JP2015144711A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】装飾部材23の配置の自由度を高めること。【解決手段】遊技球が入賞口41に入球した場合には排出樋38内に進入する。この遊技球が排出樋38内に進入した場合にはレール面45に沿って転動し、排出口49から排出される。このレール面45は遊技板9の厚み内に納められたものである。従って、排出樋38の遊技板9に対する後方への出張り量が抑えられるので、入賞口41が前から見て装飾部材23の動作領域内に重ねられているにも拘らず装飾部材23の配置の自由度が高まる。【選択図】図4
Description
本発明は遊技板の前面に沿って転動する遊技球が入球可能な入球口を備えたパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機には入球口および排出樋を備えたものがある。入球口は遊技板の前面に対して前へ突出するものであり、遊技板の前面に沿って転動する遊技球が入球可能なものである。排出樋は遊技板の後面に対して後へ突出するものである。この排出樋は入球口の後方に配置されたものであり、遊技球が入球口に入球した場合には排出樋を通して排出される。
上記パチンコ遊技機には透明な遊技板の後方に可動部材を配置したものがある。この可動部材は前から遊技板を通して視認可能にされたものであり、可動部材の動作領域内に前から見て入球口が重ねて配置されている場合には可動部材を排出樋の後方に配置することで排出樋を逃げる必要がある。
本発明のパチンコ遊技機は次の[1]遊技板〜[6]可動部材を備えたものである。
[1]遊技板は前面に沿って遊技球が転動可能なものである。この遊技板は透光性を有するものであり、遊技板には貫通孔が形成されている。図4の符号9は遊技板に相当し、図4の符号31は貫通孔に相当する。
[2]入球口は遊技板の前面に対して前へ突出するものであり、遊技板の前面に沿って転動する遊技球が入球可能なものである。この入球口は前から見て可動部材([6]参照)の動作領域に重なるものであり、図3の入賞口41は入球口に相当する。
[3]球排出ケースは遊技板の貫通孔内に挿入されたものであり、遊技球が入球口を通して進入可能なものである。図4の排出樋38は球排出ケースに相当する。
[4]転動面は球排出ケース内に設けられたものである。この転動面は球排出ケース内に進入した遊技球を遊技板に沿う方向へ転動させるものであり、一部または全部が遊技板の厚み内に納められたものである。図4のレール面45は転動面に相当する。
[5]排出口は球排出ケースに設けられたものであり、球排出ケースの転動面に沿って転動する遊技球を球排出ケースの外部に排出するものである。この排出口は前から見て可動部材([6]参照)の動作領域から外れるものであり、図4の符号49は排出口に相当する。
[6]可動部材は遊技板の後方に設けられたものであり、前から遊技板を通して視認可能にされている。図3の装飾部材23は可動部材に相当し、図3の符号Eは動作領域に相当する。
[1]遊技板は前面に沿って遊技球が転動可能なものである。この遊技板は透光性を有するものであり、遊技板には貫通孔が形成されている。図4の符号9は遊技板に相当し、図4の符号31は貫通孔に相当する。
[2]入球口は遊技板の前面に対して前へ突出するものであり、遊技板の前面に沿って転動する遊技球が入球可能なものである。この入球口は前から見て可動部材([6]参照)の動作領域に重なるものであり、図3の入賞口41は入球口に相当する。
[3]球排出ケースは遊技板の貫通孔内に挿入されたものであり、遊技球が入球口を通して進入可能なものである。図4の排出樋38は球排出ケースに相当する。
[4]転動面は球排出ケース内に設けられたものである。この転動面は球排出ケース内に進入した遊技球を遊技板に沿う方向へ転動させるものであり、一部または全部が遊技板の厚み内に納められたものである。図4のレール面45は転動面に相当する。
[5]排出口は球排出ケースに設けられたものであり、球排出ケースの転動面に沿って転動する遊技球を球排出ケースの外部に排出するものである。この排出口は前から見て可動部材([6]参照)の動作領域から外れるものであり、図4の符号49は排出口に相当する。
[6]可動部材は遊技板の後方に設けられたものであり、前から遊技板を通して視認可能にされている。図3の装飾部材23は可動部材に相当し、図3の符号Eは動作領域に相当する。
遊技球が入球口に入球した場合には球排出ケース内に進入する。この遊技球が球排出ケース内に進入した場合には球排出ケースの転動面に沿って遊技板に沿う方向へ転動し、球排出ケースの排出口から球排出ケースの外部に排出される。この転動面は一部または全部が遊技板の厚み内に納められたものであり、遊技板の厚さを利用して遊技球の転動スペースが確保されている。従って、球排出ケースの遊技板に対する後への出張り量が小さく抑えられるので、入球口が前から見て可動部材の動作領域内に重ねられているにも拘らず可動部材の配置の自由度が高まる。
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前面および後面が開口する縦長な四角筒状をなすものであり、外枠1には内枠2が装着されている。この内枠2は前面および後面が開口する縦長な四角筒状をなすものであり、内枠2の前端部は外枠1の前端面に対して前へ突出し、内枠2のうち前端部を除いた残りの部分は外枠1内に収納されている。この内枠2の下端部には下皿板3が固定されている。この下皿板3は内枠2の前端面に対して前へ突出するものであり、下皿板3には下皿4および発射ハンドル5が装着されている。
内枠2には、図1に示すように、扉枠6が装着されている。この扉枠6は内枠2の前端面に対して前へ突出するものであり、下皿板3の上側に配置されている。この扉枠6は開口部を有する枠状をなすものであり、扉枠6には扉枠6の開口部を塞ぐ透明な窓7が固定されている。この扉枠6の下端部には上皿8が固定されている。この上皿8は遊技球を貯留するものであり、発射ハンドル5が操作された状態では上皿8内の遊技球が弾き出される。
内枠2には、図2に示すように、遊技板9が支持されている。この遊技板9は扉枠6の後方に配置されたものであり、扉枠6の窓7は遊技板9を前から視識可能に覆っている。この遊技板9は透明な合成樹脂を材料とする透光性を有するものであり、遊技板9の前面には外レール10と内レール11と球止めゴム12が固定されている。この遊技板9の前面には発射通路13および遊技領域14が形成されている。発射通路13は外レール10および内レール11間の円弧状の通路であり、遊技領域14は外レール10と内レール11と球止めゴム12で囲まれた領域のうち発射通路13を除く残りの円形状の領域であり、上皿8内の遊技球が弾き出された場合には発射通路13を通して遊技領域14内に放出される。この遊技領域14内には複数の障害釘が固定されており、発射通路13から遊技領域14内に放出された遊技球は障害釘に当りながら遊技領域14内を落下する。
遊技板9には、図2に示すように、始動口15が固定されている。この始動口15は遊技板9の前面に対して前へ突出するものであり、遊技領域14内に配置されている。この始動口15は遊技球が上面から入賞可能なポケット状をなすものであり、遊技球が始動口15内に入賞した場合には大当りおよび外れのいずれであるかが判定される。
遊技板9には、図2に示すように、表示台板16が固定されており、表示台板16には図柄表示器17が固定されている。この図柄表示器17はカラー液晶表示器からなるものであり、遊技球が始動口15内に入賞したことに応じて大当りおよび外れのいずれであるかが判定された場合には図柄表示器17に図柄遊技の映像が表示開始される。この図柄遊技の映像は図柄要素を横3列に変動表示した後に停止表示するものであり、各列の図柄要素の変動表示は図柄要素の種類を(1)(2)(3)(4)(1)・・・の循環的な一定順序で変化させることで行われ、各列の図柄要素の停止表示は図柄要素の種類の変化を(1)〜(4)のいずれか1つで停止させることで行われる。
3列の図柄要素は1番目が左列で2番目が右列で3番目が中列の順に停止表示されるものであり、3列の図柄要素が停止表示された場合には大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せのいずれかとなる。大当りの組合せは3列の図柄要素が相互に同一な組合せであり、大当りと判定された場合には3列の図柄要素が大当りの組合せとなる。外れリーチの組合せは左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一で中列の図柄要素が左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれと異なる組合せであり、完全外れの組合せは左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に異なる組合せであり、外れと判定された場合には3列の図柄要素が外れリーチの組合せまたは完全外れの組合せとなる。
遊技板9には、図2に示すように、遊技領域14内に位置して特別入賞口18が固定されている。この特別入賞口18は遊技球が前面から入賞可能な箱状をなすものであり、特別入賞口18には扉19が軸20を中心に回転可能に装着されている。この扉19は垂直な閉鎖状態となることで特別入賞口18の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖するものであり、軸20を中心に前方へ水平に倒れた開放状態に回転することで特別入賞口18の前面を遊技球が入賞可能に開放する。
図柄表示器17に図柄遊技の映像で3列の図柄要素が大当りの組合せで停止表示された場合には大当りラウンドが開始される。この大当りラウンドは特別入賞口18を開放状態とするものであり、特別入賞口18内に限度個数の遊技球が入賞した場合または特別入賞口18の開放時間が限度時間に到達した場合に特別入賞口18が閉鎖状態となることで終了する。この大当りラウンドは一定回数だけ繰返されるものであり、一定回数の大当りラウンドの繰返しを大当り遊技と称する。
遊技板9の後方には、図2に示すように、賞球払出し装置21が固定されている。この賞球払出し装置21はパルスモータを有するものであり、遊技球が始動口15内に入賞した場合および特別入賞口18内に入賞した場合のそれぞれにはパルスモータの回転軸が回転操作されることで上皿8内に一定個数の遊技球が賞品として払出され、上皿8内から遊技球が溢れた場合には当該遊技球が下皿4内に供給される。
遊技板9の後方には、図2に示すように、パルスモータ22が固定されている。このパルスモータ22は前後方向へ延びる回転軸を有するものであり、パルスモータ22の回転軸にはギア機構を介して装飾部材23が連結されている。この装飾部材23は遊技者が窓枠6の透明な窓7および透明な遊技板9を通して視認可能な不透明なものであり、図柄表示器17の左斜め下側に配置されている。
装飾部材23は、図3に示すように、パルスモータ22が回転操作されることに応じて演出停止状態および演出状態間で前後方向へ延びる軸24を中心に回転操作されるものである。図3の(a)は装飾部材23を演出停止状態で示すものであり、装飾部材23の演出停止状態では装飾部材23が左斜め上側へ指向する。図3の(b)は装飾部材23を演出状態で示すものであり、装飾部材23の演出状態では装飾部材23が右斜め上側へ指向する。即ち、装飾部材23は遊技板9の後方で遊技板9に沿う方向へ移動可能にされたものである。
装飾部材23は図柄遊技の映像でリーチ状態が発生した場合に予め決められた確率で演出停止状態から演出状態とされるものである。この装飾部材23は人の手を模した平板状をなすものであり、遊技者の目線では装飾部材23が演出停止状態から演出状態となることで図柄表示器17が手指で指された印象となる。このリーチ状態とは中列の図柄要素が停止表示される前の左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一な組合せであり、装飾部材23は中列の図柄要素がリーチ状態で停止表示されることに応じて演出状態から演出停止状態に戻される。この装飾部材23は3列の図柄要素が大当りの組合せとなる場合には大当りの組合せとならない場合に比べて高確率で演出停止状態から演出状態とされるものであり、遊技者の目線では装飾部材23が演出状態となることに応じて3列の図柄要素が大当りの組合せとなることに対する期待感が高まる。
遊技板9には、図2に示すように、入賞口ユニット30が固定されている。この入賞口ユニット30は遊技球が入賞可能なものであり、遊技球が入賞口ユニット30に入賞した場合には賞球払出し装置21から上皿8内に一定個数の遊技球が賞品として払出される。以下、入賞口ユニット30について説明する。
遊技板9には、図4に示すように、遊技領域14内に位置して貫通孔31が形成されている。この貫通孔31は図柄表示器17の左斜め下側に位置するものであり、貫通孔31内には前樋分割部材32が固定されている。この前樋分割部材32は透明な合成樹脂を材料とするものであり、前ケース33および前板34を有している。前板34は遊技板9の前面に前から接触する平板状をなすものであり、前樋分割部材32は前から前板34を通して遊技板9に複数のネジを締め込むことで固定されている。前ケース33は前板34の後面から後へ突出する筒状をなすものであり、前ケース33の前面は前板34で塞がれている。この前ケース33は後面が開口するものであり、貫通孔31内に挿入されている。
前樋分割部材32には、図4に示すように、後樋分割部材35が固定されている。この後樋分割部材35は透明な合成樹脂を材料とするものであり、後ケース36および後板37を有している。後板37は遊技板9に沿う平板状をなすものであり、後ケース36は後板37の前面から前へ突出する筒状をなすものである。この後ケース36は後面が後板37で塞がれたものであり、前面が開口している。この後ケース36は貫通孔31内に挿入されたものであり、後樋分割部材35は後ケース36の前端面を前ケース33の後端面に接合することで前樋分割部材32に固定されている。
後樋分割部材35は、図4に示すように、前樋分割部材32と共に排出樋38を構成するものであり、排出樋38は遊技板9の貫通孔31内に挿入されている。この排出樋38は排出室39を有している。この排出室39は前樋分割部材32の前ケース33と前樋分割部材32の前板34と後樋分割部材35の後ケース36と後樋分割部材35の後板37で囲まれた空間を称するものであり、排出室39の前後方向の幅寸法は1個の遊技球が転動可能な大きさに設定されている。
前樋分割部材32の前板34には、図3に示すように、入賞口台40が固定されている。この入賞口台40は合成樹脂を材料とするものであり、入賞口41および飾り板42を有している。入賞口41は前板34の前面から前へ突出するものであり、遊技板9の前面に対しても前へ突出している。この入賞口40は底壁と左側壁と右側壁を有している。底壁は左右方向の中央部が最も低所となる円弧板状をなすものであり、左側壁は底壁の左端から上へ延びる板状をなし、右側壁は底壁の右端から上へ延びる板状をなしている。この入賞口41は前から見た場合に上に向けて開口するU字状をなすものであり、前面と後面と上面が開口する樋状をなしている。
飾り板42は、図4に示すように、入賞口41の前端面に位置するものである。この飾り板42は遊技板9の前面に沿う平板状をなすものであり、入賞口41の前面を遊技球が入賞不能に塞いでいる。この入賞口41の左側壁および右側壁間の隙間寸法W1(図3参照)は1個の遊技球が通過可能な大きさに設定されており、遊技板9の遊技領域14内を転動する遊技球は入賞口41の左側壁および右側壁間の隙間を通して入賞口41内に入賞可能にされている。
入賞口41の底壁には、図4に示すように、前から後に向けて下降する傾斜面43が形成されており、遊技球が入賞口41内に入賞した場合には入賞口41の傾斜面43に沿って前から後へ転動する。この入賞口41は、図3に示すように、前から見て装飾部材23の演出停止状態で装飾部材23が後方から重なるものであり(a参照)、装飾部材23は演出状態で入賞口41の後方から外れる(b参照)。図3の二点鎖線Eは装飾部材23が演出停止状態および演出状態間で回転操作される場合の装飾部材23の動作領域であり、入賞口41は前から見て装飾部材23の動作領域E内に配置されている。
前樋分割部材32の前板34には、図4に示すように、貫通孔44が形成されている。この貫通孔44は円形状をなすものであり、1個の遊技球が通過可能な大きさに設定されている。この貫通孔44は入賞口41の傾斜面43に沿って転動する遊技球を排出樋38の排出室39内に進入させるものであり、排出室39内に進入した遊技球は排出室39内を落下する。
排出樋38には、図3に示すように、レール面45が形成されている。このレール面45は前ケース33の内面および後ケース36の内面から構成されたものであり、排出室39内に位置している。このレール面45は全部が遊技板9の厚み内に納められたものであり(図4参照)、レール面45の前後方向の幅寸法は1個の遊技球が転動可能な大きさに設定されている。このレール面45は入賞口40の鉛直下方を起点に右へ向かうことに応じて下降する湾曲形状をなすものであり、入賞口40から排出室39内に落下した遊技球はレール面45に着地し、レール面45に着地した遊技球はレール面45に沿って左から右へ転動する。
排出樋38には、図3に示すように、排出室39内に位置して絞り面46が形成されている。この絞り面46は前ケース33の内面および後ケース36の内面から構成されたものであり、円弧状をなしている。この絞り面46からレール面45までの最短距離L1は遊技球の直径寸法の1倍以上で2倍未満に設定されており、絞り面46は絞り面46およびレール面45間に複数個の遊技球が挟まる球詰りの発生を防止する。
排出樋38には、図3に示すように、排出室39内に位置して凹面47が形成されている。この凹面47は前ケース33の内面および後ケース36の内面から構成されたものであり、左壁部と右壁部と底壁部を有している。底壁部は前から見て左右方向の中央部が最も低所に位置する円弧面状をなすものである。右壁部は底壁部の右端から上へ延びる平面状をなすものであり、左壁部は底壁部の左端から上へ延びる平面状をなすものであり、右壁部および左壁部間の隙間寸法W2は1個の遊技球が通過可能な大きさに設定されている。この左壁部の上端はレール面45の終端である右端に接続されたものであり、レール面45に沿って転動する遊技球はレール面45の終端から凹面47内に落下する。
凹面47の右壁部は、図3に示すように、左壁部に比べて高さ寸法が大きく設定されたものであり、右壁部の上端は左壁部の上端に比べて上に位置している。図3の符号48は右壁部のうち右壁部の上端および左壁部の上端間に相当する段差であり、段差48の高さ寸法は遊技球の直径寸法の1倍以上に設定されている。この段差48は遊技球を衝突させるために設定されたものであり、複数の遊技球が連なってレール面45を転動する場合に流れの先頭の遊技球から順に段差48に衝突して1個毎に凹面47内に落下する。従って、凹面47の左壁部および右壁部間の隙間に複数の遊技球が同時に進入し難くなるので、左壁部および右壁部間の隙間に複数の遊技球が挟まる球詰りの発生が防止される。
排出樋38には、図4に示すように、後樋分割部材35の後板37に位置して排出口49が形成されている。この排出口49は1個の遊技球が通過可能な大きさの円形状の貫通孔からなるものであり、前から見て凹面47内に位置している(図3参照)。この凹面47の底壁部は前から後に向けて下降する傾斜状をなしており、レール面45から凹面47内に落下した遊技球は凹面47の傾斜に沿って前から後へ転動することに応じて排出口49から排出樋38の外部へ排出される。この排出口49は裏樋を介してパチンコホールの島設備に接続されており、排出口49から排出された遊技球は裏樋を通してパチンコホールの島設備に供給される。
排出樋38には、図4に示すように、入賞口センサ50が固定されている。この入賞口センサ50は近接スイッチからなるものであり、後樋分割部材35の後板37に配置されている。この入賞口センサ50は遊技球が排出口49から排出される場合に当該遊技球を検出して入賞信号を出力するものであり、賞球払出し装置21は入賞口センサ50から入賞信号が出力されることに応じて上皿8内に一定個数の遊技球を払出す。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
遊技球が入賞口41に入賞した場合には排出樋38内に進入する。この遊技球が排出樋38内に進入した場合には排出樋38のレール面45に沿って左から右へ転動し、遊技球がレール面45に沿って転動した場合には排出樋38の排出口49から排出樋38の外部に排出される。このレール面45は全部が遊技板9の厚み内に納められたものであり、遊技板9の厚さを利用して遊技球の転動スペースが確保されている。従って、排出樋38の遊技板9に対する後への出張り量が小さく抑えられるので、入賞口41が前から見て装飾部材23の動作領域E内に重ねられているにも拘らず装飾部材23の配置の自由度が高まる。
遊技球が入賞口41に入賞した場合には排出樋38内に進入する。この遊技球が排出樋38内に進入した場合には排出樋38のレール面45に沿って左から右へ転動し、遊技球がレール面45に沿って転動した場合には排出樋38の排出口49から排出樋38の外部に排出される。このレール面45は全部が遊技板9の厚み内に納められたものであり、遊技板9の厚さを利用して遊技球の転動スペースが確保されている。従って、排出樋38の遊技板9に対する後への出張り量が小さく抑えられるので、入賞口41が前から見て装飾部材23の動作領域E内に重ねられているにも拘らず装飾部材23の配置の自由度が高まる。
前樋分割部材32の前ケース33と前樋分割部材32の前板34と後樋分割部材35の後ケース36と後樋分割部材35の後板37のそれぞれを透光性のものとしたので、装飾部材23の演出停止状態および演出状態のそれぞれで装飾部材23の全領域が前から視認可能となる。
上記実施例1においては、前樋分割部材32の前ケース33と前樋分割部材32の前板34と後樋分割部材35の後ケース36と後樋分割部材35の後板37のそれぞれを有色不透明なものとし、装飾部材23の演出停止状態で装飾部材23の全領域を前樋分割部材32の前ケース33〜後樋分割部材35の後板37で前方から視認不能に隠し、装飾部材23の演出状態で装飾部材23の一部領域または全領域を前樋分割部材32の前ケース33〜後樋分割部材35の後板37の後方から外すことで装飾部材23を視認可能としても良い。
上記実施例1においては、排出樋38の右端部に入賞口台40を固定しても良い。この場合には排出樋38内に右から左に向けて下降するレール面を設け、遊技球をレール面に沿って右から左へ転動させることに応じて排出樋の排出口から排出すると良い。
上記実施例1においては、排出樋38の上端部に入賞口台40を固定しても良い。この場合には排出樋38内に上から下に向けて左右方向の間隔寸法が狭まる2つのレール面を設け、遊技球を両レール面に沿って上から下へ転動させることに応じて排出樋の排出口から排出すると良い。
上記実施例1においては、排出樋38内に右から左または左から右に向けて下降する階段状のレール面を設けても良い。この場合にはレール面の各ステップをステージ状に設定し、遊技球をステージに沿って左右方向へ揺らしながら右から左または左から右に向けて転動させても良い。
上記実施例1においては、排出樋38のレール面45の一部を遊技板9の厚み内に納め、レール面45のうち当該一部を除いた残りの部分を遊技板9の後面に対して後方に突出させても良い。
上記実施例1においては、装飾部材23を上下方向または左右方向または前後方向へ移動可能に設けても良く、要は装飾部材23を動作可能に設ければ良い。
上記実施例1においては、入賞口41を装飾部材23の演出状態で装飾部材23の前に重ねても良い。
上記実施例1においては、入賞口41を装飾部材23の演出状態で装飾部材23の前に重ねても良い。
上記実施例1においては、入賞口41を装飾部材23の演出停止状態および演出状態間の移動途中状態で装飾部材23の前に重ねても良い。
上記実施例1においては、装飾部材23の演出状態または演出停止状態または移動途中状態で装飾部材23の全領域を排出樋38の内部領域の後に重ねても良い。この内部領域は前樋分割部材32の前ケース33の内周面および後樋分割部材35の後ケース36の内周面に比べて内側の領域であり、装飾部材23の全領域を排出樋38の内部領域の後に重ねた場合には遊技者の目線で装飾部材23が前ケース33および後ケース36の影響で見難くなることを回避できる。
上記実施例1においては、装飾部材23の演出状態または演出停止状態または移動途中状態で装飾部材23の全領域を排出樋38の内部領域の後に重ねても良い。この内部領域は前樋分割部材32の前ケース33の内周面および後樋分割部材35の後ケース36の内周面に比べて内側の領域であり、装飾部材23の全領域を排出樋38の内部領域の後に重ねた場合には遊技者の目線で装飾部材23が前ケース33および後ケース36の影響で見難くなることを回避できる。
Eは動作領域、9は遊技板、23は装飾部材(可動部材)、31は貫通孔、38は排出樋(球排出ケース)、41は入賞口(入球口)、45はレール面(転動面)、49は排出口である。
Claims (1)
- 前面に沿って遊技球が転動可能なものであって、透光性を有すると共に貫通孔が形成された遊技板と、
前記遊技板の前面に対して前へ突出するものであって、前記遊技板の前面に沿って転動する遊技球が入球可能な入球口と、
前記遊技板の貫通孔内に挿入されたものであって、遊技球が前記入球口を通して進入可能な球排出ケースと、
前記球排出ケース内に設けられ、前記球排出ケース内に進入した遊技球を前記遊技板に沿う方向へ転動させるものであって一部または全部が前記遊技板の厚み内に納められた転動面と、
前記球排出ケースに設けられ、前記球排出ケースの転動面に沿って転動する遊技球を前記球排出ケースの外部に排出する排出口と、
前記遊技板の後方に設けられ、前から前記遊技板を通して視認可能な可動部材を備え、
前記入球口は、前から見て前記可動部材の動作領域に重なり、
前記排出口は、前から見て前記可動部材の動作領域から外れていることを特徴とするパチンコ遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014018465A JP2015144711A (ja) | 2014-02-03 | 2014-02-03 | パチンコ遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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