JP2015151090A - ヘッドレスト装置 - Google Patents

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大智 曽我本
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Abstract

【課題】簡素な構成にて円滑な動作を確保しつつ、小型化可能なヘッドレスト装置を提供すること。【解決手段】ヘッドレスト装置10は、上下方向に延在する直軸部22を有したヘッドレストステー20と、その直軸部22が挿通されるガイド孔23を有してヘッドレストを支持する支持部材24と、を備える。また、ヘッドレスト装置10は、支持部材24に支持されることにより直軸部22と平行に配置される螺子軸26と、螺子軸26に螺合する螺子孔27を有してヘッドレストステー20に固定される固定部材28と、螺子軸26を回転駆動することにより螺子対偶に基づき支持部材24を上下移動させるアクチュエータ31と、を備える。更に、アクチュエータ31は、支持部材24に固定されることにより軸形状を有するモータ部40が直軸部22と平行に配置される。そして、固定部材28には、そのモータ部40が挿通されるガイド孔43が形成される。【選択図】図6

Description

本発明は、ヘッドレスト装置に関するものである。
従来、シートバックの上方に支持されるヘッドレストの上下位置を調整可能なヘッドレスト装置がある。
例えば、特許文献1に記載のヘッドレスト装置は、シートバックの上下方向に延在する直軸部を有したヘッドレストステーと、その直軸部に係合するガイド部を有して上下移動可能にヘッドレストを支持する支持部材(ハウジング)と、を備えている。尚、このヘッドレスト装置において、ヘッドレストステーは、上記直軸部を有した縦軸部材をシート幅方向に離間して配置することにより形成されている。また、支持部材は、これらの両縦軸部材を車両前後方向から挟み込む態様で二枚のシェルパネルを組み付けることにより形成されている。そして、そのガイド部は、これらのシェルパネル間に複数のガイドブッシュを組み付けることにより形成されている。
更に、このヘッドレスト装置は、支持部材に支持されることにより回転可能な状態でヘッドレストステーの直軸部と平行に配置される螺子軸と、ヘッドレストステーに固定される固定部材と、この固定部材に設けられて上記螺子軸に螺合するナット部と、を備えている。そして、このヘッドレスト装置は、螺子軸を回転駆動することにより当該螺子軸とナット部との間の螺合関係(螺子対偶)に基づき螺子軸と一体に支持部材を上下移動させるアクチュエータを備えている。
また、このヘッドレスト装置は、その支持部材がヘッドレストの内側に配置されるようになっている。そして、アクチュエータは、その駆動力を発生するモータ部の軸線がシート幅方向に沿って配置される態様で支持部材に固定されるようになっている。
米国特許出願公開第2013/49430号明細書
ところで、車両用のヘッドレスト装置については、多くの場合、意匠性の観点等から、ヘッドレストの設計自由度を高めるべく、そのヘッドレスト内に配置される部分の小型化が要求される。しかしながら、上記従来技術では、その円滑な動作を確保しつつ更なる小型化を図ることが難しいことから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、簡素な構成にて円滑な動作を確保しつつ、小型化可能なヘッドレスト装置を提供することにある。
上記課題を解決するヘッドレスト装置は、シートバックの上下方向に延在する直軸部を有したヘッドレストステーと、前記ヘッドレストステーの直軸部が挿通されるガイド孔を有してヘッドレストの内側に配置されることにより上下移動可能な状態で前記ヘッドレストを支持する支持部材と、前記ヘッドレストステーに固定される固定部材と、前記支持部材及び前記固定部材の一方側に支持されることにより前記ヘッドレストステーの直軸部と平行に配置される螺子軸と、前記支持部材及び前記固定部材の他方側に設けられて前記螺子軸に螺合するナット部と、モータ駆動により前記螺子軸及び前記ナット部の何れか一方を回転駆動することにより前記螺子軸及び前記ナット部間の螺合関係に基づき前記直軸部に沿って前記支持部材を上下移動させるアクチュエータと、を備え、前記アクチュエータは、前記支持部材に固定されることにより軸形状を有するモータ部が前記ヘッドレストステーの直軸部と平行に配置されるとともに、前記固定部材には、前記モータ部が挿通されるガイド孔が形成されたものであることが好ましい。
即ち、アクチュエータのモータ部をシートバックの上下方向に延びるヘッドレストステーの直軸部と平行に配置することで、シート幅方向のサイズを小型化することができる。そして、これにより、そのヘッドレスト装置が搭載されるヘッドレストの設計自由度を高めることができる。
また、固定部材に形成されたガイド孔に対して摺動可能にアクチュエータのモータ部を挿通することによって、支持部材が上下移動する際、その軸形状を有したモータ部が、ヘッドレストステーの直軸部と同様のガイド軸として機能する。そして、これにより、簡素な構成にて、より円滑な動作を確保することができる。
上記課題を解決するヘッドレスト装置は、前記ヘッドレストステーは、前記螺子軸を挟んでシート幅方向に離間して配置される一対の前記直軸部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、より安定的に支持部材を上下移動させることができる。更に、より円滑な動作を考慮した場合、このように両直軸部の間に螺子軸を配置する構成では、その螺子軸を両直軸部間の略中央部分に配置することが好ましい。そして、この点についてもまた、そのモータ部を直軸部と平行に配置することによって、モータの軸方向長さに関する制約を受けることなく、その螺子軸の配置を決定することができる。
上記課題を解決するヘッドレスト装置は、前記モータ部の外周面には、軸線方向に延びるガイド突部が設けられるとともに、前記固定部材のガイド孔には、前記ガイド突部に係合することにより前記モータ部の相対回転を規制可能な係合凹部が形成されることが好ましい。
上記構成によれば、簡素な構成にて、その軸線方向におけるモータ部の摺動を許容しつつ、当該モータ部の相対回転を規制することができる。そして、これにより、その所謂「回り止め」機能を実現するために必要な部品点数を削減することで、更なる小型化及び軽量化を図ることができる。
上記課題を解決するヘッドレスト装置は、前記アクチュエータのモータ部には、前記固定部材に当接することにより前記直軸部に沿った前記支持部材の移動を規制可能なストッパ部が設けられることが好ましい。
上記構成によれば、簡素な構成にて、その支持部材の過剰動作を抑制することができる。
上記課題を解決するヘッドレスト装置は、前記ストッパ部がヘッドレストの固定部を兼ねることが好ましい。
上記構成によれば、その構成の更なる簡素化を図ることができる。また、より上方の位置において、安定的にヘッドレストを支持することができる。そして、これにより、より円滑な動作を担保することができる。
本発明によれば、簡素な構成にて円滑な動作を確保しつつ、装置の小型化を図ることができる。
ヘッドレスト装置の概略構成図。 ヘッドレスト装置の斜視図(正面側)。 ヘッドレスト装置の斜視図(背面側)。 ヘッドレスト装置の平面図。 ヘッドレスト装置の正面図。 ヘッドレスト装置の断面図(図4におけるVI−VI断面図)。 ヘッドレスト装置の断面図(図5におけるVII−VII断面図)。 ヘッドレスト装置の作用説明図。
以下、車両用のヘッドレスト装置に関する一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用のシート1には、シートバック2の上方で図示しない乗員の頭部を支持するヘッドレスト5が設けられている。そして、本実施形態のシート1には、更に、そのヘッドレスト5の上下位置を調整可能なヘッドレスト装置10が設けられている。
詳述すると、図1〜図7に示すように、本実施形態のヘッドレスト装置10は、シートバック2の上方に突出するヘッドレストステー20を備えている。本実施形態では、このヘッドレストステー20は、シートバック2の上下方向(図1、図5及び図6中、上下方向)に延在する直軸部22を有した一対の縦軸部材21をシート幅方向(図4〜図7中、左右方向)に離間して配置することにより形成されている。尚、本実施形態では、これらの縦軸部材21は、管材(パイプ)を折曲加工することにより形成されている。そして、これら各縦軸部材21は、それぞれ、その上端部分に形成された直軸部22が互いに平行となるように、シートバック2の上方に支持されている。
また、図5及び図6に示すように、本実施形態のヘッドレスト装置10は、このヘッドレストステー20の両直軸部22が挿通されるガイド孔23を有した支持部材24を備えている。本実施形態では、この支持部材24は、例えば樹脂材料を用いて長尺略平板状に形成されている。更に、各ガイド孔23は、各直軸部22の直径と略等しい(僅かに大きな)内径を有して支持部材24の長手方向両端部を厚み方向(各図中、上下方向)に貫通するものとなっている。そして、この支持部材24には、中空状に形成されたヘッドレスト5の内側に固定される固定部25が設けられている。
即ち、本実施形態のヘッドレスト装置10において、支持部材24は、ヘッドレスト5の内側から当該ヘッドレスト5を支持するとともに(図1参照)、その両ガイド孔23に挿通されたヘッドレストステー20の両直軸部22に沿って上下移動することが可能となっている。そして、本実施形態では、これにより、その支持部材24に支持されたヘッドレスト5の上下位置を調整することが可能となっている。
さらに詳述すると、本実施形態のヘッドレスト装置10は、上記支持部材24に支持されることにより回転可能な状態でヘッドレストステー20の両直軸部22と平行に配置される螺子軸(スクリュー)26を備えている。また、ヘッドレスト装置10は、この螺子軸26に螺合するナット部としての螺子孔27を有してヘッドレストステー20に固定される固定部材28を備えている。そして、本実施形態のヘッドレスト装置10は、モータ30を駆動源として上記螺子軸26を回転駆動することにより、当該螺子軸26と螺子孔27との螺合関係(螺子対偶)に基づいて、その螺子軸26と一体に支持部材24を上下移動させるアクチュエータ31を備えている。
具体的には、本実施形態の固定部材28は、上記支持部材24と同様に、例えば樹脂材料を用いて長尺略平板状に形成されている。また、固定部材28の長手方向両端部には、ヘッドレストステー20を構成する各縦軸部材21、詳しくは、その直軸部22の先端部分が挿入される貫通孔32が形成されている。そして、本実施形態の固定部材28は、ボルト33を用いた締結によって、その両縦軸部材21間に架け渡される態様でヘッドレストステー20の上端部分に固定されるようになっている。
一方、本実施形態のヘッドレスト装置10において、螺子軸26は、その下端側が支持部材24に軸支された状態で、シート幅方向に離間する上記両直軸部22間の略中央部分に配置されている。更に、この螺子軸26が螺合する螺子孔27もまた、固定部材28におけるシート幅方向の略中央部分に形成されている。そして、アクチュエータ31は、支持部材24に固定されることにより、そのカバー部材34内に収容されたモータ30の軸線が両直軸部22と平行となる状態で螺子軸26の近傍に配置されている。
図6に示すように、本実施形態では、モータ軸30a及び螺子軸26の下端部には、それぞれ、外歯歯車35,36が固着されている。本実施形態では、これらの外歯歯車35,36は、それぞれ、支持部材24に設けられた各収容凹部37,38内において当該支持部材24に対して軸方向上側から固定されるカバー部材34との間に挟持されることにより回転可能な状態で互いに噛合されている。そして、本実施形態の螺子軸26は、これにより、その下端部に固着された外歯歯車36と一体に回転可能、且つ支持部材24と一体に上下移動することが可能となっている。
ここで、図2、図3、図5及び図6に示すように、本実施形態のアクチュエータ31は、そのモータ30を保持する部分(モータ部40)の形状、即ちモータ収容部分のカバー形状が略円筒状(軸形状)となっている。そして、上記固定部材28には、この軸形状を有したモータ部40が摺動可能に挿通されるガイド孔43が形成されている。
具体的には、図6及び図7に示すように、このガイド孔43は、各直軸部22の直径と略等しい(僅かに大きな)内径を有して固定部材28を厚み方向(図6中、上下方向)に貫通する円孔部43aを有している。そして、アクチュエータ31のモータ部40は、この円孔部43aに嵌合するかたちでガイド孔43に挿通されている。
また、本実施形態では、モータ部40の外周面40sには、軸線方向に延びるガイド突部44が設けられている。そして、上記ガイド孔43(の円孔部43a)には、このガイド突部44に係合することによりモータ部40の相対回転を規制可能な係合凹部45が形成されている。
更に、図2〜図6に示すように、本実施形態では、モータ部40の上端は、ガイド孔43を貫通して固定部材28の上面28aよりも上方に配置されるようになっている。そして、モータ部40の上端には、その一端にヘッドレスト5との固定部46を有した板状部材47が固定されている。
尚、本実施形態では、この板状部材47は、モータ部40の軸線に対して略直交する態様で固定されている。そして、固定部材28の上面28aには、この板状部材47と対向する位置において上方に向かって突出する規制突部48が形成されている。
次に、上記のように構成されたヘッドレスト装置10の作用について説明する。
本実施形態のヘッドレスト装置10において、アクチュエータ31の駆動力は、その駆動連結部を形成する外歯歯車35,36を介して螺子軸26に伝達される。そして、これにより螺子軸26が回転し、当該螺子軸26と螺子孔27との間の螺合関係に基づき支持部材24と固定部材28との間の相対位置が変化することで、その支持部材24がヘッドレストステー20の直軸部22に沿うように上下方向に移動するようになっている。
即ち、図8に示すように、本実施形態のヘッドレスト装置10は、アクチュエータ31の駆動力に基づいて、螺子軸26を支持する支持部材24が、その螺子軸26に螺合する螺子孔27を有した固定部材28に対して近接又は離間する態様で上下移動するように構成されている。そして、本実施形態では、これにより、その支持部材24に支持されたヘッドレスト5の上下位置を調整することが可能となっている。
また、本実施形態では、ヘッドレスト5を支持する支持部材24がモータ駆動によりアクチュエータ31と一体にヘッドレストステー20の直軸部22に沿って上下移動する際、軸形状を有して固定部材28のガイド孔43に挿通されたモータ部40が、そのガイド孔43内に案内される態様で上下方向に摺動する。そして、これにより、より安定的な支持部材24の上下移動が確保されるようになっている。
更に、本実施形態のヘッドレスト装置10は、支持部材24が下方移動することによって、その固定部材28(の上面28a)よりも上方の位置において上記モータ部40に固定された板状部材47が、固定部材28に設けられた規制突部48に当接するように構成されている。そして、本実施形態では、これにより、その板状部材47がストッパ部50として機能することで、ヘッドレストステー20の両直軸部22に沿った支持部材24の下方移動が規制されるようになっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ヘッドレスト装置10は、シートバック2の上下方向に延在する直軸部22を有したヘッドレストステー20と、その直軸部22が挿通されるガイド孔23を有してヘッドレスト5の内側に配置されることにより上下移動可能な状態でヘッドレスト5を支持する支持部材24と、を備える。また、ヘッドレスト装置10は、支持部材24に支持されることにより回転可能な状態で直軸部22と平行に配置される螺子軸26と、螺子軸26に螺合するナット部としての螺子孔27を有してヘッドレストステー20に固定される固定部材28と、を備える。更に、ヘッドレスト装置10は、モータ駆動により螺子軸26を回転駆動することにより当該螺子軸26と螺子孔27との螺合関係(螺子対偶)に基づいて支持部材24を上下移動させるアクチュエータ31を備える。そして、アクチュエータ31は、支持部材24に固定されることにより軸形状を有するモータ部40がヘッドレストステー20の直軸部22と平行に配置されるとともに、固定部材28には、そのモータ部40が挿通されるガイド孔43が形成される。
即ち、アクチュエータ31のモータ部40をシートバック2の上下方向に延びるヘッドレストステー20の直軸部22と平行に配置することで、シート幅方向のサイズを小型化することができる。そして、これにより、そのヘッドレスト装置10が搭載されるヘッドレスト5の設計自由度を高めることができる。
また、固定部材28に形成されたガイド孔43に対して摺動可能にアクチュエータ31のモータ部40が挿通されることによって、支持部材24が上下移動する際、その軸形状を有したモータ部40が、ヘッドレストステー20の直軸部22と同様のガイド軸として機能する。そして、これにより、簡素な構成にて、より円滑な動作を確保することができる。
(2)ヘッドレストステー20は、螺子軸26を挟んでシート幅方向に離間して配置される左右一対の直軸部22を備える。
上記構成によれば、より安定的に支持部材24を上下移動させることができる。更に、より円滑な動作を考慮した場合、このように両直軸部22の間に螺子軸26を配置する構成では、その螺子軸26を両直軸部22間の略中央部分に配置することが好ましい。そして、この点についてもまた、上記のようにモータ部40を直軸部22と平行に配置することによって、モータ30の軸方向長さに関する制約を受けることなく、その螺子軸26の配置を決定することができる。
(3)モータ部40の外周面40sには、軸線方向に延びるガイド突部44が設けられる。そして、そのモータ部40が挿通される固定部材28側のガイド孔43には、このガイド突部44に係合することによりモータ部40の相対回転を規制可能な係合凹部45が形成される。
上記構成によれば、簡素な構成にて、その軸線方向におけるモータ部40の摺動を許容しつつ、当該モータ部40の相対回転を規制することができる。そして、これにより、その所謂「回り止め」機能を実現するために必要な部品点数を削減することで、更なる小型化及び軽量化を図ることができる。
(4)アクチュエータ31のモータ部40には、固定部材28に当接することにより直軸部22に沿った支持部材24の移動(下方移動)を規制可能なストッパ部50が設けられる。これにより、簡素な構成にて、その支持部材24の過剰動作を抑制することができる。
(5)ストッパ部50は、ガイド孔43に挿通されることにより固定部材28よりも上方側に配置されるモータ部40の上端に設けられる。これにより、簡素な構成にて、そのモータ部40の脱離を防止することができる。
(6)モータ部40の上端には、その一端にヘッドレスト5との固定部46を有した板状部材47が固定される。そして、この板状部材47がストッパ部50として固定部材28に設けられた規制突部48に当接する。
上記構成によれば、そのストッパ部50がヘッドレスト5との固定部46を兼ねることにより、その構成の更なる簡素化を図ることができる。また、より上方の位置において、安定的にヘッドレスト5を支持することができる。そして、これにより、より円滑な動作を担保することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ヘッドレストステー20は、直軸部22を有した一対の縦軸部材21をシート幅方向に離間して配置することにより形成されることとした。しかし、これに限らず、例えば、管材を略U字状に折り曲げ加工したもの等、シートバック2の上下方向に延在する直軸部22を有するものであれば、ヘッドレストステー20の形状は任意に変更してもよい。
・また、直軸部22の数を一つとしてもよい。これにより、更なる構成の簡素化と小型化を図ることができる。尚、この場合には、その直軸部22に平行するアクチュエータ31のモータ部40をシート幅方向に離間して配置するとともに、これらモータ部40と直軸部22との間の略中央部分に螺子軸26を配置するとよい。このような構成とすることで、より効果的に、その固定部材28のガイド孔43に挿通されたモータ部40をガイド軸として機能させることができる。そして、そのシート幅方向の略中央部分に螺子軸26を配置することで、より円滑に支持部材24を上下移動させることができる。更に、そのヘッドレストステー20が3つ以上の直軸部22を備える構成についてもまた、これを排除しない。
・ヘッドレスト5との固定部(25,46)は、支持部材24と一体にヘッドレスト5を上下移動させることが可能であれば、支持部材24及びアクチュエータ31の何れに設定してもよい。尚、安定的にヘッドレスト5を支持する観点では、より上方側に固定部を設定することが望ましい。そして、上記実施形態のように上下方向に離間した固定部25,46を設定することで、より安定的にヘッドレスト5を支持することができる。
・支持部材24及び固定部材28の形状は任意に変更してもよい。そして、ヘッドレストステー20に対する固定部材28の固定位置についてもまた、任意に変更してもよい。
・固定部材28のガイド孔43に挿通されるモータ部40については、必ずしも、カバー部材34の内側にモータ30が収容された部分でなくともよい。例えば、モータハウジングが軸形状を有するものであれば、そのモータハウジング自体を固定部材28のガイド孔43に挿通されるモータ部40とする構成であってもよい。
・上記実施形態では、固定部材28よりも上方の位置においてモータ部40に固定された板状部材47が、固定部材28に設けられた規制突部48に当接することにより、そのヘッドレストステー20の両直軸部22に沿った支持部材24の下方移動を規制可能なストッパ部50として機能することとした。しかし、これに限らず、そのモータ部40にストッパ部50を設ける位置、及びその形状は任意に変更してもよい。例えば、固定部材28に当接することにより支持部材24の上方移動を規制可能な位置にストッパ部50を設けてもよい。そして、そのストッパ部50を構成する部材にヘッドレスト5との固定部46が設けられていない構成であってもよい。
・上記実施形態では、各ガイド孔23は、各直軸部22の直径と略等しい(僅かに大きな)内径を有して支持部材24の長手方向両端部を厚み方向に貫通することとした。しかし、これに限らず、支持部材24側及び固定部材側の各ガイド孔23,43は、それぞれ、その支持部材24及び固定部材28の側面を切り欠く形で形成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、固定部材28に形成された螺子孔27を螺子軸26に螺合するナット部とした。しかし、これに限らず、別体に形成されたナット部材を固定部材28に固定する構成であってもよい。
・また、螺子軸26の一端(上端)を固定部材28に固定するとともに、当該螺子軸26に螺合するナット部材を回転可能且つ上下方向において一体移動可能に支持部材24に支持する。そして、そのアクチュエータ31がナット部材を回転駆動する構成としてもよい。
・更に、螺子軸26及びナット部材とモータ30との間に介在される駆動連結部の構成は、任意に変更してもよい。そして、その回転伝達の形態についてもまた、モータ30の回転を減速するものであってもよく、等速で伝達するものであっても、増速するものであってもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を記載する。
(イ)前記ストッパ部は、前記モータ部における前記ガイド孔に挿通されることにより固定部材よりも上方側に配置される部分に設けられること、を特徴とするヘッドレスト装置。これにより、簡素な構成にて、そのモータ部の脱離を防止することができる。
1…シート、2…シートバック、5…ヘッドレスト、10…ヘッドレスト装置、20…ヘッドレストステー、21…縦軸部材、22…直軸部、23…ガイド孔、24…支持部材、25…固定部、26…螺子軸、27…螺子孔(ナット部)、28…固定部材、28a…上面、30…モータ、30a…モータ軸、31…アクチュエータ、34…カバー部材、35,36…外歯歯車(駆動連結部)、40…モータ部、40s…外周面、43…ガイド孔、44…ガイド突部、45…係合凹部、46…固定部、47…板状部材、48…規制突部、50…ストッパ部。

Claims (5)

  1. シートバックの上下方向に延在する直軸部を有したヘッドレストステーと、
    前記ヘッドレストステーの直軸部が挿通されるガイド孔を有してヘッドレストの内側に配置されることにより上下移動可能な状態で前記ヘッドレストを支持する支持部材と、
    前記ヘッドレストステーに固定される固定部材と、
    前記支持部材及び前記固定部材の一方側に支持されることにより前記ヘッドレストステーの直軸部と平行に配置される螺子軸と、
    前記支持部材及び前記固定部材の他方側に設けられて前記螺子軸に螺合するナット部と、
    モータ駆動により前記螺子軸及び前記ナット部の何れか一方を回転駆動することにより前記螺子軸及び前記ナット部間の螺合関係に基づき前記直軸部に沿って前記支持部材を上下移動させるアクチュエータと、を備え、
    前記アクチュエータは、前記支持部材に固定されることにより軸形状を有するモータ部が前記ヘッドレストステーの直軸部と平行に配置されるとともに、
    前記固定部材には、前記モータ部が挿通されるガイド孔が形成された
    ヘッドレスト装置。
  2. 請求項1に記載のヘッドレスト装置において、
    前記ヘッドレストステーは、前記螺子軸を挟んでシート幅方向に離間して配置される一対の前記直軸部を備えること、を特徴とするヘッドレスト装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のヘッドレスト装置において、
    前記モータ部の外周面には、軸線方向に延びるガイド突部が設けられるとともに、
    前記固定部材のガイド孔には、前記ガイド突部に係合することにより前記モータ部の相対回転を規制可能な係合凹部が形成されること、を特徴とするヘッドレスト装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のヘッドレスト装置において、
    前記アクチュエータのモータ部には、前記固定部材に当接することにより前記直軸部に沿った前記支持部材の移動を規制可能なストッパ部が設けられること、
    を特徴とするヘッドレスト装置。
  5. 請求項4に記載のヘッドレスト装置において、
    前記ストッパ部がヘッドレストの固定部を兼ねること、
    を特徴とするヘッドレスト装置。
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