JP2015148559A - ジェットポンプの振動抑制装置およびジェットポンプ - Google Patents

ジェットポンプの振動抑制装置およびジェットポンプ Download PDF

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Abstract

【課題】リーク流が順流の場合に加えて逆流の場合にも、すべり継手のリーク流に起因した自励振動を抑制することができるジェットポンプの振動抑制装置およびジェットポンプを提供する。
【解決手段】本発明に係るジェットポンプ12の振動抑制装置50は、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内のジェットポンプ12において、ディフューザ34の上部に設けられ、ディフューザ34の内周面とインレットミキサー管33の外周面とにより形成させるすべり用間隙41の順流のリーク流A,Bの下流側にエクステンション流路51を構成するエクステンションスリーブ53を備え、エクステンション流路51が、その流路幅Hexが一定となる領域を所定長以上有するようにエクステンションスリーブ53が形状設定されたことを特徴とするものである。
【選択図】 図5

Description

本発明の実施形態は、ジェットポンプの構成部品の取換えを不要として、すべり継手のリーク流に起因した自励振動を抑制するジェットポンプの振動抑制技術に関する。
沸騰水型原子炉では、炉水流量の調整に用いられる再循環系機器の1つであるジェットポンプが、原子炉圧力容器と、その内側に設置されている炉心シュラウドとの間の環状空間に、周方向に間隔をおいて複数設置されている。このジェットポンプは、主にライザー管、エルボ部、インレットミキサー管、およびディフューザから構成される。
ライザー管は原子炉圧力容器壁に溶接されたライザーブレースにより固定されており、ディフューザは、その下端で円環状のポンプデッキに固定されている。インレットミキサー管は、ライザー管に固定されたライザーブラケットにおいて、ウェッジ(くさび)及びセットスクリューによって支持されており、インレットミキサー管の下部ではディフューザ上部とすべり継手により結合されている。
すべり継手は、熱膨張の吸収やジェットポンプ設置時の調整しろ確保のためにわずかな間隙(すべり用間隙)を設けてあり、ポンプ内の圧送圧力により間隙から漏れるリーク流が生じる。
このリーク流の流量が増大していくと、ある限界値を超えた時点で不安定状態となり、自励振動と呼ばれる大振幅を伴う振動がジェットポンプに発生する可能性がある。このような特異的な自励振動は通常の運転状態では生じないように設計する必要がある。
一方、ジェットポンプの振動振幅は微少であるがジェットポンプ内部の流れの乱れによるランダム振動が発生している。このランダム振動は、ジェットポンプ本体に損傷を与えるものではないものの、長期間さらされるとインレットミキサー管をライザー管に固定させるウェッジやセットスクリューとライザーブラケットの間で摺動摩耗する可能性がある。摺動摩耗が進行していくと、インレットミキサー管の支持性能が喪失し剛性が低下する。このため、すべり継手のリーク流による自励振動が発生する流量の限界値が低下し、結果的に自励振動が発生し易い状況となる。
ライザー管に固定のライザーブラケットにインレットミキサー管を支持させるウェッジやセットスクリューとライザーブラケットの間での摩耗や振動を調整ウェッジを設けて低減する方法が知られている。
一方、米国で先行して実施されている既存の原子力発電プラントの出力増加においては、炉心流量を増加させることも考えられている。炉心流量を増加させた場合、すべり継手の間隙部の漏れ流量も増加し、結果的に自励振動が発生し易い状況となる。
このすべり継手のリーク流に起因した自励振動を抑制するために、リーク流による自励振動の発生原因を改善し、振動を抑制する方法や、インレット管の支持部を増やして剛性を高める技術が知られている。
特開2010−242581号公報
原子力発電プラントの出力増加において炉心流量の増加がある場合では、炉心流量の増加に伴ってすべり継手のリーク流量も増加する。また、炉心流量が増加しなくとも、長期間の運転によるディフューザ内周面へのクラッド付着によるディフューザの圧力損失の増加や、経年変化による炉心圧力損失増大が生じた場合でも、すべり継手のリーク流量は増加する。このような状態においては、すべり継手のリーク流量が増加する限り、自励振動発生の可能性は否めない。
また、ジェットポンプのインレットミキサー管とディフューザのすべり継手のリーク流の流量が増加すると、ある限界値を超えた時点で不安定状態となり、自励振動と呼ばれる大振幅を伴う振動が発生する可能性がある。この自励振動の発生現象を避けるため、特許文献1に記載されたように、リーク流による自励振動の発生原因を改善し、振動を抑制する方法として、すべり継手の間隙形状を、リーク流方向に対して先細り型として安定な流路形状とする方法が考えられる。流れに対して先細り型となるリーク流の流路の形状は、自励振動抑制効果がある。しかしながらインレットミキサー管の形状を変更していることから、インレットミキサー管そのものを交換しなければならない。
また、炉心流量増加や炉心圧損増加によって、ジェットポンプの内側から外側への継手部のリーク流が増加する場合の自励振動の発生リスクを抑制することが前提となっている。実機プラントでは、ジェットポンプの駆動流を送り込む原子炉再循環ポンプが通常2台で運転され、炉心流量が増加しなくとも、すべり継手のリーク流はわずかにジェットポンプの内側から外側へ発生している。
しかし、プラントによってはまれに片肺運転と呼ばれる原子炉再循環ポンプ1台で運転される場合がある。こうした条件では、すべり継手のリーク流が通常のジェットポンプの内側から外側へ向かう順流ではなく、ジェットポンプ外側から内側へ向かう逆流となり得る。逆流する場合、順流に対して先細りに形成された流路形状では自励振動を抑制できない。
本発明の実施形態では上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、リーク流が順流の場合に加えて逆流の場合にも、すべり継手のリーク流に起因した自励振動を抑制することができるジェットポンプの振動抑制装置およびジェットポンプを提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係るジェットポンプの振動抑制装置は、上述した課題を解決するために、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内に設けられ、ライザー管に連結されるインレットミキサー管と、このインレットミキサー管にすべり継手により連結されるディフューザとを備えるジェットポンプの振動抑制装置であって、前記ディフューザの上部に設けられ、前記ディフューザの内周面と前記インレットミキサー管の外周面とにより形成させるすべり用間隙の順流のリーク流の下流側にエクステンション流路を構成するエクステンションスリーブを備え、前記エクステンション流路が、その流路幅が一定となる領域を所定長以上有するように前記エクステンションスリーブが形状設定されたことを特徴とするものである。
また、本発明の実施形態に係るジェットポンプは、上述した課題を解決するために、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内に設けられ、ライザー管に連結されるインレットミキサー管と、このインレットミキサー管にすべり継手により連結されるディフューザとを備えるジェットポンプであって、前記ディフューザの上部に設けられ、前記ディフューザの内周面と前記インレットミキサー管の外周面とにより形成させるすべり用間隙の順流のリーク流の下流側にエクステンション流路を構成するエクステンションスリーブを備え、前記エクステンションスリーブは、前記エクステンション流路が、その流路幅が一定となる領域を所定長以上有するように形状設定されたことを特徴とするものである。
本発明の実施形態によれば、リーク流が順流の場合に加えて逆流の場合にも、すべり継手のリーク流に起因した自励振動を抑制することができる。
沸騰水型原子炉(BWR)の縦断面構造を示す構成図。 BWRの原子炉圧力容器内に設けられるジェットポンプの実施形態を示す構成図。 図2のIII−III線に沿う平断面図。 ジェットポンプのディフューザとインレットミキサー管の連結部に形成されるすべり継手を示す平面Ωによる要部断面図。 本発明に係るジェットポンプの振動抑制装置の第1の実施形態を示す縦断面図。 は図5の振動抑制装置に備えられるエクステンションスリーブの分解および組立状態を示す斜視図。 順流の場合の相対流路幅を規定したときの相対流路長と自励振動発生の限界流量の関係を説明する説明図。 逆流の場合の相対流路幅を規定したときの相対流路長と自励振動発生の限界流量の関係を説明する説明図。 (A)は本発明に係るジェットポンプの振動抑制装置の第2の実施形態を示す縦断面図、(B)はインレットミキサー管に設置された状態のエクステンションスリーブの上面断面図。
本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施形態を示す沸騰水型原子炉(BWR)10の縦断面図であり、図2は、BWR10のダウンカマ部11に設けられるジェットポンプ12を示す概要図である。
BWR10は、原子炉圧力容器13内に炉心15が設けられ、この炉心15を囲む炉心シュラウド16と原子炉圧力容器13との間にスリーブ状あるいは環状のダウンカマ部11が形成される。このダウンカマ部11には複数台のジェットポンプ12が周方向に沿って設けられ、このジェットポンプ12により原子炉圧力容器13内の一次冷却材を炉心下部プレナム17から炉心15内に強制循環させるようになっている。符号19は炉心シュラウド16を支持するシュラウドサポートプレート19である。
炉心15の上方には炉心上部プレナム18を覆うシュラウドヘッド20が設けられ、シュラウドヘッド20の上方に気水分離器21がスタンドパイプ22を介して設けられる。気水分離器21の上方には蒸気乾燥器24が設けられ、気水分離器21で気水分離された蒸気を乾燥させ、主蒸気として主蒸気系を通して図示しない蒸気タービンに供給し、蒸気タービンを駆動させている。
一方、原子炉圧力容器13の外側には原子炉再循環系25が2系統設けられる。この原子炉再循環系25は、原子炉圧力容器13内の一次冷却材を、外部ポンプである原子炉再循環ポンプ26によりジェットポンプ12を介して炉心15へ強制循環させ、炉心15で発生した熱を取り出すようになっている。原子炉再循環系25は原子炉再循環ポンプ26のポンプ速度を制御して炉心15への冷却材供給流量を変化させ、炉熱出力(発生蒸気量)を制御している。
ジェットポンプ12は、原子炉圧力容器13内のダウンカマ部11に複数台、例えば16台あるいは20台配置される。ジェットポンプ12を炉心15の外側に周方向に沿って複数台配置することで、原子炉圧力容器13内の冷却材を強制循環させている。
ジェットポンプ12の駆動流体は、外部ポンプとしての原子炉再循環ポンプ26の吐出流である。この駆動流体は、原子炉圧力容器13内下方のダウンカマ部11から吸込管28を経て原子炉再循環ポンプ26に導かれ、昇圧される。原子炉再循環ポンプ26で昇圧された駆動流体は吐出管29を通りヘッダ配管(図示せず)で複数に分岐され、各ジェットポンプ12に導かれる。
また、原子炉再循環ポンプ26は、冷却材である炉水を循環させる機能を持ち、原子炉再循環ポンプ26から吐出された炉水(駆動流体)は、吐出管29を通して原子炉圧力容器13内部のジェットポンプ12のライザー管31へと流れ、さらにエルボ部32で反転してインレットノズル35に案内される。インレットノズル35部では周囲の炉水(被駆動流体)を巻き込みながらインレットミキサー管33に導き、駆動流体と吸込流体とを充分に混合させている。この混合流体はディフューザ34で圧力を回復して炉心下部プレナム17から炉心15に送られる。
ところで、ジェットポンプ12は、図2に示すように、再循環入口ノズル30からダウンカマ部11(図1)に立ち上がるライザー管31と、このライザー管31の頂部に設けられた180度ベンドのエルボ部32と、このエルボ部32の下流側に設置されたインレットミキサー管33と、インレットミキサー管33の下流側に設けられたディフューザ34とから主に構成される。エルボ部32は、ライザー管31を上昇する駆動流体を左右両側に分岐させてそれぞれ反転させ、インレットノズル35に案内している。
他方、ジェットポンプ12は、180度ベントのエルボ部32に接続されるインレットノズル35と、このインレットノズル35から噴射される駆動流体により巻き込まれる被駆動流体(吸込流体)を案内するベルマウス36からの駆動流体と被駆動流体を混合させるインレットミキサー管33と、インレットミキサー管33の下流側に接続されるディフューザ34とを備える。ディフューザ34は、その下端でポンプデッキ37に固定される。
ジェットポンプ12は、エルボ部32の入口部およびディフューザ34には機械的な嵌め合い部39,40が設けられ、この嵌め合い部39,40により一体構造を成しているエルボ部32およびインレットノズル35、ベルマウス36、インレットミキサー管33を取外し可能に構成している。
一方、インレットミキサー管33の下端部はディフューザ34の上部に挿入されて嵌め合され、すべり継手40として構成される。
また、ジェットポンプ12のライザー管31は、原子炉圧力容器13の内周壁に溶接されたライザーブレース43に固定支持される。このライザー管31の両側にはインレットミキサー管33を取り付けるライザーブラケット44が図3に示すように固定される。このライザーブラケット44にインレットミキサー管33がウェッジ45およびセットスクリュー46により3点支持され、固定される。
インレットミキサー管33の下端部には膨出部が形成される一方、インレットミキサー管33の下部は、図4に示すように、ディフューザ34の上部に嵌め合されてすべり継手40が構成される。すべり継手40は、熱膨張の吸収や設置時の調整しろ確保のために僅かな間隙(すべり用間隙41)が設けられ、この間隙による流路が形成される。インレットミキサー管33とディフューザ34とのすべり継手40に形成されるすべり用間隙41には、ジェットポンプ12内の流体圧送圧力による順流のリーク流Aが間隙流として生じている。
すべり用間隙41は、リーク流Aの下流側に漸次拡開する拡大型間隙流路形状に構成される。すべり用間隙41が、拡大型間隙流路形状を構成する場合には、リーク流Aの付加減衰が負の減衰力として作用し易い。
実現象としては、リーク流Aの流量がある限界値を超えた時点で流体の流れが不安定状態となり、自励振動と呼ばれる大振幅を伴う振動が発生し得る。逆にリーク流Aの方向に対して先細り型の間隙流路形状の場合、リーク流Aの付加減衰が正の減衰力として振動制振力が作用し自励振動が抑制される。
インレットミキサー管33とディフューザ34との間に構成される機械的な嵌め合い部39のすべり継手40は、1mm以下、好ましくは0.13mm〜0.3mmのすべり用間隙41に形成される。このため、すべり用間隙41を経て拡大型間隙流路48を流れるリーク流Aの流量は、ジェットポンプ12の全体流量の0.1%程度あるいはそれ以下の微少流量であるが、数十l/分〜数百l/分程度存在する。このリーク流Aにより、自励振動が発生する虞がある。
また、プラントによっては、まれに片肺運転と呼ばれる原子炉再循環ポンプ1台で運転される場合がある。こうした条件では、すべり継手40のリーク流が通常のジェットポンプ12の内側から外側へ向かう順流(A)ではなく、ジェットポンプ外側から内側へ向かう逆流(B)となり得る。また、この逆流のリーク流Bは原子炉再循環ポンプ26の低流量運転によっても発生する場合がある。
逆流するリーク流Bに対しては、順流のリーク流Aに対して先細り型に形成された流路は効果がない。
よって、順流および逆流のいずれも想定して、すべり継手40を流れるリーク流A,Bによる自励振動の発生を防止する必要がある。
第1の実施形態では、順流および逆流のいずれにおいてもこのような自励振動を防止するため、図5に示すように、ディフューザ34の上部に振動抑制装置50を設置する。
振動抑制装置50は、ディフューザ34の頂部に、すべり継手40の拡大型間隙流路48を延長させるエクステンション流路51を構成したものである。振動抑制装置50は、図6に示すように、二つ割りタイプの半円筒状のスリーブメンバ53a,53bを合せてエクステンションスリーブ53を形成し、このエクステンションスリーブ53の合せ面に外側から締結板56を当てて、ボルト57で固定したものである。流体漏れを防止するため、合せ面の形状は、段付き面としてもよく、平面形状以外に種々考えられる。
エクステンション流路51は、エクステンションスリーブ53の内周面とインレットミキサー管33の外周面との間に形成される。エクステンションスリーブ53は、拡大型間隙流路48の下端で、ディフューザ34と密着するように差し込まれる。
このエクステンションスリーブ53は、ねじ54で接続された留部53cを備える。そして、この留部53cをディフューザ34の頂部の突起に架け留めることでエクステンションスリーブ53をディフューザ34に密着させた状態を維持する。なお、ディフューザ34およびエクステンションスリーブ53との接触箇所にメタルシールを配置することによって、密着性を高めることもできる。
差し込まれたエクステンションスリーブ53によって拡大型間隙流路48はインレットミキサー管33の外周面側へ狭められる。この拡大型間隙流路48が狭められて形成された流路の流路幅は、一定であることが望ましいが、突起など正負の減衰力を発生させる形状でなければ必ずしも一定である必要はない。
この狭められた流路は、エクステンションスリーブ53によってそのまま滑らかにディフューザ34の頂部を超えてインレットミキサー管33の外周面に沿って延長される。この延長されたエクステンション流路51の流路幅Hexは、一定を維持して形成される。
このような形状ですべり用間隙41を延長することで、リーク流が順流である場合と逆流である場合とで、流路の拡大、先細りの条件が同一となる。つまり、エクステンション流路51および拡大型間隙流路48のいずれも、拡大型および先細り型のいずれにもしないことで、リーク流A,Bは流れる方向によらず安定状態を維持することができる。
ここで、下記、式(1)、式(2)のように相対流路長Lおよび相対流路幅Hをそれぞれ定義する。
L=Lex/Lsj (1)
H=Hex/Hsj (2)
なおLexはエクステンション流路51の流路長を、Lsjはすべり用間隙41の流路長を、Hsjはすべり用間隙41の最小流路幅を表す。Lが大きくなると、LexがLsjに比べて大きくなることを表し、正負の減衰力に関するすべり継手40による構造的な影響が、大きくなることを意味する。
ここで、図7は、順流の場合の、相対流路幅Hを規定したときの相対流路長Lと自励振動発生の限界流量の関係を説明する説明図である。相対流路幅Hをパラメータとし、相対流路長Lを変化させた場合の自励振動が発生し始めるリーク流Aの流量(自励振動発生の限界流量)を理論解析により予測した。そして、図8は、逆流の場合の、相対流路幅Hを規定したときの相対流路長Lと自励振動発生の限界流量の関係を説明する説明図である。
図8は、逆流の場合について図7と同条件下で理論解析をした結果である。
図7および図8の縦軸はいずれも、振動抑制装置50を装着していない場合の限界流量に対する装着した場合の限界流量の相対値である。すなわち、自励発生の限界流量が1を超えれば、振動抑制装置50によって、自励振動発生の限界流量を高められていることを意味する。
図7から相対流路幅Hが2.5以下である場合、相対流路長Lによらず、自励発生の限界流量は常に1以上となる。よって、相対流路幅Hは、0より大きく2.5以下の値をとることができる。
よって、図7および図8から、相対流路幅Hが0以上2.5以下、かつ、相対流路長Lを0.1以上の条件を満たすとき、順流および逆流のいずれの場合も、振動抑制装置50を装着することによる自励振動発生の抑制効果が発揮されることがわかる。
なお、すべり継手40の上方にはライザーブラケット44が存在するので、エクステンション流路51の上端はライザーブラケット44の下面よりも低い位置までとなる。
このように、一定の流路幅Hexをもつエクステンション流路51ですべり用間隙41を延長することで、エクステンション流路51を流れる順流および逆流のいずれのリーク流A,Bにも、負の減衰力を作用させず、振動抑制を図ることができる。また、エクステンション流路51によって、全体としての間隙流路41,51が長くなり、もともと大きいすべり用間隙41のリーク流A,Bの圧力損失はさらに増加する。
よって、間隙流路41,51を流動するリーク流A,Bの流量を低減させることができので、自励振動を抑制することができる。また、第1の実施形態は、ディフューザ34の上部に振動抑制装置50を設置するものである。よって、振動抑制装置50の設置にあたって、エクステンション流路51の形成にインレットミキサー管33の形状を変更する必要がないため、インレットミキサー管33を交換する必要がない。
つまり、自励振動の発生を抑制しても、ジェットポンプ12の流動特性は維持される。
ジェットポンプ12の流動特性は、ジェットポンプ12のMN特性に対応するもので、原子力発電プラントに必要な流量に対して、どの程度のポンプ駆動が必要かを表わすMN比の大きさで判断される。
なお、MN特性は、駆動流量に対するトータル流量を示すM比と駆動揚程に対するジェットポンプ12の揚程を示すN比との関係を示すものである。
具体的には、ジェットポンプ12の性能は、流量比(:M比=Qs/Qn)、圧力比(:N比=(Pd−Ps)/(Pn−Pd))によって示すことができる。また、ジェットポンプ12の効率は、η=M比×N比×100(%)で示される。Pは圧力(全圧)を、Qは流量をそれぞれ示すとともに、添字n,s,dはそれぞれノズル流(駆動流)、吸込流(被駆動流)、ディフューザ流(吐出流)を示す。
図6に示すように、振動抑制装置50はインレットミキサー管33の周囲を円環状に据付けることから分割構造として、振動抑制装置50のスリーブメンバ53a,53bにボルト孔58を設けて、ディフューザ34の上部に設置した後、締結板56を介してボルト57によりエクステンションスリーブ53を締結する構造とすることで、インレットミキサー管33をディフューザ34から取り外すことなく据付けまたは設置することができる。
第1の実施形態の振動抑制装置50においては、エクステンションスリーブ53はすべり用間隙41とエクステンション流路51を加えて全体の間隙流路41,51に作用する流体による付加減衰が正となるようにエクステンション流路51が形状設定される。流体による付加減衰は、間隙流路41,51を流れるリーク流(微少流、漏れ流)の流体慣性(力)と流路抵抗(力)の関係で決められる。流体による付加慣性が正の場合には、自励振動は生じない。
第1の実施形態の振動抑制装置50では、すべり用間隙41とエクステンションスリーブ53のエクステンション流路51を加えて全体の間隙流路41,51に作用する流体による付加減衰が負となる条件が解消され、実機原子力発電プラントの運転条件外となるように、エクステンションスリーブ53のエクステンション流路51が形状設定される。
(第1の実施形態の効果)
第1の実施形態によれば、インレットミキサー管33とディフューザ34の結合部であるすべり継手40において、ジェットポンプ12の内部の圧送圧力により生じる順流および逆流のいずれのリーク流A,Bが発生しても、自励振動の発生の限界流量を増加させて、自励振動に対する余裕度を広げることができる。
また、エクステンション流路51によって、全体としての間隙流路41,51が長くなり、リーク流A,Bの圧力損失が増加するので、リーク流A,Bの流量そのものも低減させることができる。
上述のそれぞれの効果によって、すべり継手40における自励振動を抑制することができる。また、第1の実施形態によれば、インレットミキサー管33およびディフューザ34の、結合部であるすべり継手40における形状を変形させる必要がない。つまり、振動抑制装置50の設置の際、インレットミキサー管33やディフューザ34の交換を必要としないので、ジェットポンプ12の流動特性を維持することができるという効果もある。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、図9(A),(B)を参照して説明する。第2の実施形態を説明するに当り、沸騰水型原子炉10の全体的構成は、図1および図2に示すBWRと異ならないので、同じ構成には、同一符号を付して重複説明を簡略化する。
図9(A)は、BWR10に適用されるジェットポンプ12の振動抑制装置50の第2の実施形態を示す部分的な縦断面図である。第2の実施形態のジェットポンプ12の振動抑制装置50は、第1の実施形態と同様に、インレットミキサー管33とディフューザ34との結合部に設けられるすべり継手40と、ディフューザ34の上部に設置されるエクステンションスリーブ53とから構成される。
また、第2の実施形態にかかる振動抑制装置50は、第1の実施形態と同様に、ディフューザ34の上部に設定されて、すべり継手40の拡大型間隙流路48を延長させるエクステンション流路51を形成したものである。そして、エクステンション流路51も順流および逆流のいずれのリーク流A,Bに対しても一定の流路幅Hexとなっている点は、第1の実施形態と同様である。
一方、第2の実施形態では、エクステンションスリーブ53は、例えば図9(B)の上面断面図に示されるように、楕円形など非真円な円形をしている。つまり、このリーク流Aの流方向に対して一定の流路幅Hexは、インレットミキサー管33の外周面の周方向に沿って変化している。そして、非真円な形状の短径部でインレットミキサー管33に1点以上の接触点CPをもって設置される。この接触点CPは施工時には例えば1点のみあり、ジェットポンプ12の稼働時にインレットミキサー管33またはディフューザ34の熱膨張によって複数点となってもよい。
エクステンションスリーブ53がインレットミキサー管33と接触点CPを有すると、接触により振動に対してエクステンションスリーブ53はインレットミキサー管33と機械的接触を保って構造的な減衰力を受ける。
つまり、接触点CPにより、インレットミキサー管33にエクステンションスリーブ53を固定する効果に加え、機械的接触により振動する際の抵抗力となって振動抑制の効果も発揮する。また、所定の接触点CPで接触させることで、エクステンションスリーブ53の設置姿勢を容易に固定できて、エクステンションスリーブ53の施工も容易となる。
よって、第1実施形態の効果と同様に、自励振動に対する余裕度が向上し、自励振動を抑制することができる。なお、エクステンション流路51の流路長Lexは、第1の実施形態で示した条件を満足している。
エクステンションスリーブ53を接触させない場合にも流体による正の減衰力効果により抑制されるが、接触させるとさらに機械的接触により構造による正の減衰力が加わり抑制効果が一層向上する。さらに接触点CPでインレットミキサー管33に横荷重が加わると、それがインレットミキサー管33の振動する際の抵抗力となって振動振幅を小さくさせる効果がある。
(第2の実施形態の効果)
第2の実施形態では、振動抑制装置50を設置しても、インレットミキサー管33やディフューザ34の形状を変形させる必要がないため、それらを交換させる必要はなく、ジェットポンプ12の流動特性は維持され、第1の実施形態と同様の作用効果がある。
また、第2の実施形態によれば、インレットミキサー管33とディフューザ34の結合部であるすべり継手40において、ジェットポンプ12の圧送圧力により生じる順流および逆流のいずれにおいても、リーク流A,Bの自励振動の発生の限界流量を増加させて、自励振動に対する余裕度を広げ、振動抑制効果を向上せることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、本発明の各実施形態においては、抑制振動装置のエクステンションスリーブ53は、2つの半円筒状のスリーブメンバ53a,53bを組み合せて構成した例を示したが、エクステンションスリーブ53は、3つ以上に分割できるスリープメンバとしてもよいし、1つの円筒状スリーブメンバで構成してもよい。エクステンションスリーブ53を円筒状スリーブメンバで構成した場合には、締結手段は不要となる。エクステンションスリーブ53のインレットミキサー管33への据付けは、インレットミキサー管33をディフューザ34から浮かせ、昇降させることにより、容易に行なうことができる。
10…沸騰水型原子炉、11…ダウンカマ部、12…ジェットポンプ、13…原子炉圧力容器、15…炉心、16…炉心シュラウド、17…炉心下部プレナム、18…炉心上部プレナム、19…シュラウドサポートプレート、20…シュラウドヘッド、21…気水分離器、22…スタンドパイプ、24…蒸気乾燥器、25…原子炉再循環系、26…原子炉再循環ポンプ、28…吸込管、29…吐出管、30…再循環入口ノズル、31…ライザー管、32…エルボ部、33…インレットミキサー管、34…ディフューザ、35…インレットノズル、36…ベルマウス、37…ポンプデッキ、39…嵌め合い部、40…嵌め合い部(すべり継手)、41…すべり用間隙(間隙流路)、43…ライザーブレース、44…ライザーブラケット、45…ウェッジ(くさび)、46…セットスクリュー、48…拡大型間隙流路、50…振動抑制装置、51…間隙流路(エクステンション流路)、53(53a,53b)…エクステンションスリーブ(スリーブメンバ)、54…ねじ、56…締結板(プレート)、57…ボルト、58…ボルト孔、A…順流のリーク流、B…逆流のリーク流、CP…接触点、H…相対流路幅、Hex…流路幅、L…相対流路長、Lex…流路長。

Claims (7)

  1. 沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内に設けられ、ライザー管に連結されるインレットミキサー管と、このインレットミキサー管にすべり継手により連結されるディフューザとを備えるジェットポンプの振動抑制装置であって、
    前記ディフューザの上部に設けられ、前記ディフューザの内周面と前記インレットミキサー管の外周面とにより形成させるすべり用間隙の順流のリーク流の下流側にエクステンション流路を構成するエクステンションスリーブを備え、
    前記エクステンション流路が、その流路幅が一定となる領域を所定長以上有するように前記エクステンションスリーブが形状設定されたことを特徴とするジェットポンプの振動抑制装置。
  2. 前記エクステンション流路の前記流路幅が、前記すべり用間隙の最小流路幅の0倍より大きく、2.5倍以下であることを特徴とする請求項1に記載のジェットポンプの振動抑制装置。
  3. 前記エクステンション流路の流路長が、前記すべり用間隙の流路長の0.1倍以上であり、かつ、前記エクステンション流路の上端がライザーブラケットの下面より低いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のジェットポンプの振動抑制装置。
  4. 前記エクステンションスリーブの前記内周面の水平断面の形状は非真円であり、
    前記エクステンション流路の流路幅が、インレットミキサー管の外周面の周方向に沿って変化することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のジェットポンプの振動抑制装置。
  5. 前記非真円な前記内周面の水平断面は、楕円形状をしていることを特徴とする請求項4に記載のジェットポンプの振動抑制装置。
  6. 前記エクステンションスリーブは、前記インレットミキサー管と接触点を有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のジェットポンプの振動抑制装置。
  7. 沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内に設けられ、ライザー管に連結されるインレットミキサー管と、このインレットミキサー管にすべり継手により連結されるディフューザとを備えるジェットポンプであって、
    前記ディフューザの上部に設けられ、前記ディフューザの内周面と前記インレットミキサー管の外周面とにより形成させるすべり用間隙の順流のリーク流の下流側にエクステンション流路を構成するエクステンションスリーブを備え、
    前記エクステンションスリーブは、
    前記エクステンション流路が、その流路幅が一定となる領域を所定長以上有するように形状設定されたことを特徴とするジェットポンプ。
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