JP2015154570A - プロテクタおよびプロテクタ付きワイヤハーネス - Google Patents

プロテクタおよびプロテクタ付きワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】広範囲にわたって連続的にワイヤハーネスを所望の形状に保持することができるプロテクタを提供する。
【解決手段】複数の被覆電線20aを束ねて構成したワイヤハーネス20の貫通を許容する中空状に形成し、長手方向Lにおける一端側に挿嵌部12aを設け、他端側に、長手方向Lに直交する断面において、挿嵌部12aより大きい被挿嵌部12bを設けたプロテクタ10であって、該連結プロテクタ10Aを、複数の被覆電線20aを束ねて構成したワイヤハーネス20に囲繞するように装着して、該ワイヤハーネス20を所望の形状に保持する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、自動車に配索されるワイヤハーネスに装着して、該ワイヤハーネスを直線状に保持するプロテクタに関する。
近年の自動車には、操作性や快適性を向上させるために、様々な電子機器が搭載されている。これに伴って自動車に配索される電線の本数も増大し、ワイヤハーネスの重量は、増加の一途をたどっている。
ワイヤハーネスの重量が増加することにより、例えば、インストルメントパネル(以下、インパネ)に配索されるワイヤハーネスをインパネリインフォースに搭載して組み付ける際、ワイヤハーネスは、増加した自重によって撓み易くなる。
撓み易いワイヤハーネスは、インパネリインフォースに搭載する際に、インパネリインフォースの突出部分に引っかかるなど、ワイヤハーネスの取り付け作業性が低下するおそれがある。
ワイヤハーネスの取り付け作業性の低下を防止する対策として、インパネリインフォースに搭載するワイヤハーネスを撓まないように、例えば、特許文献1では、ワイヤハーネスにプロテクタを装着する方法が提案されている。
特許文献1に記載のプロテクタは、合成樹脂製の本体と蓋とで構成されており、本体と蓋とを組み合わせた状態で、中空状の断面略四角形を形成し、内部にワイヤハーネスを挿通することができるとされている。
しかし、ワイヤハーネスを広範囲にわたって撓まないように直線状に保持するために、特許文献1に記載のプロテクタを長手方向に複数並べた場合、プロテクタ同士の間に隙間が生じるおそれがある。したがって、広範囲にわたって連続的にワイヤハーネスを直線状に保持することは困難であると考えられる。
特開2011−36005号公報
そこで、本発明は、広範囲にわたって連続的にワイヤハーネスを所望の形状に保持することができるプロテクタを提供することを主な目的とする。
この発明は、複数の電線を束ねて構成したワイヤハーネスの貫通を許容する中空状のプロテクタ本体を有し、長手方向における一端側に挿嵌部を設け、他端側に、前記長手方向に直交する断面が、前記挿嵌部より大きい被挿嵌部を設けたプロテクタであることを特徴とする。
なお、長手方向に直交する断面において、挿嵌部より大きい被挿嵌部を形成したとは、挿嵌部を、他のプロテクタの被挿嵌部に挿嵌可能な大きさに形成したという概念である。
この発明により、複数のプロテクタを連結して、広範囲にわたって連続的にワイヤハーネスを所望の形状に保持することができる。
詳述すると、従来のプロテクタは、複数配置する場合、別部材によって連結しなければならなかったが、本願のプロテクタは、長手方向に複数配置され、隣り合う他のプロテクタの被挿嵌部に挿嵌部を挿嵌して連結することで連結プロテクタを構成することができる。
したがって、連結するプロテクタの個数によって、ワイヤハーネスに装着する連結プロテクタの長さを適宜設定することができ、広範囲にわたって連続的にワイヤハーネスを所望の形状に保持することができる。
この発明の態様として、前記挿嵌部と前記被挿嵌部とを相似形状に形成することができる。
なお、挿嵌部と被挿嵌部とは、挿嵌状態において、挿嵌部の外面と被挿嵌部の内面とが当接するものであり、互いが相似の関係であれば、略円形や略矩形など、様々な形状に形成することができる。
この発明により、プロテクタ同士の連結状態において、挿嵌部と被挿嵌部とが密着し、プロテクタ同士の連結状態が不用意に解除されることを防止することができる。
詳述すると、挿嵌部と被挿嵌部とが相似形状でない場合、例えば、断面略円形に形成した挿嵌部に対して、被挿嵌部が断面略正方形であり、挿嵌状態における挿嵌部と被挿嵌部とが内接する大きさである場合、挿嵌部の外面と被挿嵌部の内面とは点または線で接触する。
これに対して、挿嵌部と被挿嵌部とを相似形状で形成したことにより、例えば、挿嵌部と被挿嵌部との断面がともに略円形で、挿嵌部と被挿嵌部とが内接する大きさである場合、挿嵌部の外面と被挿嵌部の内面とは面で接触する。
したがって、挿嵌部と被挿嵌部とは、密着した状態を得ることができ、これに伴って、挿嵌部と被挿嵌部との摩擦抵抗が増大し、プロテクタ同士の連結状態が不用意に解除されることを防止する。
また、この発明の態様として、前記挿嵌部と前記被挿嵌部とをテーパ状に形成することができる。
この発明により、プロテクタの挿嵌部を、他のプロテクタの被挿嵌部に押し込むだけで、プロテクタ同士を連結することができる。
詳述すると、挿嵌部と被挿嵌部とをテーパ状に形成しない場合、プロテクタ同士が連結状態を維持するためには、爪などの連結手段を備えることが望ましい。
これに対して、プロテクタの挿嵌部を、他のプロテクタの被挿嵌部に挿嵌可能にテーパ形状に形成することで、挿嵌部を被挿嵌部に押し込むだけで、プロテクタ同士を連結することができる。したがって、プロテクタは、爪などの連結手段を備えることなく、簡素な構成で連結することができる。
なお、上述では、プロテクタの挿嵌部を、他のプロテクタの被挿嵌部に押し込むように挿嵌した、つまり、プロテクタ同士を連結する作業において、他のプロテクタの被挿嵌部を基準として、プロテクタの挿嵌部を移動させたが、他のプロテクタの挿嵌部を基準として、プロテクタの被挿嵌部を移動させてもよい。換言すると、プロテクタ同士を連結する作業において、挿嵌部を基準として被挿嵌部を移動させても、被挿嵌部を基準として挿嵌部を移動させてもよい。
また、この発明の態様として、前記プロテクタ本体を、前記長手方向に沿って、周方向を分割した分割プロテクタを組み合わせて構成することができる。
この発明により、プロテクタをワイヤハーネスに容易に装着することができる。
詳述すると、プロテクタは、該プロテクタを分割した分割プロテクタで構成することで、内部にワイヤハーネスを挿通することなく、ワイヤハーネスに装着することができる。したがって、プロテクタにワイヤハーネスを貫通させる作業を容易に行うことができる。
また、この発明の態様として、前記分割プロテクタを、対称形状となる2分割プロテクタで構成することができる。
この発明により、プロテクタをワイヤハーネスに、より容易に装着することができる。
詳述すると、プロテクタは、対称形状である2分割プロテクタで構成したことにより、ワイヤハーネスに装着する際に、2分割プロテクタの向きを容易に合わせることができる。
また、この発明の態様として、前記挿嵌部と前記被挿嵌部との少なくとも一方に切欠き部を形成することができる。
この発明により、プロテクタ同士の連結状態を強固に固定することができるとともに、幹線から枝線が分岐するワイヤハーネスにもプロテクタ同士を連結することができる。
詳述すると、挿嵌部と被挿嵌部とは、切欠き部を形成したことにより、撓み易くなる。したがって、挿嵌部を被挿嵌部に挿嵌する際、挿嵌部は、プロテクタの中心方向に押し狭められ、被挿嵌部はプロテクタの外側方向に押し広げられる。
そうすると、プロテクタ同士の連結状態において、押し狭められた挿嵌部は、プロテクタの外側方向に押し広げるような復元力が発生し、押し広げられた被挿嵌部は、プロテクタの中心方向に押し狭められるような復元力が発生する。つまり、挿嵌部と被挿嵌部とが互いに押し合って摩擦抵抗が増大し、プロテクタ同士の連結状態を強固なものに維持することができる。
さらに、切欠き部を、ワイヤハーネスの幹線から分岐する枝線が挿通することができる大きさに形成し、切欠き部に枝線を挿通することで、枝線が邪魔になることなくプロテクタ同士を幹線に装着して連結することができる。
また、この発明は、上記プロテクタを前記長手方向に複数配置し、前記プロテクタの前記挿嵌部を、隣り合う他の前記プロテクタの前記被挿嵌部へ挿嵌して、前記プロテクタを複数連結した連結プロテクタであることを特徴とする。
この発明により、連結プロテクタは、複数のプロテクタを連結して、広範囲にわたって連続的にワイヤハーネスを所望の形状に保持することができる。
また、この発明は、上記連結プロテクタを前記ワイヤハーネスに装着した連結プロテクタ付きワイヤハーネスであることを特徴とする。
この発明により、連結プロテクタ付きワイヤハーネスは、連結プロテクタを装着した範囲を、該連結プロテクタによって、ワイヤハーネスを広範囲にわたって所望の形状に保持して剛性を高めることができるため、例えば、インパネリインフォースにプロテクタ付きワイヤハーネスを搭載する場合、プロテクタ付きワイヤハーネスが撓むことがなく、搭載作業を容易に行うことができる。
この発明によれば、広範囲にわたって連続的にワイヤハーネスを所望の形状に保持することができるプロテクタを提供することができる。
プロテクタの斜視図。 プロテクタの縦断面図。 分割プロテクタとワイヤハーネスとの斜視図。 ロック機構の断面図。 プロテクタ付きワイヤハーネスの斜視図。 プロテクタ付きワイヤハーネスの縦断面図。 インパネリインフォースの斜視図。 連結部分の縦断面図。 枝線が分岐する部分における、挿嵌部と被挿嵌部との断面図。 プロテクタ付きワイヤハーネスをインパネリインフォースに搭載した状態の斜視図。
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、プロテクタ10の斜視図を示し、図2は、中心軸CLに沿って切断したプロテクタ10の縦断面図を示し、図3は、ワイヤハーネス20に分割プロテクタ11,11を装着する様子をあらわす斜視図を示している。
図4は、図2中のA−A線断面図であり、ロック構造13の断面図を示し、詳述すると、図4(a)は、ロック構造13の非ロック状態の断面図を示し、図4(b)は、ロック構造13のロック状態の断面図を示している。
図5は、プロテクタ付きワイヤハーネス1の斜視図を示し、図6は、中心軸CLに沿って切断したプロテクタ付きワイヤハーネス1の縦断面図を示し、図7は、インパネリインフォース30の斜視図を示している。
図8は、図6中のB部拡大図であり、プロテクタ10同士の連結状態における、連結部分12の縦断面図を示し、図9は、プロテクタ付きワイヤハーネス1における、幹線21から枝線22が分岐する部分の断面図を示し、図10は、プロテクタ付きワイヤハーネス1をインパネリインフォース30に搭載した状態の斜視図を示している。
本実施形態におけるプロテクタ付きワイヤハーネス1は、インパネリインフォース30に搭載されるワイヤハーネス20の幹線21に、プロテクタ10を複数連結して構成した連結プロテクタ10Aを装着している。
ワイヤハーネス20に装着するプロテクタ10は、図1に示すように、断面略円形の中空形状であり、図2に示すように、プロテクタ10の長手方向Lに沿って一端側から他端側に向けて徐々に拡径するテーパ状である。そして、このプロテクタ10は、図3に示すように、該プロテクタ10の中心軸CLを通る平面で2分割した分割プロテクタ11,11で構成している。
詳述すると、ワイヤハーネス20に装着し、テーパ状に形成されたプロテクタ10は、内径がワイヤハーネス20の外径よりも大きく、中心軸CLに直交する方向からみて一端側と他端側とが相似の関係であり、プロテクタ10を2分割した分割プロテクタ11,11は、中心軸CLを通る平面に対して対称形状である。
プロテクタ10の一端側と他端側とは、プロテクタ10の一端側を、他のプロテクタ10の他端側に挿嵌して連結可能な大きさに形成されている(図5および図6参照)。つまり、プロテクタ10の両端側は、他のプロテクタ10と連結する連結部分12を構成している。
連結部分12のうち、プロテクタ10の他端側よりも小径である一端側を挿嵌部12aとし、一端側よりも大径である他端側を被挿嵌部12bとしている。これら挿嵌部12aと被挿嵌部12bとは、上述するように、中心軸CLに直交する方向からみて相似の関係である。
なお、プロテクタ10は、合成樹脂製であり、少なくとも挿嵌部12aと被挿嵌部12bとに弾性を備えている。
プロテクタ10を構成する分割プロテクタ11,11は、図3に示すように、周知技術であるロック構造13を備え、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとの位置に切欠き部14を形成している。これら分割プロテクタ11,11は、断面略円形になるように組み付けた状態において、分割プロテクタ11,11同士が当接する当接部15を有している。
ロック構造13は、図3および図4(a)に示すように、切断面の一方に、プロテクタ10の外周面の接線方向に突出するロック部13aと、切断面の他方に、該ロック部13aが挿通可能な孔状の被ロック部13bとを備えている。
ロック部13aは、先端側が返し形状に形成されており、被ロック部13bは、図4(b)に示すように、ロック部13aと係止可能な段差状に形成された孔状で、ロック部13aと被ロック部13bとが係止することで分割プロテクタ11,11の組み付け状態を保持する。
これらロック部13aと被ロック部13bとは、分割プロテクタ11に、長手方向Lに沿って所定間隔隔てて2つずつ配置されるとともに、分割プロテクタ11,11の組み付け状態において、ロック部13aと被ロック部13bとは、それぞれが対応する位置に配置されている。
切欠き部14は、図1から図3に示すように、分割プロテクタ11の周方向における中間位置に、挿嵌部12aの縁から被挿嵌部12bに向けてU字状に形成するとともに、被挿嵌部12bの縁から挿嵌部12aに向けてU字状に形成している。
したがって、切欠き部14は、分割プロテクタ11に2つずつ形成されており、分割プロテクタ11,11を組み付けたプロテクタ10に、対向する位置に4つ形成されている。
当接部15は、分割プロテクタ11,11を、断面略円形になるように組み付けた状態において、分割プロテクタ11,11同士が当接する端面である。
上述のように構成したプロテクタ10は、図5および図6に示すように、長手方向Lに沿って複数配置され、挿嵌部12aを隣り合うプロテクタ10の被挿嵌部12bに挿嵌し、プロテクタ10同士を連結して連結プロテクタ10Aを構成するとともに、該連結プロテクタ10Aをワイヤハーネス20に装着して、プロテクタ付きワイヤハーネス1を構成する。
ワイヤハーネス20は、図3に示すように、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線20aを複数束ねてテープで巻いて構成している。
なお、本実施形態におけるワイヤハーネス20は、インパネリインフォース30に搭載するインパネワイヤハーネスであり、図5に示すように、主要な経路である幹線21から枝線22が分岐している。上記切欠き部14は、この枝線22を挿通可能な大きさに形成されている。
インパネリインフォース30は、図7に示すように、自動車を構成する図示しない左右のサイドメンバパネルを結ぶパイプ状のリインフォース本体31と、該リインフォース本体31から下方に延びる2本の筒状のブレース32,32と、リインフォース本体31の両端部に配置される板状のエクステンション33,33とで構成している。
リインフォース本体31は、メインパイプ31aと、該メインパイプ31aよりも大きい直径のサブパイプ31bと、メインパイプ31aとサブパイプ31bとの間に配置され、それぞれを滑らかに連結するテーパ状のテーパ部31cとで一体に形成されている。
ブレース32,32は、リインフォース本体31を約3等分した位置のそれぞれに配置されており、筒状に形成されている。このブレース32,32は、図示しないエアコンユニットなどを固定するものである。
エクステンション33,33は、リインフォース本体31の両端に、該リインフォース本体31の長手方向に直交するように配置されており、図示しないサイドメンバパネルに係止してインパネリインフォース30を所定高さに保持する。
なお、リインフォース30は、上述するようなリインフォース30に限らず、様々な形状、形態のリインフォースであってもよい。
続いて、上述のように構成したプロテクタ付きワイヤハーネス1の製造方法について説明する。
プロテクタ付きワイヤハーネス1の製造方法は、ワイヤハーネス20にプロテクタ10を装着する装着作業と、該装着作業で装着された複数のプロテクタ10を連結する連結作業とをこの順に行う。
装着作業は、図3に示すように、ワイヤハーネス20に対して当接部15,15同士が対向する位置に配置した分割プロテクタ11,11を互いに近づける。このとき、分割プロテクタ11,11は、図4(a)に示すように、被ロック部13bにロック部13aを挿通するように移動する。
互いに近づけられて当接部15,15同士が当接した分割プロテクタ11,11は、幹線21を挟み込むように組み付けられてプロテクタ10を構成し、幹線21に装着される。このとき、ロック構造13は、図4(b)に示すように、ロック部13aと被ロック部13bとが係止したロック状態を保持する。
装着作業を繰り返して、所望の数のプロテクタ10を、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとの向きを揃えながら幹線21に装着して、長手方向Lに並べる。
連結作業は、図5および図6に示すように、装着作業において、長手方向Lに沿って複数装着されたプロテクタ10の挿嵌部12aを、隣り合う他のプロテクタ10の被挿嵌部12bに挿嵌して連結して、連結プロテクタ10Aを形成する。このとき、分割プロテクタ11,11同士の当接部15,15同士が当接して形成された直線を揃えることで、挿嵌部12aを被挿嵌部12bにまっすぐ挿嵌することができ、プロテクタ10同士がまっすぐに配置される。
なお、本実施形態における製造方法は、装着作業において、複数のプロテクタ10を幹線21に装着し、連結作業において、幹線21に装着された複数のプロテクタ10を連結するが、これに限らず、装着作業と連結作業とを繰り返し行う、つまり、プロテクタ10を装着するごとにプロテクタ10同士を連結してもよい。
続いて、プロテクタ10、連結プロテクタ10Aおよびプロテクタ付きワイヤハーネス1の作用効果について説明する。
本実施形態におけるプロテクタ10は、長手方向Lにおける一端側に挿嵌部12aを設け、他端側に、他のプロテクタ10の挿嵌部12aを挿嵌可能な被挿嵌部12bを設けたことにより、複数のプロテクタ10を連結して、所望の長さの連結プロテクタ10Aを構成し、広範囲にわたって連続的にワイヤハーネス20を所望の形状に保持することができる。
詳述すると、プロテクタ10は、図5および図6に示すように、長手方向Lに沿って複数配置され、挿嵌部12aを、隣り合う他のプロテクタ10の被挿嵌部12bに挿嵌部12aを挿嵌して連結することで連結プロテクタ10Aを構成することができる。
したがって、連結するプロテクタ10の個数によって、ワイヤハーネス20の幹線21に装着する連結プロテクタ10Aの長さを適宜設定することができ、しかも切れ目なく連続的に幹線21を所望の形状に保持することができる。
また、本実施形態におけるプロテクタ10は、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとを相似形状に形成したことにより、プロテクタ10同士の連結状態において、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとが密着し、プロテクタ10同士の連結状態が不用意に解除されることを防止することができる。
詳述すると、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとが相似形状でない場合、例えば、断面略円形に形成した挿嵌部12aに対して、被挿嵌部12bが断面略正方形であり、挿嵌状態における挿嵌部と被挿嵌部とが内接する大きさである場合、挿嵌部12aの外面と被挿嵌部12bの内面とは点または線で接触する。
これに対して、本実施形態のように、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとを相似形状で形成したことにより、例えば、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとの断面がともに略円形で、挿嵌状態における挿嵌部と被挿嵌部とが内接する大きさである場合、挿嵌部12aの外面と被挿嵌部12bの内面とは面で接触する。
したがって、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとは、密着した状態を得ることができ、これに伴って、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとの摩擦抵抗が増大し、プロテクタ10同士の連結状態が不用意に解除されることを防止する。
また、本実施形態におけるプロテクタ10は、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとを含み、全体をテーパ状に形成したことにより、プロテクタ10の挿嵌部12aを、他のプロテクタ10の被挿嵌部12bに押し込むだけで、プロテクタ10同士を連結することができる。
詳述すると、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとをテーパ状に形成しない場合、プロテクタ10同士が連結状態を維持するためには、爪などの連結手段を要するが、プロテクタ10の挿嵌部12aを、他のプロテクタ10の被挿嵌部12bに挿嵌可能にテーパ形状に形成することで、図5および図6に示すように、挿嵌部12aを被挿嵌部12bに押し込むだけで、プロテクタ10同士を連結することができる。
したがって、プロテクタ10は、爪などの連結手段を備えることなく、簡素な構成で連結することができる。
また、本実施形態におけるプロテクタ10は、該プロテクタ10の中心軸CLを通る平面で対称形状となるように2分割した分割プロテクタ11,11で構成したことにより、プロテクタ10をワイヤハーネス20の幹線21に容易に装着することができる。
詳述すると、プロテクタ10を分割して、分割プロテクタ11,11を構成したことで、プロテクタ10は、内部にワイヤハーネス20を挿通することなく、図3に示すように、ワイヤハーネス20に装着することができる。
さらに、プロテクタ10は、対称形状である分割プロテクタ11,11で構成したことにより、ワイヤハーネス20に装着する際、分割プロテクタ11,11の向きを容易に合わせることができる。
また、本実施形態におけるプロテクタ10は、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとに切欠き部14を形成したことにより、プロテクタ10同士の連結状態を強固に固定することができるとともに、幹線21から枝線22が分岐するワイヤハーネス20にもプロテクタ10同士を連結することができる。
詳述すると、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとは、図1から図3に示すように、切欠き部14を形成したことにより、撓み易くなる。したがって、挿嵌部12aを被挿嵌部12bに挿嵌する際、図8に示すように、挿嵌部12aは、プロテクタ10の中心方向に押し狭められ、被挿嵌部12bは、プロテクタ10の外側方向に押し広げられる。
そうすると、プロテクタ10同士の連結状態において、押し狭められた挿嵌部12aは、プロテクタ10の外側方向に押し広げるような復元力が発生し、押し広げられた被挿嵌部12bは、プロテクタ10の中心方向に押し狭められるような復元力が発生する。つまり、挿嵌部12aと被挿嵌部12bとが互いに押し合って摩擦抵抗が増大し、プロテクタ10同士の連結状態を強固なものに維持することができる。
さらに、切欠き部14を、図9に示すように、ワイヤハーネス20の幹線21から分岐する枝線22が挿通することができる大きさに形成することで、枝線22が邪魔になることなくプロテクタ10同士を幹線21に装着して連結することができる。
本実施形態における連結プロテクタ10Aは、プロテクタ10を長手方向Lに複数配置し、プロテクタ10の挿嵌部12aを、隣り合う他のプロテクタ10の被挿嵌部12bへ挿嵌して、プロテクタ10を複数連結して構成したことにより、連結プロテクタ10Aは、複数のプロテクタ10を連結して、広範囲にわたって連続的にワイヤハーネス20の幹線21を所望の形状に保持することができる。
しかも、この連結プロテクタ10Aは、ワイヤハーネス20の幹線21に装着するプロテクタ10の個数によって、剛性を高めたいワイヤハーネス20の長さに適宜対応することができ、所望の長さ分だけ幹線21の剛性を高めることができる。
詳述すると、ワイヤハーネス20の経路は、自動車の車種ごとに変わるため、剛性を高めたい幹線21の長さは、車種ごとにバラバラである。
例えば、剛性を高めたい幹線21の長さに応じた長尺状の長尺プロテクタを製作した場合、異なる車種に搭載されるワイヤハーネスは、剛性を高めたい幹線に、必ず長尺プロテクタを流用できるとは限らない。さらに、長尺プロテクタは、ワイヤハーネスに装着する、または挿通する作業が困難である。
これに対して、本実施形態における連結プロテクタ10Aは、ワイヤハーネス20の経路に応じた長さの分だけプロテクタ10をワイヤハーネス20に装着して連結するだけで、所望の長さの連結プロテクタ10Aを構成することができる。したがって、連結プロテクタ10Aは、異なる車種に搭載されるワイヤハーネスにも、装着するプロテクタ10の個数を適宜設定するだけで流用することができる。
換言すると、ワイヤハーネス経路が異なる様々な車種に使用することができため、プロテクタを新規で製作する必要がなく、コスト削減などの効果も得ることができる。さらには、長尺プロテクタよりも装着する、または挿通する作業を容易に行うことができる。したがって、プロテクタ10を複数連結して構成した連結プロテクタ10Aは、汎用性と作業性とを備えている。
本実施形態におけるプロテクタ付きワイヤハーネス1は、プロテクタ10をワイヤハーネス20に装着して構成したことにより、インパネリインフォース30にワイヤハーネス20を搭載する際に幹線21が撓むことがなく、搭載作業を容易に行うことができる。
詳述すると、搭載作業は、納入されたワイヤハーネス20の荷姿状態を解除して、作業者または機械が、限られたスペースでワイヤハーネス20をインパネリインフォース30に搭載する。このとき、ワイヤハーネス20の幹線21をインパネリインフォース30に載置するが、幹線21が撓んでしまうとブレース32,32やエクステンション33,33に引っ掛かってしまうおそれがある。
これに対して、本実施形態におけるプロテクタ付きワイヤハーネス1は、連結プロテクタ10Aを装着した範囲を、該連結プロテクタ10Aによって、所望の長さの分だけ、幹線21を所望の形状に保持して剛性を高めることができるため、図10に示すように、ブレース32,32やエクステンション33,33に引っ掛かることを抑制することができ、搭載作業を容易に行うことができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の連結プロテクタ付きワイヤハーネスは、実施形態のプロテクタ付きワイヤハーネス1に対応し、
以下同様に、
プロテクタおよびプロテクタ本体は、プロテクタ10に対応し、
以下同様に、
分割プロテクタおよび2分割プロテクタは、分割プロテクタ11に対応し、
電線は、被覆電線20aに対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、本実施形態におけるプロテクタ10は、断面略円形に形成したが、本発明はこれに限らず、断面略矩形など、ワイヤハーネスの配索経路、周辺部品の関係、または仕様によるワイヤハーネス径によって適宜設定することができる。
本実施形態におけるワイヤハーネス20は、インパネに配索されるワイヤハーネスであるが、本発明はこれに限らず、例えばフロアやエンジンルームなどに配索されるワイヤハーネスであってもよい。
本実施形態における連結プロテクタ10Aは、プロテクタ10を複数連結して構成したが、本発明はこれに限らず、1つのプロテクタ10でプロテクタを構成してもよい。この構成により、狭い範囲でワイヤハーネス20の剛性を高めたい場合であっても、1つのプロテクタ10をワイヤハーネス20に装着するだけで、ワイヤハーネス20の剛性を局部的に高めることができる。
本実施形態におけるプロテクタ付きワイヤハーネス1は、複数のプロテクタ10を連結した連結プロテクタ10Aをワイヤハーネス20に装着して構成したが、本発明はこれに限らず、1つのプロテクタ10をワイヤハーネス20に装着して構成したプロテクタ付きワイヤハーネスであってもよい。
1…プロテクタ付きワイヤハーネス
10…プロテクタ
10A…連結プロテクタ
11…分割プロテクタ
12…連結部分
12a…挿嵌部
12b…被挿嵌部
13…ロック構造
13a…ロック部
13b…被ロック部
14…切欠き部
15…当接部
20…ワイヤハーネス
20a…被覆電線
21…幹線
22…枝部
30…インパネリインフォース
31…リインフォース本体
31a…メインパイプ
31b…サブパイプ
31c…テーパ部
32…ブレース
33…エクステンション
L…長手方向
CL…中心軸

Claims (8)

  1. 複数の電線を束ねて構成したワイヤハーネスの貫通を許容する中空状のプロテクタ本体を有し、
    長手方向における一端側に挿嵌部を設け、
    他端側に、前記長手方向に直交する断面が、前記挿嵌部より大きい被挿嵌部を設けた
    プロテクタ。
  2. 前記挿嵌部と前記被挿嵌部とを相似形状に形成した
    請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記挿嵌部と前記被挿嵌部とをテーパ状に形成した
    請求項2に記載のプロテクタ。
  4. 前記プロテクタ本体を、前記長手方向に沿って、周方向を分割した分割プロテクタを組み合わせて構成した
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載のプロテクタ。
  5. 前記分割プロテクタを、対称形状となる2分割プロテクタで構成した
    請求項4に記載のプロテクタ。
  6. 前記挿嵌部と前記被挿嵌部との少なくとも一方に切欠き部を形成した
    請求項1から5のうちいずれか一項に記載のプロテクタ。
  7. 請求項1から6のうちいずれか一項に記載のプロテクタを前記長手方向に複数配置し、
    前記プロテクタの前記挿嵌部を、隣り合う他の前記プロテクタの前記被挿嵌部へ挿嵌して、前記プロテクタを複数連結した
    連結プロテクタ。
  8. 請求項7に記載の連結プロテクタを前記ワイヤハーネスに装着した
    連結プロテクタ付きワイヤハーネス。
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