JP2003100243A - 超小形マイクロ波電子源 - Google Patents

超小形マイクロ波電子源

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JP2003100243A JP2001285675A JP2001285675A JP2003100243A JP 2003100243 A JP2003100243 A JP 2003100243A JP 2001285675 A JP2001285675 A JP 2001285675A JP 2001285675 A JP2001285675 A JP 2001285675A JP 2003100243 A JP2003100243 A JP 2003100243A
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    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性に優れかつ多くの応用が期待できる超
小形のマイクロ波電子源を提供する。 【解決手段】 前記目的を達成するために、本発明によ
る超小形電子源は、同軸ケーブルCoを介してマイクロ
波で励起され電子を放出する超小形マイクロ波電子源に
おいて、前記開口側で同軸ケーブルCoの外部導体14
に接続され、底部に開口アノード6を備える導電性のチ
ャンバ2と、一端前記同軸ケーブルCoの中心導体12
に接続され他端に形成されたカーボンナノチューブ製の
冷陰極4が前記アノード6に対向して前記チャンバ2に
支持される電子源側中心導体1と、前記中心導体1を前
記チャンバ2の開口端側で機密に固定支持するカップリ
ングアイリス8と、前記チャンバ2の開口端を前記同軸
ケーブルの中心導体12に電気的かつ機械的に接続し、
前記中心導体を前記同軸ケーブルの中心導体に接続する
接続手段16とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可撓性の同軸ケー
ブルの先端に電子放出用の真空室を配置した超小形電子
源に関する。本発明による超小形電子源は、瞬時に大電
力を供給して、電子を発生することができるので医療の
診断や治療の分野、血管内放射線治療用、癌治療用、非
破壊検査や電子ビーム照射などの工業用の分野、研究用
分野、通信用マイクロ波電子管の分野で利用することが
できる。
【0002】
【従来の技術】現在、放射線で治療を要する患者数が日
本国内で年間10万人を越えると言われている。現在直
径2mm以下の放射線源としてイリジウムなどのガンマ
線源や液体にリンなどの放射能物質を詰め込んだ針また
は棒状のものが医療用に使われている。このような従来
の放射線治療は、患者にも医療関係者にも大きな負担と
なっている。この放射性物質を用いた線源は、常時放射
線を放出しているので、患者の治療の前に、照射すべき
患部を探す準備段階でも、治療対象の人体部分以外を照
射することになる。そのため取扱いが非常に複雑かつ危
険が常にともなうので、医師の負担となっていた。そこ
で、小形で治療効果が高く、患者の負担も少なくトータ
ルコストの低い電子治療システムの開発が要望されてい
る。
【0003】医療の目的ではないが、電子放出用に同軸
線、電極、およびターゲットを用いたパルス電子発生装
置が提案(特公昭60−20865号)されている。こ
の同軸ケーブルを利用するX線発生装置は、冷陰極とX
線を放出するターゲットとの空間にヘリウムなどの不活
性ガスを使用している。しかし不活性ガス中に微量に含
まれる不純物としての酸素ガスイオンなどが冷陰極上に
強烈に衝突するので、冷陰極の耐久性に問題が生ずる。
また本来医療の目的ではないから全体として大形であ
り、血管とか体内の内腔や管に挿入して治療用の線源と
して用いることはできない。
【0004】本件発明者は、前記パルスX線発生装置を
さらに小形化し、高圧パルスを印加してX線を発生する
超小形X線発生装置(P3090910)を提案してい
る。この超小形X線発生装置を用いれば、X線発生部を
セットして、準備できた状態で初めて高電圧を加えてX
線を発生するので、人体の良好な組織に余分照射が避け
ることができる大きい利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
した超小形X線発生装置で用いられている電子源を改良
して、より操作性に優れかつさらに多くの応用が期待で
きる超小形マイクロ波電子源を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による請求項1記載の超小形電子源は、同軸
ケーブルを介してマイクロ波で励起され電子を放出する
超小形マイクロ波電子源において、前記同軸ケーブルの
外導体に接続され、底部に開口アノードを備える導電性
で筒状のチャンバと、一端が前記同軸ケーブルの中心導
体に接続され、他端に形成された陰極が前記アノードに
対向して前記チャンバに支持される中心導体と、前記チ
ャンバと中心導体で形成される共振器よりなるチャンバ
組立と前記同軸ケーブルを電気的機械的に接続する接続
手段と、を備えて構成されいている。
【0007】本発明による請求項2記載の超小形電子源
は、請求項1記載の超小形電子源において、前記陰極は
電界放射形冷陰極としたものである。本発明による請求
項3記載の超小形電子源は、請求項2記載の超小形マイ
クロ波電子源において、前記冷陰極をカーボンナノチュ
ーブを用いて形成したものである。本発明による請求項
4記載の超小形電子源は、請求項3記載の超小形マイク
ロ波電子源において、前記カーボンナノチューブは前記
中心導体の先端中心部に配置され周囲はウエネルト電極
で囲まれている構成としている。本発明による請求項5
記載の超小形電子源は、請求項1記載の超小形マイクロ
波電子源において、前記チャンバはマイクロ波に対して
(4/λ)(2n+1)共振器として動作するように構
成したものである。本発明による請求項6記載の超小形
電子源は、請求項1記載の超小形マイクロ波電子源にお
いて、前記接続手段は、前記同軸ケーブル部分と前記チ
ャンバ部をねじ連結で取り外し可能に接続する手段であ
る。本発明による請求項7記載の超小形電子源は、請求
項1記載の超小形マイクロ波電子源において、前記チャ
ンバ内中心導体の基部にはフランジが設けられており、
前記フランジ部はカップリングアイリスを介して、前記
チャンバに固定され、前記同軸ケーブルのラインインピ
ーダンスと前記チャンバの共振器のインピーダンスを整
合するインピーダンス変換部を形成するものである。本
発明による請求項8記載の超小形電子源は、請求項1記
載の超小形マイクロ波電子源において、前記チャンバ組
立の開口アノードには電子ビームを透過させる密封窓が
設けられており、密封窓を透過した電子により、直接目
的物を照射するように構成されている。本発明による請
求項9記載の超小形電子源は、請求項1記載の超小形マ
イクロ波電子源において、前記チャンバ組立の開口アノ
ードは、真空空間を形成する他の容器に接続されるよう
に構成されている。本発明による請求項10記載の超小
形電子源は、請求項9記載の超小形マイクロ波電子源に
おいて、前記他の真空空間はビームコリメータを介して
前記チャンバ組立の開口アノードに接続されるように構
成されている。本発明による請求項11記載の超小形電
子源は、請求項9記載の超小形マイクロ波電子源におい
て、前記真空空間を形成する他の容器は、RFガン、線
形加速器、TWT、またはクライストロンの電極容器で
ある。本発明による請求項12記載の超小形電子源は、
請求項9記載の超小形マイクロ波電子源において、前記
他の真空空間は前記アノード開口に対面するX線ターゲ
ットとX線放射窓を備えるX線発生チャンバである。本
発明による請求項13記載の超小形電子源は、請求項
1,2または3記載の超小形マイクロ波電子源におい
て、前記超小形X線源は、マイクロ波バーストにより連
続間欠的に駆動されるように構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面等を参照して本発明によ
る超小形マイクロ波電子源の実施の形態を説明する。図
1は、本発明に係わる超小形電子源実施例の拡大断面図
であって、チャンバ組立Chを同軸組立Coに接続した
状態で示してある。本発明による超小形電子源は同軸ケ
ーブルを介して、駆動回路からのマイクロ波で励起され
電子を放出する。チャンバ2は、同軸ケーブルの外部導
体14と略同径である。チャンバ組立Chは、同軸ケー
ブルの先端に、接続手段を介して着脱可能に接続され
る。
【0009】チャンバ2は、導電性を備え筒状であり、
底部(先端)中心に開口が設けられ開口の周りは筒内に
突出しアノード6を形成している。開口の外にはチタ
ン、シリコンなどの窓7が設けられている。この窓はチ
ャンバ内を真空に保ち電子を透過する。チャンバ2の中
心に配置されている中心導体1の先端部には冷陰極を形
成するカーボンナノチューブ4が設けられ、その周縁部
にはウエネルト電極5で囲まれている。なお、カーボン
ナノチューブを金属上に成長させる技術があり、この実
施例では、中心導体1の先端部に成長させる。この実施
例ではウエネルト電極5は中心導体1に固着され冷陰極
と同じ電位に保たれている。中心導体1の基部側にはフ
ランジ部1bと先端側から割りが入っている結合ピン1
aが設けられている。中心導体1はそのフランジ部品1
bでカップリングアイリス8により前記チャンバ2の中
心に支持されている。なお、ゲッタ9は同軸共振器の一
部を形成しチャンバ内空間に配置され、真空度を維持す
る。
【0010】前記チャンバ2には開口端側に結合ねじ2
aが設けられている。前記同軸ケーブルの結合端側には
接続リング16が設けられており、その先端に結合雌ね
じ16aが設けられている。接続リング16には外部導
体14が接続されている。また同軸ケーブルの中心導体
12の先端には結合孔が設けられている。前記ケーブル
の内部絶縁部13は発泡性のテフロン(登録商標)絶縁
物を利用し、大電力と高い周波数に対して良い性能を維
持する。
【0011】チャンバ組立Chの中心導体1の結合ピン
1aを同軸組立Coの中心導体12の先端の結合孔に対
応させ、チャンバ組立Chの開口端側に結合ねじ2aを
同軸組立Coの接続リング16の結合雌ねじ16aにね
じ結合させて、チャンバ組立Chと同軸組立Coを一体
に結合する。なおチャンバ2および同軸組立Coの外面
はそれぞれ、電気的絶縁材料の被膜3、15で覆われて
いる。
【0012】次にこの超小形X線源の電気的動作を図2
〜5を参照して説明する。本発明で用いる同軸組立Co
により形成される超小形の伝送線路は、ガラスまたはセ
ラミック壁で形成するカップリングアイリス8を介して
チャンバ組立Chのチャンバ2と中心導体1に電気的に
結合されている。図3は、本発明に係わる超小形X線発
生源内部の電磁界を示す略図である。図4は、超小形X
線源内部のキャビティ電磁界の分布を示すグラフであ
る。チャンバ2の回路はマイクロ波に対して共振回路を
形成し、マイクロ波の波長をλとすれば、チャンバの長
さは略L=λ/4になる。チャンバ内のマイクロ波の電
磁界の分布は、図3に示すように、チャンバ2の中心導
体1から外部導体14の表面に向って電界(E)25が
生じ、ガラスまたはセラミック壁のチャンバ内部側にチ
ャンバ内の中心導体1の軸の周りに磁界(H)26が生
ずる。図4に示すように、電界(E)25の強度分布
は、チャンバの図面に向って右に進む位置にしたがって
大きくなる。一方磁界(H)26の強度分布は、左に進
む位置にしたがって大きくなる。冷陰極で電子を発生さ
せるのには、マイクロ波電力により、冷陰極4とアノー
ド6間に50KVから100KV程度の高電圧を発生さ
せる。
【0013】図5は、本発明に係わる超小形電子源の伝
送線(同軸ケーブル)およびチャンバの等価回路であ
る。同軸ケーブル組立Coの同軸ケーブルのインピーダ
ンスZは(L/C) 1/2で与えられる分布定数回路であ
る。この実施例ではインピーダンスZを50Ωとしてあ
る。ガラスまたはセラミックで構成するカップリングア
イリス8の内径とチャンバ内の中心導体1に設けられた
フランジ部1bのステップ部(図1参照)はマイクロ波
のインピーダンストランスホーマを形成する。その等価
回路は1:Nの昇圧トランスで表される。チャンバ内の
等価回路はLc とCc の共振回路になり、その回路の等
価シャントインピーダンスはRshで表される。等価シャ
ントインピーダンスはRshはこの共振回路の損失に関係
する。マイクロ波発振器の電力増幅された出力電力は、
伝送回路に効率良く伝達するために、この電力増幅回路
の出力インピーダンスRshを伝送回路のシャントインピ
ーダンスZ=(L/C) 1/2に一致させる必要がある。
【0014】カップリングアイリス8でアイリスの大き
さを調節してチャンバ(共振器)のQの値Qch=ωCR
sh=ωU/Pchと同軸組み立てのQ,Qco=ωU/Pco
とを合わせる。ここにおいてPchはチャンバ(共振器)
側の損失,Pcoは同軸を含む駆動側の損失でありUは蓄
積エネルギーである。これにより、同軸からの全てのエ
ネルギーを反射させることなくチャンバ(共振器)に入
力することができる。すなわち、アイリスの役割は、カ
ップリングの相互インダクタンスM(図5参照)を変え
ることにより、電源側のインピーダンスと負荷側のイン
ピーダンスを合わせることにある。
【0015】図6は、本発明による超小形電子源の駆動
回路の回路図である。マイクロ波発振器30の発振周波
数は3から数10GHzとし、装置を小形化すると同時に
耐電力を上げるためには、高い周波数を選択することが
好ましい。またマイクロ波を使用すると、伝送ケーブル
の誘電体の電圧破壊が起こらず、小形のシステムで高圧
大電力を伝送することができる利点がある。マイクロ波
はPINダイオードモジュレータ31で、100nsecか
ら1μsec の変調器用パルス信号36で変調される。こ
のようにして連続マイクロ波信号はパルス信号によって
パルス変調されたマイクロ波信号に変換される。このよ
うにパルス変調することにより、電子ビームの平均出力
を精度良くコントロールすることがでる。変調用パルス
信号36の繰り返し数は1秒間当たり数100パルスに
する。変調されたマイクロ波信号は可変減衰器32、増
幅器33、サーキュレータ340 を介して3段の分波器
350 〜356 に接続される。最終段の分波器353
356 の出力はそれぞれ、サーキュレータ341 〜34
8 、同軸ケーブルCo1 〜Co8を介して、チャンバ組
立Ch1 〜Ch8 に接続され、それぞれから電子ビーム
を放出する。なお各超小形マイクロ波電子源には、それ
ぞれサーキュレータ341〜348 を介して電力が接続
されるので、各超小形マイクロ波電子源は他の出力負荷
条件に影響を受けることなく安定して動作することがで
きる。
【0016】本発明において、チャンバ2は空洞共振器
を形成しており、この空洞共振器のシャントインピーダ
ンスは、励振周波数3GHzで0.2MΩ程度である。
したがって、50kWの入力ピーク電力に対して約10
0kVの電力の電子ビームを発生することができる。な
お、シャントインピーダンスRshは、次の式で与えられ
る。 Rsh=(60 π/ δλ)[4l2(ln( r2/r1))2]/[2ln( r2/r1)
+l(1/r1+1/r2)] ここにおいて、 δ : 表皮効果厚さ λ : マイクロ波波長 l : チャンバの長さ r1 : 中心導体の内半径 r2 : チャンバの内径 g : ギャップの長さ(中心導体の先端からアノード
までの距離) ギャップの長さgがチャンバの長さlと比較して充分に
小さいときには、上式に示すようにgを無視してよい。
【0017】アノード6と冷陰極4との間に印加するマ
イクロ波の電圧を数100Kvとすると、瞬時電力(ピ
ーク電力)は,P=V2 /Rshで表され、約50KWに
なる。変調パルスの幅を1μsec 、パルスの繰り返しサ
イクルを1秒当たり100パルスとすると仕事量(W*S
EC)は 約5W*SEC になる。このように、瞬時に電力は
極めて大きい電子線が発生することができる。しかし間
欠的にマイクロ波バーストによる電子銃の動作により、
1秒間当たりの仕事量は比較的少ないので、チャンバ内
の温度上昇は少ない。
【0018】図7は本発明に係るコリメータを備えた超
小形電子源のチャンバの実施例を示す拡大断面図であ
る。この実施例は図1を参照した実施例の電子線用の窓
7を除き、アノード6に続いてコリメータ20を設けて
ある。先に説明した実施例と共通する部分には同じ数字
を付して説明を省略する。コリメータ20の他端はマイ
クロ波電子管などに真空容器に接続され、このチャンバ
は、それらの電子管の電子源として使用され、コリメー
トされた電子流を供給する。
【0019】図8は他の真空室21に連結された本発明
に係る超小形電子源の実施例を示す拡大断面図である。
図7に示し実施例同様に電子線放出窓を用いていない。
真空室21には、試料22が配置されており、電子ビー
ムにより照射され、試料の材質や、物理的化学的な性質
の調査等に利用される。
【0020】図9は、RFガンのマイクロ波キャビティ
に連結された本発明に係る超小形電子源の実施例を示す
拡大断面図である。本発明による超小形マイクロ波電子
源のチャンバ2はRFガンの電子受け入れ開口に密封固
定される。チャンバ2には同軸ケーブルCoを介してマ
イクロ波エネルギーが供給される。中心導体1の先端の
陰極から放出された電子は、さらに加速されたバンチビ
ーム24となる。なおチャンバ2は、マイクロ波に対し
てλ/4の空洞として機能している。この様な構成にす
れば、チャンバ内の陰極は、バックボンバードメントか
ら、有効に保護される。また、本発明による超小形マイ
クロ波電子源は前述したRFガンだけだはなく他のマイ
クロ波電子管、例えばクライストロン、加速器、TWT
の電子源としても利用できる。この場合においても、同
様に陰極はバックボンバードメントから保護される。
【0021】図10はX線発生ドームに連結された本発
明に係るX線発生用の超小形電子源の実施例を示す拡大
断面図である。アノード6を通過した加速された電子ビ
ームは、X線発生ドーム40に支持されているX線ター
ゲット41にあたり、X線を発生させる。X線は、X線
窓42を介して外部に放出される。X線発生ドーム40
には結合ねじ40aにより、チャンバ2の先端外周に設
けられているねじ2aに結合される。このようにして形
成された超小形X線源は、血管内放射線治療用X線源や
癌治療用小線源として利用される。特に超小形X線発生
源とケーブル間の接続を、図1に示したようにねじ等で
取り外しが可能に接続できる。
【0022】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
る超小形電子源は先端の筒の外径を同軸ケーブルの外導
体と略同じにしてあるから、極めて細く、例えば2mm
程度にすることができる。そのために、医療の分野での
電子の照射またはX線の発生に利用できる。超小形X線
発生源は、血管内放射線治療用X線源や癌治療用小線源
として利用される。また他の真空容器と結合して工業
用,分析用の電子源として利用できる。さらにまたマイ
クロ波電子管、例えばクライストロン、加速器、TWT
の電子源としても利用できる。
【0023】また、本発明による電子源を研究用の加速
器の電子源として使用することがでのる。特にRFガン
の電子源として用いると、電子ビームの陰極へのバック
ボンバードメントを殆ど無くすることができる。超小形
電子源または超小形X線源とケーブル間の接続をねじ等
を用いで取り外しが可能に接続できる。これにより、消
耗する超小形X線発生源のメンテナンス等が容易とな
る。
【0024】以上詳しく説明した実施例について、本発
明の範囲内で種々の変形を施すことができる。好適な陰
極の実施例として、冷陰極電界放射のカーボンナノチュ
ーブを示したが、従来用いられている他の陰極を用いる
こともできる。本発明による超小形マイクロ波電子源の
チャンバ組立にX線ドームを着脱可能に結合する例を示
したが、X線ターゲットを含む空間を一体に接続して設
けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超小形電子源の実施例装置のチャ
ンバと同軸ケーブルの断面図である。
【図2】前記超小形電子源の概略構造図を示す。
【図3】前記超小形電子源のチャンバ内部の電磁界の分
布状態を示す略図である。
【図4】前記超小形電子源キャビティ内部の電磁界の強
度分布を示すグラフである。
【図5】前記超小形電子源のチャンバと伝送線の等価回
路を示す図である。
【図6】本発明に係る超小形電子源の駆動回路の回路図
である。
【図7】本発明に係るコリメータを備えた超小形電子源
のチャンバの実施例を示す拡大断面図である。
【図8】他の真空試料室に連結された本発明に係る超小
形電子源の実施例を示す拡大断面図である。
【図9】RFガンのマイクロ波キャビティに接続された
本発明に係る超小形電子源の実施例を示す拡大断面図で
ある。
【図10】X線発生ドームに連結された本発明に係るX
線発生用の超小形電子源の実施例を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
Ch(Ch1 〜Ch8) チャンバ組立(共振器) Co(Co 1 〜Co 8) 同軸ケーブル(伝送線)組立 1 中心導体 1a 結合ピン 1b 中心導体のフランジ部 2 チャンバ 2a チャンバ結合ねじ 3,15 電気的絶縁材の被覆 4 カーボンナノチューブ(冷陰極) 5 ウエネルト電極 6 アノード 7 窓 8 カップリングアイリス 9 ゲッタ 12 中心導体(ケーブル) 13 発泡性のテフロン(登録商標)絶縁物(内部絶縁
部) 14 外部導体 16 接続手段(接続リング) 16a 雌ねじ 20 コリメータ 21 真空室 22 試料 23 RFガン(電子銃) 24 加速バンチビーム 25 電界 26 磁界 30 マイクロ波発振器 31 PINダイオードモジュレータ 32 可変減衰器 33 増幅器 34(340,341 〜348 ) サーキュレータ 35(350,351 〜356 ) 分波器 36 変調器用パルス信号 40 X線ドーム 40a ドーム結合雌ねじ 41 ターゲット 42 X線窓
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 1/304 H01J 23/06 5C135 23/06 35/06 B 35/06 H05H 7/08 H05G 1/00 H01J 1/30 F H05H 7/08 H05G 1/00 D Fターム(参考) 2G085 BA01 BE06 EA07 4C082 MA01 MC01 MC05 MG03 4C092 AA01 AB07 AB27 AC01 AC08 BD15 5C029 DD01 5C030 CC02 5C135 AA09 AA15 AB07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブルを介してマイクロ波で励起
    され電子を放出する超小形マイクロ波電子源において、 前記同軸ケーブルの外導体に接続され、底部に開口アノ
    ードを備える導電性で筒状のチャンバと、 一端が前記同軸ケーブルの中心導体に接続され、他端に
    形成された陰極が前記アノードに対向して前記チャンバ
    に支持される中心導体と、 前記チャンバと中心導体で形成される共振器よりなるチ
    ャンバ組立と前記同軸ケーブルを電気的機械的に接続す
    る接続手段と、を備える超小形マイクロ波電子源。
  2. 【請求項2】 前記陰極は電界放射形冷陰極である請求
    項1記載の超小形マイクロ波電子源。
  3. 【請求項3】 前記冷陰極は、カーボンナノチューブを
    用いて形成されたものである請求項2記載の超小形マイ
    クロ波電子源。
  4. 【請求項4】 前記カーボンナノチューブは前記中心導
    体の先端中心部に配置され周囲はウエネルト電極で囲ま
    れている請求項3記載の超小形マイクロ波電子源。
  5. 【請求項5】 前記チャンバはマイクロ波に対して(4
    /λ)(2n+1)共振器として動作する請求項1記載
    の超小形マイクロ波電子源。
  6. 【請求項6】 前記接続手段は、前記同軸ケーブル部分
    と前記チャンバ部をねじ連結で取り外し可能に接続する
    手段である請求項1記載の超小形マイクロ波電子源。
  7. 【請求項7】 前記チャンバ内中心導体の基部にはフラ
    ンジが設けられており、前記フランジ部はカップリング
    アイリスを介して、前記チャンバに固定され、前記同軸
    ケーブルのラインインピーダンスと前記チャンバの共振
    器のインピーダンスを整合するインピーダンス変換部を
    形成する請求項1記載の超小形マイクロ波電子源。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の超小形マイクロ波電子源
    において、前記チャンバ組立の開口アノードには電子ビ
    ームを透過させる密封窓が設けられており、密封窓を透
    過した電子により、直接目的物を照射する超小形マイク
    ロ波電子源。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の超小形マイクロ波電子源
    において、前記チャンバ組立の開口アノードは、真空空
    間を形成する他の容器に接続されている超小形マイクロ
    波電子源。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の超小形マイクロ波電子
    源において、前記他の真空空間はビームコリメータを介
    して前記チャンバ組立の開口アノードに接続されている
    超小形マイクロ波電子源。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の超小形マイクロ波電子
    源において、前記真空空間を形成する他の容器は、RF
    ガン、線形加速器、TWT、またはクライストロンの電
    極容器である超小形マイクロ波電子源。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の超小形マイクロ波電子
    源において、前記他の真空空間は前記アノード開口に対
    面するX線ターゲットとX線放射窓を備えるX線発生チ
    ャンバであるX線放射用の超小形マイクロ波電子源。
  13. 【請求項13】 請求項1,2または3記載の超小形マ
    イクロ波電子源において、前記超小形X線源は、マイク
    ロ波バーストにより連続間欠的に駆動されるものである
    超小形X線源。
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