JP2007242556A - 電子銃、エネルギー線発生装置、電子線発生装置、及びx線発生装置 - Google Patents

電子銃、エネルギー線発生装置、電子線発生装置、及びx線発生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】絶縁ブロックの膨張による影響を抑制できる電子銃、エネルギー線発生装置、電子線発生装置、及びX線発生装置を提供する。
【解決手段】エネルギー線発生装置1aは、電子銃2、真空容器3、及び出射窓構成部10aまたは10bを備える。電子銃2は、樹脂部材4、ケース5、コネクタ6、フィラメント7、及び内部配線9a,9bを有する。ケース5は、Z軸方向に互いに対向する内面5a及び5bと、X軸方向に互いに対向する内面5c及び5dとを有し、内面5aから外面へ貫通する開口5gを有する。樹脂部材4は、ケース5の内面5a及び5cに接するとともに、他の内面5b,5d〜5fとの間に隙間をあけて配置されている。樹脂部材4は開口5gから突出した凸部4bを有しており、凸部4bの先端にフィラメント7が配置される。コネクタ6は、内面5cに配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子銃、エネルギー線発生装置、電子線発生装置、及びX線発生装置に関するものである。
電子を放出する電子銃は、例えばX線発生装置や電子線発生装置に用いられる。電子銃には、電子を放出するために例えば数十kV以上といった高電圧を印加する必要があるが、内部配線などの高圧部と筐体等との電気的絶縁を確保しつつ、内部配線の取り回し等の自由度を確保するため、高圧部を樹脂などの絶縁ブロックで覆う構成が知られている。
例えば、特許文献1には、高圧トランス等の高圧部がエポキシ樹脂でモールドされた構成の電子銃を有するX線発生装置が開示されている。
特開昭58−14499号公報
特許文献1に開示されたX線発生装置においては、高圧部をモールドするエポキシ樹脂が高電圧発生筐体の内部に収容されている。このように高圧部が絶縁ブロックで覆われた構成を有する電子銃においては、高電圧の印加に伴い多量の熱が発生し、絶縁ブロックが膨張する傾向がある。従って、絶縁ブロックが容器に覆われるように収容されたり(特許文献1の第3図,第7図参照)、或いは容器内で挟まれるように固定されている(特許文献1の第5図参照)場合には、絶縁ブロックと容器との間に、絶縁ブロックの膨張に起因する応力が発生する。その結果、相対的に強度が低い絶縁ブロック側にその応力の影響が及んでしまい、絶縁ブロックが変形等を生じるおそれがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、絶縁ブロックの膨張による影響を抑制することができる電子銃、エネルギー線発生装置、電子線発生装置、及びX線発生装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子銃は、第1の方向に互いに対向する第1及び第2の内面、及び第1の方向と交差する第2の方向に互いに対向する第3及び第4の内面を有し、第1の内面から外面へ貫通する開口を有する容器と、容器の第1及び第3の内面に接するとともに、第2及び第4の内面との間に隙間をあけて配置された絶縁ブロックと、容器の開口から露出した絶縁ブロックの部分上に設けられた電子放出部材とを備えることを特徴とする。
上記した電子銃においては、電子放出部材を配置するための開口が設けられた第1の内面に絶縁ブロックが接している。電子放出部材は、電子線発生装置やX線発生装置などにおいて真空容器内に収容される。従って、第1の内面に接するように絶縁ブロックを配置すれば、絶縁ブロックによって容器の開口を気密に封止できるので好ましい。他方、第2の内面にも絶縁ブロックを密着させてしまうと、絶縁ブロックの膨張によって第1の方向に応力が発生してしまう。上記した電子銃においては、第2の内面との間に隙間をあけて絶縁ブロックが配置されることによって、第1の方向における絶縁ブロックの膨張を十分に逃がすことができる。
また、上記した電子銃においては、絶縁ブロックを第3の内面と接するように配置するとともに、第4の内面との間に隙間をあけて配置することにより、第2の方向における絶縁ブロックの膨張を十分に逃がすことができる。しかも、第1及び第3の内面といった複数の面に絶縁ブロックを密着させることにより、容器内における絶縁ブロックの位置を確実に固定できる。
すなわち、本発明に係る電子銃によれば、絶縁ブロックの膨張による影響を好適に抑制することができる。
また、電子銃は、容器が導電性を有し、絶縁ブロックの表面のうち、容器との間に隙間が設けられた表面を覆う導電性部材を更に備えることを特徴としてもよい。これにより、容器との間に隙間が設けられた絶縁ブロックの表面の電位を容器と同じ電位(例えば接地電位)にできるので、内部配線等に対するシールド効果を好適に発揮できる。
また、電子銃は、容器が、第3の内面に凹凸形状を有することを特徴としてもよい。これにより、例えば樹脂等からなる絶縁ブロックを成型する際に第3の内面の凹凸形状に絶縁ブロックが食い込んで固まるので、絶縁ブロックを容器へ強固に固定できる。
また、電子銃は、容器の外側から第3の内面へ貫通配置されたコネクタと、絶縁ブロック内に埋め込まれ、コネクタから電子放出部材へ延びる内部配線とを更に備えることを特徴としてもよい。
上記した電子銃においては、第1の内面に絶縁ブロックが接している。この場合、一般的には、電子放出方向とコネクタの中心軸方向とが互いに一致するようにコネクタを配置する(すなわち、第2の内面にコネクタを配置する)。しかし、仮にコネクタを第2の内面に配置すると、耐圧能力の低下を回避するために第2の内面と絶縁ブロックとを密着させることが望ましい。しかし、上記した電子銃においては、第1の方向における絶縁ブロックの膨張を逃がすために第2の内面と絶縁ブロックとの間に隙間をあけており、コネクタを第2の内面に配置することは難しい。
そこで、本発明者らは、第1の方向と交差する第2の方向に互いに対向する第3及び第4の内面のうち、第3の内面にコネクタを配置するとともに、絶縁ブロックを第3の内面と接するように配置した。これにより、容器内におけるコネクタの露出を抑え、耐圧能力の低下を好適に防止できる構成が得られた。
また、電子銃は、コネクタの一部が絶縁ブロック内に埋め込まれており、コネクタが容器に固定されていることを特徴としてもよい。これにより、コネクタを介して絶縁ブロックと容器とを強固に固定できる。
また、電子銃は、絶縁ブロックが、第1及び第3の内面を除く全ての内面との間に隙間をあけて配置されていることを特徴としてもよい。これにより、絶縁ブロックの膨張による影響をより効果的に抑制することができる。
また、本発明に係るエネルギー線発生装置は、上記したいずれかの電子銃を備え、電子銃から放出された電子、または該電子によって発生した放射線を出射することを特徴とする。これにより、絶縁ブロックの膨張による影響を抑制することが可能なエネルギー線発生装置を提供できる。
また、本発明に係る電子線発生装置は、上記したいずれかの電子銃と、電子銃の電子放出部材を収容する真空容器と、真空容器に設けられ、電子銃から放出された電子を透過して真空容器の外部へ出射するための窓材とを備えることを特徴とする。これにより、絶縁ブロックの膨張による影響を抑制することが可能な電子線発生装置を提供できる。
また、本発明に係るX線発生装置は、上記したいずれかの電子銃と、電子銃の電子放出部材を収容する真空容器と、電子銃から放出された電子を受けてX線を放出するターゲットと、真空容器に設けられ、ターゲットから放出されたX線を透過して真空容器の外部へ出射するための窓材とを備えることを特徴とする。これにより、絶縁ブロックの膨張による影響を抑制することが可能なX線発生装置を提供できる。
本発明によれば、絶縁ブロックの膨張による影響を抑制することができる電子銃、エネルギー線発生装置、電子線発生装置、及びX線発生装置を提供できる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る電子銃、エネルギー線発生装置、電子線発生装置、及びX線発生装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明による電子銃を備え、電子線やX線を発生するためのエネルギー線発生装置の第1実施形態の構成を示す側面断面図である。また、図2は、図1に示すI−I線に沿った断面を示す側面断面図である。また、図3は、図1に示すII−II線に沿った断面を示す平面断面図である。また、図1〜図3には説明の便宜のためにXYZ直交座標系が示されている。
本実施形態のエネルギー線発生装置1aは、電子線EBを出射する電子銃2と、電子銃2の電子放出部材を収容して気密に封止するための真空容器3と、出射窓構成部10a(または10b)と、真空ポンプ20とを備える。また、電子銃2は、高電圧部を絶縁するための絶縁ブロックである樹脂部材4と、樹脂部材4を収容するケース5と、ケース5の側面に取り付けられた高耐圧型のコネクタ6と、電子を放出するための電子放出部材であるフィラメント7と、高電圧部である内部配線9a及び9bと、樹脂部材4の一部を覆う導電性部材19とを備える。
ケース5は、電子銃2が備える容器である。ケース5は、金属などの導電性材料によって構成されており、後述する樹脂部材4を収容する。本実施形態のケース5は直方体状の外観を有するが、ケース5の外観はこれに限られるものではない。ケース5は、その内部が中空となっており、内面5a〜5fを有する。このうち、内面5a(第1の内面)及び5b(第2の内面)は、所定の第1の方向(本実施形態ではZ軸方向)に互いに対向している。また、内面5c(第3の内面)及び5d(第4の内面)は、第1の方向と交差する第2の方向(本実施形態ではX軸方向)に互いに対向している。また、内面5e(第5の内面、図2及び図3参照)及び5f(第6の内面、図2及び図3参照)は、第1及び第2の方向と交差する第3の方向(本実施形態ではY軸方向)に互いに対向している。なお、本実施形態では第1〜第3の方向はそれぞれ直交しているが、これらの方向は直交以外の角度でもって交差していてもよい。
また、ケース5は、開口5g及び5hを有する。開口5gは、内部配線9a及び9bを通すための円形の開口であり、内面5aとその裏側の外面(上面)とを貫通するように形成されている。また、開口5hは、コネクタ6が取り付けられるための円形の開口であり、内面5cとその裏側の外面(側面)とを貫通するように形成されている。
樹脂部材4は、例えばエポキシ樹脂といった絶縁性樹脂によって構成されており、電子銃2の高電圧部(内部配線9a及び9b)と他の部分(例えばケース5など)とを絶縁するための絶縁ブロックとして設けられている。具体的には、樹脂部材4は、基部4aと、該基部4aから第1の方向(Z軸方向)へ突出した凸部4bとを有する。基部4aは、ケース5内部の殆どを占めるようにケース5内に収容されている。また、凸部4bは、基部4aから開口5gを通って突き出ることによりケース5から露出している。そして、凸部4b上(本実施形態では凸部4bの先端付近)には、フィラメント7が配置されている。
また、樹脂部材4の基部4aとケース5との間には、隙間Aが設けられている。具体的には、基部4aは、ケース5の内面5a及び5cに接する(好ましくは、密着する)とともに、内面5a及び5cを除く他の全ての内面5b、5d〜5fとの間に隙間Aをあけて配置されている。この隙間Aにより、熱による樹脂部材4の膨張を逃がすことができる。また、内面5cには凹凸形状が形成されている。これにより、樹脂部材4を成型する際にこの凹凸形状に樹脂部材4が食い込んで固まるので、樹脂部材4と内面5cとが強固に固定される。なお、ここでいう凹凸形状の一例としては、図1に示すように溝状のものや、或いは、内面5cの表面を荒らすことにより生じる微細な凹凸などが挙げられる。
高耐圧型のコネクタ6は、エネルギー線発生装置1aの外部から電源電圧の供給を受けるためのコネクタ(レセプタクル)であり、ケース5の外側(側面)から内面5cへ貫通して配置されている。ケース5の内部に位置するコネクタ6の部分6aは、樹脂部材4の基部4aに埋め込まれて固定されている。また、この部分6aの表面には凹凸形状が形成されている。これにより、樹脂部材4を成型する際にこの凹凸形状に樹脂部材4が食い込んで固まるので、樹脂部材4とコネクタ6とが強固に固定される。なお、ここでいう凹凸形状の一例としては、図2及び図3に示すようにコネクタ6の中心軸方向に沿って凹凸を周期的に繰り返すような形状や、或いは、コネクタ6の表面を荒らすことにより生じる微細な凹凸などが挙げられる。
また、コネクタ6は、ケース5の側壁(内面5cを構成する側壁)に固定されており、コネクタ6を介して樹脂部材4とケース5とが強固に固定されている。このコネクタ6には、図示しない電源装置から延びる外部配線の先端を保持した電源用プラグが挿入される。
フィラメント7は、電子を放出するための本実施形態における電子放出部材である。フィラメント7の両端は、コネクタ6からフィラメント7へ延びる内部配線9a及び9bにそれぞれ接続されている。従って、コネクタ6に電源用プラグが挿入されると、フィラメント7の両端は、外部配線を介して電源装置と電気的に接続される。フィラメント7は、数アンペアの電流を流されることにより、2500℃程度に加熱され、さらに別の電源装置から数十kV〜数百kVといった高い電圧を印加されることにより、電子を放出する。また、フィラメント7は、電子を引き出すための電界を形成するグリッド部8に覆われている。グリッド部8には、図示しない配線を介して所定の電圧が印加される。従って、フィラメント7から放出された電子は、グリッド部8の一部に形成された孔から電子線EBとして出射される。また、内部配線9a及び9bは、上記のような高電圧を電源装置から印加されるので、絶縁材料からなる樹脂部材4の内部に埋め込まれることにより、ケース5との絶縁が確保されている。
導電性部材19は、樹脂部材4の表面のうち、ケース5との間に隙間Aが設けられた表面を覆うための導電性の部材である。具体的には、導電性部材19は、導電性のフィルム、或いは導電性のテープといった薄い部材が好ましく、樹脂材料4のうちケース5に密着していない部分を完全に覆うように樹脂材料4に貼付されている。また、導電性部材19は、導電性塗料や導電性膜等でも良い。
真空容器3は、電子銃2のフィラメント7を収容して気密に封止するための部材である。真空容器3は、第1の方向(Z軸方向)に延びる円筒状に形成されており、電子銃2のフィラメント7、グリッド部8、及び凸部4bを収容するための収容室3aと、電子銃2から出射される電子線EBの出射方向(Z軸方向)に延在する電子通路3bとを有する。電子通路3bは収容室3aと連通しており、電子銃2から出射された電子線EBは、電子通路3bを通過して真空容器3の先端に到達する。電子通路3bの周囲には、電子通路3bを挟んで対となった、電磁偏向レンズとして機能する電磁コイル31及び32が設けられている。
なお、真空容器3は、Z軸方向に分割可能に構成され、その分割部に図示しないヒンジを備えることにより、収容室3aを開閉可能に構成されていることが好ましい。真空容器3がこのような開放型の構成を備えることにより、消耗材であるフィラメント7を容易に交換できる。
エネルギー線発生装置1aは、出射窓構成部10a及び10bのうち一方を真空容器3に備える。出射窓構成部10aは、電子銃2から出射された電子線EBを受けてX線XRを発生させ、このX線XRを真空容器3の外部へ出射するための構造部分である。エネルギー線発生装置1aは、この出射窓構成部10aを備える場合、X線発生装置として機能する。また、出射窓構成部10bは、電子銃2から出射された電子線EBを真空容器3の外部へ出射するための構造部分である。エネルギー線発生装置1aは、この出射窓構成部10bを備える場合、電子線発生装置として機能する。
真空ポンプ20(図2参照)は、真空容器3の内部を排気するための部品である。真空容器3が、上述したような開放型である場合、エネルギー線発生装置1aは、真空ポンプ20を備えることが好ましい。本実施形態の真空ポンプ20は、ケース5の側面のうち、コネクタ6が設けられた側面(すなわち、内面5cの裏側の側面)以外の側面(例えば、内面5eの裏側の側面)に沿って配置されている。真空ポンプ20をこのように配置することにより、コネクタ6に挿入される電源用プラグ及び外部配線と真空ポンプ20との干渉を避けつつ、エネルギー線発生装置1aを小型化できる。真空ポンプ20は、排気通路33を介して真空容器3の収容室3aに接続されている。
ここで、図4(a)は、出射窓構成部10aの構成例を具体的に示す側面断面図である。また、図4(b)は、出射窓構成部10bの構成例を具体的に示す側面断面図である。
まず、図4(a)を参照すると、出射窓構成部10aは、台座11、窓基板12、ターゲット13、窓材14、及び押さえリング15を有する。台座11は、略円筒状の部材であり、真空容器3(図1〜3参照)の先端に固定される。台座11は、真空容器3の電子通路3bと連通する貫通孔11a、及び貫通孔11aを中心とする円形の窪み11bを有する。窓基板12は、窓材14を支持固定するための部材である。窓基板12は、略円板状を呈しており、その中心部に貫通孔11aと連通する貫通孔12aを有する。窓基板12の直径は台座11の窪み11bの内径とほぼ同じ寸法となっており、窓基板12は窪み11bに嵌め込まれる。
ターゲット13は、電子銃2から出射された電子線EBを受けてX線XRを放出するための膜状の部材である。また、窓材14は、ターゲット13から放出されたX線XRを透過して真空容器3の外部へ出射するための板状の部材である。窓材14は、窓基板12の貫通孔12aの一端を閉じるように窓基板12に固定されている。窓材14の一方の面14aは真空容器3の外側に位置しており、大気に触れる。また、窓材14の他方の面14bは真空容器3の内側に位置している。ターゲット13は、窓材14の面14b上に形成される。ターゲット13は、電子線EBを受けてX線XRを発生する材料(例えばタングステン)からなり、窓材14は、X線XRを効率よく透過できる材料(例えばベリリウム)からなる。押さえリング15は、窓基板12の外周部分を台座11に押さえ付けて固定するための部材である。押さえリング15は、窓材14を露出させるための開口15aを有しており、また、台座11と螺合することによって着脱可能に構成されている。
また、図4(b)を参照すると、出射窓構成部10bは、台座11、窓基板12、押さえリング15、窓材16、ロウ材17、及び固定板18を有する。これらのうち、台座11、窓基板12、及び押さえリング15の構成については、図4(a)に示した出射窓構成部10aと同様である。また、図4(b)のロウ材17は、製造過程において溶融する前の状態を示している。
窓材16は、電子銃2から出射された電子線EBを透過して真空容器3の外部へ出射するための板状の部材である。窓材16は、窓基板12の貫通孔12aの一端を閉じるように窓基板12に固定されている。窓材16の一方の面16aは真空容器3の外側に位置しており、大気に触れる。また、窓材16の他方の面16bは真空容器3の内側に位置している。窓材16は、電子線EBを効率よく透過できる材料(例えばベリリウム)からなる。
ロウ材17及び固定板18は、窓材16を窓基板12に固定するための部材である。ロウ材17及び固定板18は、略円板状に形成されており、電子線EBを通過させるための開口をそれぞれ有する。ロウ材17及び固定板18は、窓基板12上にこの順で重ねられる。そして、ロウ材17は、出射窓構成部10bの製造時に高温によって溶融されることにより、固定板18、窓材16、及び窓基板12を互いに固着させる。
出射窓構成部10a及び10bにおいては、台座11が着脱可能に構成されることにより、窓基板12(並びに、これに付属する窓材14,16やターゲット13など)が交換可能となっている。そして、このように窓基板12が交換可能である場合においても、エネルギー線発生装置1aは、真空ポンプ20を備えることが好ましい。
以上の構成を備える本実施形態のエネルギー線発生装置1aの動作について説明する。まず、真空ポンプ20によって真空容器3の内部が排気され、真空状態となる。また、エネルギー線発生装置1aの外部に用意された電源装置の電源用プラグがコネクタ6に挿入される。これにより、電源装置と内部配線9a及び9bとが互いに電気的に接続される。続いて、電源装置から数アンペアの電流、及び別の電源装置から数十kV〜数百kVの電源電圧が印加される。この電源電圧は、内部配線9a及び9bを介してフィラメント7に供給され、フィラメント7から電子が放出される。
フィラメント7から放出された電子は、グリッド部8によってZ軸正方向に加速され、電子線EBとなる。電子線EBは、電子通路3bを通過して出射窓構成部10a(または10b)に達する。このとき、電子線EBは、電磁コイル31によって集束される。また、電子線EBは、電磁コイル32によって軸補正を行う場合もある。エネルギー線発生装置1aが出射窓構成部10a(図4(a))を備える場合には、電子線EBがターゲット13に入射することにより、ターゲット13からX線XRが放出される。X線XRは、窓材14を透過して、エネルギー線発生装置1aの外部へ出射される。また、エネルギー線発生装置1aが出射窓構成部10b(図4(b))を備える場合には、電子線EBは窓材16を透過して、エネルギー線発生装置1aの外部へ出射される。
本実施形態の電子銃2及びエネルギー線発生装置1aが有する効果について、発明の経緯とともに説明する。本実施形態のエネルギー線発生装置1aにおいては、フィラメント7は真空容器3の内部(収容室3a)に収容されるが、このフィラメント7の電気的接続を確保するためのケース5の開口5gを樹脂部材4の基部4aにより気密に封止する目的で、ケース5の各内面5a〜5fのうち、開口5gが設けられた内面5a(第1の内面)に樹脂部材4(基部4a)を密着させている。また、一般的には、高圧部及び絶縁用部材の寸法を小さくするために、フィラメントからの電子線の中心軸線とコネクタの中心軸線とが互いに一致するようにコネクタが配置される場合が多い。しかし、本実施形態において、仮にコネクタ6を内面5b(第2の内面)に配置すると、コネクタ6がケース5の内部空間に露出することによる耐圧能力の低下を回避するために内面5bと樹脂部材4とを密着させることが望ましく、また、内面5aにも接するように基部4aを配置しているので、互いに対向する内面5a及び5bの双方に樹脂部材4が接することとなり、Z軸方向における樹脂部材4の膨張を十分に逃がすことが難しくなる。
つまり、内面5bにも樹脂部材4を密着させてしまうと、樹脂部材4の膨張によってZ軸方向に応力が発生してしまう。これに対し、本実施形態の電子銃2においては、内面5bとの間に隙間Aをあけて樹脂部材4が配置されているので、Z軸方向における樹脂部材4の膨張を十分に逃がすことができる。
また、樹脂部材4の膨張による影響についてはZ軸方向と交差するX軸方向に関しても同様のことが言える。本実施形態においては、互いに対向する内面5c及び5d(第3及び第4の内面)のうち、内面5cに樹脂部材4が接するように配置されている。そして、内面5cに対向する内面5dと樹脂部材4との間に隙間Aを設けることにより、X軸方向における樹脂部材4の膨張を十分に逃がすことができる。更に、樹脂部材4が接する内面5cにコネクタ6を配置することにより、ケース5の内部におけるコネクタ6の露出を抑え、耐圧能力の低下を好適に防止できる。
なお、本実施形態とは逆に、内面5b(第2の内面)に樹脂部材4を密着させ、内面5a(第1の内面)と樹脂部材4とを隔離した場合、樹脂部材4の膨張による応力は抑制できるが、樹脂部材4の膨張による電子放出部材(フィラメント7)の位置の変化がより顕著となる。具体的には、容器5の各内面5a〜5fのうちフィラメント7から最も離れた内面5bにて樹脂部材4を固定することとなる。従って、この場合には、凸部4bの膨張による影響に止まらず、基部4aを加えた樹脂部材4全体の膨張がフィラメント7の位置に影響を及ぼす。これに対し、本実施形態においては、フィラメント7に最も近い内面5aにて樹脂部材4を固定しているので、フィラメント7の位置変化は凸部4bの膨張による変化分のみとなり、フィラメント7の位置への影響を最小限に抑制することができる。
また、内面5aと樹脂部材4とを隔離した場合、ケース5の開口5gが樹脂部材4で封止されない。従って、電子出射経路を真空にするためには、ケース5内も真空にする必要がある。この場合、ケース5の隙間Aの領域を完全に排気することの困難性に加え、ケース5自体も高い気密性が求められることになってしまう。これに対し、本実施形態においては、内面5aに樹脂部材4を密着させているので、開口5gを好適に封止でき、ケース5を簡素に構成できる。
このように、本実施形態の電子銃2によれば、樹脂部材4の形状を工夫することによって、Z軸方向及びX軸方向に隙間Aを設けることができるので、これらの方向における樹脂部材4の膨張を十分に逃がすことができる。すなわち、本実施形態の電子銃2及びエネルギー線発生装置1aによれば、樹脂部材4の膨張による様々な影響を効果的に抑制できる。また、コネクタ6の配置を工夫することによって、コネクタ6の耐圧能力の低下を招くこともない。
また、本実施形態の電子銃2によれば、フィラメント7からの電子放出方向(Z軸正方向)とコネクタ6の中心軸方向とが互いに交差するようにコネクタ6が配置されるので、エネルギー線発生装置1aの全長を短くできる。更に、電子線EBやX線XRを鉛直上方へ出射するようにエネルギー線発生装置1aが設置されるような場合においても、コネクタ6がエネルギー線発生装置1aの側面に配置されているので下面を平らにでき、設置に際しての保守が容易になる。
なお、ケース5の内面5a及び5cと樹脂部材4とを密着させ、他の内面5b及び5d〜5fと樹脂部材4との間に隙間Aを設ける製造方法としては、例えば次の製造方法がある。まず、樹脂部材4となる樹脂を、ケース5の内面5cを構成する部材と一体で硬化させる。その際、内面5cには凹凸形状が形成されているために、樹脂と内面5cとの固定を強固にすることができる。その後、ケース5の内面5aを構成する部材を、真空気密保持が可能な接着剤を用いて樹脂部材4に貼り付ける。そして、ケース5の他の内面5b、5d〜5fを構成する各部材を組み立てる。このとき、ケース5の内面5a〜5fを構成する各部材の寸法を、所望の間隔の隙間Aが設けられるように設計しておくとよい。これにより、ケース5及び樹脂部材4における上記構成を好適に製造できる。
また、本実施形態のように、電子銃2は、樹脂部材4の表面のうち、ケース5との間に隙間Aが設けられた表面を覆う導電性部材19を備えることが好ましい。これにより、ケース5との間に隙間Aが設けられた樹脂部材4の表面の電位をケース5と同じ電位(例えば接地電位)にできるので、樹脂部材4とケース5との間に隙間Aを設けた構成であっても、内部配線9a及び9b等に対するシールド効果を好適に発揮できる。
また、本実施形態のように、ケース5の内面5cの表面に凹凸形状を有することが好ましい。これにより、樹脂部材4を成型する際に内面5cの凹凸形状に樹脂部材4が食い込んで固まるので、樹脂部材4と内面5cとを強固に固定できる。
また、本実施形態のように、コネクタ6の一部分6aが樹脂部材4内に埋め込まれており、コネクタ6がケース5に固定されていることが好ましい。これにより、コネクタ6を介して樹脂部材4とケース5とを強固に固定できる。
また、本実施形態のように、樹脂部材4は、内面5b及び5dに限らず、内面5e及び5f(すなわち、内面5a及び5cを除く全ての内面)との間にも隙間Aをあけて配置されることが好ましい。これにより、樹脂部材4の膨張による影響をより効果的に抑制できる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明による電子銃を備え、電子線やX線を発生するためのエネルギー線発生装置の第2実施形態の構成を示す側面断面図である。なお、図5には説明の便宜のためにXYZ直交座標系が示されている。
本実施形態のエネルギー線発生装置1bと上記第1実施形態のエネルギー線発生装置1aとの相違点は、真空ポンプ21の配置である。真空ポンプ21の配置を除く他の構成、及びエネルギー線発生装置1bの動作については、第1実施形態のエネルギー線発生装置1aと同様なので詳細な説明を省略する。
本実施形態のエネルギー線発生装置1bは、第1実施形態の真空ポンプ20に代えて真空ポンプ21を備える。真空ポンプ21は、真空容器3の内部を排気するための部品である。真空ポンプ21は、コネクタ6が設けられたケース5の側面と同じ側の真空容器3の側面(すなわち、X軸方向と交差する側面)に配置されている。そして、真空ポンプ21は、コネクタ6に挿入される電源用プラグ及び外部配線との干渉を避けるため、真空容器3の側面からX軸方向に突出して配置されている。真空ポンプ21は、排気通路34を介して真空容器3の収容室3aに接続されている。
エネルギー線発生装置の真空ポンプは、本実施形態の真空ポンプ21のように配置されてもよい。これにより、コネクタ6及び真空ポンプ21がエネルギー線発生装置1bの中心軸線に対して同じ方向に配置されるので、コネクタ6に対する電源用プラグの挿抜、及び真空ポンプのメンテナンスが容易になる。
本発明による電子銃、エネルギー線発生装置、電子線発生装置、及びX線発生装置は、上記した各実施形態に限られるものではなく、他にも様々な変形が可能である。例えば、上記各実施形態においては一方向(Z軸方向)へ電子線EBまたはX線XRを出射する構成を示したが、本発明に係るエネルギー線発生装置、電子線発生装置、またはX線発生装置は、例えばX軸方向やY軸方向を長手方向とするライン状の窓材を備え、電子線EBやX線XRをこれらの方向にスキャンできるような構成であってもよい。また、上記各実施形態においては所謂開放型のエネルギー線発生装置について説明したが、本発明は、電子放出部材を交換できないタイプのエネルギー線発生装置にも適用可能である。
また、上記各実施形態では、絶縁ブロックの一例としてエポキシ樹脂からなる樹脂部材を説明した。本発明における絶縁ブロックは、エポキシ樹脂に限らず、例えばセラミックやシリコーン樹脂といった他の絶縁性材料によって構成されてもよい。また、上記各実施形態においてはコネクタから高電圧を供給する構成について説明したが、絶縁ブロック内部に昇圧回路を備えていても良い。
本発明による電子銃を備え、電子線やX線を発生するためのエネルギー線発生装置の第1実施形態の構成を示す側面断面図である。 図1に示すI−I線に沿った断面を示す側面断面図である。 図1に示すII−II線に沿った断面を示す平面断面図である。 (a)(b)出射窓構成部の構成例を具体的に示す側面断面図である。 本発明による電子銃を備え、電子線やX線を発生するためのエネルギー線発生装置の第2実施形態の構成を示す側面断面図である。
符号の説明
1a,1b…エネルギー線発生装置、2…電子銃、3…真空容器、4…樹脂部材、4a…基部、4b…凸部、5…ケース、5a〜5f…内面、5g,5h…開口、6…コネクタ、7…フィラメント、8…グリッド部、9a,9b…内部配線、10a,10b…出射窓構成部、11…台座、12…窓基板、13…ターゲット、14,16…窓材、15…押さえリング、17…ロウ材、18…固定板、19…導電性部材、20,21…真空ポンプ、31,32…電磁コイル、A…隙間、XR…X線、EB…電子線。

Claims (9)

  1. 第1の方向に互いに対向する第1及び第2の内面、及び前記第1の方向と交差する第2の方向に互いに対向する第3及び第4の内面を有し、前記第1の内面から外面へ貫通する開口を有する容器と、
    前記容器の前記第1及び第3の内面に接するとともに、前記第2及び第4の内面との間に隙間をあけて配置された絶縁ブロックと、
    前記容器の前記開口から露出した前記絶縁ブロックの部分上に設けられた電子放出部材と
    を備えることを特徴とする、電子銃。
  2. 前記容器が導電性を有し、
    前記絶縁ブロックの表面のうち、前記容器との間に隙間が設けられた前記表面を覆う導電性部材を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の電子銃。
  3. 前記容器が、前記第3の内面に凹凸形状を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の電子銃。
  4. 前記容器の外側から前記第3の内面へ貫通配置されたコネクタと、
    前記絶縁ブロック内に埋め込まれ、前記コネクタから前記電子放出部材へ延びる内部配線と
    を更に備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子銃。
  5. 前記コネクタの一部が前記絶縁ブロック内に埋め込まれており、
    前記コネクタが前記容器に固定されていることを特徴とする、請求項4に記載の電子銃。
  6. 前記絶縁ブロックが、前記第1及び第3の内面を除く全ての内面との間に隙間をあけて配置されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子銃。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子銃を備え、
    前記電子銃から放出された電子、または該電子によって発生した放射線を出射することを特徴とする、エネルギー線発生装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子銃と、
    前記電子銃の前記電子放出部材を収容する真空容器と、
    前記真空容器に設けられ、前記電子銃から放出された電子を透過して前記真空容器の外部へ出射するための窓材と
    を備えることを特徴とする、電子線発生装置。
  9. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子銃と、
    前記電子銃の前記電子放出部材を収容する真空容器と、
    前記電子銃から放出された電子を受けてX線を放出するターゲットと、
    前記真空容器に設けられ、前記ターゲットから放出された前記X線を透過して前記真空容器の外部へ出射するための窓材と
    を備えることを特徴とする、X線発生装置。
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