JP2015146303A - 多層ゴムケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】多量の熱エネルギや高価な加熱装置を必要とせず、巻取ドラムへの巻き取りの際に被覆層に潰れが発生し難い多層ゴムケーブルを提供する。
【解決手段】電線101と、電線101の周囲に形成された内側被覆層102と、内側被覆層102の周囲に形成された外側被覆層103と、を備え、内側被覆層102は、シラン架橋基を含有するハロゲン元素含有ゴムからなり、外側被覆層103は、7N/cm2の荷重を印加した状態で温度が40℃の環境下に24時間放置して荷重を開放した後の永久変形率が5%以下の材料からなる多層ゴムケーブル100である。
【選択図】図1

Description

本発明は、内側被覆層と外側被覆層とを備える多層ゴムケーブルに関する。
従来より、ハロゲン含有ゴムの一種であるクロロプレンゴムは、耐油性、耐摩耗性、及び耐候性等の特性に優れていることから、これらの特性が要求されるゴムケーブルの被覆層の材料として広く使用されている。
このクロロプレンゴム等のゴム材料は、過酸化物、硫黄、又は金属酸化物等の種々の架橋剤を使用して架橋されることになるが、何れの架橋方法を採用したとしてもゴム材料を架橋するための加熱処理が必要となる。
通常、ゴムケーブルを製造する際には、電線の周囲にゴム材料を押出被覆した後、高温高圧蒸気や高温溶融金属塩を使用して温度が100℃以上の環境下において加熱処理を施してゴム材料を架橋する。
しかしながら、これらの加熱処理は、多量の熱エネルギを使用することや高価な加熱装置が必要であること等の課題があり、ゴムケーブルの製造コストを増加させる要因となっている。
これに対して、例えば、特許文献1では、クロロプレンゴムとアミノ基又はメルカプト基を含有する有機シラン化合物とを混練して架橋可能なクロロプレンゴムとし、これをシラノール縮合触媒の存在下において水分と接触させて架橋することにより、ゴム材料の架橋を温度が100℃以下の常温常圧環境下において行う方法(シラン架橋と呼称されている)が提案されている。
このシラン架橋によれば、常温常圧環境下にゴム材料が周囲に押出被覆された電線を放置しておくだけで、空気中の水分でゴム材料を架橋することができるため、多量の熱エネルギや高価な加熱装置が不要となり、ゴムケーブルの製造コストを削減することが可能となる。
特公昭64−1501号公報 特開2013−166857号公報
しかしながら、シラン架橋は、特に常温常圧環境下に放置する場合には架橋速度が遅いため、ゴム材料の架橋を十分に進行させて実用強度を得るためには数日間に亘る放置が必要となる。
ゴムケーブルを製造する際には、ゴム材料が周囲に押出被覆された電線を巻取ドラムに巻き取るが、このときにゴム材料の架橋が十分に進行していないと、巻取ドラムへの巻き取りの際に印加される張力や自重により被覆層が変形してしまう虞がある。即ち、高温高圧蒸気等による加熱処理を施してゴム材料を架橋する場合には、電線の周囲にゴム材料を押出被覆した後にこれを加熱装置に導入するため、巻取ドラムへの巻き取りの際には既にゴム材料の架橋が完了しているが、シラン架橋の場合には、ゴム材料の架橋に時間が掛かるため、ゴム材料が未架橋の状態で巻取ドラムへの巻き取りが行われることになり、被覆層に潰れが発生することがある。
そこで、本発明の目的は、多量の熱エネルギや高価な加熱装置を必要とせず、巻取ドラムへの巻き取りの際に被覆層に潰れが発生し難い多層ゴムケーブルを提供することにある。
この目的を達成するために創案された本発明は、電線と、前記電線の周囲に形成された内側被覆層と、前記内側被覆層の周囲に形成された外側被覆層と、を備え、前記内側被覆層は、シラン架橋基を含有するハロゲン元素含有ゴムからなり、前記外側被覆層は、7N/cm2の荷重を印加した状態で温度が40℃の環境下に24時間放置して荷重を開放した後の永久変形率が5%以下の材料からなる多層ゴムケーブルである。
前記ハロゲン元素含有ゴムは、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、エピクロロヒドリンゴム、フッ素ゴム、塩化ビニル、又はこれらのうちの一種以上を含有する混合ゴムからなると良い。
前記外側被覆層は、シラン架橋基を含有すると共に水分により架橋が進行する材料からなると良い。
前記外側被覆層は、塩素化ポリエチレン、塩化ビニル、熱可塑性ウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、又はポリエチレンからなると良い。
本発明によれば、多量の熱エネルギや高価な加熱装置を必要とせず、巻取ドラムへの巻き取りの際に被覆層に潰れが発生し難い多層ゴムケーブルを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る多層ゴムケーブルを示す断面図である。 実施例1で製造した多層ゴムケーブルを示す断面図である。 内側被覆層と外側被覆層の形成について説明する図である。 シート試料による永久変形試験の方法を説明する図である。 多層ゴムケーブルの潰れ評価の方法を説明する図である。 実施例2で製造した多層ゴムケーブルを示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る多層ゴムケーブル100は、電線101と、電線101の周囲に形成された内側被覆層102と、内側被覆層102の周囲に形成された外側被覆層103と、を備えている。
この多層ゴムケーブル100は、電線101の周囲に内側被覆層102の材料と外側被覆層103の材料とを押出被覆した後、これらの材料が押出被覆された電線101を巻取ドラムに巻き取り、常温常圧環境下に放置して内側被覆層102の材料と外側被覆層103の材料とを架橋することにより製造される。
電線101は、例えば、複数本の素線104が撚り合わされて形成された導体105と、導体105の周囲に形成された絶縁層106と、を備えている。ここでは、電線101を1本のみ使用しているが、複数本の電線101を撚り合わせて使用しても構わない。
内側被覆層102は、シラン架橋基を含有するハロゲン元素含有ゴムからなり、ハロゲン元素含有ゴムは、例えば、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、エピクロルヒドリンゴム、フッ素ゴム、塩化ビニル、又はこれらのうちの一種以上を含有する混合ゴムからなる。
これらのハロゲン元素含有ゴムにシラン架橋基を含有させる方法としては、アミノシラン、メルカプトシラン、スルフィドシラン、又はビニルシランを使用してハロゲン元素含有ゴムの分子鎖にシラン架橋基をグラフトする方法が挙げられる。
特に、アミノシランを使用してハロゲン元素含有ゴムの分子鎖にシラン架橋基をグラフトする場合には、化1に示すように、ハロゲン元素含有ゴムの分子鎖のうち、FやClといったハロゲン原子が結合されている分子鎖にシラン架橋基を容易にグラフトすることができる。
Figure 2015146303
ここで、化1中のRはシラン架橋基を示している。
外側被覆層103は、7N/cm2の荷重を印加した状態で温度が40℃の環境下に24時間放置して荷重を開放した後の永久変形率が5%以下の材料からなる。
より具体的には、外側被覆層103は、塩素化ポリエチレン、塩化ビニル、熱可塑性ウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、又はポリエチレンからなり、これらの材料にシラン架橋基を含有させると共にそのシラン架橋基を水分とシラノール縮合反応させて架橋を進行させることで外側被覆層103とすることにより、多層ゴムケーブル100の耐熱性を向上させることができる。
このうち、塩素化ポリエチレンは、ハロゲン元素含有ゴムに対する接着性に優れており、外側被覆層103の材料として、シラン架橋基を含有する塩素化ポリエチレンを使用した場合には、内側被覆層102と外側被覆層103との接着強度を向上させることができる。
特に、内側被覆層102の材料として、シラン架橋基を含有するクロロプレンゴムを使用すると共に、外側被覆層103の材料として、シラン架橋基を含有する塩素化ポリエチレンを使用した場合には、内側被覆層102と外側被覆層103との接着強度を著しく向上させることができる。
これまで説明してきたように、本実施の形態に係る多層ゴムケーブル100によれば、未架橋の状態で外力を受けたとしても変形し難い材料からなる外側被覆層103を備えているため、巻取ドラムへの巻き取りの際に外側被覆層103に潰れが発生し難く、その外側被覆層103の内側に形成されると共に外側被覆層103と比較して未架橋の状態で外力を受けると変形し易い内側被覆層102にも潰れが発生し難くなる。
また、本実施の形態に係る多層ゴムケーブル100は、電線101の周囲に内側被覆層102の材料と外側被覆層103の材料とを押出被覆した後に常温常圧環境下に放置するだけで、これらの材料の架橋が進行するため、多量の熱エネルギや高価な加熱装置を必要としない。
従って、本発明によれば、多量の熱エネルギや高価な加熱装置を必要とせず、巻取ドラムへの巻き取りの際に被覆層に潰れが発生し難い多層ゴムケーブルを提供することができる。
次に、本発明の具体例を説明する。
[実施例1]
(1)多層ゴムケーブルの構造
図2に示すように、外径が0.45mmである50本の素線201を撚り合わせて導体断面積が8mm2である錫めっき軟銅線202とした後、錫めっき軟銅線202の周囲にエチレンプロピレンゴムからなると共に厚さが1.0mmである絶縁層203を形成して電線204を作製し、電線204の周囲にシラン架橋基を含有するクロロプレンゴムからなると共に厚さが1.2mmである内側被覆層205を形成し、内側被覆層205の周囲に塩素化ポリエチレンからなると共に厚さが0.5mmである外側被覆層206を形成してなる多層ゴムケーブル200を製造した。
(2)絶縁層の材料
絶縁層203の材料としては、100質量部のエチレンプロピレンゴム(EP51;JSR株式会社製)に対して、5質量部のプロセスオイル(サンパ115;日本サン石油株式会社製)、5質量部の酸化亜鉛(酸化亜鉛3種;堺化学工業株式会社製)、1質量部の酸化防止剤(アンテージMB;川口化学工業株式会社製)、1質量部の滑剤(ルナックS50V;花王株式会社製)、80質量部のタルク(ミクロエースL1;日本タルク株式会社製)、及び2質量部の過酸化物(DCP;日油株式会社製)を配合したものを使用した。
配合に際しては、過酸化物を除いた材料を75リットルのニーダに投入し、温度が130℃の雰囲気で10分の混練を実施した後、過酸化物を添加して更に温度が100℃の雰囲気で5分の混練を実施した。
(3)内側被覆層の材料
内側被覆層205の材料としては、100質量部のクロロプレンゴム(ショウプレンW;昭和電工株式会社製)に対して、3質量部の3−アミノプロピルトリエトキシシラン(KBE−903;信越化学工業株式会社製)、2質量部の酸化マグネシウム(キョウワマグ30;協和化学工業株式会社製)、10質量部のプロセスオイル(NP−24;出光興産株式会社製)、2質量部の滑剤(ハイワックスNL−200;三井化学株式会社製)、0.1質量部の酸化防止剤(ノラック300R;大内新興化学工業株式会社製)、1.5質量部の酸化防止剤(ノラック224;大内新興化学工業株式会社製)、及び40質量部のカーボン(旭カーボン60G;旭カーボン株式会社製)を配合したものを使用した。
配合に際しては、3−アミノプロピルトリエトキシシランを除いた材料を75リットルのニーダに投入し、温度が130℃の雰囲気で10分の混練を実施した。3−アミノプロピルトリエトキシシランについては、電線204の周囲に内側被覆層205の材料を押出被覆する際に押出機のホッパから投入することにより添加した。
(4)外側被覆層の材料
外側被覆層206の材料としては、100質量部の塩素化ポリエチレン(エラスラン303A;昭和電工株式会社製)に対して、6質量部のハイドロタルサイト(マグセラー1;協和化学工業株式会社製)、10質量部のプロセスオイル(NP−24;出光興産株式会社製)、0.1質量部の酸化防止剤(ノラック300R;大内新興化学工業株式会社製)、1.5質量部の酸化防止剤(ノラック224;大内新興化学工業株式会社製)、及び40質量部のカーボン(旭カーボン60G;旭カーボン株式会社製)を配合したものを使用した。
配合に際しては、これらの材料を75リットルのニーダに投入し、温度が120℃の雰囲気で10分の混練を実施した。
(5)電線の作製
押出温度を100℃として、錫めっき軟銅線202の周囲に絶縁層203の材料を厚さ1.0mmで押出被覆した。この際、押出機としては、スクリュ径が70mmである単軸押出機を使用し、押出被覆後に温度が180℃の雰囲気で10分の加圧水蒸気暴露を実施することにより架橋し、長さが100mである電線204を作製した。
(6)内側被覆層と外側被覆層の形成
図3に示すように、送出ドラム301から送り出した電線204に対する内側被覆層205と外側被覆層206の形成は、二層同時押出により実施した。
内側被覆層205については、押出機としては、スクリュ径が90mmである単軸押出機302を使用し、押出温度を90℃として電線204の周囲に内側被覆層205の材料を押出被覆した。この際、押出機のホッパから3−アミノプロピルトリエトキシシランを除いた材料を混練したものと3−アミノプロピルトリエトキシシランとを投入し、押出機の内部で化2に示す反応によりクロロプレンゴムに3−アミノプロピルトリエトキシシランをグラフトした。
Figure 2015146303
外側被覆層206については、押出機としては、スクリュ径が70mmである単軸押出機303を使用し、押出温度を120℃として内側被覆層205の周囲に外側被覆層206の材料を押出被覆した。
内側被覆層205の材料と外側被覆層206の材料とが押出被覆された電線204を水槽304に通して冷却し、巻取ドラム305で巻き取り、湿度が50%で室温が23℃の状態で14日間放置して内側被覆層205の材料を化3に示す通りに架橋することにより多層ゴムケーブル200を得た。このとき、水槽304の冷却長を5mとし、水槽304から巻取ドラム305までの距離を8mとした。
Figure 2015146303
(7)シート試料による永久変形試験
図4に示すように、外側被覆層206の材料を使用して、荷重を受ける面が1cm×1cmであり、厚さが4mmであるシート形状のシート試料401を作製し、シート試料401の両面を治具402で挟持すると共に7N/cm2の荷重403を印加した状態で温度が40℃の環境下に24時間放置して荷重を開放した後の永久変形率を数1により求めた。
Figure 2015146303
ここで、数1中のCSは永久変形率(%)、t0は初期のシート試料の厚さ(mm)、t1は荷重開放後のシート試料の厚さ(mm)を示している。
その結果、実施例1における永久変形率は2%であり、本発明で規定した範囲内であった。
(8)多層ゴムケーブルの潰れ評価
図5に示すように、シラン架橋が完了した後に巻取ドラム305から多層ゴムケーブル200を引き出し、多層ゴムケーブル200の断面形状が楕円形状に変形した場合の扁平率を数2により求めた。
Figure 2015146303
ここで、fは扁平率(%)、LSは断面における短軸の長さ(mm)、LLは断面における長軸の長さ(mm)を示している。
その結果、実施例1における扁平率は90%であり、目標とする80%を超えていた。
[比較例1]
(1)多層ゴムケーブルの構造
実施例1と同様の構造とした。
(2)絶縁層の材料
実施例1と同様の材料とした。
(3)内側被覆層の材料
実施例1と同様の材料とした。
(4)外側被覆層の材料
外側被覆層206の材料としては、100質量部のエチレン−酢酸ビニル共重合体(EV45LX;三井・デュポン ポリケミカル株式会社製)に対して、2質量部の滑剤(ルナックS50V;花王株式会社製)、0.1質量部の酸化防止剤(ノラック300R;大内新興化学工業株式会社製)、1.5質量部の酸化防止剤(ノラック224;大内新興化学工業株式会社製)、及び40質量部のカーボン(旭カーボン60G;旭カーボン株式会社製)を配合したものを使用した。
配合に際しては、これらの材料を75リットルのニーダに投入し、温度が90℃の雰囲気で10分の混練を実施した。
(5)電線の作製
実施例1と同様に作製した。
(6)内側被覆層と外側被覆層の形成
外側被覆層206について押出温度を100℃とした他は、実施例1と同様に形成した。
(7)シート試料による永久変形試験
実施例1と同様に永久変形率を求めた結果、比較例1における永久変形率は15%であり、本発明で規定した範囲外であった。
(8)多層ゴムケーブルの潰れ評価
実施例1と同様に扁平率を求めた結果、比較例1における扁平率は75%であり、目標とする80%に未達であった。
[実施例2]
(1)多層ゴムケーブルの構造
図6に示すように、外径が0.18mmである30本の素線601を撚り合わせて導体断面積が0.75mm2である錫めっき軟銅線602とした後、錫めっき軟銅線602の周囲にエチレンプロピレンゴムからなると共に厚さが0.8mmである絶縁層603を形成して電線604を作製し、3本の電線604を撚り合わせて撚電線605を作製し、撚電線605の周囲にシラン架橋基を含有するクロロプレンゴムからなると共に外径が8.1mmである内側被覆層606を形成し、内側被覆層606の周囲にシラン架橋基を含有する塩素化ポリエチレンからなると共に厚さが0.6mmである外側被覆層607を形成してなる外径が9.3mmの多層ゴムケーブル600を製造した。
(2)絶縁層の材料
絶縁層603の材料としては、実施例1で使用したものと同様のものを使用した。
(3)内側被覆層の材料
内側被覆層606の材料としては、100質量部のクロロプレンゴム(ショウプレンW;昭和電工株式会社製)に対して、2質量部のN−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン(KBM−573;信越化学工業株式会社製)、2質量部の酸化マグネシウム(キョウワマグ30;協和化学工業株式会社製)、10質量部のプロセスオイル(NP−24;出光興産株式会社製)、2質量部の滑剤(ハイワックスNL−200;三井化学株式会社製)、0.1質量部の酸化防止剤(ノラック300R;大内新興化学工業株式会社製)、1.5質量部の酸化防止剤(ノラック224;大内新興化学工業株式会社製)、及び40質量部のカーボン(旭カーボン60G;旭カーボン株式会社製)を配合したものを使用した。
配合に際しては、N−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシランを除いた材料を75リットルのニーダに投入し、温度が130℃の雰囲気で10分の混練を実施した。N−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシランについては、撚電線605の周囲に内側被覆層606の材料を押出被覆する際に押出機のホッパから投入することにより添加した。
(4)外側被覆層の材料
外側被覆層607の材料としては、100質量部の塩素化ポリエチレン(エラスラン303A;昭和電工株式会社製)に対して、6質量部のハイドロタルサイト(マグセラー1;協和化学工業株式会社製)、6質量部のエポキシ化大豆油(ニューサイザ510R;日油株式会社製)、4質量部のトリメトキシビニルシラン(KBM−1003;信越化学工業株式会社製)、0.04質量部の過酸化物(DCP;日油株式会社製)、10質量部のプロセスオイル(NP−24;出光興産株式会社製)、0.1質量部の酸化防止剤(ノラック300R;大内新興化学工業株式会社製)、1.5質量部の酸化防止剤(ノラック224;大内新興化学工業株式会社製)、3質量部の難燃剤(三酸化アンチモン;住友金属鉱山株式会社製)、及び40質量部のカーボン(旭カーボン60G;旭カーボン株式会社製)を配合したものを使用した。
配合に際しては、塩素化ポリエチレン、ハイドロタルサイト、及びエポキシ化大豆油を75リットルのニーダに投入し、温度が120℃の雰囲気で10分の混練を実施してコンパウンドAを作製し、コンパウンドAに過酸化物を溶融させたトリメトキシビニルシランを含浸し、スクリュ径が40mmである単軸押出機を使用し、押出温度を200℃として、化4に示すように、塩素化ポリエチレンにトリメトキシビニルシランがラジカル付加されたシラングラフト塩素化ポリエチレンからなるコンパウンドBを作製した。
Figure 2015146303
その後、コンパウンドB、プロセスオイル、二種の酸化防止剤、難燃剤、及びカーボンを75リットルのニーダに投入し、温度が120℃の雰囲気で10分の混練を実施してコンパウンドCを作製し、ペレタイザによりペレット化した。
更に、触媒マスターバッチとしては、100質量部の塩素化ポリエチレン(エラスラン303A;昭和電工株式会社製)に対して、ジブチル錫ラウレート(TN−12;堺化学工業株式会社製)を配合したものを使用した。
配合に際しては、温度が110℃の雰囲気で塩素化ポリエチレンとジブチル錫ラウレートとを8インチロールを使用して5分の混練を実施した後、ペレタイザによりペレット化した。
(5)撚電線の作製
押出温度を100℃として、錫めっき軟銅線602の周囲に絶縁層603の材料を厚さ0.8mmで押出被覆した。この際、押出機としては、スクリュ径が70mmである単軸押出機を使用し、押出被覆後に温度が180℃の雰囲気で10分の加圧水蒸気暴露を実施することにより架橋し、長さが300mである電線604を作製し、これを100m毎に分割して長さが100mである3本の電線604とし、これらの電線604を撚り合わせて長さが100mである撚電線605を作製した。
(6)内側被覆層と外側被覆層の形成
図3に示したように、送出ドラム301から送り出した撚電線605に対する内側被覆層606と外側被覆層607の形成は、二層同時押出により実施した。
内側被覆層606については、押出機としては、スクリュ径が90mmである単軸押出機302を使用し、押出温度を90℃として撚電線605の周囲に内側被覆層606の材料を押出被覆した。この際、押出機のホッパからN−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシランを除いた材料を混練したものとN−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシランとを投入し、押出機の内部で化5に示す反応によりクロロプレンゴムにN−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシランをグラフトした。
Figure 2015146303
外側被覆層607については、押出機としては、スクリュ径が70mmである単軸押出機303を使用し、押出温度を120℃として内側被覆層606の周囲に外側被覆層607の材料を押出被覆した。このとき、コンパウンドCと触媒マスターバッチとを100:2.5で混合した材料を押出被覆した。
内側被覆層606の材料と外側被覆層607の材料とが押出被覆された撚電線605を水槽304に通して冷却し、巻取ドラム305で巻き取り、湿度が50%で室温が23℃の状態で14日間放置して内側被覆層606の材料を化6に示す通りに架橋すると共に、外側被覆層607の材料を化7に示す通りに架橋することにより多層ゴムケーブル600を得た。このとき、水槽304の冷却長を5mとし、水槽304から巻取ドラム305までの距離を8mとした。
Figure 2015146303
Figure 2015146303
(7)シート試料による永久変形試験
6インチロールにより温度が110℃の雰囲気でコンパウンドCと触媒マスターバッチについて5分の混練を実施すると共にシート試料401を作製し、実施例1と同様に永久変形率を求めた結果、実施例2における永久変形率は3%であり、本発明で規定した範囲内であった。
(8)多層ゴムケーブルの潰れ評価
実施例1と同様に扁平率を求めた結果、実施例2における扁平率は85%であり、目標とする80%を超えていた。
[比較例2]
(1)多層ゴムケーブルの構造
実施例2と同様の構造とした。
(2)絶縁層の材料
実施例2と同様の材料とした。
(3)内側被覆層の材料
実施例2と同様の材料とした。
(4)外側被覆層の材料
外側被覆層607の材料としては、100質量部のクロロプレンゴム(ショウプレンW;昭和電工株式会社製)に対して、2質量部のN−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン(KBM−573;信越化学工業株式会社製)、2質量部の酸化マグネシウム(キョウワマグ30;協和化学工業株式会社製)、10質量部のプロセスオイル(NP−24;出光興産株式会社製)、2質量部の滑剤(ハイワックスNL−200;三井化学株式会社製)、0.1質量部の酸化防止剤(ノラック300R;大内新興化学工業株式会社製)、1.5質量部の酸化防止剤(ノラック224;大内新興化学工業株式会社製)、及び60質量部のカーボン(旭カーボン60G;旭カーボン株式会社製)を配合したものを使用した。
配合に際しては、N−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシランを除いた材料を75リットルのニーダに投入し、温度が130℃の雰囲気で10分の混練を実施した。N−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシランについては、撚電線605の周囲に内側被覆層606の材料を押出被覆する際に押出機のホッパから投入することにより添加した。
(5)撚電線の作製
実施例2と同様に作製した。
(6)内側被覆層と外側被覆層の形成
外側被覆層607について押出温度を100℃とした他は、実施例1と同様に形成した。
(7)シート試料による永久変形試験
6インチロールにより温度が100℃の雰囲気でN−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシランを除いた材料を混練したものとN−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシランとについて5分の混練を実施すると共にシート試料401を作製し、実施例1と同様に永久変形率を求めた結果、比較例2における永久変形率は20%であり、本発明で規定した範囲外であった。
(8)多層ゴムケーブルの潰れ評価
実施例1と同様に扁平率を求めた結果、比較例2における扁平率は70%であり、目標とする80%に未達であった。
[結果]
以上より、本発明によれば、多量の熱エネルギや高価な加熱装置を必要とせず、巻取ドラムへの巻き取りの際に被覆層に潰れが発生し難い多層ゴムケーブルを提供することができる旨が実証された。
100 多層ゴムケーブル
101 電線
102 内側被覆層
103 外側被覆層
104 素線
105 導体
106 絶縁層

Claims (4)

  1. 電線と、
    前記電線の周囲に形成された内側被覆層と、
    前記内側被覆層の周囲に形成された外側被覆層と、
    を備え、
    前記内側被覆層は、シラン架橋基を含有するハロゲン元素含有ゴムからなり、
    前記外側被覆層は、7N/cm2の荷重を印加した状態で温度が40℃の環境下に24時間放置して荷重を開放した後の永久変形率が5%以下の材料からなることを特徴とする多層ゴムケーブル。
  2. 前記ハロゲン元素含有ゴムは、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、エピクロルヒドリンゴム、フッ素ゴム、塩化ビニル、又はこれらのうちの一種以上を含有する混合ゴムからなる請求項1に記載の多層ゴムケーブル。
  3. 前記外側被覆層は、シラン架橋基を含有すると共に水分により架橋が進行する材料からなる請求項1又は2に記載の多層ゴムケーブル。
  4. 前記外側被覆層は、塩素化ポリエチレン、塩化ビニル、熱可塑性ウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、又はポリエチレンからなる請求項1から3の何れか一項に記載の多層ゴムケーブル。
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