JP2015144707A - 遊技機用可動演出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1基部材54aと第2基部材54bとを開閉自在に枢着し、第1基部材および第2基部材の前面に円弧状軌道71a,71bを介設することにより第1装飾体60aおよび第2装飾体60bを回転可能に配設し、第1基部材54aと第2基部材54bとを閉状態としたときに円弧状軌道71a,71bが環状に連なることで第1装飾体60aと第2装飾体60bとが閉状態にて第1基部材54aの前面および第2基部材54bの前面にて周回し得るようにする。
【選択図】図12
Description
下記特許文献1に示された遊技機用可動演出装置は、液晶表示装置の前面に出没動する回転ベースの外周に多数の可動フィンが放射状に設けられ、モータにより各可動フィンが突出動した後、該モータがそのまま回転し続けると、その突出状態にて回転ベースが回転するといった動作をするものである。
また、下記特許文献2に示された可動演出装置は、液晶表示装置の前面に両開きする一対の障子戸のように右シャッターと左シャッターが設けられ、両シャッターが閉じた状態にてその閉じ合わせ部にて右半月部と左半月部とからなる装飾体が当接し、該装飾体がモータによって回転動するようにしたものである。
こうした観点から、上記特許文献1に示された遊技機用可動演出装置は、回転ベースを大径のものとすると、該回転ベースを液晶表示装置の隅に隠すことが困難となるので、小径に設計せざるを得ないという問題がある。
一方、特許文献2に示された遊技機用可動演出装置は、シャッターおよび回転装飾体が左右に分割された構造であるので、分離させれば液晶表示装置の両側に隠すことが可能であるが、特許文献2の段落[0148]〜[0152]および図11〜図13に示されたように、右半月部の軸部204b1を右シャッター204bに支持する一方、左半月部の軸部606aを左シャッターの前方に設けられた左クリアカバー606に支持することで、右半月部と左半月部とを当接させて回転させることを可能にした構造であるので、遊技者は該クリアカバーを通してしか左半月部または右半月部が回転する状況が見られない状況であり、このため、該クリアカバーの透明度に左右され回転する状況が見難くなるという問題があるとともに、こうした構造が遊技者によくわかる状況ともなるので、右半月部と左半月部とが当接して回転するといった動きに意外性が感じられず、遊技者に与えるインパクトが少ないという問題がある。また、回転装飾体は右半月部604の軸部204b1と左半月部602の軸部606aが前後方向に重なって同一軸になった時に係合される構造を採用していることから、前後方向の省スペース化を図ることはその構造上難しいという問題がある。
また、本発明に係る遊技機用可動演出装置は、一平面上にて開閉自在なるように枢着された第1基部材と第2基部材と、前記第1基部材と第2基部材とを開閉動させる第1電気的駆動源と、前記第1基部材の前面に円弧状軌道を介設することにより回転可能に配設された第1装飾体と、前記第1装飾体を回転動させる第2電気的駆動源と、前記第1装飾体と同一平面上にて開閉自在なるように互いに枢着されていて前記第2基部材の前面に円弧状軌道を介設することにより回転可能に配設された第2装飾体とを具備し、前記第1装飾体と第2装飾体との枢着軸を前記第1基部材と第2基部材との枢着軸の前方延長線上に位置させることで前記第1装飾体と第2装飾体とが前記第1基部材と第2基部材と伴に開閉動し得るようにするとともに、前記第1基部材と第2基部材とを閉状態としたときに前記円弧状軌道が環状に連なることで前記第2電気的駆動源の作動により前記第1装飾体と第2装飾体とが閉状態にて前記第1基部材の前面および第2基部材の前面に亘って周回するようにしたことを特徴とする。
また、本発明は上記遊技機用可動演出装置において、第1基部材と第2基部材とが開閉自在に枢着される幹基部材と、第1装飾体と第2装飾体とが開閉自在に枢着される幹装飾体とを具備したことを特徴とする。
このように可動演出装置20は遊技盤1の裏側に設けられることから、図1に該可動演出装置20は主として破断線で示され、該可動演出装置20の一部が窓孔15の周縁部に実線で示される。そして、図3に示したように、該可動演出装置20は、作動したときに、液晶表示装置17の前面に現われ、遊技者に見られるようになる。
54aは略半円板形の第1基部材、54bは該第1基部材54aと相対するように略半円板形に形成された第2基部材で、該第1基部材54aと第2基部材54bとは枢着軸55によって一平面内にて互いに開閉自在なるように枢着されている。なお、第1基部材54aには後述するように第2電気的駆動源たるステッピングモータ80が設けられる。また、第1基部材54aの裏面上部に支軸56aを突設し、該支軸56aの端部に摩擦を軽減するコロローラ57aを取着し、該コロローラ57aを前記長孔53aに遊嵌するとともに、第2基部材54bの裏面上部に支軸56bを突設し、該支軸56bの端部に摩擦を軽減するコロローラ57bを取着し、該コロローラ57bを前記長孔53bに遊嵌している。また、第1基部材54aの裏面下部に前記支軸30aが突設され、第2基部材54bの裏面下部に前記支軸30bが突設されている。このため、前述したようにモータ35を作動させ、ラック29aとラック29bとを互いに外方に摺動させ、支軸30aと支軸30bとの間隔を広げると、図4〜図8に示したように、第1基部材54aと第2基部材54bとが枢着軸55を支点として一平面内で開動する。反対にラック29aとラック29bとが内方に摺動し支軸30aと支軸30bとの間隔が狭まると、図13〜図16に示したように、第1基部材54aと第2基部材54bとが枢着軸55を支点として一平面内で閉動する。このように第1基部材54aと第2基部材54bが開閉動する際、前記支持部材52は、自在に昇降動し、支軸56a,56bを介して該第1基部材54aと第2基部材54bを背面から支持している。なお、59a,59bは、第1基部材54aと第2基部材54bの閉動時の位置決めのために該第1基部材54aと第2基部材54bの合着縁に形成された爪片と該爪片の合致部である。
また、第1基部材54aと第1装飾体60aとの間に円弧状軌道を介設することにより、第1装飾体60aを第1基部材54aの前面に回転可能に配設している。即ち、図10に示したように、第1基部材54aに放射状に開設された半径方向の長孔58a,58aにそれぞれコロローラ65a,66aを引張バネ68a,69aによって該第1装飾体60aの中心方向に向けて付勢して配設するとともに、図11に示されるように該第1装飾体60aの裏面にレール71aを円弧状に配設し、該レール71aにコロローラ65a,66aを引張バネ68a,69aの張力によって弾性的に係着させる。このようにして第1装飾体60aを第1基部材54aの前面に回転可能に配設する。なお、前記枢着軸61は回転により前記枢着軸55の前方延長線上に位置し得るように該枢着軸61と枢着軸55とはこれらの回転中心から等距離なるように配設する。
図9〜図11に示されるように、80は第1装飾体60aを回転動させるために第1基部材54aの背面に固設された第2電気的駆動源たるステッピングモータで、該モータ80の出力軸に歯車82を設け、該歯車82を前記軸受箱64内にて回転軸62に固設した歯車(図示されず)に噛合させている。なお、図示されないこの歯車には同芯状に筒状部が形成され、該筒状部の一部に切欠が形成され、該切欠を光学的に検出するセンサが該軸受箱64内に配設されている。このため該センサによって該回転軸62の回転位置(即ち、第1装飾体60aの回転位置)を検出し得るようにしている。
また、第2装飾体60bについても、前記第2基部材54bの前面に円弧状軌道を介設することにより回転可能に配設される。即ち、第2基部材54bに放射状に開設した半径方向の長孔58b,58b,58bにそれぞれコロローラ65b,67bを引張バネ68b,70bによって中心方向に付勢して配設するとともに、コロローラ66bを引張バネ69bによって外周方向に付勢して配設し、第2装飾体60bの裏面にレール71bを円弧状に配設し、該レール71bにコロローラ65b〜67bを引張バネ68b〜70bの張力によって弾性的に係着させている。
また、この実施形態では枢着軸55,61を上部に設けることで両装飾体60a,60bが下方に向かって開閉するようにしたが、両装飾体を上下左右いずれの方向に向かって開閉するようにしてもよい。また、両装飾体を接離させる場合、その接離の方向についても左右方向に限らず、上下方向に接離するようにしてもよい。
要するに、これらの事項は、この可動演出装置を取り付ける遊技機のテーマやキャラクター等に応じて適宜設定し得る。
4 遊技領域
15 窓孔
16 飾枠
17 液晶表示装置
20 可動演出装置
21 基板
27a,27b,28a,28b ガイド孔
29a,29b ラック
30a,30b 支軸
33 ピニオン
35 第1電気的駆動源(モータ)
52 支持部材
54a 第1基部材
54b 第2基部材
55 枢着軸
56a,56b 支軸
60a 第1装飾体
60b 第2装飾体
61 枢着軸
62 回転軸
65a,66a,65b,67b コロローラ
71a,71b レール(円弧状軌道)
80 第2電気的駆動源(モータ)
90 幹基部材
91 幹装飾体
Claims (3)
- 一平面上にて接離自在なるように配設された第1基部材と第2基部材と、前記第1基部材と第2基部材とを接離させる第1電気的駆動源と、前記第1基部材の前面に円弧状軌道を介設することにより回転可能に配設された第1装飾体と、前記第1装飾体を回転動させる第2電気的駆動源と、前記第1装飾体と同一平面上にて接離自在なるように配設されていて前記第2基部材の前面に円弧状軌道を介設することにより回転可能に配設した第2装飾体とを具備し、前記第1電気的駆動源を作動させ前記第1基部材と第2基部材とを合着させることで前記円弧状軌道が環状に連なるとともに前記第1装飾体と第2装飾体とが合着状態となることで該第1装飾体と第2装飾体とが合着状態にて前記第2電気的駆動源の作動により前記第1基部材の前面および第2基部材の前面に亘って周回するようにしたことを特徴とする遊技機用可動演出装置。
- 一平面上にて開閉自在なるように枢着された第1基部材と第2基部材と、前記第1基部材と第2基部材とを開閉動させる第1電気的駆動源と、前記第1基部材の前面に円弧状軌道を介設することにより回転可能に配設された第1装飾体と、前記第1装飾体を回転動させる第2電気的駆動源と、前記第1装飾体と同一平面上にて開閉自在なるように互いに枢着されていて前記第2基部材の前面に円弧状軌道を介設することにより回転可能に配設された第2装飾体とを具備し、前記第1装飾体と第2装飾体との枢着軸を前記第1基部材と第2基部材との枢着軸の前方延長線上に位置させることで前記第1装飾体と第2装飾体とが前記第1基部材と第2基部材と伴に開閉動し得るようにするとともに、前記第1基部材と第2基部材とを閉状態としたときに前記円弧状軌道が環状に連なることで前記第2電気的駆動源の作動により前記第1装飾体と第2装飾体とが閉状態にて前記第1基部材の前面および第2基部材の前面に亘って周回するようにしたことを特徴とする遊技機用可動演出装置。
- 第1基部材と第2基部材とが開閉自在に枢着される幹基部材と、第1装飾体と第2装飾体とが開閉自在に枢着される幹装飾体とを具備したことを特徴とする請求項2に記載した遊技機用可動演出装置。
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JP2014018409A JP6345432B2 (ja) | 2014-02-03 | 2014-02-03 | 遊技機用可動演出装置 |
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JP7478425B2 (ja) | 2020-06-19 | 2024-05-07 | 株式会社足立ライト工業所 | 遊技機の演出装置 |
Citations (3)
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JP2010051632A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Kyoraku Sangyo Kk | 装飾体ユニット、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 |
JP2011010813A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Kyoraku Sangyo Kk | 装飾体ユニット、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 |
JP2013111182A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Heiwa Corp | 遊技機および演出役物装置 |
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2014
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