JP2015150972A - 車両の防水構造 - Google Patents

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雄太 広瀬
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Abstract

【課題】屋根部に形成された開口部を開閉するカバー部から車室内に水が浸入することを防止するシール部のシール性を維持しつつ、そのシール部を容易に成形することができる車両の防水構造を提供する。
【解決手段】車両の屋根を開閉するカバー部材2にシール部材1が接触して水密性を維持するように構成された車両の防水構造において、シール部材1は、開口部4の中心寄りに設けられた第1シール部11と、第1シール部11に所定の間隔を空けて外周側に配置された第2シール部10とを備え、第1シール部は、各シール部10,11により形成された溝部13のうち鉛直方向で最も低い箇所に水抜き部15が形成され、車両の外部に排水する排水孔17が形成された樋部16に水抜き部17から排水する。
【選択図】図1

Description

この発明は、屋根部に形成された開口部を開閉するカバー部材を備えた車両の防水構造に関するものである。
特許文献1には、屋根部に形成された開口部とその開口部を開閉するカバー部材との隙間から車室内に水が漏洩することを抑制するために、車両の幅方向に形成されたルーフウェザーストリップ部と、ピラーに沿って形成されたフロントウェザーストリップ部とを備えた装置が記載されている。このルーフウェザーストリップ部は、カバー部材に圧接される二つのシール部を備えており、それら各シール部の間に溝が形成されている。この溝は、車外側のシール部を越えて車室側に侵入した水を屋根部の四隅に流動させるものであり、その端部には、フロントウェザーストリップ部に連通した縦穴が形成されている。また、上記ルーフウェザーストリップ部とフロントウェザーストリップ部とを連結するコーナ部には、他のシール部が設けられており、そのシール部に上記縦穴の下方側の開口部に連通した中空部が形成されている。したがって、ルーフウェザーストリップ部に設けられた一方のシール部を越えて水が車室側に侵入した場合には、その水は、ルーフウェザーストリップ部に形成された溝を流動して上記中空部に供給される。そして、中空部に供給された水は、フロントウェザーストリップ部に設けられた他のシール部の内部を介して車外に排出される。
特許文献2には、車室の屋根部を開閉するカバー部材をトランクに収容する際に、カバー部材に付着している水滴がトランク内に滴下することを抑制するように構成された格納装置が記載されている。具体的には、カバー部材を収容するボックスを設け、そのボックスの底部に、車外に水を排出するためのドレーンホースを連結させている。
特開2002−36973号公報 特開2009−101870号公報
上述した特許文献1に記載されているウェザーストリップ部のように、一体化された二つのシール部をカバー部材に圧接するように構成する場合には、各シール部の間に侵入した水が車室内に漏洩しないように車外に排水することが好ましい。一方、特許文献1に記載されたように二つのシール部の間に介在する水を、車外に排水するためにフロントウェザーストリップ部に設けられた他のシール部に中空部を形成すると、そのフロントウェザーストリップ部に設けられたシール部を成形することが困難になる可能性がある。
この発明は上述した事情を背景としてなされたものであって、屋根部に形成された開口部を開閉するカバー部から車室内に水が浸入することを防止するシール部のシール性を維持しつつ、そのシール部を容易に成形することができる車両の防水構造を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、車両の屋根部に形成された開口部を開閉するカバー部材の下面にシール部材が接触して水密性を維持するように構成された車両の防水構造において、前記車両は、該車両の外部に排水する排水孔が形成された樋部を備え、前記シール部材は、前記開口部の中心寄りに配置される第1シール部と、該第1シール部に所定の間隔を空けて外周側に配置された第2シール部と、前記各シール部のそれぞれが前記カバー部材に接触する先端部とは反対側に配置された基端部に一体化されたベース部と、前記各シール部と前記基端部とにより形成された溝部とを備え、前記第1シール部は、前記溝部のうち鉛直方向で最も低い箇所に形成されかつ前記樋部に連通した水抜き部を備えていることを特徴とするものである。
この発明によれば、車両の屋根部に形成された開口部を開閉するカバー部材にシール部材が接触することにより水密性を維持している。そのシール部材は、開口部の中心寄りに配置された第1シール部と、その第1シール部と所定の間隔を空けて外周側に配置された第2シール部を有し、それらのシール部の間に溝部が形成されている。したがって、第1シール部を越えて水が開口部の中心側に流入した場合であっても、上記溝部が一時的にその水を貯留することができるので、車室内に水が漏洩することを抑制することができる。さらに、第1シール部には、溝部のうち鉛直方向で最も低い箇所に、車両の外部に排水する排水孔が形成された樋部に連通した水抜き部が形成されている。したがって、溝部に貯留された水は、水抜き部側に流動し、その後、樋部を介して排水孔から車外に排出される。そのため、溝部に貯留された水を車外に排出するように誘導することができるので、溝部に水が過剰に貯留されるなどして車室内に水が漏洩することを抑制することができる。すなわち、シール部材のシール性を維持することができる。また、上記の効果を奏するために、第1シール部に水抜き部を形成するればよく、したがって、シール部材を容易に成形することができる。
この発明に係る車両の防水構造の一例を説明するための断面図である。 この発明におけるシール部材の一例を説明するための断面図である。 図1に示す車両の防水構造の斜視図である。
この発明に係る車両の防水構造は、従来知られているキャンバストップ型の車両に搭載することができるものである。従来知られているキャンバストップ型の車両は、車室の上部を布製の帆により覆うことができるように構成されている。具体的には、車両の幅方向に延出したシャフトが、帆の長手方向(車両の前後方向)に互いに所定の間隔を空けて連結されており、そのシャフトが屋根部に形成された開口部のうち車両の前後方向に延びるメンバーのガイド溝に沿って移動することにより、その開口部を開閉するように構成されている。なお、この発明で対象とすることができる車両は、車室の上部の全てを帆などのカバー部材により開閉するものであってもよく、車両の屋根の一部が開口していて、その開口部をカバー部材により開閉するものであってもよい。したがって、この発明における屋根部に形成された開口部には、フレームのみにより矩形状に形成された開口部と、屋根の一部が開口した部分とを含む。以下の説明では、単に開口部と記す。
上記のように構成されたキャンバストップ型の車両は、開口部を帆で覆っている時に、車室内に雨水などが浸入しないことが要求される。そのため、この発明に係る車両の防水構造は、開口部から車室内に水が侵入しないように、カバー部材の下面にシール部材を接触させて水密性を維持するように構成されている。図2には、そのシール部材1の構成の一例を説明するための断面図を示してある。なお、図2における左右方向が車両の前後方向を示しており、左側が車室内側、右側が車両前方側の車室外側である。図2に示す例では、図示しないシャフトを保持するように車両前方側で帆2が折り返されている。
また、図2に示す例では、矩形状に形成された第1フレーム3部と、その第1フレーム部3により形成された開口部4の中心側に配置された矩形状の第2フレーム部5とが所定の間隔を空けて設けられ、各フレーム部3,5により形成された隙間6は、車外に連通している。したがって、第1フレーム部3と第2フレーム部5との隙間6に流動した水は、その隙間6を介して車外に排水される。なお、以下の説明では、第2フレーム部5よりも外周側を車室外と称し、第2フレーム部5よりも内周側を車室内と称する。
上記第2フレーム部5は、鉛直方向における上端部が車室外側に屈曲して形成されており、その屈曲した部分7の上面にゴムなどの弾性部材により形成されたシール部材1が、ウレタンなどを主な原料とした接着剤により固定されている。このシール部材1は、第2フレーム部5に固定されている底面部8と、上述したように屈曲した部分7の車室外側の端部で鉛直方向における下側に垂れるとともに、その先端部の下側に取り巻くように形成された取付け部9と、鉛直方向の上側に底面部8から突出したメインシール部10およびサブシール部11を備えている。すなわち、図2に示すシール部材1は、底面部8、取付け部9、メインシール部10、サブシール部11が一体に形成されており、車室外側から第2フレーム部5に取り付けるように構成されている。なお、上記底面部8がこの発明におけるベース部に相当し、サブシール部11がこの発明における第1シール部に相当し、メインシール部10がこの発明における第2シール部に相当する。
上記メインシール部10は、車室外から帆2と第2フレーム5との間を介して車室内に水が浸入することを抑制するものである。また、サブシール部11は、メインシール部10を越えて車室内側に水が浸入した場合であっても、車室内にその水が漏洩することを抑制するために設けられたものである。したがって、サブシール部11は、メインシール部10よりも開口部4の中心寄りに配置されている。
また、メインシール部10およびサブシール部11は、帆2に接触して弾性変形するように構成されている。したがって、メインシール部10およびサブシール部11の先端部10a,11aは、帆2が開口部4を閉じているときにその帆2の下面に接触する高さに形成されている。具体的には、底面部8と帆2との隙間よりもメインシール部10およびサブシール部11の高さが高くなるように構成されている。なお、図2では、先端部が弾性変形していない状態を示しており、帆2が開口部4を閉じた場合における位置を破線で示している。
さらに、メインシール部10が弾性変形することができるとともに、その耐久性が低下することを抑制するため、または弾性力を比較的大きくするために、図2に示すメインシール部10には、厚み方向における中央部に、長手方向(車両の幅方向)に所定の長さを有する中空部12が形成されている。
図2に示すように構成することにより、各フレーム3,5の間から浸入した水が、帆2とメインシール部10との間から車室内側に漏洩したとしても、メインシール部10とサブシール部11と底面部2とにより形成された溝部13に水が一時的に貯留される。すなわち、その溝部13が樋として機能する。そのため、メインシール部10を越えた水が車室内に漏洩することを抑制することができる。
さらに、この発明に係る車両の防水構造は、上記溝部13に貯留された水を車外に排水することができるように構成されている。図1および図3は、その構成の一例を説明するための図である。なお、図3は、車両の前方における右側の部分を示しており、開口部4が開いた状態を示し、図1は、図3におけるI-I線に沿う断面図を示している。図3に示す例では、メインシール部10とサブシール部11とがそれぞれ車幅方向に形成されるとともに、車幅方向における右側の端部で、第2フレーム5に沿うように所定の曲率半径で屈曲して車両の前後方向に沿って形成されている。すなわち、メインシール部10とサブシール部11と底面部8とにより形成された溝部13は、第2フレーム5に沿って所定の曲率半径で屈曲している。なお、以下の説明では、溝部13が屈曲している部分をコーナ部14と記す。
また、一般的な車両の屋根は、その車両が水平路面上に位置しているときに車幅方向および前後方向における中央部が最も高く、左右または前後に向けて低くなり、その屋根の形状に沿って形成される第2フレーム5は、四隅が低くなるように形成される。したがって、その第2フレーム5における屈曲した部分7に固定されるシール部材1の底面部8は四隅が低くなる。すなわち、溝部13は、車幅方向および前後方向での両端側が低くなる。そのため、溝部13に流入した水は、コーナ部14に向けて流動するので、図1および図3に示す例では、その四隅に流れた水を車外に排水するために、サブシール部11に切欠きや貫通孔などの水抜き部15を形成するとともに、第2フレーム11の四隅における内周側に排水樋16が形成され、その排水樋16には、排水孔17が形成されている。そして、排水孔17に一方の端部が車外に開口したドレーンホース18が連結されている。なお、排水樋16に形成された排水孔17が、鉛直方向で最も低くなるように、排水樋16をすり鉢状に形成することが好ましい。
上述したように構成することにより水を排水孔17に誘導することができるので、メインシール部10を越えて溝部13に侵入した水が、過剰に貯留されてサブシール部11から漏洩することを抑制することができる。その結果、シール部材1のシール性を維持することができる。また、上記のようにサブシール部11に水抜き部15を形成することで、排水性を向上させることができるので、シール部材1を容易に成形することができる。
1…シール部材、 2…帆(カバー部材)、 3,5…フレーム、 4…開口部、 8…底面部、 10…メインシール部、 11…サブシール部、 13…溝部、 15…水抜き部、 16…排水樋、 17…排水孔。

Claims (1)

  1. 車両の屋根部に形成された開口部を開閉するカバー部材の下面にシール部材が接触して水密性を維持するように構成された車両の防水構造において、
    前記車両は、該車両の外部に排水する排水孔が形成された樋部を備え、
    前記シール部材は、前記開口部の中心寄りに配置される第1シール部と、該第1シール部に所定の間隔を空けて外周側に配置された第2シール部と、前記各シール部のそれぞれが前記カバー部材に接触する先端部とは反対側に配置された基端部に一体化されたベース部と、前記各シール部と前記基端部とにより形成された溝部とを備え、
    前記第1シール部は、前記溝部のうち鉛直方向で最も低い箇所に形成されかつ前記樋部に連通した水抜き部を備えている
    ことを特徴とする車両の防水構造。
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