JP2015151845A - 水洗大便器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の水洗大便器1は、一定の大流量の洗浄水を所定時間継続して便器本体2へ供給する給水装置4と、ボウル形状の汚物受け面16と、上縁に位置し外部に露出したオーバーハング形状の内周面を有するリム部18と、汚物受け面とリム部との間に設けられた棚部20と、を備えたボウル部8と、給水装置から供給された洗浄水をリム部の内周面に沿ってほぼ水平方向に吐水し旋回流を形成する第1リム吐水口24と、を有し、ボウル部の平面視で最小の曲率半径R1の領域において、棚部から汚物受け面に流下した洗浄水が再び棚部に向かって上昇して流れることを抑制する立壁83を汚物受け面に形成している。
【選択図】図2
Description
このように構成された本発明においては、ボウル部の平面視で最小の曲率半径の領域において、棚部から汚物受け面に流下した洗浄水が再び棚部に向かって上昇して流れることを抑制する立壁を汚物受け面に形成したので、ボウル部の平面視で最小の曲率半径の領域においてリム吐水部から吐水された洗浄水が滞留しても、この滞留した洗浄水にボウル部を一回旋回した2周目の洗浄水が合流することを抑制することができる。この結果、本発明によれば、リム部から便器本体外へ水溢れが発生することを防止することができる。さらに、リム部においてオーバーハング形状による清掃性を維持しつつ、節水化とボウル部の洗浄性を両立させることができる。
このように構成された本発明においては、立壁がボウル部の汚物受け面の前方側領域に形成されているので、ボウル部の一方の側の第1リム吐水部から吐水された洗浄水がボウル部の前端の領域のリム部に滞留しても、この滞留した洗浄水にボウル部を一回旋回した2周目の洗浄水が合流することを抑制することができる。この結果、本発明によれば、リム部の前端の領域から便器本体外へ水溢れが発生することを防止することができる。
このように構成された本発明においては、立壁がボウル部の前端から前端の下流側で小さな曲率半径が最大の曲率半径となる位置までの領域の棚部に沿って、ボウル部の汚物受け面の前方側領域に形成されているので、第1リム吐水部から吐水された洗浄水がボウル部の上述した領域のリム部に滞留しても、この滞留した洗浄水にボウル部を一回旋回した2周目の洗浄水が合流することを抑制することができる。この結果、本発明によれば、リム部の上述した領域から便器本体外へ水溢れが発生することを防止することができる。
このように構成された本発明においては、立壁がボウル部の前端の上流側で最大の曲率半径からより小さい曲率半径となる位置から前端の下流側で小さな曲率半径が最大の曲率半径となる位置までの領域の棚部に沿って、ボウル部の汚物受け面の前方側領域に形成されているので、第1リム吐水部から吐水された洗浄水がボウル部の上述した領域のリム部に滞留しても、この滞留した洗浄水にボウル部を一回旋回した2周目の洗浄水が合流することを抑制することができる。この結果、本発明によれば、リム部の上述した領域から便器本体外へ水溢れが発生することを防止することができる。
このように構成された本発明においては、立壁がボウル部の汚物受け面の前方側領域に形成されているので、第1リム吐水部から吐水された洗浄水がボウル部の前端の領域のリム部に滞留しても、この滞留した洗浄水にボウル部を一回旋回した2周目の洗浄水が合流すること、及び、第2リム吐水部から吐水された洗浄水が合流することを抑制することができる。この結果、本発明によれば、リム部の前端の領域から便器本体外へ水溢れが発生することを防止することができる。
このように構成された本発明においては、ジェットポンプユニットにより、一定の大流量の洗浄水を所定時間継続して便器本体へ供給する場合であっても、リム部に滞留した洗浄水にボウル部を一回旋回した2周目の洗浄水が合流することを抑制することができる。この結果、本発明によれば、リム部から便器本体外へ水溢れが発生することを防止することができる。
このように構成された本発明においては、ジェットポンプユニットにより、一定の大流量の洗浄水を所定時間継続して便器本体へ供給する場合であっても、リム部に滞留した洗浄水にボウル部を一回旋回した2周目洗浄水が合流することを抑制することができる。この結果、本発明によれば、リム部から便器本体外へ水溢れが発生することを防止することができる。
図1及び図2に示すように、水洗大便器1は、便器本体2と、この便器本体2に洗浄水を供給する給水装置4を備えている。便器本体2は、表面に釉薬層が形成された陶器製であり、下部にスカート部7が形成され、上半分のうち前方にボウル部8が形成され、後方上部にはその上流端が給水装置4に連通する共通通水路10が形成され、さらに、後方下部に汚物を排出するための排水管路12が形成されている。
上述した水洗大便器1においては、第1リム吐水口24、第1通水路28及び第2リム吐水口26、第2通水路30は、陶器製の便器本体2と一体に形成されているが、本実施形態による水洗大便器は、この形態に限られず、第1リム吐水口、第1通水路及び第2リム吐水口、第2通水路を便器本体とは別体のディストリビユータ等により形成するようにしても良い。
この導水管路32は、凹部21の底面と滑らかな連続湾曲面として繋がっており、凹部21から導入管路32に流入した洗浄水が導入管路32内をスムーズに流れるようになっている。
さらに、この立壁83により、領域S1において、第2リム吐水口26から吐水された洗浄水が棚部20に向かって上昇して流れ第1リム吐水口24から吐水された洗浄水に合流することも抑制されるようになっている。
図12乃至図15に示すように、ボウル部8のリム部18においては、リム部18のオーバーハング形状の内周面22の下端部には、棚部20が形成されている。この棚部20は、汚物受け面16の外周側に位置し、汚物受け面16の一部としても機能している。
2 便器本体
4 給水装置
5 貯水タンク
6 ジェットポンプユニット
8 ボウル部
16 汚物受け面
18 リム部
20 棚部
22 リム部の内周面
24 第1リム吐水口
26 第2リム吐水口
83 立壁
Claims (7)
- 洗浄水を便器本体に供給して洗浄する水洗大便器であって、
この便器本体と接続され、一定の大流量の洗浄水を所定時間継続して便器本体へ供給する給水装置と、
ボウル形状の汚物受け面と、上縁に位置し外部に露出したオーバーハング形状の内周面を有するリム部と、上記汚物受け面とリム部との間に設けられた棚部と、を備えたボウル部と、
上記給水装置から供給された洗浄水を上記リム部の内周面に沿ってほぼ水平方向に吐水し旋回流を形成する第1リム吐水部と、を有し、
上記ボウル部の平面視で最小の曲率半径の領域において、上記棚部から汚物受け面に流下した洗浄水が再び上記棚部に向かって上昇して流れることを抑制する立壁を上記汚物受け面に形成したことを特徴とする水洗大便器。 - 上記第1リム吐水部は、上記ボウル部の前方から見て一方の側に設けられ、上記ボウル部の平面視で最小の曲率半径の領域はボウル部の前端の領域であり、上記立壁は上記ボウル部の汚物受け面の前方側領域に形成されている請求項1に記載の水洗大便器。
- 上記立壁は、上記ボウル部の前端から前端の下流側で小さな曲率半径が最大の曲率半径となる位置までの領域の棚部に沿って、上記ボウル部の汚物受け面の前方側領域に形成されている請求項2に記載の水洗大便器。
- 上記立壁は、上記ボウル部の前端の上流側で最大の曲率半径からより小さい曲率半径となる位置から前端の下流側で小さな曲率半径が最大の曲率半径となる位置までの領域の棚部に沿って、上記ボウル部の汚物受け面の前方側領域に形成されている請求項2に記載の水洗大便器。
- 更に、上記ボウル部の前方から見て他方の側に設けられ、上記給水装置から供給された洗浄水を上記リム部の内周面に沿って吐水し上記第1リム吐水部による旋回流と同一方向の旋回流を形成する第2リム吐水部を有する請求項2に記載の水洗大便器。
- (新設)
上記給水装置は、洗浄水を貯水する貯水タンクと、少なくともその一部が上記貯水タンク内で水没した状態で配置されたジェットポンプユニットを備えている請求項1乃至5の何れか1項に記載の水洗大便器。 - 上記給水装置のジェットポンプユニットは、その一端が上記便器本体の導水路の入口に接続され、その他端には吸引口が形成され、この吸引口が上記貯水タンク内の下部に位置するように配置されたスロート管と、このスロート管の吸引口に向けて洗浄水を噴射してジェットポンプ作用を誘発させるジェットノズルと、を備えている請求項6に記載の水洗大便器。
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