JP2015150585A - 圧造機のトランスファ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2つのフィンガの開閉操作量を十分に確保でき、加えて、位相差ラム方式圧造機に好適であり、加工速度の高速化に寄与する圧造機のトランスファ装置を提供する。【解決手段】トランスファ基部2と2つのフィンガ3、4とフィンガ駆動部5とトランスファ駆動部とを備えた圧造機のトランスファ装置(トランスファカセット11)であって、フィンガ3、4はそれぞれ、ワークWを挟持する挟持点34、44、揺動可能に支承される被駆動点35、45、およびリンク点36、46を有し、フィンガ駆動部5は、2つのフィンガ3、4の各被駆動点35、45を支承しつつトランスファ基部2に対して昇降する駆動部材(フィンガ駆動ロッド51)と、一端521、523がトランスファ基部2に揺動可能に支承され他端523、533で各フィンガ3、4のリンク点36、46を揺動可能に支承して互いに交差する一対のリンクレバー52、53とを有する。【選択図】図2
Description
本発明は、ダイスおよびパンチによりワークを圧造成形加工する圧造機に設けられて、搬送経路の上流側から下流側にワークを搬送するトランスファ装置に関する。
複数の工程でそれぞれワークを圧造成形加工して、所定形状の部品を製造する多工程圧造機が知られている。多工程圧造機では、各工程でダイス及びパンチを軸線上に対向配置して圧造成形加工を行い、トランスファ装置でワークを順番に下流側工程に搬送する構造が普及している。一般的なトランスファ装置は、2つのフィンガ(チャックと称されることもある)がワークを挟持して、軸線方向と直角な横方向にワークを搬送する。トランスファ装置は、多工程圧造機のみに限定されず、ダイス及びパンチを1組有する単工程圧造機でワークを搬入または搬出する用途にも用いられる。この種のトランスファ装置に関する技術例が特許文献1および特許文献2に開示されている。
特許文献1に開示された素材移送用チャック装置は、チャック本体、移動体、昇降機構、左右一対の揺動アーム、および左右一対のレバーを備える。そして、移動体の下降により各レバー全体を下方に移動させながらレバー下端のチャック爪部を閉じる方向に揺動させて素材を把持させる一方、移動体の上昇によりチャック爪部を開放させるとともに各レバー全体を上方に移動させるように構成している。これによれば、各レバー下端のチャック爪部を大きく上方に移動させることができるので、太径パンチであってもその後退を待たずにチャック装置を前段の圧造ステーション(上流側工程)に横移動できる、とされている。
また、本願出願人が特許文献2に開示した多段式横型鋳造装置(圧造機)においては、フレーム内の各々の加工段は固定金型(ダイス)と可動体と可動金型(パンチ)とを備え、駆動手段は複数の可動体を順次に駆動する。これによれば、複数の可動体が加工タイミングをずらして順次に駆動さて加工荷重が分散されるので、フレームの曲げ変形などの弊害が発生せず、フレームや可動体を小さくできる。このように可動体(ラム)を複数に分割して加工タイミングをずらすようにした圧造機は、位相差ラム方式圧造機と呼称されている。
ところで、特許文献1の技術では、チャック爪部を有するレバーの開閉操作に用いる左右一対の揺動アームは、中心軸を介して揺動するように構成されている。しかしながら、中心軸から左右にそれぞれ延設された揺動アームは、アーム長が短くて揺動範囲が限定されるため、チャック爪部の開閉操作量を十分に確保することが難しい。仮に、チャック爪部の開閉操作量が十分でないと、パンチの大きさに制限が生じ、あるいはパンチの打圧動作のタイミングが厳しく制約される。
また、特許文献2に例示された位相差ラム方式圧造機の加工速度を高速化するためには、各加工段(各工程)でのワークの搬入タイミングおよび搬出タイミングを各可動体の加工タイミングにそれぞれ合わせ込むことが好ましい。この場合、隣接して配置された2組のフィンガ対は、別々のタイミングで横移動することになり、互いに接近して干渉するおそれが生じる。このため、フィンガ対が工程間を移動するときに移動方向に占める占有幅を、隣接工程間の軸線間距離よりも小さな制約幅に収める必要がある。前述した特許文献1の技術は、フィンガ対の占有幅を制約幅よりも小さくすることを考慮していない。
さらに、位相差ラム方式圧造機に限定されず、一般的に圧造機で加工速度を高速化するために、トランスファ装置の移動部分の重量を低減することが好ましい。
本発明は上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、2つのフィンガの開閉操作量を十分に確保でき、加えて、位相差ラム方式圧造機に好適であり、加工速度の高速化に寄与する圧造機のトランスファ装置を提供することを解決すべき課題とする。
本発明の圧造機のトランスファ装置は、ダイスおよびパンチにより軸線を揃えてワークを打圧し圧造成形加工を行う圧造機の前記ワークを搬送する搬送経路に配置されたトランスファ基部と、前記トランスファ基部に設けられ、開閉動作して前記ワークを挟持及び開放する2つのフィンガと、前記2つのフィンガの開閉動作を駆動するフィンガ駆動部と、前記ワークを挟持した2つのフィンガを前記トランスファ基部とともに前記搬送経路の上流側から下流側に移動させ、前記ワークを開放した2つのフィンガを前記トランスファ基部とともに前記搬送経路の下流側から上流側に戻すトランスファ駆動部と、を備えた圧造機のトランスファ装置であって、前記フィンガはそれぞれ、前記ワークを挟持する挟持点、揺動可能に支承される被駆動点、および前記挟持点と前記被駆動点との間に配置されたリンク点を有し、前記フィンガ駆動部は、前記2つのフィンガの各前記被駆動点を支承しつつ前記トランスファ基部に対して昇降する駆動部材と、一端が前記トランスファ基部に揺動可能に支承され他端で各前記フィンガのリンク点を揺動可能に支承して互いに交差する一対のリンクレバーとを有し、前記駆動部材の下降位置で、前記リンクレバーは前記他端を下方にして傾斜し、前記2つのフィンガは前記挟持点で前記ワークを挟持し、前記駆動部材が上昇するにつれて、前記リンクレバーの前記他端が上昇し、前記2つのフィンガの前記挟持点が開いて前記ワークを開放し、前記駆動部材の上昇位置で、前記リンクレバーは前記他端を上方にして傾斜する。
また、複数組の前記ダイスおよび前記パンチにより複数の工程を構成して圧造成形加工を行う圧造機の前記工程間にそれぞれ、前記トランスファ基部、前記2つのフィンガ、および前記フィンガ駆動部を備えてもよい。
さらに、前記トランスファ駆動部は、複数のトランスファ基部を前記搬送経路の上流側工程から下流側工程に移動するタイミング、および前記トランスファ基部を前記下流側工程から前記上流側工程に戻すタイミングの少なくとも一方が前記工程間で異なっていてもよい。
さらに、前記駆動部材が上昇したときに前記2つのフィンガが前記トランスファ基部の移動方向に占める占有幅は、前記軸線間の距離よりも小さな所定の制約幅に収まっていることが好ましい。
また、前記フィンガ駆動部は、前記駆動部材を昇降操作する駆動レバーと、前記駆動部材と前記駆動レバーとの間に介挿されて常時は駆動レバーの上向きの駆動力を前記駆動部材に伝達し、前記上向きの駆動力が過大になると損壊して前記上向きの駆動力を前記駆動部材に伝達しないようにする保護部材とをさらに有してもよい。
さらに、前記保護部材は、薄板状のシャープレートであることが好ましい。
本発明の圧造機のトランスファ装置で、2つのフィンガはそれぞれ挟持点、被駆動点、およびリンク点を有している。また、フィンガ駆動部は、2つのフィンガの各被駆動点を支承しつつトランスファ基部に対して昇降する駆動部材と、一端がトランスファ基部に揺動可能に支承され他端で各フィンガのリンク点を揺動可能に支承して互いに交差する一対のリンクレバーとを有している。そして、駆動部材の下降位置で2つのフィンガは挟持点でワークを挟持し、駆動部材が上昇するにつれて2つのフィンガの挟持点が開いてワークを開放し、駆動部材の上昇位置でリンクレバーは他端を上方にして傾斜する。このとき、一対のリンクレバーは、揺動して2つのフィンガを開閉操作する。本発明では、特許文献1の中心軸から左右にそれぞれ延設された揺動アームと異なり、一対のリンクレバーが互いに交差しているので、レバー長を大きくすることができる。したがって、2つのフィンガの揺動範囲を大きくでき、開閉操作量を十分に確保できる。
また、複数組のダイスおよびパンチにより複数の工程を構成して圧造成形加工を行う圧造機の工程間にそれぞれ、トランスファ基部、2つのフィンガ、およびフィンガ駆動部を備えることができる。したがって、本発明は、多工程圧造機にも適用可能である。
さらに、トランスファ駆動部は、複数のトランスファ基部を搬送経路の上流側工程から下流側工程に移動するタイミング、およびトランスファ基部を下流側工程から上流側工程に戻すタイミングの少なくとも一方が工程間で異なっていてもよい。したがって、本発明は、位相差ラム方式圧造機にも適用可能である。
さらに、駆動部材が上昇したときに2つのフィンガがトランスファ基部の移動方向に占める占有幅が、軸線間の距離よりも小さな所定の制約幅に収まっているように構成できる。この態様によれば、隣接して配置された2組のフィンガ対が別々のタイミングで横移動するときに、互いに干渉するおそれが生じない。したがって、本発明は、位相差ラム方式圧造機に好適である。
また、フィンガ駆動部が駆動レバーと保護部材とをさらに有するように構成できる。この態様によれば、異常に大きな駆動力が発生したときにトランスファ装置を保護する手段として保護部材を用いるので、トランスファ装置の移動部分の重量を従来よりも低減できる。したがって、本発明は、圧造機の加工速度の高速化に寄与できる。
さらに、保護部材は薄板状のシャープレートとすることができる。この態様によれば、軽量の保護部材を用いることによりトランスファ装置の移動部分の重量を従来よりも大幅に低減できるので、圧造機の加工速度の高速化に大きく寄与できる。加えて、圧造機のコストの低減にも寄与できる。
本発明を実施するための実施形態について、図1〜図8を参考にして説明する。図1は、本発明の実施形態の圧造機のトランスファ装置1を装備した位相差ラム方式圧造機9の主要部の平面図である。位相差ラム方式圧造機9は、6工程分の構成部材を箱形状のフレーム91内に備え、ワークをそれぞれの工程で順次圧造成形加工して所定の製品形状に成形する。各工程は、フレーム91に固定されるダイス92と、ダイス92に向かって往復移動する分割ラム93と、この分割ラム93の先端に装着されるパンチ94とから構成されている。そして、分割ラム93を前後方向(図1の紙面では左右方向)に往復駆動することで、ダイス92およびパンチ94によりワークを打圧して圧造成形加工を行う。
6工程の各ダイス92は、横方向(図1の紙面では上下方向)に1列に並ぶように配列される。また、全ての分割ラム93およびパンチ94は、平行して前後方向に移動するようにフレーム91内に収容される。各工程で組になるダイス92およびパンチ94は、軸線A1〜A6を揃えて配置される。隣り合う工程の軸線間の距離LA(例えば、図1の軸線A5と軸線A6との距離LA)は、全て等しく設定されている。
各々の分割ラム93を前後方向に往復駆動する駆動手段は、各工程に共通の駆動源およびカム軸95、ならびに各工程に個別の偏心カム961〜966および連結ロッド97などで構成されている。図1の紙面で最も上側に配置されているのが最上流の第1工程である。そして、紙面の下側ほど下流側工程となり、最も下側に配置されているのが第6工程である。さらに、第1工程の上流側には長尺の線材を切断してワークを作成する切断工程98が設けられ、第6工程の下流側には製造された製品を搬出する搬出工程99が設けられている。
駆動源は、例えばモータとして、カム軸95を回転駆動する。カム軸95の各工程に対応する位置に、合計で6個の偏心カム961〜966が配設されている。各工程では、偏心カム961〜966に摺接して連結ロッド97が配置される。連結ロッド97は、カム軸95の回転に伴って偏心カム961〜966に押動されることにより、加工荷重を分割ラム93に伝達する。ここで、6個の偏心カム961〜966は、カム形状ならびにカム軸95に配設する位相が互いに異なっていてもよい。これにより、パンチ94がワークを打圧するタイミングや、パンチ94が移動するストローク長を各工程で異なるものとすることができる。
実施形態の圧造機のトランスファ装置1は、図1に示される位相差ラム方式圧造機9の6工程のダイス92とパンチ94との間でワークを搬送する搬送経路に装備される。トランスファ装置1は、軸線A1〜A6と直角な横方向に移動する7組のトランスファカセット11〜17からなる。各トランスファカセット11〜17は、図略のトランスファ駆動部により、上流側工程と下流側工程との間を往復駆動される。これにより、最上流の第1トランスファカセット11は、ワークを切断工程98から第1工程に搬送する。以下同様に、第2〜第6トランスファカセット12〜16は、それぞれワークを上流側工程から下流側工程に搬送する。最下流の第7トランスファカセット17は、第6工程で圧造成形加工の終了した製品を搬出工程99に搬出する。
7組のトランスファカセット11〜17は、上流側工程から下流側工程に移動するタイミングおよび下流側工程から上流側工程に戻るタイミングが、各工程でワークを打圧するタイミングに合わせて個別に設定される。したがって、各トランスファカセット11〜17が下流側工程に移動するタイミングおよび上流側工程に戻るタイミングは、少なくとも一部が工程間で異なっている。
次に、トランスファカセット11〜17の詳細構造について説明する。各トランスファカセット11〜17は概ね同一構造であるので、以降では第1トランスファカセット11を例にして説明する。図2は、トランスファカセット11がダイス92の前側に位置したときの正面一部断面図である。また、図3は、トランスファカセット11のV溝フィンガ3を含んだ側面一部断面図であり、図4は、トランスファカセット11のフラットフィンガ4部分の側面一部断面図である。図2〜図4で、後述するフィンガ駆動ロッド51(駆動部材)は下降位置にあり、V溝フィンガ3およびフラットフィンガ4はダイス92の前側でワークWを挟持している。トランスファカセット11は、トランスファ基部2、V溝フィンガ3およびフラットフィンガ4、フィンガ駆動部5、ならびに図略のトランスファ駆動部などで構成される。
トランスファ基部2は、主部材21および前板材24などで形成されている。詳述すると、主部材21は、トランスファ基部2の上部から後側(図3の紙面右側)の下部までを形成している。前板材24は、トランスファ基部2の前側(図3の紙面左側)の中間高さから下部までを形成している。前板材24は、2本の締結部材25により、主部材21の前側下方に結合されている。主部材21の上側に、調整ナット28が上下動可能に配置される。
主部材21は、上下方向に貫通した孔を上部に有している。また、主部材21と前板材24との間には空間が形成されている。この孔および空間に、後述するフィンガ駆動ロッド51が挿通される。さらに、主部材21と前板材24との間の空間を利用して、V溝フィンガ3、フラットフィンガ4、およびフィンガ駆動部5の一部が配設される。
V溝フィンガ3は、フィンガ基体部31およびフィンガ先端部32が締結部材33により上下に一体的に結合されて、直線状に形成されている。同様に、フラットフィンガ4も、フィンガ基体部41およびフィンガ先端部42が締結部材43により上下に一体的に結合されて、直線状に形成されている。2つのフィンガ先端部32、42は、大きさや形状の異なる様々なワークを挟持できるように交換可能とされている。
例示されたV溝フィンガ3のフィンガ先端部32は、下端寄りに正面視でV溝状のV溝挟持点34を有している。また、フラットフィンガ4のフィンガ先端部42は、下端寄りに正面視でフラット形状のフラット挟持点44を有している。図2に示される正面一部断面図で、V溝フィンガ3およびフラットフィンガ4は、下方が互いに接近するように揺動駆動されている。これにより、V溝挟持点34およびフラット挟持点44は、合計で3つの面によりワークWを安定的に挟持する。
V溝フィンガ3のフィンガ基体部31の上端には、後述するフィンガ支承部512に支承されて昇降駆動される被駆動点35が設けられている。フィンガ基体部31の下端寄りには、後述するV溝側リンクレバー52によって揺動可能に支承されるリンク点36が設けられている。同様に、フラットフィンガ4のフィンガ基体部41の上端には、フィンガ支承部512に支承されて昇降駆動される被駆動点45が設けられている。フィンガ基体部41の下端寄りには、フラット側リンクレバー53によって揺動可能に支承されるリンク点46が設けられている。2つの被駆動点35、45は、互いに同じ高さに配置されている。2つのリンク点36、46は、互いに同じ高さに配置され、かつ挟持点34、44と被駆動点35、45との概ね中間高さに位置している。
フィンガ駆動部5は、フィンガ駆動ロッド51、一対のリンクレバー52、53、シャープレート54、押上げ部材55、および駆動レバー56などで構成されている。フィンガ駆動ロッド51は、本発明の駆動部材に相当し、ロッド本体部511、フィンガ支承部512、雄ねじ部515、カラー516、および留め部材517などで形成されている。ロッド本体部511は、丸棒状の部材であり、前述した主部材21の孔を昇降可能に貫通している。ロッド本体部511の下側に、フィンガ支承部512が一体的に結合されている。フィンガ支承部512は、支承ピン513、514を用いて、V溝フィンガ3およびフラットフィンガ4の各被駆動点35、45を揺動可能に支承している。
一対のリンクレバー52、53は、わずかに湾曲して両端が揺動可能とされる部材である。一対のリンクレバー52、53は、トランスファ基部2とフィンガ3、4との間に架け渡されて設けられ、互いに交差している。図3に示されるように、V溝側リンクレバー52は、V溝フィンガ3よりも前側に配置される。V溝側リンクレバー52の一端521は、支承ピン522を用いてトランスファ基部2の前板材24に揺動可能に支承されている。V溝側リンクレバー52の他端523は、支承ピン524を用いてV溝フィンガ3のリンク点36を揺動可能に支承している。
図4に示されるように、フラット側リンクレバー53は、フラットフィンガ4よりも後側に配置される。フラット側リンクレバー53の一端531は、支承ピン532を用いてトランスファ基部2の後板材26に揺動可能に支承される。フラット側リンクレバー53の他端533は、支承ピン534を用いてフラットフィンガ4のリンク点46を揺動可能に支承する。したがって、一対のリンクレバー52、53は、一端521、531を中心にして他端523、533が回転するように揺動する。また、V溝フィンガ3やフラットフィンガ4は、被駆動点35、45およびリンク点36、46の二点で支承されて揺動する。
一方、ロッド本体部511の上部には、図2に示されるように棒状の外周面に雄ねじの刻設された雄ねじ部515が一体的に形成されている。雄ねじ部515の周りの下側から上側へと順番に、調整ナット28、シャープレート54、カラー516および留め部材517が配設されている。調整ナット28は、内周面に形成された雌ねじが雄ねじ部515に螺合されている。したがって、調整ナット28は、ロッド本体部511とともに昇降する。調整ナット28の螺合位置を上下に変更することにより、フィンガ駆動ロッド51の下降位置および上昇位置を調整できるようになっている。
シャープレート54は、本発明の保護部材に相当し、環状の金属製の薄板とされている。シャープレート54には、汎用のワッシャなどを用いることができる。シャープレート54は、雄ねじ部515の外周に遊嵌されている。カラー516は、上下に長い円筒状であり、雄ねじ部515の外周に殆ど隙間なく外嵌されている。留め部材517は、雄ねじ515の上端に固定されている。カラー516は、上端が留め部材517に当接して、下端がシャープレート54に当接している。
図5は、フィンガ駆動ロッド51(駆動部材)の上部およびシャープレート54の詳細な正面一部断面図である。図5は、フィンガ駆動ロッド51が下降位置にある場合を示している。図示されるように、調整ナット28は、外周側の下部に外径の拡がったフランジ部281を有し、外周側の上部に外径の小さくなった段差部282を有している。段差部282の周りのシャープレート54の下側に、環状に拡がった押上げ部材55が配置されている。押上げ部材55の下側に、駆動レバー56の二股の先端部が係合する(図2および図5に破線示)。駆動レバー56の先端部は、カム軸95を回転駆動する駆動源から伝達軸およびカム機構を介して駆動され、昇降動作する。
ここで、フィンガ駆動ロッド51の雄ねじ部515の外径D1に対して、シャープレート54の内径D1やカラー516の内径D1は概ね等しいかごく僅かに大きい。また、カラー516の外径D3よりもシャープレート54の外径D4のほうが大きい。したがって、シャープレート54の上面は、内周寄りの一部のみでカラー516の底面全体に当接している。一方、押上げ部材55の内径D5は、シャープレート54の内径D1よりも大きく、押上げ部材55の外径D6はシャープレート54の外径D4よりも大きい。したがって、シャープレート54の下面は、外周寄りの一部のみが押上げ部材55に当接している。
次に、トランスファ装置1のフィンガ駆動部5の動作のうちのフィンガ駆動ロッド51(駆動部材)の昇降動作について説明する。図6は、フィンガ駆動部5の駆動レバー56およびフィンガ駆動ロッド51(駆動部材)の動作を説明する正面一部断面図である。図5に示される状態で駆動レバー56に上向きの駆動力F1(図6示)が作用すると、駆動力F1は押上げ部材55を経由して、シャープレート54の下面の外周寄りに作用する。これにより、シャープレート54が押し上げられ、駆動力F1はカラー516へ伝達される。
一方、カラー516からの下向きの反力は、シャープレート54の上面の内周寄りに作用する。このため、駆動力F1および反力の作用で、シャープレート54にせん断応力が発生する。ここで、駆動力F1が過大でなければ、せん断応力はシャープレート54の機械的強度よりも小さく、シャープレート54は損壊しない。したがって、図6に示されるように、カラー516が押し上げられ、留め部材517、調整ナット28とともにフィンガ駆動ロッド51の全体が上方に駆動される。このようにして、フィンガ駆動ロッド51は下降位置から上昇位置まで上昇する。
また、駆動レバー56に下向きの駆動力F2が作用すると、駆動レバー56は調整ナット28のフランジ部281を下方に押動する。これにより、フィンガ駆動ロッド51は下方に駆動され、上昇位置から下降位置まで下降する。
次に、トランスファ装置1のフィンガ3、4の開放動作について説明する。図7は、2つのフィンガ3、4が下流側工程でワークWを開放する動作を簡易に説明する図である。図7の(1)〜(4)は、フィンガ駆動ロッド51が下降位置から上昇位置まで上昇するときのフィンガ3、4の動作の経過を逐次表している。図7で、V溝フィンガ3およびフラットフィンガ4は一部簡略化されて、挟持点34、44、被駆動点35、45、およびリンク点36、46が図示されている。また、図7で、フィンガ駆動ロッド51のうちのフィンガ支承部512のみが矩形に簡略化されて表示されている。さらに、図7で、V溝側リンクレバー52の一端521および他端523と、フラット側リンクレバー53の一端531および他端533とが示されている。
円孤C1は、V溝側リンクレバー52の他端523の軌跡、換言すればV溝フィンガ3のリンク点36の揺動軌跡を表している。同様に、円弧C2は、フラット側リンクレバー53の他端533の軌跡、換言すればフラットフィンガ4のリンク点46の揺動軌跡を表している。また、図示された制約幅LXは、2つのフィンガ3、4が工程間を移動するときに移動方向に占める占有幅LYの上限値を表している。制約幅LXは、軸線間の距離LA(図1示)やダイス92の外径よりも小さい。トランスファカセット11〜17が移動するときの占有幅LYが制約幅LXに収まっていれば、隣り合うトランスファカセット11〜17は、移動のタイミングが異なっていても互いに干渉しない。
図7の(1)で、フィンガ支承部512(駆動部材)は下降位置にある。このとき、一対のリンクレバー52、53は、ともに他端523、533を下方にして傾斜している。また、V溝フィンガ3およびフラットフィンガ4は、V溝側挟持点34およびフラット側挟持点44でワークWを挟持している。そして、フィンガ支承部512が上昇するにつれて、V溝フィンガ3およびフラットフィンガ4の全体が上方に駆動される。これとともに、一対のリンクレバー52、53の他端523、533が上昇する。これにより、図7の(2)に示されるように、V溝フィンガ3およびフラットフィンガ4が互いに開くように揺動してワークWを開放する。2つのフィンガ3、4の占有幅LYは、最小値から徐々に増加する。
さらに、図7の(2)から(3)へとフィンガ支承部512が上昇するにつれて、一対のリンクレバー52、53の他端523、533がさらに上昇する。そして、図7の(3)に示される状態で、一対のリンクレバー52、53は、一端521、531と他端523、533が概ね同じ高さになる。このとき、2つのフィンガ3、4の占有幅LYは最大値となり、制約幅LXよりも拡がる。
さらに、フィンガ支承部512が上昇して、図7の(3)から(4)へ進み、(4)でフィンガ駆動ロッド51は上昇位置まで上昇する。このとき、一対のリンクレバー52、53は、ともに他端523、533を上方にして傾斜している。また、2つのフィンガ3、4の占有幅LYは、徐々に減少して最終的に制約幅LXに収まる。そして、V溝フィンガ3およびフラットフィンガ4は、図7の(4)に示される状態を維持しつつ、トランスファ基部2とともに上流側工程に戻される。したがって、V溝フィンガ3およびフラットフィンガ4が上流側工程と下流側工程との間を移動するとき、占有幅LYは制約幅LXに収まっている。このため、隣り合うトランスファカセット11〜17は、互いに干渉しない。
次に、保護部材に相当するシャープレート54の作用について説明する。図8は、フィンガ駆動ロッド51と駆動レバー55との間に介挿されたシャープレート54の作用を説明する図である。既に説明したように、駆動レバー56に作用する上向きの駆動力F1が過大でなければ、シャープレート54は損壊せずにフィンガ駆動ロッド51を上昇駆動する。ここで、何らかの原因により異常に大きな駆動力F3が発生した場合を想定する。この場合、シャープレート54は、過大なせん断応力が発生するため、折損または破断して損壊する。そして、図8に示されるように、押上げ部材55および駆動レバー56は、損壊したシャープレート54の外縁を乗り越えてカラー516の外側を上昇する。これにより、カラー516およびフィンガ駆動ロッド51の過大な上昇駆動が防止されるので、トランスファ装置1は故障しない。
なお、シャープレート54は、カラー516や押上げ部材55などの近隣の諸部材と比較して相対的に脆弱である。したがって、シャープレート54以外の諸部材が損壊するおそれは無い。また、損壊したシャープレート54を新品に取り換える簡単な復旧作業により、トランスファ装置1の性能を復旧できる。
図9は、異常に大きな駆動力に対する従来技術の圧造機の保護構造を示した図である。従来技術では、シャープレート54およびカラー516に代えて、押上げ部材55と留め部材517との間に強力で重量の大きな保護用ばね59を配設していた。したがって、実施形態によれば、トランスファ装置1の移動部分の重量を従来よりも大幅に低減できる。
実施形態の圧造機のトランスファ装置1では、特許文献1の中心軸から左右にそれぞれ延設された揺動アームと異なり、一対のリンクレバー52、53が互いに交差しているので、レバー長を大きくすることができる。したがって、2つのフィンガ3、4の揺動範囲を大きくでき、開閉操作量を十分に確保できる。
さらに、フィンガ駆動ロッド51が上昇したときに2つのフィンガ3、4の占有幅LYが、軸線間の距離LAよりも小さな所定の制約幅LXに収まっている。したがって、隣接して配置されたトランスファカセット11〜17が別々のタイミングで横移動するときに、互いに干渉するおそれが生じない。
また、異常に大きな駆動力F3が発生したときにトランスファ装置1を保護する手段として薄板状の軽量のシャープレート54を用いる。したがって、トランスファ装置1の移動部分の重量を従来よりも大幅に低減でき、圧造機の加工速度の高速化に大きく寄与できる。加えて、シャープレート54には汎用のワッシャなどを用いることができるので、圧造機のコストの低減にも寄与できる。
なお、シャープレート54の適用範囲は、位相差ラム方式圧造機9に限定されない。つまり、シャープレート54は、一般的な圧造機でも加工速度を高速化するために、トランスファ装置の移動部分の重量を低減する効果がある。本発明は、実施形態の構成に限定されるものではなく、上述した以外にも様々な応用や変形が可能である。
1:トランスファ装置 11〜17:トランスファカセット
2:トランスファ基部 21:主部材 24:前板材 28:調整ナット
3:V溝フィンガ
34:V溝挟持点 35:被駆動点 36:リンク点
4:フラットフィンガ
44:フラット挟持点 45:被駆動点 46:リンク点
5:フィンガ駆動部 51:フィンガ駆動ロッド(駆動部材)
511:ロッド本体部 512:フィンガ支承部 515:雄ねじ部
516:カラー 517:留め部材 52:V溝側リンクレバー
53:フラット側リンクレバー 54:シャープレート 55:押上げ部材
56:駆動レバー
9:位相差ラム方式圧造機 92:ダイス 93:分割ラム 94:パンチ
2:トランスファ基部 21:主部材 24:前板材 28:調整ナット
3:V溝フィンガ
34:V溝挟持点 35:被駆動点 36:リンク点
4:フラットフィンガ
44:フラット挟持点 45:被駆動点 46:リンク点
5:フィンガ駆動部 51:フィンガ駆動ロッド(駆動部材)
511:ロッド本体部 512:フィンガ支承部 515:雄ねじ部
516:カラー 517:留め部材 52:V溝側リンクレバー
53:フラット側リンクレバー 54:シャープレート 55:押上げ部材
56:駆動レバー
9:位相差ラム方式圧造機 92:ダイス 93:分割ラム 94:パンチ
Claims (6)
- ダイスおよびパンチにより軸線を揃えてワークを打圧し圧造成形加工を行う圧造機の前記ワークを搬送する搬送経路に配置されたトランスファ基部と、
前記トランスファ基部に設けられ、開閉動作して前記ワークを挟持及び開放する2つのフィンガと、
前記2つのフィンガの開閉動作を駆動するフィンガ駆動部と、
前記ワークを挟持した2つのフィンガを前記トランスファ基部とともに前記搬送経路の上流側から下流側に移動させ、前記ワークを開放した2つのフィンガを前記トランスファ基部とともに前記搬送経路の下流側から上流側に戻すトランスファ駆動部と、を備えた圧造機のトランスファ装置であって、
前記フィンガはそれぞれ、前記ワークを挟持する挟持点、揺動可能に支承される被駆動点、および前記挟持点と前記被駆動点との間に配置されたリンク点を有し、
前記フィンガ駆動部は、前記2つのフィンガの各前記被駆動点を支承しつつ前記トランスファ基部に対して昇降する駆動部材と、一端が前記トランスファ基部に揺動可能に支承され他端で各前記フィンガのリンク点を揺動可能に支承して互いに交差する一対のリンクレバーとを有し、
前記駆動部材の下降位置で、前記リンクレバーは前記他端を下方にして傾斜し、前記2つのフィンガは前記挟持点で前記ワークを挟持し、
前記駆動部材が上昇するにつれて、前記リンクレバーの前記他端が上昇し、前記2つのフィンガの前記挟持点が開いて前記ワークを開放し、
前記駆動部材の上昇位置で、前記リンクレバーは前記他端を上方にして傾斜する圧造機のトランスファ装置。 - 複数組の前記ダイスおよび前記パンチにより複数の工程を構成して圧造成形加工を行う圧造機の前記工程間にそれぞれ、前記トランスファ基部、前記2つのフィンガ、および前記フィンガ駆動部を備えた請求項1に記載の圧造機のトランスファ装置。
- 前記トランスファ駆動部は、複数のトランスファ基部を前記搬送経路の上流側工程から下流側工程に移動するタイミング、および前記トランスファ基部を前記下流側工程から前記上流側工程に戻すタイミングの少なくとも一方が前記工程間で異なる請求項2に記載の圧造機のトランスファ装置。
- 前記駆動部材が上昇したときに前記2つのフィンガが前記トランスファ基部の移動方向に占める占有幅は、前記軸線間の距離よりも小さな所定の制約幅に収まっている請求項2または3に記載の圧造機のトランスファ装置。
- 前記フィンガ駆動部は、
前記駆動部材を昇降操作する駆動レバーと、
前記駆動部材と前記駆動レバーとの間に介挿されて常時は駆動レバーの上向きの駆動力を前記駆動部材に伝達し、前記上向きの駆動力が過大になると損壊して前記上向きの駆動力を前記駆動部材に伝達しないようにする保護部材とをさらに有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の圧造機のトランスファ装置。 - 前記保護部材は、薄板状のシャープレートである請求項5に記載の圧造機のトランスファ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014026393A JP2015150585A (ja) | 2014-02-14 | 2014-02-14 | 圧造機のトランスファ装置 |
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ID=53893390
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000326015A (ja) * | 1999-05-18 | 2000-11-28 | Amada Co Ltd | 金 型 |
JP3129792U (ja) * | 2006-11-24 | 2007-03-08 | 株式会社阪村機械製作所 | 素材移送用チャック装置 |
JP2009523622A (ja) * | 2006-01-24 | 2009-06-25 | ハテブル ウムフオルマシネン アクチエンゲゼルシャフト | 被加工物搬送装置 |
JP2013163203A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Honda Motor Co Ltd | 搬送モーションの変更方法 |
-
2014
- 2014-02-14 JP JP2014026393A patent/JP2015150585A/ja active Pending
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