JP2015147201A - ガスタービンプラントの制御装置、ガスタービンプラント、及びガスタービンの脱硝制御方法 - Google Patents

ガスタービンプラントの制御装置、ガスタービンプラント、及びガスタービンの脱硝制御方法 Download PDF

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【課題】脱硝装置に供給するアンモニア量をより精度良く求める、ことを目的とする。【解決手段】ガスタービンプラント10は、燃焼ガスを生成する燃焼器22と、燃焼ガスにより駆動するタービン24と、を備えるガスタービン12と、タービン24から排出される排ガスに含まれるNOxをアンモニアによって除去する脱硝装置16と、を備える。そして、ガスタービン12の制御装置18は、タービン24入口の燃焼ガス温度を無次元化した燃焼負荷指令値に基づいて、排ガスに含まれるNOx発生量を算出し、算出したNOx発生量に基づいて、脱硝装置16へ供給するアンモニア量を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスタービンプラントの制御装置、ガスタービンプラント、及びガスタービンの脱硝制御方法に関するものである。
ガスタービンから排出される排ガスには、窒素酸化物(NOx)が含まれている。
排ガスからNOxを除去するために、アンモニア(NH)を還元剤とした脱硝装置を用いて、NOxとNHを反応させて無害な窒素(N)と水(HO)に分解することが行われている。
脱硝装置に供給するアンモニア量の制御方法として、特許文献1には、ガスタービンからの排ガス量に予め設定した脱硝装置の出口におけるNOx濃度と脱硝装置の入口におけるNOx濃度の現在値との偏差から計算されるNOx量に対応するアンモニア量に、出口NOx濃度をフィードバックした補正を加えることや、ガスタービンの負荷変動によって先行して供給するアンモニア量を設定し更に補正することが開示されている。
特開2003−80026号公報
特許文献1に開示されているような方法は、ガスタービンからの排ガス量、脱硝装置の入り口に備えられたNOx計の検出値、ガスタービンの出力値を用いるものである。このうち、NOx計は検出に時間遅れがあり、ガスタービンの出力は大気の温度変化によって変動する等の問題があった。
このため、脱硝装置に供給するアンモニア量を、精度良く求めることができない場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、脱硝装置に供給するアンモニア量をより精度良く求めることができる、ガスタービンプラントの制御装置、ガスタービンプラント、及びガスタービンの脱硝制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のガスタービンプラントの制御装置、ガスタービンプラント、及びガスタービンの脱硝制御方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係るガスタービンプラントの制御装置は、燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備えるガスタービンと、前記タービンから排出される排ガスに含まれる窒素酸化物をアンモニアによって除去する脱硝装置と、を備えるガスタービンプラントの制御装置であって、前記タービン入口の燃焼ガス温度を無次元化した燃焼負荷指令値に基づいて、前記排ガスに含まれる前記窒素酸化物の発生量を算出するNOx量算出手段と、前記NOx量算出手段によって算出された前記窒素酸化物の発生量に基づいて、前記脱硝装置へ供給するアンモニア量を算出するアンモニア量算出手段と、を備える。
本構成によれば、ガスタービンプラントは、燃焼器によって生成された燃焼ガスにより駆動するタービン、及びタービンから排出される排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)をアンモニアによって除去する脱硝装置を備える。
ガスタービンプラントの制御装置は、タービン入口の燃焼ガス温度を無次元化した燃焼負荷指令値に基づいて、NOx量算出手段によって、排ガスに含まれるNOxの発生量を算出する。
ガスタービンにおけるNOx発生量は、燃焼ガスの燃焼温度、すなわち燃焼ガスが流入するタービン入口の燃焼ガス温度に大きく依存する。また、NOxの発生量は、大気温度にも依存する。大気温度が変化すると空気密度も変化し、燃焼器に供給される圧縮空気の密度が変化するためである。このため、例えば、ガスタービンの出力値に基づくNOxの発生量の算出では、大気温度が反映されていないため、算出したNOxの発生量と実測値とに差が生じる場合があった。
一方、燃焼負荷指令値は、タービン入口の燃焼ガス温度を無次元化した値であるため、NOxの発生量と相関関係があり、大気温度も反映されている。このため、燃焼負荷指令値を用いることで、より正確にNOxの発生量が算出される。
そして、アンモニア量算出手段によって、算出された窒素酸化物の発生量に基づいて、脱硝装置へ供給するアンモニア量が算出される。
このように、本構成は、タービン入口の燃焼ガス温度を無次元化した燃焼負荷指令値を用いて脱硝装置へ供給するアンモニア量を算出するので、脱硝装置に供給するアンモニア量をより精度良く求めることができる。
上記第一態様では、前記脱硝装置の入口における窒素酸化物の発生量を検出するNOx量検出手段を備え、前記アンモニア量算出手段は、前記ガスタービンの負荷が変化する場合に、前記NOx量算出手段によって算出された前記窒素酸化物の発生量に基づいてアンモニア量を算出し、前記ガスタービンの負荷が変化しない場合に、前記NOx量検出手段によって検出された前記窒素酸化物の発生量に基づいてアンモニア量を算出することが好ましい。
本構成によれば、NOx量検出手段によって脱硝装置の入口における窒素酸化物の量が検出される。また、燃料や空気量の増減、燃料の燃焼に用いるノズルの数が切り替られること等によって、ガスタービンの負荷が変化される。ガスタービンの負荷が変化すると、窒素酸化物の発生量も変化する。
NOx量検出手段は、NOxの検出に時間遅れが生じる。このため、ガスタービンの負荷が変化する場合に、NOx量検出手段によって検出された窒素酸化物の発生量に基づいてアンモニア量を算出することは好ましくない。一方、ガスタービンの負荷が変化しない場合は、窒素酸化物の発生量に変化は無いので、NOx量検出手段の検出に時間遅れがあったとしても、NOx量検出手段は窒素酸化物の発生量を正しく検出していると考えられる。そして、アンモニアの供給量は、演算により求められた窒素酸化物の発生量に基づいて算出されるよりも、正しい値ならば実際に検出された窒素酸化物の発生量に基づいて算出される方が、より好ましいと考えられる。
そこで、ガスタービンの負荷が変化する場合に、NOx量算出手段によって算出された窒素酸化物の発生量に基づいてアンモニア量が算出され、ガスタービンの負荷が変化しない場合に、NOx量検出手段によって検出された窒素酸化物の発生量に基づいてアンモニア量が算出される。
従って、本構成は、脱硝装置に供給するアンモニア量をより精度良く求めることができる。
上記第一態様では、前記アンモニア量算出手段が、窒素酸化物に対して反応させるアンモニアのモル比を、前記燃焼負荷指令値に基づいて算出することが好ましい。
本構成によれば、脱硝装置に供給するアンモニア量をより精度良く求めることができる。
本発明の第二態様に係るガスタービンプラントは、燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備えるガスタービンと、前記タービンから排出される排ガスに含まれる窒素酸化物をアンモニアによって除去する脱硝装置と、上記記載の制御装置と、を備える。
本発明の第三態様に係るガスタービンプラントの脱硝制御方法は、燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備えるガスタービンと、前記タービンから排出される排ガスに含まれる窒素酸化物をアンモニアによって除去する脱硝装置と、を備えるガスタービンプラントの脱硝制御方法であって、前記タービン入口の燃焼ガス温度を無次元化した燃焼負荷指令値に基づいて、前記排ガスに含まれる前記窒素酸化物の発生量を算出する第1工程と、前記第1工程によって算出された前記窒素酸化物の発生量に基づいて、前記脱硝装置へ供給するアンモニア量を算出する第2工程と、を含む。
本発明によれば、脱硝装置に供給するアンモニア量をより精度良く求めることができる、という優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係るガスタービンの構成図である。 本発明の実施形態に係る燃焼器のノズルの配置を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るガスタービンの運転に伴う燃料制御方法を示す説明図である。 ガスタービンの負荷とNOx発生量と大気温度との関係を示すグラフである。 CLCSOとNOx発生量を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る制御装置で行われるアンモニア量算出処理の流れを示すブロック図である。 従来に係るCLCSO、脱硝装置へ供給するアンモニア量、発電機出力、煙突の入り口における排ガスに含まれるアンモニア量、及び煙突の入り口における排ガスに含まれるNOx濃度の時間変化を示すグラフである。 本実施形態に係るCLCSO、脱硝装置へ供給するアンモニア量、発電機出力、煙突の入り口における排ガスに含まれるアンモニア量、及び煙突の入り口における排ガスに含まれるNOx濃度の時間変化を示すグラフである。
以下に、本発明に係るガスタービンプラントの制御装置、ガスタービンプラント、及びガスタービンの脱硝制御方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るガスタービンプラント10の構成図である。
本実施形態に係るガスタービンプラント10は、ガスタービン12、発電機14、脱硝装置16、及び制御装置18を備える。
ガスタービン12は、空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機20と、圧縮機20によって生成された圧縮空気と燃料とを燃焼させることによって燃焼ガスを生成する燃焼器22と、燃焼器22によって生成された燃焼ガスにより駆動し、排ガスを排気するタービン24と、を備える。
なお、タービン24、圧縮機20、及び発電機14は、回転軸26によって連結され、タービン24に生じる回転駆動力は、回転軸26によって圧縮機20及び発電機14に伝達される。そして、発電機14は、タービン24の回転駆動力によって発電し、発電した電力を商用電力系統へ供給する。
ガスタービン12からの排ガスの発生量(以下「排ガス量」という。)は、排ガス量検出部30によって検出される。
脱硝装置16は、タービン24からの排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を、アンモニア(NH)を用いて除去する。脱硝装置16には、アンモニア貯蔵部32に貯蔵されたアンモニアが供給される。なお、アンモニアの供給量(以下「アンモニア量」という。)は、流量調整バルブ34によって調整される。脱硝された排ガスは、煙突36から系外へ放出される。
また、脱硝装置16の入り口には、排ガスに含まれるNOxの発生量(以下「NOx発生量」という。)を検知する検知手段であるNOx計38が設けられている。
制御装置18は、ガスタービンプラント10の全体の制御を司る。制御装置18は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
本実施形態に係る制御装置18は、NOx発生量に基づいて、脱硝装置16へ供給するアンモニア量を算出する。そして、制御装置18は、算出したアンモニア量に基づいた弁開度指令値を、流量調整バルブ34へ出力する。
ここで、燃焼器22には、図2に示されるように、燃料を供給するパイロットノズル40、メインノズル42、及びトップハットノズル44が設けられている。
パイロットノズル40は、内筒の中央に1本設けられる。
メインノズル42は、内筒内でパイロットノズル40の周囲で周方向に複数(本実施形態では8個)隣接して設けられる。このメインノズル42は、複数の群に分けて構成されている。本実施形態では、図2に示されるように、8本のメインノズル42は、3本並ぶメインノズル42を1つの群としたA群(第1群)のメインノズル42(A)と、該A群に隣接して2本並ぶメインノズル42を1つの群としたB群(第2群)のメインノズル42(B)と、残り3本並ぶメインノズル42を1つの群としたC群のメインノズル42(C)とで構成される。
トップハットノズル44は、外筒の内周面に沿って、メインノズル42のさらに周囲で周方向に複数(本実施形態では16本)隣接して設けられる。
図3は、ガスタービン12の運転に伴う燃料制御方法を示す説明図である。
ガスタービン12を始動する前の停止状態から燃焼器22を着火させてガスタービン12を始動する際、パイロットノズル40から噴射した燃料により火炎を発生させる。かつ、全群のメインノズル42の8本から燃料を噴射させて燃焼ガスを生成させる。次に、燃焼器22で着火状態となると、B群及びC群への燃料供給弁を閉塞状態とする。すなわち、A群のメインノズル42の3本のみから燃料を噴射させたままで燃焼ガスを生成させる。そして、昇速運転の範囲として、ガスタービン12の回転軸26の回転速度が所定速度(例えば3600rpm)に至るまで、A群のメインノズル42への燃料の供給量を漸次増加させる。次に、回転軸26の回転速度が所定速度(例えば3600rpm)に至った場合、下記の加負荷運転に移行し、ガスタービン12の着火昇速時での燃料制御を終了する。
続いて、ガスタービン12の加負荷運転での燃料制御を説明する。
図3に示されるように、加負荷運転において、上記昇速時でA群のメインノズル42の3本から燃料を噴射させた状態から、ガスタービン12の回転軸26の回転速度が所定速度(例えば3600rpm)に到達後、A群のメインノズル42に加え、A群に隣接するB群のメインノズル42から燃料を噴射させ、これらA群及びB群のメインノズル42の5本からの燃料により燃焼ガスを生成させる。次に、A群及びB群のメインノズル42への燃料の供給量を漸次増加させ、ガスタービン12が所定の第1負荷(例えば8%〜10%負荷)に至った場合、全群のメインノズル42から燃料を噴射させ、この全群のメインノズル42の8本からの燃料により燃焼ガスを生成させる。次に、全群のメインノズル42への燃料の供給量を漸次増加させ、ガスタービン12が所定の第2負荷(例えば15%負荷)に至った場合、圧縮空気にトップハットノズル44から噴射した燃料を混合させて燃料混合気を生成し、この燃料混合気を内筒内に流し込む。そして、ガスタービン12が100%負荷に至るまでこの状態を維持し、ガスタービン12の加負荷運転での燃料制御を終了する。
図3に示されるように、減負荷運転において、全群のメインノズル42への燃料の供給量を漸次減少させ、ガスタービン12の100%負荷から所定の第3負荷(例えば12%負荷)に至るまで、この状態を維持する。すなわち、全群のメインノズル42から噴射した燃料により燃焼ガスを生成させ、かつトップハットノズル44から噴射した燃料を圧縮空気に混合させて燃料混合気を生成し、この燃料混合気を内筒内に流し込む。そして、ガスタービン12が所定の第3負荷(例えば12%負荷)に至った場合、トップハットノズル44からの燃料の噴射を止める。次に、全群のメインノズル42への燃料の供給量を漸次減少させ、ガスタービン12が所定の第4負荷(例えば8%負荷)に至った場合、C群のメインノズル42からの燃料の噴射を止め、A群及びB群のメインノズル42からの燃料により燃焼ガスを生成させる。その後、ガスタービン12を停止する際、A群及びB群のメインノズル42への燃料の供給量を漸次減少させ、ガスタービン12の回転軸26が昇速運転の回転速度(例えば3600rpm)に至った場合、全群のメインノズル42からの燃料の噴射を止める。さらに、パイロットノズル40への燃料を遮断し、ガスタービン12の減負荷運転での燃料制御を終了する。
以上のように、本実施形態に係る燃焼器22は、燃料を供給する複数のメインノズル42が少なくとも2つの群に分けた形態で構成される。そして、燃焼器22の着火時は、全群のメインノズル42から燃料を供給し、その後のガスタービン12の昇速時には、少なくとも1つの群のメインノズル42から燃料を供給する。
このように、燃料や空気量の増減、燃料の燃焼に用いるノズルの数が切り替られること等によって、ガスタービン12の負荷が変化される。ガスタービン12の負荷が変化すると、NOx発生量も変化する。また、燃焼させるノズルの数を増やすことによって燃焼ガスが高温化するが、これに伴い、NOx発生量も増加する。
ここで、NOx計38は、NOx発生量の検知に時間遅れ(例えば2分程度)が生じるという問題があった。そこで、ガスタービン12の出力値に基づいてNOx発生量を算出することも行われていた。
図4は、ガスタービン12の負荷とNOx発生量と大気温度との関係を示すグラフである。図4の横軸はガスタービン12の負荷を示し、縦軸はNOx発生量を示す。そして、T1Cは、圧縮機20の入口温度、すなわち大気温度である。領域Aは、燃焼に用いるノズルを切り替える前後のNOx発生量を示す。また、領域Bは、NOx発生量を低くするためのノズルの切り替えが完了する前後のNOx発生量を示す。領域Cは、燃焼ガスの高温化によるNOx発生量の増加を示す。
図4に示されるように、NOx発生量は、大気温度にも依存する。大気温度が変化すると空気密度も変化し、燃焼器22に供給される圧縮空気の密度が変化するためである。このため、ガスタービン12の負荷が同じであっても、時間、天候、及び季節によってNOx発生量は変化する。従って、ガスタービン12の出力値に基づいてNOx発生量を算出しても、大気温度が反映されていないため、算出したNOx発生量と実測値とに差が生じる場合があった。
そこで、制御装置18は、タービン24入口の燃焼ガス温度(以下「タービン入口温度」という。)を無次元化した燃焼負荷指令値(Combustion Load Control Signal Output 以下「CLCSO」という。)に基づいて、排ガスに含まれるNOx発生量を算出する。
CLCSOは、大気温度、圧縮機20の入口案内翼(Inlet Guide Vane:IGV)の開度、及びガスタービン12の出力値を示すGT出力値に基づく先行信号であり、ガスタービン12の燃料配分に使用する制御パラメータでもあり、CLCSOとタービン入口温度とは略比例関係にある。
より具体的には、圧縮機20のIGV開度、IGV開度における各吸気温度において、タービン入口温度はガスタービン出力(発電機出力)に対してリニアとして扱うことができる。そこで、ガスタービン出力(発電機出力)からタービン入口温度、即ちCLCSOが算出される。
なお、CLCSOの詳細については、特開2007−77866号公報、特開2007−77867号公報、及び特開2007−309279号公報に記載されている。
図5は、CLCSOとNOx発生量との関係を示すグラフである。図5の横軸はCLCSOを示し、縦軸はNOx発生量を示す。
図5に示されるように、図4の領域Cで見られたタービン入口温度による影響はなく、タービン入口温度T1Cが異なっていても、CLCSOに対するNOx発生量に違いはない。
このように、CLCSOは、タービン入口温度を無次元化した値であるため、NOx発生量と相関関係があり、大気温度も反映されている。このため、CLCSOを用いることでより正確にNOx発生量が算出される。
なお、タービン入口温度を無次元化した値とは、仮にタービン入口温度が700℃であるときに対応する燃焼負荷指令値を0%、1500℃であるときに対応するCLCSOを100%と設定可能である。また、CLCSOを算出するための基準となるタービン入口における燃焼ガス温度は、700℃と1500℃に限定するものではなく、適宜、設定可能とする。
図6は、制御装置18で行われるCLCSOを用いて脱硝装置16へ供給するアンモニア量を算出する処理(以下「アンモニア量算出処理」)の流れを示すブロック図である。
CLCSO演算部50は、不図示の温度センサにより計測された大気温度が入力されると共に、圧縮機20の入口案内翼の開度IGVを示す開度指令値、及びGT出力値が入力される。そして、CLCSO演算部50は、これら入力された大気温度、IGV開度指令値、及びGT出力値に基づいてCLCSOを算出する。
CLCSO演算部50によって算出されたCLCSOは、NOx量算出部52及びモル比算出部54に入力される。
NOx量算出部52は、CLCSOに基づいて、タービン24からの排ガスに含まれるNOx発生量を算出する。NOx量算出部52は、一例として、CLCSOとNOx発生量との関係を示す関数(静特性関数)を予め記憶し、該関数にCLCSOを代入することで、NOx発生量を算出する。また、これに限らず、NOx量算出部52は、例えば、CLCSOとNOx発生量との関係を示すグラフを予め記憶し、該グラフからCLCSOに応じたNOx発生量を読み出す等してもよい。
算出されたNOx発生量(以下「算出NOx発生量」という。)は、切替部56へ出力される。なお、算出NOx発生量の単位はppmである。
モル比算出部54は、NOxに対して反応させるアンモニアのモル比を算出する。モル比算出部54は、一例として、CLCSOとモル比との関係を示す関数(静特性関数)を予め記憶し、該関数にCLCSOを代入することで、モル比を算出する。また、これに限らず、モル比算出部54は、例えば、CLCSOとモル比との関係を示すグラフを予め記憶し、該グラフからCLCSOに応じたモル比を読み出す等してもよい。
算出されたモル比は、乗算部58へ出力される。
また、切替部56には、NOx計38で検出されたNOx発生量(以下「検出NOx発生量」という。)が入力される。なお、検出NOx発生量の単位はppmである。
切替部56には、ガスタービン12の負荷が変化することを示す負荷変化信号が入力される。切替部56は、負荷変化信号が入力される場合に、算出NOx発生量を乗算部60へ出力し、負荷変化信号が入力されない場合に、検出NOx発生量を乗算部60へ出力する。
乗算部60には、排ガス量検出部30によって検出された排ガス量(mN/h)が入力される。
そして、乗算部60は、切替部56から出力された算出NOx発生量又は検出NOx発生量に排ガス量を乗算することで、NOx発生量(mN/h)を算出し、乗算部58へ出力する。
乗算部58は、モル比算出部54から出力されたモル比と乗算部60から出力されたNOx発生量とを乗算することで、NOx発生量に対するアンモニア量を算出し、換算部62へ出力する。
ここで、切替部56によって算出NOx発生量と検出NOx発生量とを切り替える理由を説明する。
上述したように、NOx計38は、NOxの検出に時間遅れが生じる。このため、ガスタービン12の負荷が変化する場合に、NOx計38によって検出されたNOx発生量に基づいてアンモニア量を算出することは好ましくない。
一方、ガスタービン12の負荷が変化しない場合は、NOx発生量に変化は無いので、NOx計38の検出に時間遅れがあったとしても、NOx計38はNOx発生量を正しく検出していると考えられる。そして、アンモニアの供給量は、演算により求められたNOx発生量に基づいて算出されるよりも、正しい値ならば実際に検出されたNOx発生量に基づいて算出される方が、より好ましいと考えられる。
このため、切替部56は、負荷変化信号が入力された場合には、算出NOx発生量を出力し、負荷変化信号が入力されない場合には、検出NOx発生量を出力する。
また、検出NOx発生量を用いてアンモニア量を算出する場合は、モル比算出部54は、モル比をCLCSOではなく、ガスタービン12の出力値を用いて算出してもよい。
換算部62は、乗算部58から出力されたアンモニア量に換算係数を乗算することで、g/hに換算してアンモニア量設定値とし、減算部72へ出力する。
なお、モル比算出部54、乗算部58,60、及び換算部62が、本実施形態に係るアンモニア量算出部70を構成する。
減算部72は、脱硝装置16へ供給するアンモニア量の実測値(以下「実アンモニア量」という。)からアンモニア量設定値を減算し、減算値を弁開度算出部74へ出力する。すなわち、減算部72によってアンモニア量のフィードバック制御が行われることとなる。
弁開度算出部74は、減算部72から出力された減算値に基づいて、流量調整バルブ34の弁開度を算出し、流量調整バルブ34へ出力する。
流量調整バルブ34は、入力された弁開度に基づいて、その開度を調整し、アンモニア貯蔵部32から脱硝装置16へアンモニアを供給する。
図7,8は、CLCSO、脱硝装置16へ供給するアンモニア量、発電機出力、煙突36の入り口における排ガスに含まれるアンモニア量、及び煙突36の入り口における排ガスに含まれるNOx濃度の時間変化を示している。そして、図7は本実施形態に係るアンモニア量算出処理を行っていない場合、すなわち従来例を示し、図8は、本実施形態に係るアンモニア量算出処理を行った場合を示している。なお、一例として、縦軸4.0ppmを示す破線をNOx濃度が超えた場合に、制御装置18は警報を報知する。
従来を示す図7では、CLCSOと共に発電機出力が増加した場合に、排ガスに含まれるNOx濃度が4.0ppmを超えている(領域A)。また、脱硝装置16へ供給するアンモニア量はNOx濃度が4.0ppmを超えたタイミングでピークが現れ、その後に2つ目のピークが現れる(領域B)。それと共に、排ガスに含まれるアンモニア量も増加傾向を示す(領域C)。
一方、本実施形態を示す図8では、図7でNOx濃度が4.0ppmを超えたタイミングにおいて、ピークが現れるもののNOx濃度が4.0ppmを超えることはない(領域A)。このため、脱硝装置16へ供給するアンモニア量には2つ目のピークが現れない(領域B)。また、これに伴い、排ガスに含まれるアンモニア量も増加傾向も示さない(領域C)。
以上説明したように、本実施形態に係るガスタービンプラント10は、燃焼ガスを生成する燃焼器22と、燃焼ガスにより駆動するタービン24と、を備えるガスタービン12と、タービン24から排出される排ガスに含まれるNOxをアンモニアによって除去する脱硝装置16と、を備える。そして、ガスタービン12の制御装置18は、タービン24入口の燃焼ガス温度を無次元化したCLCSOに基づいて、排ガスに含まれるNOx発生量を算出し、算出したNOx発生量に基づいて、脱硝装置16へ供給するアンモニア量を算出する。
このように、本実施形態に係るガスタービンプラント10は、CLCSOを用いて脱硝装置16へ供給するアンモニア量を算出するので、脱硝装置16に供給するアンモニア量をより精度良く求めることができる。
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、上記各実施形態で説明したアンモニア量算出処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
10 ガスタービンプラント
12 ガスタービン
16 脱硝装置
18 制御装置
20 圧縮機
22 燃焼器
24 タービン
52 NOx量算出部
70 アンモニア量算出部

Claims (5)

  1. 燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備えるガスタービンと、前記タービンから排出される排ガスに含まれる窒素酸化物をアンモニアによって除去する脱硝装置と、を備えるガスタービンプラントの制御装置であって、
    前記タービン入口の燃焼ガス温度を無次元化した燃焼負荷指令値に基づいて、前記排ガスに含まれる前記窒素酸化物の発生量を算出するNOx量算出手段と、
    前記NOx量算出手段によって算出された前記窒素酸化物の発生量に基づいて、前記脱硝装置へ供給するアンモニア量を算出するアンモニア量算出手段と、
    を備えるガスタービンプラントの制御装置。
  2. 前記脱硝装置の入口における窒素酸化物の発生量を検出するNOx量検出手段を備え、
    前記アンモニア量算出手段は、前記ガスタービンの負荷が変化する場合に、前記NOx量算出手段によって算出された前記窒素酸化物の発生量に基づいてアンモニア量を算出し、前記ガスタービンの負荷が変化しない場合に、前記NOx量検出手段によって検出された前記窒素酸化物の発生量に基づいてアンモニア量を算出する請求項1に記載のガスタービンプラントの制御装置。
  3. 前記アンモニア量算出手段は、窒素酸化物に対して反応させるアンモニアのモル比を、前記燃焼負荷指令値に基づいて算出する請求項1又は請求項2に記載のガスタービンプラントの制御装置。
  4. 燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備えるガスタービンと、
    前記タービンから排出される排ガスに含まれる窒素酸化物をアンモニアによって除去する脱硝装置と、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の制御装置と、
    を備えるガスタービンプラント。
  5. 燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備えるガスタービンと、前記タービンから排出される排ガスに含まれる窒素酸化物をアンモニアによって除去する脱硝装置と、を備えるガスタービンプラントの脱硝制御方法であって、
    前記タービン入口の燃焼ガス温度を無次元化した燃焼負荷指令値に基づいて、前記排ガスに含まれる前記窒素酸化物の発生量を算出する第1工程と、
    前記第1工程によって算出された前記窒素酸化物の発生量に基づいて、前記脱硝装置へ供給するアンモニア量を算出する第2工程と、
    を含むガスタービンプラントの脱硝制御方法。
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