JP2015021166A - 電気めっき装置 - Google Patents
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Abstract
Description
環状に形成されていると共に複数の開口部を有する環状マスクと、
該環状マスクを間に介在させた状態で上記被処理基板に対向配置されていると共にめっき液が充填される液溜部と、
該液溜部内に配された陽極と、を備え、
上記液溜部は、上記環状マスクのうち上記被処理基板に重なった部分の少なくとも一部に面して開口しており、
上記環状マスクは、自身の環状形状に沿って周回するよう構成されており、
上記環状マスクにおける上記被処理基板と接触する部分については、上記開口部が上記被めっき部に重なる状態を保ちながら上記被処理基板と同期して移動するよう構成されていることを特徴とする電気めっき装置にある。
上記電気めっき装置の実施例につき、図1〜図8を用いて説明する。
本例の電気めっき装置1は、搬送される帯状の被処理基板2の主面20における複数の被めっき部21(図2)に部分的に電気めっきを施す装置である。
なお、上下一対の環状マスク3、液溜部4、陽極5等は、被処理基板2に対して上下対称に配置されており、電気めっき装置1は上下対称の構造となっている。
電気めっき装置1は、環状マスク3を間に介在させた状態で被処理基板2に対向配置された液溜部4を有する。そして、環状マスク3は、開口部31が被めっき部21に重なる状態を保ちながら被処理基板2と同期して移動するよう構成されている。それゆえ、帯状の被処理基板2における複数の被めっき部21に対して、連続的な電気めっきを施すことができる。その結果、効率よく電気めっきを行うことができる。
本例は、図9、図10に示すごとく、陽極5を、液溜部4内における被処理基板2側と反対側の端部に配置した例である。すなわち、液溜部4における流通路41との接続部の少なくとも一部は、陽極5よりも被処理基板2側に位置している。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図11に示すごとく、被処理基板2の一対の主面20の片方にのみ、電気めっきを施す例である。すなわち、環状マスク3、液溜部4、陽極5は、被処理基板2の一方の主面側にのみ設けてある。
そして、被処理基板2の他方の主面側には、コンベア11が配されており、被処理基板2は、コンベア11と環状マスク3との間に狭持されつつ搬送される。
コンベア11は、一対の回転ローラ60と、これらに懸架されて周回するベルト30と、ベルト30を被処理基板2に押し付けつつ回転する複数の支持ローラ70とを有する。
また、本例においては、被処理基板2は、被めっき部21の周囲に貫通孔22を有さない。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
2 被処理基板
20 主面
21 被めっき部
3 環状マスク
31 開口部
4 液溜部
5 陽極
Claims (7)
- 搬送される帯状の被処理基板(2)の主面(20)における複数の被めっき部(21)に部分的に電気めっきを施す電気めっき装置(1)であって、
環状に形成されていると共に複数の開口部(31)を有する環状マスク(3)と、
該環状マスク(3)を間に介在させた状態で上記被処理基板(2)に対向配置されていると共にめっき液が充填される液溜部(4)と、
該液溜部(4)内に配された陽極(5)と、を備え、
上記液溜部(4)は、上記環状マスク(3)のうち上記被処理基板(2)に重なった部分の少なくとも一部に面して開口しており、
上記環状マスク(3)は、自身の環状形状に沿って周回するよう構成されており、
上記環状マスク(3)における上記被処理基板(2)と接触する部分については、上記開口部(31)が上記被めっき部(21)に重なる状態を保ちながら上記被処理基板(2)と同期して移動するよう構成されていることを特徴とする電気めっき装置(1)。 - 上記被処理基板(2)の表裏一対の主面(20)における上記被めっき部(21)に電気めっきを施すことができるよう構成されており、上記一対の主面(20)に対向する位置の双方に、上記環状マスク(3)、上記液溜部(4)、及び上記陽極(5)が、それぞれ配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電気めっき装置(1)。
- 上記被処理基板(2)は、上記一対の主面(20)における上記被めっき部(21)の双方に隣接する位置において貫通した貫通孔(22)を設けてなることを特徴とする請求項2に記載の電気めっき装置(1)。
- 上記環状マスク(3)は、弾性部材からなる環状基体(32)と、該環状基体(32)よりも剛性の高い複数の高剛性体(33)とからなり、該高剛性体(33)は、該環状基体(32)の一方の面に接合されていると共に上記環状マスク(3)の周回方向に沿って配列しており、上記環状基体(32)と上記高剛性体(33)とを貫通するように上記開口部(31)が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気めっき装置(1)。
- 上記高剛性体(33)は、上記環状基体(32)の外周側面に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の電気めっき装置(1)。
- 上記環状マスク(3)は、上記開口部(31)の周囲の全周に沿って、上記高剛性体(33)の表面に、該表面から突出した弾性部材からなる当接リブ(34)を備えていることを特徴とする請求項5に記載の電気めっき装置(1)。
- 上記環状マスク(3)は、内周側に形成した係合部(35)を周回方向に複数個設けてなり、上記環状マスク(3)を回転駆動する回転ロール(6)の外周面に設けた被係合部(61)に係合するよう構成してあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電気めっき装置(1)。
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JP2015157984A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 上田鍍金株式会社 | 部分めっき方法及び部分めっき装置 |
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JPH09504576A (ja) * | 1993-11-04 | 1997-05-06 | サンテック・トレーディング・アクチェンゲゼルシャフト | 電気メッキ装置 |
JP2000144486A (ja) * | 1998-11-06 | 2000-05-26 | Dainippon Printing Co Ltd | リードフレームのめっき装置 |
JP2009074126A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Dowa Metaltech Kk | めっき方法およびその装置 |
-
2013
- 2013-07-19 JP JP2013150329A patent/JP6024613B2/ja not_active Expired - Fee Related
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