JPH11267772A - 板材のかしめ構造 - Google Patents

板材のかしめ構造

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JPH11267772A
JPH11267772A JP6869998A JP6869998A JPH11267772A JP H11267772 A JPH11267772 A JP H11267772A JP 6869998 A JP6869998 A JP 6869998A JP 6869998 A JP6869998 A JP 6869998A JP H11267772 A JPH11267772 A JP H11267772A
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JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical portion
plate
hole
plate material
cylindrical part
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6869998A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Enami
俊明 江波
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Enami Seiki Mfg Co Ltd
Original Assignee
Enami Seiki Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結合力を向上することのできる板材のかしめ
構造を提供する。 【解決手段】 バーリング加工が施された円筒部20a
の外周面には、テーパ部20bが形成されており、円筒
部の根元部の外径と外層10に設けられた穴10aの内
径とが等しくなるように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板材のかしめ構
造に関し、より特定的には、作業性を損なうことなく、
板材の結合力を向上させることのできる板材のかしめ構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に、全自動洗濯機に用いられる外枠
の構造を示す。外枠10には、その上端のコーナー部に
おいて、コーナープレート20とウエイタ30とが取付
けられており、また外枠10の下端部においては、PP
ベース40が設けられている。
【0003】ここで、外枠10に対するコーナープレー
ト20の取付に際しては、かしめ構造が採用されてい
る。このかしめ構造について、図6を参照して説明す
る。
【0004】このかしめ構造Aは、外枠10に、穴10
aが設けられており、この穴10aに、コーナープレー
ト20にバーリング加工により施された円筒部20aが
挿入され、この円筒部20aをかしめることによって、
外枠10とコーナープレート20との結合が行われてい
る。
【0005】ここで、コーナープレート20に施される
バーリング加工は、図7に示すように、所定の穴径(O
1 )を有するダイス50の上にコーナープレート20を
載置し、上方からポンチ60を用いてコーナープレート
20を打抜き、円筒部20aを形成している。この場
合、予めコーナープレート20に下穴を設けておく方法
と下穴を設けずに直接ポンチ20を打込む方法の2つの
方法がある。
【0006】このようにバーリング加工されたコーナー
プレート20を、図8に示すように外枠10に設けられ
た穴10aに挿入し、円筒部20aをかしめることによ
って、図6に示す結合構造を実現させている。
【0007】ここで、コーナープレート20の円筒部2
0aの外枠10の穴10aへの挿入の作業性を容易にす
るために、たとえば円筒部20aの外径が8.0mmで
ある場合、穴10aの内径は8.5mmとなるようにあ
る程度隙間が設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た結合構造には、以下に示す問題がある。
【0009】再び図6を参照して、作業性の向上を図る
ために、円筒部20aの外径と穴10aとの内径との間
には、図8で示したように寸法差が設けられている。そ
の結果、円筒部20aをかしめた場合、図6に示すよう
に隙間Bが生じてしまう。かしめ構造において、結合力
が最も大きい部分は円筒部20aの場合、その根元部に
近いほど結合力は大きいと言える。したがって、図6に
示すように隙間Bが生じた場合、この部分における円筒
部20aによる外枠10に対する結合力が生じないた
め、十分な結合力を得ることができないという問題があ
った。
【0010】したがって、この発明の目的は、十分な結
合力を生じさせることのできる板材のかしめ構造を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明に基づいた板材のかしめ構造においては、
穴の縁に円筒部が形成されるバーリング加工が施された
第1板材と、穴が形成された第2板材とを有し、上記第
1板材の上記円筒部を上記第2板材の上記穴に挿入し、
上記円筒部をかしめることによって、上記第1板材と上
記第2板材とを結合する板材のかしめ構造であって、上
記円筒部の外周面には、上記円筒部の根元部から先端部
に向かって肉厚が薄くなるようにテーパが形成されてい
る。
【0012】より好ましくは、上記板材のかしめ構造に
おいて、円筒部の上記根元部の外径と上記第2板材の上
記穴の内径とは等しく設けられている。
【0013】このように、上記板材のかしめ構造によれ
ば、円筒部の外周面に、テーパが形成されていることか
ら、第2板材に設けられた穴への円筒部の挿入時に、上
記テーパが案内となって、容易に円筒部を第2板材の穴
へ挿入することが可能となる。また、円筒部にテーパを
形成しておくことで、円筒部の先端部は円筒部の根元部
よりもその外径が小さくなるため、円筒部の根元部の外
径と第2板材の穴の内径とを等しくすることが可能とな
る。
【0014】その結果、円筒部をかしめることによっ
て、第1板材と第2板材とを結合した場合、従来のよう
に、円筒部と第2板材との間に隙間が生じることなく、
円筒部の根元部においても第2板材を把持することが可
能となり、円筒部による第2板材の結合力を向上させる
ことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明に基づいた実施の
形態における板材のかしめ構造について、図を参照して
説明する。なお、この板材のかしめ構造の適用箇所につ
いては、従来で説明した構造と同じであるため、従来技
術と同一部分については同一の参照番号を付し、重複し
た説明は省略する。
【0016】まず、かしめ構造について、図1および図
2を参照して説明する。図1(a)はコーナープレート
20の断面構造を示し、図1(b)は外枠10の断面構
造を示している。
【0017】コーナープレート20にバーリング加工に
よって施された円筒部20aの外周面には、根元部から
先端部に向かって肉厚が薄くなるようにテーパ部20b
が形成されている。テーパ部20bの傾斜はほぼ10°
であり、その結果、根元部の外径は8.0mm、先端部
の外径は7.48mmとなっている。一方、外枠10に
は、内径8.0mmの穴10aが設けられている。
【0018】上記構造において、コーナープレート20
の円筒部20aを外枠10の穴10aに挿入しようとし
た場合、円筒部20aにはテーパ部20bが形成されて
いるため、このテーパ部20bが案内面となって穴10
aに容易に円筒部20aを挿入することが可能となる。
【0019】また、円筒部20aの根元部の外径と穴1
0aの内径とを等しくすることができるため、円筒部2
0aをかしめて、外枠10とコーナープレート20とを
かしめた場合、図2に示すように、従来のように、穴1
0aには隙間が生じることがない。その結果、円筒部2
0aによる結合力を向上させることが可能となり、強固
な結合構造を実現することが可能となる。
【0020】次に、円筒部20aの外周面にテーパ20
bを有するバーリング加工について、図3〜図4を参照
して説明する。
【0021】図3を参照して、このバーリング加工に用
いられるダイス50の内周面には、円筒部20aに設け
られるテーパ20bに対応するテーパ50aが設けられ
ている。
【0022】このテーパ50aを有するダイス50を用
いて、このダイス50上にコーナープレート20を載置
し、従来と同様にポンチ60を用いてコーナープレート
20を打ち抜くことにより、図1(a)に示すテーパ2
0bを有する円筒20aのバーリング加工を実現させる
ことが可能となる。なお、ポンチ60の外径について
は、従来技術と同じ径のものが用いられる。またダイス
50の上端部の内径N1は、従来のダイスの内径O1
同じ径が用いられている。
【0023】以上、上述した実施の形態における板材の
かしめ構造においては、バーリング加工された円筒部2
0aの外周面にテーパ20bが設けられているため、こ
のテーパ20bが案内面となって、容易に外枠10に設
けられた穴10aに円筒部20aを挿入することが可能
となる。
【0024】また円筒部20aの根元部の外径と穴10
aの内径とを等しくすることができるため、円筒部20
aの根元部においても、十分板材10を把持することが
可能となり、円筒部20aによる結合力を向上させて、
外枠10とコーナープレート20との強固な結合を実現
することが可能となっている。
【0025】なお、上記実施の形態においては、全自動
洗濯機に用いられる外枠とコーナープレートの結合構造
について説明したが、必ずしもこの部分にのみ限定され
るものではなく、あらゆる板材のかしめ構造に適用する
ことが可能である。
【0026】したがって、今回開示された実施の形態は
すべての点で例示であって制限的なものではないと考え
られるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではな
くて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるこ
とが意図される。
【0027】
【発明の効果】この発明に基づいた板材のかしめ構造に
よれば、第1板材に設けられた円筒部の外周面にテーパ
が形成されていることから、第2板材に設けられた穴へ
の円筒部の挿入時に、上記テーパが案内となって、容易
に第1板材に設けられた円筒部を第2板材の穴へ挿入す
ることが可能となる。
【0028】また、円筒部にテーパを形成しておくこと
で、円筒部の先端部は円筒部の根元部よりもその外径が
小さくなるため、円筒部の根元部の外径と第2板材の穴
の内径とを等しくすることが可能となる。その結果、円
筒部をかしめることによって、第1板材と第2板材とを
結合した場合、従来のように、円筒部と第2板材との間
に隙間が生じることなく、円筒部の根元部においても第
2板材を把持することが可能となり、円筒部による第2
板材のかしめ力を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明に基づく実施の形態における
コーナープレートに施されたバーリング加工を示す断面
図であり、(b)は外枠に設けられた穴の構造を示す断
面図である。
【図2】この発明に基づいた実施の形態におけるかしめ
構造を示す断面図である。
【図3】この発明に基づいた実施の形態におけるバーリ
ング加工を実現するための方法を示す第1の図である。
【図4】この発明に基づいた実施の形態におけるバーリ
ング加工を実現するための方法を示す第2の図である。
【図5】全自動洗濯機に用いられる外層の構成を示す斜
視図である。
【図6】従来技術におけるかしめ構造を示す断面図であ
る。
【図7】バーリング加工を説明する断面図である。
【図8】従来技術におけるかしめ構造の問題点を説明す
るための図である。
【符号の説明】
10 外枠 10a 穴 20 コーナープレート 20a 円筒部 20b テーパ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穴の縁に円筒部が形成されるバーリング
    加工が施された第1板材と、穴が形成された第2板材と
    を有し、前記第1板材の前記円筒部を前記第2板材の前
    記穴に挿入し、前記円筒部をかしめることによって前記
    第1板材と前記第2板材とを接合する板材のかしめ構造
    であって、 前記円筒部の外周面には、前記円筒部の根元部から先端
    部に向かって肉厚が薄くなるようにテーパが形成されて
    いる、板材のかしめ構造。
  2. 【請求項2】 前記円筒部の前記根元部の外径と、前記
    第2板材の前記穴の内径とは等しい、請求項1に記載の
    板材のかしめ構造。
JP6869998A 1998-03-18 1998-03-18 板材のかしめ構造 Withdrawn JPH11267772A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7368844B2 (en) 2006-02-08 2008-05-06 Mitsubishi Electric Corporation Magnetoelectric generator
JP2014011935A (ja) * 2012-07-03 2014-01-20 Denso Corp 加圧部材及び電力変換装置
JP2019209363A (ja) * 2018-06-07 2019-12-12 日産自動車株式会社 二部品の接合方法および閉断面構造部材の組立方法

Cited By (3)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20050607