JP2015146671A - 印刷装置及び用紙搬送用ステッピングモータの制御方法 - Google Patents

印刷装置及び用紙搬送用ステッピングモータの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】用紙搬送用ステッピングモータの相決定を行う際に、複数の位置の相を順次励磁することによって、各相の励磁に対応するロータの変位角度を小さくし、給紙方向と反対方向へのロータの回転が発生することを防止することができ、用紙の給紙を安定的に適切に行うことができるようにする。
【解決手段】用紙を搬送する搬送手段と、該搬送手段を駆動するステッピングモータと、前記用紙を検出する用紙検出センサと、前記ステッピングモータを制御する制御部とを備え、該制御部は、前記用紙がセットされたことを用紙検出センサ21が検出すると、前記ステッピングモータにおける正の回転方向に第1の所定角度よりも小さな第2の所定角度ずつ離れた複数の位置の相を順次励磁して、前記ステッピングモータのロータの磁極を正の回転方向に停止状態よりも前記第1の所定角度だけ変位させて相決定を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置及び用紙搬送用ステッピングモータの制御方法に関するものである。
従来、印刷装置においては、印刷用紙等の用紙を搬送するための搬送ローラ等の搬送手段を駆動させる用紙搬送用モータとして、ステッピングモータが使用されている。停止している搬送手段の駆動を開始させる際には、ステッピングモータに対する起動命令により相励磁を開始し、第1段においてあらかじめ選択された相を励磁してロータの磁極を移動させ、第2段において第1段で励磁された相以外で、かつ、第1段で励磁された相の位置に対して180〔゜〕離れた位置にある相以外の相を励磁することによって、ロータの磁極を移動させて相決定を行うようになっている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−276793号公報
しかしながら、前記従来の印刷装置においては、用紙が単票用紙である場合、オペレータが用紙をセットしても、手を離すと駆動を開始した搬送手段によって用紙がはじき出されてしまうことがある。
図2は従来の印刷装置における用紙搬送用ステッピングモータの相決定動作を説明する第1の図、図3は従来の印刷装置における用紙搬送用ステッピングモータの相決定動作を説明する第2の図である。
図において、114は、従来の印刷装置に給紙される用紙として単票用紙である。また、113a及び113bは、従来の印刷装置が備える上側搬送ローラ及び下側搬送ローラであり、図示されないステッピングモータによって駆動されて回転し、前記単票用紙114を搬送する。さらに、121は、従来の印刷装置が備える用紙検出センサであり、前記単票用紙114がオペレータによって所定の位置にセットされたことを検出する。
ここでは、前記単票用紙114がセットされる前の状態、すなわち、状態Aにおける用紙搬送用ステッピングモータのロータの励磁された相がIII −IV相の位置にあり、ロータの磁極もIII −IV相の位置にあるものとする。
そして、用紙検出センサ121によって単票用紙114がセットされたことが検出されると、第1段において、あらかじめ選択されたIV−I相が励磁される。すると、ロータの磁極がIII −IV相の位置からIV−I相に向かう正の回転方向(図3における時計回り方向)に変位するが、状態Bのように、オーバーシュートした状態となり、励磁された相の位置を通り越してしまう。
そこで、励磁された相の位置を通り越したロータの磁極は、負の回転方向(図3における反時計回り方向)に変位するが、今度は、状態Cのように、負の回転方向にオーバーシュートした状態となり、励磁された相の位置を負の回転方向に向けて通り越してしまう。そのため、次に、ロータの磁極は、正の回転方向に変位する。
そして、ロータの磁極は、このような正及び負の回転方向への変位、すなわち、振動を繰り返した後、振幅が徐々に減衰し、状態Dのように、IV−I相の位置で停止する。
続いて、第2段において、第1段で励磁された相の位置に対して180〔゜〕離れた位置にある相以外の相、すなわち、I−II相が励磁されると、ロータの磁極は、図2に示されるように、第1段と同様に、振動を繰り返した後、I−II相の位置で停止する。これにより、用紙搬送用ステッピングモータの相決定の動作が完了する。
しかし、上側搬送ローラ113a及び下側搬送ローラ113bは、用紙搬送用ステッピングモータのロータの磁極が正及び負の回転方向へ変位するのに伴われて、正及び負の回転方向へ回転するようになっている。そのため、例えば、状態Cのように、用紙搬送用ステッピングモータのロータの磁極の負の回転方向へのオーバーシュートが大きい場合には、上側搬送ローラ113a及び下側搬送ローラ113bが負の方向へ大きく回転するので、所定の位置にセットされた単票用紙114は、負の搬送方向、すなわち、排出方向に搬送され、はじき出されてしまう。
このように、前記従来の印刷装置においては、オペレータが単票用紙114をセットしても、ステッピングモータの相決定の動作が完了する前に、単票用紙114から手を離すと、単票用紙114の給紙が適切に行われないという問題があった。
本発明は、前記従来の印刷装置における問題点を解決して、用紙搬送用ステッピングモータの相決定を行う際に、複数の位置の相を順次励磁することによって、各相の励磁に対応するロータの変位角度を小さくし、給紙方向と反対方向へのロータの回転が発生することを防止することができ、用紙の給紙を安定的に適切に行うことができる印刷装置及び用紙搬送用ステッピングモータの制御方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の印刷装置においては、用紙を搬送する搬送手段と、該搬送手段を駆動するステッピングモータと、前記用紙を検出する用紙検出センサと、前記ステッピングモータを制御する制御部とを備え、該制御部は、前記用紙がセットされたことを用紙検出センサが検出すると、前記ステッピングモータにおける正の回転方向に第1の所定角度よりも小さな第2の所定角度ずつ離れた複数の位置の相を順次励磁して、前記ステッピングモータのロータの磁極を正の回転方向に停止状態よりも前記第1の所定角度だけ変位させて相決定を行う。
本発明によれば、印刷装置は、用紙がセットされた際に行われる用紙搬送モータの相決定動作において、複数の位置の相を順次励磁する。これにより、各相の励磁に対応するロータの変位角度を小さくし、給紙方向と反対方向へのロータの回転が発生することを防止することができ、用紙の給紙を安定的に適切に行うことができる。
本発明の実施の形態における印刷装置の要部を示す側面透視図である。 従来の印刷装置における用紙搬送用ステッピングモータの相決定動作を説明する第1の図である。 従来の印刷装置における用紙搬送用ステッピングモータの相決定動作を説明する第2の図である。 本発明の実施の形態における印刷装置の斜視透視図である。 本発明の実施の形態における印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における用紙搬送モータの相決定動作を説明する第1の図である。 本発明の実施の形態における用紙搬送モータの相決定動作を説明する第2の図である。 本発明の実施の形態における印刷装置の単票用紙をセットしたときの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における印刷装置の要部を示す側面透視図、図4は本発明の実施の形態における印刷装置の斜視透視図である。
図において、10は本実施の形態におけるプリンタ、すなわち、印刷装置であり、印刷用紙等の用紙に印刷を行う装置であり、いかなる方式で印刷を行う装置であってもよく、例えば、インクジェット方式、電子写真方式、感熱方式、熱転写方式等の印刷装置であるが、ここでは、ワイヤドット方式で印刷を行う装置であるものとして説明する。また、前記用紙は、印刷可能な用紙であればいかなる種類のものであってもよく、例えば、カットシート、ロール紙等の印刷用紙であるが、ここでは、カットシートとしての単票用紙14であるものとして説明する。
本実施の形態において、印刷装置10は、いわゆるシリアルインパクト水平プリンタであって、図4に示されるように、キャリッジシャフト16を軸に後述されるキャリッジモータ24によって左右に移動するキャリッジ15に実装された印刷ヘッドとしての印字ヘッド11と、印刷用紙を搬送するための搬送手段である第1ローラとしての一対の上側フロント搬送ローラ13a及び下側フロント搬送ローラ13bと、印刷用紙を搬送するための搬送手段である第2ローラとしての一対の上側リア搬送ローラ22a及び下側リア搬送ローラ22bと、左右方向に延在する板状のプラテン12と、上側フロント搬送ローラ13a及び下側フロント搬送ローラ13bの搬送方向上流側における搬送経路の下方に配設された用紙検出センサ21とを有する。なお、前記上側フロント搬送ローラ13a及び下側フロント搬送ローラ13b、並びに、上側リア搬送ローラ22a及び下側リア搬送ローラ22bを統合的に説明する場合には、それぞれ、フロント搬送ローラ13及びリア搬送ローラ22として説明する。
そして、単票用紙14は、オペレータの手によって、図4に示されるように、Aとして示されるテーブルに載せられ、その先端がフロント搬送ローラ13に突き当たるまで挿入される。単票用紙14がフロント搬送ローラ13に突き当たってセットされたこと、すなわち、単票用紙14が手差しでセットされたことを用紙検出センサ21が検出すると、後述される用紙搬送モータ23によってフロント搬送ローラ13及びリア搬送ローラ22が駆動され、前記単票用紙14は、上側フロント搬送ローラ13a及び下側フロント搬送ローラ13bによって上下から挟持され、矢印Bで示される方向である給紙方向、すなわち、搬送方向(副走査方向)に搬送される。また、前記印字ヘッド11は、複数のワイヤ、すなわち、ドットピンを備え、左右方向(主走査方向)に移動して前記ドットピンを選択的に駆動し、該ドットピンの先端でインクリボンを叩(たた)くことによって単票用紙14に印刷を行う。なお、前記プラテン12は、印字ヘッド11のドットピンの衝撃を吸収する部材であって、単票用紙14の搬送経路を挟んで、印字ヘッド11と平行となるように配設されている。
次に、前記印刷装置10の機能構成について説明する。
図5は本発明の実施の形態における印刷装置の機能構成を示すブロック図である。
図において、30は、印刷装置10の動作を制御する制御部であり、印字ヘッド11、用紙検出センサ21、用紙搬送モータ23、及び、キャリッジモータ24と接続されているとともに、印刷装置10の電源部としての電源ユニット36と接続されている。前記キャリッジモータ24は、キャリッジ15を移動させるためのモータでありステッピングモータであることが望ましい。また、前記用紙搬送モータ23は、上側フロント搬送ローラ13a、下側フロント搬送ローラ13b、上側リア搬送ローラ22a及び下側リア搬送ローラ22bを回転させるための用紙搬送用ステッピングモータとしてのステッピングモータであり、より具体的には、2相励磁によって駆動される4相のステッピングモータであるものとする。さらに、前記電源ユニット36は、AC電流をDC電流に変換して印刷装置10の各部に供給する電源として機能する。
そして、前記制御部30は、印刷装置10全体の動作を制御するプロセッサとしてのCPU31、該CPU31を制御するためのプログラム等を格納する不揮発性メモリであるプログラムROM32、前記印字ヘッド11を駆動するための印字ヘッド駆動回路33、前記用紙搬送モータ23を駆動するための用紙搬送駆動回路34、及び、前記キャリッジモータ24を駆動するためのキャリッジ駆動回路35を有する。
次に、前記構成の印刷装置10の動作について説明する。なお、ここでは、オペレータの手によって単票用紙14がセットされたときの動作についてのみ説明する。
図6は本発明の実施の形態における用紙搬送モータの相決定動作を説明する第1の図、図7は本発明の実施の形態における用紙搬送モータの相決定動作を説明する第2の図、図8は本発明の実施の形態における印刷装置の単票用紙をセットしたときの動作を示すフローチャートである。
まず、制御部30は、用紙検出センサ21が単票用紙14のセットを検出したか否かを判断する。制御部30は、この判断を、用紙検出センサ21が単票用紙14のセットを検出するまで、繰り返して行う。
そして、用紙検出センサ21が単票用紙14のセットを検出すると、すなわち、オペレータの手によって単票用紙14がAとして示されるテーブルに載せられ、その先端がフロント搬送ローラ13に突き当たるまで挿入されたことが検出されると、制御部30は、ステッピングモータである用紙搬送モータ23の相決定動作を行う。
該相決定動作が開始されると、制御部30は、マイクロステップ励磁を行い、まず、保持相+22.5〔゜〕相励磁を行う。具体的には、用紙搬送モータ23のロータが停止状態で保持されている相よりも、正の回転方向(矢印Bで示される単票用紙14の搬送方向に対応する回転方向)に+22.5〔゜〕だけ回転した位置の相を励磁する。
ここでは、図6及び7に示されるように、用紙搬送モータ23のロータの磁極は、単票用紙14がセットされるまでは、励磁された相がIII −IV相の位置で保持されている、すなわち、III 相へ70.7〔%〕の電流/IV相へ70.7〔%〕の電流で励磁された位置で停止状態にあるものとする(図7における状態A)。この状態Aで、III 相へ38.3〔%〕の電流/IV相へ92.4〔%〕の電流を供給すると、保持相+22.5〔゜〕相励磁が行われる。
続いて、制御部30は、保持相+45〔゜〕相励磁を行う。具体的には、IV相へ100〔%〕の電流を供給する。これにより、状態Aにおける励磁された相の位置よりも、正の回転方向に+45〔゜〕だけ回転した位置の相が励磁される。
続いて、制御部30は、保持相+67.5〔゜〕相励磁を行う。具体的には、IV相へ92.4〔%〕の電流/I相へ38.3%の電流を供給する。これにより、状態Aにおける励磁された相の位置よりも、正の回転方向に+67.5〔゜〕だけ回転した位置の相が励磁される。
相決定動作の最後に、制御部30は、保持相+90〔゜〕相励磁を行う。具体的には、IV相へ70.7〔%〕の電流/I相へ70.7〔%〕の電流を供給する。これにより、状態Aにおける励磁された相の位置よりも、正の回転方向に+90〔゜〕だけ回転した位置の相が励磁され、図7における状態Bとなる。
これにより、用紙搬送モータ23のロータは所定量だけ回転し、停止させられる。具体的には、保持されていた位置から正の回転方向に+90〔゜〕だけ回転させられて停止させられる。また、フロント搬送ローラ13も、矢印Bで示される単票用紙14の搬送方向に対応する回転方向に、前記所定量に対応する量だけ回転し、停止させられる。
続いて、制御部30は、用紙搬送モータ23のロータが停止した位置で前記ロータの磁極を保持する。そして、制御部30は、用紙検出センサ21が単票用紙14のセットを検出したか否かを判断し、以降の動作を繰り返す。
このように、相決定動作においては、マイクロステップ励磁を行い、正の回転方向に+90〔゜〕より小さな角度、すなわち、+22.5〔゜〕ずつ回転した位置の相を励磁する動作を複数回(具体的には、4回)繰り返して、最終的に、ロータが停止状態で保持されている相よりも正の回転方向に+90〔゜〕だけ回転した位置の相を励磁する。つまり、ステッピングモータである用紙搬送モータ23における正の回転方向に第1の所定角度(90〔゜〕)よりも小さな第2の所定角度(22.5〔゜〕)ずつ離れた複数の位置の相を順次励磁して、用紙搬送モータ23のロータの磁極を正の回転方向に停止状態よりも第1の所定角度だけ変位させて相決定を行う。したがって、図2及び3に示されるような従来の印刷装置の場合と比較すると、状態Bにおけるロータの磁極のオーバーシュートが小さくなっている。
そして、励磁された相の位置を通り越したロータの磁極は、負の回転方向(矢印Bで示される単票用紙14の搬送方向と反対の方向に対応する回転方向)に変位し、状態Cのように、負の回転方向にオーバーシュートした状態となる。また、フロント搬送ローラ13も、用紙搬送モータ23のロータに伴われて回転するので、負の回転方向に回転する。
しかし、図2及び3に示されるような従来の印刷装置の場合と比較すると、状態Bにおけるロータの磁極のオーバーシュートが小さくなっているので、状態Cにおけるロータの磁極の負の回転方向へのオーバーシュートも小さくなっている。したがって、状態Cにおけるフロント搬送ローラ13の負の回転方向への回転量も小さくなっている。
その結果、単票用紙14は、搬送方向と反対の方向、すなわち、排出方向に搬送されてはじき出されてしまうことがない。つまり、手差しでセットされ、上側フロント搬送ローラ13a及び下側フロント搬送ローラ13bによって上下から挟持された単票用紙14は、上側フロント搬送ローラ13a及び下側フロント搬送ローラ13bの間から外れてしまうことがない。
また、ロータの磁極は、正及び負の回転方向への変位、すなわち、振動を繰り返した後、振幅が徐々に減衰し、状態Dのように、IV−I相の位置で停止するが、図2及び3に示されるような従来の印刷装置の場合と比較すると、振幅が小さく、かつ、減衰に要する時間が短くなっている。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 制御部30は、用紙検出センサ21が単票用紙14のセットを検出したか否かを判断する。用紙検出センサ21が単票用紙14のセットを検出した場合はステップS2に進み、用紙検出センサ21が単票用紙14のセットを検出しない場合は判断を繰り返し行う。
ステップS2 制御部30は、保持相+22.5〔゜〕相励磁を行う。
ステップS3 制御部30は、保持相+45〔゜〕相励磁を行う。
ステップS4 制御部30は、保持相+67.5〔゜〕相励磁を行う。
ステップS5 制御部30は、保持相+90〔゜〕相励磁を行う。
ステップS6 用紙搬送モータ23のロータは、所定量だけ回転し、停止させられる。
ステップS7 制御部30は、ロータの磁極を保持して、ステップS1に戻る。
このように、本実施の形態においては、単票用紙14が印刷装置10にセットされた際に行われる用紙搬送モータ23の相決定動作でマイクロステップ励磁を行うので、用紙搬送モータ23のロータの振幅を小さくすることができ、かつ、振動を速やかに減衰させることができる。したがって、用紙搬送モータ23のロータは、単票用紙14の給紙方向、すなわち、正の回転方向にのみ回転し、負の回転方向に回転しないので、用紙搬送モータ23の相決定動作完了前にオペレータが単票用紙14から手を離しても、印刷装置10にセットされた単票用紙14がフロント搬送ローラ13から外れてしまうことがなく、安定した単票用紙14の給紙が可能となる。
また、相決定動作における用紙搬送モータ23のロータの振幅が小さくなり、振動/騒音が低下する。
なお、本実施の形態においては、22.5〔゜〕刻みで相の励磁を複数回繰り返す例についてのみ説明したが、従来の印刷装置のような90〔゜〕刻みよりも細かい角度で相の励磁を複数回繰り返すようにすれば、従来の印刷装置よりもロータの振幅を小さくすることができる。
さらに、22.5〔゜〕よりも細かい角度刻みで相の励磁を複数回繰り返すようにすれば、ロータの振幅を更に小さくすることが可能である。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、印刷装置及び用紙搬送用ステッピングモータの制御方法に利用することができる。
10 印刷装置
13 フロント搬送ローラ
13a 上側フロント搬送ローラ
13b 下側フロント搬送ローラ
14 単票用紙
21 用紙検出センサ
23 用紙搬送モータ
30 制御部

Claims (6)

  1. 用紙を搬送する搬送手段と、
    該搬送手段を駆動するステッピングモータと、
    前記用紙を検出する用紙検出センサと、
    前記ステッピングモータを制御する制御部とを備え、
    該制御部は、前記用紙がセットされたことを用紙検出センサが検出すると、前記ステッピングモータにおける正の回転方向に第1の所定角度よりも小さな第2の所定角度ずつ離れた複数の位置の相を順次励磁して、前記ステッピングモータのロータの磁極を正の回転方向に停止状態よりも前記第1の所定角度だけ変位させて相決定を行うことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記ステッピングモータは、2相のステッピングモータである請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1の所定角度は90〔゜〕であり、前記第2の所定角度は22.5〔゜〕である請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記搬送手段は一対の搬送ローラを含み、前記用紙は前記搬送ローラに挟持されて搬送される請求項1〜3のいずいれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記用紙は単票用紙であり、前記用紙検出センサは前記単票用紙の先端が前記搬送ローラに突き当てられると、前記単票用紙がセットされたことを検出する請求項4に記載の印刷装置。
  6. 印刷装置に用紙がセットされたことが検出されると、
    ステッピングモータにおける正の回転方向に第1の所定角度よりも小さな第2の所定角度ずつ離れた複数の位置の相を順次励磁して、前記ステッピングモータのロータの磁極を正の回転方向に停止状態よりも前記第1の所定角度だけ変位させて相決定を行うことを特徴とする用紙搬送用ステッピングモータの制御方法。
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