JP2015157984A - 部分めっき方法及び部分めっき装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】部分めっき装置10は、帯状の被処理物をその長手方向に移動させる搬送部40と、被処理物の移動路を挟んで対向するように配置されためっき液供給セル22及びめっき液回収セル32と、両セル22、32にそれぞれ、被処理物の移動方向に平行となるように設けられた供給側スリット26及び回収側スリット36とを備える。めっき液回収セル32内の圧力は大気圧よりも十分に低圧にされているため、供給側スリット26から低流量で流出しためっき液は、被処理物の裏面側においてあまり拡散することなく、回収側スリット36内へと強力に吸引される。これにより、被処理物の表側・裏側の表面とそれらを接続する壁面の、目的部分のみのめっきが可能となり、それ以外の部分へのめっきが最小限に抑えられる。
【選択図】図4
Description
このような帯状体のめっき対象部分にのみめっき処理を施す部分めっき装置として、特許文献1に記載の装置が知られている。
a) 前記被処理物の厚さよりもやや広い間隔を空けて、供給側スリットと回収側スリットを互いに対向するように配置する工程と、
b) 前記供給側スリットからめっき液を流出させるめっき液供給工程と、
c) 前記回収側スリットからめっき液を吸引するめっき液回収工程と、
d) 前記被処理物を、前記供給側スリットと回収側スリットの間を、該被処理物の長手方向が両スリットに平行となるように移動させる搬送工程と
を含むことを特徴とする。
a) 前記被処理物をその長手方向に移動させる搬送手段と、
b) 前記被処理物の移動路を挟んで対向するように配置されためっき液供給部及びめっき液回収部と、
c) 前記めっき液供給部及びめっき液回収部の対応する位置にそれぞれ、前記被処理物の移動方向に平行となるように設けられた供給側スリット及び回収側スリットと、
d) 前記めっき液供給部にめっき液を供給するめっき液供給手段と、
e) 前記めっき液回収部を低圧にする吸引手段と
を備えることを特徴とする。
こうしためっき処理が、搬送手段により被処理物が両スリット間を搬送される間行われるため、帯状の被処理物に連続的に部分的めっき処理を行うことができる。
本発明の第1実施例である部分めっき装置について、図3〜図6を参照しながら説明する。本部分めっき装置10は、図3(a)に示すようなFPCコネクタ端子13が多数連接された帯状の被処理物11(図3(b))に連続的に部分めっきを施す装置であり、めっき液供給部20と、めっき液回収部30と、被処理物11を搬送する搬送部40と、めっき液に陽極電位を給電するための電源装置50などから構成される。さらに、各部を制御する制御部60、該制御部60に接続された入力部61などを備える。
なお、本実施例においてめっき対象領域は、FPCコネクタ端子13の実装部16(図3(a)の端子13の網掛部分)である。
まず、操作者は、帯状の被処理物11を両スリット26、36間に、それらに平行に架け渡し、張設しておく(ステップS11)。
前記のように、めっき液回収セル32内は回収用ポンプ33により大気圧よりも十分に低い圧力とされているため、両スリット26、36間に被処理物11が存在しない場合、供給側スリット26から流出しためっき液は、強い力で回収側スリット36内へ吸引される。その結果、めっき液は、ほぼ、両スリット26、36を直線で結んだ流路を流れる。
めっき液回収セル32に吸引され回収されためっき液は、めっき液回収口38を経てめっき液分離部31に送られる。そこでめっき液中の空気が分離された後、めっき液のみがめっき液槽21へ戻される。
供給側スリット26から流出し、被処理物11の表面と接触しためっき液は、その流出量が僅かであるため、その接触部分からほとんど広がることなく、供給側スリット26に対向する部分のみを濡らし、めっきを行う。従って、めっき部分が広がることが少ない(図7(c))。
一方、被処理物11の、隣接する端子と端子の間の隙間部分で流出しためっき液は、その隙間部分を通り抜け、回収側スリット36側で強く吸引される。このため、被処理物の裏面においてめっき液が広がることもほとんど無い。
このようにめっき液がFPCコネクタ端子13の表面又は裏面及びそれらを接続する壁面に接触している間、被処理物11上に金属イオンが析出し、所望箇所のみへの部分めっきが行われる。
なお、本実施例ではめっき液供給セル22からのめっき液の供給は流量制御としたが、これを圧力制御としてもよい。この場合、めっき液回収セル32内の圧力やスリット幅などを考慮して、めっき液が供給側スリット26からしみ出る程度の流量(好ましくは、約90〜140 mL/min)となるようにめっき液供給セル22内の圧力を大気圧よりわずかに高く設定することとなる。
本発明の第2実施例に係る部分めっき装置10について図10及び図11を参照しながら説明する。図10は、本実施例で部分めっきされるFPCコネクタ端子113(めっき対象領域を網掛で示している)の平面図(a)及びそれを連接した帯状の被処理物111の平面図(b)を示している。
本実施例では、上記第1実施例の部分めっき装置10でめっきを行った実装部116に加えて、実装部116から0.6 mm離れた接点部114、115にもめっきを行う。前述のように、実装部116のめっき幅は0.45 mmである。これに対して、接点部114、115のめっき幅は約0.35mmである。
実装部116にめっきを行った後、接点部114、115にめっきを行うため、本実施例では、第1実施例で用いた供給スリットプレート25、回収スリットプレート35を、それぞれ、接点部114、115に対応する位置に幅0.1 mmの供給側スリットが設けられている供給スリットプレート、幅0.2 mmの回収側スリットが設けられている回収スリットプレートに取り替える。部分めっき処理の手順は第1実施例と同様である。
なお、部分めっき装置が備える供給スリットプレートと回収スリットプレートのセットは2組に限らず3組以上でも良い。また、スリット位置及びスリット幅が異なる供給側スリット(供給スリットプレート)と回収側スリット(回収スリットプレート)を備えた部分めっき装置を複数台配置することによって、FPCコネクタ端子の異なる位置にある複数のめっき対象領域に連続的に部分めっきをすることもできる。
さらに、部分めっき装置の構造上の制約を考慮した上で、1枚の供給スリットプレート、回収スリットプレートのそれぞれに、複数のスリットを設けることによって、複数のめっき対象領域に一度にまとめて部分めっきを施すことも可能である。
11…帯状の被処理物
13…FPCコネクタ端子
13A…実装部
13B、13C…接点部
20…めっき液供給部
21…めっき液槽
22…めっき液供給セル
23…供給用ポンプ
25…供給スリットプレート
26…供給側スリット
29…Pt電極
30…めっき液回収部
31…めっき液分離部
32…めっき液回収セル
33…回収用ポンプ
35…回収スリットプレート
36…回収側スリット
39…Pt電極
40…搬送部
50…電源装置
60…制御部
61…入力部
Claims (5)
- 帯状の被処理物に連続的に部分めっきを施す方法であって、
a) 前記被処理物の厚さよりもやや広い間隔を空けて、供給側スリットと回収側スリットを互いに対向するように配置する工程と、
b) 前記供給側スリットからめっき液を流出させるめっき液供給工程と、
c) 前記回収側スリットからめっき液を吸引するめっき液回収工程と、
d) 前記被処理物を、前記供給側スリットと回収側スリットの間を、該被処理物の長手方向が両スリットに平行となるように移動させる搬送工程と
を含むことを特徴とする部分めっき方法。 - 前記供給側スリット及び前記回収側スリットのスリット長が、前記帯状の被処理物の、隣接する貫通部間の長さの最大値以上であることを特徴とする請求項1に記載の部分めっき方法。
- 帯状の被処理物に連続的に部分めっきを施す装置であって、
a) 前記被処理物をその長手方向に移動させる搬送手段と、
b) 前記被処理物の移動路を挟んで対向するように配置されためっき液供給部及びめっき液回収部と、
c) 前記めっき液供給部及びめっき液回収部の対応する位置にそれぞれ、前記被処理物の移動方向に平行となるように設けられた供給側スリット及び回収側スリットと、
d) 前記めっき液供給部にめっき液を供給するめっき液供給手段と、
e) 前記めっき液回収部を低圧にする吸引手段と
を備えることを特徴とする部分めっき装置。 - 前記供給側スリット及び前記回収側スリットのスリット長が、前記帯状の被処理物の、隣接する貫通部間の長さの最大値以上であることを特徴とする請求項3に記載の部分めっき装置。
- 前記供給側スリット及び前記吸引側スリットの対が、前記めっき液供給部及び前記めっき液回収部に複数、平行に設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の部分めっき装置。
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