JP2015147830A - 全脂環族ポリエステルおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
下記式(III)で表されるチタン化合物と下記式(IV)で表される芳香族多価カルボン酸との反応生成物および下記式(V)で表されるリン化合物を含有し、前記反応生成物に由来するチタン元素および前記リン化合物に由来するリン元素を含有し、その含有量が下記式(1)および(2)を同時に満たすことを特徴とする全脂環族ポリエステルである。
20 ≦ P ≦ 50mmol% (2)
[上記数式中、TiおよびPは脂環族ポリエステル中に含まれるチタン元素およびリン元素の脂環族ポリエステルを構成する全ジカルボン酸成分に対する含有量を表す。]
工程1:上記式(I)で示される1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレートを酢酸アルカリ金属塩の存在下で250℃以上の反応温度で3時間以上加熱し、含有するTrans体を加熱前より増加させる工程
工程2:工程1で得られたTrans体比率60〜100モル%の上記式(I)で示される1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレートと、上記式(II)で示されるジオールとをモル比が(II)/(I)=0.95〜1.40の範囲の状態でチタン化合物存在下、溶融状態で反応させる工程
本発明の全脂環族ポリエステルとは、ジカルボン酸成分とジオール成分からなるポリエステルの繰り返し単位のうち、ジカルボン酸成分として1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレート(以下「DACD」と略記する。)成分を、ジオール成分として1,4−シクロヘキサンジメタノール成分を含む全脂環族ポリエステルである。DACDを構成するアルキル基としては、アルキル基であれば限定はないが、その化合物自身の蒸留精製のしやすさ、DACDとジオール化合物によるエステル交換反応により脱離するモノヒドロキシアルキル化合物(アルコール)の回収・蒸留精製のしやすさを考慮すると、アルキル基は炭素数1〜10のアルキル基が好ましく、より好ましくは炭素数1〜6のアルキル基である。すなわちより具体的には、1,4−ジメチルシクロヘキサンジカルボキシレート、1,4−ジエチルシクロヘキサンジカルボキシレート、1,4−ジ−n−プロピルシクロヘキサンジカルボキシレート、1,4−ジ−iso−プロピルシクロヘキサンジカルボキシレート、1,4−ジ−n−ブチルシクロヘキサンジカルボキシレート、1,4−ジ−sec−ブチルシクロヘキサンジカルボキシレート、1,4−ジ−tert−ブチルシクロヘキサンジカルボキシレート、1,4−ジペンチルシクロヘキサンジカルボキシレート、1,4−ジヘキシルシクロヘキサンジカルボキシレートが好ましい。より好ましくは1,4−ジメチルシクロヘキサンジカルボキシレート(以下「DMCD」と略記する。)である。
20 ≦ P ≦ 50mmol% (2)
[上記数式中、TiおよびPは脂環族ポリエステル中に含まれるチタン元素、リン元素の脂環族ポリエステルを構成する全ジカルボン酸成分に対する含有量である。]
次に本発明の全脂環族ポリエステルの製造方法について説明する。本発明の全脂環族ポリエステルの製造方法に用いるDACDについては、ポリエステルとしたときのTrans/Cis比率が60/40〜100/0とする為に、原料の1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレート(DACD)成分についても、同等のTrans/Cis比率を有する化合物を用いることが好ましい。しかしながら、テレフタル酸のジアルキルエステルを水素化反応して得られるDACDはそれぞれシス体およびトランス体の幾何異性体が存在し、それらの平衡濃度はシス体が約30%、トランス体が約70%であることが知られている。しかし、何らかの操作を行った結果、上記の平衡比率に比べてシス体の含有割合が高く、トランス体の含有割合が低い1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレートも存在する場合がある。このようなシス体の含有比率の高いDACDをそのままの状態で、本発明のポリエステルの製造工程で用いた場合、重縮合反応時間が異常に長くなるばかりか、出来上がった脂環族ポリエステルの結晶性や融点が大幅に低下してしまい、本発明の効果を奏さない場合があるという問題がある。そのため、このようなシス体の含有比率の高いDACDの場合には、以下に示すような、トランス異性化反応により得られた高濃度でトランス−1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレートを含む1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレートを用いるのが好ましい。そうすることによって反応性が向上するばかりでなく、ポリエステルの結晶性や融点が高くなり機械強度に優れたポリエステルを製造することができる。
工程1:上記式(I)で示される1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレートを酢酸アルカリ金属塩の存在下で250℃以上の反応温度で3時間以上加熱し、含有するTrans体比率を加熱前より増加させる工程
更に本発明における上記組成の脂環族ポリエステルの製造方法において、少なくとも下記の工程2を含んでなることが好ましい。
工程2:工程1で得られたTrans体比率60〜100モル%の上記式(I)で示される1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレートと、上記式(II)で示されるジオールとをモル比が(II)/(I)=0.95〜1.40の範囲の状態でチタン化合物存在下、溶融状態で反応させる工程
酢酸アルカリ金属塩の触媒下で加熱処理したあとのサンプルを少量抜出し、0.15gをアセトニトリル5mlに溶解させたのち、0.45μmのメンブランフィルターで不要物を除去して液体クロマトグラフ質量分析(LC−MS:島津製作所製、LC−10)にて測定した。使用したカラムは同社製のULTRON VX−ODS 250L×4.6mmI.D.×2本、STR−ODS−II 150L×4.0mm I.D.で、使用温度は50℃とした。
常法に従って、溶媒であるオルトクロロフェノール中、35℃で測定した。
25℃で24時間減圧乾燥した全脂環族ポリエステルを、示差走査型熱量計(DSC)を用いて昇温速度10℃/分で昇温しながら測定した。測定試料はアルミニウム製パン(TA Instruments社製)に約10mg計量し、窒素雰囲気下で測定した。
本発明により得られた全脂環族ポリエステルをベンジルアルコールに溶解して、0.1N−NaOHにて滴定した値であり、1×106g当たりのカルボキシル当量である。
本発明により得られた全脂環族ポリエステルを蛍光X線(理学製、Rataflex RU200)により測定した。
本発明により得られた全脂環族ポリエステルをASTM D256の方法に従い測定を行った。
本発明により得られた全脂環族ポリエステルをASTM D638の方法に従い測定を行った。
本発明により得られた全脂環族ポリエステルをASTM D790の方法に従い測定を行った。
本発明により得られた全脂環族ポリエステル成形品に東洋精機製作所(株)製のアトラスウエザオメータを用い、温度65℃、湿度50%、照射強度0.35w/m2(350nm)の条件で紫外線を照射した。照射前後の成形品のCol−bを測定した。
以下の実施例・比較例においては、1,4−ジメチルシクロヘキサンジカルボキシレートは品質の安定している市販品(小倉合成工業株式会社製)を使用した。上記の方法により幾何異性体比率(Trans/Cis含有率)を測定したところ、トランス体が約30%、シス体が約70%であった。
ジカルボン酸成分として、Trans/Cis比率が30/70の1,4−ジメチルシクロヘキサンジカルボキシレート(DMCD)を74重量部、酢酸ナトリウムをジカルボン酸の重量に対して総量として0.5重量%加え、窒素雰囲気下にて260℃で6時間加熱しトランス異性化反応を行った。その結果、反応生成物である1,4−ジメチルシクロヘキサンジカルボキシレートのTrans/Cis比率は90/10であった。この反応物にTrans/Cis比が68/32の1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)を55重量部(このときの1,4−シクロヘキサンジメタノールと1,4−ジカルボキシレートの仕込みモル比[CHDM/DMCD仕込モル比]は1.05であった。)、トリメリット酸チタンを1,4−ジメチルシクロヘキサンジカルボキシレートのモル数に対して総量として28ミリモル%加え反応温度が240℃となるように昇温しながらエステル交換反応を行った。反応温度が240℃になった時点で40分間反応を保持した。40分後にホスホノ酢酸トリエチル(以下、TEPAと称することがある。)を1,4−ジメチルシクロヘキサンジカルボキシレートのモル数に対して総量として28ミリモル%加えて反応させた。反応温度が250℃に到達した時点で反応生成物を重縮合反応槽に移して重縮合反応を開始した。重縮合反応は常圧から0.133kPa(1Torr)まで50分かけて徐々に減圧し、同時に所定の反応度280℃まで昇温し、以降は所定の重合温度、0.133kPa(1Torr)の状態を維持して30分間重縮合反応を行った。
重縮合反応開始から420分間が経過した時点で重縮合反応を終了して全脂環族ポリエステルを抜き出し、固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、金属元素・リン元素含有量、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さを評価し、その結果を表1〜表3に示した。
加熱処理時間を4時間に変更した以外は実施例1と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。トランス異性化反応の結果、反応生成物である1,4−ジメチルシクロヘキサンジカルボキシレートのTrans/Cis比率は70/30であった。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
酢酸ナトリウムを同重量比率の酢酸カリウムに変更した以外は実施例1と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
酢酸ナトリウムを同重量比率の酢酸カリウムに変更した以外は実施例2と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
1,4−シクロヘキサンジメタノールのTrans/Cis比率を75/25に変更した以外は実施例1と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
1,4−シクロヘキサンジメタノールのTrans/Cis比率を75/25に変更した以外は実施例2と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
1,4−シクロヘキサンジメタノールのTrans/Cis比率を75/25に変更した以外は実施例3と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
1,4−シクロヘキサンジメタノールのTrans/Cis比率を75/25に変更した以外は実施例4と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
酢酸ナトリウム存在下で2時間加熱処理した以外は実施例1と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
酢酸ナトリウム存在下で2時間加熱処理した以外は実施例5と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
酢酸カリウム存在下で2時間加熱処理した以外は実施例3と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
酢酸カリウム存在下で2時間加熱処理した以外は実施例7と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
酢酸アルカリ触媒金属下で未加熱の1,4−シクロヘキサンジカルボキシレートを用いた以外は実施例1と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
1,4−シクロヘキサンジメタノールのTrans/Cis比率を75/25に変更した以外は比較例5と同様にして全脂環族ポリエステルを得た。得られた全脂環族ポリエステルの固有粘度、ガラス転移温度、末端カルボキシル基濃度、さらには成形品のシャルピー衝撃強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ等を評価し、その結果を表1〜表3に示した。
1,4−シクロヘキサンジメタノールと1,4−シクロヘキサンジカルボキシレートの仕込みモル比[CHDM/DMCD仕込モル比]を1.5に変更した以外は比較例1と同様にして反応を実施したが、重縮合反応は進まずペレット化は不可能であった。
1,4−シクロヘキサンジメタノールと1,4−シクロヘキサンジカルボキシレートの仕込みモル比[CHDM/DMCD仕込モル比]を1.5に変更した以外は比較例2と同様にして反応を実施したが、重縮合反応は進まずペレット化は不可能であった。
1,4−シクロヘキサンジメタノールと1,4−シクロヘキサンジカルボキシレートの仕込みモル比[CHDM/DMCD仕込モル比]を1.5に変更した以外は比較例5と同様にして反応を実施したが、重縮合反応は進まずペレット化は不可能であった。
1,4−シクロヘキサンジメタノールと1,4−シクロヘキサンジカルボキシレートの仕込みモル比[CHDM/DMCD仕込モル比]を2.0に変更した以外は比較例7と同様にして反応を実施したが、重縮合反応は進まずペレット化は不可能であった。
1,4−シクロヘキサンジメタノールと1,4−シクロヘキサンジカルボキシレートの仕込みモル比[CHDM/DMCD仕込モル比]を2.0に変更した以外は比較例8と同様にして反応を実施したが、重縮合反応は進まずペレット化は不可能であった。
1,4−シクロヘキサンジメタノールと1,4−シクロヘキサンジカルボキシレートの仕込みモル比[CHDM/DMCD仕込モル比]を2.0に変更した以外は比較例9と同様にして反応を実施したが、重縮合反応は進まずペレット化は不可能であった。
Claims (4)
- 全脂環族ポリエステルを構成する繰り返し単位において、ジカルボン酸成分として下記式(I)で表される1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレート成分を、ジオール成分として下記式(II)で表される1,4−シクロヘキサンジメタノール成分を繰り返し単位に含む全脂環族ポリエステルであって、前記式(I)で表される化合物のTrans/Cis比率が60/40〜100/0であり、
下記式(III)で表されるチタン化合物と下記式(IV)で表される芳香族多価カルボン酸との反応生成物および下記式(V)で表されるリン化合物を含有し、前記反応生成物に由来するチタン元素および前記リン化合物に由来するリン元素を含有し、その含有量が下記式(1)および(2)を同時に満たすことを特徴とする全脂環族ポリエステル。
20 ≦ Ti ≦ 50mmol% (1)
20 ≦ P ≦ 50mmol% (2)
[上記数式中、TiおよびPは脂環族ポリエステル中に含まれるチタン元素、リン元素の脂環族ポリエステルを構成する全ジカルボン酸成分に対する含有量である。] - 上記式(II)で表される化合物のTrans/Cisの比率が60/40〜90/10であることを特徴とする請求項1に記載の全脂環族ポリエステル。
- 溶融重合によって得られる全脂環族ポリエステルであって、固有粘度(IV)が下記式(3)を満たし、かつ末端カルボキシル基濃度が10eq/T以下である請求項1または2に記載の全脂環族ポリエステル。
0.60≦IV≦2.00 (3) - 全脂環族ポリエステルの製造方法であって、上記式(I)で示される1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレートを下記工程1にてTrans異性化した化合物を用い、下記工程2を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の全脂環族ポリエステルの製造方法。
工程1:上記式(I)で示される1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレートを酢酸アルカリ金属塩の存在下で250℃以上の反応温度で3時間以上加熱し、含有するTrans体を加熱前より増加させる工程
工程2:工程1で得られたTrans体比率60〜100モル%の上記式(I)で示される1,4−ジアルキルシクロヘキサンジカルボキシレートと、上記式(II)で示されるジオールとをモル比が(II)/(I)=0.95〜1.40の範囲の状態でチタン化合物存在下、溶融状態で反応させる工程
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