JP2015147235A - 接合体の製造方法及び高エネルギービーム溶接用被接合部材 - Google Patents
接合体の製造方法及び高エネルギービーム溶接用被接合部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015147235A JP2015147235A JP2014021617A JP2014021617A JP2015147235A JP 2015147235 A JP2015147235 A JP 2015147235A JP 2014021617 A JP2014021617 A JP 2014021617A JP 2014021617 A JP2014021617 A JP 2014021617A JP 2015147235 A JP2015147235 A JP 2015147235A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filler material
- energy beam
- welding
- manufacturing
- high energy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
- Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
Abstract
【解決手段】金属材料からなる第1部材に接合させるための、前記第1部材と同一又は異なる金属材料からなる第2部材に、下孔を開ける工程と、前記下孔に溶加材を挿入し、前記第2部材の溶接位置に前記溶加材を配置する工程と、前記第2部材と前記第1部材とを重ね合わせて、重ね継手を形成する工程と、前記第1部材と前記第2部材とを高エネルギービーム溶接する工程と、を含むようにする。
【選択図】図5
Description
本発明の接合体の製造方法では、前記下孔に挿入される前記溶加材の少なくとも一部分の断面積に、前記下孔の断面積よりも大きな断面積が存在し、前記溶加材を前記第2部材に圧入することで前記挿入を行ってもよい。
一方、本発明の接合体の製造方法では、前記溶加材の前記下孔への前記挿入を行うことで前記下孔と該下孔に挿入された前記溶加材との間に隙間部を設け、前記挿入後、前記溶加材の挿入方向に前記溶加材を据え込むことで前記溶加材を前記第2部材にかしめる工程を更に含んでいてもよい。
更に、本発明の接合体の製造方法では、前記第2部材の他に前記第1部材にも下孔を開け、前記第1部材及び前記第2部材の下孔に前記溶加材を挿入してもよい。
また、本発明の接合体の製造方法では、前記溶加材と前記第2部材とが接する領域にビーム照射することで、前記高エネルギービーム溶接を行ってもよい。
このとき、前記高エネルギービーム溶接はレーザ溶接であってもよい。このとき、前記レーザ照射は、らせん状、円状又は渦状に行ってもよい。更に、本発明の接合体の製造方法では、リモート溶接により、前記第1部材と前記第2部材とを高エネルギービーム溶接してもよい。
また、このとき、デフォーカスさせてレーザ照射することで前記レーザ溶接を行ってもよい。
また、本発明の接合体の製造方法では、前記高エネルギービーム溶接は、電子ビーム溶接であってもよい。
まず、本発明の第1の実施形態の高エネルギービーム溶接用被接合部材10について説明する。図1は、本実施形態の高エネルギービーム溶接用被接合部材10の斜視図である。
本実施形態の高エネルギービーム溶接用被接合部材10は、金属材料からなる第1部材11と、第1部材1と同一又は異なる金属材料からなる第2部材12と、第1部材11及び/又は前記第2部材12に予め設けられた下孔15(後述の図5参照)に係止した溶加材13と、を有する。
第1部材11は、金属材料から構成されるのであれば特に限定されないが、例えば、軽合金材や鋼材等とすることができる。軽合金材としては、具体的には、アルミニウム、アルミニウム合金(JIS規格の2000系、3000系、A4043やA4047等の4000系、5000系、6000系又は7000系)、マグネシウム、マグネシウム合金等が挙げられる。また、鋼材としては、高張力鋼材、亜鉛めっき鋼板及びステンレス等が挙げられる。
第2部材12も、金属材料から構成されるのであれば特に限定されず、第1部材11と同一であってもよいし、異なっていてもよい。第2部材12は、例えば、軽合金材や鋼材等とすることができる。軽合金材としては、具体的には、アルミニウム、アルミニウム合金(JIS規格の2000系、3000系、A4043やA4047等の4000系、5000系、6000系又は7000系)、マグネシウム、マグネシウム合金等が挙げられる。また、鋼材としては、高張力鋼材、亜鉛めっき鋼板及びステンレス等が挙げられる。
溶加材13としては、第1部材11及び/又は第2部材12に係止される形態であれば特に限定されないが、例えば、ワイヤを巻き取ったコイル状ではないろう材等が挙げられる。
[接合体100]
次に、第2の実施形態の接合体100について説明する。前述した第1の実施形態の高エネルギービーム溶接用被接合部材10に対して、後述の高エネルギービーム溶接を行うことにより、本実施形態の接合体100が得られる。図3は、本実施形態の接合体100の一例を示す図である。図3に示すような溶接金属部101が形成された接合体100では、クラック等の割れを抑制することができる。
次に、本実施形態の接合体100の製造方法について説明する。図4は、接合体100の製造工程の一部(下孔方式)を示す説明図である。
11 第1部材
12 第2部材
13 溶加材
14 フラックス
15 下孔
16 隙間部
100 接合体
101 溶接金属部
200 ポンチ
300 カウンターパンチ
400 リモートレーザ溶接装置
401 発振器
402 光学ファイバ
403 拡大レンズ
404 集光レンズ
405 ミラー
Claims (12)
- 金属材料からなる第1部材に接合させるための、前記第1部材と同一又は異なる金属材料からなる第2部材に、下孔を形成する工程と、
前記下孔に溶加材を挿入し、前記第2部材の溶接位置に前記溶加材を配置する工程と、
前記第2部材と前記第1部材とを重ね合わせて、重ね継手を形成する工程と、
前記第1部材と前記第2部材とを高エネルギービーム溶接する工程と、
を含む接合体の製造方法。 - 前記溶加材の挿入方向に垂直な方向において、前記下孔に挿入される前記溶加材の少なくとも一部分の断面積に、前記下孔の断面積よりも大きな断面積が存在し、
前記溶加材を前記第2部材に圧入することで前記挿入を行うことを特徴とする請求項1に記載の接合体の製造方法。 - 前記下孔と前記溶加材との間に隙間部を形成しつつ、前記溶加材を挿入し、
前記挿入後、前記溶加材の挿入方向に前記溶加材を据え込むことで前記溶加材を前記第2部材にかしめる工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の接合体の製造方法。 - 前記第2部材の他に前記第1部材にも下孔を開け、前記第1部材及び前記第2部材の下孔に前記溶加材を挿入することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の接合体の製造方法。
- 少なくとも前記溶加材と前記第2部材とが接する領域にビーム照射することで、前記高エネルギービーム溶接を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の接合体の製造方法。
- 前記高エネルギービーム溶接がレーザ溶接であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の接合体の製造方法。
- らせん状、円状又は渦状に前記レーザ照射を行うことを特徴とする請求項6に記載の接合体の製造方法。
- リモート溶接により、前記第1部材と前記第2部材とを高エネルギービーム溶接することを特徴とする請求項6又は7に接合体の製造方法。
- デフォーカスさせてレーザ照射することで前記レーザ溶接を行うことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の接合体の製造方法。
- 前記高エネルギービーム溶接が、電子ビーム溶接であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の接合体の製造方法。
- 金属材料からなる第1部材と、
前記第1部材と同一又は異なる金属材料からなる第2部材と、
前記第1部材及び前記第2部材のうちの少なくともいずれか1つに予め設けられた下孔に係止した溶加材と、
を有する高エネルギービーム溶接用被接合部材を、高エネルギービーム溶接する工程を含む接合体の製造方法。 - 金属材料からなる第1部材と、
前記第1部材と同一又は異なる金属材料からなる第2部材と、
前記第1部材及び前記第2部材のうちの少なくともいずれか1つに予め設けられた下孔に係止した溶加材と、
を有する高エネルギービーム溶接用被接合部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014021617A JP6310267B2 (ja) | 2014-02-06 | 2014-02-06 | 接合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014021617A JP6310267B2 (ja) | 2014-02-06 | 2014-02-06 | 接合体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015147235A true JP2015147235A (ja) | 2015-08-20 |
JP6310267B2 JP6310267B2 (ja) | 2018-04-11 |
Family
ID=53891064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014021617A Active JP6310267B2 (ja) | 2014-02-06 | 2014-02-06 | 接合体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6310267B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020019061A (ja) * | 2018-08-03 | 2020-02-06 | 株式会社神戸製鋼所 | 接合構造体の製造方法及び接合構造体 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01284492A (ja) * | 1988-05-12 | 1989-11-15 | Alps Electric Co Ltd | アルミニウム系部材の接合方法 |
JPH06338572A (ja) * | 1993-05-28 | 1994-12-06 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 半導体パッケージおよびその製造方法 |
JPH0871940A (ja) * | 1994-09-07 | 1996-03-19 | Tonichi Seisakusho:Kk | トルクレンチ |
JP2001321857A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-20 | Toyota Motor Corp | 板材のかしめ構造 |
JP2006346741A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Nissan Motor Co Ltd | レーザ溶接方法 |
JP2011173146A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Mazda Motor Corp | レーザ溶接方法 |
-
2014
- 2014-02-06 JP JP2014021617A patent/JP6310267B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01284492A (ja) * | 1988-05-12 | 1989-11-15 | Alps Electric Co Ltd | アルミニウム系部材の接合方法 |
JPH06338572A (ja) * | 1993-05-28 | 1994-12-06 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 半導体パッケージおよびその製造方法 |
JPH0871940A (ja) * | 1994-09-07 | 1996-03-19 | Tonichi Seisakusho:Kk | トルクレンチ |
JP2001321857A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-20 | Toyota Motor Corp | 板材のかしめ構造 |
JP2006346741A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Nissan Motor Co Ltd | レーザ溶接方法 |
JP2011173146A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Mazda Motor Corp | レーザ溶接方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020019061A (ja) * | 2018-08-03 | 2020-02-06 | 株式会社神戸製鋼所 | 接合構造体の製造方法及び接合構造体 |
WO2020027300A1 (ja) * | 2018-08-03 | 2020-02-06 | 株式会社神戸製鋼所 | 接合構造体の製造方法及び接合構造体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6310267B2 (ja) | 2018-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5024475B1 (ja) | レーザ溶接鋼管の製造方法 | |
JP2007222925A (ja) | 摩擦攪拌接合方法 | |
CN102310289A (zh) | 混合激光弧焊接工艺和设备 | |
CN110392620B (zh) | 激光焊接包含表面氧化物涂层的轻金属工件的方法 | |
JP2018051570A (ja) | 異材接合用スポット溶接法、接合補助部材、及び、異材溶接継手 | |
Reisgen et al. | Welding of thick plate copper with laser beam welding under vacuum | |
JPWO2018147283A1 (ja) | ベーパーチャンバ | |
Beyer et al. | Innovations in high power fiber laser applications | |
CN108463308A (zh) | 激光点焊镀层钢的方法 | |
JP6310266B2 (ja) | 接合体の製造方法 | |
KR101756762B1 (ko) | 레이저 용접 강관의 제조 방법 | |
JP5866790B2 (ja) | レーザ溶接鋼管の製造方法 | |
Tóth et al. | Electron beam welding of rectangular copper wires applied in electrical drives | |
JP6310267B2 (ja) | 接合体の製造方法 | |
JP6533642B2 (ja) | 高エネルギービーム溶接用被接合部材及び接合体の製造方法 | |
JP6400916B2 (ja) | 接合体の製造方法 | |
JP5959849B2 (ja) | レーザ肉盛溶接方法 | |
JP6213332B2 (ja) | 厚鋼板のホットワイヤ・レーザ複合溶接方法 | |
JP2015058455A (ja) | 金属部材及びその製造方法 | |
JP6545143B2 (ja) | 異種金属接合方法と異種金属接合部材 | |
WO2017099004A1 (ja) | 突合せ溶接方法 | |
JP2006116600A (ja) | 異材接合方法 | |
EP3012057A1 (en) | Method of welding in deep joints | |
JP2006035285A (ja) | 高エネルギビームによる異種材料の重ね接合方法及び重ね接合部材 | |
JP2017094382A (ja) | レーザ溶接継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20151208 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160209 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160901 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170725 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170801 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20170925 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180306 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180316 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6310267 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |