JP2015151044A - 自動車の車体構造 - Google Patents

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【課題】 ルーフサイドレールにルーフパネルおよびサイドアウターパネルを軽量かつ強固に接合する。【解決手段】 ルーフサイドレール12の車幅方向内面に設けられてルーフパネル26およびサイドアウターパネル22を支持する複数の支持ブラケット27は、ルーフサイドレール12の軸線と平行に配置されてルーフパネル26およびサイドアウターパネル22を支持する支持部27aと、ルーフサイドレール12の軸線と直交する方向に配置されて該ルーフサイドレール12および支持部27aに接続する脚部27bとを備えるので、製造が容易で小型軽量な支持ブラケット27を用いてルーフパネル26およびサイドアウターパネル22を強固に支持することができる。しかもルーフサイドレール12の任意の位置に任意の個数の支持ブラケット27を配置することで、ルーフパネル26およびサイドアウターパネル22の支持強度を必要に応じて任意に調整することができる。【選択図】 図3

Description

本発明は、Aピラーアッパーおよびルーフサイドレールが一体に連続する上部フレームを備え、前記ルーフサイドレールの車幅方向内面にルーフパネルおよびサイドアウターパネルを支持する複数の支持ブラケットを設けた自動車の車体構造に関する。
樹脂製の上部車体をインナーパネルおよびアウターパネルを結合して中空閉断面に構成し、その内部に配置した鋼管製の補強用フレームと前記上部車体とをリベットにより結合するものが、下記特許文献1により公知である。
また自動車の車体をインナーパネルおよびアウターパネルを結合して中空閉断面に構成し、その内部に配置した鋼管と前記車体とを別体のブラケットを介して接続するものが、下記特許文献2により公知である。
特開平01−103586号公報 特開2002−87322号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたものは、車体剛性が鋼管製の補強用フレームだけに依存するので鋼管の断面を小さくすることができず、そのために車体重量が増加する問題があった。
また上記特許文献2に記載されたものは、車体と鋼管とを別体のブラケットを介して接続するため、そのブラケットの分だけ車体重量が増加するだけでなく、別体のブラケットは車体と鋼管とを不連続に接続するだけなので、インナーパネルおよびアウターパネルが車体剛性の向上に寄与せず、必要な剛性を確保するには鋼管の断面を大きくすることが必要となる問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ルーフサイドレールにルーフパネルおよびサイドアウターパネルを軽量かつ強固に接合することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、Aピラーアッパーおよびルーフサイドレールが一体に連続する上部フレームを備え、前記ルーフサイドレールの車幅方向内面にルーフパネルおよびサイドアウターパネルを支持する複数の支持ブラケットを設けた自動車の車体構造であって、前記支持ブラケットは、前記ルーフサイドレールの軸線と平行に配置されて前記ルーフパネルおよび前記サイドアウターパネルを支持する支持部と、前記ルーフサイドレールの軸線と直交する方向に配置されて該ルーフサイドレールおよび前記支持部に接続する脚部とを備えることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記ルーフサイドレールは円形断面であり、前記支持ブラケットは、矩形状の前記支持部の前後方向端部を折り曲げた三角形状の前記脚部を備え、前記三角形の一辺が円弧状に形成されて前記ルーフサイドレールの上部外周面に接続されることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記支持ブラケットは、1個の前記支持部および1個の前記脚部を備えてL字状に形成され、あるいは1個の前記支持部および前後一対の前記脚部を備えてコ字状に形成されることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記ルーフサイドレールは非円形断面であり、少なくとも一つの平坦面を備えることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記支持ブラケットは前記脚部の下端を前後方向に折り曲げた部品取付部を備え、前記部品取付部にはナット、ボルトあるいは部品取付孔が設けられることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項1〜請求項5の何れか1項の構成に加えて、前記上部フレームを、4ドア車両、2ドア車両あるいは5ドア車両に適用したことを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項1〜請求項6の何れか1項の構成に加えて、前記上部フレームは鋼管、アルミニウム管あるいはFRP管であることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項8に記載された発明によれば、請求項1〜請求項7の何れか1項の構成に加えて、前記Aピラーアッパーの車幅方向内面にフロントガラスおよびサイドアウターパネルを支持する複数の支持ブラケットを設け、前記支持ブラケットは、前記Aピラーアッパーの軸線と平行に配置されて前記フロントガラスおよび前記サイドアウターパネルを支持する支持部と、前記Aピラーアッパーの軸線と直交する方向に配置されて該Aピラーアッパーおよび前記支持部に接続する脚部とを備えることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
尚、実施の形態の第1〜第3平坦面12a〜12cは本発明の平坦面に対応し、実施の形態のウエルドナット31は本発明のナットに対応する。
請求項1の構成によれば、ルーフサイドレールの車幅方向内面に設けられてルーフパネルおよびサイドアウターパネルを支持する複数の支持ブラケットは、ルーフサイドレールの軸線と平行に配置されてルーフパネルおよびサイドアウターパネルを支持する支持部と、ルーフサイドレールの軸線と直交する方向に配置されて該ルーフサイドレールおよび支持部に接続する脚部とを備えるので、製造が容易で小型軽量な支持ブラケットを用いてルーフパネルおよびサイドアウターパネルを強固に支持することができ、しかもルーフサイドレールの任意の位置に任意の個数の支持ブラケットを配置することで、ルーフパネルおよびサイドアウターパネルの支持強度を必要に応じて任意に調整することができる。
また請求項2の構成によれば、ルーフサイドレールは円形断面であるので、軽量で高強度でありながら極めて安価に製造可能である。また支持ブラケットは、矩形状の支持部の前後方向端部を折り曲げた三角形状の脚部を備え、三角形の一辺が円弧状に形成されてルーフサイドレールの上部外周面に接続されるので、支持ブラケットの車室側への突出量を最小限に抑えながら、支持ブラケットをルーフサイドレールに対して強固に固定することができる。
また請求項3の構成によれば、支持ブラケットは、1個の支持部および1個の脚部を備えてL字状に形成され、あるいは1個の支持部および前後一対の脚部を備えてコ字状に形成されるので、支持ブラケットの強度を要求される強度に応じて任意に設定することができる。
また請求項4の構成によれば、ルーフサイドレールは非円形断面であり、少なくとも一つの平坦面を備えるので、平坦面をサイドアウターパネルの内面に沿わせてルーフサイドレールの断面積を拡大したり、平坦面をカーテンエアバッグやグラブレール等の部品の取付面として利用したりすることができる。
また請求項5の構成によれば、支持ブラケットは脚部の下端を前後方向に折り曲げた部品取付部を備え、部品取付部にはナット、ボルトあるいは部品取付孔が設けられるので、特別のブラケットを追加することなく、支持ブラケットを利用してカーテンエアバッグやグラブレール等の部品を簡単に取り付けることができる。
また請求項6の構成によれば、上部フレームを、4ドア車両、2ドア車両あるいは5ドア車両に適用したので、種々のタイプの車体に本発明を適用することができる。
また請求項7の構成によれば、上部フレームは鋼管、アルミニウム管あるいはFRP管であるので、上部フレームの材料の選択自由度が向上する。
また請求項8の構成によれば、Aピラーアッパーの車幅方向内面に設けられてフロントガラスおよびサイドアウターパネルを支持する複数の支持ブラケットは、Aピラーアッパーの軸線と平行に配置されてフロントガラスおよびサイドアウターパネルを支持する支持部と、Aピラーアッパーの軸線と直交する方向に配置されて該Aピラーアッパーおよび支持部に接続する脚部とを備えるので、製造が容易で小型軽量な支持ブラケットを用いてフロントガラスおよびサイドアウターパネルを強固に支持することができる。しかもAピラーアッパーの任意の位置に任意の個数の支持ブラケットを配置することで、フロントガラスおよびサイドアウターパネルの支持強度を必要に応じて任意に調整することができる。
自動車の車体側部フレームの部分側面図。(第1の実施の形態) 図1の2方向拡大矢視図。(第1の実施の形態) 図1の3−3線拡大断面図。(第1の実施の形態) 図2の4方向拡大矢視図。(第1の実施の形態) 図1の5−5線拡大断面図。(第1の実施の形態) 図4に対応する図。(第2〜第4の実施の形態) 図3に対応する図。(第5の実施の形態)
第1の実施の形態
以下、図1〜図5に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。尚、本明細書において前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
図1に示すように、5ドア車両の車体側部フレーム11は、ルーフサイドレール12およびAピラーアッパー後部13を一体化した円形断面の鋼管よりなる上部フレーム14を備える。上部フレーム14は、直線状の鋼管を三次元曲げ加工により所定形状に湾曲させたもので構成される。Aピラーアッパー後部13の前端には、プレス加工した鋼板を溶接して中空閉断面に構成したAピラーアッパー前部15が接続されており、Aピラーアッパー後部13およびAピラーアッパー前部15がAピラーアッパー16を構成する。
Aピラーアッパー前部15にY字状に形成されたAピラーロア17の上端が接続され、ルーフサイドレール12の前後方向中間部にBピラー19およびCピラー20の上端が接続され、ルーフサイドレール12の後端にDピラー21の上端が接続される。
図1および図2に示すように、車体側部フレーム11の車幅方向外面には、フロントドア開口およびリヤドア開口を有するサイドアウターパネル22が固定される。左右のルーフサイドレール12,12の前端間が車幅方向に延びるフロントルーフアーチ23で接続され、左右のBピラー19,19の上端に接続する左右のルーフサイドレール12,12の前後方向中間部間がミドルルーフアーチ24で接続され、左右のDピラー21,21の上端に接続する左右のルーフサイドレール12,12の後端間がリヤルーフアーチ25で接続される。そしてフロントルーフアーチ23、リヤルーフアーチ25および左右のルーフサイドレール12,12にルーフパネル26の外周部が支持される。
図2〜図4に示すように、ルーフサイドレール12には前後方向に所定間隔で離間した複数の支持ブラケット27…が設けられており、これらの支持ブラケット27…にルーフパネル26の車幅方向外端部とサイドアウターパネル22の上端部とが重ね合わされて溶接W1される。
1枚の鋼板からなる支持ブラケット27は、矩形状の支持部27aと、支持部27aの相互に対向する前後の縁部を直角に折り曲げた一対の三角形状の脚部27b,27bとを有して断面コ字状に形成されており、脚部27b,27bの三角形の一辺が円弧状に形成されてルーフサイドレール12の車幅方向内側の上面に溶接W2により接合される。支持ブラケット27をルーフサイドレール12に溶接W2した状態で、その支持部27aはルーフサイドレール12の軸線と平行に配置され、一対の三角形状の脚部27b,27bはルーフサイドレール12の軸線と直交するように配置される。
ルーフサイドレール12を車幅方向外側から覆うように配置されたサイドアウターパネル22は、その上端を下向きに折り曲げた段部22aと、段部22aの下端を車幅方向内向きに折り曲げた接合フランジ22bとを備えるとともに、その下端を下向きに折り曲げた接合フランジ22cを備える。ルーフパネル26は、その車幅方向外端部を下向きに折り曲げた段部26aと、段部26aの下端を車幅方向外向きに折り曲げた接合フランジ26bとを備える。そしてサイドアウターパネル22の上側の接合フランジ22bおよびルーフパネル26の接合フランジ26bを支持ブラケット27の支持部27aに上方から重ね合わせて溶接W1し、かつサイドアウターパネル22の下側の接合フランジ22cに下端を溶接W3したステー28の上端をルーフサイドレール12の下面に溶接W4することで、サイドアウターパネル22およびルーフパネル26がルーフサイドレール12に支持される。
図1および図5に示すように、Aピラーアッパー後部13にフロントガラス29の車幅方向端部を支持すべく、前記支持ブラケット27と同一構造の支持ブラケット30がAピラーアッパー後部13の車幅方向内側の前面に溶接W5により接合される。支持ブラケット30の支持部30aには、サイドアウターパネル22の段部22aに連なる前側の接合フランジ22bが重ね合わされて溶接W6され、かつサイドアウターパネル22の後側の接合フランジ22cに後端を溶接W3したステー28の前端をAピラーアッパー後部13の後面に溶接W4することで、サイドアウターパネル22がAピラーアッパー後部13に支持される。そして支持ブラケット30の支持部30aの前面にサイドアウターパネル22の接合フランジ22bを介してフロントガラス29が接着Gされる。
次に、上記構成を備えた本発明の第1の実施の形態の作用を説明する。
車体側部フレーム11のルーフサイドレール12およびAピラーアッパー後部13を一体化した上部フレーム14は円形断面の鋼管を三次元曲げ加工したものであるため、鋼管の断面積を小さくして軽量化を図りながら上部フレーム14の必要な強度を確保することができ、しかも安価な円形断面の鋼管を素材としているので低コストで製造することができる。
ルーフサイドレール12の車幅方向内面に設けられてルーフパネル26の車幅方向外端およびサイドアウターパネル22の上端を支持する支持ブラケット27は1枚の鋼板をコ字状に折り曲げた構造であり、ルーフサイドレール12の軸線と平行に配置されてルーフパネル26およびサイドアウターパネル22を支持する支持部27aと、ルーフサイドレール12の軸線と直交する方向に配置されて該ルーフサイドレール12および支持部27aに接続する一対の脚部27b,27bとを備えるので、製造が容易で小型軽量な支持ブラケット27を用いてルーフパネル26およびサイドアウターパネル22を強固に支持することができ、しかもルーフサイドレール12の任意の位置に任意の個数の支持ブラケット27…を配置することで、ルーフパネル26およびサイドアウターパネル22の支持強度を必要に応じて任意に調整することができる。
また支持ブラケット27は、矩形状の支持部27aの前後方向端部を折り曲げた一対の三角形状の脚部27b,27bを備え、三角形の一辺が円弧状に形成されてルーフサイドレール12の上部外周面に溶接W2されるので、それを車幅方向内側外周面に接続する場合に比べて、支持ブラケット27の車室側への突出量を最小限に抑えるとともに、カーテンエアバッグ等の部品の配置スペースを確保することができ、しかも支持ブラケット27の脚部27b,27bを大型化することなく、ルーフサイドレール12との溶接W2の長さを充分に確保して強固に固定することができる。
またAピラーアッパー後部13にサイドアウターパネル22およびフロントガラス29を支持するための支持ブラケット30…も上述した支持ブラケット27…と同一構造であるため、同様の作用効果を発揮することができる。
第2〜第4の実施の形態
次に、図6に基づいて本発明の第2〜第4の実施の形態を説明する。
上述した第1の実施の形態の支持ブラケット27は、支持部27aの両端に一対の脚部27b,27bを備えてコ字状に形成されているが、図6(A)に示す第2の実施の形態の支持ブラケット27は、支持部27aの一端に一つの脚部27bだけを備えてL字状に形成されている。
第2の実施の形態の支持ブラケット27は、第2の実施の形態の支持ブラケット27に比べて強度は若干低下するが、その分だけ軽量化が可能である。よって、要求される強度に応じて、第1の実施の形態の支持ブラケット27および第2の実施の形態の支持ブラケット27を使い分ければ、強度および軽量化を両立させることができる。
図6(B)に示す第3の実施の形態の支持ブラケット27は、一対の脚部27b,27bの下端をそれぞれ前後方向外側に折り曲げた一対の部品取付部27c,27cを備えており、部品取付部27c,27cの上面にウエルドナット31,31が設けられる。
本実施の形態によれば、脚部27b,27bおよび部品取付部27c,27cをルーフサイドレール12に溶接W2することで、支持ブラケット27をルーフサイドレール12に一層強固に固定することができるだけでなく、特別のブラケットを追加することなく、既存の支持ブラケット27のウエルドナット31,31にボルトを螺合するだけで、カーテンエアバッグやグラブレール等の部品を容易かつ強固に固定することができる。
尚、図6(B)の第3の実施の形態では、一対の部品取付部27c,27cにそれぞれウエルドナット31,31を設けているが、何れか一方の部品取付部27cだけにウエルドナット31を設けても良い。
図6(C)に示す第4の実施の形態の支持ブラケット27は、第3の実施の形態の支持ブラケット27から、一方の脚部27bおよび一方の部品取付部27cを省略したものである。第3の実施の形態の支持ブラケット27および第4の実施の形態の支持ブラケット27を必要に応じて使い分けることで、強度および軽量化を両立させることができる。
尚、第3および第4の実施の形態において、ウエルドナット31の代わりにスタットボルトを設けたり部品取付孔だけを設けたりしても、同様の作用効果を達成することができる。
第5の実施の形態
次に、図7に基づいて本発明の第5の実施の形態を説明する。
上述した第1〜第4の実施の形態のルーフサイドレール12は円形断面の鋼管で構成されているが、第5の実施の形態のルーフサイドレール12は非円形断面のアルミニウム管で構成される。かかるルーフサイドレール12は押し出し材として製造可能である。サイドアウターパネル22の接合フランジ22bはルーフパネル26の接合フランジ26bとの溶接W1部から車幅方向内側に延長され、その延長部が支持ブラケット27の支持部27aに重ね合わされて溶接W7される。
このルーフサイドレール12は第1〜第3平坦面12a〜12cを備えており、第1平坦面12aをサイドアウターパネル22の内面に平行に沿わせることにより、その断面を拡大して強度を高めることができる。また第2平坦面12bに支持ブラケット27の脚部27bを溶接W2する際に、その溶接W2部が直線になるために支持ブラケット27の製造が一層容易になるだけでなく、第3平坦面12cを利用してカーテンエアバッグやグラブレール等の部品を容易かつ強固に固定することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では上部フレーム14を三次元曲げ加工で曲げ成形しているが、それを三次元熱間曲げ加工やハイドロフォーム加工で曲げ成形しても良い。
また本発明は実施の形態の5ドア車両に限定されず、4ドア車両や2ドア車両等の種々のタイプの車両に適用することができる。
また本発明の上部フレームは実施の形態の鋼管製に限定されず、アルミニウム管製あるいはFRP管製であっても良いので、上部フレームの材料の選択自由度が向上する。
12 ルーフサイドレール
12a 第1平坦面(平坦面)
12b 第2平坦面(平坦面)
12c 第3平坦面(平坦面)
14 上部フレーム
16 Aピラーアッパー
22 サイドアウターパネル
26 ルーフパネル
27 支持ブラケット
27a 支持部
27b 脚部
27c 部品取付部
29 フロントガラス
30 支持ブラケット
30a 支持部
30b 脚部
31 ウエルドナット(ナット)

Claims (8)

  1. Aピラーアッパー(16)およびルーフサイドレール(12)が一体に連続する上部フレーム(14)を備え、前記ルーフサイドレール(12)の車幅方向内面にルーフパネル(26)およびサイドアウターパネル(22)を支持する複数の支持ブラケット(27)を設けた自動車の車体構成であって、
    前記支持ブラケット(27)は、前記ルーフサイドレール(12)の軸線と平行に配置されて前記ルーフパネル(26)および前記サイドアウターパネル(22)を支持する支持部(27a)と、前記ルーフサイドレール(12)の軸線と直交する方向に配置されて該ルーフサイドレール(12)および前記支持部(27a)に接続する脚部(27b)とを備えることを特徴とする自動車の車体構造。
  2. 前記ルーフサイドレール(12)は円形断面であり、前記支持ブラケット(27)は、矩形状の前記支持部(27a)の前後方向端部を折り曲げた三角形状の前記脚部(27b)を備え、前記三角形の一辺が円弧状に形成されて前記ルーフサイドレール(12)の上部外周面に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の自動車の車体構造。
  3. 前記支持ブラケット(27)は、1個の前記支持部(27a)および1個の前記脚部(27b)を備えてL字状に形成され、あるいは1個の前記支持部(27a)および前後一対の前記脚部(27b)を備えてコ字状に形成されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車の車体構造。
  4. 前記ルーフサイドレール(12)は非円形断面であり、少なくとも一つの平坦面(12a,12b,12c)を備えることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
  5. 前記支持ブラケット(27)は前記脚部(27b)の下端を前後方向に折り曲げた部品取付部(27c)を備え、前記部品取付部(27c)にはナット(31)、ボルトあるいは部品取付孔が設けられることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
  6. 前記上部フレーム(14)を、4ドア車両、2ドア車両あるいは5ドア車両に適用したことを特徴とする、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
  7. 前記上部フレーム(14)は鋼管、アルミニウム管あるいはFRP管であることを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
  8. 前記Aピラーアッパー(16)の車幅方向内面にフロントガラス(29)およびサイドアウターパネル(22)を支持する複数の支持ブラケット(30)を設け、
    前記支持ブラケット(30)は、前記Aピラーアッパー(16)の軸線と平行に配置されて前記フロントガラス(29)および前記サイドアウターパネル(22)を支持する支持部(30a)と、前記Aピラーアッパー(16)の軸線と直交する方向に配置されて該Aピラーアッパー(16)および前記支持部(30a)に接続する脚部(30b)とを備えることを特徴とする、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
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