右バーナー(右コンロ)BRは領域101に表示され、グリルGは領域102に表示されている。尚、図13では後バーナーBBは示していない。
そして、図13に示す表示例において、右バーナーに対応する領域101に対してユーザーがタッチ操作を行うと、図14の表示画面に遷移する。具体的には、ユーザーがディスプレイパネル52dの表示領域101へのタッチ操作を行うと、そのタッチ操作はタッチパネル52tで検出され、端末側報知制御部85に伝達される。端末側報知制御部85は、端末側記憶部としてのフラッシュメモリー50fに記憶されている、ガスコンロ1Aで実行可能な調理機能を読み出し、図14に例示するように、ディスプレイパネル52dへと表示させる。
図14に示す表示例では、ディスプレイパネル52dに調理機能の種別が表示されている。
領域103に表示されている「タイマー」は、加熱部Sを実設定情報としての連続加熱時間だけ連続加熱作動させた後で自動的に加熱停止させるタイマー機能を意味している。
領域104に表示されている「温度キープ」は、被加熱物の温度が実設定情報としての設定温度に維持されるように加熱部Sの動作を制御する温度キープ機能を意味している。
領域105に表示されている「湯沸かし」は、湯が沸騰した状態で加熱部Sを実設定情報としての連続加熱時間だけ連続加熱作動させた後で自動的に加熱停止させる湯沸し保温機能を意味している。
領域106に表示されている「麺ゆで」は、被加熱物としての調理容器から調理物が吹きこぼれることを防止するべく加熱部Sの動作を制御しながら、加熱部Sを実設定情報としての連続加熱時間だけ連続加熱作動させた後で自動的に加熱停止させる吹きこぼれ防止機能を意味している。尚、上述したように、本実施形態のガスコンロ1Aは「麺ゆで」機能を搭載していないタイプの加熱調理器1であるため、携帯情報端末5からガスコンロ1Aへ「麺ゆで」機能の設定情報を送信しても、ガスコンロ1Aで「麺ゆで」という自動調理を行うことはできない。しかし、「麺ゆで」機能を搭載している他の加熱調理器1であれば、携帯情報端末5から加熱調理器1へ「麺ゆで」機能の設定情報を送信して、その加熱調理器1で「麺ゆで」という自動調理を行うことができるため、以下の実施形態では、ガスコンロ1Aは「麺ゆで」機能を搭載していると仮定して説明を行うことにする。
〔タイマー機能〕
図14に示す表示例において、タイマー機能に対応する領域103に対してユーザーがタッチ操作を行うと、図15の表示画面に遷移する。このとき、HMI制御部51(端末側動作制御部)は、タッチパネル52t(端末側入力受付部)がユーザーから調理機能に関する仮設定情報の表示指令を受け付けると、フラッシュメモリー50f(端末側記憶部)から調理機能に関する仮設定情報を読み出してディスプレイパネル52d(端末側表示部)に表示させる仮設定情報表示処理を行う。具体的には、ユーザーによるディスプレイパネル52dの表示領域103へのタッチ操作(即ち、「タイマー機能」という調理機能に関する仮設定情報の表示指令)はタッチパネル52tで検出され、端末側報知制御部85へ伝達される。端末側報知制御部85は、フラッシュメモリー50fに記憶されている、タイマー機能に関する仮設定情報を読み出し、図15に示すように、ディスプレイパネル52dへと表示させる。
図15に示す表示例では、この仮設定情報表示処理が行われた後の状態を示している。具体的には、図15の仮設定情報表示欄109には、「パスタ」については6分30秒、「冷凍餃子」については5分00秒、「ラーメン」については3分30秒、「肉まん」については2分00秒というタイマー機能に関する仮設定情報(連続加熱時間についての情報)が記憶されていることが示されている。加えて、本実施形態では、図15の仮設定情報表示欄109の左端には、「パスタ」、「冷凍餃子」、「肉まん」についての画像が併せて表示されている。つまり、仮設定情報には、仮設定情報表示処理において併せて表示される画像の情報が付随していてもよい。これらの画像の情報は、図17を参照して後述するように、仮設定情報に付随する情報として予めフラッシュメモリー50f(端末側記憶部)に記憶されており、仮設定情報表示処理において併せて表示される。このような画像を併せて表示させることで、ユーザーは、その仮設定情報が何の情報であるのかを画像から認識できるようになる。そして、HMI制御部51(端末側動作制御部)は、上記仮設定情報表示処理が行われることでディスプレイパネル52d(端末側表示部)に表示された調理機能に関する仮設定情報の一つに対して、ガスコンロ1Aへの送信指令をタッチパネル52t(端末側入力受付部)がユーザーから受け付けると、その送信指令を受けた一つの調理機能に関する仮設定情報を調理機能に関する実設定情報とし、その実設定情報及び実設定情報に関連付けられている調理機能の選択情報を、操作情報としてワイヤレス通信網Nを介してガスコンロ1Aへ送信入力させる実設定情報送信処理を行う。
具体的には、例えば、ユーザーが、図15の表示画面で「冷凍餃子」の表示領域をタッチ操作し、「コンロに送信」ボタン108を選択入力すると、タイマー機能を選択する選択情報と5分00秒という仮設定情報(=実設定情報)とを含む端末側操作情報がタッチパネル52tで受け付けられ、端末側操作情報取得部71(HMI制御部51)へ伝達される。次に、遠隔操作情報生成部73は、端末側操作情報に基づき、ガスコンロ1Aに対する遠隔操作情報(タイマー機能を選択する選択情報と5分00秒という実設定情報とを含む)を生成し、端末側通信制御部59は、その遠隔操作情報を送信する。
このような実設定情報送信処理がHMI制御部51(端末側動作制御部)の制御によって行われることで、ガスコンロ1Aでは、調理器側操作情報取得部12が、携帯情報端末5から受信した上記遠隔操作情報を、右バーナーBRに対するタイマー機能の選択情報及びそのタイマー機能における実設定情報(5分00秒という連続加熱時間)を含む操作情報として取得し、右バーナーBRに対して、5分00秒間のタイマー機能による調理の設定が行われた状態となる。そして、ユーザーがガスコンロ1Aの右バーナーBRの点火操作を行うと、タイマー機能による調理(5分00秒という連続加熱時間)が開始される。
図16は、「コンロに送信」ボタン108が選択入力された後の表示画面例である。図示するように、右コンロ(右バーナーBR)の表示領域101に「タイマー5分」と表示され、且つ、「タイマー機能」を表す時計の標章が表示されている。尚、図16に示す画面例では秒表示を省略しているが、秒表示を省略せずに「タイマー5分00秒」と表示してもよい。これにより、ユーザーは、「5分00秒」というタイマー機能による自動調理が右コンロ(右バーナーBR)に対して指令されたことを認識できる。
このような標章の表示は、端末側報知制御部85の機能によって行われる。具体的には、タイマー機能を選択する選択情報と5分00秒という仮設定情報(=実設定情報)とを含む端末側操作情報がタッチパネル52tで受け付けられ、端末側報知制御部85(HMI制御部51)へ伝達されると、端末側報知制御部85は、タイマー機能を表す時計の標章を標章生成部83に対して生成させ、その生成された時計の標章を「タイマー5分」という文字と組み合わせてディスプレイパネル52dへと伝達して表示させる。このとき、標章生成部83は、調理器データベース80に記憶されている情報を参照することができる。
尚、図15に示す表示画面において、タイマー時間設定領域107に対する設定入力を行うこともできる。具体的には、タイマー時間設定領域107は、分設定部107aと秒設定部107bとで構成されている。これら分設定部107a及び秒設定部107bは、ユーザーによるタッチ操作に応じて時間表示が変更されるように構成されているため、ユーザーは、0分00秒〜999分59秒までの任意の時間をこのタイマー時間設定領域107に表示させることができる。そして、ユーザーは、任意の時間をこのタイマー時間設定領域107に表示させた状態で、「コンロに送信」ボタン108を選択入力すると、タイマー機能を選択する選択情報と、その任意の時間で設定されている仮設定情報(=実設定情報)とが、上述したのと同様にガスコンロ1Aに送信されることになる。
また、図15に例示したような仮設定情報の編集入力及び追加入力も可能である。例えば、ユーザーが、図15に示した「+」ボタン120を選択入力すると、図17の表示画面に遷移する。
図17に示す表示画面には、名称登録欄121と、画像登録欄122と、時間設定領域123と、「登録」ボタン124と、「キャンセル」ボタン125とが表示されている。そして、ユーザーが、名称登録欄121をタッチ操作すると、キー配列表が表示されて、例えば図15に表示されていたような「パスタ」や「冷凍餃子」などの任意の名称の入力が可能となる。また、詳細な説明は省略するが、ユーザーが画像登録欄122をタッチ操作すると、携帯情報端末5に記憶されている画像の一覧が新たに表示され、その中から特定の画像が選択されると、その特定の画像が画像登録欄122に表示される。図15に示した表示画面例でも、「パスタ」、「冷凍餃子」、「肉まん」については画像が併せて登録されている。尚、図15に示す「ラーメン」のように画像を併せて登録しなくても構わない。更に、ユーザーは、分設定部123a及び秒設定部123bとで構成される時間設定領域123に対する設定入力を行うことができる。最後に、ユーザーが「登録」ボタン124を選択入力すると、以上のような情報が併せてフラッシュメモリー50fに記憶される。このように、フラッシュメモリー50f(端末側記憶部)は、端末側入力受付部としてのタッチパネル52tによってユーザーから受け付けた、仮設定情報表示処理において仮設定情報と併せて表示される画像の情報を記憶している。尚、ユーザーが「キャンセル」ボタン125を選択入力すると、仮設定情報の追加入力は中止される。このようにして、フラッシュメモリー50fは、タッチパネル52tがユーザーから受け付けた調理機能に関する仮設定情報を、調理機能を選択する選択情報と関連付けて記憶することになる。
以上のように、ユーザーが、携帯情報端末5のフラッシュメモリー50f(端末側記憶部)に記憶されている特定の調理機能に関する仮設定情報の中から一つの仮設定情報に対してガスコンロ1Aへの送信指令を行うと、その送信指令を受けた一つの調理機能に関する仮設定情報が調理機能に関する実設定情報としてガスコンロ1Aに送信され、ガスコンロ1Aではその実設定情報に従った調理機能が実行されることになる。このように、ユーザーは、従来のように調理機能の実設定情報(例えば、タイマー機能の設定時間(連続加熱時間)など)を逐一入力することは不要であり、携帯情報端末5に表示される、予め記憶させていた仮設定情報の一つを選択して送信するだけでよい。その結果、例えば、ガスコンロ1Aの調理機能を利用する料理の数が増えたとしても、ユーザー自身がそれぞれ料理の自分好みの調理時間を記憶することや、毎回ガスコンロ1Aの設定を行う手間などがなくなる。
加えて、本実施形態では、加熱調理器1は、情報を表示する調理器側報知部4を有し、調理器側報知部4は、実設定情報としての時間情報を1分を最小単位として表示可能であり、携帯情報端末5のフラッシュメモリー50f(端末側記憶部)で記憶されている調理機能としてのタイマー機能に関する仮設定情報としての連続加熱時間は、1秒を最小単位として設定されている。このように、加熱調理器1では、1分を最小単位で時間表示し、時間を秒単位で表示しないので、その時間表示のために大きな表示面積を用意する必要がなくなる。その結果、その分、加熱調理器1には、必要なボタン類を出来るだけ多く又は出来るだけ大きく配置できるようになる。加えて、携帯情報端末5では、タイマー機能に関する仮設定情報としての連続加熱時間は1秒を最小単位として設定されている。つまり、タイマー機能による調理を細かな時間設定で行うことができる。
尚、1分を最小単位として時間表示する調理器側報知部4で、上述したような1秒を最小単位とするタイマー機能に関する実設定情報としての連続加熱時間を表示するとき、例えば、1分に満たない秒数を1分に切り上げて表示させればよい。
次に、携帯情報端末5に記憶されている仮設定情報の自動更新処理について説明する。
本実施形態では、例えば、タイマー機能による5分という連続加熱時間が設定された状態で実際に右バーナーBRの加熱作動が行われたとしても、ユーザーがガスコンロ1Aのコンロ操作部3(調理器操作部)を操作して、5分00秒に至る前に消火させることもできる。この場合、加熱調理システム9では、後述するように携帯情報端末5に記憶されている仮設定情報を自動更新させることができる。
そこで、調理器制御部11は、調理機能としてのタイマー機能又は吹きこぼれ防止機能又は湯沸し保温機能に従って加熱部Sの動作を制御する調理動作処理を行うとき、調理機能に従った調理を開始してからユーザーがコンロ操作部3(調理器操作部)を手動操作して加熱部Sを加熱停止させるまでの加熱継続時間を計測して、その加熱継続時間に関する情報をワイヤレス通信網Nを介して携帯情報端末5へ送信する時間情報送信処理を行う。そして、HMI制御部51(端末側動作制御部)は、上述した実設定情報送信処理を行った後、端末側通信制御部59がガスコンロ1Aから加熱継続時間に関する情報をワイヤレス通信網Nを介して受信すると、受信した当該加熱継続時間を特定の調理機能に関する新たな仮設定情報としてフラッシュメモリー50f(端末側記憶部)に記憶させる仮設定情報更新処理を行う。このように、ユーザーがコンロ操作部3(調理器操作部)を手動操作して加熱部Sを加熱停止させる行為に基づいて、携帯情報端末5では、フラッシュメモリー50f(端末側記憶部)に記憶してある仮設定情報を更新する仮設定情報更新処理が行われることになる。その結果、実際に調理が行われた連続加熱時間が、携帯情報端末5のフラッシュメモリー50f(端末側記憶部)に記憶されていた連続加熱時間(仮設定情報)へ自動的に反映されることになり、ユーザーの利便性が高まる。
上述した例では、調理機能が「タイマー機能」である場合を説明したが、他の調理機能(湯沸かし機能、温度キープ機能、麺ゆで機能(吹きこぼれ防止機能))であっても同様である。以下に、それらの調理機能についても簡単に説明する。
〔湯沸かし機能〕
図14に示す表示例において、湯沸かし機能に対応する領域105に対してユーザーがタッチ操作を行うと、図18の表示画面に遷移する。図18に表示する例では、湯沸かし機能に関する仮設定情報はフラッシュメモリー50f(端末側記憶部)に記憶されていないため、仮設定情報表示欄110には仮設定情報は表示されていない。但し、図15に示した例と同様に、湯沸かし時間設定領域111に対する設定入力を行うことで、ユーザーは湯沸かし機能に関する仮設定情報(連続加熱時間についての情報)を設定することもできる。例えば、湯沸かし時間設定領域111は、分設定部111aと秒設定部111bとで構成されている。これら分設定部111a及び秒設定部111bは、ユーザーによるタッチ操作に応じて時間表示が変更されるように構成されているため、ユーザーは、0分00秒〜999分59秒までの任意の時間をこの湯沸かし時間設定領域111に表示させることができる。そして、ユーザーは、任意の時間をこの湯沸かし時間設定領域111に表示させた状態で、「コンロに送信」ボタン112を選択入力すると、湯沸かし機能を選択する選択情報と、その任意の時間で設定されている仮設定情報(=実設定情報)とがガスコンロ1Aに送信される。
図19は、「コンロに送信」ボタン112が選択入力された後の表示画面例である。図示するように、右コンロ(右バーナーBR)の表示領域101に「保温3分」と表示され、且つ、湯沸かしを意味する「やかん」を表す標章が表示されている。これにより、ユーザーは、「保温3分」という湯沸かし保温機能による自動調理が右コンロ(右バーナーBR)に対して指令されたことを認識できる。加えて、この例でも、携帯情報端末5では、湯沸かし保温機能に関する仮設定情報としての連続加熱時間は1秒を最小単位として設定される。つまり、上述したのは「3分00秒」が設定情報となっている場合の例であり、湯沸かし保温機能といった調理機能を細かな時間設定で行うことができる。
〔温度キープ機能〕
図14に示す表示例において、温度キープ機能に対応する領域104に対してユーザーがタッチ操作を行うと、図20の表示画面に遷移する。
図20に示す表示例では、温度キープ機能に関する仮設定情報が表示されている。ここで表示されている仮設定情報も、フラッシュメモリー50f(端末側記憶部)に記憶されている情報である。図20の仮設定情報表示欄113には、「ホットケーキ」について160℃、「天ぷら」について170℃という温度キープ機能に関する仮設定情報(設定温度についての情報)が記憶されていることが示されている。そして、例えば、ユーザーが、図20の表示画面で「天ぷら」の表示領域をタッチ操作し、「コンロに送信」ボタン115を選択入力すると、温度キープ機能を選択する選択情報と、170℃という仮設定情報(=実設定情報)とがガスコンロ1Aに送信される。
図21は、「コンロに送信」ボタン115が選択入力された後の表示画面例である。図示するように、右コンロ(右バーナーBR)の表示領域101に「設定170℃」と表示され、且つ、温度計を表す標章が表示されている。これにより、ユーザーは、「設定170℃」という温度キープ機能による自動調理が右コンロ(右バーナーBR)に対して指令されたことを認識できる。
〔麺ゆで機能(吹きこぼれ防止機能)〕
図14に示す表示例において、麺ゆで機能(吹きこぼれ防止機能)に対応する領域106に対してユーザーがタッチ操作を行うと、図22の表示画面に遷移する。
図22に示す表示例では、麺ゆで機能に関する仮設定情報(連続加熱時間についての情報)が表示されている。ここで表示されている仮設定情報も、フラッシュメモリー50f(端末側記憶部)に記憶されている情報である。図22の仮設定情報表示欄116には、「○○ラーメン」について5分00秒、「△△ラーメン」について3分00秒、「素麺」について1分30秒、「いつものうどん」ついて2分00秒という麺ゆで機能に関する仮設定情報が記憶されていることが示されている。そして、例えば、ユーザーが、図22の表示画面で「△△ラーメン」の表示領域をタッチ操作し、「コンロに送信」ボタン118を選択入力すると、麺ゆで機能(吹きこぼれ防止機能)を選択する選択情報と、5分00秒という仮設定情報(=実設定情報)とがガスコンロ1Aに送信される。
図23は、「コンロに送信」ボタン118が選択入力された後の表示画面例である。図示するように、右コンロ(右バーナーBR)の表示領域101に「ゆで時間3分」と表示され、且つ、鍋に麺が投入される状態を表す標章が表示されている。これにより、ユーザーは、「ゆで時間3分(即ち、3分00秒)」という麺ゆで機能(吹きこぼれ防止機能)による自動調理が右コンロ(右バーナーBR)に対して指令されたことを認識できる。加えて、この例でも、携帯情報端末5では、麺ゆで機能(吹きこぼれ防止機能)に関する仮設定情報としての連続加熱時間は1秒を最小単位として設定される。つまり、上述したのは「3分00秒」が設定情報となっている場合の例であり、麺ゆで機能(吹きこぼれ防止機能)といった調理機能を細かな時間設定で行うことができる。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態では、加熱調理器1及び携帯情報端末5を備える加熱調理システム9の構成について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。例えば、図3、図4、図11、図12などには、加熱調理システム9の機能構成例を示したが、それらの機能構成は適宜変更可能である。また、図13〜図24には、携帯情報端末5の表示操作部52に表示される画面例を示したが、それらの画面デザインなども適宜変更可能である。
<2>
上記実施形態では、一つの加熱部Sに対して一つの調理機能が設定される例を説明したが、一つの加熱部Sに対して複数の調理機能を同時に設定することもできる。例えば、図24は、一つの加熱部Sに対して複数の調理機能が併せて設定された場合の例である。この例では、「タイマー機能」に関して5分(即ち、5分00秒)が設定され、「温度キープ機能」に関して180℃が設定されている。
本発明は、加熱部に実行させる調理機能に関する設定情報を携帯情報端末から送信することが、簡単且つ便利に行える加熱調理システムに利用できる。
1 :加熱調理器
4 :調理器側報知部
5 :携帯情報端末
9 :加熱調理システム
11 :調理器制御部
12 :調理器側操作情報取得部
13 :運転状態情報生成部
14 :調理器側報知制御部
19 :調理器側通信制御部
40 :天面表示部(調理器側報知部 4)
50f :フラッシュメモリー(端末側記憶部)
51 :HMI制御部(端末側動作制御部)
52 :表示操作部(端末側表示部)
52d :ディスプレイパネル(端末側表示部)
52t :タッチパネル(端末側入力受付部)
59 :端末側通信制御部
85 :端末側報知制御部
N :ワイヤレス通信網
P :被加熱物
S :加熱部

Claims (6)

  1. 被加熱物を加熱する加熱調理器と、当該加熱調理器とワイヤレス通信網を介して通信可能な携帯情報端末とを備える加熱調理システムであって、
    前記加熱調理器は、
    前記被加熱物を加熱する加熱部と、前記加熱部に実行させる調理機能を選択する選択情報及び前記調理機能に関する実設定情報を含む操作情報を取得する調理器側操作情報取得部と、前記加熱調理器の動作を制御する調理器制御部と、前記携帯情報端末との間での前記ワイヤレス通信網を介した情報通信を制御する調理器側通信制御部とを有し、
    前記携帯情報端末は、
    前記加熱調理器のユーザーが入力する情報を受け付ける端末側入力受付部と、情報を表示する端末側表示部と、前記携帯情報端末の動作を制御する端末側動作制御部と、前記加熱調理器との間での前記ワイヤレス通信網を介した情報通信を制御する端末側通信制御部と、情報を記憶する端末側記憶部とを有し、
    前記端末側記憶部は、前記端末側入力受付部が前記ユーザーから受け付けた前記調理機能に関する仮設定情報を、前記調理機能を選択する前記選択情報と関連付けて記憶しており、
    前記調理器制御部は、
    前記調理器側操作情報取得部が、前記加熱調理器に対して入力される前記選択情報及び前記実設定情報を含む前記操作情報を取得すると、当該操作情報に基づいて前記加熱部の動作を制御する調理動作処理を行い、
    前記端末側動作制御部は、
    前記端末側入力受付部が前記ユーザーから前記調理機能に関する前記仮設定情報の表示指令を受け付けると、前記端末側記憶部から前記調理機能に関する前記仮設定情報を読み出して前記端末側表示部に表示させる仮設定情報表示処理と、
    前記仮設定情報表示処理が行われることで前記端末側表示部に表示された前記調理機能に関する前記仮設定情報の一つに対して、前記加熱調理器への送信指令を前記端末側入力受付部が前記ユーザーから受け付けると、前記送信指令を受けた一つの前記調理機能に関する前記仮設定情報を前記調理機能に関する前記実設定情報とし、当該実設定情報及び当該実設定情報に関連付けられている前記調理機能の前記選択情報を、前記操作情報として前記ワイヤレス通信網を介して前記加熱調理器へ送信入力させる実設定情報送信処理とを行うように構成されている加熱調理システム。
  2. 前記調理機能は、
    前記加熱部を前記実設定情報としての連続加熱時間だけ連続加熱作動させた後で自動的に加熱停止させるタイマー機能、及び、
    前記被加熱物としての調理容器から調理物が吹きこぼれることを防止するべく前記加熱部の動作を制御しながら、前記加熱部を前記実設定情報としての連続加熱時間だけ連続加熱作動させた後で自動的に加熱停止させる吹きこぼれ防止機能、及び、
    前記被加熱物の温度が前記実設定情報としての設定温度に維持されるように前記加熱部の動作を制御する温度キープ機能、及び、
    湯が沸騰した状態で前記加熱部を前記実設定情報としての連続加熱時間だけ連続加熱作動させた後で自動的に加熱停止させる湯沸し保温機能の少なくとも何れか一つである請求項1に記載の加熱調理システム。
  3. 前記仮設定情報には、前記タイマー機能における前記連続加熱時間についての情報、前記吹きこぼれ防止機能における前記連続加熱時間についての情報、前記温度キープ機能における設定温度についての情報、前記湯沸し保温機能における前記連続加熱時間についての情報の少なくとも何れか一つが含まれる請求項2に記載の加熱調理システム。
  4. 前記加熱調理器は、前記ユーザーにより手動操作される調理器操作部を有し、
    前記調理器制御部は、
    前記調理機能としての前記タイマー機能又は前記吹きこぼれ防止機能又は前記湯沸し保温機能に従って前記加熱部の動作を制御する前記調理動作処理を行うとき、前記調理機能に従った調理を開始してから前記ユーザーが前記調理器操作部を手動操作して前記加熱部を加熱停止させるまでの加熱継続時間を計測して、当該加熱継続時間に関する情報を前記ワイヤレス通信網を介して前記携帯情報端末へ送信する時間情報送信処理を行い、
    前記端末側動作制御部は、
    前記実設定情報送信処理を行った後、前記端末側通信制御部が前記加熱調理器から前記加熱継続時間に関する情報を前記ワイヤレス通信網を介して受信すると、受信した当該加熱継続時間を前記特定の調理機能に関する新たな仮設定情報として前記端末側記憶部に記憶させる仮設定情報更新処理を行う請求項2又は3に記載の加熱調理システム。
  5. 前記加熱調理器は、情報を表示する調理器側報知部を有し、前記調理器側報知部は、前記実設定情報としての時間情報を1分を最小単位として表示可能であり、
    前記端末側記憶部で記憶されている前記調理機能としての前記タイマー機能に関する前記仮設定情報としての連続加熱時間、及び、前記調理機能としての前記吹きこぼれ防止機能に関する前記仮設定情報としての連続加熱時間、及び、前記調理機能としての前記湯沸かし保温機能に関する前記仮設定情報としての連続加熱時間は、1秒を最小単位として設定されている請求項2〜4の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  6. 前記仮設定情報には、前記仮設定情報表示処理において併せて表示される画像の情報が付随し、
    前記端末側記憶部は、前記端末側入力受付部によって前記ユーザーから受け付けた、前記仮設定情報表示処理において前記仮設定情報と併せて表示される前記画像の情報を記憶する請求項1〜5の何れか一項に記載の加熱調理システム。
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