JP2015155835A - 電子線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により効率的に長尺状の電子線透過窓を冷却することができる電子線照射装置を提供する。
【解決手段】電子線照射装置は、電子銃と、チャンバと、電子線透過窓Wを有する電子線透過ユニット50と、電子線透過窓Wに対して気体を吹き付ける冷却部100と、を備える。電子線透過窓Wは、所定の方向を長手方向とする長尺状であるとともに、所定の方向を長手方向とする、電子線が透過する長尺状の電子線透過領域Tを備え、冷却部100は、電子線透過ユニット50の電子透過側において所定の方向に沿って延在する管状部材101を有し、管状部材101の側壁101cには、気体を管状部材101の外部に噴出させる複数の貫通孔101dが、所定の方向に沿って形成されており、貫通孔101dは、所定の方向において隣り合う貫通孔101dから噴出した気体が、電子線透過窓Wの表面の電子線透過領域Tで重なり合うように配置されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子線照射装置に関する。
従来、電子線を発生する電子線発生部と、電子線発生部を収容する筐体部と、電子線を筐体部の内部から筐体部の外部に透過させる電子線透過窓を有する電子線透過窓部と、を備える電子線照射装置が知られている。このような電子線照射装置では、動作時に電子線透過窓が高温になって劣化しやすいため、電子線透過窓を冷却するための冷却機構を備えることが求められる。例えば、特許文献1には、電子線透過窓における冷却すべき領域に向けて、複数の冷却ノズルから冷却風が吹き付けられる構成が開示されている。
特開2003−287600号公報
しかしながら、特許文献1に記載された冷却機構では、複数の冷却ノズルが並列に設けられており、それぞれ冷却ノズルの端部から電子線透過窓に向けて冷却風が吹き付けられる構成になっている。このように、冷却風が冷却ノズルの端部から吹き出すため、冷却風の指向性が高くなり、それぞれの冷却ノズルによって冷却できる範囲が狭くなる虞がある。この場合、冷却風が当たらなかった領域の冷却効率が低くなるため、当該領域の劣化が早まり、結果として電子線透過窓の寿命が短くなってしまう。また、冷却すべき領域の全体に冷却風を当てるためには、多数の冷却ノズルを配置する必要があり、製造工程等が複雑となる虞がある。この点は、電子線を長尺状に取り出すために長尺状の電子線透過窓を備える電子線照射装置の場合に、特に顕著になる。
本発明は、簡易な構成により効率的に長尺状の電子線透過窓を冷却することができる電子線照射装置を提供することを目的とする。
本発明の電子線照射装置は、電子線を発生する電子線発生部と、電子線発生部を収容する筐体部と、電子線を筐体部の内部から筐体部の外部に透過させる電子線透過窓を有する電子線透過窓部と、電子線透過窓に対して気体を吹き付ける冷却部と、を備え、電子線透過窓は、所定の方向を長手方向とする長尺状であり、所定の方向を長手方向とする、電子線が透過する長尺状の電子線透過領域を備え、冷却部は、電子線透過窓部の電子透過側において所定の方向に沿って延在する管状部材を有し、管状部材の側壁には、管状部材の内部を流通する気体を管状部材の外部に噴出させる複数の貫通孔が、所定の方向に沿って形成されており、貫通孔は、所定の方向において隣り合う貫通孔から噴出した気体が、電子線透過窓の表面の電子線透過領域で重なり合うように配置されている。
本発明の電子線照射装置においては、長尺状の形状をなす電子線透過窓の長手方向に沿って管状部材が配置されており、この管状部材の側壁に長手方向に沿って複数の貫通孔が形成されている。そのため、管状部材の内部を流通する気体は、貫通孔から電子線透過窓に噴出されることで、長手方向に延在する電子線透過窓に沿って吹き付けられることになる。このとき、貫通孔は、所定の方向において隣り合う貫通孔から噴出した気体が電子線透過窓の表面の電子線透過領域で重なり合うように配置されているため、電子線透過窓の中でも特に高温となる電子線透過領域の全体を隙間なく冷却することができる。これにより、簡易な構成で効率的に長尺状の電子線透過窓を冷却する電子線照射装置を提供することができる。
また、貫通孔の断面形状は、円形状であってもよい。これによれば、貫通孔から乱れの少ない冷却風が噴出されることで、電子線透過窓の表面全体に対して均一に気体を吹き付けることができ、効率よく電子線透過窓を冷却することができる。
また、電子線透過窓部は、電子線透過窓を保持する枠体を有し、管状部材は枠体に配置されていてもよい。これによれば、電子線透過窓に対して安定かつ近接して管状部材を配置することができるので、効率よく電子線透過窓を冷却することができる。
また、枠体には、切欠部が形成されており、管状部材は、切欠部に収容されてもよい。これによれば、電子線透過窓に対して更に近接して管状部材を配置することができる。
また、冷却部は、管状部材を一対有し、一対の管状部材は、電子線透過窓の両側に配置されてもよい。これによれば、電子線透過窓に対してより効率よく気体を吹き付け、冷却することができる。
また、一方の管状部材における複数の貫通孔の位置は、他方の管状部材における複数の貫通孔の位置に対して、所定の方向にずれて配置されていてもよい。これによれば、長手方向における貫通孔の間隔を狭くすることができるため、電子線透過窓に対してより効率よく気体を吹き付け、冷却することができる。
また、一方の管状部材の内部における気体の流通する向きは、他方の管状部材の内部における気体の流通する向きと反対であってもよい。これによれば、電子線透過窓に対してより均一に気体を吹き付け、冷却することができる。
本発明によれば、簡易な構成により効率的に長尺状の電子線透過窓を冷却することができる電子線照射装置を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る電子線照射装置の縦断面図である。 図1の電子線照射装置における電子線透過ユニットの分解斜視図である。 図1の電子線照射装置における電子線透過ユニット及び冷却部のYZ平面に沿った分解断面図である。 図1の電子線照射装置における電子線透過ユニット及び冷却部の斜視図である。 図1の電子線照射装置における電子線透過ユニット及び冷却部の平面図である。 図1の電子線照射装置における電子線透過ユニット及び冷却部のZX平面に沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る電子線照射装置における電子線透過ユニット及び冷却部ZX平面に沿った断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る電子線照射装置における電子線透過ユニット及び冷却部の平面図である。 電子線照射装置における冷却部の変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。便宜上、各図において同一部分又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1に示されるように、電子線照射装置1は、電子線通過孔20を形成するチャンバ(筐体部)30と、電子線通過孔20の後端20aを塞ぐようにチャンバ30に気密に取り付けられた電子銃(電子線発生部)40と、電子線通過孔20の前端20bを塞ぐようにチャンバ30に気密に取り付けられた、電子線透過窓Wを有する電子線透過ユニット(電子線透過窓部)50と、を備えている。電子銃40が発生した電子線EBは、電子線通過孔20をZ軸方向前側に進行し、電子線透過ユニット50(電子線透過窓W)を透過して外部に出射する。このような電子線照射装置1は、搬送される照射対象物への電子線EBの照射によって、当該照射対象物の乾燥、殺菌、表面改質等を行うために使用される。なお、電子線照射装置1によって電子線EBが照射される側である電子線出射側を前側、その反対側を後側とする。また、電子線照射装置1の構成でみた場合、電子線透過ユニット50(電子線透過窓W)側が前側、電子銃40側が後側となる。
チャンバ30は、電子線を発生する電子銃40が取り付けられた筐体31を有している。筐体31は、金属により円柱状に形成されている。電子線通過孔20のうち筐体31によって形成される部分である電子線通過孔21の断面は、円形状となっており、電子線通過孔21は、前側の小径部と後側の大径部とが接続された形状となっている。
電子銃40は、金属により直方体状に形成されたケース41を有している。ケース41は、筐体31の後端部に気密に固定されている。ケース41の前壁には、ケース41内と筐体31内とを連通させる開口41aが設けられている。ケース41の側壁には、コネクタ43を取り付けるための開口41bが設けられている。
ケース41内には、絶縁性材料(例えば、エポキシ樹脂等)からなる絶縁ブロック42が配置されている。絶縁ブロック42は、ケース41内に収容された基部42aと、基部42aからZ軸方向前側に突出する突出部42bと、を有している。突出部42bは、基部42aから開口41aを介して電子線通過孔21の大径部内に突出しており、突出部42bの前端部は、Z軸方向において電子線通過孔21の小径部の後端に対向している。基部42aは、ケース41の開口41a側及び開口41b側の内面と接触している。基部42aにおいてケース41の内面と接触しない部分には、導電性材料からなるフィルム45が貼り付けられており、フィルム45は、ケース41と電気的に接続されている。これにより、絶縁ブロック42の表面電位を接地電位として、電子銃40の動作の安定性を向上させることができる。
コネクタ43は、外部の電源装置から、カソードであるフィラメント44に高電圧を供給するためのものである。コネクタ43の基端部は、ケース41の側壁の開口41bを介して外部に突出しており、コネクタ43の先端部は、絶縁ブロック42に埋設されている。コネクタ43の先端部には、一対の内部配線46,46が接続されている。一対の内部配線46,46は、突出部42bの前端部まで延在しており、一対の給電用ピン47,47にそれぞれ接続されている。一対の給電用ピン47,47の先端部には、フィラメント44が掛け渡されている。突出部42bには、給電用ピン47及びフィラメント44を包囲するように、グリッド電極48が固定されている。
筐体31には、電子線通過孔21の小径部を挟んで対になるようにアライメントコイル2及び集束コイル3が設けられている。電子銃40から出射して電子線通過孔21を通過する電子線EBは、アライメントコイル2によって、電子線EBの中心線が電子線通過孔20の中心線CLに一致するように調整された後、集束コイル3によって、電子線透過ユニット50に集束される。なお、筐体31には、電子線通過孔21と真空ポンプとを接続する排気管4が設けられており、これにより、チャンバ30内(すなわち、電子線通過孔20)が真空引きされる。
また、チャンバ30は、筐体31の前端面に固定された偏向管32を有している。偏向管32には、電子銃40が発生した電子線EBを入射させる入射側開口部32a、及び電子線EBを出射させる出射側開口部32bが設けられている。電子線通過孔20のうち偏向管32によって形成される部分である電子線通過孔22の断面は、Y軸方向を長手方向とする略長方形状となっている。偏向管32の外側には、偏向管32の内側を通過する電子線EBを偏向する偏向コイル5が取り付けられている。集束コイル3によって集束されて電子線通過孔22を通過する電子線EBは、偏向コイル5によってY軸方向に偏向される。
更に、チャンバ30は、偏向管32の前端面に固定された走査管33を有している。走査管33は、前側に向かって末広がりの略四角柱状の外形を有している。走査管33には、電子銃40が発生した電子線EBを入射させる入射側開口部33a、及び電子線EBを出射させる出射側開口部33bが設けられている。電子線通過孔20のうち走査管33によって形成される部分である電子線通過孔23の断面は、Y軸方向を長手方向とする略長方形状となっている。
なお、偏向管32の後端部には、フランジ35が設けられており、偏向管32の前端部には、フランジ36が設けられている。また、走査管33の後端部には、フランジ37が設けられており、走査管33の前端部には、フランジ38が設けられている。偏向管32と走査管33とは、フランジ36とフランジ37とが封止部材6を介して接触した状態で、複数のボルト7により気密に固定されている。これにより、偏向管32は、電子銃40が発生した電子線EBが内側を通過するように、走査管33の入射側開口部33aに接続されることになる。電子線照射装置1は、偏向管32の後端部に設けられたフランジ35を介して、適用先の設備の所定箇所に取り付けられる。
電子線透過ユニット50は、走査管33の出射側開口部33bに配置されている。走査管33と電子線透過ユニット50とは、フランジ38と窓枠体50Aとが封止部材6を介して接触した状態で、複数のボルトにより気密に固定されている。図2及び図3に示されるように、電子線透過ユニット50は、走査管33の出射側開口部33bに取り付けられた窓枠体50Aを有している。窓枠体50Aの内側には(つまり、窓枠体50Aを前側から見た場合に窓枠体50A内に収まるように)、支持部材52と電子線透過窓Wを構成する窓箔55とが配置されている。
窓枠体50Aは、走査管33の出射側開口部33bに固定された固定部材51と、固定部材51に対して窓箔55を押圧した状態で、複数のボルトにより固定部材51に固定された押圧部材57と、を有している。固定部材51及び押圧部材57は、例えば銅を含む材料等の熱伝導性の良い金属材料からなる。
固定部材51は、略長方形枠状の外形をなしており、X軸方向を短辺に平行な方向(短手方向)とし、Y軸方向を長辺に平行な方向(長手方向)とする略長方形状の入射側開口51aを有している。固定部材51の前側の表面には、入射側開口51aを包囲するように延在する溝51bが設けられており、溝51b内には、封止部材53が配置されている。固定部材51には、固定部材51を貫通する複数の貫通孔51c、及びボルトによって押圧部材57を固定部材51に固定するための複数のねじ孔51dが、外周縁に沿って形成されている。
押圧部材57は、略長方形枠状の外形をなしており、X軸方向を短手方向とし、Y軸方向を長手方向とする略長方形状の出射側開口57aを有している。押圧部材57の出射側開口57aは、Z軸方向において固定部材51の入射側開口51aと対向している。押圧部材57には、押圧部材57を貫通する複数の貫通孔57c、及びボルトによって押圧部材57を固定部材51に固定するための複数の貫通孔57bが、外周縁に沿って形成されている。貫通孔57cは、貫通孔51cに対応する位置に設けられており、貫通孔57bは、ねじ孔51dに対応する位置に設けられている。
支持部材52は、平板状の枠部52aと、枠部52aの内側に張られ、固定部材51の入射側開口51aと略等しい形状を有するメッシュ部52bと、を有している。支持部材52は、ステンレスからなり、枠部52aは、メッシュ部52bが固定部材51の入射側開口51aに臨んだ状態で、ロウ付け等により固定部材51の前面に固定されている。
窓箔55は、電子線照射装置1の内部雰囲気と外部雰囲気とを仕切るとともに、電子線EBを装置外に取り出す電子線透過窓Wを構成する薄膜状の長尺状の部材である。窓箔55の材料は、アルミニウム、チタン、ベリリウム、シリコン等から適宜選択される。窓箔55は、長手方向及び短手方向を有する略長方形状をなしているが、固定部材51の入射側開口51a及び押圧部材57の出射側開口57aを覆うことが出来る大きさを有していれば他の形状でも良い。窓箔55は、支持部材52及び封止部材53を覆うように、固定部材51の前面に長手方向がY軸方向(所定の方向)、短手方向がX軸方向(所定の方向と垂直に交わる方向)となるようにして配置されている。
電子線透過ユニット50においては、押圧部材57が、支持部材52の枠部52a、封止部材53及び固定部材51にまたがって配置された窓箔55の周縁部を、固定部材51に押圧している。そして、この状態で、固定部材51と押圧部材57とが、複数のボルト(押圧部材57に設けられた複数の貫通孔57bに挿通されて、固定部材51に設けられた複数のねじ孔51dに螺合されるボルト)により気密に固定されている。これにより、固定部材51及び押圧部材57は、窓箔55を挟持することになり、窓箔55における押圧部材57の出射側開口57aに相当する部分が、長手方向をY軸方向(所定の方向)とし、短手方向をX軸方向(所定の方向と垂直に交わる方向)とする略長方形状(長尺状)となる電子線透過窓Wとして機能する。なお、固定部材51に設けられた複数の貫通孔51c及び押圧部材に設けられた複数の貫通孔57cにボルトが挿通されることによって、電子線透過ユニット50が走査管33のフランジ38に固定される。
これにより、電子線透過窓Wは、走査管33の内側を通過した電子線EBを透過させることになる。その際、電子線EBが、偏向コイル5によってY軸方向(所定の方向)に偏向および走査されることで、電子線透過窓Wにおける電子線透過領域Tは、長手方向をY軸方向(所定の方向)とし、短手方向をX軸方向(所定の方向と垂直に交わる方向)とする略長方形状(長尺状)となる(図5参照)。なお、本実施形態においては、電子線透過領域Tは電子線透過窓Wの短手方向(X軸方向)における中心線CW(図5参照)を含むような単一の領域として位置するが、電子線EBの照射条件に応じて、電子線透過窓W上における位置や数等を変更してもよい。
電子線透過ユニット50の電子線透過側には、電子線透過窓Wに気体(例えば窒素等の不活性ガス)を吹き付けて電子線透過窓Wを冷却する冷却部100が設けられている。冷却部100は、内部を気体が流通する管状部材101と、管状部材101が固定された固定枠体110と、を備えている。
図4及び図5に示されるように、固定枠体110は、Y軸方向に延在する一対の長辺部111、及びX軸方向に延在する一対の短辺部112によって、Y軸方向(所定の方向)を長手方向とする略長方形枠状の外形をなしている。対向する短辺部112の内側の寸法は、電子線透過ユニット50のX軸方向の外側の寸法よりも、クリアランスの分だけ僅かに大きく形成されている。また、図6に示されるように、一対の長辺部111の後側にはそれぞれ段部111aが形成されている。対向する段部111aの内側の寸法は、電子線透過ユニット50の長手方向の外側の寸法よりも、クリアランスの分だけ僅かに大きく形成されている。これにより、固定枠体110は、その内側に電子線透過ユニット50を収納するように覆うことができる。固定枠体110の長辺部111には、電子線照射装置1に形成された固定用の孔部(不図示)に対応する孔部111bが形成されている。電子線照射装置1に形成された固定用の孔部と孔部111bとをボルトで締結することで、固定枠体110は、電子線透過ユニット50を覆った状態で、電子線照射装置1に固定される。
図3及び図6に示されるように、管状部材101は、中空な長尺状の円筒形状をなす金属材料からなる部材であり、内部の空間を流路として気体を流通させることが可能となっている。管状部材101の側壁101cには、管状部材101の内部と外部とを貫通する断面円形状の小径の貫通孔101dが所定のピッチで複数設けられている。複数の貫通孔101dは、側壁101cに対して長手方向に直線状に配列されている。また、貫通孔101dの向きは、流路における気体の流通する向きに略直交している。本実施形態においては、例えば、管状部材101の内径は1〜5mm程度となっており、貫通孔101dの内径は管状部材101の内径より小さく1mm以下となっており、貫通孔101dのピッチは10mm程度となっている。
管状部材101は、固定枠体110における短辺部112の前側(電子線出射側)に固定されたL字管状の継手113a,113bの間に渡されている。これにより、管状部材101は、固定枠体110の長手方向(所定の方向)に沿って配置される。管状部材101の基端101a及び終端101bは、継手113a及び継手113bにそれぞれ嵌合されて連結されている。これにより、管状部材101は、所定の力を加えることで周方向に回転させることができる。管状部材101の基端101a側に連結される継手113aには、給気口103aが設けられた給気用ノズル103が連結されており、管状部材101の終端101b側に連結される継手113bは、封止材104によって密閉されている。そのため、給気口103aから供給された気体は、貫通孔101dから噴出されることになる。
短辺部112に固定された継手113a,113bは、固定枠体110のX軸方向の一方側にずれて配置されている。これにより、継手113a,113bに渡される管状部材101は、押圧部材57の出射側開口57aにおけるX軸方向の一方側の縁部57a1に沿って配置される。すなわち、管状部材101は、電子線透過窓WのX軸方向における一方側において電子線透過窓Wから所定の距離だけ前方に離間した状態で、Y軸方向(所定の方向)に沿って延在している。また、図6に示されるように、管状部材101に形成された貫通孔101dは、電子線透過窓WのX軸方向の略中央(中心線CW)を臨むように位置している。これは、例えば管状部材101を回転させたり、電子線透過窓Wからの距離を変更したりすること等によって適切な状態に調整することができる。また、固定枠体110が電子線透過ユニット50に装着された状態では、短辺部112と押圧部材57とが略面一となる。そのため、図6に示されるように、管状部材101は、押圧部材57の上面に殆ど接するように配置されている。これにより、電子線EBの照射対象物を電子線透過ユニット50の電子線出射側に近付けることができる。
以上のように構成された電子線照射装置1の動作について説明する。排気管4を介して真空ポンプによってチャンバ30内(すなわち、電子線通過孔20)が真空引きされ、フィラメント44に高電圧が印加されると、フィラメント44から電子が放出される。フィラメント44から放出された電子は、グリッド電極48によって形成された電界により加速及び集束され、これにより、電子線EBがZ軸方向前側に出射する。
電子銃40から出射して電子線通過孔21を通過する電子線EBは、アライメントコイル2によって、電子線EBの中心線が電子線通過孔20の中心線CLに一致するように調整された後、集束コイル3によって、電子線透過ユニット50に集束される。集束コイル3によって集束されて電子線通過孔22を通過する電子線EBは、偏向コイル5によってY軸方向に偏向される。つまり、電子線通過孔23を通過する電子線EBの中心線がY軸方向に沿って線状に繰り返し振られるように走査される。
偏向コイル5によってY軸方向に偏向された電子線EBは、電子線透過ユニット50の電子線透過窓Wを透過して外部に出射する。外部に出射した電子線EBは、照射対象物の乾燥、殺菌、表面改質等のために、当該照射対象物に照射される。本実施形態における電子線照射装置1は、いわゆる低エネルギータイプであり、その加速電圧は約150kV以下となっているため、高エネルギータイプに比し、照射可能な電子線EBの飛程距離が短い。そこで、照射対象物への電子線EBの照射量を確保するためには、照射対象物が電子線透過ユニット50(特に電子線透過窓W)に近接していることが望ましい。
電子線照射装置1の動作時には、電子線透過窓Wの中でも電子線透過領域Tが特に高温になる。また、本実施形態では、いわゆる低エネルギータイプの電子線照射装置であるため、電子線透過窓Wを構成する窓箔55の厚さを薄くして、電子線透過窓Wを透過するときの電子のロスを抑制することが重要となる。一方、窓箔55の厚さを薄くすると、窓箔55の熱が窓枠体50A側に伝わりにくくなるため、電子線透過窓Wにおける電子線透過領域Tはさらに高温になりやすい。そのため、電子線照射装置1は、電子線透過窓Wを冷却しながら動作するのが好ましい。以下、電子線透過窓Wを冷却するための冷却機構について説明する。
電子線透過窓W(窓箔55)は、冷却部100から気体(例えば窒素等の不活性ガス)が冷却風として吹き付けられることによって冷却される。冷却部100において、管状部材101の給気口103aから冷却用の気体が所定の圧力で供給されると、気体は、給気用ノズル103を通って管状部材101の基端101a側から内側に流通する。管状部材101の終端101b側は封止されているため、管状部材101内を流通する気体は、側壁101cに複数設けられた貫通孔101dから外部に噴出される。
このとき、貫通孔101dの向きが管状部材101内の流通方向と略直交しているために、小径の貫通孔101dから噴出される気体の指向性は低くなり、気体は広がりながら電子線透過窓Wの表面にまで到達する。そして、図6に二点鎖線で示されるように、貫通孔101dから噴出される気体が電子線透過窓Wに吹き付けられる領域が、少なくとも電子線透過領域Tの短手方向(X軸方向)全域を含むように、貫通孔101dを配置する。また、図5に二点鎖線で示されるように、隣り合った貫通孔101dから噴出された気体が、少なくとも電子線透過窓Wの電子線透過領域Tにおいて一部分が互いに重なり合うように吹き付けるように、貫通孔101dを配置する。そのため、貫通孔101dからの気体は、電子線透過領域Tの長手方向(Y軸方向)全域において隙間なく吹き付けられる。これにより、電子線透過窓Wの電子線透過領域T全体に対して隙間なく気体を吹き付けることができる。このように、電子線透過窓Wに気体が吹き付けられることによって、電子線透過窓Wの冷却が行われる。
以上説明したように、本実施形態の電子線照射装置1においては、長尺状の形状をなす電子線透過窓Wの長手方向に沿って管状部材101が配置されており、この管状部材101の側壁101cに長手方向に沿って複数の貫通孔101dが形成されている。そのため、管状部材101の内部を流通する気体は、貫通孔101dから電子線透過窓Wに噴出されることで、長手方向に延在する電子線透過窓Wに沿って吹き付けられることになる。これにより、簡易な構成で効率的に長尺状の電子線透過窓Wを冷却する電子線照射装置1を提供することができる。
さらに、長手方向において隣り合う貫通孔101dから噴出した気体は、電子線透過窓Wの表面の電子線透過領域Tで重なり合う構成となっている。つまり、管状部材101の側壁101cに設けられた貫通孔101dから噴出された気体は、周囲の空気を巻き込んで広がりながら、隣り合った貫通孔101dから噴出された気体が電子線透過窓Wの表面の電子線透過領域Tで重なり合う構成となっている。これにより、電子線透過窓Wの電子線透過領域T全体に対して隙間なく気体を吹き付けることができ、長尺状の電子線透過窓Wを効率的に冷却することができる。
また、貫通孔101dの断面形状が円形であるため、貫通孔101dから乱れの少ない冷却風が噴出される。これにより、電子線透過窓Wの電子線透過領域T全体に対して均一に気体を吹き付けることができ、効率よく電子線透過窓Wを冷却することができる。
また、実質的な冷却機構が管状部材101からなるため、電子線透過ユニット50に対して冷却機構をZ軸方向に近接させて配置することが容易であることから、照射対象物を電子線透過窓Wに対して近接させやすい。これにより、低エネルギータイプの電子線照射装置1であっても、照射対象物への電子線EBの照射量を確保でき、好適に動作させることができる。
[第2の実施形態]
図7を参照しながら第2の実施形態について説明する。ここでは、主として第1の実施形態と異なる構成について説明する。
図7に示されるように、第2の実施形態では、押圧部材57の出射側開口57aにおけるX軸方向の一方側の縁部57a1に、Y軸方向に沿って切欠部54が形成されている。そのため、縁部57a1は、押圧部材57のZ軸方向前側の面から電子線透過窓Wに向かって下がる、段状に形成されている。冷却部100における管状部材101は、この切欠部54に収容されるように配置されており、電子線透過窓WのY軸方向に沿って延在している。管状部材101に形成された貫通孔101dは、電子線透過窓WのX軸方向の略中央(中心線CW)を臨むように位置している。そのため、貫通孔101dから噴出される気体が電子線透過窓Wに吹き付けられる領域が、少なくとも電子線透過領域Tの短手方向(X軸方向)全域を含むように、貫通孔101dを配置している。
以上説明したように、第2の実施形態においては、押圧部材57の出射側開口57aに形成された切欠部54に管状部材101が収容されているため、管状部材101と電子線透過窓Wとを第1の実施形態よりも近接して配置することができる。これにより、電子線透過ユニット50に対して照射対象物をより近接させることができるので、効率よく電子線透過窓Wを冷却することができる。
[第3の実施形態]
図8を参照しながら第3の実施形態について説明する。ここでは、主として第1の実施形態と異なる構成について説明する。
図8に示されるように、第3の実施形態では、冷却部が一対の管状部材101,121を有している。固定枠体110の短辺部112には、管状部材101及び管状部材121に対応した継手113a,113b及び継手123a,123bが固定されている。一方の管状部材101に対応する継手113a,113bは、固定枠体110のX軸方向の一方側にずれて配置され、他方の管状部材123に対応する継手123a,123bは、固定枠体110のX軸方向の他方側にずれて配置されている。そのため、管状部材101と管状部材121とは、電子線透過窓WのX軸方向における一方側及び他方側において電子線透過窓Wから所定の距離だけ前方に離間した状態で、Y軸方向(所定の方向)に沿って延在している。すなわち、一対の管状部材101,121は、電子線透過窓Wの電子線透過側において、電子線透過窓WをX軸方向で挟むように、電子線透過窓Wの両側に配置されている。
一方の管状部材101の貫通孔(不図示)と他方の管状部材121の貫通孔(不図示)は同じピッチで形成されているが、配置は互いにY軸方向に半ピッチずれている。そのため、一方の管状部材101における貫通孔が、他方の管状部材121における隣接する貫通孔の中間の位置に対向するように位置する。
また、一方の管状部材101における給気口103aは、Y軸方向の一方側に位置し、他方の管状部材121における給気口126aは、Y軸方向の他方側に位置している。これにより、管状部材101の内部における気体の流通する向きと管状部材123の内部における気体の流通する向きとが反対となっている。
以上説明したように、第3の実施形態においては、一対の管状部材101,121が、電子線透過ユニット50の電子線透過側において電子線透過窓Wの両側に配置されているため、電子線透過窓Wに対してより効率よく気体を吹き付けることができる。また、管状部材101から噴出される気体の重なり合う部分に対して、管状部材121から噴出される気体が吹き付けられることになり、より均一に電子線透過窓Wが冷却されることになる。また、一対の管状部材101,121全体で考えた場合、長手方向における貫通孔の間隔が半ピッチと狭くなるため、電子線透過窓Wに対してより効率よく気体を吹き付けることができる。また、管状部材101の内部における気体の流通する向きと管状部材121の内部における気体の流通する向きとが反対であるため、電子線透過窓Wに対してより均一に気体を吹き付けることができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、寸法、形状、材質等の具体的な構成はこの実施形態に限られるものではない。また、上記の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。
例えば、管状部材101が、押圧部材57上に配置された例を示したがこれに限定されない。例えば、管状部材は、電子線透過窓W上に配置してもよい。その場合、図9に示されるように、電子線透過窓WのX軸方向における中央(中心線CW)に配置されてもよいし、中央以外に配置されてもよい。
また、管状部材101に対し、一方側の端部(基端101a)から気体を供給する例を示したが、これに限定されない。管状部材101に対して、一方側の端部のみならず他方側の端部(終端101b)からも気体を供給する構成としてもよい。
また、管状部材101に供給する気体として、窒素を例として示したが、これに限定されない。気体の種類は、電子線透過窓Wの冷却が可能であればよい。ただし、電子線EBや高温による気体への影響を考慮すれば、供給される気体は、反応性に乏しい窒素などの不活性ガスが好ましい。
また、管状部材101が、固定枠体110に固定されることで、電子線透過ユニット50(窓枠体50A、押圧部材57)に配置される例を示したが、これに限定されず、管状部材101を電子線透過ユニット50に直接固定してもよい。
また、一対の管状部材101,121において、内部を流通する気体の向きが互いに異なる例を示したがこれに限定されず、内部を流通する気体の向きが同じであってもよい。
また、一方の管状部材101における貫通孔の位置と他方の管状部材121における貫通孔の位置とが、Y軸方向にずれている例を示したが、これに限定されない。一対の管状部材における貫通孔は、同じピッチで設けられており、一方の管状部材における貫通孔と他方の管状部材における貫通孔とが対向するように配置されていてもよい。
また、1本の管状部材101が切欠部54に収容される例を示したが、これに限定されない。例えば、2本の管状部材が、電子線透過窓WのX軸方向両側において、いずれも切欠部に収容されてもよいし、2本の管状部材のうち、一方のみが切欠部に収容されてもよい。
1…電子線照射装置、30…チャンバ(筐体部)、40…電子銃(電子線発生部)、50…電子線透過ユニット(電子線透過窓部)、50A…窓枠体(枠体)、54…切欠部、55…窓箔、57…押圧部材(枠体)、100…冷却部、101、121…管状部材、101c…側壁、101d…貫通孔、EB…電子線、T…電子線透過領域、W…電子線透過窓。

Claims (7)

  1. 電子線を発生する電子線発生部と、
    前記電子線発生部を収容する筐体部と、
    前記電子線を前記筐体部の内部から前記筐体部の外部に透過させる電子線透過窓を有する電子線透過窓部と、
    前記電子線透過窓に対して気体を吹き付ける冷却部と、を備え、
    前記電子線透過窓は、所定の方向を長手方向とする長尺状であり、前記所定の方向を長手方向とする、前記電子線が透過する長尺状の電子線透過領域を備え、
    前記冷却部は、前記電子線透過窓部の電子透過側において前記所定の方向に沿って延在する管状部材を有し、
    前記管状部材の側壁には、管状部材の内部を流通する気体を管状部材の外部に噴出させる複数の貫通孔が、前記所定の方向に沿って形成されており、
    前記貫通孔は、前記所定の方向において隣り合う前記貫通孔から噴出した前記気体が、前記電子線透過窓の表面の前記電子線透過領域で重なり合うように配置されている、電子線照射装置。
  2. 前記貫通孔の断面形状は、円形状である、請求項1記載の電子線照射装置。
  3. 前記電子線透過窓部は、前記電子線透過窓を保持する枠体を有し、
    前記管状部材は前記枠体に配置されている、請求項1又は2記載の電子線照射装置。
  4. 前記枠体には、切欠部が形成されており、
    前記管状部材は、前記切欠部に収容されている、請求項3記載の電子線照射装置。
  5. 前記冷却部は、前記管状部材を一対有し、
    前記一対の管状部材は、前記電子線透過窓の両側に配置されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子線照射装置。
  6. 一方の前記管状部材における前記複数の貫通孔の位置は、他方の前記管状部材における前記複数の貫通孔の位置に対して、前記所定の方向にずれて配置されている、請求項5記載の電子線照射装置。
  7. 一方の前記管状部材の内部における前記気体の流通する向きは、他方の前記管状部材の内部における前記気体の流通する向きと反対である、請求項5又は6記載の電子線照射装置。
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