JP2001321857A - 板材のかしめ構造 - Google Patents

板材のかしめ構造

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JP2001321857A JP2000139024A JP2000139024A JP2001321857A JP 2001321857 A JP2001321857 A JP 2001321857A JP 2000139024 A JP2000139024 A JP 2000139024A JP 2000139024 A JP2000139024 A JP 2000139024A JP 2001321857 A JP2001321857 A JP 2001321857A
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Hiroyuki Iguchi
博行 井口
Manabu Tsuboi
学 坪井
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な結合力を確保する。 【解決手段】 第1の部材10と第2の部材12とのか
しめ部14においては、平面視略円形のかしめ凹部16
が形成されており、このかしめ凹部16内にはかしめ充
填部材18が充填されている。充填部材18は、充填方
向先端側に向けてテーパー状に若干縮径された略円柱形
状となっており、かしめ凹部16の開口端部16A近傍
まで充填されている。また、かしめ充填部材18は、充
填方向先端部18Aが略凸形状になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材のかしめ構造
に係り、特に、自動車等の車体に適用される板材のかし
め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車体に適用される板材
のかしめ構造の一例としては、DE4404659(独
国特許)がある。
【0003】図13に示される如く、この板材のかしめ
構造では、第1部材70と第2部材72とのかしめ部7
4に形成されたかしめ凹部76内にかしめ充填部材78
を挿入している。また、このかしめ充填部材78を潰す
ことにより、かしめ部74における外周部において、第
1部材70と第2部材72とが噛み合う、所謂、ロック
部80の噛み合い代M1を大きくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この板
材のかしめ構造においては、図13にされる如く、かし
め充填部材78が、かしめ部74におけるかしめ凹部7
6の底部76Aからロック部80近傍の部位にのみ充填
されている。この結果、第1部材70と第2部材72と
に剥離方向(図13の矢印Y方向)の力が作用した場合
に、かしめ凹部76におけるロック部80より上方の部
位において、第1部材70が、かしめ凹部76の中心方
向(図13の矢印X方向)へ変形し易い。このため、第
1部材70と第2部材72との結合力が低下することが
考えられる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、十分な結合力
を確保できる板材のかしめ構造を得ることが目的であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、板材の重合部に形成されたかしめ凹部にかしめ充填
部材を充填する板材のかしめ構造において、前記かしめ
充填部材は、前記かしめ凹部の開口端部近傍まで充填さ
れていることを特徴とする。
【0007】従って、かしめ凹部の開口端部近傍まで充
填部材を充填することで、板材の重合部に剥離方向の力
が作用した場合に、板材がかしめ部の中心方向へ変形す
るのを防止できるため、十分な結合力を確保できる。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の板材のかしめ構造において、前記かしめ充填部材
は、充填方向先端部が略凸形状であることを特徴とす
る。
【0009】従って、請求項1に記載の効果に加えて、
かしめ凹部内に充填部材を充填する際に略凸形状の充填
方向先端部が押圧される。この結果、充填部材のロック
部に外周方向への圧力が効果的に発生し、塑性変形を促
すことができる。このため、ロック部の噛み合い代を大
きくすることができ、十分な結合力を確実に確保でき
る。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1、2
の何れかに記載の板材のかしめ構造において、前記かし
め充填部材は、塑性変形特性が異なる少なくとも2つの
材料からなることを特徴とする。
【0011】従って、請求項1、2の何れかに記載の内
容に加えて、塑性変形特性が異なる少なくとも2つの材
料でかしめ充填部材を形成することにより、かしめ凹部
の所望の位置に圧力を加えて塑性変形を促すことがで
き、十分な結合力を確実に確保できる。
【0012】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の板材のかしめ構造において、前記かしめ充填部材
は、少なくとも前記かしめ凹部のロック部に当接する部
分に、一般部より塑性変形が容易な材料を有することを
特徴とする。
【0013】従って、請求項3に記載の内容に加えて、
かしめ充填部材において、少なくともかしめ凹部のロッ
ク部に当接する部分に、一般部より塑性変形が容易な材
料を使用することにより、かしめ凹部のロック部に圧力
を加えて塑性変形を促すことができるため、典型的なS
字状のロック部を形成できる。
【0014】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4
の何れかに記載の板材のかしめ構造において、前記かし
め充填部材を構成する主な材料が、前記板材と同種の材
料であることを特徴とする。
【0015】従って、請求項1〜4の何れかに記載の内
容に加えて、このかしめ構造が適用される板材を含む部
材のリサイクル性を向上できる。
【0016】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜4
の何れかに記載の板材のかしめ構造において、前記かし
め充填部材を構成する主な材料が、アルミニウムである
ことを特徴とする。
【0017】従って、請求項1〜4の何れかに記載の内
容に加えて、軽量で、且つ充填時潰し易い特性を容易に
持たせることができる。また、板材がアルミニウムであ
る場合には、このかしめ構造が適用される板材を含む部
材のリサイクル性を向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態に係る板材
のかしめ構造を図1〜図4に従って説明する。
【0019】図1に示される如く、本実施形態の板材の
かしめ構造では、板材としての第1の部材10と第2の
部材12とをかしめ部14において互いに結合してい
る。また、かしめ部14においては、第1の部材10側
から第2の部材12側へ向けて、平面視略円形のかしめ
凹部16が形成されており、このかしめ凹部16内には
かしめ充填部材18が充填されている。
【0020】かしめ凹部16の外周部における第1の部
材10と第2の部材12との接合面20は、かしめ凹部
16の内方に膨らんだ屈曲部20Aと、かしめ凹部16
の外方に膨らんだ屈曲部20Bとを有する断面略S字状
のロック部22となっている。
【0021】充填部材18は、充填方向(図1の矢印A
方向)先端側に向けてテーパー状に若干縮径された略円
柱形状となっており、かしめ凹部16の開口端部16A
近傍まで充填されている。また、かしめ充填部材18
は、充填方向先端部18Aが略凸形状、本実施形態では
円錐形状になっている。
【0022】次に、本実施形態のかしめ方法を説明す
る。
【0023】本実施形態では、図2に示される如く、第
1の部材10と第2の部材12とを重ね合わせた状態
で、ダイス30にセットした両部材10、12に第1の
部材側10から第2の部材12側へ向けてポンチ32を
打ち込む。この際、ロック部22における噛み合い代S
1は、あまり大きく形成しないため、両部材10、12
は各肉厚があまり薄くならずに変形する。
【0024】次に、図3に示される如く、かしめ凹部1
6内に、かしめ充填部材18を挿入する。この際、かし
め充填部材18の充填方向の長さL1は、かしめ凹部1
6の深さL2より長く設定されている。なお、かしめ充
填部材18とかしめ凹部16との間に若干の隙間26が
形成されていても良い。
【0025】次に、図4に示される如く、ポンチ32に
よって、かしめ凹部16内のかしめ充填部材18を押し
潰し充填状態とする。この際、本実施形態では、ポンチ
32とかしめ凹部16の底部16Bによって、充填部材
18が押し潰ぶされ、外周方向(図4の矢印B方向)へ
膨張変形することで、ロック部22の噛み合い代S2
(S2>S1)が増加するようになっている。
【0026】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0027】本実施形態では、図5に示される如く、第
1部材10と第2部材12とに剥離方向(図5の矢印Y
方向)の力が作用した場合に、かしめ凹部16における
ロック部22及びロック部22より上方の部位におい
て、第1部材10が、かしめ凹部16の中心方向(図5
の矢印X方向)へ、図5に二点鎖線で示す状態に変形し
ようとした場合に、かしめ凹部16の開口端部16A近
傍まで充填されたかしめ充填部材18によって、二点鎖
線で示す変形を阻止することができる。この結果、十分
な結合力を確保できる。
【0028】また、本実施形態では、かしめ充填部材1
8の充填方向先端部18Aが円錐形状になっているた
め、この充填方向先端部18Aがかしめ凹部16の底部
16Bによって押圧された際に、外周方向(図4の矢印
B方向)の圧力が効果的に発生する。この結果、かしめ
充填部材18におけるロック部22の下部における塑性
変形を効果的に促すことができる。このため、典型的な
S字状のロック部22を形成でき、結合力を更に向上で
きる。
【0029】なお、本実施形態では、かしめ充填部材1
8の充填方向先端部18Aの形状を円錐形状にしたが、
これに代えて、図6に示される如く、かしめ充填部材1
8の充填方向先端部18Aの形状を球面形状の略凸形状
としても良い。また、図7に示される如く、かしめ充填
部材18の充填方向先端部18Aの形状が充填後に平面
となるようにしても良い。なお、ロック部22の噛み合
い代の増加量は低下するが、充填前のかしめ充填部材1
8の充填方向先端部18Aの形状を平面としても良い。
【0030】また、本実施形態では、図8に示される如
く、第1の部材10と第2の部材12とをかしめた際
に、かしめ凹部16の外周部において、両部材10、1
2の各肉厚が薄くなり過ぎ破断した場合においても、図
9に示される如く、かしめ凹部16内でかしめ充填部材
18を押し潰し充填状態とすることで。かしめ充填部材
18と第2部材12とで第1部材10の破断部近傍10
Aを挟持できるため、結合力を向上できる。
【0031】また、本実施形態では、かしめ充填部材1
8を構成する主な材料を第1の部材10と第2の部材1
2と同種の材料で構成する、例えば、第1の部材10と
第2の部材12とがアルミ合金である場合には、かしめ
充填部材18をアルミ合金とすることで、かしめ充填部
材18の構成する主な材料が、第1の部材10、第2の
部材12と同種の材料となるため、かしめ充填部材と第
1の部材10、第2の部材とを分別する必要はがないの
でリサイクル性を向上できる。
【0032】また、かしめ充填部材18を構成する主な
材料をアルミニウムとすることで軽量で、且つ充填時潰
し易い特性を容易に持たせることができる。
【0033】次に、本発明の板材のかしめ構造の第2実
施形態を図10に従って説明する。
【0034】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0035】図10に示される如く、本実施形態では、
かしめ充填部材18が、塑性変形特性が異なる第1材料
40と第2材料42で構成されている。
【0036】第1材料40は、ロック部22に対応する
かしめ充填部材18のかしめ充填方向先端部側の略半分
を構成しており、塑性変形し易い材料、例えば、アルミ
ニウムへの添加物の主成分がマグネシウムであるアルミ
5000系、またはアルミニウムへの添加物の主成分が
マグネシウムとシリコンであるアルミ6000系等から
なる。
【0037】一方、第2材料42は、かしめ充填部材1
8の一般部となる充填方向後端部側の略半分を構成して
おり、塑性変形し難い材料、例えば、アルミニウムへの
添加物の主成分が亜鉛とマグネシウムであるアルミ70
00系、またはアルミニウムへの添加物の主成分が銅で
あるアルミ2000系等からなる。
【0038】なお、本実施形態では、第1の部材10と
第2の部材がアルミニウム板で構成されている。
【0039】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0040】本実施形態では、第1実施形態に記載の作
用に加えて、ロック部22に対応するかしめ充填部材1
8の充填方向先端部側の略半分構成する第1材料40
を、一般部となるかしめ充填部材18の充填方向後端部
側の略半分を構成する第2材料より変形し易い材料で構
成したため、充填時、第1材料40が主に潰れ外周方向
に大きく膨張する。この結果、かしめ凹部16のロック
部22に集中して塑性変形を促すことができる。このた
め、典型的なS字状のロック部を形成できるので結合力
を効果的に向上できる。
【0041】また、本実施形態では、かしめ充填部材1
8を構成する主な材料を第1の部材10と第2の部材1
2と同種のアルミニウムで構成したため、かしめ充填部
材18と第1の部材10、第2の部材とを分別する必要
はがないのでリサイクル性を向上できる。また、かしめ
充填部材18を構成する主な材料をアルミニウムとした
ことで軽量で、且つ充填時潰し易い特性を容易に持たせ
ることができる。
【0042】なお、本実施形態では、図10に示される
如く、かしめ充填部材18を塑性変形特性が異なる第1
材料40と第2材料42で2つの材料で構成したが、か
しめ充填部材18は塑性変形特性が異なる3つ以上の材
料で構成し、更に典型的なS字状のロック部を形成でき
るようにしても良い。例えば、図11に示される如く、
かしめ充填部材18を塑性変形特性が異なる3つの材料
で構成しても良い。この場合、第1材料50はかしめ充
填部材18の充填方向先端部のみを構成しており、塑性
変形し難い材料、例えば、アルミニウムへの添加物の主
成分が亜鉛とマグネシウムであるアルミ7000系、ま
たはアルミニウムへの添加物の主成分が銅であるアルミ
2000系等からなる。また、第2材料52はかしめ充
填部材18の充填方向中間部、即ち、ロック部22に対
応する部分を構成しており、塑性変形し易い材料、例え
ば、アルミニウムへの添加物の主成分がマグネシウムで
あるアルミ5000系、またはアルミニウムへの添加物
の主成分がマグネシウムとシリコンであるアルミ600
0系等からなる。また、第3材料54は、かしめ充填部
材18の充填方向後端部近傍を構成しており、塑性変形
し難い材料、例えば、アルミニウムへの添加物の主成分
が亜鉛とマグネシウムであるアルミ7000系、または
アルミニウムへの添加物の主成分が銅であるアルミ20
00系等からなる。
【0043】更に、図12に示される如く、かしめ充填
部材18を塑性変形特性が異なる4つの材料で構成して
も良い。この場合、第1材料60はかしめ充填部材18
の充填方向先端部のみを構成しており、塑性変形し難い
材料からなる。また、第2材料62はかしめ充填部材1
8の充填方向中間部の先端側、即ち、ロック部22にお
けるかしめ凹部底側に対応する部分を構成しており、最
も塑性変形し易い材料からなる。また、第3材料64
は、はかしめ充填部材18の充填方向中間部の後端側、
即ち、ロック部22におけるかしめ凹部開口側に対応す
る部分を構成しており、2番目に塑性変形し易い材料か
らなる。また、第4材料66は、かしめ充填部材18の
充填方向後端部近傍を構成しており、塑性変形し難い材
料からなる。
【0044】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記実施形態では、かしめ充填部材18
を構成する主な材料をアルミニウムとしたが、かしめ充
填部材18を構成する主な材料はアルミニウムに限定さ
れず、鉄等の他の金属でも良く、金属以外の材料でも良
い。また、上記実施形態では、第1の部材10と第2の
部材12を構成する主な材料をアルミニウムとしたが、
第1の部材10と第2の部材12を構成する主な材料は
アルミニウムに限定されず、鉄等の他の金属でも良く、
金属以外の材料でも良い。
【0045】また、本発明の板材のかしめ構造は、図2
に示される様な、ダイスおよびポンチの形が変化しない
かしめ装置によるかしめ構造に限定されず、ダイスの形
またはポンチの形が変化するかしめ装置による構造にも
適用可能である。
【0046】また、本発明の板材のかしめ構造は、自動
車車体以外の他の用途にも適用可能であり、3枚以上の
被結合部材を結合する場合にも適用可能である。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、板材の重合
部に形成されたかしめ凹部にかしめ充填部材を充填する
板材のかしめ構造において、かしめ充填部材は、かしめ
凹部の開口端部近傍まで充填されているため、十分な結
合力を確保することができるという優れた効果を有す
る。
【0048】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の板材のかしめ構造において、かしめ充填部材は、充
填方向先端部が略凸形状であるため、十分な結合力を確
実に確保できるという優れた効果を有する。
【0049】請求項3に記載の本発明は、請求項1、2
の何れかに記載の板材のかしめ構造において、かしめ充
填部材は、塑性変形特性が異なる少なくとも2つの材料
からなるため、十分な結合力を確実に確保できるという
優れた効果を有する。
【0050】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の板材のかしめ構造において、かしめ充填部材は、少
なくともかしめ凹部のロック部に当接する部分に、一般
部より塑性変形が容易な材料を有するため、典型的なS
字状のロック部を形成でき、十分な結合力を確実に確保
できるという優れた効果を有する。
【0051】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4
の何れかに記載の板材のかしめ構造において、かしめ充
填部材を構成する主な材料が、板材と同種の材料である
ため、請求項1〜4の何れかに記載の効果に加えて、こ
のかしめ構造が適用される板材を含む部材のリサイクル
性を向上できるという優れた効果を有する。
【0052】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜4
の何れかに記載の板材のかしめ構造において、かしめ充
填部材を構成する主な材料が、アルミニウムであるた
め、請求項1〜4の何れかに記載の効果に加えて、軽量
で、且つ充填時潰し易い特性を容易に持たせることがで
きると共に、板材がアルミニウムである場合には、この
かしめ構造が適用される板材を含む部材のリサイクル性
を向上できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における板材のかしめ構
造を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態における板材のかしめ構
造のかしめ工程を示す側断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態における板材のかしめ構
造においてかしめ充填部材をかしめ凹部に挿入する工程
を示す側断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態における板材のかしめ構
造においてかしめ充填部材を潰す工程を示す側断面図で
ある。
【図5】本発明の第1実施形態における板材のかしめ構
造を示す断面斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態の変形例における板材の
かしめ構造を示す側断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態の変形例における板材の
かしめ構造を示す側断面図である。
【図8】本発明の第1実施形態の変形例における板材の
かしめ構造においてかしめ充填部材を充填する前の状態
を示す側断面図である。
【図9】図8に示す板材のかしめ構造においてかしめ充
填部材を充填した状態を示す側断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態における板材のかしめ
構造を示す側断面図である。
【図11】本発明の第2実施形態の変形例における板材
のかしめ構造を示す側断面図である。
【図12】本発明の第2実施形態の変形例における板材
のかしめ構造を示す側断面図である。
【図13】従来の板材のかしめ構造を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
10 第1の部材(板材) 12 第2の部材(板材) 14 かしめ部 16 かしめ凹部 18 かしめ充填部材 22 ロック部 40 第1材料 42 第2材料 50 第1材料 52 第2材料 54 第3材料 60 第1材料 62 第2材料 64 第3材料 66 第4材料

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の重合部に形成されたかしめ凹部に
    かしめ充填部材を充填する板材のかしめ構造において、 前記かしめ充填部材は、前記かしめ凹部の開口端部近傍
    まで充填されていることを特徴とする板材のかしめ構
    造。
  2. 【請求項2】 前記かしめ充填部材は、充填方向先端部
    が略凸形状であることを特徴とする請求項1記載の板材
    のかしめ構造。
  3. 【請求項3】 前記かしめ充填部材は、塑性変形特性が
    異なる少なくとも2つの材料からなることを特徴とする
    請求項1、2の何れかに記載の板材のかしめ構造。
  4. 【請求項4】 前記かしめ充填部材は、少なくとも前記
    かしめ凹部のロック部に当接する部分に、一般部より塑
    性変形が容易な材料を有することを特徴とする請求項3
    に記載の板材のかしめ構造。
  5. 【請求項5】 前記かしめ充填部材を構成する主な材料
    が、前記板材と同種の材料であることを特徴とする請求
    項1〜4の何れかに記載の板材のかしめ構造。
  6. 【請求項6】 前記かしめ充填部材を構成する主な材料
    が、アルミニウムであることを特徴とする請求項2、3
    の何れかに記載の板材のかしめ構造。
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