JPH0783220A - ブラインドリベット - Google Patents

ブラインドリベット

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JPH0783220A
JPH0783220A JP23129993A JP23129993A JPH0783220A JP H0783220 A JPH0783220 A JP H0783220A JP 23129993 A JP23129993 A JP 23129993A JP 23129993 A JP23129993 A JP 23129993A JP H0783220 A JPH0783220 A JP H0783220A
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JP
Japan
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rivet
mandrel
shape
plates
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP23129993A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Uchiyama
陽司 内山
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Telecom Networks Ltd filed Critical Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ブラインドリベットの構造に関
し、単一のリベットにより板相互間の回転ずれを完全に
防止することを目的とする。 【構成】 心軸頭部、及び心軸頸部を介して前記心軸頭
部と結合され心軸尾部まで延びる心軸から成る心軸部材
と、前記心軸頸部及び前記心軸頸部に関し心軸尾部側の
心軸を囲繞し心軸尾部側端部にフランジの固着したリベ
ット本体とで構成され、重ね合わせた複数の板を貫通す
る穴に挿入されたうえ前記複数の板をかしめ結合するブ
ラインドリベットにおいて、前記心軸の軸と垂直な平面
で前記リベット本体20および心軸頭部19をそれぞれ切断
した場合の横断面の形状が前記複数の板を貫通する穴の
平面とほぼ等しい長方形または正方形状であるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブラインドリベットの構
造に関する。ブラインドリベットによって複数の板を重
ね合わせて結合した場合、従来技術のブラインドリベッ
トは結合面で受ける引張り力及びせん断力に対しては十
分な強さを持っていたが、板相互間で発生する回転ずれ
に対する抵抗力は弱かった。
【0002】
【従来の技術】一般に、差し込んだ側から「かしめ」が
できる構造のリベットを「ブラインドリベット(Blind R
ivet) 」、あるいは「ポップリベット(Pop Rivet) 」と
呼ぶ。以下本明細書では、特に必要な場合以外は、単に
リベットと略称することとする。
【0003】図6は、従来のリベットの構成を示す斜視
図である。同図中、1は心軸頭部、2はリベット本体、
3はフランジ、4は心軸で、5は心軸尾部である。心軸
の軸と垂直な平面で、心軸頭部1とリベット本体2とフ
ランジ3と心軸4とを切断したと仮定した場合の横断面
の輪郭は総て円形である。すなわちリベット本体2の形
状は円柱形(あるいは円筒形)である。
【0004】図7は、図6のリベットを、心軸の軸を通
る平面で切断したと仮定した場合のリベットの縦断面図
である。同図中、6は心軸の心軸頭部1に隣接する部分
の周囲に形成された破断溝と呼ばれる溝により、心軸径
が若干細くなっている心軸頸部である。図示のように使
用前には、心軸4は心軸頸部6を介して心軸頭部1と結
合され、心軸尾部5を含めて心軸部材7を形成してお
り、材料としてはアルミニウム・アルミニウム合金・硬
銅あるいはステンレス鋼を用いている。またリベット本
体2はフランジ3と一体的に固着しており、材料として
はアルミニウム合金あるいはステンレス鋼を用いてい
る。また、心軸頸部6と心軸頸部6よりも心軸尾部寄り
の心軸4は、フランジ3を含めたリベット本体2に囲繞
されている。
【0005】リベットの主要な用途は、複数の板を重ね
合わせで固定することである。この種の作業は頻繁に行
われるが、一例として、プリント板に金具を取り付ける
作業があり、この作業はリベットの恰好の用途である。
【0006】図8は、前記の板間結合作業の第1工程を
示す斜視図である。同図中、8は取り付けるべき金具
で、9は基板がベークライト製のプリント板である。図
示のように、取り付けるべき位置が決まったら、両板8
及び9を貫通する穴それぞれ10及び11を開ける。リベッ
トはプリント板の方から、すなわち図8では下の方か
ら、心軸頭部1を先頭にして、上の方向に向かって穴11
及び10に挿入する。
【0007】図9は、心軸の軸を含む平面で、リベット
と前記両板8及び9を切断したと仮定した場合の、同じ
く前記板間結合作業の第1工程を示す縦断面図である。
次いで図10は、前記作業の第2工程を示す縦断面図であ
る。図示のように、金具8とプリント板9とを重ね合
わせて圧着させ、同時にリベットのフランジ3をプリ
ント板9に押し着けた状態で、強力にかつ急激に心軸
4を下方に引張る。この操作は手作業では無理であり、
専用の工具によって行われる。この強力且つ急激な引張
り力により、心軸頭部1はリベット本体2の中に埋ま
り込み、リベット本体2の径を膨張させながら、下方へ
移動するが、この移動は金具8の穴10の径によって制
限される位置で停止し、引き続き心軸4は心軸頸部6
の破断溝で切断されて、抜き去られる。一方心軸頭部
1はリベット本体2内に残って、かしめが終了、すなわ
ち板間結合作業が完了する。
【0008】上述のように、本リベットを用いれば、差
し込んだ側つまりプリント板9側だけで作業ができ、向
う側つまり金具8側には何も手を差し伸ばす必要がな
い。図11は、前記板間結合作業が完了した状態の縦断面
図を示す。
【0009】リベット本体2中のかしめの部分、すなわ
ち図11中の12の部分、あるいは図10中のリベット本体2
の総長L中の長さL1 の部分を座屈部12と呼び、リベッ
ト本体2中の板内に埋没する部分、すなわち図11中の13
の部分、あるいは図10中の長さL2 の部分を埋没部13と
呼ぶこととする。
【0010】このようなリベットによる板間結合作業の
結果、結合面で受ける引張り力(両板を引き離そうそす
る力)及びせん断力に対する十分な強さが得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述のような従
来技術によるリベット構造では、板間結合作業の結果、
結合面で受ける引張り力及びせん断力に対しては十分に
強いが、板相互間で発生する回転ずれに対する抵抗力が
弱く、結合後リベットを軸として板が回転し、互いにず
れてしまうおそれがあった。
【0012】図12は、このような回転を防止するため
に、従来使用されて来た対策を示す。すなわち図示のよ
うに、第1リベット14のほかに付加的に第2リベット15
をかしめる方法であって、これにより板相互間の回転ず
れは防止できる。しかしながら、このような回転防止対
策によれば、2個のリベットを使うため金具が大きくな
り、そのプリント板上に占める面積が増大して、高密度
実装への要請に逆らうこととなる。更に部材費や組立工
数も少なくとも倍増して、経済的にも不利となる等の難
点があった。
【0013】したがって、本発明の目的は従来技術によ
る上述のような難点を除き、単一のリベットにより、板
相互間の回転ずれを完全に防止するブラインドリベット
を提供する点にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。同図中、19は心軸頭部、20はリベット本体で
リベット本体20中、17は座屈部、18は埋没部である。ま
た21はフランジ、4は心軸で、5は心軸尾部である。リ
ベット本体の総長Lのうち、長さL1 のかしめの部分が
座屈部であり、長さL2 の板内に埋没する部分が埋没部
である。
【0015】既述の目的を達成するため、本発明は図1
に示すように、下記の構成とする。すなわち、請求項1
においては、心軸頭部、及び心軸頸部を介して前記心軸
頭部と結合され心軸尾部まで延びる心軸から成る心軸部
材と、前記心軸頸部及び前記心軸頸部に関し心軸尾部側
の心軸を囲繞し心軸尾部側端部にフランジの固着したリ
ベット本体とで構成され、重ね合わせた複数の板を貫通
する穴に挿入されたうえ前記複数の板をかしめ結合する
ブラインドリベットにおいて、前記心軸の軸と垂直な平
面で前記リベット本体20を切断した場合の横断面の形状
が前記複数の板を貫通する各穴とほぼ等しい長方形状で
あるようにする。
【0016】また請求項2においては、前記心軸の軸と
垂直な平面で前記リベット本体20を切断した場合の横断
面の形状が前記複数の板を貫通する各穴の平面の形状と
ほぼ等しい正方形状であるようにする。
【0017】
【作用】本発明のリベットのリベット本体20の、前記心
軸の軸に垂直な平面で切断した横断面図上の形状寸法
は、前記複数の板を貫通する穴の平面の形状とほぼ等し
く、請求項1では長方形、請求項2では正方形である。
【0018】リベット本体20の横断面の形状も、穴の平
面の形状も円形の場合は、かしめた後の板相互間の回転
に対する抵抗力は非常に小さいが、リベット本体20の横
断面の形状も、穴の平面の形状も長方形や正方形の場合
には、板相互間の回転に対する抵抗力が明らかに飛躍的
に増加し、ほとんど完全に回転ずれを防止できる。
【0019】またリベット本体20の埋没部18以外のかし
めに直接関与する部分、すなわちリベット本体20の座屈
部17、心軸頭部19等の横断面の形状もほぼ長方形あるい
はほぼ正方形なので、かしめと穴の形状がよく合致し、
特にリベット本体20の横断面の形状すなわち穴の平面の
形状が長方形であって、長方形の長辺と短辺との長さの
比率が大きい(すなわち長方形が細長い)場合等にはか
しめが穴と馴染んで綺麗に仕上がる効果がある。
【0020】
【実施例】図2は本発明の実施例を示す構成図である。
図示のようにこの実施例では、リベット本体20の横断面
図上の形状である長方形の長辺の長さは3.3mm、短
辺の長さは1.5mmとなっている。
【0021】図3は、図2のリベットで結合すべき複数
の板、この場合金具8及びプリント板9と、これらを貫
通する穴それぞれ25及び26を示す。図示のように、穴の
平面図上の形状は長方形となっており、長辺の長さは
3.5mm、短辺の長さは1.7mmとなっている。図
2におけるリベット本体20の寸法はこの穴の寸法に対応
させた値である。一般にこの種のリベットでは、心軸頭
部やリベット本体と穴との寸法関係(公差)がデリケー
トであり、公差を正しく選定することが確実なかしめを
行うための前提条件となる。この実施例では、公差を
0.2mmに設定している。
【0022】板間結合作業つまりかしめの工程は従来技
術とほぼ同様であるが、かしめ後は従来技術と違って穴
の形状が長方形でリベット本体がこれに嵌合しているの
で、板相互間の回転ずれはほとんど完全に防止できる。
【0023】図4は、かしめ後のリベット及び両板の縦
断面図を示す。また図5は、金具8を含めたかしめ後の
平面図を示す。一般に心軸頭部やリベット本体の座屈部
の横断面図上の形状が円形の方がかしめ圧が均等に掛か
るとされているが、本実施例のように、長辺と短辺との
長さの比率が3.5mm÷1.7mm≒2程度の場合、
つまり細長い場合には長方形とした方がかしめが穴によ
く馴染む。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、単一
のリベットにより、板相互間の回転ずれをほとんど完全
に防止でき、高密度実装化指向に沿った経済的なブライ
ンドリベットが実現できる。また本発明によれば、リベ
ット本体の部分に段差を付ける作業を必要としないの
で、安価に出来上がる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の実施例の構成図である。
【図3】図2のリベットで結合する複数の板と貫通穴で
ある。
【図4】かしめ後のリベットと両板の縦断面図である。
【図5】かしめ後の金具を含めたリベットの平面図であ
る。
【図6】従来のリベットの斜視図である。
【図7】従来のリベットの縦断面図である。
【図8】板間結合作業の第1工程の斜視図なある。
【図9】板間結合作業の第1工程の縦断面図である。
【図10】板間結合作業の第2工程の縦断面図である。
【図11】板間結合作業完了状態の縦断面図である。
【図12】従来のリベットの回転防止対策図である。
【符号の説明】
1 心軸頭部 16 リベット本体 17 座屈部 18 埋没部 3 フランジ 4 心軸 5 心軸尾部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心軸頭部、及び心軸頸部を介して前記心
    軸頭部と結合され心軸尾部まで延びる心軸から成る心軸
    部材と、前記心軸頸部及び前記心軸頸部に関し心軸尾部
    側の心軸を囲繞し心軸尾部側端部にフランジの固着した
    リベット本体とで構成され、重ね合わせた複数の板を貫
    通する穴に挿入されたうえ前記複数の板をかしめ結合す
    るブラインドリベットにおいて、 前記心軸の軸と垂直な平面で前記リベット本体(20)お
    よび心軸頭部(19)をそれぞれ切断した場合の横断面の形
    状が前記複数の板を貫通する各穴の形状とほぼ等しい長
    方形状であることを特徴とするブラインドリベット。
  2. 【請求項2】 前記心軸の軸と垂直な平面で前記リベッ
    ト本体(20)および心軸頭部(19)をそれぞれ切断した場
    合の横断面の形状が前記複数の板を貫通する各穴の形状
    とほぼ等しい正方形状であることを特徴とする請求項1
    記載のブラインドリベット。
JP23129993A 1993-09-17 1993-09-17 ブラインドリベット Pending JPH0783220A (ja)

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JP23129993A JPH0783220A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 ブラインドリベット

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JP23129993A JPH0783220A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 ブラインドリベット

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JPH0783220A true JPH0783220A (ja) 1995-03-28

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ID=16921447

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JP23129993A Pending JPH0783220A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 ブラインドリベット

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JP (1) JPH0783220A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018035941A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 日新製鋼株式会社 締結構造およびピン部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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