JP2015152076A - 無段変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きなレシオカバレッジを確保しつつ、低フリクション化を図ることができる無段変速機を提供すること。【解決手段】第1サンギヤS1を、変速機入力軸INに常時連結すると共にバリエータCVTを介して第2サンギヤS2に連結し、第1キャリヤC1を、第1ブレーキL/Bを介して変速機ケースTCに固定可能とし、第1リングギヤR1を、連結部材Mを介して第2リングギヤR2と逆回転するように連結し、第2キャリヤC2を、変速機出力軸OUTに常時連結し、第2遊星歯車PG2を、第1クラッチH/Cの締結により一体回転可能とする。そして、第1ブレーキL/Bを締結し第1クラッチH/Cを解放して、バリエータCVTを介したトルクフローと連結部材Mを介したトルクフローを有するPSモードとし、第1ブレーキL/Bを解放し第1クラッチH/Cを締結して、バリエータCVTを介したトルクフローのみのCVTモードとする構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、2つの遊星歯車と、変速比を無段階に変更するバリエータを備えた無段変速機に関するものである。
従来、レシオカバレッジを拡大するため、副変速機構とバリエータを備えた無段変速機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-230117号公報
しかしながら、従来の無段変速機にあっては、副変速機構における変速比を変更しても、バリエータへの入力トルクは変動しなかった。そのため、無段変速機における低フリクション化に改善の余地があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、大きなレシオカバレッジを確保しつつ、低フリクション化を図ることができる無段変速機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の無段変速機は、
駆動源に連結可能な入力部材と、
駆動輪に連結可能な出力部材と、
静止部と、
3つの回転要素を有する第1遊星歯車と、
3つの回転要素を有する第2遊星歯車と、
変速比を無段階に変更するバリエータと、を備えた自動変速機において、
前記第1遊星歯車の3つの回転要素を、共通速度線図上における並び順に第1回転要素、第2回転要素、第3回転要素とし、
前記第2遊星歯車の3つの回転要素を、共通速度線図上における並び順に第4回転要素、第5回転要素、第6回転要素とし、
前記第1回転要素を、前記入力部材に常時連結すると共に、前記バリエータを介して前記第4回転要素に連結し、
前記第2回転要素を、第1の締結要素を介して前記静止部に選択的に固定可能とし、
前記第3回転要素を、連結部材を介して前記第6回転要素と逆回転するように連結し、
前記第5回転要素を、前記出力部材に常時連結し、
前記第2遊星歯車を、第2の締結要素の締結により選択的に一体回転可能とし、
前記第1の締結要素を締結し、前記第2の締結要素を解放することで、前記入力部材から前記出力部材へのトルク伝達フローとして、前記バリエータを介した第1トルクフローと前記連結部材を介した第2トルクフローとを有するパワースプリットモードとし、
前記第1の締結要素を解放し、前記第2の締結要素を締結することで、前記トルク伝達フローとして、前記バリエータを介した第1トルクフローのみを有するCVTモードとすることを特徴とする。
よって、本発明の無段変速機にあっては、第1の締結要素の締結と第2の締結要素の解放で、バリエータを介した第1トルクフローと連結部材を介した第2トルクフローとを有するパワースプリットモードにされる。また、第1の締結要素の解放と第2の締結要素の締結で、バリエータを介した第1トルクフローのみを有するCVTモードにされる。
このように、パワースプリットモードとCVTモードを備えることで、レシオカバレッジの拡大を図ることができ、大きなレシオカバレッジを確保することができる。また、パワースプリッドモードでは、トルク伝達フローが第1トルクフローと第2トルクフローに分かれるので、バリエータへの入力トルクの低減を図ることができ、低フリクション化を図ることができる。
ここで、バリエータへの入力トルクが大きい場合では、バリエータでのスリップ防止のためにベルトのクランプ力を高める必要がある。このとき、バリエータにおけるベルトクランプ力が作動油圧によって制御される場合では、ベルトクランプ力を高めるために作動油圧を作り出すオイルポンプの仕事が増加(ポンプ吐出圧を上昇)することになる。また、ベルトクランプ力が高くなることで、ベルトにおけるフリクションが高くなってしまう。そのため、変速機全体のフリクションが上昇することになる。
しかし、バリエータへの入力トルクを低減することで、バリエータのベルトクランプ力の向上を図る必要がなくなり、オイルポンプの仕事の増加を抑制すると共に、ベルトにおけるフリクション増大を防止できるので、フリクションの低減を図ることができる。
実施例1の無段変速機を示すスケルトン図である。 実施例1の無段変速機におけるトルク伝達モードごとの締結作動表を示す図である。 実施例1の無段変速機におけるPSモードでのトルクフロー説明図である。 実施例1の無段変速機におけるPSモードでの共通速度線図である。 実施例1の無段変速機におけるCVTモードでのトルクフロー説明図である。 実施例1の無段変速機におけるCVTモードでの共通速度線図である。 実施例1の無段変速機におけるスリップモードでのトルクフロー説明図である。 実施例1の無段変速機におけるスリップモードでの共通速度線図である。 実施例1の無段変速機における前進リンプフォームモードでのトルクフロー説明図である。 実施例1の無段変速機における前進リンプフォームモードでの共通速度線図である。 実施例1の無段変速機におけるRモードでのトルクフロー説明図である。 実施例1の無段変速機におけるRモードでの共通速度線図である。 実施例1の無段変速機における後進リンプフォームモードでのトルクフロー説明図である。 実施例1の無段変速機における後進リンプフォームモードでの共通速度線図である。 実施例2の無段変速機を示すスケルトン図である。 実施例2の無段変速機におけるトルク伝達フローモードごとの締結作動表を示す図である。 実施例2の無段変速機におけるダイレクトモードでのトルクフロー説明図である。 実施例2の無段変速機におけるダイレクトモードでの共通速度線図である。
以下、本発明の無段変速機を実施するための形態を、図面に示す実施例1及び実施例2に基づいて説明する。
(実施例1)
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の無段変速機を示すスケルトン図である。以下、図1に基づいて、実施例1の無段変速機の遊星歯車構成と締結要素構成を説明する。
実施例1の無段変速機ATは、図1に示すように、変速機入力軸INと、変速機出力軸OUTと、変速機ケースTCと、第1遊星歯車PG1と、第2遊星歯車PG2と、バリエータCVTと、変速コントローラCONと、を備えている。
前記変速機入力軸IN(入力部材)は、エンジンENG(駆動源)からの回転駆動トルクが、トルクコンバータT/Cを介して入力される軸である。つまり、この変速機入力軸INは、トルクコンバータT/Cを介してエンジンENGに連結されている。
前記変速機出力軸OUT(出力部材)は、不図示のプロペラシャフトやファイナルギヤ等を介して駆動輪Rへ変速後の回転駆動トルクを出力する軸である。つまり、この変速機出力軸OUTは、プロペラシャフト等を介して駆動輪Rに連結されている。
また、この実施例1では、変速機入力軸INと変速機出力軸OUTが平行配置されている。そのため、この無段変速機ATは、FFエンジン車(フロントエンジン−フロントドライブエンジン車)に適用される。
前記変速機ケースTC(静止部)は、変速機入力軸IN及び変速機出力軸OUTをそれぞれ回転可能に支持すると共に、第1遊星歯車PG1、第2遊星歯車PG2、バリエータCVT、及び後述する連結部材M、第1ブレーキL/B、第1クラッチH/C、第2クラッチR/C等を内蔵する筐体である。
前記第1遊星歯車PG1は、3つの回転要素を有するシングルピニオン型遊星歯車である。ここで、3つの回転要素は、共通速度線図(共線図)上における並び順に、第1サンギヤS1(第1回転要素)と、該第1サンギヤS1に噛み合う複数の第1ピニオンP1を支持する第1キャリヤC1(第2回転要素)と、前記第1ピニオンP1に噛み合う第1リングギヤR1(第3回転要素)とからなる。
ここで、共通速度線図(共線図)とは、遊星歯車の三つの回転要素(サンギヤS、キャリヤC、リングギヤR)の回転関係を求めるために描かれる図であり、シングルピニオン型遊星歯車の場合、並びが(S-C-R)又は(R-C-S)となる。
前記第2遊星歯車PG2は、3つの回転要素を有するシングルピニオン型遊星歯車である。ここで、3つの回転要素は、共通速度線図(共線図)上における並び順に、第2サンギヤS2(第4回転要素)と、該第2サンギヤS2に噛み合う複数の第2ピニオンP2を支持する第2キャリヤC2(第5回転要素)と、前記第2ピニオンP2に噛み合う第2リングギヤR2(第6回転要素)とからなる。
前記バリエータCVTは、プライマリプーリPrPと、セカンダリプーリSePと、プライマリプーリPrPとセカンダリプーリSePの間に架け渡されたベルトBEと、を有し、変速比を無段階に変速するベルト式無段変速機構である。
ここで、前記プライマリプーリPrPは、変速機入力軸INに連結する固定シーブと、固定シーブに対して軸方向に摺動可能な可動シーブと、を有している。前記セカンダリプーリSePは、変速機出力軸OUTに連結する固定シーブと、固定シーブに対して摺動可能な可動シーブと、を有している。前記ベルトBEは、プライマリプーリPrPとセカンダリプーリSePとの間に巻き掛けられた金属ベルトであり、それぞれの固定シーブと可動シーブとの間に挟持される。ここでは、固定シーブと可動シーブとのそれぞれに接する傾斜面を両側にもった多数のエレメントを重ね、薄板を層状に重ねると共に円環状に形成したリング2組を、エレメントの両側に挟み込ませることで構成された、いわゆるVDT型ベルトを使用している。
そして、プライマリプーリPrPの可動シーブの背面、及びセカンダリプーリSePの可動シーブの背面には図示しない油圧アクチュエータがそれぞれ配置されている。そして、変速コントローラCONからの油圧指令値に基づく作動油が油圧アクチュエータに供給されることで各可動シーブを摺動させ、両プーリPrP,SePのプーリ幅を変更する。これにより、ベルトBEの挟持面の径を変更して変速比(プーリ比)を自在に制御する。
また、この変速コントローラCONは、プライマリプーリPrP又はセカンダリプーリSePにおけるベルト挟圧力を調整することで、プライマリプーリPrP又はセカンダリプーリSePに対してベルトBEをスリップさせることができる。すなわち、変速コントローラCONは、スリップ制御手段に相当する。
さらに、この変速コントローラCONでは、プライマリプーリPrP及びセカンダリプーリSePにおけるベルト挟圧トルクを監視している。そして、このバリエータCVTでのトルク伝達に必要なベルト挟圧トルクが確保できなくなったときに、バリエータCVTでのトルク伝達が不可能になったと判断する。すなわち、この変速コントローラCONは、バリエータ判断手段に相当する。
なお、油圧アクチュエータに供給される作動油は、エンジンENGの出力軸に連結された図示しないオイルポンプによって供給される。
そして、前記第1サンギヤS1は、変速機入力軸INに常時連結されていると共に、バリエータCVTのプライマリプーリPrPに常時連結されている。
前記第1キャリヤC1は、第1ブレーキL/B(第1の締結要素)を介して変速機ケースTCに選択的に固定されると共に、第2クラッチR/C(第4の締結要素)を介して第1サンギヤS1に選択的に連結されている。
なお、前記第1ブレーキL/B及び前記第2クラッチR/Cは、それぞれ変速コントローラCONからの油圧指令値に基づく作動油によって締結/解放が制御される摩擦クラッチである。ここで、第1ブレーキL/B等の摩擦クラッチを制御する作動油は、上述のオイルポンプによって供給される。
前記第1リングギヤR1は、連結部材Mを介して第2リングギヤR2と逆回転するように常時連結されている。
ここで、前記連結部材Mは、第1リングギヤR1の外周に形成された外歯ギヤM1と、第2リングギヤR2の外周に形成されるとともに外歯ギヤM1に噛み合う外歯ギヤM2と、を有している。なお、図1においては、外歯ギヤM1,M2の噛み合う箇所の一部のみ模式的に示している。
前記第2サンギヤS2は、バリエータCVTのセカンダリプーリSePに常時連結されていると共に、第1クラッチH/C(第2の締結要素)を介して第2キャリヤC2に選択的に連結されている。
なお、前記第1クラッチH/Cは、変速コントローラCONからの油圧指令値に基づく作動油によって締結/解放が制御される摩擦クラッチである。
前記第2キャリヤC2は、変速機出力軸OUTに常時連結されている。
前記第2リングギヤR2は、上述のように連結部材Mを介して第1リングギヤR1と逆回転するように常時連結されている。これにより、第1リングギヤR1と第2リングギヤR2は、回転数が同じであって互いに逆回転するように拘束しあう。
図2は、実施例1の無段変速機におけるトルク伝達モードごとの締結作動表を示す図である。以下、図2に基づいて、実施例1の無段変速機の各モードを成立させる締結構成を説明する。なお、図2において「○」は締結又はトルク伝達可能状態を示し、「×」は解放又はトルク伝達不可能状態を示す。
実施例1の無段変速機ATは、3つの締結要素L/B,H/C,R/Cの締結/解放状態と、バリエータCVTでのトルク伝達状態に応じて、下記に述べる6つのトルク伝達モードを有している。
パワースプリットモード(以下、「PSモード」という)は、変速機入力軸INから変速機出力軸OUTへのトルク伝達フローとして、バリエータCVTを介した第1トルクフローと、連結部材Mを介した第2トルクフローと、を有するトルク伝達モードである。
このPSモードでは、図2に示すように、第1ブレーキL/Bを締結し、第1クラッチH/C及び第2クラッチR/Cを解放すると共に、バリエータCVTでのトルク伝達を可能とする。
なお、「バリエータCVTでのトルク伝達を可能とする」とは、プライマリプーリPrP及びセカンダリプーリSePによってベルトBEをスリップしないように挟持することである。以下、同様である。
CVTモードは、変速機入力軸INから変速機出力軸OUTへのトルク伝達フローとして、バリエータCVTを介した第1トルクフローのみを有するトルク伝達モードである。
このCVTモードでは、図2に示すように、第1ブレーキL/B及び第2クラッチR/Cを解放し、第1クラッチH/Cを締結すると共に、バリエータCVTでのトルク伝達を可能とする。
スリップモードは、変速機入力軸INから変速機出力軸OUTへのトルク伝達フローとして、連結部材Mを介した第2トルクフローのみを有するトルク伝達モードである。
このスリップモードでは、図2に示すように、第1ブレーキL/B及び第1クラッチH/Cを締結し、第2クラッチR/Cを解放すると共に、バリエータCVTをスリップ状態にする。
なお、「バリエータCVTをスリップ状態にする」とは、プライマリプーリPrP又はセカンダリプーリSePの少なくとも一方におけるベルト挟圧力を低減し、プライマリプーリPrP又はセカンダリプーリSePに対してベルトBEをスリップさせて、このバリエータCVTでのトルク伝達を不可能にすることである。
前進リンプフォームモードは、変速コントローラCONによってバリエータCVTでのトルク伝達が不可能になったと判断されたとき、変速機入力軸INから変速機出力軸OUTへのトルク伝達フローとして、連結部材Mを介した第2トルクフローのみとするトルク伝達モードである。
この前進リンプフォームモードでは、図2に示すように、第1ブレーキL/B及び第1クラッチH/Cを締結し、第2クラッチR/Cを解放する。なお、バリエータCVTは例えばベルトBEの破断や油圧アクチュエータの不具合等によってトルク伝達に必要なベルト挟圧トルクが確保できず、トルク伝達が不可能であるため、制御は行わない。
後退モード(以下、「Rモード」という)は、変速機入力軸INの回転を逆転して変速機出力軸OUTに伝達すると共に、変速機入力軸INから変速機出力軸OUTへのトルク伝達フローとして、バリエータCVTを介した第1トルクフローと、連結部材Mを介した第2トルクフローと、を有するトルク伝達モードである。
このRモードでは、図2に示すように、第1ブレーキL/B及び第1クラッチH/Cを解放し、第2クラッチR/Cを締結すると共に、バリエータCVTでのトルク伝達を可能とする。
後退リンプフォームモードは、変速コントローラCONによってバリエータCVTでのトルク伝達が不可能になったと判断されたとき、変速機入力軸INの回転を逆転して変速機出力軸OUTに伝達すると共に、変速機入力軸INから変速機出力軸OUTへのトルク伝達フローとして、連結部材Mを介した第2トルクフローのみとするトルク伝達モードである。
この後退リンプフォームモードでは、図2に示すように、第1ブレーキL/Bを解放し、第1クラッチH/C及び第2クラッチR/Cを締結する。なお、バリエータCVTは例えばベルトBEの破断や油圧アクチュエータの不具合等によってトルク伝達に必要なベルト挟圧トルクが確保できず、トルク伝達が不可能であるため、制御は行わない。
次に、実施例1の無段変速機における作用を、「各トルク伝達モードでのトルク伝達作用」、「実施例1の無段変速機における有利性」に分けて説明する。
[各トルク伝達モードでのトルク伝達作用]
(PSモード)
PSモードでは、図3Aのハッチングに示すように、第1ブレーキL/Bが締結され、且つ、バリエータCVTでのトルク伝達を可能とされる。この第1ブレーキL/Bの締結により、第1キャリヤC1が変速機ケースTCに固定される。
したがって、変速機入力軸INを経過して第1サンギヤS1に入力回転数が入力されると、図3Bに示すように、第1サンギヤS1への入力回転数は、バリエータCVTにより変速されて第2サンギヤS2に伝達される。このとき、第2サンギヤS2の回転数はバリエータCVTの変速比で変動するため、この第2サンギヤS2の回転数の変動幅がバリエータCVTのレシオカバレッジとなる。
また、第1キャリヤC1の固定により、第1リングギヤR1の回転が、第1サンギヤS1の入力回転方向と逆回転方向で、且つ減速される。そして、この第1サンギヤS1への入力回転数を逆転減速した第1リングギヤR1の回転数は、連結部材Mを介して回転方向を逆にして第2リングギヤR2に伝達される。
そして、第2リングギヤR2の回転数と第2サンギヤS2の回転数が決まることで、第2キャリヤC2の回転数が規定され、変速機出力軸OUTに伝達されてPSモードが達成される。
ここで、第2キャリヤC2の回転数(=変速機出力回転数)も、第2サンギヤS2の回転数の変動によって変化する。すなわち、図3Bに示すL1点が、PSモードでの最大変速比(最ロー変速比)となる。また、図3Bに示すH1点が、PSモードでの最小変速比(最ハイ変速比)となる。
(CVTモード)
CVTモードでは、図4Aのハッチングに示すように、第1クラッチH/Cが締結され、且つ、バリエータCVTでのトルク伝達を可能とされる。この第1クラッチH/Cの締結により、第2遊星歯車PG2において二つの回転要素S2,C2が直結されて、第2遊星歯車PG2の三つの回転要素S2,C2,R2が一体に回転する状態にされる。
したがって、変速機入力軸INを経過して第1サンギヤS1に入力回転数が入力されると、図4Bに示すように、第1サンギヤS1への入力回転数は、バリエータCVTにより変速されて第2サンギヤS2に伝達される。このとき、第2サンギヤS2の回転数はバリエータCVTの変速比で変動するため、この第2サンギヤS2の回転数の変動幅がバリエータCVTのレシオカバレッジとなる。
また、第1クラッチH/Cの締結により第2遊星歯車PG2が一体回転しているため、第2サンギヤS2、第2キャリヤC2、第2リングギヤR2の回転数は一致する。すなわち、第2キャリヤC2の回転数は第2サンギヤS2の回転数と同じになり、変速機出力軸OUTに伝達されてCVTモードが達成される。ここで、第2キャリヤC2の回転数(=変速機出力回転数)も、第2サンギヤS2の回転数の変動によって変化する。すなわち、図4Bに示すL2点が、CVTモードでの最大変速比(最ロー変速比)となる。また、図4Bに示すH2点が、CVTモードでの最小変速比(最ハイ変速比)となる。
なお、第2リングギヤR2の回転数は、連結部材Mを介して回転方向を逆にして第1リングギヤR1に伝達される。これにより、第1リングギヤR1の回転数が拘束される。そして、第1サンギヤS1の回転数(=入力回転数)と第1リングギヤR1の回転数が決まることで、第1キャリヤC1の回転数が規定される。ただし、連結部材Mは第1サンギヤS1の回転数を拘束するだけであるため、この連結部材Mを介してトルク伝達は行われない。
(スリップモード)
スリップモードでは、図5Aのハッチングに示すように、第1ブレーキL/Bと第1クラッチH/Cが締結され、且つ、変速コントローラCONによりバリエータCVTをスリップ状態にされる。この第1ブレーキL/Bの締結により、第1キャリヤC1が変速機ケースTCに固定される。また、第1クラッチH/Cの締結により、第2遊星歯車PG2において二つの回転要素S2,C2が直結されて、第2遊星歯車PG2の三つの回転要素S2,C2,R2が一体に回転する状態にされる。また、バリエータCVTのスリップ状態により、このバリエータCVTを介してのトルク伝達が不可能にされる。
したがって、変速機入力軸INを経過して第1サンギヤS1に入力回転数が入力されると、図5Bに示すように、第1キャリヤC1の固定により、第1リングギヤR1の回転が、第1サンギヤS1の入力回転方向と逆回転方向で、且つ減速される。そして、この第1サンギヤS1への入力回転数を逆転減速した第1リングギヤR1の回転数は、連結部材Mを介して回転方向を逆にして第2リングギヤR2に伝達される。
また、第1クラッチH/Cの締結により第2遊星歯車PG2が一体回転しているため、第2サンギヤS2、第2キャリヤC2、第2リングギヤR2の回転数は一致する。すなわち、第2キャリヤC2の回転数は第2リングギヤR2の回転数と同じになり、変速機出力軸OUTに伝達されてスリップモードが達成される。
なお、バリエータCVTがスリップ状態にされているので、第1サンギヤS1への入力回転数が、バリエータCVTを介して第2サンギヤS2に伝達されることはない。そのため、第2サンギヤS2の回転数が拘束されることはなく、第2リングギヤR2と同じ回転数となる。
(前進リンプフォームモード)
変速コントローラCONにより、バリエータCVTでのトルク伝達が不可能と判断されたときでは、前進リンプフォームモードが選択され、図6Aのハッチングに示すように、第1ブレーキL/Bと第1クラッチH/Cが締結される。この第1ブレーキL/Bの締結により、第1キャリヤC1が変速機ケースTCに固定される。また、第1クラッチH/Cの締結により、第2遊星歯車PG2において二つの回転要素S2,C2が直結されて、第2遊星歯車PG2の三つの回転要素S2,C2,R2が一体に回転する状態にされる。
したがって、変速機入力軸INを経過して第1サンギヤS1に入力回転数が入力されると、図6Bに示すように、第1キャリヤC1の固定により、第1リングギヤR1の回転が、第1サンギヤS1の入力回転方向と逆回転方向で、且つ減速される。そして、この第1サンギヤS1への入力回転数を逆転減速した第1リングギヤR1の回転数は、連結部材Mを介して回転方向を逆にして第2リングギヤR2に伝達される。
また、第1クラッチH/Cの締結により第2遊星歯車PG2が一体回転しているため、第2サンギヤS2、第2キャリヤC2、第2リングギヤR2の回転数は一致する。すなわち、第2キャリヤC2の回転数は第2リングギヤR2の回転数と同じになり、変速機出力軸OUTに伝達されて前進リンプフォームモードが達成される。
なお、バリエータCVTでのトルク伝達が不可能な状態になっているので、第1サンギヤS1への入力回転数が、バリエータCVTを介して第2サンギヤS2に伝達されることはない。そのため、第2サンギヤS2の回転数が拘束されることはなく、第2リングギヤR2と同じ回転数となる。
(Rモード)
Rモードでは、図7Aのハッチングに示すように、第2クラッチR/Cが締結され、且つ、バリエータCVTでのトルク伝達を可能とされる。この第2クラッチR/Cの締結により、第1遊星歯車PG1において二つの回転要素S1,C1が直結されて、第1遊星歯車PG1の三つの回転要素S1,C1,R1が一体に回転する状態にされる。
したがって、変速機入力軸INを経過して第1サンギヤS1に入力回転数が入力されると、
図7Bに示すように、第1サンギヤS1への入力回転数は、バリエータCVTにより変速されて第2サンギヤS2に伝達される。このとき、第2サンギヤS2の回転数はバリエータCVTの変速比で変動するため、この第2サンギヤS2の回転数の変動幅がバリエータCVTのレシオカバレッジとなる。
また、第2クラッチR/Cの締結により第1遊星歯車PG1が一体回転しているため、第1サンギヤS1、第1キャリヤC1、第1リングギヤR1の回転数は一致する。すなわち、第1リングギヤR1の回転数は第1サンギヤS1の回転数(=入力回転数)と同じになる。そして、この入力回転数である第1リングギヤR1の回転数は、連結部材Mを介して回転方向を逆にして第2リングギヤR2に伝達される。
そして、第2リングギヤR2の回転数と第2サンギヤS2の回転数が決まることで、第2キャリヤC2の回転数が規定され、変速機出力軸OUTに伝達されてRモードが達成される。ここで、第2キャリヤC2の回転数(=変速機出力回転数)も、第2サンギヤS2の回転数の変動によって変化する。
(後進リンプフォームモード)
変速コントローラCONにより、バリエータCVTでのトルク伝達が不可能と判断されたときに後退する場合では、後進リンプフォームモードが選択され、図8Aのハッチングに示すように、第1クラッチH/Cと第2クラッチR/Cが締結される。この第1クラッチH/Cの締結により、第2遊星歯車PG2において二つの回転要素S2,C2が直結されて、第2遊星歯車PG2の三つの回転要素S2,C2,R2が一体に回転する状態にされる。また、第2クラッチR/Cの締結により、第1遊星歯車PG1において二つの回転要素S1,C1が直結されて、第1遊星歯車PG1の三つの回転要素S1,C1,R1が一体に回転する状態にされる。
したがって、変速機入力軸INを経過して第1サンギヤS1に入力回転数が入力されると、図8Bに示すように、第2クラッチR/Cの締結により第1遊星歯車PG1が一体回転しているため、第1サンギヤS1、第1キャリヤC1、第1リングギヤR1の回転数は一致する。すなわち、第1リングギヤR1の回転数は第1サンギヤS1の回転数(=入力回転数)と同じになる。そして、この入力回転数である第1リングギヤR1の回転数は、連結部材Mを介して回転方向を逆にして第2リングギヤR2に伝達される。また、第1クラッチH/Cの締結により第2遊星歯車PG2が一体回転しているため、第2サンギヤS2、第2キャリヤC2、第2リングギヤR2の回転数は一致する。すなわち、第2キャリヤC2の回転数は第2リングギヤR2の回転数と同じになり、変速機出力軸OUTに伝達されて後進リンプフォームモードが達成される。
なお、バリエータCVTでのトルク伝達が不可能な状態になっているので、第1サンギヤS1への入力回転数が、バリエータCVTを介して第2サンギヤS2に伝達されることはない。そのため、第2サンギヤS2の回転数が拘束されることはなく、第2リングギヤR2と同じ回転数となる。
[実施例1の無段変速機における有利性]
実施例1の無段変速機ATでは、トルク伝達モードとして、PSモードとCVTモードを有している。ここで、図3B及び図4Bに示すように、PSモードでの最大変速比L1の方が、CVTモードでの最大変速比L2よりも大きくなる。一方、CVTモードでの最小変速比H2の方がPSモードでの最小変速比H1よりも小さくなる。
そのため、このPSモードとCVTモードを組み合わせることで、無段変速機ATにおけるレシオカバレッジを拡大することができ、例えばバリエータCVTのレシオカバレッジよりも大きなレシオカバレッジを確保することができる。
また、図3Aに示すように、PSモードでは、トルク伝達フローとして、バリエータCVTを介した第1トルクフロー(変速機入力軸IN→第1サンギヤS1→バリエータCVT→第2サンギヤS2→第2キャリヤC2→変速機出力軸OUT)と、連結部材Mを介した第2トルクフロー(変速機入力軸IN→第1サンギヤS1→第1リングギヤR1→連結部材M→第2リングギヤR2→第2キャリヤC2→変速機出力軸OUT)と、を有している。すなわち、トルク伝達フローが、第1トルクフローと第2トルクフローに分かれるので、バリエータCVTに入力されるトルクを、CVTモード(第1トルクフローのみ)の場合よりも低減することができる。これにより、低フリクション化を図ることができる。
つまり、バリエータCVTへの入力トルクが大きい場合では、バリエータCVTでのスリップ防止のために両プーリPrP,SePにおけるベルト挟圧力を高くする必要がある。そして、このベルト挟圧力を高めるには、エンジンENGの出力軸に連結された図示しないオイルポンプの仕事量(ポンプ吐出圧)を増加しなければならない。そのため、エンジン負荷が高くなってしまうことが考えられる。さらに、ベルト挟圧力を高めることで、ベルトBEにおけるフリクションが増大する。これにより、無段変速機AT全体のフリクションが高くなる。
これに対し、バリエータCVTに入力されるトルクを低減することで、ベルト挟圧力を高くする必要がなくなり、オイルポンプの仕事量増加を抑制することができる。また、ベルトBEにおけるフリクション増大も生じることがない。これにより、PSモードでは、無段変速機ATのフリクションの低減を図ることができる。
また、実施例1の無段変速機ATでは、変速機入力軸INがトルクコンバータT/Cを介してエンジンENGに連結されている。そして、PSモードでの最大変速比L1が、CVTモードでの最大変速比L2よりも大きくなるように、第1,第2遊星歯車PG1,PG2の歯数比を設定している。
ここで、一般的に、トルクコンバータ付き変速機は、ストール時に変速機入力トルクが最大になる。これに対し、実施例1では、変速比ロー側をPSモードにすることによって、バリエータCVTへの入力トルクを低減することができ、プーリサイズを小さくすることができる。すなわち、ストール時の変速機入力トルクが大きくても、プーリサイズの大型化を抑制することができる。
また、実施例1におけるスリップモードでは、バリエータCVTをスリップ状態にすることで、強制的にバリエータCVTを介した第1トルクフローを遮断している。その結果、バリエータCVTを介さずに変速機入力軸INから変速機出力軸OUTへとトルク伝達することが可能となる。これにより、トルク伝達レスポンスがPSモードやCVTモードよりもよくなり、例えば発進性能の向上を図ることができる。
なお、このスリップモードでは、バリエータCVTを介した第1トルクフローを強制的に遮断する際に、バリエータCVTをスリップ状態にしている。そのため、部品点数の追加を行うことなく第1トルクフローを遮断することができる。
また、実施例1における前進リンプフォームモードでは、例えばバリエータCVTにおいてベルトBEの破断等が生じ、このバリエータCVTによってトルク伝達が不可能な状態になった場合であっても、連結部材Mを介した第2トルクフローによって変速機入力軸INから変速機出力軸OUTへとトルク伝達することができる。これにより、バリエータCVTを介さずにトルク伝達し、前進走行を可能とすることができる。
また、実施例1におけるRモードでは、変速機入力軸INの回転を逆転して変速機出力軸OUTに伝達することで、車両を後退させることができる。
これにより、2つの遊星歯車(第1,第2遊星歯車PG1,PG2)と、バリエータCVTと、3つの締結要素(第1,第2クラッチH/C,R/Cと第1ブレーキL/B)によって、ロー、ハイ、リバースの各走行モードを達成することができる。この結果、無段変速機ATが大型化することを抑制しつつ、大きなレシオカバレッジを確保すると共に、低フリクション化を図ることができる。
さらに、実施例1における後進リンプフォームモードでは、例えばバリエータCVTにおいてベルトBEの破断等が生じ、このバリエータCVTによってトルク伝達が不可能な状態になった場合であっても、連結部材Mを介した第2トルクフローによって変速機入力軸INから変速機出力軸OUTへとトルク伝達することができる。これにより、バリエータCVTを介さずにトルク伝達し、後退走行を可能とすることができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の無段変速機ATにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 駆動源(エンジン)ENGに連結可能な入力部材(変速機入力軸)INと、
駆動輪Rに連結可能な出力部材(変速機出力軸)OUTと、
静止部(変速機ケース)TCと、
3つの回転要素を有する第1遊星歯車PG1と、
3つの回転要素を有する第2遊星歯車PG2と、
変速比を無段階に変更するバリエータCVTと、を備えた自動変速機ATにおいて、
前記第1遊星歯車PG1の3つの回転要素を、共通速度線図上における並び順に第1回転要素(第1サンギヤ)S1、第2回転要素(第1キャリヤ)C1、第3回転要素(第1リングギヤ)R1とし、
前記第2遊星歯車PG2の3つの回転要素を、共通速度線図上における並び順に第4回転要素(第2サンギヤ)S2、第5回転要素(第2キャリヤ)C2、第6回転要素(第2リングギヤ)R2とし、
前記第1回転要素(第1サンギヤ)S1を、前記入力部材(変速機入力軸)INに常時連結すると共に、前記バリエータCVTを介して前記第4回転要素(第2サンギヤ)S2に連結し、
前記第2回転要素(第1キャリヤ)C1を、第1の締結要素(第1ブレーキ)L/Bを介して前記静止部(変速機ケース)TCに選択的に固定可能とし、
前記第3回転要素(第1リングギヤ)R1を、連結部材Mを介して前記第6回転要素(第2リングギヤ)R2と逆回転するように連結し、
前記第5回転要素(第2キャリヤ)C2を、前記出力部材(変速機出力軸)OUTに常時連結し、
前記第2遊星歯車PG2を、第2の締結要素(第1クラッチ)H/Cの締結により選択的に一体回転可能とし、
前記第1の締結要素(第1ブレーキ)L/Bを締結し、前記第2の締結要素(第1クラッチ)H/Cを解放することで、前記入力部材(変速機入力軸)INから前記出力部材(変速機出力軸)OUTへのトルク伝達フローとして、前記バリエータCVTを介した第1トルクフローと前記連結部材Mを介した第2トルクフローとを有するパワースプリットモード(PSモード)とし、
前記第1の締結要素(第1ブレーキ)L/Bを解放し、前記第2の締結要素(第1クラッチ)H/Cを締結することで、前記トルク伝達フローとして、前記バリエータCVTを介した第1トルクフローのみを有するCVTモードとする構成とした。
これにより、大きなレシオカバレッジを確保しつつ、低フリクション化を図ることができる。
(2) 前記入力部材(変速機入力軸)INを、トルクコンバータT/Cを介して前記駆動源(エンジン)ENGに連結し、
前記パワースプリットモード(PSモード)時の最大変速比L1を、前記CVTモード時の最大変速比L2よりも大きい値に設定する構成とした。
これにより、ストール時の変速機入力トルクが大きくても、プーリサイズの大型化を抑制することができる。
(3) 前記バリエータCVTは、前記第1回転要素(第1サンギヤ)S1に連結されるプライマリプーリPrPと、前記第4回転要素(第2サンギヤ)S2に連結されるセカンダリプーリSePと、前記プライマリプーリPrPと前記セカンダリプーリSePの間に掛け回されたベルトBEと、を有し、
前記プライマリプーリPrP又は前記セカンダリプーリSePの少なくとも一方と前記ベルトBEとの間をスリップさせるスリップ制御手段(変速コントローラ)CONを有し、
前記第1の締結要素(第1ブレーキ)L/Bを締結し、前記第2の締結要素(第1クラッチ)H/Cを締結し、前記バリエータCVTをスリップ状態にすることで、前記トルク伝達フローとして前記連結部材Mを介した第2トルクフローのみを有するスリップモードとする構成とした。
これにより、トルク伝達レスポンスを向上し、例えば発進性能の向上を図ることができる。
(4) 前記バリエータCVTでのトルク伝達が不可能になったことを判断するバリエータ判断手段(変速コントローラ)CONを備え、
前記バリエータCVTがトルク伝達不可能状態になったとき、前記第1の締結要素(第1ブレーキ)L/Bを締結し、前記第2の締結要素(第1クラッチ)H/Cを締結することで、前記トルク伝達フローとして前記連結部材Mを介した第2トルクフローのみを有する前進リンプフォームモードとする構成とした。
これにより、バリエータCVTに不具合が生じた場合であっても、前進走行を可能とすることができる。
(5) 前記第1遊星歯車PG1を、第4の締結要素(第2クラッチ)R/Cの締結により選択的に一体回転可能とし、
前記第1の締結要素(第1ブレーキ)L/Bを解放し、前記第2の締結要素(第1クラッチ)H/Cを解放し、前記第4の締結要素(第2クラッチ)R/Cを締結することで、前記トルク伝達フローとして、前記バリエータCVTを介した第1トルクフローと前記連結部材Mを介した第2トルクフローとを有すると共に前記入力部材(変速機入力軸)INの回転を逆転して前記出力部材(変速機出力軸)OUTに伝達する後退モード(Rモード)とする構成とした。
これにより、無段変速機ATが大型化することを抑制しつつ、大きなレシオカバレッジを確保すると共に、低フリクション化を図ることができる。
(6) 前記バリエータCVTでのトルク伝達が不可能になったことを判断するバリエータ判断手段(変速コントローラ)CONを備え、
前記バリエータCVTがトルク伝達不可能状態になったとき、前記第1の締結要素(第1ブレーキ)L/Bを解放し、前記第2の締結要素(第1クラッチ)H/Cを締結し、前記第4の締結要素(第2クラッチ)R/Cを締結することで、前記トルク伝達フローとして前記連結部材Mを介した第2トルクフローのみを有すると共に前記入力部材(変速機入力軸)INの回転を逆転して前記出力部材(変速機出力軸)OUTに伝達する後退リンプフォームモードとする構成とした。
これにより、バリエータCVTに不具合が生じた場合であっても、後退走行を可能とすることができる。
(実施例2)
実施例2は、第3クラッチを介して第1サンギヤをバリエータに連結した例である。
図9は、実施例2の無段変速機を示すスケルトン図である。以下、図9に基づいて、実施例2の無段変速機の遊星歯車構成と締結要素構成を説明する。なお、実施例1と同等の構成については、実施例1と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施例2の無段変速機AT2では、図9に示すように、第1遊星歯車PG1の第1サンギヤS1が、第3クラッチD/C(第3の締結要素)を介してバリエータCVTに選択的に連結されている。
なお、前記第3クラッチD/Cは、変速コントローラCONからの油圧指令値に基づく作動油によって締結/解放が制御される摩擦クラッチである。
図10は、実施例2の無段変速機におけるトルク伝達モードごとの締結作動表を示す図である。以下、図10に基づいて、実施例2の無段変速機の各モードを成立させる締結構成を説明する。なお、図10において「○」は締結又はトルク伝達可能状態を示し、「×」は解放又はトルク伝達不可能状態を示す。
実施例2の無段変速機AT2は、4つの締結要素L/B,H/C,R/C,D/Cの締結/解放状態と、バリエータCVTでのトルク伝達状態に応じて、下記に述べる4つのトルク伝達モードを有している。なお、PSモード・CVTモード・Rモードについては、実施例1と同等であるため、詳細な説明を省略する。
実施例2のPSモードでは、図10に示すように、第1ブレーキL/Bを締結し、第1クラッチH/C及び第2クラッチR/Cを解放し、第3クラッチD/Cを締結すると共に、バリエータCVTでのトルク伝達を可能とする。
実施例2のCVTモードでは、図10に示すように、第1ブレーキL/B及び第2クラッチR/Cを解放し、第1クラッチH/C及び第3クラッチD/Cを締結すると共に、バリエータCVTでのトルク伝達を可能とする。
実施例2のRモードでは、図10に示すように、第1ブレーキL/B及び第1クラッチH/Cを解放し、第2クラッチR/C及び第3クラッチD/Cを締結すると共に、バリエータCVTでのトルク伝達を可能とする。
そして、ダイレクトモードは、変速機入力軸INから変速機出力軸OUTへのトルク伝達フローとして、連結部材Mを介した第2トルクフローのみを有するトルク伝達モードである。
このダイレクトモードでは、図10に示すように、第1ブレーキL/B及び第1クラッチH/Cを締結し、第2クラッチR/C及び第3クラッチD/Cを解放する。そして、第3クラッチD/Cを解放することで、第1サンギヤS1とバリエータCVTとの間のトルク伝達経路が遮断され、このバリエータCVTでのトルク伝達が不可能になる。
次に、実施例2におけるダイレクトモードでのトルク伝達作用について説明する。
ダイレクトモードでは、図11Aのハッチングに示すように、第1ブレーキL/Bと第1クラッチH/Cが締結され、第2クラッチR/C及び第3クラッチD/Cが解放される。この第1ブレーキL/Bの締結により、第1キャリヤC1が変速機ケースTCに固定される。また、第1クラッチH/Cの締結により、第2遊星歯車PG2において二つの回転要素S2,C2が直結されて、第2遊星歯車PG2の三つの回転要素S2,C2,R2が一体に回転する状態にされる。さらに、第3クラッチD/Cの解放により、第1サンギヤS1とバリエータCVTの間のトルク伝達経路が遮断され、このバリエータCVTを介してのトルク伝達が不可能にされる。
したがって、変速機入力軸INを経過して第1サンギヤS1に入力回転数が入力されると、図11Bに示すように、第1キャリヤC1の固定により、第1リングギヤR1の回転が、第1サンギヤS1の入力回転方向と逆回転方向で、且つ減速される。そして、この第1サンギヤS1への入力回転数を逆転減速した第1リングギヤR1の回転数は、連結部材Mを介して回転方向を逆にして第2リングギヤR2に伝達される。
また、第1クラッチH/Cの締結により第2遊星歯車PG2が一体回転しているため、第2サンギヤS2、第2キャリヤC2、第2リングギヤR2の回転数は一致する。すなわち、第2キャリヤC2の回転数は第2リングギヤR2の回転数と同じになり、変速機出力軸OUTに伝達されてダイレクトモードが達成される。
さらに、第3クラッチD/Cの解放により、バリエータCVTへのトルク伝達経路が遮断されているので、第1サンギヤS1への入力回転数が、バリエータCVTを介して第2サンギヤS2に伝達されることはない。そのため、第2サンギヤS2の回転数が拘束されることはなく、第2リングギヤR2と同じ回転数となる。
このように、実施例2の無段変速機AT2におけるダイレクトモードでは、第3クラッチD/Cを解放することで、第1サンギヤS1とバリエータCVTの間のトルク伝達経路を遮断し、強制的にバリエータCVTを介した第1トルクフローが遮断される。その結果、バリエータCVTを介さずに変速機入力軸INから変速機出力軸OUTへとトルク伝達することが可能となる。これにより、トルク伝達レスポンスがPSモードやCVTモードよりもよくなり、例えば発進性能の向上を図ることができる。
なお、このダイレクトモードでは、バリエータCVTを介した第1トルクフローを強制的に遮断する際に、第1サンギヤS1とバリエータCVTの間に介装した第3クラッチD/Cを解放している。そのため、バリエータCVTが過熱状態になることを防止でき、バリエータCVTの負担を軽減しつつ、第1トルクフローを遮断することができる。
次に、効果を説明する。
実施例2の無段変速機AT2にあっては、下記に挙げる効果を得ることができる。
(7) 前記第1回転要素(第1サンギヤ)S1を、第3の締結要素(第3クラッチ)D/Cを介して前記バリエータCVTに選択的に連結し、
前記第1の締結要素(第1ブレーキ)L/Bを締結し、前記第2の締結要素(第1クラッチ)H/Cを締結し、前記第3の締結要素(第3クラッチ)D/Cを解放することで、前記トルク伝達フローとして前記連結部材Mを介した第2トルクフローのみを有するダイレクトモードとする構成とした。
これにより、トルク伝達レスポンスを向上し、例えば発進性能の向上を図ることができる。
以上、本発明の無段変速機を実施例1及び実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、変速機入出力軸を平行配置とするFFエンジン車に適用される無段変速機の例を示したが、FFエンジン車に限らず、FRエンジン車や、ハイブリッド車や電気自動車や燃料電池車、等の様々な車両の無段変速機としても適用することができる。また、動力源としてエンジン回転数幅がガソリンエンジンよりも狭く、同排気量で比較した場合にトルクが低いディーゼルエンジンを動力源として搭載した車両の変速機としても適用することができる。
AT 無段変速機
PG1 第1遊星歯車
S1 第1サンギヤ(第1回転要素)
C1 第1キャリヤ(第2回転要素)
R1 第1リングギヤ(第3回転要素)
PG2 第2遊星歯車
S2 第2サンギヤ(第4回転要素)
C2 第2キャリヤ(第5回転要素)
R2 第2リングギヤ(第6回転要素)
IN 変速機入力軸(入力部材)
OUT 変速機出力軸(出力部材)
M 連結部材
L/B 第1ブレーキ(第1の締結要素)
H/C 第1クラッチ(第2の締結要素)
R/C 第2クラッチ(第4の締結要素)
D/C 第3クラッチ(第3の締結要素)
CVT バリエータ
TC 変速機ケース(静止部)
ENG エンジン(駆動源)
R 駆動輪
T/C トルクコンバータ
CON 変速コントローラ(スリップ制御手段/バリエータ判断手段)

Claims (7)

  1. 駆動源に連結可能な入力部材と、
    駆動輪に連結可能な出力部材と、
    静止部と、
    3つの回転要素を有する第1遊星歯車と、
    3つの回転要素を有する第2遊星歯車と、
    変速比を無段階に変更するバリエータと、を備えた自動変速機において、
    前記第1遊星歯車の3つの回転要素を、共通速度線図上における並び順に第1回転要素、第2回転要素、第3回転要素とし、
    前記第2遊星歯車の3つの回転要素を、共通速度線図上における並び順に第4回転要素、第5回転要素、第6回転要素とし、
    前記第1回転要素を、前記入力部材に常時連結すると共に、前記バリエータを介して前記第4回転要素に連結し、
    前記第2回転要素を、第1の締結要素を介して前記静止部に選択的に固定可能とし、
    前記第3回転要素を、連結部材を介して前記第6回転要素と逆回転するように連結し、
    前記第5回転要素を、前記出力部材に常時連結し、
    前記第2遊星歯車を、第2の締結要素の締結により選択的に一体回転可能とし、
    前記第1の締結要素を締結し、前記第2の締結要素を解放することで、前記入力部材から前記出力部材へのトルク伝達フローとして、前記バリエータを介した第1トルクフローと前記連結部材を介した第2トルクフローとを有するパワースプリットモードとし、
    前記第1の締結要素を解放し、前記第2の締結要素を締結することで、前記トルク伝達フローとして、前記バリエータを介した第1トルクフローのみを有するCVTモードとする
    ことを特徴とする無段変速機。
  2. 請求項1に記載された無段変速機において、
    前記入力部材を、トルクコンバータを介して前記駆動源に連結し、
    前記パワースプリットモード時の最大変速比を、前記CVTモード時の最大変速比よりも大きい値に設定する
    ことを特徴とする無段変速機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された無段変速機において、
    前記第1回転要素を、第3の締結要素を介して前記バリエータに選択的に連結し、
    前記第1の締結要素を締結し、前記第2の締結要素を締結し、前記第3の締結要素を解放することで、前記トルク伝達フローとして前記連結部材を介した第2トルクフローのみを有するダイレクトモードとする
    ことを特徴とする無段変速機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無段変速機において、
    前記バリエータは、前記第1回転要素に連結されるプライマリプーリと、前記第4回転要素に連結されるセカンダリプーリと、前記プライマリプーリと前記セカンダリプーリの間に掛け回されたベルトと、を有し、
    前記プライマリプーリ又は前記セカンダリプーリの少なくとも一方と前記ベルトとの間をスリップさせるスリップ制御手段を有し、
    前記第1の締結要素を締結し、前記第2の締結要素を締結し、前記バリエータをスリップ状態にすることで、前記トルク伝達フローとして前記連結部材を介した第2トルクフローのみを有するスリップモードとする
    ことを特徴とする無段変速機。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無段変速機において、
    前記バリエータでのトルク伝達が不可能になったことを判断するバリエータ判断手段を備え、
    前記バリエータがトルク伝達不可能状態になったとき、前記第1の締結要素を締結し、前記第2の締結要素を締結することで、前記トルク伝達フローとして前記連結部材を介した第2トルクフローのみを有する前進リンプフォームモードとする
    ことを特徴とする無段変速機。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載された無段変速機において、
    前記第1遊星歯車を、第4の締結要素の締結により選択的に一体回転可能とし、
    前記第1の締結要素を解放し、前記第2の締結要素を解放し、前記第4の締結要素を締結することで、前記トルク伝達フローとして、前記バリエータを介した第1トルクフローと前記連結部材を介した第2トルクフローとを有すると共に前記入力部材の回転を逆転して前記出力部材に伝達する後退モードとする
    ことを特徴とする無段変速機。
  7. 請求項6に記載された無段変速機において、
    前記バリエータでのトルク伝達が不可能になったことを判断するバリエータ判断手段を備え、
    前記バリエータがトルク伝達不可能状態になったとき、前記第1の締結要素を解放し、前記第2の締結要素を締結し、前記第4の締結要素を締結することで、前記トルク伝達フローとして前記連結部材を介した第2トルクフローのみを有すると共に前記入力部材の回転を逆転して前記出力部材に伝達する後退リンプフォームモードとする
    ことを特徴とする無段変速機。
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