JP2015144549A - 車両診断システム及び車両診断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回生発電機能が実現できなくなることで温室効果ガス排出量低減効果が減殺されるような異常(故障)が発生した場合に、可及的速やかに運転者等に修理を促す。
【解決手段】車両診断システム(100)は、前提条件判定部(101)、実施条件判定部(102)、事象カウント値取得部(105)、実施カウント値取得部(106)、及び異常判定部(107)を備えている。事象カウント値取得部は、事象カウント値(前提条件の成立が期待される状態下で実施条件判定部により実施条件の成立が判定された事象の回数等)を取得する。実施カウント値取得部は、実施カウント値(回生発電を実施する動作の発生回数等)を取得する。異常判定部は、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生を、事象カウント値と実施カウント値とに基づいて判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、発電機を搭載しており当該発電機により回生発電可能な車両の、診断に関する処理を行なうように構成された、車両診断システムに関する。また、本発明は、かかる車両診断システムにて実行される車両診断方法に関する。
この種の車両においては、所定条件が成立した場合に、回生発電が実施される(例えば、特開2001−169402号公報等参照。)。かかる回生発電により発生(回収)された電力が車両にて利用されることで、当該車両における環境負荷(温室効果ガス排出量)の低減が図られる。
特開2001−169402号公報
しかしながら、上述の所定条件が成立しても、何らかの異常(故障)により回生発電が実施できなくなった場合、環境負荷すなわち温室効果ガス(二酸化炭素等)排出量を低減するという回生発電機能の効果が減殺される(良好には奏されなくなる)。この状態で車両の運転が長期間継続されることは、環境負荷の観点から問題となる。本発明は、上記に例示した事情等に鑑みてなされたものである。
本発明の車両診断システムは、
発電機(28)を搭載しており所定条件が成立した場合に前記発電機により回生発電する機能を備えた車両(V)の、診断に関する処理を行なうように構成された、車両診断システム(100)であって、
回生発電を実施するための前提条件の成立を判定するように設けられた、前提条件判定部(101)と、
回生発電を実施すべき条件であって前記前提条件とは異なる実施条件の成立を判定するように設けられた、実施条件判定部(102)と、
前記前提条件の成立が期待される状態下で前記実施条件判定部により前記実施条件の成立が判定された事象の発生回数又は当該事象発生の積算時間に関するカウント値である事象カウント値を取得するように設けられた、事象カウント値取得部(105)と、
回生発電を実施する動作の発生回数又は当該動作発生の積算時間に関するカウント値である実施カウント値を取得するように設けられた、実施カウント値取得部(106)と、
前記事象カウント値及び前記実施カウント値を前記車両とは異なる外部機器(C)に出力するように設けられた、出力部(107b)と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一実施形態が適用された車両の概略図。 図1に示されている車両及び外部機器により構成される、本発明に係る車両診断システムの一実施形態の機能ブロック構成を示す概略図。 図1に示されている車両及び外部機器により構成される、本発明に係る車両診断システムの他の実施形態の機能ブロック構成を示す概略図。 図3に示されている車両診断システムの動作の一具体例を説明するためのフローチャート。 図3に示されている車両診断システムの動作の一具体例を説明するためのフローチャート。 図2及び図3に示されている車両診断システムの構成の一変形例の機能ブロック構成を示す概略図。 図6に示されている車両診断システムの動作の一具体例を説明するためのフローチャート。 図2及び図3に示されている車両診断システムの構成の他の一変形例の機能ブロック構成を示す概略図。 図2及び図3に示されている車両診断システムの構成のさらに他の一変形例の機能ブロック構成を示す概略図。 図2及び図3に示されている車両診断システムの構成のさらに他の一変形例の機能ブロック構成を示す概略図。 図2及び図3に示されている車両診断システムの構成のさらに他の一変形例の機能ブロック構成を示す概略図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、変形例は、当該実施形態の説明中に挿入されると首尾一貫した一実施形態の説明の理解が妨げられるので、末尾にまとめて記載されている。
<車両の全体構成>
図1に示されている外部機器Cは、いわゆるハイブリッド自動車である車両Vと通信回線(有線又は無線)を介してデータ通信可能に設けられている。
車両Vには、エンジン10(火花点火式の多気筒ガソリンエンジン)が搭載されている。エンジン10の吸気管11には、電気駆動式のスロットルバルブ12が設けられている。吸気管11と気筒との接続部分である吸気ポートの近傍には、ガソリン燃料を噴射する手段としてのインジェクタ13が設けられている。また、エンジン10の点火手段として、各気筒には、点火プラグ15と、この点火プラグ15に点火用高電圧を印加するイグナイタ16とが設けられている。さらに、吸気ポート及び排気ポートには、吸気バルブ17及び排気バルブ18がそれぞれ設けられている。
エンジン10の排気管21には、排気浄化装置としての触媒コンバータ23が設けられている。触媒コンバータ23は、例えば三元触媒を有するものであり、排気が通過する際に排気中の有害成分(HC、CO,NOx)を浄化するように構成されている。
エンジン10のクランク軸25には、遊星ギア機構を備えた動力分配装置を含むトランスミッション26が接続されている。トランスミッション26には、ギア軸27を介して、電動機及び発電機として動作可能なモータ28が接続されている。本実施形態においては、モータ28は、所定条件成立下で車両Vの減速時に発電機として動作することで回生制動機能を奏することができるように設けられている。なお、かかる回生制動機能によるモータ28での発電を、以下「回生発電」と称する。
また、トランスミッション26には、出力軸29、ディファレンシャルギア31、及び駆動軸32を介して、車輪(駆動輪)33が接続されている。すなわち、トランスミッション26は、エンジン10及び/又はモータ28の出力動力を、同一の駆動軸32に出力可能に構成されている。
モータ28は、インバータ34を介して高圧バッテリ35に接続されている。インバータ34は、モータ28が発電機として動作する場合、モータ28で発電した電力を、交流から直流に変換して高圧バッテリ35に出力することで、高圧バッテリ35を充電するように設けられている。一方、インバータ34は、モータ28が電動機として動作する場合、高圧バッテリ35から出力された電力を、直流から交流に変換してモータ28に出力するように設けられている。
車両Vには、以下に一部を例示する、複数のセンサ類が設けられている。具体的には、吸気管11には、エアフローメータ41aと、吸気温センサ41bと、スロットル開度センサ41cと、が装着されている。エアフローメータ41aは、吸気管11を通流する吸入空気の質量流量(Ga)に対応する出力を生じるように設けられている。吸気温センサ41bは、上述の吸入空気の温度(Tin)に対応する出力を生じるように設けられている。スロットル開度センサ41cは、スロットルバルブ12の開度(回転角度)であるスロットル開度TAに対応する出力を生じるように、スロットルバルブ12に対応する位置に配置されている。
排気管21には、A/Fセンサ41dと、触媒温度センサ41eと、排気温センサ41fと、が設けられている。A/Fセンサ41dは、排気中の酸素濃度に対応した出力を生じる酸素濃度センサであって、排気管21における触媒コンバータ23の上流側に装着されている。触媒温度センサ41eは、触媒コンバータ23の温度(Tc)に対応する出力を生じるように、触媒コンバータ23に装着されている。排気温センサ41fは、排気管21を通流する排気の温度(Tex)に対応する出力を生じるように設けられている。
トランスミッション26には、ミッション油温センサ41gが装着されている。ミッション油温センサ41gは、トランスミッション26の内部の作動油温(Tm)に対応する出力を生じるように設けられている。また、エンジン10には、冷却水温センサ41hと、クランク角センサ41kと、が装着されている。冷却水温センサ41hは、エンジン10の冷却水温(Tw)に対応する出力を生じるように設けられている。クランク角センサ41kは、クランク軸25が10度回転する毎の幅狭のパルスと360度回転する毎の幅広のパルスとを有する信号(この信号は主としてエンジン回転数Neの検出に用いられる)を出力するように、エンジン10のクランクケースに装着されている。
車両Vには、車速センサ41mと、ブレーキ圧センサ41nと、が装着されている。車速センサ41mは、車両Vの走行速度(ve)に対応する出力を生じるように設けられている。ブレーキ圧センサ41nは、ブレーキアクチュエータ(図示略)からブレーキキャリパ(図示略)に供給される作動油の圧力であるブレーキ油圧(Pbr)に対応する出力を生じるように設けられている。
車両Vには、シフトポジションセンサ41pと、ブレーキセンサ41rと、アクセル開度センサ41sと、開閉センサ41tと、が装着されている。シフトポジションセンサ41pは、車両Vの運転席近傍に配置されたシフトレバー(図示略)の操作状態に対応する出力を生じるように設けられている。ブレーキセンサ41rは、ブレーキペダル(図示略)の操作量に対応する出力を生じるように設けられている。アクセル開度センサ41sは、アクセルペダル(図示略)の操作量であるアクセル開度Accに対応する出力を生じるように設けられている。開閉センサ41tは、車両Vのドアやボンネット(図示略)の開閉状態に対応する出力を生じるように設けられている。
高圧バッテリ35には、電圧センサ41vと、電流センサ41xと、が電気的に接続されている。電圧センサ41vは、高圧バッテリ35の端子間電圧Vbに対応する出力を生じるように設けられている。電流センサ41xは、高圧バッテリ35の充放電電流Ibに対応する出力を生じるように設けられている。
車両Vには、始動スイッチ42(イグニッションスイッチとも称される)が設けられている。始動スイッチ42は、車両V(ハイブリッドシステム)の起動と遮断との切り換え等の際に操作されるスイッチであって、運転席近傍に配置されている。
車両Vには、エンジンECU51及びハイブリッドECU52が搭載されている。エンジンECU51及びハイブリッドECU52は、周知の通りの、CPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータを主体として構成されていて、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、車両Vの運転に関する各種制御を実行するようになっている。
具体的には、エンジンECU51は、上述の複数のセンサ類(但し電圧センサ41v及び電流センサ41xを除く)と電気的に接続されている。ハイブリッドECU52は、電圧センサ41v、電流センサ41x、及び始動スイッチ42と電気的に接続されている。また、エンジンECU51とハイブリッドECU52とは、互いに信号授受可能に、電気的に接続されている。
エンジンECU51は、電気的に接続された上述の複数のセンサ類やハイブリッドECU52から出力された信号を入力信号として受領し、この入力信号に基づいてエンジン10の各部(インジェクタ13やイグナイタ16等)の駆動を制御するようになっている。ハイブリッドECU52は、エンジンECU51を介して上述の複数のセンサ類(但し電圧センサ41v及び電流センサ41xを除く)の出力信号を受領するとともに、電圧センサ41v及び電流センサ41xのから出力された信号を受領し、これらの受領した信号(入力信号)に基づいて、モータ28の動作制御、インバータ34の動作制御、高圧バッテリ35の充放電制御、等を行うようになっている。
また、エンジンECU51及びハイブリッドECU52は、互いに協調する(制御信号やデータ等の授受を行う)ことで、車両V(ハイブリッドシステム)における走行モード制御やエンジン10の一時停止/再始動制御等の各種制御を実行するようになっている。
<第1実施形態の車両診断システムの構成>
図2を参照すると、車両診断システム100は、車両V(図1参照)の診断に関する処理を行うように構成されている。具体的には、この車両診断システム100は、前提条件判定手段101と、実施条件判定手段102と、回生発電要求手段103と、回生発電制御手段104と、事象発生回数カウント手段105と、回生発電回数カウント手段106と、車両状態診断処理手段107と、を備えている。
本発明の「前提条件判定部」に相当する前提条件判定手段101は、回生発電を実施するための前提条件の成立を判定するように設けられている。この「前提条件」は、通常であれば(すなわち異常や故障がなければ)車両Vが走行を開始してから所定程度の時間が経過すれば成立すべき条件(車両Vの状態)であって、例えば、以下のものを用いることが可能である。(1)現在のトリップ中に1回でも車両Vの走行速度(ve)が所定値(ve0)に到達したこと、(2)特定のコンポーネント(高圧バッテリ35、等。)が故障していないこと。なお、本実施形態において、「トリップ」とは、始動スイッチ42がOFFからONにされてから、次にOFFからONにされるまでの間の期間をいうものとする。
本発明の「実施条件判定部」に相当する実施条件判定手段102は、実施条件(回生発電を実施すべき条件であって上述の前提条件とは異なる条件)の成立を判定するように設けられている。この「実施条件」は、上述の「前提条件」の成立を前提として、回生発電を実施すべき、車両Vの運転操作状況(運転状態)等であって、例えば、以下に列挙するものから少なくとも1つを用いることが可能である。(i)ブレーキON(ブレーキペダル操作量が所定量以上)、(ii)アクセルOFF(Acc<Acc0(所定値))、(iii)トランスミッション26が締結状態(すなわちモータ28と出力軸29との間での駆
動力伝達が可能な状態)であること、(iv)ve≧ve0(所定値)、(v)燃料噴射OFF、(vi)モータ28からの走行用駆動力の出力がないこと。具体的には、本実施形態においては、実施条件判定手段102は、上記の(i)〜(vi)のすべての条件が成立したことをもって、「実施条件成立」を判定するようになっている。
回生発電要求手段103は、前提条件判定手段101により前提条件の成立が判定され且つ実施条件判定手段102により実施条件の成立が判定された場合に、回生発電要求(回生発電を実施するための信号)を発生させるように設けられている。回生発電制御手段104は、回生発電要求手段103からの回生発電要求の受領状態に基づいて、モータ28による回生発電状態を制御するように設けられている。
本発明の「事象カウント値取得部」に相当する事象発生回数カウント手段105は、事象カウント値Creqを取得するように設けられている。ここで、本実施形態においては、「事象カウント値Creq」は、「期待事象」の発生回数に関するカウント値である。「期待事象」とは、前提条件の成立が期待される状態下で、実施条件判定手段102により実施条件の成立が判定された事象である。なお、本実施形態においては、事象カウント値Creqの取得に際しての条件である「前提条件の成立が期待される状態」とは、上述の(1)の条件が成立した状態をいうものとする。
本発明の「実施カウント値取得部」に相当する回生発電回数カウント手段106は、実施カウント値Cgenを取得するように設けられている。ここで、本実施形態においては、「実施カウント値Cgen」は、回生発電を実施する動作の発生回数(具体的には回生発電制御手段104により回生発電制御動作がなされた回数)に関するカウント値である。以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、前提条件判定手段101、実施条件判定手段102、回生発電要求手段103、回生発電制御手段104、事象発生回数カウント手段105、及び回生発電回数カウント手段106は、ハイブリッドECU52に設けられている。
車両状態診断処理手段107は、事象発生回数カウント手段105にて取得された事象カウント値Creqと、回生発電回数カウント手段106にて取得された実施カウント値Cgenとを、車両V(図1参照)から外部機器Cに送信するように構成されている。具体的には、本実施形態においては、車両状態診断処理手段107は、通信手段107bを備えている。
通信手段107bは、事象発生回数カウント手段105にて取得された事象カウント値Creqの最新値、及び回生発電回数カウント手段106にて取得された実施カウント値Cgenの最新値を、外部機器Cからの要求等に応じて適宜外部機器Cに送信するように、ハイブリッドECU52に設けられている。なお、通信手段107bによって外部機器Cに送信される、これらの最新値は、事象発生回数カウント手段105や回生発電回数カウント手段106にて記憶されていてもよいし、車両状態診断処理手段107に設けられた記憶手段に記憶されていてもよい。
さらに、本実施形態においては、事象発生回数カウント手段105は、期待事象が発生したトリップ数を計数することで、事象カウント値Creqを取得するようになっている。また、回生発電回数カウント手段106は、回生発電を実施する動作が発生したトリップ数を計数することで実施カウント値Cgenを取得するようになっている。
<第1実施形態の車両診断システムの動作>
以下、本実施形態の構成における動作及び作用・効果について説明する。
エンジンECU51及びハイブリッドECU52は、上述の複数のセンサ類の出力信号によって把握される車両Vの各種状態等に基づいて、互いに各種信号を授受しつつ車両V(ハイブリッドシステム)の各部の動作を制御する。具体的には、例えば、ハイブリッドECU52は、電圧センサ41vや電流センサ41xや始動スイッチ42等からの入力信号や、エンジンECU51との間での信号授受により入力された信号等に基づいて、車両Vの各種状態等を取得する。そして、ハイブリッドECU52は、取得した車両Vの各種状態等に基づいて、エンジン10の燃費効率を考慮しつつ、車両Vの走行モード(エンジン10の一時停止/再始動を含む)を設定する。
エンジンECU51は、ハイブリッドECU52によって設定(決定)された走行モードに従って、エンジン10の運転制御を行う。すなわち、例えば、エンジンECU51は、エンジン10の運転期間中に、車両Vの運転状態等に基づいて、エンジン10における各種制御(燃料噴射制御(いわゆるフューエルカットを含む)、点火制御、等。)を行う。ハイブリッドECU52は、SOCを、電流センサ41xにより検出される充放電電流に基づいて算出する。また、ハイブリッドECU52は、車両Vの運転状態や高圧バッテリ35の充電残量等に基づいて、モータ28やインバータ34等の駆動を制御する。
以下、回生発電制御について、より詳細に説明する。上述のように、本制御においては、前提条件判定手段101により、回生発電を実施するための前提条件の成立の有無が判定される。また、実施条件判定手段102により、上述の実施条件の成立の有無が判定される。前提条件判定手段101により前提条件の成立が判定され、且つ実施条件判定手段102により実施条件の成立が判定されると、回生発電要求手段103により、回生発電要求が発生させられる。この回生発電要求が発生させられると、回生発電制御手段104は、モータ28における回生発電状態を制御する。これにより、回生発電制御手段104の制御下で、モータ28は回生発電電力を出力する。
ところで、上述の通り、前提条件判定手段101による、上述の前提条件の成立判定は、通常であれば(すなわち異常や故障がなければ)、車両Vが走行を開始してから所定程度の時間が経過後に成立する。よって、車両Vが走行を開始してから所定程度の時間が経過後に上述の実施条件が成立すれば、車両Vの減速時に回生発電が行われることで、車両Vの運動エネルギから電気エネルギが回収され、これにより温室効果ガス排出量低減効果が奏されるはずである。
しかしながら、本来は前提条件が成立しているはずであるにもかかわらず、何らかの異常(故障)により、上述の実施条件が成立したにもかかわらず回生発電が行えなくなった場合、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される(良好には奏されなくなる)。この状態で車両Vの運転が長期間継続されることは、環境負荷の観点から問題となる。よって、このような異常(故障)が発生した場合には、可及的速やかに運転者等に修理を促す必要がある。
そこで、事象発生回数カウント手段105は、期待事象が発生した回数(具体的にはトリップ数)を計数することで、事象カウント値Creqを取得する。具体的には、事象発生回数カウント手段105は、現在のトリップ中に1回でも期待事象が発生した場合に、事象カウント値Creqを1つだけカウントアップ(インクリメント)する。
また、回生発電回数カウント手段106は、回生発電を実施する動作が発生した回数(具体的には回生発電制御手段104により回生発電制御動作がなされたトリップ数)を計数することで、実施カウント値Cgenを取得する。具体的には、回生発電回数カウント手段106は、現在のトリップ中に1回でも上述の動作が発生した場合に、実施カウント値Cgenを1つだけカウントアップ(インクリメント)する。そして、車両状態診断処理手段107(通信手段107b)は、事象カウント値Creq及び実施カウント値Cgenの最新値を、外部機器Cに出力する。
このように、本実施形態においては、「温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での回生発電機能に関する異常」の発生の有無に関する情報が、通信手段107bを介して車両Vから外部機器C側に送信される。このため、本実施形態によれば、車両Vの製造者、販売者、保守業者等が、市場における車両Vの温室効果ガス増加に至る異常(故障)の発生態様を、迅速且つ的確に取得することが可能となる。
<第2実施形態の車両診断システムの構成>
次に、本発明の別例(他の実施形態)に係る構成について説明する。以下の別例の説明において、上述の実施形態(第1実施形態)にて説明されているものと同様の構成及び機能を有する部分に対しては、上述の実施形態と同様の符号が用いられ得るものとする。そして、かかる部分の説明については、技術的に矛盾しない範囲内において、上述の実施形態における図面や説明が適宜援用され得るものとする。
図3を参照すると、本発明の第2実施形態である車両診断システム100は、車両V(図1参照)の診断を行うように構成されている。具体的には、この車両診断システム100は、前提条件判定手段101と、実施条件判定手段102と、回生発電要求手段103と、回生発電制御手段104と、事象発生回数カウント手段105と、回生発電回数カウント手段106と、車両状態診断処理手段107と、を備えている。
本実施形態においては、前提条件判定手段101、実施条件判定手段102、回生発電要求手段103、回生発電制御手段104、事象発生回数カウント手段105、及び回生発電回数カウント手段106は、上述の第1実施形態と同様である。本実施形態においては、車両状態診断処理手段107は、温室効果ガス増加判定手段107cを備えている。この温室効果ガス増加判定手段107cは、事象カウント値Creq及び実施カウント値Cgenの最新値(通信手段107bから受信した値)に基づいて、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生の有無を判定するように設けられている。なお、この判定を、以下「温室効果ガス増加判定」と称する。
<第2実施形態の車両診断システムの動作>
以下、本実施形態の構成における動作及び作用・効果について説明する。なお、以下に参照する図4等にて図示されたフローチャートにおいては、「ステップ」は「S」と略記されている。
上述の通り、前提条件判定手段101による、上述の前提条件の成立判定は、通常であれば(すなわち異常や故障がなければ)、車両Vが走行を開始してから所定程度の時間が経過後に成立する。よって、車両Vが走行を開始してから所定程度の時間が経過後に上述の実施条件が成立すれば、車両Vの減速時に回生発電が行われることで、車両Vの運動エネルギから電気エネルギが回収され、これにより温室効果ガス排出量低減効果が奏されるはずである。
しかしながら、本来は前提条件が成立しているはずであるにもかかわらず、何らかの異常(故障)により、上述の実施条件が成立したにもかかわらず回生発電が行えなくなった場合、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される(良好には奏されなくなる)。この状態で車両Vの運転が長期間継続されることは、環境負荷の観点から問題となる。よって、このような異常(故障)が発生した場合には、可及的速やかに運転者等に修理を促す必要がある。そこで、本実施形態の構成においては、車両状態診断処理手段107(温室効果ガス増加判定手段107c)は、回生発電を実際に実施する動作の発生度合と、回生発電が期待される車両Vの状態の発生度合と、に基づいて、温室効果ガス増加判定を行う。
すなわち、事象発生回数カウント手段105は、期待事象が発生した回数に関連する値(具体的には期待事象が発生したトリップ数)を計数することで、事象カウント値Creqを取得する。具体的には、事象発生回数カウント手段105は、現在のトリップ中に1回でも期待事象が発生した場合に、事象カウント値Creqを1つだけカウントアップ(インクリメント)する。
また、回生発電回数カウント手段106は、回生発電を実施する動作が発生した回数に関連する値(具体的には回生発電制御手段104により回生発電制御動作がなされたトリップ数)を計数することで、実施カウント値Cgenを取得する。具体的には、回生発電回数カウント手段106は、現在のトリップ中に1回でも上述の動作が発生した場合に、実施カウント値Cgenを1つだけカウントアップ(インクリメント)する。そして、温室効果ガス増加判定手段107cは、事象カウント値Creq及び実施カウント値Cgenの最新値に基づいて、温室効果ガス増加判定を行う。
以下、上述の動作の一具体例について、図4及び図5に示されているフローチャートを用いて説明する。図4に示されている初期化ルーチンは、始動スイッチ42によるハイブリッドシステム起動直後に、ハイブリッドECU52に備えられたメインCPUによって起動される。このルーチンが起動されると、まず、ステップ310において、カウント要求フラグFcがリセットされる(Fc=0)。次に、ステップ320において、カウント済フラグFdがリセットされる(Fd=0)。その後、本ルーチンが終了する。
図5に示されている手順は、始動スイッチ42によるハイブリッドシステム起動後に、所定時間毎に実行される。この手順が開始されると、まず、ステップ401にて、所定のクリア条件(例えば外部機器Cからのクリアコマンドの入力等)が成立していないかどうかが判定される。クリア条件が成立していれば(ステップ401=NO)、処理がステップ403及び405に進行した後、本手順が一旦終了する。一方、クリア条件が成立していなければ(ステップ401=YES)、処理がステップ407以降に進行する。
ステップ403においては、事象カウント値Creq及び実施カウント値Cgenの記憶値がクリアされる(値がリセットされる:Creq,カウント値Cgen=0)。また、温室効果ガス増加判定フラグErrがクリアされる(Err=0)。すなわち、温室効果ガス増加判定手段107cにおける温室効果ガス増加判定状態がリセットされる。ステップ405においては、カウント要求フラグFcがリセットされるとともに(Fc=0)、高圧バッテリ35への流入電流の積算値(バッテリ流入電流積算値Is)がクリアされる(Is=0)。さらに、ステップ405においては、一時停止要求が解除される。
ステップ407においては、実施条件が成立したか否かが判定される。実施条件が成立していない場合(ステップ407=NO)、処理が上述のステップ405に進行した後、本手順が一旦終了する。一方、実施条件が成立した場合(ステップ407=YES)、処理がステップ409以降に進行する。
ステップ409においては、前提条件(具体的には上記の(1)及び(2)の双方)が成立したか否かが判定される。前提条件が成立した場合(ステップ409=YES)、処理がステップ411に進行し、回生発電要求がセットされる。一方、前提条件が成立していない場合(ステップ409=NO)、処理がステップ413に進行し、回生発電要求が解除される。このようにして、ステップ409の判定結果に応じてステップ411又は413の処理が実行された後、処理がステップ415に進行する。
ステップ415においては、前提条件のうちの(1)「現在のトリップ中に1回でも車両Vの走行速度(ve)が所定値(ve0)に到達したこと」が成立したか否かが判定される。このステップ415の判定処理は、「期待事象」あるいは「前提条件の成立が期待される状態」に関連する判定処理である。前提条件のうちの(1)が成立した場合(ステップ415=YES)、処理がステップ417に進行し、カウント要求フラグFcがセットされ(Fc=1)、その後、処理がステップ419に進行する。一方、前提条件のうちの(1)が成立していない場合(ステップ415=NO)、ステップ417の処理はスキップされ、その後、処理がステップ419に進行する。
ステップ419においては、今回の本手順の実行によりカウント要求フラグFcがリセット状態からセット状態に変更されたか否かが判定される。今回の本手順の実行によりカウント要求フラグFcがリセット状態からセット状態に変更された場合(ステップ419=YES)、処理がステップ421に進行して事象カウント値Creqがカウントアップ(インクリメント)された後、処理がステップ423に進行する。一方、ステップ419の判定が「NO」である場合、ステップ421の処理はスキップされ、その後、処理がステップ423に進行する。
ステップ423においては、上述のバッテリ流入電流積算値Isと所定の閾値(Ith)とを用いた判定が行われる。この判定は、Is<Ithという状態からIs≧Ithという状態になった「エッジ」が検出されたか否かの判定である。また、ステップ423においては、カウント済フラグFdがリセット状態(Fd=0)であるか否かも併せて判定される。
両者がともに肯定される場合(ステップ423=YES)、処理がステップ425に進行した後、処理がステップ427に進行する。ステップ425においては、実施カウント値Cgenがカウントアップ(インクリメント)されるとともに、カウント済フラグFdがセットされる(Fd=1)。一方、両者のうちの少なくとも一方が否定される場合(ステップ423=NO)、ステップ425の処理はスキップされ、処理がステップ427以降に進行する。
ステップ427及び429においては、事象カウント値Creq及び実施カウント値Cgenに基づいて、温室効果ガス増加判定が行われる。具体的には、まず、ステップ427においては、実施カウント値Cgenを事象カウント値Creqで除した値が所定の閾値K0よりも小さいか否かが判定される。ステップ427における判定結果に応じてステップ429の処理が実行された後、本手順が一旦終了する。
実施カウント値Cgenを事象カウント値Creqで除した値が閾値K0よりも小さい場合(ステップ427=YES)、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生が判定される。よって、この場合、処理がステップ429に進行し、温室効果ガス増加判定フラグErrがセットされる(Err=1)。一方、実施カウント値Cgenを事象カウント値Creqで除した値が閾値K0以上である場合(ステップ427=NO)、ステップ429の処理はスキップされる。
このように、本実施形態においては、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生の有無が、実施カウント値Cgen及び事象カウント値Creqに基づいて判定される。かかる異常の発生が判定されると、これを運転者等に通知することで、かかる異常が可及的速やかに復元され得る。したがって、本実施形態によれば、エンジン10を搭載した車両Vによる環境負荷を、可及的に抑制することが可能となる。
<変形例>
以下、代表的な変形例について、幾つか例示する。以下の変形例の説明において、上述の実施形態にて説明されているものと同様の構成及び機能を有する部分に対しては、上述の実施形態と同様の符号が用いられ得るものとする。そして、かかる部分の説明については、技術的に矛盾しない範囲内において、上述の実施形態における説明が適宜援用され得るものとする。もっとも、言うまでもなく、変形例とて、以下に列挙されたものに限定されるものではない。また、上述の実施形態の一部、及び、複数の変形例の全部又は一部が、技術的に矛盾しない範囲内において、適宜、複合的に適用され得る。
本発明は、上述した各実施形態の構成に限定されない。例えば、本発明は、上述したようなハイブリッド自動車に限定されない。すなわち、本発明は、回生発電が可能な車両に対して、広く適用可能である。かかる車両には、電気自動車の他、推進用の動力源として内燃機関のみを備える車両も含まれる。また、モータ28に代えて、あるいはこれとともに、オルタネータを用いた回生発電が可能な車両に対しても、本発明は良好に適用され得る。
前提条件は、通常であれば車両Vが走行を開始してから所定程度の時間が経過すれば成立すべき条件(車両Vの状態)であって、例えば、以下のものを用いることが可能である。(1)現在のトリップ中に1回でも車両Vの走行速度(ve)が所定値(ve0)に到達したこと、(2)特定のコンポーネント(高圧バッテリ35、等。)が故障していないこと。これら二つの条件に、更にもう一つ条件を加えてもよい。具体的には、(3)高圧バッテリ35の充電状態(SOC:State Of Charge)が推定可能な状態となったこと。この条件を加えてもよい。
なお、上記(3)の「高圧バッテリ35の充電状態が推定可能な状態となったこと」とは、具体的には、高圧バッテリ35が、ほぼ満充電(充電電流<所定の閾値)の状態を経験したことをいうものとする。すなわち、周知の通り、SOCは、「充電電流とSOCとの関係」に基づいて推定可能である。ここで、SOCが低い状態では、温度等による「充電電流とSOCとの関係」のばらつきが大きく、SOCが精度良く推定され難い。そこで、SOCの推定にあたっては、一旦、ほぼ満充電状態を実現して当該状態でのSOC推定値を取得した後、かかる推定値を高圧バッテリ35の充放電電流に基づいて更新する、という手法がとられるのが通常である。
実施条件判定手段102は、上述した6つあるすべての条件が成立したことをもって、「実施条件成立」を判定する。この条件について、更に2つの条件を加えてもよい。具体的には、(vii)強い減速を要求(要求減速度dc>dc0(所定値))、(viii)SOCの残量が少ないこと(SOC<SOC0(所定値))、以上二つの条件を加えてもよい。
エンジンECU51とハイブリッドECU52とは、一体的に構成されていてもよい。また、上述した各実施形態の構成において、或るセンサを用いて取得されたパラメータは、他のセンサの出力を用いて取得された他のパラメータや、他のセンサの出力を用いたオンボード推定値に置き換えられ得る。具体的には、例えば、ブレーキ油圧Pbrに代えて、マスターバック負圧が用いられてもよい。
温室効果ガス増加判定手段107cは、車両V側(すなわちハイブリッドECU52)に設けられていてもよいし、外部機器Cに設けられていてもよいし、外部機器Cから適宜取得した情報を処理するように外部機器Cに有線又は無線回線により接続されたサーバ等に設けられていてもよい。
本発明は、上述した各実施形態の具体的な動作例に限定されない。例えば、前提条件判定手段101における前提条件の判定に用いられるパラメータは、上記のものから適宜選択され得るし、上記以外のものも適宜追加され得る。例えば、「前提条件」としては、通常であれば(すなわち異常や故障がなければ)ハイブリッドシステム又はエンジン10の起動から所定時間経過後に成立すべきその他の条件(車両Vの状態)が用いられてもよい。また、上記(1)の条件は削除可能である。さらに、ステップ415の処理は、省略され得る(後述する変形例におけるステップ615も同様である)。実施条件判定手段102における実施条件の判定に用いられるパラメータも、同様に、上記のものから適宜選択され得るし、上記以外のものも適宜追加され得る。
上述の実施形態においては、回生発電を実施する動作が発生した回数として、回生発電制御手段104によって回生発電動作がなされた回数がカウントされていたが、本発明は、かかる態様に限定されない。すなわち、例えば、回生発電電力が所定値以上に達した回数(すなわち実際に回生発電した回数)や、回生発電要求が発生させられた回数がカウントされてもよい。具体的には、回生発電回数カウント手段106は、回生発電要求手段103によって回生発電要求が発生させられた回数を、実施カウント値Cgenとしてカウントするようになっていてもよい。あるいは、回生発電回数カウント手段106は、回生発電電力が所定値以上に達した回数(すなわち実際に回生発電した回数)を、実施カウント値Cgenとしてカウントするようになっていてもよい。
上述の実施形態においては、1つのトリップ内において、期待事象が発生した回数が何回であっても、事象カウント値Creqは1しかカウントアップ(インクリメント)されなかった。同様に、1つのトリップ内において、回生発電を実施する動作が発生した回数が何回であっても、実施カウント値Cgenは1しかカウントアップ(インクリメント)されなかった。しかしながら、本発明は、かかる態様に限定されない。
図6は、かかる変形例に対応するものである。図6に示されているように、本変形例の車両診断システム100は、前提条件判定手段101と、実施条件判定手段102と、回生発電要求手段103と、回生発電制御手段104と、事象発生回数カウント手段105と、回生発電回数カウント手段106と、車両状態診断処理手段107と、を備えている。前提条件判定手段101、実施条件判定手段102、回生発電要求手段103、及び回生発電制御手段104は、上述の実施形態と同様である。
本変形例においては、事象発生回数カウント手段105は、期待事象が発生する毎にその回数を計数することで、事象カウント値Creqを取得するようになっている。また、回生発電回数カウント手段106は、回生発電を実施する動作が発生する毎にその回数を計数することで、実施カウント値Cgenを取得するようになっている。
車両状態診断処理手段107は、事象発生回数カウント手段105にて取得された事象カウント値Creqと、回生発電回数カウント手段106にて取得された実施カウント値Cgenと、に基づいて、温室効果ガス増加判定を実行するようになっている。すなわち、車両状態診断処理手段107は、第2実施形態と同様に、温室効果ガス増加判定手段(図3における温室効果ガス増加判定手段107c参照)を備えている。
図7に示されている手順は、かかる変形例の構成による具体的な動作の一例である。この手順は、始動スイッチ42によるハイブリッドシステム起動後に、所定時間毎に実行される。この手順は、図5に示されている手順とほぼ同様である。但し、図5に示されている手順とは異なり、先行する初期化ルーチン(図4参照)の実行やカウント済フラグFd(図4及び図5参照)は必要とされない。
図7の手順が開始されると、まず、ステップ601にて、所定のクリア条件(同上)が成立していないかどうかが判定される。クリア条件が成立していれば(ステップ601=NO)、処理がステップ603及び605に進行した後、本手順が一旦終了する。一方、クリア条件が成立していなければ(ステップ601=YES)、処理がステップ607以降に進行する。
ステップ603においては、事象カウント値Creq及び実施カウント値Cgenの記憶値がクリアされる。また、温室効果ガス増加判定フラグErrがクリアされる(Err=0)。ステップ605においては、カウント要求フラグFcがリセットされるとともに(Fc=0)、バッテリ流入電流積算値Isがクリアされる(Is=0)。さらに、ステップ605においては、一時停止要求が解除される。
ステップ607においては、実施条件が成立したか否かが判定される。実施条件が成立していない場合(ステップ607=NO)、処理が上述のステップ605に進行した後、本手順が一旦終了する。一方、実施条件が成立した場合(ステップ607=YES)、処理がステップ609以降に進行する。
ステップ609においては、前提条件が成立したか否かが判定される。前提条件が成立した場合(ステップ609=YES)、処理がステップ611に進行し、回生発電要求がセットされる。一方、前提条件が成立していない場合(ステップ609=NO)、処理がステップ613に進行し、回生発電要求が解除される。このようにして、ステップ609の判定結果に応じてステップ611又は613の処理が実行された後、処理がステップ615に進行する。
ステップ615においては、前提条件のうちの(1)が成立したか否かが判定される。前提条件のうちの(1)が成立した場合(ステップ615=YES)、処理がステップ617に進行し、カウント要求フラグFcがセットされ(Fc=1)、その後、処理がステップ619に進行する。一方、前提条件のうちの(1)が成立していない場合(ステップ615=NO)、ステップ617の処理はスキップされ、その後、処理がステップ619に進行する。
ステップ619においては、今回の本手順の実行によりカウント要求フラグFcがリセット状態からセット状態に変更されたか否かが判定される。今回の本手順の実行によりカウント要求フラグFcがリセット状態からセット状態に変更された場合(ステップ619=YES)、処理がステップ621に進行して事象カウント値Creqがカウントアップ(インクリメント)された後、処理がステップ623に進行する。一方、ステップ619の判定が「NO」である場合、ステップ621の処理はスキップされ、その後、処理がステップ623に進行する。
ステップ623においては、上述のバッテリ流入電流積算値Isと所定の閾値(Ith)とを用いた判定のみが行われる。すなわち、Is<Ithという状態からIs≧Ithという状態になった「エッジ」が検出された場合(ステップ623=YES)、処理がステップ625に進行した後、処理がステップ627に進行する。ステップ625においては、実施カウント値Cgenがカウントアップ(インクリメント)される。一方、かかる「エッジ」が検出されなかった場合(ステップ623=NO)、ステップ625の処理はスキップされ、処理がステップ627以降に進行する。
ステップ627及び629においては、事象カウント値Creq及び実施カウント値Cgenに基づいて、温室効果ガス増加判定が行われる。具体的には、まず、ステップ627においては、実施カウント値Cgenを事象カウント値Creqで除した値が所定の閾値K0よりも小さいか否かが判定される。ステップ627における判定結果に応じてステップ629の処理が実行された後、本手順が一旦終了する。
実施カウント値Cgenを事象カウント値Creqで除した値が閾値K0よりも小さい場合(ステップ627=YES)、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生が判定される。よって、この場合、処理がステップ629に進行し、温室効果ガス増加判定フラグErrがセットされる(Err=1)。一方、実施カウント値Cgenを事象カウント値Creqで除した値が閾値K0以上である場合(ステップ627=NO)、ステップ629の処理はスキップされる。
回生発電回数としては正常であっても、回生発電時間が短くなることで、本来得られるべき回生発電量が得られなくなる場合があり得る。また、回生発電回数としては正常であっても、モータ28やオルタネータの劣化等により発電量が少なくなる場合があり得る。さらに、回生発電回数としては正常であっても、高圧バッテリ35の劣化等により、実際に充電可能な電力が低下することがあり得る。そこで、上述の実施形態や変形例において、「回数」に代えて「時間」あるいは「電力」を用いた判定が行われてもよい。図8〜図10は、これらの変形例に対応するものである。
図8の変形例において、車両診断システム100は、前提条件判定手段101と、実施条件判定手段102と、回生発電要求手段103と、回生発電制御手段104と、事象発生時間カウント手段115と、回生発電時間カウント手段116と、車両状態診断処理手段117と、を備えている。
事象発生時間カウント手段115は、「期待事象」の発生の積算時間(例えば現在のトリップ中に「期待事象」が発生した積算時間)としての事象カウント値Creqを取得するように設けられている。回生発電時間カウント手段116は、回生発電を実施する動作の発生の積算時間(例えば現在のトリップ中に回生発電動作が発生した積算時間)としての実施カウント値Cgenを取得するように設けられている。車両状態診断処理手段117は、事象発生時間カウント手段115にて取得された事象カウント値Creqと、回生発電時間カウント手段116にて取得された実施カウント値Cgenと、に基づいて、温室効果ガス増加判定を行うように設けられている。
図9の変形例において、車両診断システム100は、前提条件判定手段101と、実施条件判定手段102と、回生発電要求手段103と、回生発電制御手段104と、電力期待値積算手段125と、回生発電電力積算手段126と、車両状態診断処理手段127と、を備えている。
電力期待値積算手段125は、「期待事象」の発生により発生すべき回生発電電力の積算値(例えば現在のトリップ中における「期待事象」の発生に対応して積算した回生発電電力想定値)としての事象カウント値Creqを取得するように設けられている。回生発電電力積算手段126は、実際に回生発電により発生した電力積算値を実施カウント値Cgenとして取得するように設けられている。車両状態診断処理手段127は、電力期待値積算手段125にて取得された事象カウント値Creqと、回生発電電力積算手段126にて取得された実施カウント値Cgenと、に基づいて、温室効果ガス増加判定を行うように設けられている。
図10の変形例において、車両診断システム100は、前提条件判定手段101と、実施条件判定手段102と、回生発電要求手段103と、回生発電制御手段104と、電力期待値積算手段125と、回生充電電力積算手段136と、車両状態診断処理手段137と、を備えている。
電力期待値積算手段135は、「期待事象」の発生に伴いモータ28から高圧バッテリ35に供給されるべき回生充電電力の積算値(例えば現在のトリップ中における「期待事象」の発生に対応する回生充電電力の積算値)としての事象カウント値Creqを取得するように設けられている。回生充電電力積算手段136は、実際に回生発電により高圧バッテリ35に充電された電力積算値を実施カウント値Cgenとして取得するように設けられている。車両状態診断処理手段137は、電力期待値積算手段135にて取得された事象カウント値Creqと、回生充電電力積算手段136にて取得された実施カウント値Cgenと、に基づいて、温室効果ガス増加判定を行うように設けられている。
なお、車両状態診断処理手段117〜137は、第1実施形態における車両状態診断処理手段107と同様に、通信手段(図2における通信手段107b参照)を備えたものであってもよい。
本発明は、上述した各実施形態及び各別例の具体的な動作例に限定されない。例えば、事象発生回数カウント手段105は、前提条件の成立が期待される状態下で、実施条件判定手段102により実施条件の成立が判定された事象の発生回数をカウントした。このことについて、事象発生回数カウント手段105は、前提条件の成立が判定された状態下で、実施条件判定手段102により実施条件の成立が判定された事象の発生回数をカウントするとしてもよい。
上述の実施形態において、回生発電回数カウント手段106は、回生発電制御手段104によって回生発電動作がなされた回数がカウントされていたが、本発明は、かかる態様に限定されない。すなわち、例えば、前記事象が発生した状態下で、回生発電を実施することができなかった回数をカウントされてもよい。具体的には、図2に破線で示すように回生発電未実施回数カウント手段109は、前記事象が発生したにも関わらず、所定時間、回生発電電力が所定値以上になることがなかった回数を、未実施カウント値としてカウントするようにしてもよい。なお、本別例及び本別例に準じる以降の別例では、「回数」による判定に代えて、「時間」による判定が用いられてもよい。
上述の実施形態において、事象発生回数カウント手段105は、前提条件の成立が期待される状態下で、実施条件判定手段102により実施条件の成立が判定された回数がカウントされていた。また、回生発電回数カウント手段106は、回生発電制御手段104によって回生発電動作がなされた回数がカウントされていた。このことについて、本発明は、かかる態様に限定されない。すなわち、例えば、事象発生回数カウント手段105は、実施条件判定部により実施条件の成立が判定された場合に、回生発電の要求電力に関する期待値を取得するようにしてもよい。この場合、回生発電回数カウント手段106に代わる「実施カウント値取得部」は、回生発電を実施する際に、回生発電要求手段103により要求された要求値を取得するようにする。
上述の実施形態において、事象発生回数カウント手段105は、前提条件の成立が期待される状態下で、実施条件判定手段102により実施条件の成立が判定された回数がカウントされていた。また、回生発電回数カウント手段106は、回生発電制御手段104によって回生発電動作がなされた回数がカウントされていた。このことについて、本発明は、かかる態様に限定されない。すなわち、例えば、事象発生回数カウント手段105は、実施条件判定部により実施条件の成立が判定された時間内に車両Vが走行した走行距離を取得するようにしてもよい。この場合、回生発電回数カウント手段106に代わる「実施カウント値取得部」は、回生発電を実施した時間内に、車両Vが走行した走行距離を取得するようにする。
図11は、図10の構成を一部変容したものである。図10では、電力期待値積算手段135を設け、実際に回生発電により発生した電力積算値を実施カウント値Cgenとして取得するように設けられていた。このことについて、電力期待値積算手段135を削除して、ブレーキペダル積算手段148(第一積算手段に該当)を新たに設け、ブレーキセンサ41rにより検出されるブレーキペダル操作量が所定量を超えた場合にその回数を取得するように設けられている。また、実際に回生発電により高圧バッテリ35に充電された電力積算値を実施カウント値Cgenとして取得するように設けられた回生充電電力積算手段136に代えて、回生発電実施積算手段146(第三積算手段に該当)が設けられている。この回生発電実施積算手段146は、回生発電を実施する動作の発生回数(具体的には回生発電制御手段104により回生発電制御動作がなされた回数)を積算する。また新規に回生発電非実施積算手段149(第二積算手段に該当)を設け、実施条件が成立しているにもかかわらず、回生発電を実施する動作を発生できなかった回数を積算する。
図11に示されている前提条件判定手段101、実施条件判定手段102、回生発電要求手段103、及び回生発電制御手段104は、上述の実施形態と同様である。
これら回生発電実施積算手段146、ブレーキペダル積算手段148、及び回生発電非実施積算手段149から得られる三つの値のうち二つの値を用いて、車両状態診断処理手段147により、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生の有無を判定することが可能である。この場合、車両状態診断処理手段147に出力された二つの値の商が予め定められた閾値よりも小さいかどうかを判定し、二つの値の商が閾値よりも小さければ、回生発電機能に関する異常の発生を判定する。
なお、車両状態診断処理手段147は、第1実施形態における車両状態診断処理手段107と同様に、通信手段147b(図2における通信手段107b)を備えていてもよい。また、本別例及び本別例に準じる以降の別例では、「回数」による判定に代えて、「時間」による判定が用いられてもよい。
図11の構成を一部変容した別例として、ブレーキペダル積算手段148に代えて、運動エネルギ積算手段を設けてもよい。この場合、運動エネルギ積算手段は、ブレーキペダルが所定量踏まれる直前に車両Vが持っていた運動エネルギを積算する。このような構成でも、図11における動作に準じることで、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生の有無を判定することが可能である。
図11の構成を一部変容した別例として、ブレーキペダル積算手段148に代えて、回生発電電力量推測手段を設けてもよい。この場合、回生発電電力量推測手段は、ブレーキペダルが所定量踏まれている期間全体を通して回生発電を行ったと仮定した際に発電あるいは充電できたはずの電力量を演算する。このような構成でも、図11における動作に準じることで、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生の有無を判定することが可能である。
図11の構成を一部変容した別例として、回生発電非実施積算手段149に代えて、回生発電非実施電力積算手段を設けてもよい。この場合、回生発電非実施電力積算手段は、前記事象が発生したにもかかわらず、回生発電を実施することができず発電あるいは充電することができなかった電力量を積算する。このような構成でも、図11における動作に準じることで、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生の有無を判定することが可能である。
図11の構成を一部変容した別例として、回生発電非実施積算手段149に代えて、制動仕事量積算手段を設けてもよい。この場合、制動仕事量積算手段は、ブレーキにより車両Vを制動する方向に働く負の仕事量を積算する。このような構成でも、図11における動作に準じることで、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生の有無を判定することが可能である。
図11の構成を一部変容した別例として、回生発電実施積算手段146に代えて、回生発電実施電力積算手段を設けてもよい。この場合、回生発電実施電力積算手段は、図9に記載の回生発電電力積算手段126と同じ作用を有しており、実際に回生発電により発生した電力積算値を積算する。このような構成でも、図11における動作に準じることで、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生の有無を判定することが可能である。
図11の構成を一部変容した別例として、回生発電実施積算手段146に代えて、発電電力積算手段を設けてもよい。この場合、発電電力積算手段は、ブレーキペダルが所定量踏まれている期間中に、モータ28及びオルタネータにより発電または充電できた電力の総量を積算する。このような構成でも、図11における動作に準じることで、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生の有無を判定することが可能である。
また上記回生発電実施積算手段146、ブレーキペダル積算手段148、及び回生発電非実施積算手段149の置き換えは、適宜組み合わせ可能である。
上記図11の各別例において、制動仕事量積算手段は、回収できなかったエネルギとして、ブレーキによって生じた車両Vを制動する方向に働く負の仕事量を積算するだけでなく、更にエンジン10やトランスミッション26によってなされた負の仕事量と車両Vの走行抵抗によってなされた負の仕事量のうちの少なくとも一方を積算するようにしてもよい。この場合、ブレーキペダルを所定量踏んでいる期間中に発電で回収できなかったエネルギをより正確に把握することができ、結果として回生発電機能に関する異常判定をより正確に実施することが可能となる。
上記図11の各別例において、ブレーキペダル積算手段143は、ブレーキセンサ41rにより検出されるブレーキペダル操作量が所定量を超えた場合にその回数を取得するように設けられていた。このことについて、ブレーキペダル積算手段143は、ブレーキ圧センサ41nにより検出されるブレーキ油圧Pbrが所定値を超えた場合にその回数を取得するようにしてもよい。または、ブレーキペダル踏むことにより発生する制動力の要求値が所定値を超えた場合にその回数を取得するようにしてもよい。このような構成でも、図11における動作に準じることで、温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する異常の発生の有無を判定することが可能である。
「トリップ」の定義は、始動スイッチ42がOFFからONにされてから、次にOFFからONにされるまでの間の期間に限定されない。例えば、「トリップ」は、始動スイッチ42がONされてからOFFされるまでの間の期間であってもよい。すなわち、「トリップ」は、車両Vの種類等に応じて、合目的的に定義され得る。具体的には、例えば、車両Vがいわゆる電気自動車あるいはプラグインハイブリッド車である場合、「トリップ」は、充電器による充電を行ってから次回の充電器による充電までの期間であってもよい。あるいは、車両Vが推進用の動力源として内燃機関のみを備えたものである場合、「トリップ」は、エンジン10の始動から完全停止(上述の一時停止は含まない)までの間の期間であってもよい。
その他、特段に言及されていない変形例についても、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、本発明の技術的範囲に含まれることは当然である。また、本発明の課題を解決するための手段を構成する各要素における、作用・機能的に表現されている要素は、上述の実施形態や変形例にて開示されている具体的構成及びその均等物の他、当該作用・機能を実現可能ないかなる構成をも含む。
10…エンジン、28…モータ、35…高圧バッテリ、51…エンジンECU、52…ハイブリッドECU、100…車両診断システム、101…前提条件判定手段、102…実施条件判定手段、103…回生発電要求手段、104…回生発電制御手段、105…事象発生回数カウント手段、106…回生発電回数カウント手段、107…車両状態診断処理手段、107b…通信手段、107c…温室効果ガス増加判定手段、C…外部機器、V…車両。

Claims (23)

  1. 発電機(28)を搭載しており所定条件が成立した場合に前記発電機により回生発電する機能を備えた車両(V)の、診断に関する処理を行なうように構成された、車両診断システム(100)であって、
    回生発電を実施するための前提条件の成立を判定するように設けられた、前提条件判定部(101)と、
    回生発電を実施すべき条件であって前記前提条件とは異なる実施条件の成立を判定するように設けられた、実施条件判定部(102)と、
    前記前提条件の成立が期待される状態下で前記実施条件判定部により前記実施条件の成立が判定された事象の発生回数又は当該事象発生の積算時間に関するカウント値である事象カウント値を取得するように設けられた、事象カウント値取得部(105)と、
    回生発電を実施する動作の発生回数又は当該動作発生の積算時間に関するカウント値である実施カウント値を取得するように設けられた、実施カウント値取得部(106)と、
    前記事象カウント値及び前記実施カウント値を前記車両とは異なる外部機器(C)に出力するように設けられた、出力部(107b)と、
    を備えたことを特徴とする、車両診断システム。
  2. 発電機(28)を搭載しており所定条件が成立した場合に前記発電機により回生発電する機能を備えた車両(V)の、診断を行なうように構成された、車両診断システム(100)であって、
    回生発電を実施するための前提条件の成立を判定するように設けられた、前提条件判定部(101)と、
    回生発電を実施すべき条件であって前記前提条件とは異なる実施条件の成立を判定するように設けられた、実施条件判定部(102)と、
    前記前提条件の成立が期待される状態下で前記実施条件判定部により前記実施条件の成立が判定された事象の発生回数又は当該事象発生の積算時間に関するカウント値である事象カウント値を取得するように設けられた、事象カウント値取得部(105)と、
    回生発電を実施する動作の発生回数又は当該動作発生の積算時間に関するカウント値である実施カウント値を取得するように設けられた、実施カウント値取得部(106)と、
    温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する前記車両の異常の発生を、前記事象カウント値と前記実施カウント値とに基づいて判定するように設けられた、異常判定部(107)と、
    を備えたことを特徴とする、車両診断システム。
  3. 発電機(28)を搭載しており所定条件が成立した場合に前記発電機により回生発電する機能を備えた車両(V)の、診断に関する処理を行なうように構成された、車両診断システム(100)であって、
    回生発電を実施するための前提条件の成立を判定するように設けられた、前提条件判定部(101)と、
    回生発電を実施すべき条件であって前記前提条件とは異なる実施条件の成立を判定するように設けられた、実施条件判定部(102)と、
    前記前提条件の成立が期待される状態下で前記実施条件判定部により前記実施条件の成立が判定された事象の発生回数又は当該事象発生の積算時間関するカウント値である事象カウント値を取得するように設けられた、事象カウント値取得部(105)と、
    前記事象が発生したにもかかわらず、回生発電を実施する動作を行なえなかった回数又は当該動作未発生の積算時間に関するカウント値である未実施カウント値を取得するように設けられた、未実施カウント値取得部(109)と、
    前記事象カウント値及び前記未実施カウント値を前記車両とは異なる外部機器(C)に出力するように設けられた、出力部(107b)又は、前記事象カウント値と前記未実施カウント値とに基づいて、前記車両の異常発生を判定するように設けられた、異常判定部(107)と、
    を備えたことを特徴とする、車両診断システム。
  4. 発電機(28)を搭載しており所定条件が成立した場合に前記発電機により回生発電する機能を備えた車両(V)の、診断に関する処理を行なうように構成された、車両診断システム(100)であって、
    回生発電を実施するための前提条件の成立を判定するように設けられた、前提条件判定部(101)と、
    回生発電を実施すべき条件であって前記前提条件とは異なる実施条件の成立を判定するように設けられた、実施条件判定部(102)と、
    前記前提条件の成立が期待される状態下で前記実施条件判定部により前記実施条件の成立が判定された事象の発生を判定する事象判定手段(105b)と、
    回生発電を実施する動作の発生回数又は当該動作発生の積算時間に関するカウント値である実施カウント値を取得するように設けられた、実施カウント値取得部(106)と、
    前記事象が発生したにもかかわらず、回生発電を実施する動作を行なえなかった回数又は当該動作未発生の積算時間に関するカウント値である未実施カウント値を取得するように設けられた、未実施カウント値取得部(109)と、
    前記実施カウント値及び前記未実施カウント値を前記車両とは異なる外部機器(C)に出力するように設けられた、出力部(107b)又は、前記実施カウント値と前記未実施カウント値とに基づいて、前記車両の異常発生を判定するように設けられた、異常判定部(107)と、
    を備えたことを特徴とする、車両診断システム。
  5. 請求項1又は2に記載の、車両診断システムであって、
    前記事象カウント値取得部は、前記事象が発生したトリップ数を計数することで前記事象カウント値を取得し、
    前記実施カウント値取得部は、前記動作が発生したトリップ数を計数することで前記実施カウント値を取得する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  6. 請求項1又は2に記載の、車両診断システムであって、
    前記事象カウント値取得部は、前記事象の発生により発生すべき回生発電電力を計数することで前記事象カウント値を取得し、
    前記実施カウント値取得部は、前記動作により発生した回生発電電力を計数することで前記実施カウント値を取得する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  7. 請求項1又は2に記載の、車両診断システムであって、
    前記車両は、前記発電機と電気的に接続された蓄電池(35)を搭載しており、
    前記事象カウント値取得部は、前記事象の発生により前記発電機から前記蓄電池に出力されるべき回生充電電力を計数することで前記事象カウント値を取得し、
    前記実施カウント値取得部は、前記動作により前記発電機から前記蓄電池に出力された回生充電電力を計数することで前記実施カウント値を取得する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  8. 請求項1又は2に記載の、車両診断システムであって
    前記事象カウント値取得部は、前記事象の発生により前記発電機の制御部に要求されるべき要求発電電力を計数することで前記事象カウント値を取得し、
    前記実施カウント値取得部は、前記動作により前記発電機の制御部に要求された要求発電電力を計数することで前記実施カウント値を取得する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  9. 請求項1又は2に記載の、車両診断システムであって、
    前記事象カウント値取得部は、前記事象が発生した間に前記車両が走行した走行距離を計数することで前記事象カウント値を取得し、
    前記実施カウント値取得部は、前記動作が発生した間に前記車両が走行した走行距離を計数することで前記実施カウント値を取得する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  10. 請求項1又は2に記載の、車両診断システムであって、
    前記事象カウント値取得部は、前記事象の発生により前記発電機から蓄電池(35)に充電がなされることによる充電残量変化の期待値に関するカウント値である前記事象カウント値を取得し、
    前記実施カウント値取得部は、前記発電機から前記蓄電池に充電がなされたことによる充電残量変化に関するカウント値である前記実施カウント値を取得する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の、車両診断システムであって
    前記事象を、前提条件の成立が判定された状態下で実施条件の成立が判定された事象に代えたことを特徴とする、車両診断システム。
  12. 発電機(28)を搭載しており所定条件が成立した場合に前記発電機により回生発電する機能を備えた車両(V)の、診断に関する処理を行なうように構成された、車両診断システム(100)であって、
    以下(a)から(c)のうち少なくとも二つの手段を備え、
    (a)ブレーキペダルが所定量踏まれた回数又は前記ブレーキペダルが所定量踏まれた時間を積算する第一積算手段(148)
    (b)前記ブレーキペダルが所定量踏まれた期間中に、前記発電機により回生発電を実施しなかった回数又は回生発電を実施しなかった時間を積算する第二積算手段(149)
    (c)前記ブレーキペダルが所定量踏まれた期間中に、前記発電機により前記回生発電を実施した回数又は回生発電を実施した時間を積算する第三積算手段(146)
    前記少なくとも二つの手段から得られた少なくとも二つの情報を前記車両とは異なる外部機器(C)に出力するように設けられた、出力部(147b)又は、前記少なくとも二つの手段から得られた少なくとも二つの情報に基づいて、前記車両の異常発生を判定するように設けられた、異常判定部(147)と、
    を備えたことを特徴とする、車両診断システム。
  13. 請求項12に記載の、車両診断システムであって、
    前記第一積算手段は、前記ブレーキペダルが所定量踏まれた回数又は前記ブレーキペダルが所定量踏まれた時間を積算することに代えて、前記ブレーキペダルが所定量踏まれる直前に前記車両が有していた運動エネルギを積算する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  14. 請求項12に記載の、車両診断システムであって、
    前記第一積算手段は、前記ブレーキペダルが所定量踏まれた回数又は前記ブレーキペダルが所定量踏まれた時間を積算することに代えて、前記ブレーキペダルが所定量踏まれている期間全体を通して回生発電を行ったと仮定した際に発電又は充電できたはずの電力量を積算する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  15. 請求項12乃至14のいずれか一項に記載の、車両診断システムであって、
    前記第二積算手段は、前記ブレーキペダルが所定量踏まれた期間中に、前記発電機により回生発電を実施しなかった回数又は回生発電を実施しなかった時間を積算することに代えて、前記ブレーキペダルが所定量踏まれたにもかかわらず、回生発電を実施する動作を行なえず発電又は充電することができなかった電力である回生発電非実施電力を積算する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  16. 請求項12乃至14のいずれか一項に記載の、車両診断システムであって、
    前記第二積算手段は、前記ブレーキペダルが所定量踏まれた期間中に、前記発電機により回生発電を実施しなかった回数又は回生発電を実施しなかった時間を積算することに代えて、前記ブレーキがした負の仕事量を取得する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  17. 請求項12乃至16のいずれか一項に記載の、車両診断システムであって、
    前記第三積算手段は、前記ブレーキペダルが所定量踏まれた期間中に、前記発電機により前記回生発電を実施した回数又は回生発電を実施した時間を積算することに代えて、回生発電を実施することによって発電又は充電できた電力としての回生発電電力を積算する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  18. 請求項12乃至16のいずれか一項に記載の、車両診断システムであって、
    前記第三積算手段は、前記ブレーキペダルが所定量踏まれた期間中に、前記発電機により前記回生発電を実施した回数又は回生発電を実施した時間を積算することに代えて、前記ブレーキペダルが所定量以上踏まれている期間内に発電又は充電することが出来た電力としての発電電力を積算する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  19. 請求項16に記載の、車両診断システムであって、
    前記第二積算手段は、エンジン(10)やトランスミッション(26)によってなされた負の仕事量と前記車両の走行抵抗によってなされた負の仕事量とのうちの少なくとも一方を積算する
    ことを特徴とする、車両診断システム。
  20. 発電機(28)を搭載しており所定条件が成立した場合に前記発電機により回生発電する機能を備えた車両(V)の、診断を行なう、車両診断方法であって、
    回生発電を実施するための前提条件の成立を判定する、前提条件判定ステップ(S409;S609)と、
    回生発電を実施すべき条件であって前記前提条件とは異なる実施条件の成立を判定する、実施条件判定ステップ(S407;S607)と、
    前記前提条件の成立が期待される状態下で前記実施条件判定ステップにより前記実施条件の成立が判定された事象の発生回数又は当該事象発生の積算時間に対応するカウント値である事象カウント値を取得する、事象カウント値取得ステップ(S421;S621)と、
    回生発電を実施する動作の発生回数又は当該動作発生の積算時間に対応するカウント値である実施カウント値を取得する、実施カウント値取得ステップ(S425;S625)と、
    温室効果ガス排出量低減効果が減殺される態様での、回生発電機能に関する前記車両の異常の発生を、前記事象カウント値と前記実施カウント値とに基づいて判定する、異常判定ステップ(S427;S627)と、
    を含むことを特徴とする、車両診断方法。
  21. 請求項20に記載の、車両診断方法であって、
    前記事象カウント値取得ステップは、前記事象が発生したトリップ数を計数することで前記事象カウント値を取得し、
    前記実施カウント値取得ステップは、前記動作が発生したトリップ数を計数することで前記実施カウント値を取得する
    ことを特徴とする、車両診断方法。
  22. 請求項20に記載の、車両診断方法であって、
    前記事象カウント値取得ステップは、前記事象の発生により発生すべき回生発電電力を計数することで前記事象カウント値を取得し、
    前記実施カウント値取得ステップは、前記動作により発生した回生発電電力を計数することで前記実施カウント値を取得する
    ことを特徴とする、車両診断方法。
  23. 請求項20に記載の、車両診断方法であって、
    前記車両は、前記発電機と電気的に接続された蓄電池(35)を搭載しており、
    前記事象カウント値取得ステップは、前記事象の発生により前記発電機から前記蓄電池に出力されるべき回生充電電力を計数することで前記事象カウント値を取得し、
    前記実施カウント値取得ステップは、前記動作により前記発電機から前記蓄電池に出力された回生充電電力を計数することで前記実施カウント値を取得する
    ことを特徴とする、車両診断方法。
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