JP2014018573A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】文字部材を用いた可動役物装置を備え、この可動役物装置により遊技者に新鮮な印象を与えることが可能となる、パチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】可動役物装置30は、第一文字部材31と第二文字部材32とが互いに近接離間する方向のそれぞれに変位可能に構成され、第一文字部材31と第二文字部材32とを接近状態とし、第一文字31a及び第二文字32aからなる第一文字列を遊技者に視認可能に形成する一方、第一文字部材31と第二文字部材32とを離間状態として、第一文字31aと第二文字32aとの間から第三文字33aを遊技者に視認可能とすることにより、第一文字31a、第三文字33a、及び、第二文字32aを一列に並べて、第一文字31aを先頭文字とすると共に第二文字32aを最終文字とする、第一文字列とは異なる第二文字列を遊技者に視認可能に形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、可動役物装置を備えたパチンコ遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機において、文字を表した文字部材を出没可能に設け、図柄表示装置の前面に露出する露出位置と遊技盤の裏側に隠れる格納位置との間で往復運動させる可動役物装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、パチンコ遊技機において、第一文字を表した第一文字部材と第二文字を表した第二文字部材とを設け、一方を出現状態とする場合には他方を隠蔽状態とし、一方を隠蔽状態とする場合には他方を出現状態とする可動役物装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2010−158326号公報 特開2010−194207号公報
本発明は、上記従来技術の如く文字部を用いた可動役物装置を備え、この可動役物装置により遊技者に新鮮な印象を与えることが可能となる、パチンコ遊技機を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、可動役物装置を備えたパチンコ遊技機であって、前記可動役物装置は、第一文字を表した第一文字部と、第二文字を表した第二文字部と、第三文字を表した第三文字部と、を備えるとともに、前記第一文字部及び前記第二文字部のうち少なくとも一方が、遊技者から見て互いに接近する方向及び離間する方向のそれぞれに変位可能に構成され、前記第一文字部と前記第二文字部とを接近状態とし、前記第一文字及び前記第二文字からなる第一文字列を、前記第一文字部及び前記第二文字部により遊技者に視認可能に形成する一方、前記第一文字部と前記第二文字部とを離間状態とするとともに、遊技者から見て前記第一文字部と前記第二文字部との間に前記第三文字部を位置させ、前記第一文字、前記第三文字、及び、前記第二文字からなる第二文字列を、前記第一文字部、前記第二文字部、及び、前記第三文字部により遊技者に視認可能に形成するものである。
本発明により、文字部を用いた可動役物装置を備えたパチンコ遊技機において、可動役物装置により遊技者に新鮮な印象を与えることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の全体的な構成を示した正面図。 同じく、パチンコ遊技機の窓枠が開放された状態の構成を示した正面斜視図。 可動役物装置(第一状態)が配置された遊技盤の構成を示した正面図。 可動役物装置(第二状態)が配置された遊技盤の構成を示した正面図。 可動役物装置(第一状態)を示した正面図。 可動役物装置(第一状態)を示した背面図。 (a)及び(b)はそれぞれ第一状態及び第二状態の可動役物装置を示した右側面図。 可動役物装置(第二状態)を示した正面図。 可動役物装置(第二状態)を示した背面図。
まず、本発明に係るパチンコ遊技機の第一実施形態である遊技機1の全体的な構成について、図1及び図2を用いて説明する。
なお、以下の説明では、遊技機1を遊技者側から見て、手前側を遊技機1の前側とし、奥側を遊技機1の後側として、前後方向を規定する。また、遊技機1を遊技者側から見て、左手側を遊技機1の左側とし、右手側を遊技機1の右側として、左右方向を規定する。
遊技機1は、図1及び図2が示すように、主として、外枠2と、中枠3と、窓枠4と、により構成される枠体に、各種の遊技部品が取り付けられて形成される。
外枠2は、遊技機1の外郭を成し、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。外枠2は、パチンコホール等の遊技場に設けられた台島に設置される。外枠2には、中枠3が設けられる。
中枠3は、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。中枠3は、外枠2の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。中枠3には、遊技盤5と、窓枠4と、下皿ユニット6と、が設けられる。
遊技盤5は、略平板状に形成される部材である遊技板を備える。遊技盤5は、中枠3の下側を除く略全面に渡って、中枠3に着脱自在に取り付けられる。遊技盤5の前側の表面には、遊技球が転動する領域である遊技領域19が形成される(図3及び図4を参照)。また、遊技盤5における遊技領域19の部分には、遊技球を不規則に転動させるために図示しない多数の遊技釘が遊技板に打ち込まれている。
窓枠4は、略平板状に形成される枠体である。窓枠4は、遊技盤5の前方に配置される。窓枠4は、中枠3の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。窓枠4の略中央には、略円形状の窓枠開口部7が開口される。窓枠開口部7は、透明板27により被覆される。これによって、遊技者は、前方から透明板27を介して窓枠4の後方に配置された遊技盤5(より詳細には、遊技領域19)を視認することができる。窓枠開口部7の下方には、発射前の遊技球が貯溜される上皿8が配設される。窓枠開口部7の左右上方には、スピーカ9がそれぞれ配設される。
下皿ユニット6は、中枠3の下側であって窓枠4の下方に取り付けられる。下皿ユニット6の略中央には、上皿8から溢れた遊技球が貯溜される下皿25が配設される。下皿ユニット6の右側部であって下皿25の右方には、上皿8に貯溜された遊技球を遊技盤5の遊技領域19へ向けて発射可能に構成される発射ハンドル26が配設される。
次に、遊技盤5の構成について、図3及び図4を用いてさらに詳細に説明する。
遊技盤5には、遊技部品としてガイドレール10、図柄表示装置11、図柄表示開口部12、一般入賞口13、大入賞装置14、可変入賞装置15、アウト口16、可動役物装置30などが設けられている。
ガイドレール10は、略円弧状に形成された帯状の部材である。ガイドレール10は、遊技盤5の前側面に、当該前側面に対して立ち上がり状に取り付けられる。ガイドレール10は、遊技盤5の前側面に正面視で略円形状を形成するように配置される。そして、遊技盤5において、ガイドレール10により略円形状に形成された内側の領域が、遊技球が転動する領域である遊技領域19として構成される。
図柄表示装置11は、表示画面20を設けて、当該表示画面20に図柄や数字等を変動表示可能に構成される装置である。図柄表示装置11は、表示画面20を前方へ向けた状態で、遊技盤5の後側面に取り付けられる。
図柄表示開口部12は、遊技者が前方から図柄表示装置11の表示画面20を視認するための開口部である。図柄表示開口部12は、正面視で遊技領域19の概ね中央で、遊技盤5を前後方向に貫通して形成される。図柄表示開口部12には、図柄表示装置11の表示画面20が配置される。これによって、遊技者は、前方から図柄表示開口部12を通じて遊技盤5の後側面に取り付けられた図柄表示装置11の表示画面20を視認することができる。
一般入賞口13は、上面が開口されたポケット状に形成され、遊技球が入球(入賞)可能に形成される部材である。一般入賞口13は、遊技領域19の下部であって適宜な位置に複数個が配置される。一般入賞口13は、遊技球が入球すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
大入賞装置14は、所定の大当たり抽選により大当たりが選択されると、大入賞口21を開放して遊技球が入球(入賞)可能に構成される装置である。大入賞装置14は、遊技領域19の中央下部に配置される。大入賞装置14は、開放した大入賞口21に遊技球が入球すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
可変入賞装置15は、所定の作動条件に応じて左右一対の可動片22が開閉作動し、始動入賞口23に遊技球が入球(入賞)可能な開放状態と入球(入賞)不能な閉塞状態とに切り替え可能に構成される装置である。可変入賞装置15は、遊技領域19において図柄表示開口部12の下方であって大入賞装置14の上方に配置される。可変入賞装置15は、前記開放状態において始動入賞口23に遊技球が入球(入賞)すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
アウト口16は、遊技領域19を転動する遊技球が、一般入賞口13や大入賞口21や始動入賞口23等の各入賞口に入球(入賞)しなかった場合に、最終的に流入する開口部である。アウト口16は、遊技領域19の最下部に、遊技盤5を前後方向に貫通して形成される。なお、アウト口16に流入した遊技球は、遊技機1が設置されたパチンコホール等の遊技場側に回収される。
可動役物装置30は、図柄表示開口部12の下側から表示画面20の前方に延出して設けられる。可動役物装置30は、円形の板状部材で形成されて遊技者側にその平面部を向けて配設される、第一文字部材31、第二文字部材32、及び、第三文字部材33を備える。本実施形態においては、第三文字部材33は円形の板状部材を二枚連続して配置することにより構成されている。図3及び図4に示す如く、第一文字部材31から第三文字部材33のそれぞれは、その前面において第一文字31aから第三文字33aのそれぞれを表す部分である第一文字部から第三文字部を有している。本実施形態においては、第一文字31aは「一」を、第二文字32aは「発」を、第三文字33aは「触即」を表している。
なお、本実施形態においては図3及び図4に示す如く、第一文字部材31、第二文字部材32、及び、第三文字部材33は第一文字、第二文字、及び、第三文字と略同程度の大きさに形成されているため、それぞれが第一文字部、第二文字部、及び、第三文字部を形成するが、各文字部材を大きく形成した場合は、第一文字、第二文字、及び、第三文字が表される部分が、それぞれ第一文字部、第二文字部、及び、第三文字部となる。
そして、可動役物装置30は、第一文字部である第一文字部材31及び第二文字部である第二文字部材32のうち少なくとも一方が、遊技者から見て互いに接近する方向及び離間する方向のそれぞれに変位可能に構成されている。本実施形態においては後述する如く、第一文字部材31と第二文字部材32とのそれぞれが左右に対称的に揺動することにより、互いに近接離間するように構成されている。ただし、第一文字部材31と第二文字部材32とのうち何れか一方のみが変位することにより、第一文字部材31及び第二文字部材32が互いに近接離間する構成とすることも可能である。
図3に示す如く、第一文字部材31と第二文字部材32とが接近状態となった場合(本明細書において、この状態を「第一状態」と記載する)には、「一」を表す第一文字31a及び「発」を表す第二文字32aからなる第一文字列「一発」が、第一文字部材31及び第二文字部材32により遊技者に視認可能に形成される。
さらに、図4に示す如く、第一文字部材31と第二文字部材32とが離間状態となった場合(本明細書において、この状態を「第二状態」と記載する)には、遊技者から見て「一」を表す第一文字31aと「発」を表す第二文字32aとの間に、第三文字部である第三文字部材33において「触即」を表す第三文字33aが遊技者に視認可能に位置するように構成される。
これにより、「一」を表す第一文字31a、「触即」を表す第三文字33a、及び、「発」を表す第二文字32aを一列に並べて、第一文字31aを先頭文字とすると共に第二文字32aを最終文字とする、第二文字列「一触即発」が、第一文字部材31、第二文字部材32、及び、第三文字部材33により遊技者に視認可能に形成される。
ここで、第二文字列「一触即発」は、第一文字列「一発」とは文字列が異なるものである必要がある。つまり、第一文字列である「一発」は、例えば「決め手となるような、大きな影響を及ぼす大技などの事」を意味する文字列であるのに対し、第二文字列である「一触即発」は、「ちょっと触れただけで、すぐに爆発しそうな状態の意から、きわめて緊迫した状態や状況」を意味する文字列として、第一文字列とは異なって認識される。
本実施形態に係る遊技機1においては、可動役物装置30を上記の如く構成することにより、遊技者に新鮮な印象を与えることが可能となる。具体的には、可動役物装置30が第一状態にあるときは遊技者に第一文字列である「一発」を認識させておいて、可動役物装置30を瞬時に第一状態から第二状態に変移することにより、遊技者に第二文字列である「一触即発」を認識させるのである。これにより、遊技者は第一文字列における文字(第一文字31a及び第二文字32a)を残しつつ第二文字列を認識し、瞬時に別の文字列に変わるという「言葉遊び」を楽しむことができる。換言すれば、可動役物装置30で表示している文字列を、その文字列の文字を用いた別の文字列に瞬時に変更することにより、遊技者が感じる興趣性を向上させることが可能となるのである。
本実施形態においては、第一文字31aは「一」を、第二文字32aは「発」を、第三文字33aは「触即」をそれぞれ表すことにより、第一文字列を「一発」とすると共に第二文字列を「一触即発」とする構成としたが、この文字及び形成する文字列の種類は限定されるものではない。つまり、第一文字と第二文字とで形成する第一文字列と、第一文字、第三文字及び第二文字で形成する第二文字列とが異なるものであれば差し支えない。その際、第一文字列と第二文字列とは全体として異なるものであれば足り、例えば、第一文字列を「愉快」とし、第二文字列を「愉快痛快」とする場合のように、第一文字列と第二文字列との一部が一致していても良い。また、第一文字列及び第二文字列を縦書きとする(第一文字、第三文字及び第二文字の配置を縦並びとする)構成とすることも可能である。
以下に、第一文字と第二文字とで形成する第一文字列と、第一文字、第三文字及び第二文字で形成する第二文字列と、の例を列挙する。
第一文字は「奇」を、第二文字は「怪」を、第三文字は「奇怪」をそれぞれ表すことにより、第一文字列を「奇怪」とすると共に第二文字列を「奇奇怪怪」とすることができる。
第一文字は「一」を、第二文字は「着」を、第三文字は「件落」をそれぞれ表すことにより、第一文字列を「一着」とすると共に第二文字列を「一件落着」とすることができる。
第一文字は「十」を、第二文字は「日」を、第三文字は「年一」をそれぞれ表すことにより、第一文字列を「十日」とすると共に第二文字列を「十年一日」とすることができる。
第一文字は「大」を、第二文字は「敵」を、第三文字は「胆不」をそれぞれ表すことにより、第一文字列を「大敵」とすると共に第二文字列を「大胆不敵」とすることができる。
第一文字は「有」を、第二文字は「益」を、第三文字は「害無」をそれぞれ表すことにより、第一文字列を「有益」とすると共に第二文字列を「有害無益」とすることができる。
また、第一文字、第二文字、及び、第三文字の文字数についても限定されるものではない。つまり、第一文字又は第二文字を二文字以上としたり、第三文字を一文字としたりすることも可能である。
以下に、第一文字と第二文字とで形成する第一文字列と、第一文字、第三文字及び第二文字で形成する第二文字列と、の例について、それぞれ一文字ずつとした場合(第二文字列を三文字とした場合)について列挙する。
第一文字は「一」を、第二文字は「事」を、第三文字は「大」をそれぞれ表すことにより、第一文字列を「一事」とすると共に第二文字列を「一大事」とすることができる。
第一文字は「間」を、第二文字は「髪」を、第三文字は「一」をそれぞれ表すことにより、第一文字列を「間髪」とすると共に第二文字列を「間一髪」とすることができる。
以下に、第一文字、第二文字、及び、第三文字で形成する第二文字列を五文字とした場合について列挙する。
第一文字は「実現」を、第二文字は「可能」を、第三文字は「不」をそれぞれ表すことにより、第一文字列を「実現可能」とすると共に第二文字列を「実現不可能」とすることができる。
第一文字は「産」を、第二文字は「物」を、第三文字は「業廃棄」をそれぞれ表すことにより、第一文字列を「産物」とすると共に第二文字列を「産業廃棄物」とすることができる。
また、第一文字列における第一文字と第二文字との順序と、第二文字列における第一文字と第二文字との順序とは、逆にすることも可能である。
例えば、第一文字は「下」を、第二文字は「上」を、第三文字は「克」をそれぞれ表すことにより、第一文字列を「上下」とすると共に、第二文字列における第一文字と第二文字との順序を逆にして「下克上」とすることができる。
次に、可動役物装置30の具体的な構成について、図5から図9を用いてさらに詳細に説明する。可動役物装置30は、第一文字部材31、第二文字部材32、及び、第三文字部材33に加えて、ケース部材41、スライド部材51、二個の揺動部材61・61、及び、蓋部材71を備える。
ケース部材41は、上面に開口部を有する中空の筒状部材であり、正面視で略矩形状に形成される。そして、その前後方向幅が上下方向幅及び左右方向幅と比較して小さくなるように形成されており、後述するように板状の第三文字部材33をその内部空間に収容してスライド可能に構成される。ケース部材41は図示しない固定部材によって遊技盤5と相対変位不能に固定されている。つまり、可動役物装置30はケース部材41が遊技盤5に固定されることにより、遊技機1に固定されているのである。
ケース部材41には後面に開口されたスライド溝42が形成される。ケース部材41の前側下部における左右両端部には、左右両側及び下側に突出する板状部であるアーム部43・43が形成される。アーム部43・43の先端部には、後述するように揺動部材61・61を相対回転可能に支持する回動孔44・44が前後方向に貫通して開口される。ケース部材41の後側上部における左右両端部には、後側及び上側に突出する棒状部である蓋支持部45・45が形成される。蓋支持部45・45の先端部には、後述するように蓋部材71を相対回転可能に支持する回動孔46・46が開口される。
スライド部材51は、その上部が前側、下部が後側に位置するように、側面視で略クランク状に形成された長板状部材である。スライド部材51の下部における左右両側には、後述するように揺動部材61・61を揺動可能に係合する長孔52・52が前後方向に貫通して開口される。スライド部材51の下側には棒状の駆動支持部53が延出され、この駆動支持部53の下端部がモータやソレノイド等で構成される図示しない駆動手段に連結されている。そして、スライド部材51は駆動手段を駆動することにより、駆動支持部53を介して上下方向に移動可能に構成されている(図7(b)、図8、及び、図9のそれぞれにおける矢印Aを参照)。
スライド部材51の上部は、第三文字支持部54として形成される。第三文字支持部54はその前面に、ケース部材41に収容された第三文字部材33が固着される。第三文字支持部54の左右幅はケース部材41に開口されたスライド溝42と略同一に形成されており、第三文字支持部54はスライド溝42に沿って上下にスライドし、ケース部材41の上面で進退可能に構成される。つまり、スライド部材51が駆動手段によって上下動することにより、第三文字部材33がケース部材41から出没するように構成されているのである。
揺動部材61・61は、正面視で略逆T字状に形成された部材であり、ケース部材41の後方かつスライド部材51の前方に配置される。それぞれの揺動部材61・61は左右対称に配置されており、その構成は同じであるため、以下では左側の揺動部材61を中心に説明する。
揺動部材61の外側下端部には、前方に突出する回動軸62が形成されている。回動軸62がケース部材41のアーム部43に形成された回動孔44に挿通されることにより、揺動部材61はケース部材41に対して相対回転可能に支持される。
揺動部材61の内側下端部には、後方に突出する係合軸63が形成されている。係合軸63がスライド部材51の下部に形成された長孔52に挿通されることにより、揺動部材61はスライド部材51に対して揺動可能に係合される。即ち、スライド部材51が上下動することにより、係合軸63を介して揺動部材61は上方又は下方に押され、回動軸62を中心として上下に回動するのである。
揺動部材61の上端部には、ケース部材41の前方空間に延出する文字支持部64が形成される。左側の揺動部材61における文字支持部64の前面には第一文字部材31が、右側の揺動部材61における文字支持部64の前面には第二文字部材32がそれぞれ固着される。スライド部材51の上方への移動に伴って左側の揺動部材61が上方に回動した際には、文字支持部64に固着された第一文字部材31は左側方(外側)に移動する。同様に、右側の揺動部材61が上方に回動した際には、文字支持部64に固着された第二文字部材32は右側方(外側)に移動する。逆に、スライド部材51の下方への移動に伴って左右の揺動部材61が下方に回動した際には、文字支持部64・64に固着された第一文字部材31及び第二文字部材32はそれぞれ内側に移動する。つまり、第一文字部材31と第二文字部材32とは、左右の揺動部材61・61が上下に回動することにより、それぞれが左右に対称的に揺動し、互いに近接離間するように構成されているのである(図8及び図9を参照)。
蓋部材71は、その下面に窪みを有する部材であり、ケース部材41の上面の開口部を開閉する。蓋部材71の左右両面には、外側に突出する支持軸72・72が形成されている。支持軸72・72がケース部材41の蓋支持部45・45に開口された回動孔46・46に挿通されることにより、蓋部材71はケース部材41に対して相対回転可能に支持される。
蓋部材71の左右両側面には、長孔である係合溝73・73が形成されている。また、第三文字部材33の上端部には、左右両側方に突出する係合軸33b・33bが配設されている。そして、係合軸33b・33bが蓋部材71の係合溝73・73に挿通されている。これにより、スライド部材51の上下動によって第三文字部材33がケース部材41から出没する際には、係合軸33b・33bを介して蓋部材71が上方又は下方に押され、支持軸72を中心として上下に回動するのである。即ち、蓋部材71はスライド部材51の上下動に伴って、ケース部材41の上面の開口部を開閉するように構成されているのである(図7(a)及び(b)を参照)。
上記の如く構成された可動役物装置30において、図5、図6、及び、図7(a)に示す如くスライド部材51が下方に位置する際には、第一文字部材31と第二文字部材32とが互いに接近した状態(第一状態)となる。このとき、第三文字部材33は、正面視で第一文字部材31及び第二文字部材32と略同位置(第一文字部材31及び第二文字部材32の背後の位置)となる。そして、第一状態において第三文字部材33はケース部材41に収容されており、蓋部材71がケース部材41の上面開口部を閉塞しているため、遊技者は第三文字部材33及び第三文字33aを視認することはできない。即ち、可動役物装置30が第一状態にあるときは、遊技者は図5に示す如く、第一文字31a及び第二文字32aからなる第一文字列である「一発」を認識することになる。
可動役物装置30において、図7(b)、図8、及び、図9に示す如くスライド部材51が上方に位置する際には、第一文字部材31と第二文字部材32とが互いに離間した状態(第二状態)となる。このとき、第三文字部材33がケース部材41から出現し、第一文字31aと第二文字32aとの間から第三文字33aが遊技者に視認可能とされる。即ち、可動役物装置30が第二状態にあるときは、遊技者は図8に示す如く、第一文字31a、第三文字33a、及び、第二文字32aを一列に並べて、第一文字31aを先頭文字とすると共に第二文字32aを最終文字とする、第二文字列「一触即発」を認識することになる。
本実施形態に係る遊技機1においては、可動役物装置30を上記の如く構成することにより、第一文字部材31と第二文字部材32とが接近した第一状態となった場合には、第一文字列「一発」を第一文字部材31及び第二文字部材32により遊技者に視認可能に形成する。また、第一文字部材31と第二文字部材32とが離間した第二状態となった場合には、第二文字列「一触即発」を、第一文字部材31、第二文字部材32、及び、第三文字部材33により遊技者に視認可能に形成する。このように、可動役物装置30で表示している文字列を、文字の一部を残しつつ瞬時に別の文字列に変更することにより、遊技者に新鮮な印象を与えることが可能となる。特に本実施形態においては、単一の駆動手段によりスライド部材51を上下動させる簡易な構成で、第一文字部材31と第二文字部材32とを近接離間させるとともに第三文字部材33を出没させることができ、遊技者が受ける興趣性を物理的に高める構成としているのである。
なお、可動役物装置については、上記の構成以外の構成によって、第一文字部材及び第二文字部材のうち少なくとも一方が互いに接近する(第一状態となる)方向及び離間する(第二状態となる)方向のそれぞれに変位可能とすると共に、第一状態で第一文字と第二文字とで形成する第一文字列を、第二状態で第一文字、第三文字及び第二文字で形成する第二文字列を遊技者に視認可能に形成することも可能であり、その具体的構成は限定されるものではない。例えば、第一文字と第二文字とで第一文字列を形成し、その背後に位置を固定して第三文字を配置する。そして、第一文字と第二文字とを互いに離間させることにより第三文字を遊技者に視認させて、第一文字、第三文字及び第二文字で形成する第二文字列を遊技者に視認可能に構成することも可能である。
また、本実施形態においては、可動役物装置30を遊技盤5に設ける構成としたが、可動役物装置30を窓枠4などの他の箇所に設ける構成とすることも可能である。
1 遊技機
5 遊技盤
30 可動役物装置
31 第一文字部材
31a 第一文字
32 第二文字部材
32a 第二文字
33 第三文字部材
33a 第三文字

Claims (1)

  1. 可動役物装置を備えたパチンコ遊技機であって、
    前記可動役物装置は、
    第一文字を表した第一文字部と、第二文字を表した第二文字部と、第三文字を表した第三文字部と、を備えるとともに、前記第一文字部及び前記第二文字部のうち少なくとも一方が、遊技者から見て互いに接近する方向及び離間する方向のそれぞれに変位可能に構成され、
    前記第一文字部と前記第二文字部とを接近状態とし、前記第一文字及び前記第二文字からなる第一文字列を、前記第一文字部及び前記第二文字部により遊技者に視認可能に形成する一方、
    前記第一文字部と前記第二文字部とを離間状態とするとともに、遊技者から見て前記第一文字部と前記第二文字部との間に前記第三文字部を位置させ、前記第一文字、前記第三文字、及び、前記第二文字からなる第二文字列を、前記第一文字部、前記第二文字部、及び、前記第三文字部により遊技者に視認可能に形成する、
    ことを特徴とする、パチンコ遊技機。
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