JP2018035941A - 締結構造およびピン部材 - Google Patents

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【課題】2点留めを行うことなく部材どうしを締結するにあたり、部材どうしの回転を防止するとともに高い強度・耐振動性を保持可能ならしめる部材どうしの締結を、容易に行うことができる締結構造およびピン部材を提供する。【解決手段】 第1の被締結部材及び第2の被締結部材に形成された挿通孔にピン部材を挿通させたのち、当該ピン部材にカラー部材を外挿して第1の被締結部材と第2の被締結部材とを締結させる。ピン部材の軸部は、軸部の長手方向に対して直交する断面形状が多角形または周方向に沿って径が変化する円形であるとともに、挿通孔が軸部の長手方向に対して直交する断面形状と対応する形状である。ピン部材の頭部は、ピン部材の軸部の長手方向に対して直交する断面形状の略相似形である。【選択図】図2

Description

本発明は、締結部材を用いて被締結部材を締結させた後に被締結部材と締結部材とが回転してしまう問題を解決する締結構造およびピン部材に関する。
複数の部材から組み立てられた組立体を製造するために、ビス、リベット、ボルトナットを用いた乾式接合による締結や、溶接による接合が行なわれている。ボルトとナットとを用いた締結においては、締結時にボルトとナットとで共回りが発生することがあるが、締結時の共回りを解消する方法については特許文献1や特許文献2で提案されている。
上記特許文献1や特許文献2でいう「共回り」とは、ボルトとナットのように、一方を回転させると回転してほしくない他方の部材が回転してしまうことであり、例えばナット側を締める際にボルト側が緩んでしまう等が挙げられる。
ところで、振動の影響が大きい場所、例えば航空機、新幹線、貨車、レール締結部や高速道路上に設置される道路標示版等においては、対象部材をボルトナット等で締結する際に発生する上記のような共回りだけでなく、締結後においても高い強度、高い耐振動性が求められている。
そこで特許文献3や非特許文献1では、ピンとカラーを含み、カラーがピンのロック用溝にスエージング(スエージ加工)されるスエージ型のツーピースファスナーが提案されている。
特許文献3および非特許文献1に記載のファスナーは、工具を使用してピン部材とカラー部材との間に軸方向の相対的な力を作用させることにより、カラー部材がピン部材の溝部分にスエージングされ、部材の接合を可能としている。これにより高い強度、高い耐振動性がもたらされている。
しかし、特許文献3および非特許文献1に記載のピンでは、接合がピン支点となるため、1点留めを行なった場合に部材どうしの回転が発生してしまう(図7参照)。そこで、部材どうしの回転を防止するための施工として、ピンの2点留めが行なわれている(図8参照)。図8に示すように、2点留めを行うことにより部材どうしの回転を抑制することができる。
しかしながら、2点留めを行うことにより部材どうしの回転を抑制することができるものの、部材に2点ずつ孔を開けることは下穴を開ける工程が必要となりコスト高となる上、複数の孔を開けることで部材の強度低下につながる虞がある。また、2点留めを行うためには、ファスナーどうしの支点間距離を確保するために対象部材の寸法を不本意に大きくする必要があることから、部材の重量アップや余計なコストがかかる要因となっていた(図9参照)。
一方、特許文献4には、第1対象物と第2対象物との接続部における回転運動を防止して固定強度を増加させるために、締結構造の挿通孔及びコネクタを角状に形成する技術が記載されている。
特許第2835485号 特許第4936196号 特許第4686130号 アルコア・ファスニングシステムズ事業部、"ハック締結システムの揺るぎない世界"、[online]、アルコア・ファスニングシステムズ事業部、[平成28年7月12日検索]、インターネット<URL:http://www.asia.afshuck.net/jp/Fasteners.html> 国際公開第2015/117253号(第43頁第1行−第44頁第10行,第9−13図を参照)
頭部および軸部を有するピン部材を挿通孔に挿通させたのちにカラーでスエージングする場合、特許文献4に記載された技術を採用し、挿通孔および軸部を角状に形成することで、2点留めを行うことなく部材どうしの回転を抑制することは可能であると考えられる。
しかし、挿通孔および軸部を角状に形成した場合、挿通孔と軸部との互いの向きをあわせる必要がある。とくに、ピン部材が頭部を有する場合、頭部によって軸部を視認し難くなるため、作業効率が低下してしまう。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、2点留めを行うことなく部材どうしを締結するにあたり、部材どうしの回転を防止するとともに高い強度・耐振動性を保持可能ならしめる部材どうしの締結を、容易に行うことができる締結構造およびピン部材を提供することを目的とする。
本発明は、第1の被締結部材及び第2の被締結部材に形成された挿通孔にピン部材を挿通させたのち、当該ピン部材にカラー部材を外挿して前記第1の被締結部材と前記第2の被締結部材とを締結させる締結構造であって、前記ピン部材は、非螺旋状の溝が形成されるとともに前記挿通孔に挿通可能な軸部と、頭部とを有し、前記軸部が前記挿通孔に挿通された状態で前記ピン部材が前記第1の被締結部材及び前記第2の被締結部材に対して回転しないよう、前記軸部の長手方向に対して直交する断面形状が多角形または周方向に沿って径が変化する円形であるとともに、前記挿通孔が前記軸部の長手方向に対して直交する断面形状と対応する形状であり、前記頭部は、前記軸部の長手方向に対して直交する断面形状の略相似形であることを特徴とする締結構造である。
本発明に係る締結部材は、ピン部材と当該ピン部材を覆うカラー部材とを備えている。ピン部材の軸部には周方向に溝が設けられているが、この溝の形状は従来のネジのように螺旋状ではない。螺旋状であれば、ピン部材の先端からピン頭部の方向へ溝を辿っていくと、一本の途の如く連なっているが、本発明に係るピン部材の溝は、一つひとつの溝が各レーンで独立しており、隣り合った溝どうしはつながっていない(連ならない)態様である。この溝の形状により、ピン部材と後述するカラー部材とを係合後、振動の大きい場所であっても、一般的なネジのようにねじ込んだ方向と逆方向に緩むリスクを防止することができる。
上記ピン部材を、締結させる複数の被締結部材(第1の被締結部材および第2の被締結部材)に予め開けておいた挿通孔に挿通させ、突出したピン部材の溝部を覆う態様でカラー部材を外挿させる。その上でカラー部材を縮径させるとピン部材に設けられた溝とカラー部材の内壁とが係合する。これにより、上記ピン部材を用いて上記第1の被締結部材および第2の被締結部材を締結させることができる。
上記のように、上記ピン部材を上記第1の被締結部材および上記第2の被締結部材に挿通させた状態では上記ピン部材が上記第1の被締結部材及び上記第2の被締結部材との中で回転(回動)することがないので、被締結部材と締結部材とを締結させた後であっても、振動等の影響でそれらが回転したり、ピン部材が緩んだりすることを防止することができる。
ここで、「ピン部材が前記第1の被締結部材及び前記第2の被締結部材に対して回転(回動)しない」とは、上記ピン部材を上記第1の被締結部材および上記第2の被締結部材に挿通させた状態でピン部材を回転させる等によりねじ込む(または緩む)などの動作ができないことをいう。これは、上記ピン部材の形状が一般的なネジのように軸断面の形状が略真円ではなく、軸部の長手方向に対して直交する断面形状が、多角形または周方向に沿って径が変化する円形(例えば楕円形)に構成されており、被締結部材にも対応する挿通孔6が形成されていることで実現可能となる。これにより、被締結部材を締結部材で締結した後に、振動等の影響で緩んだり被締結部材と締結部材とが共回りしたりするのを防止することができる。なお、本明細書において軸断面とは、ピン部材の軸方向に対して垂直な断面、の意味である。
ところで、軸断面の形状および挿通孔の形状が多角形または周方向に沿って径が変化する円形である場合、頭部によって軸部を視認し難く、作業効率が低下してしまうおそれがある。この点、本発明では、ピン部材の頭部が、軸部の長手方向に対して直交する断面形状の略相似形である。そのため、軸部を被締結部材の挿通孔に挿通させる際に、軸部を視認し難かったとしても、頭部の向きを挿通孔の向きにあわせることによって、軸部を、容易に挿通孔に挿通させることができ、作業効率を向上させることが可能となる。
本発明は、頭部および軸部を有し、当該軸部の長手方向に対して直交する断面形状と対応する挿通孔がそれぞれに形成された第1の被締結部材と第2の被締結部材とを少なくとも有する被締結部材の締結に用いられるピン部材であって、非螺旋状の溝が形成されるとともに、前記挿通孔に挿通された状態において前記第1の被締結部材と前記第2の被締結部材に対して回転しないよう、長手方向に対して直交する断面形状が、多角形または周方向に沿って径が変化する円形に形成された軸部と、前記軸部の長手方向に対して直交する断面形状の略相似形である頭部と、を有することを特徴とするピン部材である。
本発明のピン部材は、従来のネジやボルトのように、軸部の長手方向に連続して連なる溝(すなわち螺旋状の溝)が設けられているのではなく、ピン軸部において隣接する溝どうしが連ならない態様で(すなわち非螺旋状に)設けられている。
さらに本発明のピン部材の軸断面の形状は、軸部の長手方向に対して直交する断面形状が、多角形または周方向に沿って径が変化する円形(例えば楕円形)となっている。
被締結部材(第1の被締結部材と第2の被締結部材)には、ピン部材の軸形状に合わせた挿通孔6(例えば、四角形等の角状)を開けておくことにより、ピン部材を挿通させた状態でピン部材が挿通孔内で回転することができない。これにより、被締結部材と締結部材とが共回りするのを防止することができる。
しかし、軸断面の形状および挿通孔の形状を、多角形または周方向に沿って径が変化する円形にした場合、頭部によって軸部を視認し難く、作業効率が低下してしまうおそれがある。この点、本発明では、ピン部材の頭部が、軸部の長手方向に対して直交する断面形状の略相似形である。そのため、軸部を被締結部材の挿通孔に挿通させる際に、軸部を視認し難かったとしても、頭部の向きを挿通孔の向きにあわせることによって、軸部を、容易に挿通孔に挿通させることができ、作業効率を向上させることが可能となる。
2点留めを行うことなく部材どうしを締結するにあたり、部材どうしの回転を防止するとともに高い強度・耐振動性を保持可能ならしめる部材どうしの締結を、容易に行うことができる締結構造およびピン部材を提供することができる。
本実施形態における締結部材(ピン部材およびカラー部材)を示す図である。 本実施形態におけるピン部材およびカラー部材の斜視図である。 ピン軸部の長手方向(図2に示されるX方向)に見たときのピン頭部の形状を示す図である。 本実施形態の締結部材を用いた被締結部材の締結手順を示す図である。 本実施形態の締結部材を用いた被締結部材の締結手順を示す図である。 本実施形態の締結部材を用いた被締結部材の締結手順を示す図である。 本実施形態の締結部材を用いた被締結部材の締結手順を示す図である。 本実施形態の締結部材を用いた被締結部材の締結手順を示す図である。 本実施形態におけるピン部材の変形例を示す斜視図である。 本実施形態におけるピン部材の変形例を示す斜視図である。 従来のピンを用いて1点留めを行なった場合を示す模式図である。 特許文献3に記載のピンを用いて2点留めを行なった場合を示す模式図である。 従来のピンを用いるために部材に下穴を開ける作業を行なったことを示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る締結部材1について図1〜図3を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態に係る締結部材1は、ピン部材10とカラー部材30とを備えている。そして、ピン部材10は、ピン頭部12とピン軸部14とを有しており、ピン軸部14は、柱部16、溝部18、および先端山部20を有している。ピン部材10とカラー部材30とを用いて被締結部材4(図4Aを参照)を締結する方法については後述する。
図2は、本実施形態におけるピン部材およびカラー部材の斜視図である。図2に示すように、本発明の実施の形態に係るピン部材10は、ピン頭部12およびピン軸部14の軸断面の形状(ピン軸部14の長手方向(図2に示されるX方向)に対して直交する断面形状)が四角形に形成されている。このように、ピン軸部14の軸断面の形状が四角形に形成されているのは、ピン部材10を後述する被締結部材4の挿通孔6(図4Aを参照)に挿通させた状態で、被締結部材4に対してピン部材10が回転してしまうことを防止するためである。
ただし、ピン軸部14の軸断面の形状は、必ずしも全長にわたって四角形に形成されている必要はなく、ピン部材10を被締結部材4(第1の被締結部材4aおよび第2の被締結部材4b)の挿通孔6(図4Aを参照)に挿通させた状態で、軸断面の形状が四角形である柱部16が第1の被締結部材4aおよび第2の被締結部材4bにまたがっていれば、被締結部材4に対してピン部材10が回転することを防止できる。
このように、第1の被締結部材4aおよび第2の被締結部材4bにまたがって接する部位(本例の柱部16)のピン軸部14の断面を角状に構成するとともに、後述する挿通孔6をピン軸部14に対応する形状(ピン部材10の軸部14を挿通孔6に挿通させたときに、軸部14の外周と挿通孔6の内周とがほぼ当接する形状)とすることで、締結後に第1の被締結部材4aおよび第2の被締結部材4bのいずれについてもピン部材10と互いに回転(回動)してしまうことを防止することができる。
なお、柱部16は後述するカラー部材30と係合する部位ではないため、溝部18のように溝が形成されている必要はないが、仮に柱部16の根元から溝が形成されていたとしても差し支えない。
また、ピン軸部14の軸断面の形状は、四角形に限られず、四角形以外の形状、例えば、三角形、五角形、六角形、八角形等の多角形であってもよいし、周方向に沿って径が変化するのであれば円形(例えば楕円)であってもよい。言い換えれば、ピン部材10を挿通孔6に挿通させたときに(締結時も含む)、被締結部材4(第1の被締結部材4aおよび第2の被締結部材4b)に対してピン部材10が回転することができない形状であればよい。
また、ピン軸部14のうち、ピン部材10を挿通孔6に挿通させたときに被締結部材4から突き出た部分(溝部18、先端山部20)の軸断面は、必ずしも角状に形成されている必要はない。被締結部材4から突き出たピン部材10のうち特に溝部18は、後述するカラー部材30と係合しやすい形状、例えば軸断面が円形であっても差し支えない。これは、溝部18はカラー部材30と係合できる形状であればよく、被締結部材4と共回りを懸念する部位ではないからである。
本発明の実施の形態における溝部18の溝形状は、一般的なネジのように螺旋状を構成していない。言い換えると、各溝は各レーンが独立しており、隣り合う溝と連なった形状に構成されていない。各溝はピン軸部14の軸長さに応じてピン軸部14の先端付近まで形成されている。
溝部18の各溝が隣り合う溝と連なった形状ではなく各レーンが独立していることで、被締結部材4と締結させた後に振動等の影響によりピン部材10がねじ込んだ方向とは逆方向に回転して緩むことを防止することが可能となる。
ピン部材10と被締結部材4とが回転(回動)しないように構成するためには、被締結部材4(第1の被締結部材4aおよび第2の被締結部材4b)に開けられた挿通孔6の形状も重要である。例えば、挿通孔6の中心から挿通孔6の内周面までの最小距離が、ピン部材10の軸部14の中心からの最大距離よりも大きいと、ピン部材10及びカラー部材30を用いて第1の被締結部材4aと第2の被締結部材4bとを締結させたとしても、締結後に被締結部材4に対してピン部材10が回転してしまうおそれがある。
したがって、挿通孔6の形状は、上述したように柱部16に対応する形状であることが好ましいが、少なくとも、挿通孔6の中心から挿通孔6の内周面までの最小距離とピン部材10の軸部14の中心からの最大距離とが略同じ(軸部14を挿通孔6に挿通できる程度に略同じ)である必要がある。これにより、ピン部材10の軸部14を被締結部材4(第1の被締結部材4aおよび第2の被締結部材4b)に挿通させたときに、被締結部材4に対してピン部材10の回転を拘束することが可能となる。
図2に示すカラー部材30は、ピン部材10の形状に合わせて内壁の形状を四角形に構成している。カラー部材30の形状についても、後述するスウェージ加工(スウェージング、かしめ加工とも称する)においてピン部材10の溝部18とカラー部材30とが係合することができる形状であれば差し支えない。
図3は、ピン軸部の長手方向(図2に示されるX方向)に見たときのピン頭部の形状の例を示す図である。図3(A)および図3(B)は本実施形態に含まれるピン部材のピン頭部の形状であり、図3(C)は、本実施形態に含まれないピン部材のピン頭部の形状である。
また、図3(A)に示されるように、ピン頭部12は、ピン軸部14の長手方向(以下、単に「長手方向」と称する)に見たときの形状が、ピン軸部14の軸断面の形状を拡大した相似形であることを要する。図3(A)の場合、具体的には、ピン頭部12はピン軸部14の断面形状よりも径方向に大きな四角形(より詳しくは正方形)である。このように、長手方向に見たときのピン頭部12の形状を軸部より大きくして、例えば四角形等の多角形とすることにより、ピン部材10自体の転がり落下のリスクを抑制することができる。
なお、長手方向に見たときのピン頭部12の形状は、必ずしも四角形である必要はなく、ピン軸部14の軸断面の形状の略相似形であればよい。略相似形とは、したがって、ピン軸部14の軸断面の形状が例えば正方形である場合には、長手方向に見たときのピン頭部12の形状は、上記の断面形状よりも径方向に大きな正方形であることが好ましい。
また、図3(B)に示されるように、軸断面の形状が例えば楕円形のピン軸部141を有するピン部材101の場合、長手方向に見たときのピン頭部121の形状は、上記の断面形状よりも径方向に大きな楕円形であることが好ましい。
また、図3(A)に示されるように、長手方向に見たときのピン頭部12の角部の位置(中心Oの回りの回転方向位置)は、ピン軸部14の軸断面における角部の位置(中心Oの回りの回転方向位置)と一致している。図3(B)に示されるように、長手方向に見たときのピン頭部12の楕円における長径と短径の位置(中心Oの回りの回転方向位置)は、ピン軸部14の軸断面における長径と短径のそれぞれの位置(中心Oの回りの回転方向位置)と一致している。すなわち、本発明の実施形態においては、ピン頭部12,121は、ピン軸部14,141の軸断面の形状を、長手方向に沿って平行移動しつつ径方向に拡大した形態を有し、長手方向における中心Oの回りの回転を含まない。
一方、図3(C)は本実施形態に含まれないピン軸部とピン頭部の形状の一例を示している。すなわち、図3(C)のピン頭部の形状は、長手方向に見たときのピン頭部122の角部の位置(中心Oの回りの回転方向位置)と、ピン軸部142の軸断面の角部の位置(中心Oの回りの回転方向位置)とが一致していない。これは、ピン頭部122が、ピン軸部142の軸断面の形状を長手方向に沿って平行移動しつつ径方向に拡大しただけではなく、長手方向における中心Oの回りの回転を含むためである。
ピン頭部の断面形状が、ピン軸部の断面形状を長手方向にそって平行移動しつつ、長手方向における中心Oの回りの回転を含まずに、径方向に拡大した形状を有することによって、ピン部材10自体が転がり落下するリスクを抑制できるだけでなく、ピン部材10を用いた締結構造においては、ピン部材の軸部を挿通孔に挿通させる際に軸部を容易に挿通孔に挿通させることができ、作業効率を向上させることが可能になる。
本発明の締結部材を用いた被締結部材の締結手順を、図4A〜図4Eを用いて説明する。説明上、ピン部材10が被締結部材4の挿通孔6に挿通させていることが確認できるよう、被締結部材4の断面から見た図(断面表記は省略)としている。
図4Aに示すように、まずピン部材10を被締結部材4の挿通孔6に挿通させる。このとき、ピン軸部の軸断面の形状および挿通孔の形状が真円であれば、ピン軸部を挿通孔に挿通させることに困難は伴わない。しかし、本実施形態では、ピン軸部14の軸断面の形状および挿通孔6が四角形である。さらに、ピン軸部14の径よりもピン頭部12の径の方が大きいため、図4Aに示されるX方向に見たとき、ピン軸部14を視認し難い。そのため、ピン軸部14を挿通孔6に挿通させることに困難を伴い、作業性が低下するおそれがある。このような課題は、ピン軸部の軸断面の形状および挿通孔の形状が四角形である場合に限られず、ピン軸部の軸断面の形状および挿通孔の形状が多角形や周方向に沿って径が変化する円形の場合にも生じうる。
この点、本実施形態では、図3(A)に示されるように、ピン軸部14の長手方向に見たときのピン頭部12の形状が、ピン軸部14の軸断面の形状よりも径方向に大きく且つ当該断面形状の略相似形の四角形である。さらにこれに加えて、長手方向に見たときのピン頭部12の角部の位置(中心Oの回りの回転方向位置)が、ピン軸部14の軸断面における角部の位置と略同じである。そのため、ピン軸部14を被締結部材4の挿通孔6に挿通させる際に、ピン軸部14を視認し難かったとしても、ピン頭部12の向きを挿通孔6の向きにあわせることによって、ピン軸部14を、容易に挿通孔6に挿通させることが可能となる。なお、図3(B)に示されるピン部材101においても同様の作用効果を奏する。
そして、図4Bに示すように被締結部材4の挿通孔6にピン部材10を挿通させて突き出た溝部18を覆うようにカラー部材30を外挿する。このときのカラー部材30の内壁には溝部18と係合する凸凹等は形成されていない。つまりカラー部材30を溝部18に外挿させただけでは、ピン部材10がカラー部材30から脱落してしまう状態である。
図4C〜図4Eは、カラー部材30のスウェージ加工について説明した図である。説明上、図4C〜図4Eにおける挿通孔6およびカラー部材30は、一部断面図(断面表記は省略)としている。スウェージ加工に用いる工具の詳細は省略する。
スウェージ加工に用いる取付け工具40として、例えばBobTail(登録商標)(米国Alcoa Fastening Systems社製)を用いる。取付け工具40のつかみ工具(図示しない)がピン部材10の先端山部20をつかみ、取付け工具40側に引き込む(図4C参照)。なお、先端山部20とは、ピン部材10のうち、先端部分の溝部3山程度のことを指す(図1を参照)。取付け工具40のつかみ工具がピン部材10の先端山部20をつかみ、取付け工具40側に引き込むことにより、ピン部材10が引き伸ばされる。
そしてスウェージ用アンビル(図示しない)がカラー部材30を包み込み、ピン部材10の溝部18の方向(内側)にかしめ込む(スエージング)。これにより、カラー部材30とピン部材10との間の隙間が埋まり、かつカラー部材30の内壁にピン部材10溝部18の溝形状が食い込むようにかしめられる(図4Dを参照)。スウェージ加工が行なわれることで、カラー部材30の径が縮径される。カラー部材30は縮径されて全長は伸び、上記の通りピン部材10が引き伸ばされることにより締結部材に軸力を発生させる。
上記の通り、取付け工具40を用いたカラー部材30のピン部材10へのかしめ込み(図4Eの拡大図を参照)が完了すると、取付け工具40をピン部材10から離す。上記の工程を経て、ピン部材10と被締結部材4(第1の被締結部材4aおよび第2の被締結部材4b)との締結が完了する。
上記のとおり、本実施形態に係るピン部材10の角状形状により被締結部材4との共回りを防止することが可能であり、ピン部材10の溝部18の溝が非螺旋状であることからカラー部材30と係合した後に一般的なネジのように緩むことを防止することが可能であり、カラー部材30でピン部材10をかしめ込むことで振動の強い場所においても強固に固定を維持することが可能である。
すなわち、本実施形態に係る締結構造は、
被締結部材4a(第1の被締結部材)及び被締結部材4b(第2の被締結部材)に形成された挿通孔6にピン部材10,101を挿通させたのち、当該ピン部材10,101にカラー部材30を外挿して前記第1の被締結部材4aと前記第2の被締結部4bとを締結させる締結構造であって、
前記ピン部材10,101は、非螺旋状の溝が形成されるとともに前記挿通孔6に挿通可能なピン軸部14,141(軸部)と、ピン頭部12,121(頭部)とを有し、
前記ピン軸部14,141が前記挿通孔6に挿通された状態で前記ピン部材10,101が前記第1の被締結部材4a及び前記第2の被締結部材4bに対して回転しないよう、前記ピン軸部14,141の長手方向に対して直交する断面形状が多角形または周方向に沿って径が変化する円形であるとともに、前記挿通孔6が前記ピン軸部14、141の長手方向に対して直交する断面形状と対応する形状であり、
前記ピン頭部12,121は、前記ピン軸部14,141の長手方向に対して直交する断面形状の略相似形である
ことを特徴とするものである。
さらに詳述すると、本実施形態に係る締結構造は、
ピン頭部12,121(頭部)および長手方向に溝部18が形成されたピン軸部14,141(軸部)を有するピン部材10,101と、前記ピン軸部14,141に外挿されるカラー部材30と、少なくとも前記ピン部材10,101と前記カラー部材30とを用いて互いに締結される被締結部材4a(第1の被締結部材)及び被締結部材4b(第2の被締結部材)と、を備え、
前記ピン軸部14,141を、前記被締結部材4a(第1の被締結部材)及び前記被締結部材4b(第2の被締結部材)それぞれの挿通孔6に挿通させ、前記ピン軸部14,141のうち前記被締結部材4a(第1の被締結部材)及び前記被締結部材4b(第2の被締結部材)から突出した当該ピン軸部14,141に形成された溝部18に前記カラー部材30を外挿し、該外挿したカラー部材30を縮径させて当該ピン軸部14,141に形成された溝部18と当該カラー部材30とを係合させることで前記被締結部材4a(第1の被締結部材)と前記被締結部材4b(第2の被締結部材)とが締結される締結構造であって、
前記ピン軸部14,141が前記挿通孔6に挿通された状態で前記ピン部材10,101が前記第1の被締結部材4a及び前記第2の被締結部材4bに対して回転しないよう、前記ピン軸部14,141の長手方向に対して直交する断面形状が多角形または周方向に沿って径が変化する円形であるとともに、前記挿通孔6が前記ピン軸部14、141の長手方向に対して直交する断面形状と対応する形状であり、
前記ピン頭部12,121は、前記ピン軸部14,141の長手方向に対して直交する断面形状の略相似形であり、
前記ピン軸部14,141に形成された溝部18は、隣接する溝部と連ならない態様で非螺旋状に形成されることで、当該ピン部材10,101の溝部と前記カラー部材30とが係合された状態で、前記ピン部材10,101の長手方向に対して当該カラー部材30が移動しないように構成されるとともに、前記ピン軸部14,141が前記被締結部材4a(第1の被締結部材)及び前記被締結部材4b(第2の被締結部材)それぞれの挿通孔6に挿通された状態で、前記ピン部材10,101と、前記被締結部材4a(第1の被締結部材)及び前記被締結部材4b(第2の被締結部材)とが回転しないよう構成されてなることを特徴とするものである。
このような締結構造によれば、ピン部材10,101及びカラー部材30を用いて第1の被締結部材4aと第2の被締結部材4bとを1点留めで締結させた場合であっても、第1の被締結部材4aと第2の被締結部材4bとが互いに回転することを防止できる。しかも、被締結部材4に対してピン部材10,101が緩むことがないので、第1の被締結部材4aと第2の被締結部材4bとを締結した後においても、第1の被締結部材4aと第2の被締結部材4bとの間で高い締結強度を保持することができる。さらには、ピン軸部14,141を被締結部材4の挿通孔6に挿通させる際に、ピン軸部14,141を視認し難かったとしても、ピン頭部12,121の向きを挿通孔6の向きにあわせることによって、ピン軸部14,141を、容易に挿通孔6に挿通させることができ、作業効率を向上させることが可能となる。
なお、上記の締結構造は、2つの被締結部材(本例で言えば第1の被締結部材4a及び第2の被締結部材4b)を締結するための構造に限られず、3つ以上の被締結部材を締結するための構造としても採用できることは言うまでもない。
また、本実施形態に係るピン部材10,101は、
ピン頭部12,121(頭部)およびピン軸部14,141(軸部)を有し、当該ピン軸部14,141の長手方向に対して直交する断面形状と対応する挿通孔6がそれぞれに形成された被締結部材4a(第1の被締結部材)と被締結部材4b(第2の被締結部材)とを少なくとも有する被締結部材の締結に用いられるピン部材10,101であって、
非螺旋状の溝が形成されるとともに、前記挿通孔6に挿通された状態において前記第1の被締結部材と前記第2の被締結部材に対して回転しないよう、長手方向に対して直交する断面形状が、多角形または周方向に沿って径が変化する円形に形成されたピン軸部14、141と、
前記ピン軸部14,141の長手方向に対して直交する断面形状の略相似形であるピン頭部12,121と、を有することを特徴とする。
このようなピン部材10,101によれば、被締結部材4a(第1の被締結部材)と被締結部材4b(第2の被締結部材)とを1点留めで締結させるために用いた場合に、被締結部材4a(第1の被締結部材)と被締結部材4b(第2の被締結部材)とが互いに回転することを防止できる。しかも、本実施形態のピン部材10,101であれば、被締結部材4(被締結部材4a(第1の被締結部材)及び被締結部材4b(第2の被締結部材))に対して緩むことがないので、被締結部材4a(第1の被締結部材)と締結部材4b(第2の被締結部材)とを締結した後においても、被締結部材4a(第1の被締結部材)と被締結部材4b(第2の被締結部材)との間で高い締結強度を保持することができる。しかも、ピン軸部14,141を被締結部材4の挿通孔6に挿通させる際に、ピン軸部14,141を視認し難かったとしても、ピン頭部12,121の向きを挿通孔6の向きにあわせることによって、ピン軸部14,141を、容易に挿通孔6に挿通させることが可能となる。
<他の実施形態>
本実施形態に係るピン部材10は、ピン軸部14の軸断面の形状について図1〜図4(A〜E)において角状、例えば四角形のものを記載しているが、これは一例であり、スウェージ加工(かしめ加工)によってカラー部材30と係合できる形状であればよく、例えば、三角形、五角形、六角形、八角形等であってもよく、角状の一部に円形を含むものであってもよい。
本実施形態に係るピン部材10のうちカラー部材30を覆う部位(溝部18)の形状は、スウェージ加工の取付け工具40としてBobTail(登録商標)(米国Alcoa Fastening Systems社製)を用いるために外周面が円筒形のものを採用しているが、スウェージ加工に差し支えなければ、カラー部材30の形状はピン軸部14と同様の形状、例えば、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形等であってもよい。
スウェージ加工の方法や装置は、本実施形態にて挙げたものに捉われない。すなわち、カラー部材30を縮径することができればよく、例えば角状のカラー部材を採用した場合には、対応する二面を先に縮径させた後に残りの対応する二面を縮径するというように、カラー部材の形状に応じて適宜変更することができる。
本実施形態に係るピン部材10およびカラー部材30の変形例を図5に示す。図5に示すように、ピン部材10のピン軸部14に柱部16を設けなくとも差し支えない。また、ピン軸部14全体に溝部を形成していても差し支えない。
また、図6に示すようにピン部材10の軸形状が、被締結部材4との共回りを防止する必要のある部位が四角形、そして、カラー部材30とかしめる部位については円筒形の溝部としている。柱部16の一部に溝部が形成されているが、この溝部は必須の構成ではない。なお、柱部16全体に溝部が形成されていても差し支えない。
本発明は、各種産業において締結部材として利用することが可能である。
1 締結部材
2 従来の締結部材
4a 被締結部材a(被締結部材4)
4b 被締結部材b(被締結部材4)
6 挿通孔
10 ピン部材
12 ピン頭部
14 ピン軸部
16 柱部
18 溝部
20 先端山部
30 カラー部材
40 取付け工具
本発明は、第1の被締結部材及び第2の被締結部材に形成された挿通孔にピン部材を挿通させたのち、当該ピン部材にカラー部材を外挿して前記第1の被締結部材と前記第2の被締結部材とを締結させる締結構造であって、前記ピン部材は、非螺旋状の溝が形成されるとともに前記挿通孔に挿通可能な軸部と、頭部とを有し、前記軸部が前記挿通孔に挿通された状態で前記ピン部材が前記第1の被締結部材及び前記第2の被締結部材に対して回転しないよう、前記軸部の長手方向に対して直交する断面形状が多角形または周方向に沿って径が変化する円形であるとともに、前記挿通孔が前記軸部の長手方向に対して直交する断面形状と対応する形状であり、前記長手方向に見たときの前記頭部の形状が、前記長手方向に対して直交する前記軸部の断面形状を当該長手方向に沿って平行移動しつつ径方向に拡大した略相似形であることを特徴とする締結構造である。
本発明は、頭部および軸部を有し、当該軸部の長手方向に対して直交する断面形状と対応する挿通孔がそれぞれに形成された第1の被締結部材と第2の被締結部材とを少なくとも有する被締結部材の締結に用いられるピン部材であって、非螺旋状の溝が形成されるとともに、前記挿通孔に挿通された状態において前記第1の被締結部材と前記第2の被締結部材に対して回転しないよう、長手方向に対して直交する断面形状が、多角形または周方向に沿って径が変化する円形に形成された軸部と、前記長手方向に見たときの形状が、前記長手方向に対して直交する前記軸部の断面形状を当該長手方向に沿って平行移動しつつ径方向に拡大した略相似形である頭部と、を有することを特徴とするピン部材である。

Claims (2)

  1. 第1の被締結部材及び第2の被締結部材に形成された挿通孔にピン部材を挿通させたのち、当該ピン部材にカラー部材を外挿して前記第1の被締結部材と前記第2の被締結部材とを締結させる締結構造であって、
    前記ピン部材は、非螺旋状の溝が形成されるとともに前記挿通孔に挿通可能な軸部と、頭部とを有し、
    前記軸部が前記挿通孔に挿通された状態で前記ピン部材が前記第1の被締結部材及び前記第2の被締結部材に対して回転しないよう、前記軸部の長手方向に対して直交する断面形状が多角形または周方向に沿って径が変化する円形であるとともに、前記挿通孔が前記軸部の長手方向に対して直交する断面形状と対応する形状であり、
    前記頭部は、その断面形状が前記軸部の長手方向に対して直交する断面形状の略相似形である
    ことを特徴とする締結構造。
  2. 頭部および軸部を有し、当該軸部の長手方向に対して直交する断面形状と対応する挿通孔がそれぞれに形成された第1の被締結部材と第2の被締結部材とを少なくとも有する被締結部材の締結に用いられるピン部材であって、
    非螺旋状の溝が形成されるとともに、前記挿通孔に挿通された状態において前記第1の被締結部材と前記第2の被締結部材に対して回転しないよう、長手方向に対して直交する断面形状が、多角形または周方向に沿って径が変化する円形に形成された軸部と、
    その断面形状が前記軸部の長手方向に対して直交する断面形状の略相似形である頭部と、を有する
    ことを特徴とするピン部材。
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