JP2000271380A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JP2000271380A JP11078879A JP7887999A JP2000271380A JP 2000271380 A JP2000271380 A JP 2000271380A JP 11078879 A JP11078879 A JP 11078879A JP 7887999 A JP7887999 A JP 7887999A JP 2000271380 A JP2000271380 A JP 2000271380A
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正憲 小森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価でドラム式洗濯機本体を大型化すること
なく床面への振動伝達を軽減することのできるドラム式
洗濯機を提供する。 【解決手段】 洗濯機本体1内に配される水槽4と、水
槽4内に回転自在に支持されるとともに洗濯物を収容す
る回転ドラム5と、回転ドラム5を回転駆動する駆動モ
ータ9と、引張りバネ7を有して水槽4の前方を洗濯機
本体1に懸架支持する第1の懸架装置と、圧縮バネ28
を有して水槽の後方を洗濯機本体1に懸架支持する第2
の懸架装置とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水平軸を中心に回転
する横型の回転ドラムを備えたドラム式洗濯機の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】水平軸を中心に回転する横型の回転ドラ
ムを備えたドラム式洗濯機は、特にヨーロッパにおいて
広く使用されている。ドラム式洗濯機は一般に、回転ド
ラムを低速で回転する洗い、すすぎ工程と、高速で回転
する脱水工程から成る洗濯作業を行い、更に、乾燥工程
を行うものが商品化されている。
【0003】図17乃至図19は、従来のドラム式洗濯
機を示しており、図17は側面断面図、図18及び図1
9は水槽の懸架状態を示す正面断面図及び側面断面図で
ある。これらの図に示すように、前面に開閉扉53で開
閉される洗濯物投入口52を設けた洗濯機本体51内に
水槽54が内装されている。水槽54内には軸部56を
中心に水平回転するように回転ドラム55が支持された
二重構造となっている。
【0004】水槽54の上部は4本の引張りバネ57で
洗濯機本体51に懸架され、下部から4本の防振ダンパ
ー機構58で支持することによって、水槽54が洗濯機
本体51内に弾力的に支持される構造になっている。洗
い、すすぎ、脱水及び乾燥工程は、回転ドラム55を伝
達ベルト60、プーリー61を介して駆動モータ59で
回転駆動させることにより実行される。この時発生する
振動を引張りバネ57及び防振ダンパー機構58で吸収
し、洗濯機本体51を介して床面に伝わる振動が軽減さ
れるようになっている。
【0005】また、水槽54を洗濯機本体1内に支持す
る他の方法として、特開平9−313766号公報には
圧縮バネによる懸架方法が開示されている。この懸架方
法では、床面への振動の伝達を小さくできるようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のドラム式洗
濯機において、引張りバネ57は、水槽54、回転ドラ
ム55、駆動モータ59、洗濯物、洗濯液、更には回転
ドラム55の振動等の負荷荷重を懸架できるバネ強度が
必要である。従って、引張りバネ57の強度が負荷荷重
に満たない場合、引張りバネ57に破断や変形を生ずる
ため、最大負荷荷重に安全率を加味して強力にする必要
がある。ところが、引張りバネ57のバネ強度を大きく
すると、回転ドラム55の振動の吸収効果が減少して床
面に振動が大きく伝達される問題がある。
【0007】また、圧縮バネはバネ強度以上の負荷荷重
が掛かってもバネ自体が密着して保持できるため、必要
最小限のバネ強度とすることができる。このため、特開
平9−313766号公報に開示された圧縮バネによる
懸架方法では、床面への振動の伝達を小さくできる利点
がある。しかし、引張りバネによる懸架装置に比べて高
価な上に、構造が複雑で大型となり、ドラム式洗濯機本
体を大型化する欠点がある。
【0008】本発明は、安価でドラム式洗濯機本体を大
型化することなく床面への振動伝達を軽減することので
きるドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載された発明は、洗濯機本体内に配され
る水槽と、前記水槽内に回転自在に支持されるとともに
洗濯物を収容する回転ドラムと、前記回転ドラムを回転
駆動する駆動モータと、引張りバネを有して前記水槽の
前方を洗濯機本体に懸架支持する第1の懸架装置と、圧
縮バネを有して前記水槽の後方を洗濯機本体に懸架支持
する第2の懸架装置とを備えたことを特徴としている。
【0010】この構成によると、駆動モータの駆動によ
り回転ドラムが水槽内で回転する。そして、回転ドラム
の回転による水槽の振動は水槽の前方に配される引張り
バネ及び後方に配される圧縮バネにより吸収される。
【0011】また請求項2に記載された発明は、請求項
1に記載されたドラム式洗濯機において、第2の懸架装
置は、洗濯機本体の内壁上部に突設される掛着部材に上
端を掛着するロッドを有し、前記水槽外壁に突設される
支持部材を挿通する前記ロッドの下端と前記支持部材と
の間に前記圧縮バネを縮設したことを特徴としている。
この構成によると、洗濯機本体内部に吊下げられたロッ
ドの下端に配される圧縮バネ上に水槽の後方部分が支持
される。
【0012】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載されたドラム式洗濯機において、前
記回転ドラムの回転軸を水平方向に対して奥が下がるよ
うに傾斜したことを特徴としている。この構成による
と、使用者が洗濯物投入口から見ると回転ドラムは奥へ
行くほど下がって見下ろすことができる。
【0013】請求項4に記載された発明は、請求項3に
記載されたドラム式洗濯機において、前記傾斜の角度を
0乃至45゜にしたことを特徴としている。
【0014】請求項5に記載された発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載されたドラム式洗濯機にお
いて、前記引張りバネと前記圧縮バネのバネ定数を異な
るバネ定数にしたことを特徴としている。この構成によ
ると、水槽の前方と後方を懸架する引張りバネと圧縮バ
ネとで共振点をずらすことができる。
【0015】請求項6に記載された発明は、請求項1乃
至請求項5のいずれかに記載されたドラム式洗濯機にお
いて、第1の懸架装置及び第2の懸架装置の懸架方向を
鉛直方向に対して傾斜したことを特徴としている。
【0016】請求項7に記載された発明は、請求項1乃
至請求項6のいずれかに記載されたドラム式洗濯機にお
いて、第1の懸架装置及び第2の懸架装置に懸架される
水槽組品の重心を、第1の懸架装置により支持される前
記水槽の支持位置と、第2の懸架装置により支持される
前記水槽の支持位置とを側面投影において結ぶ直線上に
配したことを特徴としている。この構成によると、水槽
と一体の第1の懸架装置及び第2の懸架装置に懸架され
る総重量を有する水槽組品の重心は、第1の懸架装置に
より支持される前記水槽の支持位置と、第2の懸架装置
により支持される前記水槽の支持位置とを側面投影にお
いて結ぶ直線上に配される。
【0017】請求項8に記載された発明は、請求項1乃
至請求項7のいずれかに記載されたドラム式洗濯機にお
いて、第1の懸架装置及び第2の懸架装置に懸架される
水槽組品の重心の水平方向の位置が、前記回転ドラムが
空の状態と前記回転ドラム内に洗濯物及び洗濯液を入れ
た状態とで略一致することを特徴としている。この構成
によると、水槽と一体の第1の懸架装置及び第2の懸架
装置に懸架される総重量を有する水槽組品は、回転ドラ
ム内が空の状態から洗濯液等を入れると、略鉛直方向に
下降する。
【0018】請求項9に記載された発明は、請求項1乃
至請求項8のいずれかに記載されたドラム式洗濯機にお
いて、第2の懸架装置は、前記圧縮バネの伸縮に伴う反
発力を減衰するダンパー機構を有することを特徴として
いる。
【0019】請求項10に記載された発明は、請求項9
に記載されたドラム式洗濯機において、前記水槽の軸方
向の中央より前方の下部を支持する防振ダンパーを備え
たことを特徴としている。
【0020】請求項11に記載された発明は、請求項1
0に記載されたドラム式洗濯機において、前記防振ダン
パーは側面投影において前記回転ドラムの回転軸に対し
て略垂直にしたことを特徴としている。
【0021】請求項12に記載された発明は、請求項1
乃至請求項11のいずれかに記載されたドラム式洗濯機
において、一方向のみに伸縮可能な支持装置を備え、前
記水槽と洗濯機本体とを可撓体を介して前記支持装置に
より連結したことを特徴としている。この構成による
と、回転ドラムの回転に伴う水槽の振動により支持装置
が例えば略鉛直方向に滑動し、水槽の水平方向の移動を
可撓体の撓みの範囲に規制する。
【0022】請求項13に記載された発明は、請求項1
乃至請求項12のいずれかに記載されたドラム式洗濯機
において、前記駆動モータは前記回転ドラムの回転軸に
一体化されるロータと、前記水槽と一体化されるステー
タとから成ることを特徴としている。この構成による
と、駆動モータは水槽の背面に配され、回転ドラムは駆
動モータにより直接駆動される。
【0023】請求項14に記載された発明は、請求項1
乃至請求項13のいずれかに記載されたドラム式洗濯機
において、前記回転ドラムの洗濯物投入口側の外周に流
体バランサーを設けたことを特徴としている。この構成
によると、回転ドラムが回転すると、洗濯物の片寄り等
による水槽の重心移動を打ち消す方向に流体が移動す
る。
【0024】請求項15に記載された発明は、請求項1
乃至請求項14のいずれかに記載されたドラム式洗濯機
において、第2の懸架装置を前記水槽の背面に設けたこ
とを特徴としている。
【0025】請求項16に記載された発明は、請求項1
乃至請求項15のいずれかに記載されたドラム式洗濯機
において、第1の懸架装置を前記水槽の前面に設けたこ
とを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図を参照して
説明する。図1乃至図3は、本発明の第1実施形態のド
ラム式洗濯機の外観斜視図、正面断面図及び側面断面図
である。洗濯機本体1は前面に開閉扉3で開閉される洗
濯物投入口1aを備えている。洗濯機本体1内には前面
を開口する有底筒状の水槽4が配される。水槽4は洗濯
機本体1内に引張りバネ7から成る第1の懸架装置、防
振ダンパー機構8及び後述する圧縮バネ28を有する第
2の懸架装置で弾力的に支持されている。
【0027】水槽4内には回転ドラム5が配されてい
る。回転ドラム5は、モータケース9aを介して水槽4
と一体化されるベアリング6に軸部5eが支持されて、
回転自在になっている。軸部5eにはロータ9bが固着
され、モータケース9a内にはステータ9cが固定され
ており、これらにより駆動モータ9が構成されている。
【0028】回転ドラム5の周壁全体には小孔5aが設
けられている。小孔5aは洗濯時に水槽4と回転ドラム
5との間を洗濯水が流出入できるようにしている。回転
ドラム5の内壁面にはバッフル5bが等間隔に突出して
形成され、回転ドラム5の回転により洗濯物を引っかけ
て持上げ、洗濯液中に落下させることにより洗浄が行わ
れるようになっている。
【0029】回転ドラム5の前面の開口部5cの外周縁
には流体バランサー5dが設けられている。流体バラン
サ5dは流体が封入されており、回転ドラム5の回転時
に該流体が移動して洗濯物及び洗濯液の片寄りによる重
心移動を打消すようになっている。流体バランサは回転
ドラム5の内周縁に設けてもよい。
【0030】回転ドラム5の回転軸y−yは、水平軸に
対して角度θだけ回転ドラム5の奥が下がるように傾斜
されている。これにより、使用者がドラム式洗濯機の前
面側に立って操作する際に見下ろして回転ドラム5の奥
まで見通しが良くなるようにしている。回転ドラム5の
回転による振動は、回転軸y−yの略直角方向に作用す
ることから角度θが45゜を超えると、水槽4の水平方
向への振動や移動が極端に大きくなる。
【0031】このため水槽4の吊り下げによる懸架では
前後方向の揺れが大きく作用して引張りバネ7の伸縮機
能を十分発揮できない。従って、水平軸に対する回転軸
y−yの角度θは45゜以下が望ましい。尚、開閉扉3
は、前面が回転軸y−yに垂直となるように傾斜させて
もよく、傾斜させなくともよい。
【0032】洗濯物投入口1aの内壁にはゴムや樹脂等
の弾性体からなるパッキン10が嵌着されている。パッ
キン10は開閉扉3を閉じたときに該開閉扉3の周縁に
密着して密閉する構造となっている。洗濯機本体1の前
面上部には操作キーや表示部を備えた操作パネル11が
設けられ、その裏面にはドラム式洗濯機の動作を制御す
る制御装置2が配されている。
【0033】水槽4の上部には水道管に接続された給水
パイプ12が設けられている。給水パイプ12の途中に
設けた給水弁13を開放すると、洗剤ケース14を介し
て洗濯機本体1内の上部に設けた給水ノズル15から水
槽2内に給水するようになっている。
【0034】水槽4の底面より導出された排水ダクト1
6は、管路途中に糸屑フイルタ17aを内設した接続ケ
ース17及び排水ポンプ18を備えており、水槽4から
の洗濯液を洗濯機本体1外に排水する構成となってい
る。糸屑フイルタ17aは、例えば、目の細かい繊維を
袋状に形成して構成されたもので、接続ケース17内に
着脱自在に装着され、洗濯機本体1の前面下部から取り
外すことができる。
【0035】接続ケース17の出口側には排水ダクト1
6とは別に導出された循環ダクト19が設けられてい
る。循環ダクト19は水槽4の前面の開口部の下部に接
続されており、管路途中に循環ポンプ20を備えてい
る。そして、排水ポンプ18を停止して循環ポンプ20
を駆動させると、水槽4、排水ダクト16、接続ケース
17、循環ポンプ20、循環ダクト19及び水槽4の循
環経路が形成される。これにより、水槽4内の洗濯液を
循環経路を通して循環させ、該循環経路を通過させる間
に糸屑フイルター17aで糸屑等を除去する。従って、
洗濯物に糸屑が再付着するのを阻止することができる。
【0036】接続ケース17の上部にはエアートラップ
22から導圧パイプ21を介して水位センサー23が設
けられている。水位センサー23は、エアートラップ2
2内の圧力変化に応じて磁性体をコイル内で移動させ
る。その結果生じるコイルのインダクタンス変化を発振
周波数の変化として検出し、水槽4内の水位を検知する
ようになっている。
【0037】水槽4の上部には洗濯物を乾燥するための
送風ファン25とヒータ26から構成された乾燥ユニッ
ト24が設けられている。乾燥ユニット24は水槽4の
上部に設けられた吹出し口4bと下部に設けられた循環
口4aとをバイパスする冷却ダクト27の経路途中に配
されている。また、冷却ダクト27内には図示しない冷
却装置が備えられている。
【0038】上記のような構成において、洗濯物投入口
1aより洗濯物を投入して開閉扉3を閉じるとともに洗
剤ケース14に洗剤を入れ、操作パネル11を操作する
と制御装置2からの指令により洗濯動作が開始される。
まず、開閉扉3がロックされるとともに給水弁13が開
成する。
【0039】給水弁18の開成に基づいて水道水は途中
洗剤ケース14を経由して給水ノズル15より水槽4と
回転ドラム5内に流れ込む。そして、その水位が所定水
位に達すると、水位センサー23が作用して水位が所定
値になったことを検知し、給水弁13を閉じるとともに
回転ドラム5を洗い回転チャートで回転させて洗い工程
を実行する。
【0040】回動ドラム5の回転は、洗い、すすぎ、脱
水及び乾燥工程、或いは洗濯物の種類に応じた回転速
度、更には反転時間周期等を変えた回転チャートが設定
されており、使用者による選択或いは自動的に選択され
るようにプログラムされている。
【0041】そして、洗い工程が終了すると、排水ポン
プ18が作動して、洗濯液を排水ダクト16、糸屑フイ
ルター17aを介して洗濯機本体1外に排水する。この
排水が終了すると、回転ドラム5は高速の脱水回転チャ
ートで回転して、すすぎ脱水工程が行われる。洗濯物の
洗濯液は脱水回転による遠心力で回転ドラム5の全周壁
に設けた小孔5aを通じて水槽4の内壁へ吐出される。
該内壁を伝って水槽4内の下部に流れ落ちた洗濯液は排
水ダクト16より外部に排水される。
【0042】このすすぎ脱水工程中に、給水弁13を開
いて給水ノズル15より水槽4内に水道水を噴射しても
よい。このようにすると、水道水は遠心力により洗濯物
を透過して、洗濯物の洗剤を効率良く除去することがで
きる。
【0043】すすぎ脱水工程が終了すると、プログラム
はすすぎ工程に切り替わり、排水ポンプ18を停止して
給水弁13を再度開く。給水弁13の開成に伴って水槽
4内の水位が所定水位になると、駆動モータ9の駆動で
回転ドラム5がすすぎ回転チャートで回転し、すすぎ工
程を実行する。このすすぎ工程中、柔軟仕上剤収納箱
(図示せず)及びこれに連通するすすぎ給水経路を別個
に設け、このすすぎ給水経路から給水するようにしても
よい。
【0044】すすぎ工程が終了すると、プログラムが仕
上げ脱水工程に切り替わる。この工程では給水弁13を
閉じるとともに排水ポンプ18を作動させて洗濯液を外
部に排水する。そして、回転ドラム5を脱水回転チャー
トで回転させて、洗濯液を脱水回転による遠心力で回転
ドラム5の全周壁に設けた小孔5aを通じて水槽4の内
壁へ吐出させる。その後、洗濯液を水槽4の内壁を下部
に伝わせて流れ落とし排水ダクト16より外部に排水す
る。
【0045】乾燥機能を有するドラム式洗濯機では、仕
上げ脱水工程が終了すると、回転ドラム5を乾燥回転チ
ャートで回転するとともに送風ファン25及びヒータ2
6を動作し乾燥工程を実行する。回転ドラム5内の空気
は水槽4の循環口4a、冷却ダクト27を経て送風ファ
ン25、ヒータ26及び吹出し口4bより水槽4内へ循
環する。
【0046】回転ドラム5内の洗濯物の水分を吸収した
空気は、送風ファン25により冷却ダクト27内に吸引
される。該空気は冷却ダクト27を通過中に該冷却ダク
ト27に設けた冷却器で冷却されることにより降温され
る。その結果、冷却ダクト27内の空気は水分の結露に
より除湿され、乾燥空気となってヒータ26に至る。
【0047】ヒータ26で加熱された空気は温風となっ
て吹出し口4bより水槽4内に吹き込まれ、再び洗濯物
と接触して水分を吸収する。再度循環口4aから冷却ダ
クト27内に吸引されて同様に冷却器で冷却され除湿さ
れる。この動作を繰り返すことにより、乾燥工程が実行
される。
【0048】そして、回転ドラム5内の湿度、或いは温
度を湿度センサー或いは温度センサーで検知し、所定値
を検知すると乾燥工程を終了する。この乾燥工程におい
て除湿されて凝縮された水分は、冷却ダクト27を下降
して循環口4aより水槽4内に流れ込み、排水ダクト1
6を介して外部に排水される。
【0049】以上のように、操作パネル11からの入力
に基づいて、制御装置2が設定された条件に従って駆動
モータ9等を駆動して洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各工
程が連続或いは単独で実行される。
【0050】図4は本実施形態のドラム式洗濯機の水槽
4の懸架状態を示す側面図である。水槽4の前方には引
張りバネ7を含む第1の懸架装置、後方に圧縮バネ28
を含む第2の懸架装置を配して両方のバネで水槽4を洗
濯機本体1に懸架している。
【0051】一般に引張りバネは、バネ強度が負荷荷重
に満たない場合、破断や変形を生ずるため、最大負荷荷
重に安全率を加味した強力なバネ強度が必要である。こ
れに対し、圧縮バネはバネ強度以上の負荷荷重が掛かっ
てもバネ自体が密着して保持できるため、必要最小限の
バネ強度とすることができる。
【0052】ドラム式洗濯機において水槽4、回転ドラ
ム5、駆動モータ9、洗濯物、洗濯液更には回転ドラム
5の回転中の振動等の負荷荷重を懸架装置よって懸架す
る必要がある。ベアリング6や駆動モータ9等の重量に
より、水槽4は前方よりも後方の荷重が大きくなる。水
槽4の後方に引張りバネを使用すると安全係数を含んで
強力な引張りバネを必要とするが、圧縮バネを使用する
ことによりバネ強度を必要限度まで小さくできる。これ
により、床面への振動伝播を軽減できることになる。
【0053】同図に示すように、引張りバネ7は、上端
を洗濯機本体1の内壁に固定されたアングル29に引っ
かけるとともに、下端を水槽4の外壁に固定されている
アングル30に引っかけて水槽4を洗濯機本体1内に懸
架している。この引張りバネ7、アングル29、アング
ル30で第1の懸架装置を構成している。
【0054】引張りバネ7は、図5に示すように、ゴム
や樹脂等の非金属体でなるスリーブ29a、30aをア
ングル29、30と引張りバネ7との間に各々配し、引
張りバネ7の揺動時のきしみ音や振動音を吸収してい
る。
【0055】また後方の圧縮バネ28は、図6に示すよ
うに、水槽4を懸架するロッド33の下端外周に配され
ている。圧縮バネ28は、ロッド33の下端に固定して
設けたバネ受け34と、水槽4の外壁に固定して設けた
アングル35(支持部材)に嵌合される水槽受け36と
の間に縮設されている。
【0056】ロッド33は、上端を洗濯機本体1の上部
内壁に固定されたアングル31(掛着部材)に非金属の
ロッド受け32を介して吊り下げられるとともに下端を
前記アングル35及び水槽受け36を貫通して配設され
たもので、上記のように下端にバネ受け34を固定して
いる。
【0057】これらの圧縮バネ28、アングル31、ロ
ッド受け32、ロッド33、バネ受け34、アングル3
5及び水槽受け36により第2の懸架装置を構成してい
る。上記非金属で形成されたロッド受け32と水槽受け
36は共にアングル31、35と球面対偶の状態で嵌合
しており、ロッド33を自由に揺動できるように支持し
ている。水槽4の下部は従来と同様に防振ダンパー機構
8で支持しており、水槽4の振動を減衰させている。こ
の防振ダンパー機構8は1対でもよく複数対でもよい。
【0058】上述のように、回転ドラム5の回転軸y−
yが水平軸に対して角度θの俯角を有する構成では、水
槽4の後方に洗濯物や洗濯液等の負荷荷重が集中する。
第2の懸架装置は更に強力なバネ強度が必要であるが、
圧縮バネ28とすることにより必要最小限のバネ強度と
することができる。更に、水槽4の前方の負荷荷重が少
なくなるとともに、洗濯物投入口1aの周縁に嵌着した
パッキン10の弾性力によっても水槽4が支持される。
【0059】このため、前方の引張りバネ7のバネ定数
を後方の圧縮バネ28のバネ定数より低く設定すること
ができる。その結果、回転ドラム5及び水槽4の振動の
床面への伝播をより軽減することができる。更に、引張
りバネ7と圧縮バネ28を異なるバネ定数に設定し、回
転ドラム5の回転による共振点をずらすことにより共振
時の大きな振動を抑制することができる。
【0060】図7、図8は第1、第2の懸架装置の懸架
状態を示す正面図である。図7、図8及び前述の図4に
よると、引張りバネ7及び圧縮バネ28は、水槽4の吊
り下げ位置(アングル30、35の位置)から鉛直方向
に対して外側へ傾斜角α1、α2、α3及びα4を有し
ている。これにより、洗濯機本体1に対する水槽4の懸
架姿勢を安定させている。
【0061】一方、水槽4、回転ドラム5、駆動モータ
9等から成る水槽4と一体の水槽組品は、第1、第2の
懸架装置に懸架される総重量を有しており、その重心W
oは、側面投影において水槽4の前後の懸架位置を結ぶ
直線w−w上にほぼ配している。これにより水槽組品の
支持を安定させている。
【0062】図9は第2実施形態のドラム式洗濯機を示
す側面図である。本実施形態は、水槽の下部を支持する
防振ダンパー機構8を水槽4の軸方向において中央より
前方の位置を支持するとともに、第2の懸架装置にダン
パー機能を付加している。その他の構成は第1実施形態
と同様である。
【0063】図10は、第2の懸架装置の要部詳細図で
ある。水槽4のアングル35より下方におけるロッド3
3の端部に、該端部と圧縮バネ28を覆うように下端を
開口した釣り鐘状のスリーブ37を設けている。
【0064】スリーブ37は上端部37aをアングル3
5の円弧部に摺接するように配置されており、上端部3
7aの内面に圧縮バネ28の上端を受ける水槽受け35
を嵌合している。圧縮バネ28の下端を受けるバネ受け
34の外周の摺動部34aは外径をスリーブ37の内径
に略等しくし、両者を嵌め合わせてスリーブ37内に密
封空気室37bを形成している。この構成により、水槽
4が上下動すると、これに相俟ってスリーブ37が摺動
部34aの外径に沿って上下動する。
【0065】また、スリーブ37の内面と摺動部34a
の外面には、潤滑剤塗布やテフロン加工等の保護がなさ
れて摺動性を向上させている。そして、水槽4に洗濯液
等が入れられると図11に示すように、密封空気室37
bの体積が圧縮される。そして、水槽4の上下動に伴い
密封空気室37bの空気が圧縮、膨張する。これによ
り、第2の懸架装置にダンパー機能を付加している。
【0066】水槽4の後方を懸架する第2の懸架装置が
ダンパー機能を有することで、防振ダンパー機構8を水
槽4の軸方向の中央より前方の位置に配している。これ
により水槽組品の振動をバランス良く減衰することがで
きるようにしている。尚、防振ダンパー機構8は、伸縮
方向が回転ドラム5の回転軸y−yと略直角のz−z方
向に設置して、更に効率よく水槽4の振動を減衰させて
いる。
【0067】本実施形態では図12に示すように、洗濯
物や洗濯液等を回転ドラム5内に入れない無負荷状態の
水槽組品の重心W0と、洗濯物や洗濯液等を回転ドラム
5内に入れた負荷状態時の水槽組品の重心W1とが水平
方向において同じ位置になるように金属またはセメント
から成るウエイト38を水槽4の外壁に設置している。
【0068】このようにすると、洗濯物や洗濯液等を回
転ドラム5内に入れると、水槽組品は鉛直線x−xの方
向に下降し、水平方向への移動を軽減することができ
る。従って、洗濯機本体1と水槽4との隙間を小さく保
ち、洗濯機本体1の外形を小型化することができるよう
になっている。
【0069】また図13に示すように、水槽4と洗濯機
本体1とを連結して水槽4を支持する支持装置39を設
けてもよい。支持装置39は筒状のアウター39aと該
アウター39aの内部を軸心方向z−zに自由に滑動す
る棒状のインナー39bを有している。支持装置39の
両端にはゴムや樹脂製等の可撓性を有する材料で形成し
た可撓性部材39c、39dを固着し、一端を水槽4
に、他端を洗濯機本体1に固定している。
【0070】回転ドラム5の回転によって生じる水槽4
の上下方向成分の振動に対して支持装置39は、インナ
ー39bの滑動により伸縮して追々する。水槽4の水平
方向成分の振動に対して支持装置39は、図14に示す
ように可撓性部材39c、39dの撓みにより吸収す
る。その結果、水槽4の水平方向に揺れを規制して洗濯
機本体1との隙間を小さくし、洗濯機本体の外形を小型
化することができる。
【0071】図15は、第3実施形態のドラム式洗濯機
を示す側面図であり、図16は同ドラム式洗濯機の前面
と背面とから見た状態を示す図である。これらの図によ
ると、引張りバネ7を備えた第1の懸架装置を水槽4の
前面に取付けるとともに、圧縮バネ28を備えた第2の
懸架装置を水槽4の背面に取付けている。その他の構成
は第1実施形態と同様である。
【0072】本実施形態では開閉扉3及び駆動モータ9
と干渉しないように、水槽4の前面4c及び背面4bの
外周近傍部分に第1、第2の懸架装置を取付けることに
より、洗濯機本体1の前後方向を大きくすることなく幅
方向を小さく構成している。第1、第2の懸架装置のい
づれか一方を水槽4の前面4cまたは背面4bに配して
も良い。
【0073】
【発明の効果】請求項1の発明によると、駆動モータ等
により重量の大きい水槽の後部に必要最小限のバネ強度
を有する圧縮バネを配するとともに、前部にバネ強度の
弱い引張りバネを配することで、安価でドラム式洗濯機
本体を大型化することなく床面への振動の伝播を小さく
することができる。
【0074】請求項2の発明によると、圧縮バネを有す
る第2の懸架装置を簡単に実現することができる。
【0075】請求項3の発明によると、洗濯物投入口か
ら使用者は目線を低くしなくとも開閉扉を通して回転ド
ラム内での洗濯物の動き、状態を容易に確認することが
できる。また、水槽組品の前部の重量を軽減して引張り
バネのバネ強度を更に小さくすることができる。
【0076】請求項4の発明によると、回転ドラムの回
転による前後方向の振動を抑制することができる。
【0077】請求項5の発明によると、異なるバネ定数
のバネで、水槽の前方と後方を懸架するので共振点をず
らして大きな振動を抑制できることとなり、床面への振
動の伝播を小さくすることができる。
【0078】請求項6の発明によると、水槽の懸架姿勢
を安定させることができ、より一層水槽の振動の床面へ
の伝播を小さくすることができる。
【0079】請求項7の発明によると、水槽を安定して
弾性支持できるとともに脱水時の振幅を低減でき、洗濯
機を小型化できる。
【0080】請求項8の発明によると、回転ドラム内に
洗濯液等を入れた時に、水槽組品が略鉛直方向に下降
し、水平方向の移動を抑制することができる。その結
果、水槽と洗濯機本体との隙間を小さくすることがで
き、洗濯機本体の寸法を小さくすることができる。
【0081】請求項9の発明によると、水槽後方の第2
の懸架装置にダンパー機能を一体化したので、水槽後部
にダンパーを設けることなく、安価でかつ床面への振動
伝播を軽減できるドラム式洗濯機を提供できる。
【0082】請求項10の発明によると、水槽後部を懸
架する第2の懸架装置はダンパー機能を有しており、水
槽の前部を防振ダンパー機構で振動を減衰させることで
水槽の振動をバランス良く減衰することができる。
【0083】請求項11の発明によると、回転ドラムの
回転による振動方向と同じ面内を防振ダンパー機構が伸
縮するので、効率よく水槽の振動を減衰させることがで
きる。
【0084】請求項12の発明によると、水槽の水平方
向の振動を可撓体の撓みにより吸収して揺れを規制する
ので、洗濯機本体との隙間を小さくし、洗濯機本体の外
形を小型化することができる。
【0085】請求項13の発明によると、従来水槽の下
部に在った駆動モータを水槽の背面に設置したので、高
さの低い使い勝手のよいドラム式洗濯機を実現できる。
【0086】請求項14の発明によると、回転ドラム内
の洗濯物の片寄りに対応して重心移動を打消すので振動
を低減することができる。
【0087】請求項15、請求項16の発明によると、
洗濯機本体の前後方向を大きくすることなく幅方向を小
さく構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機を
示す外観斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機を
示す側面断面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機を
示す正面断面図である。
【図4】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
水槽を懸架した状態を示す側面断面図である。
【図5】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
第1の懸架装置を示す要部詳細図である。
【図6】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
第2の懸架装置を示す要部詳細図である。
【図7】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
第1の懸架装置により水槽を懸架した状態を示す正面断
面図である。
【図8】 本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の
第2の懸架装置により水槽を懸架した状態を示す正面断
面図である。
【図9】 本発明の第2実施形態のドラム式洗濯機の
水槽を懸架した状態を示す側面断面図である。
【図10】 本発明の第2実施形態のドラム式洗濯機の
第2の懸架装置を示す要部詳細図である。
【図11】 本発明の第2実施形態のドラム式洗濯機の
第2の懸架装置の負荷時の状態を示す要部詳細図であ
る。
【図12】 本発明の第2実施形態のドラム式洗濯機の
重心移動を説明する側面断面図である。
【図13】 本発明の第2実施形態のドラム式洗濯機の
支持装置を示す要部詳細図である。
【図14】 本発明の第2実施形態のドラム式洗濯機の
支持装置の負荷時の状態を示す要部詳細図である。
【図15】 本発明の第3実施形態のドラム式洗濯機の
水槽を懸架した状態を示す側面断面図である。
【図16】 本発明の第3実施形態のドラム式洗濯機の
水槽を懸架した状態を示す正面図及び背面図である。
【図17】 従来のドラム式洗濯機の側面断面図であ
る。
【図18】 従来のドラム式洗濯機の水槽を懸架した状
態を示す側面断面図である。
【図19】 従来のドラム式洗濯機の水槽を懸架した状
態を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 洗濯機本体 2 制御装置 3 開閉扉 4 水槽 5 回転ドラム 7 引張りバネ 8 防振ダンパー機構 9 駆動モータ 28 圧縮バネ 33 ロッド 34 バネ受け 37 スリーブ 39 支持装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 昌宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA10 BA04 BB18 CA02 DC06 DC25 DD02 DD04 DD05 HB09 HB14

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機本体内に配される水槽と、前記水
    槽内に回転自在に支持されるとともに洗濯物を収容する
    回転ドラムと、前記回転ドラムを回転駆動する駆動モー
    タと、引張りバネを有して前記水槽の前方を洗濯機本体
    に懸架支持する第1の懸架装置と、圧縮バネを有して前
    記水槽の後方を洗濯機本体に懸架支持する第2の懸架装
    置とを備えたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 第2の懸架装置は、洗濯機本体の内壁上
    部に突設される掛着部材に上端を掛着するロッドを有
    し、前記水槽外壁に突設される支持部材を挿通する前記
    ロッドの下端と前記支持部材との間に前記圧縮バネを縮
    設したことを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯
    機。
  3. 【請求項3】 前記回転ドラムの回転軸を水平方向に対
    して奥が下がるように傾斜したことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記傾斜の角度を0乃至45゜にしたこ
    とを特徴とする請求項3に記載のドラム式洗濯機。
  5. 【請求項5】 前記引張りバネと前記圧縮バネのバネ定
    数を異なるバネ定数にしたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  6. 【請求項6】 第1の懸架装置及び第2の懸架装置の懸
    架方向を鉛直方向に対して傾斜したことを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のいずれかに記載のドラム式洗濯
    機。
  7. 【請求項7】 第1の懸架装置及び第2の懸架装置に懸
    架される水槽組品の重心を、第1の懸架装置により支持
    される前記水槽の支持位置と、第2の懸架装置により支
    持される前記水槽の支持位置とを側面投影において結ぶ
    直線上に配したことを特徴とする請求項1乃至請求項6
    のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  8. 【請求項8】 第1の懸架装置及び第2の懸架装置に懸
    架される水槽組品の重心の水平方向の位置が、前記回転
    ドラムが空の状態と前記回転ドラム内に洗濯物及び洗濯
    液を入れた状態とで略一致することを特徴とする請求項
    1乃至請求項7のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  9. 【請求項9】 第2の懸架装置は、前記圧縮バネの伸縮
    に伴う反発力を減衰するダンパー機構を有することを特
    徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のドラ
    ム式洗濯機。
  10. 【請求項10】 前記水槽の軸方向の中央より前方の下
    部を支持する防振ダンパーを備えたことを特徴とする請
    求項9に記載のドラム式洗濯機。
  11. 【請求項11】 前記防振ダンパーは側面投影において
    前記回転ドラムの回転軸に対して略垂直にしたことを特
    徴とする請求項10に記載のドラム式洗濯機。
  12. 【請求項12】 一方向のみに伸縮可能な支持装置を備
    え、前記水槽と洗濯機本体とを可撓体を介して前記支持
    装置により連結したことを特徴とする請求項1乃至請求
    項11のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  13. 【請求項13】 前記駆動モータは前記回転ドラムの回
    転軸に一体化されるロータと、前記水槽と一体化される
    ステータとから成ることを特徴とする請求項1乃至請求
    項12のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  14. 【請求項14】 前記回転ドラムの洗濯物投入口側の外
    周に流体バランサーを設けたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項13のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  15. 【請求項15】 第2の懸架装置を前記水槽の背面に設
    けたことを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれ
    かに記載のドラム式洗濯機。
  16. 【請求項16】 第1の懸架装置を前記水槽の前面に設
    けたことを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれ
    かに記載のドラム式洗濯機。
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