JP2015154880A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯機本体が横に大きく揺れる共振振動を相殺する制振装置を設け、特に脱水運転の起動時に発生する洗濯機本体の振動を抑制する洗濯機を提供する。
【解決手段】洗濯機本体30内に外槽33と、外槽33内に洗濯兼脱水槽34と、洗濯兼脱水槽34を回転させる駆動装置35と、洗濯機本体30の左右で対向する第1の側板30aと第2の側板30bの上部同士を連結する補強部41と、洗濯機本体30の振動を抑える制振装置43とを備え、制振装置43は、洗濯機本体30の横方向に移動可能な移動部44と、移動部44を移動可能に支持するベース45と、移動部44に設けられた錘46と、移動部44を弾性的に支持して移動を制限する弾性支持部47とを有し、ベース45は補強部41に固定され、錘46を有する移動部44と弾性支持部47とで構成される振動系の共振周波数が洗濯機本体30の共振周波数またはその近傍になるように構成されたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、外槽内に回転自在に配設された洗濯兼脱水槽内で洗濯物の洗濯、すすぎ、脱水の一連の運転を行う洗濯機に関する。
従来、この種の洗濯機は、洗濯機本体の側壁に特定の固有振動数を持った板状の吸振器を取り付け、脱水定常時の洗濯機本体の側壁の共振による振動周期と吸振器の振動周期を半波長ずらすことによって、洗濯機本体の側壁の振動を相殺していた。(例えば、特許文献1参照)
図11(a)は、特許文献1に記載された従来の洗濯機の側面断面図で、図11(b)は、従来の洗濯機の本体側壁に取り付けられた動吸振器の構成を示すものである。図11(a)(b)に示すように、吸振器3は、洗濯機本体1の側壁2に、取り付け台5を介して板状の振動部4が取り付けられたものである。板状の振動部4は固有の共振振動数を持っており、脱水運転の定常時の洗濯機本体1の側壁2の振動周期と振動部4の共振振動の振動周期が一致すると、振動部4は洗濯機本体1の側壁2の振動周期と半波長ずれて振動する。そのため、洗濯機本体1の側壁2の振動が相殺され、洗濯機本体1の側壁2の振動が低減される。
また、洗濯機本体の上部に錘と弾性部で構成された動吸振器を取り付け、洗濯機本体の共振振動を低減するものもあった(例えば、特許文献2参照)。
さらに、洗濯機本体の上部にヒートポンプ装置を配設し、ヒートポンプ装置の重量で洗濯機本体の振動を抑制するものもあった(例えば、特許文献3参照)。
特開平4−352994号公報 特開2006−204564号公報 特開2011−136074号公報
しかしながら、前記従来の構成では、洗濯機本体1の側壁2に吸振器3としての振動部4を取り付けているため、洗濯機本体1の側壁2のみが共振振動する場合は効果があるが、脱水運転の起動時に発生する洗濯機本体1全体が洗濯機本体の底部を支点にして横に大きく揺れる共振振動モードに対しては効果が少ない。また、取り付け台5の弾性体が横、前後、上下の各方向に変形可能なため振動部4が同時に各方向に振動して制振能力が分散し、洗濯機本体1の共振振動モードである横方向の振動に対して制振能力が低下するという問題があった。そして、洗濯機本体の上部に配設したヒートポンプ装置の重量で振動を抑制するものは、洗濯機本体の重心が上方になり共振時は洗濯機本体の振動を助長することがあるという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯機本体全体が横に大きく揺れる共振振動を効率的に相殺する制振装置を設け、洗濯機本体の共振振動を抑制する洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯機本体内に弾性支持された外槽と、前記外槽内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転させる駆動装置と、前記洗濯機本体の左右で対向する第1の側板と第2の側板の上部同士を連結する補強部と、前記洗濯機本体の振動を抑える制振装置とを備え、前記制振装置は、前記洗濯機本体の横方向に移動可能な移動部と、前記移動部を移動可能に支持するベースと、前記移動部に設けられた錘と、前記移動部を弾性的に支持して移動を制限する弾性支持部とを有し、前記ベースは補強部に固定され、前記錘を有する前記移動部と弾性支持部とで構成される振動系の共振周波数が前記洗濯機本体の共振周波数またはその近傍になるように構成されたものである。
これにより、運転時に洗濯機本体の上部が大きく横方向に振動する共振振動に対して洗濯機本体の上部に横方向に制振能力を発揮する制振装置を設けることで、洗濯機本体の振動エネルギーを効率よく移動体に伝達し、洗濯機本体の振動エネルギーを錘を有する移動部を振動させるエネルギーに変換することができ、運転時の洗濯機本体の共振振動を効果的に低減することができる。
本発明の洗濯機は、洗濯機本体の共振振動モードである横方向の振動を相殺して制振能力を発揮する制振装置を洗濯機本体の共振振動の振幅が大きくなる洗濯機本体の上部に設けたことにより、洗濯機本体の共振振動を効果的に低減することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の側面断面図 本実施の形態1における洗濯機の上面カバーをはずした状態の平面図 本実施の形態における洗濯機の制振装置近傍の要部拡大図 本発明の実施の形態2における洗濯機の正面断面図 本実施の形態における洗濯機の上面カバーをはずした状態の平面図 本発明の実施の形態3における洗濯機の上面カバーをはずした状態の平面図 (a)本実施の形態における洗濯機の制振装置の要部拡大図(b)同制振装置のA−A断面図 (a)本発明の実施の形態4における洗濯機の制振装置の要部拡大図(b)同制振装置のB−B断面図 (a)本発明の実施の形態5における洗濯機の制振装置の要部拡大図(b)同制振装置のC−C断面図 本発明の実施の形態6における洗濯機の側面断面図 (a)従来の洗濯機の側面断面図(b)従来の洗濯機の吸振器の構成図
第1の発明の洗濯機は、洗濯機本体内に弾性支持された外槽と、前記外槽内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転させる駆動装置と、前記洗濯機本体の左右で対向する第1の側板と第2の側板の上部同士を連結する補強部と、前記洗濯機本体の振動を抑える制振装置とを備え、前記制振装置は、前記洗濯機本体の横方向に移動可能な移動部と、前記移動部を移動可能に支持するベースと、前記移動部に設けられた錘と、前記移動部を弾性的に支持して移動を制限する弾性支持部とを有し、前記ベースは前記補強部に固定され、前記錘を有する前記移動部と前記弾性支持部とで構成される振動系の共振周波数が前記洗濯機本体の共振周波数またはその近傍になるように構成されたものである。
これにより、運転時に洗濯機本体の上部が大きく横方向に振動する共振振動に対して洗濯機本体の上部に横方向に制振能力を発揮する制振装置を設けることで、洗濯機本体の振
動エネルギーを効率よく移動部に伝達し、洗濯機本体の振動エネルギーを錘を有する移動部を振動させるエネルギーに変換することができ、運転時の洗濯機本体の共振振動を効果的に低減することができる。
第2の発明は、第1の発明の洗濯機において、前記制振装置は、前記補強部が前記ベースを兼用して前記移動部を移動可能に支持するように構成されたものである。これにより、制振装置は性能が低下することなく、構成する部品が減少して安価に構成することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明の洗濯機において、前記制振装置は、前記ベースに設けられた支持孔に挿入されて前記移動部を下から支持する弾性支持部を備えたものである。これにより、ベースと移動部とが接触しないため摺動音がなく、制振装置の動作音を低減することができる。
第4の発明は、第3の発明の洗濯機において、前記弾性支持部は、前記移動部を保持する固定部と、前記固定部の左右両横にそれぞれ少なくとも1つずつの空間部と、前記空間部に挟まれた保持部と接続部とを有し、前記固定部は前記保持部と前記接続部とにより保持されるように構成されたものである。これにより、洗濯機本体が振動したときに固定部の変位を吸収し、移動部を横方向に移動させることができる。
第5の発明は、第4の発明の洗濯機において、前記接続部は、前後方向に設けられ、幅よりも高さが大きくなるように形成されたものである。これにより、粘弾性支持部の横方向の剛性が前後および上下方向の剛性より弱くなり、弾性支持部は、移動部の移動量と移動速度だけでなく、ほぼ横方向だけに移動方向を制限することができる。従って、横方向の共振周波数と前後および上下方向の共振周波数を確実に分離することができるので、制振装置の制振能力が分散することなく横方向の振動である洗濯機本体の共振振動を効果的に低減することができる。
第6の発明は、第4または第5の発明の洗濯機において、前記制振装置は、前記空間部が袋状に形成され、前記空間部に空気が出入りする吸排気口が設けられたものである。これにより、移動部が移動して空間部が変形すると吸排気口から空気が流入または流出し、このときの空気の流れ抵抗が減衰力となり、移動部の振動に減衰力を付加することができる。そして、移動部の横方向の共振振動の周波数帯が広くなり、洗濯機本体の共振振動の周波数がずれても対応することができる。また、吸排気口の大きさや奥行きを変更して、空気の流れ抵抗および減衰力を容易に調整することができる。
第7の発明は、第4または第5の発明の洗濯機において、前記制振装置は、前記空間部が外部との流通がないように密閉され、前記接続部に前記複数の空間部を連通する通路が設けられて内部に作動流体が封入されたものである。これにより、移動部が移動して空間部が変形すると作動流体が通路を流れ、このときに発生する作動流体の流れ抵抗が減衰力となり、移動部の振動に減衰力を付加することができる。そして、移動部の横方向の共振振動の周波数帯が広くなり、洗濯機本体の共振振動の周波数がずれても対応することができる。
第8の発明は、第1から第7のいずれかの発明の洗濯機において、温風を循環させて乾燥運転を行うヒートポンプ装置をさらに備え、前記制振装置は、前記錘を前記ヒートポンプ装置の構成要素で構成されたものである。これにより、制振装置の錘に既存の部品を使用することができ、更に安価に制振装置を構成することができるとともに、質量の大きいヒートポンプ装置を錘に使用するので制振能力が高くなることなどから、運転時の洗濯機本体の共振振動を更に安価で効果的に低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の断面図である。図2は、本実施の形態における洗濯機の上面カバーをはずした状態の平面図である。図3は、本実施の形態における洗濯機の制振装置近傍の要部拡大図である。
図1から図3において、洗濯機本体30は、内部に外槽33と、外槽33内に設けられて衣類などの被洗浄物を収容する洗濯兼脱水槽34と、洗濯兼脱水槽34を回転させる駆動装置35と、洗濯機本体30の振動を抑える制振装置43とを備えている。洗濯機本体30は、2本の圧縮ばね31と2本のダンパ32により外槽33の下部を弾性支持している。洗濯機本体30と外槽33の上部の間に設けられた引張りばね31aは、外槽33の姿勢を確保する。洗濯兼脱水槽34は、外槽33内に回転自在に設けられている。洗濯兼脱水槽34の回転軸の向きは、水平方向もしくは図1に示すように洗濯機本体30の前面側(図1において左側)を上向きにわずかに傾斜している。駆動装置35は、ブラシレス直流モータから成り、インバータ制御されて回転速度が自在に変化する。駆動装置35は外槽33の下部に配設され、モータプーリ35aと駆動ベルト35bと洗濯兼脱水槽プーリ34aとを介して洗濯兼脱水槽34を回転させる。
給水装置36は洗濯機本体30内の上部に設けられ、外槽33および洗濯兼脱水槽34内に給水する。水位検知装置37は、外槽33内の洗濯液の水位を検知する。排水装置38は外槽33の下部に設けられ、外槽33内の洗濯液を排水する。運転コースの設定や設定内容などの表示を行う操作表示装置40は洗濯機本体30の前面(図1において左側の面)の上部に設けられ、制御装置39は洗濯機本体30内の上部に設けられている。制御装置39は、操作表示装置40により入力された設定内容に基づいて、駆動装置35、給水装置36、排水装置38などを制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の運転を行う。
補強部41は、洗濯機本体30の左右で対向する第1の側板30aと第2の側板30bの後上部に両端が固定されている。第1の側板30aと第2の側板30bの上部同士を補強部41で連結することで、洗濯機本体30の後部の強度を向上させている。前部補強部42は、第1の側板30aと第2の側板30bの前上部の両端が固定され、洗濯機本体30の前部の強度を向上させている。
制振装置43は、洗濯機本体30に設けられた補強部41の上に固定され、洗濯機本体30の上部に配設されている。制振装置43は、洗濯機本体30の左右となる横方向(図1および図3において奥行きおよび手前方向、図2において上下方向)に移動可能な移動部44と、移動部44を移動可能に支持するベース45と、移動部44に設けられた錘46と、移動部44を弾性的に支持して移動部44の移動量と移動速度とを制限する弾性支持部47とで構成されている。具体的には、移動部44は底面に突出部44aを有し、突出部44aがベース45に横方向に形成された凹部45aに嵌まり込んで凹部45aに沿って横方向に滑らかに安定して摺動する。ベース45は、図示はしないが一般的な方法で、補強部41に強固に固定されている。弾性支持部47は、移動部44を弾性的に支持して移動部44の移動量と移動速度とを制限する。そのために、弾性支持部47は、一端47aを移動部44に固定され、他端47bを洗濯機本体30の背板30cに固定されて移動部44と洗濯機本体30とを連結し、移動部44の横方向の移動でせん断方向に変形して弾性を発揮する。
そして、このように制振装置43として錘46を有する移動部44と弾性支持部47と
で構成される振動系の共振周波数は、洗濯機本体30の共振周波数の例えば8Hz〜10Hzまたはその近傍で、洗濯機本体30の振動と共振するように設定されている。共振周波数の近傍の範囲としては、共振周波数近くで制振装置43が少しでも共振して洗濯機本体30の振動を低減することができる範囲である。本実施の形態では、弾性支持部47は振動音の少ない弾性体としてゴムが使用されている。
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作と作用を説明する。
使用者は、洗濯兼脱水槽34内に衣類と洗剤を投入した後、操作表示装置40を操作して洗濯機の運転を開始する。これによって、制御装置39は給水装置36を制御し、外槽33内に水供給する。同時に、駆動装置35を制御して洗濯兼脱水槽34の回転を開始する。制御装置39は、規定量の水が供給されると給水を停止する。洗剤は洗濯兼脱水槽34の回転によって水に溶かされ、洗濯液となって衣類に浸透する。制御装置39は、洗濯兼脱水槽34を30r/min程度の低速で回転させ、衣類を持ち上げては落とすたたき洗いを設定に基づいて所定時間行う。洗濯終了後、排水装置38が作動し、汚れを含んだ洗濯液は外槽33の外に排水される。
排水終了後、洗濯兼脱水槽34の回転は徐々に速くなる。このとき、洗濯兼脱水槽34の中で偏った衣類は、加振力となって外槽33を振動させる。この振動エネルギーが圧縮ばね31とダンパ32と引張りばね31aを伝わり、洗濯機本体30を加振する。この振動は洗濯兼脱水槽34の回転軸の周方向に発生する。そして、回転軸はほぼ水平なことから、主に横方向と上下方向に発生するが、上下方向の振動は洗濯機本体30の重量で押え込まれるため、特に横方向の振動が大きくなる。
例えば、本実施の形態においては、脱水運転の起動時に、洗濯兼脱水槽34の回転数が洗濯機本体30の共振回転数である480r/min〜600r/minになると洗濯機本体30は横方向に大きく共振振動する。この振動モードでは、洗濯機本体30の上部の振幅が最大となる。そこで、補強部41に固定された制振装置43の共振周波数は、この振動周波数またはその近傍に設定されている。従って、制振装置43の移動部44は、洗濯機本体30の振動により逆位相で横方向に摺動して共振し、洗濯機本体30の振動エネルギーは制振装置43の移動部44を摺動させるために消費され、洗濯機本体30の振動は相殺されて低減される。
このように、洗濯機本体30の振動エネルギーが、錘46を有する移動部44の運動エネルギーに変換されることから、洗濯機本体30の振動エネルギーが小さくなり、洗濯機本体30の振動が減少する。また、移動部44を横方向のみに摺動するように構成したことにより制振装置43の制振能力の分散を防止し、洗濯機本体30の共振振動モードである横方向振動の振動エネルギーを効率よく吸収することができる。さらに、洗濯機本体30の上部に制振装置43を設けることで、洗濯機本体30の振動エネルギーを効率よく移動部44に伝達することができ、振動エネルギーをより効果的に吸収することができる。
以上のように本実施の形態においては、制振装置43を洗濯機本体30に固定し、移動部44が横方向のみに摺動するとともに、共振周波数が洗濯機本体30の共振周波数またはその近傍になるように構成されている。そのため、洗濯機本体30の共振振動モードである横方向振動についてその振動エネルギーを効率よく吸収でき、特に脱水運転の起動時の洗濯機本体30の共振振動を相殺して大幅に低減し、振動が少なく静かに脱水運転を開始することができる。
なお、本実施の形態では、制振装置43の移動部44と錘46とは別体としていたが、これらを一体に構成してもよい。別体で構成すれば錘46を交換することができて制振装
置43の共振周波数を変更することが可能であるが、一体で構成すれば制振装置43を構成する部品が少なくなって構成が単純になり、安価に洗濯機本体30の共振振動を低減することができる。
また、本実施の形態では、弾性支持部47は振動音の少ない弾性体としてゴムが使用されているが、これに限るものではなく、ゴム以外の弾性体でもよい。また、弾性体のほかにも粘弾性体でもよい。粘弾性体の場合、例えば、洗濯機本体30の質量と錘46の質量の比が0.1であれば、粘弾性体の減衰比を約0.2に設定することで、広い範囲において洗濯機本体30の共振振動を低減することができる。そして、洗濯機本体30の共振周波数がずれても弾性体より広範囲に対応することができる。
また、横方向の振動は脱水運転の起動時に限らず、制振装置43の共振振動数の設定は、洗濯機の運転特性に応じて任意の運転状態に合わせて行えばよい。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における洗濯機の正面断面図である。図5は、本実施の形態における洗濯機の上面カバーをはずした状態の平面図である。実施の形態1では、制振装置43において、移動部44を摺動可能に支持していたベース45が補強部41に固定されていたが、本実施の形態では、補強部41がベース45を兼用して移動部44を移動可能に支持する点が異なる。
図4および図5において、制振装置43aは、錘46を有する移動部44と、移動部44の底面に設けられた突出部48と、補強部41に設けられた洗濯機本体30の左右方向に長い貫通孔49を備える。そして、突出部48が貫通孔49に挿入されるとともに、移動部44が外れないようにする止め部品50が突出部48の先端に設けられて横方向に摺動する。その他の構成は実施の形態1と同様である。
以上のように構成された洗濯機について、以下その作用を説明する。
例えば、本実施の形態においては、脱水運転の起動時に、洗濯兼脱水槽34の回転数が洗濯機本体30の共振回転数である480r/min〜600r/minになると洗濯機本体30は横方向に大きく振動する。この振動モードでは、洗濯機本体30の上部の振動振幅が最大となる。そこで、補強部41を含む制振装置43aの共振周波数は、この振動周波数またはその近傍に設定されている。従って、制振装置43aの移動部44は、洗濯機本体30の振動により逆位相で横方向に摺動して共振し、洗濯機本体30の振動エネルギーは制振装置43aの移動部44を摺動させるために消費され、洗濯機本体30の振動は相殺されて低減される。
以上のように本実施の形態においては、制振装置43aを洗濯機本体30に固定し、移動部44が横方向のみに摺動するとともに、共振周波数が洗濯機本体30の共振周波数またはその近傍になるように構成されている。そのため、洗濯機本体30の共振振動モードである横方向振動についてその振動エネルギーを効率よく吸収でき、特に脱水運転の起動時の洗濯機本体30の共振振動を相殺して大幅に低減し、振動が少なく静かに脱水運転を開始することができる。
さらにこの構成によれば、制振装置43aは性能が低下することなく、構成する部品が減少して安価に構成することができる。
なお、実施の形態1において、移動部44はベース45上で突出部44aが凹部45aに嵌まり込んで摺動したり、本実施の形態2において、移動部44は補強部41上で突出
部48が貫通孔49に貫通して摺動したりするようにしたが、移動部44を摺動させる構成はこれに限られるものではない。例えば、突出部と凹部の配設位置が上下に逆であったり、レールとローラーを組み合わせたり、摺動面に潤滑材料を用いたりするなどしてもよい。要は、移動部44が滑らかに安定して摺動または移動して洗濯機本体30の振動に対応して共振できるように構成されていればよい。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3における洗濯機の上面カバーをはずした状態の平面図である。図7(a)は、本実施の形態における洗濯機の制振装置の要部拡大図で、下方から見た状態である。図7(b)は、図7(a)の制振装置のA−A断面図である。図6および図7(a)(b)において、制振装置51は、ベースとなる補強部41と、移動部44と、移動部44に設けられた錘46と、補強部41に設けられた複数の支持孔52に挿入されて移動部44を下から支持する複数の弾性支持部53とを有する。
弾性支持部53は、上部にフランジ53aを有する円筒形状で、弾性体もしくは粘弾性体からなり、中央の穴53bに固定部54が嵌め込まれる。固定部54は、錘46を有する移動部44を固定するボルト56がねじ止めされ、移動部44を保持する。本実施の形態では、弾性支持部53は4ヶ所設けられ、固定用のボルト56が貫通するように、移動部44に固定穴44bが、錘46に固定穴46aが設けられている。
固定部54の左右両横にそれぞれ1つずつ円弧形状の空間部55が形成され、固定部54は、空間部55に挟まれた保持部57と接続部58により保持されている。この空間部55は、弾性支持部53の上下方向に開放されており、洗濯機本体30が振動したときに固定部54の変位を吸収し、移動部44を横方向に移動させることができる。また、接続部58は洗濯機本体30の前後方向に設けられ、幅Wよりも高さHが大きくなるように形成されている。この構成により、弾性支持部53の横方向の剛性が前後および上下方向の剛性より弱くなり、弾性支持部53は、移動部44の移動量と移動速度だけでなく、ほぼ横方向だけに移動方向を制限する。従って、横方向の共振周波数と前後および上下方向の共振周波数を確実に分離することができるので、制振装置51の制振能力が分散することなく、横方向の振動である洗濯機本体30の共振振動を効果的に低減することができる。
そして、固定部54に移動部44がボルト56で固定され、錘46を有する移動部44と弾性支持部53で構成される振動系の横方向の共振周波数は、洗濯機本体30の共振周波数である例えば8Hz〜10Hzまたはその近傍で、洗濯機本体30の振動と共振するように設定されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
以上のように構成された洗濯機について、以下その作用を説明する。
例えば、本実施の形態においては、脱水運転の起動時に、洗濯兼脱水槽34の回転数が洗濯機本体30の共振回転数である480r/min〜600r/minになると洗濯機本体30は横方向に大きく振動する。この振動モードでは、洗濯機本体30の上部の振動振幅が最大となる。そこで、補強部41を含む制振装置51の共振周波数は、この振動周波数またはその近傍に設定されている。従って、制振装置51の移動部44は、洗濯機本体30の振動により逆位相で横方向に移動して共振し、洗濯機本体30の振動エネルギーは制振装置51の移動部44を振動させるために消費され、洗濯機本体30の振動は相殺されて低減される。
以上のように本実施の形態においては、制振装置51を洗濯機本体30に固定し、移動部44が横方向のみに移動するとともに、共振周波数が洗濯機本体30の共振周波数またはその近傍になるように構成されている。そのため、洗濯機本体30の共振振動モードで
ある横方向振動についてその振動エネルギーを効率よく吸収でき、特に脱水運転の起動時の洗濯機本体30の共振振動を相殺して大幅に低減し、振動が少なく静かに脱水運転を開始することができる。
さらにこの構成によれば、移動部44の底面が弾性支持部53に支持されているので、ベースとなる補強部41と移動部44とが接触しないため摺動音がなく、制振装置51の動作音を低減することができる。また、移動部44を弾性支持部53を介して補強部41に取り付けたため、移動部44と洗濯機本体30の背板30cとを連結する弾性支持部47をなくすことができ、安価で信頼性の高い制振装置51を構成することができる。
なお、本実施の形態では、弾性支持部53を円筒形状とし、空間部55を円弧形状としたが、これに限られるものではなく、それぞれ矩形やその他の自由形状でもよい。また、空間部55の数も左右1つずつに限られるものではなく複数でもよいが、左右で均等に固定部54の変位を吸収できることが好ましい。また、固定部54が嵌め込まれる穴53bの位置を中央としたが、空間部55が設けることができる範囲で移動してもよい。また、弾性支持部53を4ヶ所に設けたが、この数に限られるものではなく、さらに振動の状況によっては、弾性支持部を1ヶ所だけで、他の支持部は弾性体を使用せずに移動方向だけを制限するなどの構成でもよい。
(実施の形態4)
図8(a)は、本発明の実施の形態4における洗濯機の制振装置の要部拡大図で、下方から見た状態である。図8(b)は、図8(a)の制振装置のB−B断面図である。図8(a)(b)において、制振装置51aは、実施の形態3の制振装置51と比較して弾性支持部53の空間部55の構成が異なる。実施の形態3の空間部55は上下が開放されていたが、本実施の形態の空間部59は袋状に形成され、2つの空間部59それぞれの下部に空気が出入りする吸排気口59aが設けられている。
この構成により、錘46を有する移動部44が移動して2つの空間部59が変形すると、一方の拡大された空間部59に吸排気口59aから空気が流入し、他方の縮小された空間部59に吸排気口59aから空気が流出する。このときの空気の流れ抵抗が減衰力となり、移動部44と弾性支持部53とで構成される振動系に減衰力が付加される。また、吸排気口59aの大きさや奥行きを変更して、空気の流れ抵抗および減衰力を容易に調整することができる。
そして、錘46を有する移動部44と弾性支持部53とで構成される振動系の横方向の共振周波数は、洗濯機本体30の共振周波数である例えば8Hz〜10Hzまたはその近傍で、洗濯機本体30の振動と共振するように設定されている。その他の構成や作用は実施の形態3と同様である。
以上のように本実施の形態においては、制振装置51aを洗濯機本体30に固定し、移動部44が横方向のみに移動するとともに、共振周波数が洗濯機本体30の共振周波数またはその近傍になるように構成されている。そのため、洗濯機本体30の共振振動モードである横方向振動についてその振動エネルギーを効率よく吸収でき、特に脱水運転の起動時の洗濯機本体30の共振振動を相殺して大幅に低減し、振動が少なく静かに脱水運転を開始することができる。
さらにこの構成によれば、弾性支持部53により共振周波数を設定するときに、弾性支持部53の材料となる弾性体や粘弾性体の選定のほかに、吸排気口59aによる調整も可能である。さらに、空気の流れ抵抗の減衰力が対応できる移動部44の横方向の共振振動の周波数帯が広くなり、洗濯機本体30の共振周波数がずれても対応することができる。
(実施の形態5)
図9(a)は、本発明の実施の形態5における洗濯機の制振装置の要部拡大図で、下方から見た状態である。図9(b)は、図9(a)の制振装置のC−C断面図である。図9(a)(b)において、制振装置51bは、実施の形態4の制振装置51aと比較して弾性支持部53の空間部59の構成が異なり、左右の2つの空間部をそれぞれ第1の空間部60と第2の空間部61とする。実施の形態4の空間部59は袋状に構成されて下部に空気が出入りする吸排気口59aが形成されていたが、本実施の形態の第1の空間部60と第2の空間部61は外部との流通がないように上下とも密閉されている。さらに、第1の空間部60と第2の空間部61とを仕切る接続部58に2つの空間部を連通する通路63が設けられ、内部に液状の作動流体62が封入されている。
この構成により、錘46を有する移動部44が移動し、例えば、第1の空間部60が縮小され、第2の空間部61が拡大されたとすると、内部の作動流体62は、通路63を通って第1の空間部60から第2の空間部61へ移動する。このときの通路63を作動流体62が流れる流路抵抗が減衰力となり、移動部44と弾性支持部53とで構成される振動系に減衰力が付加される。
そして、錘46を有する移動部44と弾性支持部53とで構成される振動系の横方向の共振周波数は、洗濯機本体30の共振周波数である例えば8Hz〜10Hzまたはその近傍で、洗濯機本体30の振動と共振するように設定されている。その他の構成や作用は実施の形態3と同様である。
以上のように本実施の形態においては、制振装置51bを洗濯機本体30に固定し、移動部44が横方向のみに移動するとともに、共振周波数が洗濯機本体30の共振周波数またはその近傍になるように構成されている。そのため、洗濯機本体30の共振振動モードである横方向振動についてその振動エネルギーを効率よく吸収でき、特に脱水運転の起動時の洗濯機本体30の共振振動を相殺して大幅に低減し、振動が少なく静かに脱水運転を開始することができる。
さらにこの構成によれば、移動部44の横方向の共振振動の周波数帯が広くなり、洗濯機本体30の共振振動の周波数がずれても対応することができる。また、作動流体62が非圧縮性であれば、第1の空間部60と第2の空間部61の変形でばね成分が発生せずに減衰力のみが発生するので、移動部44と弾性支持部53とで構成される振動系の横方向の共振周波数に大きく影響することはない。そして、空気が外部と流通する給排気音がないので制振装置51bの動作音を低減することができる。
なお、本実施の形態では液状の作動流体62を用いたが、その液体は特に限定されるものではない。また、液体に限らず、ある程度の圧縮性は有するものの空気などの気体を用いることもできる。
(実施の形態6)
図10は、本発明の実施の形態6における洗濯機の側面断面図である。図10において、洗濯機は温風を循環させて乾燥運転を行うヒートポンプ装置65をさらに備えている。ヒートポンプ装置65は、ヒートポンプケース65aの内部に圧縮機65b、熱交換器65c、送風ファン65d、フィルター65eを収容している。ヒートポンプ装置65は噴出しダクト66と、吸込みダクト67で外槽33に接続されている。これにより噴出しダクト66から温風が外槽33内に吹き込まれ、洗濯物68を乾燥したあとの湿り空気が吸込みダクト67から吸込まれてフィルター65eで埃などの異物が除去され、熱交換器65cで除湿と加熱をされた温風が再び噴出しダクト66から外槽33内へ吹き込まれるこ
とで乾燥用の空気を矢印の方向に循環させて、外槽33の内部の洗濯物68を乾燥している。
制振装置64は、錘を洗濯物68の乾燥に使用するヒートポンプ装置65で構成されている。ヒートポンプ装置65はヒートポンプケース65aごと錘と移動部を構成し、補強部41に弾性支持部53を介して複数個所でボルト56により取り付けられている。そして、ヒートポンプ装置65と弾性支持部53とで構成される振動系の共振周波数は、洗濯機本体30の共振周波数である例えば8Hz〜10Hzまたはその近傍に設定されている。
圧縮機65b、熱交換器65cはヒートポンプケース65a内に防振支持されており、その共振周波数は洗濯機本体30の共振周波数より高い周波数に設定されているため、制振装置64の錘として洗濯機本体30の共振時にヒートポンプ装置65は大きく振動するが、圧縮機65bと熱交換器65cはヒートポンプ装置65と同相で振動するので圧縮機65bと熱交換器65cを接続する冷媒循環用の配管69に振動負荷がかかって損傷を及ぼすことはない。その他の構成と作用は実施の形態3と同様である。
以上のように本実施の形態においては、制振装置64を洗濯機本体30に固定し、移動部44が横方向のみに移動するとともに、共振周波数が洗濯機本体30の共振周波数またはその近傍になるように構成されている。そのため、洗濯機本体30の共振振動モードである横方向振動についてその振動エネルギーを効率よく吸収でき、特に脱水運転の起動時の洗濯機本体30の共振振動を相殺して大幅に低減し、振動が少なく静かに脱水運転を開始することができる。
さらにこの構成によれば、ヒートポンプ装置65の質量は約8kgあり、ヒートポンプ装置65が2mm〜3mmの振幅で振動すると洗濯機本体30の共振振動の振幅を半分以下、例えば1mm程度に低減することができる。これにより、制振装置64の錘に既存の部品を使用することができ、設置スペースを有効に利用できるとともに安価に制振装置64を構成することができる。さらに、質量の大きいヒートポンプ装置65を錘として使用するので制振能力が高くなり、洗濯機本体30の共振振動をより安価で効果的に低減することができる。
なお、本実施の形態では、ヒートポンプ装置65の構成要素のすべてを錘に代用したが、必ずしもすべて必要というわけではなく、ヒートポンプ装置65の一部の構成要素を錘に用いるように適宜調整できる。また、必要な質量に応じて、調整用の錘を用いることを妨げるものではない。また、ヒートポンプ装置65を電気ヒータを用いた乾燥装置にしても同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗濯機本体に制振装置を設けて運転時の共振振動を相殺して低減しているので、洗濯機以外にも乾燥機やその他の回転機械の本体の共振振動の低減に適用可能である。
30 洗濯機本体
30a 第1の側板
30b 第2の側板
31 圧縮ばね
31a 引張りばね
32 ダンパ
33 外槽
34 洗濯兼脱水槽
35 駆動装置
41 補強部
43、43a 制振装置
44 移動部
44a 突出部
45 ベース
45a 凹部
46 錘
47 弾性支持部
48 突出部
49 貫通孔
50 止め部品
51、51a、51b 制振装置
52 支持孔
53 弾性支持部
54 固定部
55 空間部
57 保持部
58 接続部
59 空間部
59a 吸排気口
60 第1の空間部
61 第2の空間部
62 作動流体
63 通路
64 制振装置
65 ヒートポンプ装置

Claims (8)

  1. 洗濯機本体内に弾性支持された外槽と、前記外槽内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転させる駆動装置と、前記洗濯機本体の左右で対向する第1の側板と第2の側板の上部同士を連結する補強部と、前記洗濯機本体の振動を抑える制振装置とを備え、前記制振装置は、前記洗濯機本体の横方向に移動可能な移動部と、前記移動部を移動可能に支持するベースと、前記移動部に設けられた錘と、前記移動部を弾性的に支持して移動を制限する弾性支持部とを有し、前記ベースは前記補強部に固定され、前記錘を有する前記移動部と前記弾性支持部とで構成される振動系の共振周波数が前記洗濯機本体の共振周波数またはその近傍になるように構成された洗濯機。
  2. 前記制振装置は、前記補強部が前記ベースを兼用して前記移動部を移動可能に支持するように構成された請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記制振装置は、前記ベースに設けられた支持孔に挿入されて前記移動部を下から支持する弾性支持部を備えた請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 前記弾性支持部は、前記移動部を保持する固定部と、前記固定部の左右両横にそれぞれ少なくとも1つずつの空間部と、前記空間部に挟まれた保持部と接続部とを有し、前記固定部は前記保持部と前記接続部とにより保持されるように構成された請求項3記載の洗濯機。
  5. 前記接続部は、前後方向に設けられ、幅よりも高さが大きくなるように形成された請求項4記載の洗濯機。
  6. 前記制振装置は、前記空間部が袋状に形成され、前記空間部に空気が出入りする吸排気口が設けられた請求項4または5記載の洗濯機。
  7. 前記制振装置は、前記空間部が外部との流通がないように密閉され、前記接続部に前記複数の空間部を連通する通路が設けられて内部に作動流体が封入された請求項4または5記載の洗濯機。
  8. 温風を循環させて乾燥運転を行うヒートポンプ装置をさらに備え、前記制振装置は、前記錘を前記ヒートポンプ装置の構成要素で構成された請求項1から7のいずれか1項記載の洗濯機。
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